JP2851172B2 - 農作業機 - Google Patents
農作業機Info
- Publication number
- JP2851172B2 JP2851172B2 JP4369391A JP4369391A JP2851172B2 JP 2851172 B2 JP2851172 B2 JP 2851172B2 JP 4369391 A JP4369391 A JP 4369391A JP 4369391 A JP4369391 A JP 4369391A JP 2851172 B2 JP2851172 B2 JP 2851172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- machine
- locking
- lock
- working
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Soil Working Implements (AREA)
- Agricultural Machines (AREA)
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は農作業機に係り、たとえ
ば、耕耘作業、代掻作業等の対土作業を行うものに関す
る。
ば、耕耘作業、代掻作業等の対土作業を行うものに関す
る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の対土作業を行う農作業機
としては、たとえば、実開平1−163907号公報に
記載されているように、機枠に入力軸を有するとともに
左右部に出力軸の両端部を突出したミッションを設け、
前記機枠の左右部に連結ピンを介して左右の作業機を水
平方向に回動自在に内端部を連結し、この左右の作業機
は、それぞれ連結フレームの内端部にブラケットを設け
るとともに、連結フレームの外端部に伝動ケースを設
け、このそれぞれのブラケットと伝動ケースにてロータ
リー作業体を回転自在に支持し、前記それぞれの連結フ
レーム内に前記伝動ケース内のチェーンを介して前記そ
れぞれのロータリー作業体を回転駆動させる駆動軸を回
転自在に設けるとともに、この駆動軸の内端部を前記ブ
ラケットの内方に突設し、このそれぞれの駆動軸の内端
部と前記出力軸の両端部とを着脱するクラッチを設け、
前記それぞれの機枠に前記左右の作業機を前記連結ピン
を回動中心として水平回動させるシリンダー装置を設け
た構成が知られている。
としては、たとえば、実開平1−163907号公報に
記載されているように、機枠に入力軸を有するとともに
左右部に出力軸の両端部を突出したミッションを設け、
前記機枠の左右部に連結ピンを介して左右の作業機を水
平方向に回動自在に内端部を連結し、この左右の作業機
は、それぞれ連結フレームの内端部にブラケットを設け
るとともに、連結フレームの外端部に伝動ケースを設
け、このそれぞれのブラケットと伝動ケースにてロータ
リー作業体を回転自在に支持し、前記それぞれの連結フ
レーム内に前記伝動ケース内のチェーンを介して前記そ
れぞれのロータリー作業体を回転駆動させる駆動軸を回
転自在に設けるとともに、この駆動軸の内端部を前記ブ
ラケットの内方に突設し、このそれぞれの駆動軸の内端
部と前記出力軸の両端部とを着脱するクラッチを設け、
前記それぞれの機枠に前記左右の作業機を前記連結ピン
を回動中心として水平回動させるシリンダー装置を設け
た構成が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成による
と、対土作業に際しては、シリンダー装置によって左右
の作業機を機枠の左右部に張り出した状態に設定し、こ
の左右の作業機のロータリー作業体を回転駆動して前進
しつつ対土作業を行うものであるが、この場合に、それ
ぞれのロータリー作業体に動力を伝達する伝動ケース
は、それぞれの連結フレームの外端部に設けられている
ため、この左右の伝動ケースの前側下部によって土が前
方に押し寄せられ段差が形成されることがあるととも
に、この伝動ケースの下方部に残耕部分が生じ、しかも
畦際では多くの残耕部分が生じるという問題がある。
と、対土作業に際しては、シリンダー装置によって左右
の作業機を機枠の左右部に張り出した状態に設定し、こ
の左右の作業機のロータリー作業体を回転駆動して前進
しつつ対土作業を行うものであるが、この場合に、それ
ぞれのロータリー作業体に動力を伝達する伝動ケース
は、それぞれの連結フレームの外端部に設けられている
ため、この左右の伝動ケースの前側下部によって土が前
方に押し寄せられ段差が形成されることがあるととも
に、この伝動ケースの下方部に残耕部分が生じ、しかも
畦際では多くの残耕部分が生じるという問題がある。
【0005】また、対土作業を行わない移動時等には、
シリンダー装置によって左右の作業機は機枠の後方に平
行に折り畳まれるが、この場合に、左右の作業機の伝動
ケースは後端部に移動されるため、この左右の伝動ケー
スによって全体的に前後の重量バランスが不安定になる
という問題がある。
シリンダー装置によって左右の作業機は機枠の後方に平
行に折り畳まれるが、この場合に、左右の作業機の伝動
ケースは後端部に移動されるため、この左右の伝動ケー
スによって全体的に前後の重量バランスが不安定になる
という問題がある。
【0006】そこで、本発明はこのような点に鑑みなさ
れたもので、対土作業に際しては、伝動ケ−スによって
土を前方に押し寄せないので圃場に段差を形成したり、
残耕部分が生じることを防止でき、したがって、一行程
で整然と対土作業を行うことができ、また、左右の作業
機を折り畳んだ状態での対土作業を行わない移動時等に
は、全体的に前後の重量バランスが大きく変化すること
がなく、したがって、安全に移動することができる農作
業機を提供することを目的とするものである。
れたもので、対土作業に際しては、伝動ケ−スによって
土を前方に押し寄せないので圃場に段差を形成したり、
残耕部分が生じることを防止でき、したがって、一行程
で整然と対土作業を行うことができ、また、左右の作業
機を折り畳んだ状態での対土作業を行わない移動時等に
は、全体的に前後の重量バランスが大きく変化すること
がなく、したがって、安全に移動することができる農作
業機を提供することを目的とするものである。
【0007】〔発明の構成〕
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農作業機
は、トラクタから動力を入力する入力軸を有するととも
に左右部に両端部を突出した出力軸を有するミッション
を設けかつ前記トラクタに連結して牽引される機枠と、
この機枠の左右部に連結ピンにてそれぞれ水平方向に回
動自在に内端部を連結した左右の作業機とを具備し、前
記左右の作業機は、これら作業機の内側部にそれぞれ設
けられた伝動ケースと、この伝動ケースに対向して前記
作業機の外側部にそれぞれ設けられたブラケットと、前
記相対する伝動ケースとブラケットにて回転自在に支持
されたロータリー作業体と、前記伝動ケースに前記出力
軸の両端部に向かってそれぞれ回転自在に突出して設け
られ前記ロータリー作業体を回転させる駆動軸と、この
駆動軸と前記出力軸の両端部とをそれぞれ係脱するクラ
ッチと、前記機枠の後部に前記左右の作業機をそれぞれ
前記連結ピンを回動中心として水平方向に回動させると
ともに前記クラッチをそれぞれ係脱させるシリンダー装
置と、を有し、前記左右の作業機の伝動ケースは、この
左右の作業機を前記機枠の左右部に張出した状態で前記
トラクタの左右の車輪の後方部に配置される位置にそれ
ぞれ設けたものである。
は、トラクタから動力を入力する入力軸を有するととも
に左右部に両端部を突出した出力軸を有するミッション
を設けかつ前記トラクタに連結して牽引される機枠と、
この機枠の左右部に連結ピンにてそれぞれ水平方向に回
動自在に内端部を連結した左右の作業機とを具備し、前
記左右の作業機は、これら作業機の内側部にそれぞれ設
けられた伝動ケースと、この伝動ケースに対向して前記
作業機の外側部にそれぞれ設けられたブラケットと、前
記相対する伝動ケースとブラケットにて回転自在に支持
されたロータリー作業体と、前記伝動ケースに前記出力
軸の両端部に向かってそれぞれ回転自在に突出して設け
られ前記ロータリー作業体を回転させる駆動軸と、この
駆動軸と前記出力軸の両端部とをそれぞれ係脱するクラ
ッチと、前記機枠の後部に前記左右の作業機をそれぞれ
前記連結ピンを回動中心として水平方向に回動させると
ともに前記クラッチをそれぞれ係脱させるシリンダー装
置と、を有し、前記左右の作業機の伝動ケースは、この
左右の作業機を前記機枠の左右部に張出した状態で前記
トラクタの左右の車輪の後方部に配置される位置にそれ
ぞれ設けたものである。
【0009】請求項2記載の農作業機は、請求項1記載
の農作業機において、機枠は、この機枠の前側左右部に
位置してこの機枠の左右部に張り出された左右の作業機
をそれぞれロックするロック機構を備え、前記ロック機
構は、先端部に前記作業機に設けられたロックピンを係
脱する係止凹部を有する固定された係止片と、この係止
片に支軸にて回動自在に軸支され先端部に前記係止片の
係止凹部に向かう前記ロックピンを案内する弧状案内部
を外面に有し前記係止片の係止凹部に係合した前記ロッ
クピンを係止する係止部を形成したロックアームと、こ
のロックアームの係止部が前記係止片の係止凹部に向か
う方向にロックアームを常時付勢するスプリングと、を
有する、ものである。
の農作業機において、機枠は、この機枠の前側左右部に
位置してこの機枠の左右部に張り出された左右の作業機
をそれぞれロックするロック機構を備え、前記ロック機
構は、先端部に前記作業機に設けられたロックピンを係
脱する係止凹部を有する固定された係止片と、この係止
片に支軸にて回動自在に軸支され先端部に前記係止片の
係止凹部に向かう前記ロックピンを案内する弧状案内部
を外面に有し前記係止片の係止凹部に係合した前記ロッ
クピンを係止する係止部を形成したロックアームと、こ
のロックアームの係止部が前記係止片の係止凹部に向か
う方向にロックアームを常時付勢するスプリングと、を
有する、ものである。
【0010】
【作用】請求項1の農作業機は、対土作業すなわち耕耘
砕土作業をする作業時には、トラクタに機枠を連結する
とともに、トラクタのPTO軸にミッションの入力軸を
連結する。
砕土作業をする作業時には、トラクタに機枠を連結する
とともに、トラクタのPTO軸にミッションの入力軸を
連結する。
【0011】つぎに、シリンダ―装置を作動しそれぞれ
のピストンロッドを伸長すると、左右の作業機は、それ
ぞれの連結ピンを回動中心として後側部から前方に向っ
て水平回動され、この左右の作業機の内側部が機枠の左
右部に当接係合されると略同時に左右のクラッチが噛合
連結される。そして、機枠の左右両側部に左右の作業機
が水平状に張出した状態で連結されるとともに、この左
右の作業機の駆動軸とミッションの出力軸の両端部とは
それぞれ動力伝達可能に連結され、かつ、左右の作業機
のそれぞれの伝動ケ−スは、トラクタの左右の車輪の後
方部すなわち左右の車輪の走行跡となる後方部に配置さ
れる。
のピストンロッドを伸長すると、左右の作業機は、それ
ぞれの連結ピンを回動中心として後側部から前方に向っ
て水平回動され、この左右の作業機の内側部が機枠の左
右部に当接係合されると略同時に左右のクラッチが噛合
連結される。そして、機枠の左右両側部に左右の作業機
が水平状に張出した状態で連結されるとともに、この左
右の作業機の駆動軸とミッションの出力軸の両端部とは
それぞれ動力伝達可能に連結され、かつ、左右の作業機
のそれぞれの伝動ケ−スは、トラクタの左右の車輪の後
方部すなわち左右の車輪の走行跡となる後方部に配置さ
れる。
【0012】つぎに、トラクタにより機枠を牽引進行す
るとともに、トラクタのPTO軸から入力軸に入力した
動力によってミッションの出力軸、クラッチ、及びそれ
ぞれの駆動軸を介して左右の作業機のロータリー作業体
を回転進行すると、この左右のロータリー作業体によっ
て圃場の耕土が左右のロータリー作業体の作用巾で耕耘
砕土されながら進行される。このとき、左右の作業機の
伝動ケースは、トラクタの左右の車輪の後方部に位置し
てこの左右の車輪によって踏圧された走行跡に沿って進
行されるので、この左右の伝動ケースの下端部によって
土を前方に向かって押し寄せたり、また段差を形成する
ことなく進行する。
るとともに、トラクタのPTO軸から入力軸に入力した
動力によってミッションの出力軸、クラッチ、及びそれ
ぞれの駆動軸を介して左右の作業機のロータリー作業体
を回転進行すると、この左右のロータリー作業体によっ
て圃場の耕土が左右のロータリー作業体の作用巾で耕耘
砕土されながら進行される。このとき、左右の作業機の
伝動ケースは、トラクタの左右の車輪の後方部に位置し
てこの左右の車輪によって踏圧された走行跡に沿って進
行されるので、この左右の伝動ケースの下端部によって
土を前方に向かって押し寄せたり、また段差を形成する
ことなく進行する。
【0013】つぎに、対土作業を行わない道路走行時や
格納庫への格納時等の移動時においては、シリンダー装
置を作動しそれぞれのピストンロッドを収縮すると、左
右の作業機は、それぞれの連結ピンを回動中心として後
方に向って水平回動されて機枠の左右部から離反すると
略同時に左右のクラッチが分断される。また、左右のピ
ストンロッドを大きく収縮した状態では左右の作業機は
機枠の後方部に平行に突出した状態に折り畳まれ、左右
の作業機による左右方向の巾が大きく縮小され道路走行
や格納庫への格納に好ましい状態に変形される。そし
て、左右の作業機の伝動ケースは、それぞれの連結ピン
を回動中心とする回動半径内において機枠の側方の左右
部から機枠の後方左右部に変位される。したがって、こ
の左右の伝動ケースによって全体的に前後の重量バラン
スが大きく変化することがなく、安全に移動することが
できる。
格納庫への格納時等の移動時においては、シリンダー装
置を作動しそれぞれのピストンロッドを収縮すると、左
右の作業機は、それぞれの連結ピンを回動中心として後
方に向って水平回動されて機枠の左右部から離反すると
略同時に左右のクラッチが分断される。また、左右のピ
ストンロッドを大きく収縮した状態では左右の作業機は
機枠の後方部に平行に突出した状態に折り畳まれ、左右
の作業機による左右方向の巾が大きく縮小され道路走行
や格納庫への格納に好ましい状態に変形される。そし
て、左右の作業機の伝動ケースは、それぞれの連結ピン
を回動中心とする回動半径内において機枠の側方の左右
部から機枠の後方左右部に変位される。したがって、こ
の左右の伝動ケースによって全体的に前後の重量バラン
スが大きく変化することがなく、安全に移動することが
できる。
【0014】請求項2の農作業機は、請求項1の農作業
機において、左右の作業機が機枠の左右部に張り出され
るとともに、この左右の作業機に設けられたロックピン
が機枠の左右部のロック機構によってロックされる。す
なわち、左右のロックピンが左右のロックアームの係止
部の弧状案内面をそれぞれ押圧するとともに、この左右
のロックアームがそれぞれ支軸を中心にスプリングに抗
して係止部を係止片の係止凹部から離間する方向に向か
って回動される。そして、この左右のロックピンが左右
のロックアームの係止部の弧状案内面から外れるととも
に、左右のロックピンが左右の係止片の係止凹部にそれ
ぞれ係合すると同時に、スプリングの復帰力によって左
右のロックアームがそれぞれ支軸を中心に復帰回動し、
この左右のロックアームの係止部が左右の係止片の係止
凹部に係合した左右のロックピンにそれぞれ係合し、こ
の左右のロックアームの係止部と左右の係止片の係止凹
部とにより左右のロックピンがそれぞれロックされる。
したがって、左右のロック機構とシリンダー装置とによ
り機枠の左右部に左右の作業機が支持される。
機において、左右の作業機が機枠の左右部に張り出され
るとともに、この左右の作業機に設けられたロックピン
が機枠の左右部のロック機構によってロックされる。す
なわち、左右のロックピンが左右のロックアームの係止
部の弧状案内面をそれぞれ押圧するとともに、この左右
のロックアームがそれぞれ支軸を中心にスプリングに抗
して係止部を係止片の係止凹部から離間する方向に向か
って回動される。そして、この左右のロックピンが左右
のロックアームの係止部の弧状案内面から外れるととも
に、左右のロックピンが左右の係止片の係止凹部にそれ
ぞれ係合すると同時に、スプリングの復帰力によって左
右のロックアームがそれぞれ支軸を中心に復帰回動し、
この左右のロックアームの係止部が左右の係止片の係止
凹部に係合した左右のロックピンにそれぞれ係合し、こ
の左右のロックアームの係止部と左右の係止片の係止凹
部とにより左右のロックピンがそれぞれロックされる。
したがって、左右のロック機構とシリンダー装置とによ
り機枠の左右部に左右の作業機が支持される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添附図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0016】図において、1機枠で、この機枠1は、左
右方向に延在した中空円筒状の前枠2を有し、この前枠
2の両端部に前後方向に延在した左右の側枠3の略中間
部が挿通固定され、この左右の側枠3の先端部にはロワ
ピン4が突設されているとともに、この左右の側枠3の
後端部間に後枠5が前記前枠2に対して平行に固定され
ている。また前記前枠2の中間部にミッション6を内蔵
したミッションケ―ス7が設けられ、このミッションケ
―ス7の上部から前上方に突設されたトップマスト8と
前記左右の側枠3とはステ―9にて連結されている。
右方向に延在した中空円筒状の前枠2を有し、この前枠
2の両端部に前後方向に延在した左右の側枠3の略中間
部が挿通固定され、この左右の側枠3の先端部にはロワ
ピン4が突設されているとともに、この左右の側枠3の
後端部間に後枠5が前記前枠2に対して平行に固定され
ている。また前記前枠2の中間部にミッション6を内蔵
したミッションケ―ス7が設けられ、このミッションケ
―ス7の上部から前上方に突設されたトップマスト8と
前記左右の側枠3とはステ―9にて連結されている。
【0017】前記ミッション6の入力軸10は、前記ミッ
ションケ−ス7から前方に向けて回転自在に突出されて
いるとともに、このミッション6の出力軸11は、前記前
枠2内に回転自在に設けられ、この出力軸11の両端部は
前記前枠2の両端部内に軸受12を介して回転自在に突出
支持され、この出力軸11の前記左右の側枠3から外方に
突出した両端部のそれぞれにはクラッチ13の一方のクラ
ッチ爪体14が固着されている。また、前記左右の側枠3
の中間部の外側部に前記出力軸11の両端部及び前記一方
のクラッチ爪14のそれぞれを被覆した円筒状のカバ−体
15が水平状に固着され、この左右のカバ−体15の外端部
には案内口16が開口形成されている。
ションケ−ス7から前方に向けて回転自在に突出されて
いるとともに、このミッション6の出力軸11は、前記前
枠2内に回転自在に設けられ、この出力軸11の両端部は
前記前枠2の両端部内に軸受12を介して回転自在に突出
支持され、この出力軸11の前記左右の側枠3から外方に
突出した両端部のそれぞれにはクラッチ13の一方のクラ
ッチ爪体14が固着されている。また、前記左右の側枠3
の中間部の外側部に前記出力軸11の両端部及び前記一方
のクラッチ爪14のそれぞれを被覆した円筒状のカバ−体
15が水平状に固着され、この左右のカバ−体15の外端部
には案内口16が開口形成されている。
【0018】さらに、前記左右の側枠3の前記カバー体
15より前側部に位置してこの左右の側枠3に張出された
後述する左右の作業機をそれぞれ左右の側枠3にロック
するロック機構17が設けられている。この左右のロック
機構17は、前記左右の側枠3の前側部の上下に固定され
た一対の係止片18がそれぞれ相対して水平状に突設さ
れ、この左右部の一対の係止片18の先端部に後述する左
右の作業機に設けられたロックピンを係脱する係止凹部
19がそれぞれ形成されている。また、この左右部の一対
の係止片18の中間部に設けた上下方向のそれぞれの支軸
20にはロックアーム21が水平方向に回動自在に軸支さ
れ、このロックアーム21の先端部に前記係止凹部19に係
合した後述するロックピンを係止する係止部22がそれぞ
れ形成され、この左右のロックアーム21の係止部22は外
面に前記係止凹部19に向かう後述するロックピンを案内
する弧状案内部22a をそれぞれ有している。また、前記
左右のロックアーム21には、前記上部の係止片18に係止
されるストッパーピン23が突設されていると共に、ハン
ドル24が立設され、前記左右の支軸20には、前記ロック
アーム21を前記係止凹部19側に常時回動付勢するコイル
スプリング25がそれぞれ取り付けられ、このそれぞれの
コイルスプリング25の一端部はそれぞれのロックアーム
21に係止されているとともに、このコイルスプリング25
の他端部はそれぞれの下部の係止片18に係止されてい
る。
15より前側部に位置してこの左右の側枠3に張出された
後述する左右の作業機をそれぞれ左右の側枠3にロック
するロック機構17が設けられている。この左右のロック
機構17は、前記左右の側枠3の前側部の上下に固定され
た一対の係止片18がそれぞれ相対して水平状に突設さ
れ、この左右部の一対の係止片18の先端部に後述する左
右の作業機に設けられたロックピンを係脱する係止凹部
19がそれぞれ形成されている。また、この左右部の一対
の係止片18の中間部に設けた上下方向のそれぞれの支軸
20にはロックアーム21が水平方向に回動自在に軸支さ
れ、このロックアーム21の先端部に前記係止凹部19に係
合した後述するロックピンを係止する係止部22がそれぞ
れ形成され、この左右のロックアーム21の係止部22は外
面に前記係止凹部19に向かう後述するロックピンを案内
する弧状案内部22a をそれぞれ有している。また、前記
左右のロックアーム21には、前記上部の係止片18に係止
されるストッパーピン23が突設されていると共に、ハン
ドル24が立設され、前記左右の支軸20には、前記ロック
アーム21を前記係止凹部19側に常時回動付勢するコイル
スプリング25がそれぞれ取り付けられ、このそれぞれの
コイルスプリング25の一端部はそれぞれのロックアーム
21に係止されているとともに、このコイルスプリング25
の他端部はそれぞれの下部の係止片18に係止されてい
る。
【0019】さらに、前記左右の側枠3の後端部におけ
る左右部の上下に一対の連結片26が相対して水平状に固
着され、この左右部の上下一対の連結片26には、連結ピ
ン27が垂直状に着脱可能に取着されている。
る左右部の上下に一対の連結片26が相対して水平状に固
着され、この左右部の上下一対の連結片26には、連結ピ
ン27が垂直状に着脱可能に取着されている。
【0020】また28は前記機枠1の左右部に配設する左
右の作業機で、この左右の作業機28は、それぞれ左右方
向に延在する中空パイプ状の連結フレ―ム29を有し、こ
の連結フレ―ム29のそれぞれの両端部における前側下部
にはブラケット30,31が相対して固着され、このそれぞ
れの左右部のブラケット30. 31の下端部にて左右方向に
延在した後述するロ−タリ作業体の上部を被覆するカバ
−体32が固着支持されている。
右の作業機で、この左右の作業機28は、それぞれ左右方
向に延在する中空パイプ状の連結フレ―ム29を有し、こ
の連結フレ―ム29のそれぞれの両端部における前側下部
にはブラケット30,31が相対して固着され、このそれぞ
れの左右部のブラケット30. 31の下端部にて左右方向に
延在した後述するロ−タリ作業体の上部を被覆するカバ
−体32が固着支持されている。
【0021】また、前記左右の連結フレ−ム29の内端部
のブラケット30において、その内側部には上下方向に延
在する伝動ケ−ス33の上側部が一体に固着され、この伝
動ケ−ス33の中間部から下側部は前記カバ−体32の下方
に突出されている。前記それぞれの伝動ケ−ス33は、偏
平中空体に形成され、その上部内には軸受体34を介して
駆動軸35の一側部が回転自在に横架されているととも
に、この駆動軸35の一側部に形成されたスプライン軸部
36にはスプロケット37が固着されている。また、前記駆
動軸35の他側部に形成されたスプライン軸部38は前記内
端部のブラケット30より内方に突設され、このスプライ
ン軸部38には前記クラッチ13の他方のクラッチ爪39が軸
方向進退自在に、かつ、軸回り方向固着状態に取着さ
れ、このクラッチ爪39と前記ブラケット30との間におけ
るスプライン軸部38にはクラッチ爪39を常時外方に付勢
するコイルスプリング40が巻回されている。そして、前
記他方のクラッチ爪39は、前記一方のクラッチ爪39に対
して係脱されるようになっている。
のブラケット30において、その内側部には上下方向に延
在する伝動ケ−ス33の上側部が一体に固着され、この伝
動ケ−ス33の中間部から下側部は前記カバ−体32の下方
に突出されている。前記それぞれの伝動ケ−ス33は、偏
平中空体に形成され、その上部内には軸受体34を介して
駆動軸35の一側部が回転自在に横架されているととも
に、この駆動軸35の一側部に形成されたスプライン軸部
36にはスプロケット37が固着されている。また、前記駆
動軸35の他側部に形成されたスプライン軸部38は前記内
端部のブラケット30より内方に突設され、このスプライ
ン軸部38には前記クラッチ13の他方のクラッチ爪39が軸
方向進退自在に、かつ、軸回り方向固着状態に取着さ
れ、このクラッチ爪39と前記ブラケット30との間におけ
るスプライン軸部38にはクラッチ爪39を常時外方に付勢
するコイルスプリング40が巻回されている。そして、前
記他方のクラッチ爪39は、前記一方のクラッチ爪39に対
して係脱されるようになっている。
【0022】また、前記それぞれの伝動ケ−ス33の下端
部には回転軸41の途中部が軸受体42を介して回転自在に
軸架され、このそれぞれの回転軸41の両端部は前記それ
ぞれのカバ−体32の両端部に相対して設けられたブラケ
ット43,44間に軸受体45を介して回転自在に軸架されて
いる。前記回転軸41の軸方向には、土を連続的に耕起反
転する間隔をおいて多数の耕耘爪46が放射状に突設され
ているとともに、前記伝動ケ−ス33の下端部内における
回転軸41にはスプロケット47が固着され、このスプロケ
ット47と前記駆動軸35のスプロケット37との間に無端チ
ェ−ン48が回行自在に懸架されている。そして、前記回
転軸41,多数の耕耘爪46および前記カバ−体32にてロ−
タリー作業体49が構成され、かつ、このロ−タリー作業
体49の耕耘爪46の上方部が前記カバ−体32にて被覆され
ている。
部には回転軸41の途中部が軸受体42を介して回転自在に
軸架され、このそれぞれの回転軸41の両端部は前記それ
ぞれのカバ−体32の両端部に相対して設けられたブラケ
ット43,44間に軸受体45を介して回転自在に軸架されて
いる。前記回転軸41の軸方向には、土を連続的に耕起反
転する間隔をおいて多数の耕耘爪46が放射状に突設され
ているとともに、前記伝動ケ−ス33の下端部内における
回転軸41にはスプロケット47が固着され、このスプロケ
ット47と前記駆動軸35のスプロケット37との間に無端チ
ェ−ン48が回行自在に懸架されている。そして、前記回
転軸41,多数の耕耘爪46および前記カバ−体32にてロ−
タリー作業体49が構成され、かつ、このロ−タリー作業
体49の耕耘爪46の上方部が前記カバ−体32にて被覆され
ている。
【0023】さらに、前記左右の連結フレーム29の内端
部のブラケット30において、その内側前部には、上下一
対の支持片50がそれぞれ相対して突設され、この一対の
支持片50には前記ロック機構17に係脱されるロックピン
51がそれぞれ垂直状に固着されている。また、前記ブラ
ケット30の内側後端部の上下部には連結片52がそれぞれ
相対して水平状に一体に突設され、この上下一対の連結
片52は前記左右の連結ピン27に水平方向に回動自在に軸
支されている。なお、53a は一方のロータリ作業体49の
内端部のブラケット43に固着された残耕処理爪、53b は
前記残耕処理爪53a の後方部に設けられたゴムカバー、
54は前記カバー体32の後端部に取り付けられた上下方向
に調節自在の整地体である。
部のブラケット30において、その内側前部には、上下一
対の支持片50がそれぞれ相対して突設され、この一対の
支持片50には前記ロック機構17に係脱されるロックピン
51がそれぞれ垂直状に固着されている。また、前記ブラ
ケット30の内側後端部の上下部には連結片52がそれぞれ
相対して水平状に一体に突設され、この上下一対の連結
片52は前記左右の連結ピン27に水平方向に回動自在に軸
支されている。なお、53a は一方のロータリ作業体49の
内端部のブラケット43に固着された残耕処理爪、53b は
前記残耕処理爪53a の後方部に設けられたゴムカバー、
54は前記カバー体32の後端部に取り付けられた上下方向
に調節自在の整地体である。
【0024】そして、前記左右の作業機28の伝動ケース
33は、この左右の作業機28がそれぞれの内端部の連結ピ
ン27を回動中心として水平方向に回動されて前記機枠1
の左右部に張り出した状態で、トラクタ55の左右の車輪
56の後方部にすなわち左右の車輪56の走行跡に配置され
る位置に設けられている。
33は、この左右の作業機28がそれぞれの内端部の連結ピ
ン27を回動中心として水平方向に回動されて前記機枠1
の左右部に張り出した状態で、トラクタ55の左右の車輪
56の後方部にすなわち左右の車輪56の走行跡に配置され
る位置に設けられている。
【0025】つぎに、前記機枠1の後枠5の上下部にシ
リンダー装置57の本体58がそれぞれ上下方向の支軸59に
て水平方向に回動自在に横架され、この上下のシリンダ
ー装置57の互いに反対方向に突出したピストンロッド60
の先端部に前記左右の作業機28の連結フレーム29の内端
後部に突出された連結片61が縦軸62にて水平方向に回動
自在に軸着されている。
リンダー装置57の本体58がそれぞれ上下方向の支軸59に
て水平方向に回動自在に横架され、この上下のシリンダ
ー装置57の互いに反対方向に突出したピストンロッド60
の先端部に前記左右の作業機28の連結フレーム29の内端
後部に突出された連結片61が縦軸62にて水平方向に回動
自在に軸着されている。
【0026】つぎに、前記実施例の作用を説明する。
【0027】トラクタ55の左右のロワリンクに左右のロ
ワピン4を連結するとともに、トラクタ55のトップリン
クにトップマスト8の連結部を連結し、さらにトラクタ
55のPTO軸にミッション6の入力軸10をユニバ―サル
ジョイントを両端部に有する動力伝達軸を介して連結す
る。
ワピン4を連結するとともに、トラクタ55のトップリン
クにトップマスト8の連結部を連結し、さらにトラクタ
55のPTO軸にミッション6の入力軸10をユニバ―サル
ジョイントを両端部に有する動力伝達軸を介して連結す
る。
【0028】つぎに、耕耘砕土作業たとえば畦畔際より
内方部を耕耘砕土作業する場合には、上下のシリンダ―
装置57のそれぞれを作動しそれぞれのピストンロッド60
を伸長すると、左右の作業機28は、それぞれの内端部の
連結ピン27を回動中心として後側部から前方に向って水
平回動され、左右の側枠3のそれぞれの円筒状のカバ―
体15の外端部にそれぞれの内端部のブラケット30が当接
係合されて位置決めされ、かつ、左右の作業機28の回動
が阻止されると略同時に左右のクラッチ13の一方のクラ
ッチ爪体14に対して他方のクラッチ爪体39が噛合して連
結される。
内方部を耕耘砕土作業する場合には、上下のシリンダ―
装置57のそれぞれを作動しそれぞれのピストンロッド60
を伸長すると、左右の作業機28は、それぞれの内端部の
連結ピン27を回動中心として後側部から前方に向って水
平回動され、左右の側枠3のそれぞれの円筒状のカバ―
体15の外端部にそれぞれの内端部のブラケット30が当接
係合されて位置決めされ、かつ、左右の作業機28の回動
が阻止されると略同時に左右のクラッチ13の一方のクラ
ッチ爪体14に対して他方のクラッチ爪体39が噛合して連
結される。
【0029】そして、前記の場合に、他方のクラッチ爪
体39は駆動軸35のスプライン軸部38に対してコイルスプ
リング40を介して軸方向にのみ摺動自在に設けられてい
るので、この他方のクラッチ爪体39の進退動によってこ
の一方のクラッチ爪体14に対する他方のクラッチ爪体39
の噛合連結が円滑かつ確実に行なわれる。
体39は駆動軸35のスプライン軸部38に対してコイルスプ
リング40を介して軸方向にのみ摺動自在に設けられてい
るので、この他方のクラッチ爪体39の進退動によってこ
の一方のクラッチ爪体14に対する他方のクラッチ爪体39
の噛合連結が円滑かつ確実に行なわれる。
【0030】また、左右のクラッチ13の連結と略同時に
左右の作業機28の内端部のブラケット30に突設したロッ
クピン51が、機枠1の左右部に設けたロック機構17のロ
ックア−ム21の係止部22における外側の孤状案内部22a
のそれぞれを押圧するとともに、このロックア−ム21が
それぞれ支軸20を中心としてコイルスプリング25に抗し
て前方に回動され、この左右のロックピン51が左右上下
の係止片18の係止凹部19に係合すると同時に、コイルス
プリング25の復帰力によってそれぞれのロックア−ム21
が支軸20を中心として復帰回動し、このロックア−ム21
の係止部22がそれぞれのロックピン51に係合し、左右の
ロックピン51がそれぞれのロック機構17によってロック
される。そして、この左右のカバ―体15によってクラッ
チ13が確実に被覆され砂や土がクラッチ13内に侵入する
ことが防止される。
左右の作業機28の内端部のブラケット30に突設したロッ
クピン51が、機枠1の左右部に設けたロック機構17のロ
ックア−ム21の係止部22における外側の孤状案内部22a
のそれぞれを押圧するとともに、このロックア−ム21が
それぞれ支軸20を中心としてコイルスプリング25に抗し
て前方に回動され、この左右のロックピン51が左右上下
の係止片18の係止凹部19に係合すると同時に、コイルス
プリング25の復帰力によってそれぞれのロックア−ム21
が支軸20を中心として復帰回動し、このロックア−ム21
の係止部22がそれぞれのロックピン51に係合し、左右の
ロックピン51がそれぞれのロック機構17によってロック
される。そして、この左右のカバ―体15によってクラッ
チ13が確実に被覆され砂や土がクラッチ13内に侵入する
ことが防止される。
【0031】したがって、機枠1の左右両側部に左右の
作業機28が水平状に張出した状態で連結されるととも
に、ミッション6の出力軸11と左右の作業機28のそれぞ
れの駆動軸35が自動的に連結され、かつ、左右の作業機
28の内端部間に残耕処理刃52が自動的に配設され、この
残耕処理刃52の後方部が自動的にゴムカバ―53によって
閉塞され、さらに、左右の作業機28のそれぞれの伝動ケ
−ス33は、トラクタ55の左右の車輪56の後方部に自動的
に配設される。
作業機28が水平状に張出した状態で連結されるととも
に、ミッション6の出力軸11と左右の作業機28のそれぞ
れの駆動軸35が自動的に連結され、かつ、左右の作業機
28の内端部間に残耕処理刃52が自動的に配設され、この
残耕処理刃52の後方部が自動的にゴムカバ―53によって
閉塞され、さらに、左右の作業機28のそれぞれの伝動ケ
−ス33は、トラクタ55の左右の車輪56の後方部に自動的
に配設される。
【0032】そして、トラクタ55により本機を牽引進行
するとともに、トラクタ55のPTO軸からミッション6
の入力軸10に入力した動力によってミッション6の出力
軸11、左右のクラッチ13、駆動軸35及びスプロケット3
7,47、無端チェ−ン48を介して左右のロ―タリ―作業
体49を回転進行すると、耕土はこの左右のロ―タリ―作
業体49によってトラクタ55の車巾より大きく外方に突出
した広い作用巾で耕耘砕土されながら進行されるととも
に、この左右のロ―タリ―作業体49の内端部間の耕土は
残耕処理刃52によって耕起されながら進行される。
するとともに、トラクタ55のPTO軸からミッション6
の入力軸10に入力した動力によってミッション6の出力
軸11、左右のクラッチ13、駆動軸35及びスプロケット3
7,47、無端チェ−ン48を介して左右のロ―タリ―作業
体49を回転進行すると、耕土はこの左右のロ―タリ―作
業体49によってトラクタ55の車巾より大きく外方に突出
した広い作用巾で耕耘砕土されながら進行されるととも
に、この左右のロ―タリ―作業体49の内端部間の耕土は
残耕処理刃52によって耕起されながら進行される。
【0033】また、左右のロ―タリ―作業体49によって
耕耘砕土された土は、カバ−体32の後端部に設けた整地
体54によって順次整地進行され残耕処理刃52によって耕
起された土は、ゴムカバ―体53によって順次整地進行さ
れる。
耕耘砕土された土は、カバ−体32の後端部に設けた整地
体54によって順次整地進行され残耕処理刃52によって耕
起された土は、ゴムカバ―体53によって順次整地進行さ
れる。
【0034】前記耕耘砕土作業に際して、左右の作業機
28のそれぞれの伝動ケ−ス33は、トラクタ55の左右の車
輪56の後方部にすなわち左右の車輪56によって踏圧され
た走行跡内に沿って進行するので、この左右の伝動ケ−
ス33の下端部によって土を前方に押し寄せたり、また段
差を形成することもなく、伝動ケ−ス33の左右部の耕耘
爪46によって伝動ケ−ス33の下方通過部に残耕部分が生
じることがなく、しかも、畦際に多くの残耕部分が生じ
ることがなく左右のロ−タリ作業体49による作業幅で整
然と耕耘砕土作業が行われる。
28のそれぞれの伝動ケ−ス33は、トラクタ55の左右の車
輪56の後方部にすなわち左右の車輪56によって踏圧され
た走行跡内に沿って進行するので、この左右の伝動ケ−
ス33の下端部によって土を前方に押し寄せたり、また段
差を形成することもなく、伝動ケ−ス33の左右部の耕耘
爪46によって伝動ケ−ス33の下方通過部に残耕部分が生
じることがなく、しかも、畦際に多くの残耕部分が生じ
ることがなく左右のロ−タリ作業体49による作業幅で整
然と耕耘砕土作業が行われる。
【0035】つぎに、耕耘砕土作業を行わない道路走行
時や格納庫への格納時等においては、上下のシリンダー
装置57を作動しそれぞれのピストンロッド60を大きく収
縮すると、左右の作業機28はそれぞれの連結ピン27を回
動中心として後方に向って水平回動され、それぞれのカ
バー体15の外端部からそれぞれのブラケット30が離反さ
れると略同時に左右のクラッチ13の一方のクラッチ爪体
14から他方のクラッチ爪体39が離反する。そして、左右
のピストンロッド60を大きく収縮した状態では左右の作
業機28は機枠1の左右後方部に平行に突出した状態に折
り畳まれ、したがって左右方向の巾が大きく縮小され道
路走行や格納庫の格納に好ましい状態に小さく変形され
る。
時や格納庫への格納時等においては、上下のシリンダー
装置57を作動しそれぞれのピストンロッド60を大きく収
縮すると、左右の作業機28はそれぞれの連結ピン27を回
動中心として後方に向って水平回動され、それぞれのカ
バー体15の外端部からそれぞれのブラケット30が離反さ
れると略同時に左右のクラッチ13の一方のクラッチ爪体
14から他方のクラッチ爪体39が離反する。そして、左右
のピストンロッド60を大きく収縮した状態では左右の作
業機28は機枠1の左右後方部に平行に突出した状態に折
り畳まれ、したがって左右方向の巾が大きく縮小され道
路走行や格納庫の格納に好ましい状態に小さく変形され
る。
【0036】そして、前記のように、左右の作業機28が
機枠1の後方に平行に突出した状態に折り畳まれること
により、左右の作業機28の伝動ケース33は、それぞれの
連結ピン27を回動中心とする回動半径内において機枠1
の側方の左右部から機枠1の後方左右部に移動され、こ
の左右の作業機28の伝動ケース33が折り畳まれたそれぞ
れの作業機28の後端部に移動されることがないので、し
たがって、この左右の伝動ケース33によって全体的に前
後の重量バランスが大きく変化することがなく、安全に
移動することができる。
機枠1の後方に平行に突出した状態に折り畳まれること
により、左右の作業機28の伝動ケース33は、それぞれの
連結ピン27を回動中心とする回動半径内において機枠1
の側方の左右部から機枠1の後方左右部に移動され、こ
の左右の作業機28の伝動ケース33が折り畳まれたそれぞ
れの作業機28の後端部に移動されることがないので、し
たがって、この左右の伝動ケース33によって全体的に前
後の重量バランスが大きく変化することがなく、安全に
移動することができる。
【0037】このように、耕耘砕土作業、代掻き作業等
の作業を整然と行うことができ、またこれらの作業を行
わない移動時には、小型化されて安全に、かつ容易に移
動できる。
の作業を整然と行うことができ、またこれらの作業を行
わない移動時には、小型化されて安全に、かつ容易に移
動できる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、機枠の左右部
に連結ピンにて左右の作業機の内端部をそれぞれ水平方
向に回動自在に連結し、この左右の作業機のロータリー
作業体に動力を伝達するそれぞれの伝動ケースを、この
左右の作業機を前記機枠の左右部に張出した状態でトラ
クタの左右の車輪の後方部に配置される位置にそれぞれ
設けたので、左右の作業機のロータリー作業体による対
土作業に際しては、それぞれの伝動ケースはトラクタの
車輪によって踏圧されて凹んだ走行跡内に沿って移動す
るため、それぞれの伝動ケースの下端部によって土を前
方に向かって押し寄せたり圃場に段差を形成することが
なく、残耕部分が生じることを確実に防止することがで
き、したがって、一行程で整然と対土作業を行うことが
できる。
に連結ピンにて左右の作業機の内端部をそれぞれ水平方
向に回動自在に連結し、この左右の作業機のロータリー
作業体に動力を伝達するそれぞれの伝動ケースを、この
左右の作業機を前記機枠の左右部に張出した状態でトラ
クタの左右の車輪の後方部に配置される位置にそれぞれ
設けたので、左右の作業機のロータリー作業体による対
土作業に際しては、それぞれの伝動ケースはトラクタの
車輪によって踏圧されて凹んだ走行跡内に沿って移動す
るため、それぞれの伝動ケースの下端部によって土を前
方に向かって押し寄せたり圃場に段差を形成することが
なく、残耕部分が生じることを確実に防止することがで
き、したがって、一行程で整然と対土作業を行うことが
できる。
【0039】また、左右の作業機を機枠の後方に平行に
突出した状態に折り畳んだ対土作業を行わない移動時等
には、左右の作業機のそれぞれの伝動ケースは連結ピン
を回動中心とする回動半径における機枠の後方左右部に
移動されるだけでそれぞれの作業機の後端部に移動され
ることがないので、全体的に前後の重量バランスが大き
く変化するこがなく、したがって、対土作業を行わない
移動時等には安全に移動等を行うことができる。
突出した状態に折り畳んだ対土作業を行わない移動時等
には、左右の作業機のそれぞれの伝動ケースは連結ピン
を回動中心とする回動半径における機枠の後方左右部に
移動されるだけでそれぞれの作業機の後端部に移動され
ることがないので、全体的に前後の重量バランスが大き
く変化するこがなく、したがって、対土作業を行わない
移動時等には安全に移動等を行うことができる。
【0040】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、機枠の前側左右部に位置してこの機枠の
左右部に張出された左右の作業機のロックピンをロック
するロック機構を設けたので、このロック機構とロック
ピンとにより機枠の左右部に左右の作業機を張り出した
状態でこの左右の作業機を自動的に確実にロックするこ
とができる。
の効果に加え、機枠の前側左右部に位置してこの機枠の
左右部に張出された左右の作業機のロックピンをロック
するロック機構を設けたので、このロック機構とロック
ピンとにより機枠の左右部に左右の作業機を張り出した
状態でこの左右の作業機を自動的に確実にロックするこ
とができる。
【図1】本考案の農作業機の平面図である。
【図2】同上作業機連結部の一部の拡大平面図である。
【図3】同上a〜a線部の縦断面図である。
【図4】一方側の作業機を折畳んだ状態の斜視図であ
る。
る。
【図5】ロツク機構の分解斜視図である。
【図6】作業機を折り畳んだ状態の側面図である。
1 機枠 6 ミッション 10 入力軸 11 出力軸 13 クラッチ 17 ロック機構18 係止片 19 係止凹部 20 支軸 21 ロックアーム 22 係止部 22a 弧状案内部 25 スプリング 27 連結ピン 28 作業機 33 伝動ケース 35 駆動軸 49 ロータリー作業体 51 ロックピン 55 トラクタ 56 車輪 57 シリンダー装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01B 73/00 - 73/06 A01B 33/08
Claims (2)
- 【請求項1】 トラクタから動力を入力する入力軸を有
するとともに左右部に両端部を突出した出力軸を有する
ミッションを設けかつ前記トラクタに連結して牽引され
る機枠と、この機枠の左右部に連結ピンにてそれぞれ水
平方向に回動自在に内端部を連結した左右の作業機とを
具備し、 前記左右の作業機は、これら作業機の内側部にそれぞれ
設けられた伝動ケ−スと、この伝動ケースに対向して前
記作業機の外側部にそれぞれ設けられたブラケットと、
前記相対する伝動ケースとブラケットにて回転自在に支
持されたロータリー作業体と、前記伝動ケースに前記出
力軸の両端部に向かってそれぞれ回転自在に突出して設
けられ前記ロータリー作業体を回転させる駆動軸と、こ
の駆動軸と前記出力軸の両端部とをそれぞれ係脱するク
ラッチと、前記機枠の後部に前記左右の作業機をそれぞ
れ前記連結ピンを回動中心として水平方向に回動させる
とともに前記クラッチをそれぞれ係脱させるシリンダー
装置と、を有し、 前記左右の作業機の伝動ケースは、この左右の作業機を
前記機枠の左右部に張出した状態で前記トラクタの左右
の車輪の後方部に配置される位置にそれぞれ設けた、 ことを特徴とする農作業機。 - 【請求項2】 機枠は、この機枠の前側左右部に位置し
てこの機枠の左右部に張り出された左右の作業機をそれ
ぞれロックするロック機構を備え、 前記ロック機構は、先端部に前記作業機に設けられたロ
ックピンを係脱する係止凹部を有する固定された係止片
と、この係止片に支軸にて回動自在に軸支され先端部に
前記係止片の係止凹部に向かう前記ロックピンを案内す
る弧状案内部を外面に有し前記係止片の係止凹部に係合
した前記ロックピンを係止する係止部を形成したロック
アームと、このロックアームの係止部が前記係止片の係
止凹部に向かう方向にロックアームを常時付勢するスプ
リングと、を有する、 ことを特徴とする請求項1記載の農作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4369391A JP2851172B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 農作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4369391A JP2851172B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 農作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04281702A JPH04281702A (ja) | 1992-10-07 |
JP2851172B2 true JP2851172B2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=12670915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4369391A Expired - Fee Related JP2851172B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 農作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2851172B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6151066B2 (ja) * | 2013-04-03 | 2017-06-21 | 松山株式会社 | 農作業機 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP4369391A patent/JP2851172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04281702A (ja) | 1992-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6270710B2 (ja) | モーアユニット | |
JP6134423B2 (ja) | 耕耘作業機 | |
JPH0711528Y2 (ja) | 農作業機 | |
JP2851172B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3138633B2 (ja) | 農作業機 | |
JP4059791B2 (ja) | 農作業機 | |
JPH0741286Y2 (ja) | 農作業機 | |
JP2002165502A (ja) | 畦塗り機 | |
JPH084804Y2 (ja) | 農作業機 | |
JP3138615B2 (ja) | 農作業機 | |
JPS6317283Y2 (ja) | ||
JP3138634B2 (ja) | 農作業機 | |
JPH0741282Y2 (ja) | 農作業機 | |
JP2501020B2 (ja) | 農作業機 | |
JP3286285B2 (ja) | 耕耘作業機 | |
JP4155110B2 (ja) | ロータリ作業機 | |
JP3117240B2 (ja) | 3輪式乗用管理機 | |
JP3718545B2 (ja) | 管理機の後進変速牽制装置 | |
JP2000279002A (ja) | 管理機 | |
JP3610968B2 (ja) | 乗用管理作業車 | |
JPS6211367Y2 (ja) | ||
JPH0639531Y2 (ja) | 耕耘作業機 | |
JPH0642411Y2 (ja) | 作業機連結装置 | |
JPH0735528Y2 (ja) | 農作業機連結装置 | |
JPS598491Y2 (ja) | ケ−ジ輪の上下調整装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |