[go: up one dir, main page]

JP2848370B2 - 通信回線監視装置 - Google Patents

通信回線監視装置

Info

Publication number
JP2848370B2
JP2848370B2 JP1949997A JP1949997A JP2848370B2 JP 2848370 B2 JP2848370 B2 JP 2848370B2 JP 1949997 A JP1949997 A JP 1949997A JP 1949997 A JP1949997 A JP 1949997A JP 2848370 B2 JP2848370 B2 JP 2848370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
buffer memory
transfer
unit
dma transfer
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1949997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10224354A (ja
Inventor
光 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ando Electric Co Ltd filed Critical Ando Electric Co Ltd
Priority to JP1949997A priority Critical patent/JP2848370B2/ja
Publication of JPH10224354A publication Critical patent/JPH10224354A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2848370B2 publication Critical patent/JP2848370B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、B−ISDN
(Broadband aspects of Integrated Services Digital
Network)等の高速通信回線に接続してオンラインモニ
タ内容を連続記録する通信回線監視装置に係り、特にA
TM(Asynchronous Transfer Mode;非同期転送モー
ド)上位レイヤのプロトコル単位毎にDMA転送を用い
て記録動作や参照動作が可能な通信回線監視装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】公衆ネットワーク上のATM回線のプロ
トコルの診断や解析においては、ATM回線上を通過す
るセル単位でのオンライン記録に、より上位のレイヤで
あるATMアダプテーションレイヤ(AALレイヤ)単
位、すなわちプロトコル・データ・ユニット(PDU)
単位によるオンライン記録が行われる場合がある。この
ATM回線に用いられるプロトコル・アーキテクチャは
階層化プロトコルであり、下位から順に物理レイヤ、A
TMレイヤ、AALレイヤ、及び上位レイヤに分類され
ている。一般に、被測定回線より取得したセルから、A
ALレイヤのフレームフォーマット(PDU)を組立、
再生する操作はPDUフレーム組立回路にて行ってい
る。この組立回路は、一般に市販の通信用LSI等で実
現される。
【0003】AALレイヤのPDU組立は、PDUフレ
ーム組立回路の周辺に設けられたワーク用のメモリであ
る1次バッファメモリを使用してなされ、オンライン記
録中にはこの1次バッファメモリ上にて複数個のPDU
フレームを同時に組み立てることが可能である。また、
1次バッファメモリは上述したように次の新たなPDU
フレーム組立に用いられるために、PDUフレームの記
録取りこぼしを最小限にする必要から、PDUフレーム
組立回路にて1次バッファメモリ上に組み立てられた各
PDUフレームを完成した順にできるだけ早期に記録領
域である2次バッファメモリに転送して記録していく必
要がある。
【0004】このため、PDUフレーム組立回路によっ
て1次バッファメモリに組み立てられたAALのPDU
フレームを、1つのPDUフレームが仕上がる毎に2次
バッファメモリに順次転送する必要がある。以上のよう
に通信回線監視装置が、被測定回線から得たデータを、
モニタしながらメモリ等の記憶媒体に連続記録していく
動作をオンラインモニタ記録という。オンラインモニタ
記録中はPDUフレームの組立が完了して転送先の2次
バッファメモリへ記録するための要求、すなわちPDU
フレーム書き込み要求はモニタ回線の状態に依存してラ
ンダムに発生するため、記録転送先の2次バッファメモ
リは通常は書き込み専用にして使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オンライン
モニタ記録実行中のリアルタイムのPDUフレーム情報
の内容は、受信したセルを組み立て終わって初めてわか
るため、PDUフレーム情報の内容を知りたいときには
組み立てられた後のPDUフレームが唯一の情報源であ
る。このPDUフレームは、組み立ての際に用いられる
1次バッファメモリ又は転送先となっている2次バッフ
ァメモリ内にのみ存在している。
【0006】従って、もしもPDUフレームのオンライ
ン記録と並行して、組み立てられたPDUフレームを用
いて解析や表示などの動作をリアルタイムに行おうとす
ると、上記オンライン記録の合間をみて1次バッファメ
モリ又は2次バッファメモリから何らかの手段でPDU
フレームを読み出す必要がある。
【0007】この場合、2次バッファメモリへのPDU
フレーム転送に割ける時間配分が相対的に削られるた
め、記録効率が著しく低下し、PDUフレームの記録取
りこぼしの危険性が大きくなるという問題があった。ま
た、同一のメモリ資源に対し、DMA転送記録によっ
て、書き込みとデータ取得のための読み出しとを時間で
区切って使用すると競合制御のためのアルゴリズムや制
御回路が複雑になってしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、オンライン記録の転送効率を大幅に低下させる
ことなく、PDUフレームの記録動作と並行してオンラ
イン記録目的以外に使用できるPDUフレームをオンラ
インモニタ記録中に取得できるようにした通信回線監視
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、少なくとも物理レイヤと、該物理レイヤ
より上位に位置する少なくとも1つの上位レイヤとを有
するプロトコル・アーキテクチャが用いられた通信が行
われる通信回線を監視する装置であって、前記通信回線
から前記物理レイヤのセルを抽出する抽出手段と、前記
抽出手段で抽出されたセルを、前記少なくとも1つの上
位レイヤのデータ形式に適合したユニットに組み立てる
組立手段と、前記組立手段で組み立てられたユニットを
記録する第1の記憶手段と、前記組立手段で組み立てら
れたユニットを記録する第2の記憶手段とを具備するこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記組立手段で組み
立てられたユニットを一時的に記憶するとともに、組立
中のユニットを一時的に記憶する記憶装置を具備するこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記記憶装置に記憶
された組み立てられたユニットを前記第1の記憶手段及
び前記第2の記憶手段へ転送する転送手段を具備するこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記転送手段に対し
て前記ユニットを前記第1の記憶手段へ転送するか否
か、及び前記第2の記憶手段へ転送するか否かを制御す
る第1の制御手段を具備することを特徴とする。また、
本発明は、前記第2の記憶手段を制御して、前記ユニッ
トを読み出す第2の制御手段を具備することを特徴とす
る。また、本発明は、前記記憶装置から前記第2の記憶
手段へ前記ユニットが転送される場合は前記第2の制御
手段の前記ユニットの読み出しを一時的に中断させる競
合回避手段を具備することを特徴とする。また、本発明
は、前記第1の制御手段は、前記組立手段が前記記憶装
置に組み立てたユニットを記憶させる場合には、前記転
送手段の動作を一時的に中断させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形
態による通信回線監視装置の構成を示すブロック図であ
る。図1において、セル抽出回路10は監視対象である
回線からセル及びクロックを抽出するために用いられる
ものであり、セルデータバス10aを介してPDUフレ
ーム組立回路12と接続され、抽出したセルをPDUフ
レーム組立回路12へ出力する。このセル抽出回路10
は市販のフレーマー機能を有するIC(Integrated Cir
cuit)で実現される。このセル抽出回路10は1つのセ
ルを受信する度に、セルを構成するデータをセルデータ
バス10aを介してPDUフレーム組立回路12へ出力
する。上記セルは、53バイトのデータ長であり、大別
すると5バイトのヘッダ情報と48バイトのペイロード
情報とから構成される。ヘッダ情報はポインタ等の情報
やHEC(Header Error Control)情報が含まれ、ペイ
ロード情報は純粋なデータが含まれる。
【0011】上記PDUフレーム組立回路12は、セル
データバス10aから送られてくる各受信セルのヘッダ
情報の内容を判別し、上位レイヤ・プロトコルであるA
TMアダプテーション・レイヤ(AAL)プロトコル・
データ・ユニット(PDU)の形式へ組み立てる機能を
有する。本実施形態ではPDUフレーム組立回路12は
市販の通信用LSIにより実現している。PDUフレー
ム組立回路12はペイロードデータバス12a、1次バ
ッファ書き込みアドレス信号線12b、1次バッファア
クセス信号線12c、及び転送要求信号線12dを介し
て、後述する1次バッファメモリ14、セレクタ28、
DMA転送制御回路20、及び第一CPU24とそれぞ
れ接続されている。
【0012】1次バッファメモリ14は、PDUフレー
ム組立回路12の作業用メモリであり、オンラインモニ
タ記録中はPDUフレーム組立回路12がペイロードデ
ータバス12aを介してこの1次バッファメモリ14と
ペイロード情報の授受を行ってPDUフレームの組み立
て作業を行う。オンラインモニタ記録中においては、通
常、1次バッファメモリ14には、組み立て途上のPD
Uフレームのデータが1つまたは複数個同時に格納され
る。
【0013】上記1次バッファメモリ14は転送データ
バス14aを介して2次バッファメモリ16及び3次バ
ッファメモリ18と接続されており、2次バッファメモ
リ16及び3次バッファメモリ18のデータ転送元とし
て機能する。2次バッファメモリ16及び3次バッファ
メモリ18へのデータ転送は同一のタイミングで行われ
る。2次バッファメモリ16は、PDUフレームのデー
タを記録するためのオンライン記録用メモリであり、オ
ンライン記録中は書き込み専用に設定される。また、上
記3次バッファメモリ18は、2次バッファメモリ16
と同様に、PDUフレームのデータを記録するメモリで
あるが、オンライン記録中でも記録及び読み出しが行わ
れる。
【0014】DMA転送制御回路20は、1次バッファ
メモリ14を転送元として第一の転送先である2次バッ
ファメモリ16及び第二の転送先である3次バッファメ
モリ18へPDUフレームのデータのDMA転送制御を
行う。つまり、DMA転送制御回路20は、転送先アド
レスバス20a,セレクタ28を介して、転送元である
1次バッファメモリ14をアクセスし、転送するデータ
を読み出すための転送元アドレスバス信号を得る。ま
た、転送先アドレスバス20b及び転送先アドレスバス
20c,セレクタ30を介して第一又は第二の転送先で
ある2次バッファメモリ16及び3次バッファメモリ1
8をそれぞれアクセスし、それぞれに転送データを書き
込むための転送先アドレスバス信号を出力する。また、
3次バッファアクセス信号線20dを介して後述するセ
レクタ30及びアービタ装置22と接続され、転送終了
割込信号線20eを介して第一CPU24と接続されて
いる。
【0015】アービタ装置22はリード要求信号線22
a,ウェイト信号線22bを介して後述する第二CPU
26と接続され、3次バッファアクセス信号線20dを
介して出力される3次バッファメモリ18がアクセス中
である旨を示す信号に基づいて、1次バッファメモリ1
4から3次バッファメモリ18へのDMA転送によるP
DUデータ書き込みと、第二CPU26による3次バッ
ファメモリ18からのPDUデータ読み出しとの競合を
回避するものである。
【0016】第二CPU26は第二CPUデータバス2
6a及び第二CPUアドレスバス26bを介して、3次
バッファメモリ18及びセレクタ30とそれぞれ接続さ
れ、オンライン記録中に3次バッファメモリ18に転送
されたPDUフレームデータの読み出しを制御する装置
である。この第二CPU26によって3次バッファメモ
リ18から読み出されたPDUフレームデータは、回線
状況の解析や表示に用いられる。
【0017】第一CPU24は第一CPUデータバス2
4a及び第一CPUアドレスバス24bを介してPDU
フレーム回路12及びDMA転送制御回路20と接続さ
れ、PDUフレーム組立回路12及びDMA転送制御回
路20を制御してデータの転送制御を行う。この第一C
PU24は、PDUフレームデータの転送先である2次
バッファメモリ16及び3次バッファメモリ18のデー
タ書き込み位置(以下、ポインタと称する)を記憶する
レジスタを有しており、PDUフレームデータを転送し
た際には、このポインタを更新する機能を有する。
【0018】また、図示は省略しているが、1次バッフ
ァメモリ14から2次バッファメモリ16及び3次バッ
ファメモリ18の何れか、又は両方にPDUフレームデ
ータを転送するか否かを選択する選択スイッチが備えら
れており、操作者の操作内容に応じた情報が第一CPU
24及び第二CPU26へ入力される。
【0019】セレクタ28は1次バッファ書き込みアド
レス信号線12a及び転送先アドレスバス20aを介し
てそれぞれPDUフレーム組立回路12及びDMA転送
制御回路20と接続されている。このセレクタ28はP
DUフレーム組立回路12から1次バッファアクセス信
号線12cを介して送出される1次バッファアクセス中
信号に応じて、1次バッファメモリ14に1次バッファ
書き込みアドレス信号線12b及び転送元アドレスバス
20aの何れか一方を接続する。つまり、PDUフレー
ム組立回路12から1次バッファアクセス中信号が出力
されている場合には1次バッファ書き込みアドレス信号
線12bを1次バッファメモリ14に接続し、1次バッ
ファアクセス中信号が出力されていない場合には転送元
アドレスバス20aを1次バッファメモリ14に接続す
る。
【0020】セレクタ30は転送先アドレスバス20c
及び第二CPUアドレスバス26bを介してそれぞれD
MA転送制御回路20及び第二CPU26と接続されて
いる。セレクタ30はDMA転送制御回路20から3次
バッファアクセス信号線20dを介して送出される3次
バッファアクセス中信号に応じて、3次バッファメモリ
18に転送先アドレスバス20c及び第二CPUアドレ
スバス26bの何れか一方を接続する。つまり、DMA
転送制御回路20から3次バッファアクセス中信号が出
力されている場合には転送先アドレスバス20cを3次
バッファメモリ18に接続し、3次バッファアクセス中
信号が出力されていない場合には第二CPUアドレスバ
ス26bを3次バッファメモリ18に接続する。
【0021】以上、本発明の一実施形態による通信回線
監視装置の構成を説明したが、次に図2を参照してDM
A制御回路の一構成例について説明する。図2は図1中
に示されたDMA転送制御回路20の一構成例を示すブ
ロック図であり、図1中に示された箇所と同一のものに
は同一の符号が付してある。図2に示されたDMA転送
制御回路20は図中端子SCから入力される単一のシス
テムクロックにて転送動作を行う。
【0022】図2において、50は第一CPUアドレス
バス24bに接続されたアドレスデコーダであり、第一
CPU24から送出されるアドレスデータ(DMA転送
制御回路20の入力ポートを選択したり、DMA転送制
御回路20をリセットしたりするデータ)をデコードし
て出力線50a〜50fへ出力する。このアドレスデコ
ーダ50のクロック端にはシステムクロックが入力さ
れ、このシステムクロックに同期して動作を行う。
【0023】50a〜50eはレジスタであり、各々が
クロック端及びデータ入力端を有する。レジスタ52a
〜52eのクロック端にはアドレスデコーダ50の出力
線50a〜50eがそれぞれ接続されており、各々のデ
ータ入力端には第一CPUデータバス24aが接続され
ている。また、レジスタ52eはリセット入力端を有
し、アドレスデコーダ50の出力線50fが接続されて
いる。
【0024】レジスタ50aは転送元である1次バッフ
ァメモリ14(図1参照)の読み出し開始アドレスが書
き込まれるレジスタであり、レジスタ50bは第一の転
送先である2次バッファメモリ16(図1参照)の開始
アドレスが書き込まれるレジスタであり、レジスタ50
cは第二の転送先である3次バッファメモリ18(図1
参照)の開始アドレスが書き込まれるレジスタであり、
レジスタ50dは転送ワード数カウントが書き込まれる
レジスタであり、レジスタ50eはデータの転送を行う
か否か等を示すDMA転送命令コードが書き込まれる転
送コントロール用のレジスタである。
【0025】レジスタ52eの2つの出力端Q1,Q2
には、Dフリップフロップ66,68のD入力端がそれ
ぞれ接続されている。また、Dフリップフロップ66,
68のクロック入力端にはシステムクロックが入力さ
れ、このシステムクロックに同期して各々のDフリップ
フロップは動作する。Dフリップフロップ66,68の
リセット入力端にはアドレスデコーダ50の出力線50
fが接続されている。
【0026】54a〜54dはカウンタであり、各々デ
ータ入力端、クロック端、イネーブル端EN、及びロー
ド信号入力端LD(ロード信号入力端LDは反転入力端
である)を有する。各々のレジスタ54a〜54dのロ
ード信号入力端LDにはアドレスデコーダ50の出力線
50eが接続され、クロック端にはシステムクロックが
入力される。また、カウンタ54a〜54dのデータ入
力端には、それぞれレジスタ52a〜52dのデータ出
力端が接続されており、初期値をレジスタ52a〜52
dから読み込む。
【0027】カウンタ54a〜54cはレジスタ52a
〜52cから初期値をそれぞれ読み込み、カウンタ54
aは1次バッファメモリ14のアクセス用のアドレスを
生成し、カウンタ54bは2次バッファメモリ16のア
クセス用のアドレスを生成し、カウンタ54cは3次バ
ッファメモリ18のアクセス用のアドレスを生成する。
また、カウンタ54dは1回に転送するデータのワード
総数をレジスタ52dから読み込み、1ワード転送する
度にデクリメントを行う。
【0028】カウンタ54aの出力端は転送元アドレス
バス20aに接続され、カウンタ54b,54cは後述
するDフリップフロップ群75,76を介して転送先ア
ドレスバス20b及び転送先アドレスバス20cにそれ
ぞれ接続されている。また、カウンタ54dの出力端は
比較器56に接続されている。この比較器56は、カウ
ンタ54dのカウント値をモニタし、カウンタ54dの
出力ビットの全てが「0」であるか否かを判定し、出力
端A又は出力端Bから出力する。カウンタ54dの出力
ビット全てが「0」である場合、出力端Aへの出力値を
「1」及び出力端Bへの出力値を「0」とし、否である
場合には出力端Aへの出力値を「0」及び出力端Bへの
出力値を「1」とする。
【0029】比較器56の出力端Aには割り込み発生回
路58が接続されている。この割り込み発生回路はDフ
リップフロップによって実現される。つまり、割り込み
発生回路58のD入力端のレベルを常時「1」に設定
し、比較器56の出力端Aを割り込み発生回路58のク
ロック端に接続することで、比較器56の出力端Aのレ
ベルの立ち上がり時に、割り込み発生回路58の出力端
Qから割り込み信号が出力される。この出力端QはNO
T回路60を介して転送終了割込信号線20eに接続さ
れている。また、割り込み発生回路58のリセット入力
端にはアドレスデコーダ50の出力端50fが接続され
ている。
【0030】また、レジスタ54a〜54dのイネーブ
ル端ENにはAND回路62a〜62d(これらAND
回路62a〜62dの一方の入力端はNOT入力端)の
出力端が接続されている。これらAND回路62a〜6
2dの一方の入力端(NOT入力端)には1次バッファ
アクセス信号線12cが接続されている。AND回路6
2aの他方の入力端には比較器56の出力端Bが接続さ
れている。AND回路62b〜62dの他方の入力端に
は、それぞれAND回路64a,64b、OR回路65
の出力端が接続されている。
【0031】AND回路64aの2つの入力端には比較
器56の出力端Bから出力される信号と、レジスタ52
eの出力端Q1に接続されたDフリップフロップ66か
ら出力される信号とがそれぞれ入力される。AND回路
64bの2つの入力端には比較器56の出力端Bから出
力される信号と、レジスタ52eの出力端Q2に接続さ
れたDフリップフロップ68から出力される信号とがそ
れぞれ入力される。OR回路65の2つの入力端には、
上述したDフリップフロップ66から出力される信号
と、Dフリップフロップ68から出力される信号とがそ
れぞれ入力される。また、上記Dフリップフロップ68
の出力端には3次バッファアクセス信号線20dが接続
されている。
【0032】図中70,72,74はタイミング生成回
路であり、クロック端に入力されるシステムクロックS
Cに基づいてタイミング信号を生成する。タイミング生
成回路70,72,74の出力は、1次バッファメモリ
14、2次バッファメモリ16、及び3次バッファメモ
リ18に各々接続されており、各々は1次バッファメモ
リ14の読み出しアクセス時のタイミング決定、2次バ
ッファメモリ16の書き込みアクセス時のタイミング決
定、3次バッファメモリ18の書き込みアクセス時のタ
イミング決定にそれぞれ用いられる。また、タイミング
生成回路70,72,74はイネーブル端子ENが設け
られている。タイミング生成回路70のイネーブル端E
NにはAND回路62aの出力が入力され、タイミング
生成回路72のイネーブル端ENにはAND回路62b
の出力が入力され、タイミング生成回路74のイネーブ
ル端ENにはAND回路62cの出力が入力される。
【0033】70,72はDフリップフロップ群であ
り、システムクロックSCに同期して動作し、カウンタ
54b,54cから出力される転送先アドレスをシステ
ムクロックSCの1クロック分だけ遅延させて転送先ア
ドレスバス20b及び転送先アドレスバス20cにそれ
ぞれ出力する。
【0034】上記構成において、本発明の一実施形態に
よる通信回線監視装置の動作を図面を参照して説明す
る。本発明の一実施形態による通信回線監視装置は、D
MA転送を行うか否か、オンライン記録を行うか否か、
及びオンライン参照を行うか否かの選択ができる。この
選択は、図2中に示されたレジスタ52eに書き込むD
MA転送命令コードの内容によって選択することができ
る。
【0035】図3は、レジスタ52eの内容を示す図で
ある。レジスタ52eは数ビットから十数ビットに設計
することが可能であるが、DMA転送命令コードに関係
するビットは図示されたように、最下位の2ビット、つ
まりビット0とビット1のみである。ビット0は図1中
の1次バッファメモリ14から2次バッファメモリ16
へDMA転送を行うか否かを設定するビットであり、ビ
ット0が「1」の場合には、2次バッファメモリ16へ
のDMA転送が行われ、「0」である場合には2次バッ
ファメモリ16へのDMA転送が行われない。ビット1
は図1中の1次バッファメモリ14から3次バッファメ
モリ18へDMA転送を行うか否かを設定するビットで
あり、ビット0が「1」の場合には、3次バッファメモ
リ18へのDMA転送が行われ、「0」である場合には
3次バッファメモリ18へのDMA転送が行われない。
【0036】図4は、DMA転送命令コードと実行内容
とを表形式に表した図表である。図示されたように、D
MA転送命令コードによって以下の4つの実行内容が選
択される。 (1)図3中のビット0及びビット1の内容が共に
「0」である場合、つまりDMA転送命令コードが「0
000H」である場合には1次バッファメモリ14から
2次バッファメモリ16又は3次バッファメモリ18へ
のDMA転送は行われない。 (2)図3中のビット0のみが「1」である場合、つま
りDMA転送命令コードが「0001H」である場合に
は1次バッファメモリ14から2次バッファメモリ16
へのDMA転送が行われてオンライン記録がなされる。
尚、オンライン記録とは、オンラインモニタを行った内
容を記録することである。 (3)図3中のビット1のみが「1」である場合、つま
りDMA転送命令コードが「0002H」である場合に
は1次バッファメモリ14から3次バッファメモリ18
へのDMA転送が行われてオンライン参照がなされる。
尚、オンライン参照とは、リアルタイムで回線状況の解
析や表示を行うことである。 (4)図3中のビット0及びビット1の内容が共に
「1」である場合、つまりDMA転送命令コードが「0
003H」である場合には1次バッファメモリ14から
3次バッファメモリ18へのDMA転送が行われてオン
ライン記録がなされるとともに、オンライン参照がなさ
れる。
【0037】以下、上述した各動作について図1〜図3
を参照して詳述する。 (1)DMA転送命令コードが「0000H」である場
合 この場合には、1次バッファメモリ14において組み立
てられたPDUフレームデータは、2次バッファメモリ
16及び2次バッファメモリ18何れにも転送されな
い。図1中の第一CPU24は、第一CPUアドレスバ
ス24bを介して図2中のレジスタ52eの入力ポート
を選択するデータを送出するとともに、第一CPUデー
タバス24aを介してDMA転送命令コード「0000
H」を送出する。これらがDMA転送制御回路20に入
力されるとレジスタ52eにDMA転送命令コード「0
000H」が書き込まれる。レジスタ52eにこのDM
A転送命令コードが書き込まれると、レジスタ52eの
出力Q1,Q2は共に「0」となるため、カウンタ54
b,54c,54dの何れもがディスエイブルとなり、
従って、1次バッファメモリ14から2次バッファメモ
リ16及び3次バッファメモリ18へのDMA転送は行
われないこととなる。
【0038】(2)DMA転送命令コードが「0001
H」である場合 この場合には、1次バッファメモリ14において組み立
てられたPDUフレームデータは、2次バッファメモリ
16のみに転送される。つまり、オンライン記録がなさ
れる。
【0039】まず、セル抽出回路10はモニタ回線上の
信号から、クロックとデータを抽出しATMレイヤのデ
ータフォーマットであるセルを抽出する。セルはセルデ
ータバス10aを介してPDUフレーム抽出回路2に入
力される。PDUフレーム組立回路12は、1次バッフ
ァメモリ14を組立作業領域として用い、受信したセル
のヘッダ情報を読みとりATM上位レイヤであるAAL
レイヤのフォーマットに従い、PDUフレームデータを
組み立てる動作を行う。この組立作業とは具体的には、
PDUフレーム組立回路12において、有効なセル受信
の度にそのセルに含まれるヘッダ情報の情報を読みと
り、ヘッダ情報を除いたセルのペイロード情報を、判別
したPDUフレーム毎に分類して1次バッファメモリ1
4の組み立て途中の位置に順次格納していく操作をい
う。組み立て動作のため1次バッファメモリ14への書
き込みは、ペイロードデータバスを通じて行われる。
【0040】なお、PDUフレーム組立回路12は、P
DUフレームデータを1次バッファメモリ14に書き込
む期間中は、1次バッファアクセス信号線12cを介し
てDMA転送制御回路20へ1次バッファメモリをアク
セス中である旨を示す信号を出力する。これはDMA転
送のための1次バッファメモリ14からの読み出しを禁
止するためである。また、PDUフレーム組立回路12
は、1つのPDUフレーム組立の完了する毎に転送要求
信号線12dを介して第一CPU24に対して転送要求
信号を出力する。この転送要求信号は、1回のPDUフ
レームデータ転送に対して1回発行される。
【0041】上記転送要求信号を受けた第一CPU24
は、1次バッファメモリ14上で1つのPDUフレーム
データの組立が完了したことを知り、PDUフレーム組
立回路12から当該PDUフレームデータが1次バッフ
ァメモリ14に格納されている開始アドレスとPDUフ
レームデータのデータ長、即ち転送に必要なワード数と
を取得する。
【0042】また、前述したように、第一CPU24は
PDUフレームデータの転送先である2次バッファメモ
リ16及び3次バッファメモリ18のポインタを記憶す
るレジスタを有しており、その値を転送したワード数分
だけ更新する。したがって、第一のCPU24は、PD
Uフレーム組立回路12から転送要求割り込みを受ける
度に、PDUフレーム組立回路12からは該当PDUフ
レームの転送元ポインタ位置と転送ワード数だけを入手
するだけで、DMA転送に必要な情報の全てが揃うこと
となる。
【0043】次に、第一CPU24は、第一CPUアド
レスバス24aを介して1次バッファメモリ14の読み
出しポインタ、2次バッファメモリ16の書き込みポイ
ンタ、3次バッファメモリ18の書き込みポインタ、転
送を行うPDUフレームデータのワード数、及びDMA
転送命令コードを順にDMA転送制御回路20へ送出す
る。また、この転送時には第一CPUアドレスバス24
bを介してDMA制御回路20の入力ポートを選択する
信号も送出される。前述したPDUフレーム組立回路1
2からの転送要求を受けた第一のCPU24上記ポイン
タ等の送出を終了すると、内部で次の転送要求割り込み
をマスクする処理を行う。このマスクは現在受け付けて
いる転送要求分のDMA転送が完了した時点でまで解除
されない。
【0044】上記各ポインタはDMA転送制御回路20
において、それぞれレジスタ52a〜52c書き込ま
れ、転送ワード数はレジスタ52dに書き込まれ、DM
A転送命令コードはレジスタ52eに書き込まれる。上
記DMA転送命令コードは「0001H」であるので、
レジスタ52eの出力端Q1から「1」が出力され、出
力端Q2から「0」が出力される。従って、Dフリップ
フロップ66から「1」が出力され、Dフリップフロッ
プ68から「0」が出力される。Dフリップフロップ6
6,68の出力は、AND回路64a及びOR回路65
とAND回路64b及びOR回路65とにそれぞれ入力
され、カウンタ54b,54d、タイミング生成回路7
0及び比較器56はイネーブルとなり、カウンタ54c
及びタイミング生成回路74はディスエイブルとなる。
次に、カウンタ54a,54b,54dはレジスタ52
a,52b,52dに書き込まれたデータをそれぞれ読
み込む。
【0045】以上の処理が終了すると、DMA転送制御
回路20は1次バッファメモリ14から2次バッファメ
モリ16へPDUフレームデータのDMA転送を開始す
る。カウンタ54aが保持している1次バッファメモリ
14の読み出しポインタ位置からPDUフレームデータ
が読み込まれ、カウンタ54cが保持している2次バッ
ファメモリ16の書き込みポインタ位置へ転送データバ
ス14cを介してPDUフレームデータが1ワードづつ
転送される。
【0046】転送中はカウンタ54a、カウンタ54b
は1ワード分を転送する度に各々の現行値をインクリメ
ントし、カウンタ54dは1ワード転送する度にデクリ
メントする。DMA転送命令コードを受けたDMA転送
制御回路20は、カウンタ54dの値がレ0になるまで
DMA転送を続ける。
【0047】DMA転送が行われている間に、PDUフ
レーム組立回路12が1次バッファメモリ14をアクセ
スする必要が生じた場合には、PDUフレーム組立回路
12から1次バッファアクセス信号線12cを介して1
次バッファアクセス中信号がDMA転送制御回路20へ
送出される。この1次バッファアクセス中信号が送出さ
れた場合には、たとえDMA転送制御回路20がPDU
フレームデータを転送中であっても1次バッファメモリ
14からのPDUフレームデータの読み出しを中断さ
せ、PDUフレーム組立回路12が他のPDUフレーム
データを組み立てる作業が優先される。即ち、1次バッ
ファメモリ14にのアクセスに対して、DMA転送制御
回路20よりもPDUフレーム組立回路12が高い優先
権を有している。
【0048】DMA転送制御回路20の内部のカウンタ
54a〜54dは、DMA転送中に1次バッファアクセ
ス信号線12cを介して1次バッファアクセス中信号を
受信すると直ちにディスエーブルとなり、保持している
値の更新が凍結される。すなわち、カウント値のインク
リメント、及びデクリメントが一時中断される。1次バ
ッファアクセス中信号の受信が終了すると、カウンタ5
4a〜54dがイネーブルとなり、DMA転送が再開さ
れる。
【0049】DMA転送動作は、カウンタ54dに保持
される値が1以上である限り続行される。転送が続行さ
れ、カウンタ54dの保持値が0になると、DMA転
送、つまり1次バッファメモリ14から2次バッファメ
モリ16へのオンライン記録がが完了したことになる。
このオンライン記録の終了は、比較器56がカウンタ5
4dの出力値が0であるか否かを判断することにより行
われる。
【0050】比較器56はカウンタ54dの出力値が0
であると判断した場合には、出力端Aから出力信号
「1」を出力する。この出力信号はDフリップフロップ
58及びNOT回路60を介して転送終了割込信号線2
0eへ送出され、第一CPU24で受信される。この信
号を受信すると第一CPU24はPDUフレームデータ
の転送が終了したと判断し、DMA転送制御回路20の
入力ポートをアクセスし、DMA転送命令コードをクリ
アする。次に、第一CPU24はPDUフレーム組立回
路12からの転送要求割り込みのマスクを解除する。こ
れによりPDUフレーム組立回路12からの新たなPD
Uフレームデータの転送要求の受付が可能になる。
【0051】このように、第一CPU24は、一旦PD
Uフレーム組立回路12から1つのPDUフレーム転送
要求を受け付けると、DMA転送制御回路20からのD
MA転送終了割り込みを受けるまでの期間はPDUフレ
ーム組立回路12からの新たな転送要求を受け付けない
様にしている。また、第一CPU24は、上述のDMA
転送終了割り込みのクリアを終え、且つPDUフレーム
組立回路12から転送要求割り込みのマスクを解除する
ことで、次の転送要求の受付を開始する。
【0052】このようにして、オンライン記録がされた
2次バッファメモリ16上のPDUフレームデータは、
オンライン記録の停止後に読み出され、プロトコル・ア
ナライザのシステムソフトにより表示や解析、さらには
上位レイヤのプロトコルによる翻訳などのオフライン解
析処理用データファイルとして活用される。
【0053】(3)DMA転送命令コードが「0002
H」である場合 この場合には、1次バッファメモリ14において組み立
てられたPDUフレームデータは、3次バッファメモリ
18のみに転送される。つまり、オンライン参照がなさ
れる。第一CPU24からDMA転送制御回路20へD
MA転送命令コード「0002H」が送出されると、D
MA転送制御回路20のレジスタ52eに書き込まれ
る。このDMA転送命令コードは「0002H」である
ので、レジスタ52eの出力端Q1から「0」が出力さ
れ、出力端Q2から「1」が出力される。従って、Dフ
リップフロップ66から「0」が出力され、Dフリップ
フロップ68から「1」が出力される。Dフリップフロ
ップ66,68の出力は、AND回路64a及びOR回
路65とAND回路64b及びOR回路65とにそれぞ
れ入力されるため、カウンタ54c,54d、タイミン
グ生成回路74、及び比較器56はイネーブルとなり、
カウンタ54b及びタイミング生成回路72はディスエ
イブルとなる。
【0054】次に、カウンタ54a,54c,54dは
レジスタ52a,52c,52dに書き込まれたデータ
を読み込む。尚、Dフリップフロップ68の出力端Qは
3次バッファアクセス信号線20dに接続されており、
3次バッファメモリ18へのDMA転送が行われる場合
にはアービタ装置22に3次バッファアクセス中信号が
入力される。
【0055】1次バッファメモリ14から3次バッファ
メモリ18へのPDUフレームデータのDMA転送の動
作は、(2)において前述した2次バッファメモリ16
へのDMA転送とほぼ同様であるが、DMA転送時にお
いて、第二CPU26による3次バッファメモリ18へ
の読み出しがあった場合に、競合問題が回避される点で
異なる。
【0056】つまり、3次バッファメモリ18へDMA
転送が行われている場合、アービタ装置22へは3次バ
ッファアクセス中信号が入力されている。アービタ装置
22はDMA転送制御回路20が3次バッファメモリ1
8に対してDMA転送中である場合に、第二CPU26
から3次バッファメモリ18に対して読み出を行うとき
には直ちにウェイト信号線22bを介して第二CPU2
6にウェイトを発行し、読み出しを強制的に延長させ
る。
【0057】また、第二CPU26が3次バッファメモ
リ18からPDUフレームデータの読み出し中である場
合に、アービタ装置22に3次バッファアクセス中信号
が入力された場合には、アービタ装置22は第二CPU
26に対してPDUフレームデータの読み出しを強制的
に延長させ、1次バッファメモリ14から3次バッファ
メモリ18へのDMA転送を優先的に行わせる。
【0058】すなわち、第二CPU26が3次バッファ
メモリ18からPDUフレームデータを読み出すより
も、1次バッファメモリ14から3次バッファメモリ1
8へのDMA転送の方が高い優先権が与えられている。
これは、3次バッファメモリ18へのDMA転送が2次
バッファメモリ16へのDMA転送と同一タイミングで
行われるため、競合制御を簡易化するためと、後述する
オンライン記録及びオンライン参照とを同時に行う場合
に2次バッファメモリ16へのオンライン記録の効率低
下を防止するためである。
【0059】第二CPU26が3次バッファメモリ18
から読み出したPDUフレームデータは、リアルタイム
でプロトコル・アナライザのシステムソフトにより表示
や解析、さらには上位レイヤのプロトコルによる翻訳な
どのオフライン解析処理用データファイルとして活用さ
れる。
【0060】(4)DMA転送命令コードが「0003
H」である場合 この場合には、1次バッファメモリ14において組み立
てられたPDUフレームデータは、2次バッファメモリ
16及び3次バッファメモリ18の両方に転送される。
つまり、オンライン記録及びオンライン参照がなされ
る。第一CPU24からDMA転送制御回路20へDM
A転送命令コード「0003H」が送出されると、DM
A転送制御回路20のレジスタ52eに書き込まれる。
このDMA転送命令コードは「0003H」であるの
で、レジスタ52eの出力端Q1,Q2から「1」が出
力される。従って、Dフリップフロップ66,68から
共に「1」が出力され。Dフリップフロップ66,68
の出力は、AND回路64a及びOR回路65とAND
回路64b及びOR回路65とにそれぞれ入力されるた
め、カウンタ54b,54c,54d、タイミング生成
回路72,74、及び比較器56はイネーブルとなる。
【0061】次に、カウンタ54a,54b,54c,
54dはレジスタ52a,52b,52c,52dに書
き込まれたデータを読み込む。尚、上記(3)において
説明したように、Dフリップフロップ68の出力端Qは
3次バッファアクセス信号線20dに接続されており、
3次バッファメモリ18へのDMA転送が行われる場合
にはアービタ装置22に3次バッファアクセス中信号が
入力される。
【0062】この場合においては、上記(2)や(3)
で説明したように、1次バッファメモリ14から2次バ
ッファメモリ16及び3次バッファメモリ18へのPD
UフレームデータのDMA転送が同様の動作で行われ
る。また、DMA転送時において、第二CPU26によ
る3次バッファメモリ18への読み出しがあった場合の
競合問題も同様に回避される。
【0063】図5は、DMA転送時における信号やデー
タの流れを示すタイミングチャートである。図5中の符
号T2が付された期間は、オンライン記録及びオンライ
ン参照が同時に行われる期間であり、符号T3が付され
た期間はオンライン記録のみが行われる期間である。
尚、図中の左側から右側に時間が経過するものとする。
図中(a)は第二CPU26の動作サイクル、(b)は
アービタ装置22から第二CPU26に出力されるウェ
イト信号、(c)はDMA転送制御回路20からアービ
タ装置22へ出力される3次バッファアクセス中信号、
(d)は3次バッファメモリ18に対する読み出し書き
込みタイミング、(e)は2次バッファメモリ16への
書き込みタイミング、(f)は1次バッファメモリ14
からの読み出しタイミング、(g)はDMA転送制御回
路から第一CPU24へ送出される転送割込制御信号、
(h)は第一CPU24とDMA転送制御回路20との
間における信号授受のタイミングをそれぞれ示す。尚、
図中の記号“R”及び“W”は読み出し及び書き込みを
それぞれ示す。
【0064】図中T1が付された期間においては、DM
A転送は行われず、第二CPU26が3次バッファメモ
リ18をアクセスしてPDUフレームデータを読み出す
動作が行われている。期間T1の終了時に、第一CPU
24からDMA転送制御回路20へ転送命令コード「0
003H」が送出されるとDMA転送制御回路20から
アービタ装置22へ3次バッファアクセス中信号が送出
される。そして、1次バッファメモリ14から2次バッ
ファメモリ16及び3次バッファメモリ18へPDUフ
レームデータのDMA転送が行われる。
【0065】アービタ装置22は3次バッファメモリア
クセス中信号が入力されると、第二CPU26に対して
ウェイト信号を送出する。このウェイト信号が送出され
ると、第二CPU26の動作サイクル(図5中ではサイ
クル3)が延長される。DMA転送中は1次バッファメ
モリ14から2次バッファメモリ16及び3次バッファ
メモリ18へPDUフレームデータのDMA転送が順次
行われる。
【0066】DMA転送制御回路20から第一CPU2
4へ転送終了割込信号が送出されると、第一CPU24
はDMA転送制御回路20の入力ポートをアクセスし、
DMA転送命令コードをクリアする。DMA転送制御回
路20において、DMA転送命令コードがクリアされる
と、DMA転送制御回路20からは3次バッファアクセ
ス中信号が送出されなくなる。アービタ装置22は3次
バッファアクセス中信号が入力されなくなると、第二C
PU26に対してウェイト信号の送出を中止する。ウェ
イト信号が送出されなくなると第二CPU26は延長さ
れた動作サイクルを再開し、再び3次バッファメモリ1
8からのPDUフレームデータの読み出しを再開する。
【0067】第一CPU24からDMA転送制御回路2
0へ転送命令コード「0001H」が送出された場合に
は、図示されたように、第二CPU26に対してはウェ
イト信号が送出されない。DMA転送は1次バッファメ
モリ14から2次バッファメモリ16に対してのみ行わ
れる。DMA転送中であっても、第二CPU26は3次
バッファメモリ18からPDUフレームデータの読み出
しを行うことが可能である。このDMA転送が終了した
場合には、DMA転送制御回路20から第一CPU24
へ転送終了割込信号が送出され、第一CPU24がDM
A転送制御回路20の入力ポートをアクセスし、DMA
転送命令コードがクリアされる。
【0068】以上説明したように、第一CPU24から
の転送命令コードの種別により、DMA転送先を通常の
2次バッファメモリ16に設定することに加え3次バッ
ファメモリ18に対しても同時に行わせるかどうかを各
転送毎に指定することができる。また、2次バッファメ
モリ16は、オンライン記録とオンライン参照とを同時
に行う場合であってもオンライン記録のみに使用できる
ため、B−ISDN等の高速回線オンラインモニタ記録
を妨げることなく、リアルタイムにオンライン参照が可
能となった。
【0069】尚、本発明は上記実施形態に限られるわけ
ではない、本発明の範囲内で自由に変更することができ
る。例えば、上記実施形態では物理レイヤ、ATMレイ
ヤ、AALレイヤ、及び上位レイヤに層別に分けられた
例について説明したが、TCP/IP(Transmission C
ontrol Protocol/Internet Protocol)を用いる場合や
より抽象的にOSI(Open Systems Interconnection)
参照モデルで層分けされたプロトコル・アーキテクチャ
一般に応用することが可能である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
オンライン記録を行うための第1の記憶手段以外に、オ
ンライン参照に用いられるユニットを記憶する第2の記
憶手段を設けたので、装置の構成を複雑にせずに、オン
ライン参照とオンライン記録とを同時に行う場合に生ず
る問題、例えば、ユニットの一部の取りこぼし等が生ず
る問題を回避することができる。より具体的には、オン
ライン記録中にオンライン記録動作を妨げること無しに
オンライン参照を行えるため、高速回線のオンライン記
録と同時に回線状況の表示、解析、上位レイヤプロトコ
ル翻訳等をリアルタイムに処理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による通信回線監視装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1中に示されたDMA転送制御回路20の
一構成例を示すブロック図である。
【図3】 レジスタ52eの内容を示す図である。
【図4】 DMA転送命令コードと実行内容とを表形式
に表した図表である。
【図5】 DMA転送時における信号やデータの流れを
示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 セル抽出回路(抽出手段) 12 PDUフレーム組立回路(組立手段) 14 1次バッファメモリ(記憶装置) 16 2次バッファメモリ(第1の記憶手段) 18 3次バッファメモリ(第2の記憶手段) 20 DMA転送制御回路(転送手段) 22 アービタ装置(競合回避手段) 24 第一CPU(第1の制御手段) 26 第二CPU(第2の制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/24 H04L 12/26 H04L 29/14

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも物理レイヤと、該物理レイヤ
    より上位に位置する少なくとも1つの上位レイヤとを有
    するプロトコル・アーキテクチャが用いられた通信が行
    われる通信回線を監視する装置であって、 前記通信回線から前記物理レイヤのセルを抽出する抽出
    手段と、 前記抽出手段で抽出されたセルを、前記少なくとも1つ
    の上位レイヤのデータ形式に適合したユニットに組み立
    てる組立手段と、 前記組立手段で組み立てられたユニットを記録する第1
    の記憶手段と、 前記組立手段で組み立てられたユニットを記録する第2
    の記憶手段とを具備することを特徴とする通信回線監視
    装置。
  2. 【請求項2】 前記組立手段で組み立てられたユニット
    を一時的に記憶するとともに、組立中のユニットを一時
    的に記憶する記憶装置を具備することを特徴とする請求
    項1記載の通信回線監視装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶装置に記憶された組み立てられ
    たユニットを前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手
    段へ転送する転送手段を具備することを特徴とする請求
    項2記載の通信回線監視装置。
  4. 【請求項4】 前記転送手段に対して前記ユニットを前
    記第1の記憶手段へ転送するか否か、及び前記第2の記
    憶手段へ転送するか否かを制御する第1の制御手段を具
    備することを特徴とする請求項3記載の通信回線監視装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第2の記憶手段を制御して、前記ユ
    ニットを読み出す第2の制御手段を具備することを特徴
    とする請求項3記載の通信回線監視装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶装置から前記第2の記憶手段へ
    前記ユニットが転送される場合は前記第2の制御手段の
    前記ユニットの読み出しを一時的に中断させる競合回避
    手段を具備することを特徴とする請求項5記載の通信回
    線監視装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の制御手段は、前記組立手段が
    前記記憶装置に組み立てたユニットを記憶させる場合に
    は、前記転送手段の動作を一時的に中断させることを特
    徴とする請求項4記載の通信回線監視装置。
JP1949997A 1997-01-31 1997-01-31 通信回線監視装置 Expired - Lifetime JP2848370B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1949997A JP2848370B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 通信回線監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1949997A JP2848370B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 通信回線監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10224354A JPH10224354A (ja) 1998-08-21
JP2848370B2 true JP2848370B2 (ja) 1999-01-20

Family

ID=12001074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1949997A Expired - Lifetime JP2848370B2 (ja) 1997-01-31 1997-01-31 通信回線監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2848370B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407356B1 (ko) * 1999-06-04 2003-11-28 삼성전자주식회사 부호분할다중접속 통신시스템의 데이터 송신장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10224354A (ja) 1998-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950006565B1 (ko) 통신제어장치
JP3863912B2 (ja) データ伝送の自動開始装置
US5752078A (en) System for minimizing latency data reception and handling data packet error if detected while transferring data packet from adapter memory to host memory
US5910178A (en) Method for controlling a message send in a packet-switched interconnection network
US5828903A (en) System for performing DMA transfer with a pipeline control switching such that the first storage area contains location of a buffer for subsequent transfer
JP2584957B2 (ja) ホスト指示結合式の装置
US6901451B1 (en) PCI bridge over network
JP4317365B2 (ja) 周辺デバイスからホスト・コンピュータ・システムに割込みを転送する方法および装置
US6839777B1 (en) System and method for transferring data over a communication medium using data transfer links
JP2002503914A (ja) ファイバ・チャネル・フレームからダイナミックescon接続を確立する方法及び装置
JPH07281976A (ja) パケットfifoを管理する方法
WO1999041864A1 (en) Method and apparatus for minimizing asynchronous transmit fifo under-run and receive fifo over-run conditions
US6714562B1 (en) Method and apparatus for segmenting network traffic variable length frames
JP2001237868A (ja) ファイバチャネルノードにおいて効率の良いi/o操作を達成するための方法及びシステム
JPH07262151A (ja) 並列プロセッサシステムおよびそれに適したパケット廃棄方法
JP2848370B2 (ja) 通信回線監視装置
US6961837B2 (en) Method and apparatus for address translation pre-fetch
KR0154489B1 (ko) 비동기 전송모드방식의 스위칭시스템에 있어서 프로세서간 통신 메세지 송수신처리장치 및 방법
JP3044653B2 (ja) ゲートウェイ装置
KR100205055B1 (ko) 송신 연결망 인터페이스에서의 긴급 메시지 송신 제어 방법
JP2877137B2 (ja) 回線モニタ装置
JP2953362B2 (ja) Lanのスイッチング装置
EP1220511A2 (en) Memory management for packet storage
JP3095060B2 (ja) Atmスイッチ装置
CA2257012C (en) Frame-relay frame transmission circuit

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19981006