JP2848207B2 - 有機薄膜el素子 - Google Patents
有機薄膜el素子Info
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Description
ルミネセンス(以下単にELという)現象を利用した有
機薄膜EL素子に関するものである。
angらにより開発された有機薄膜EL素子は、特開昭
59−194393号公報、特開昭63−264692
号公報、特開昭63−295695号公報、アプライド
・フィジックス・レター第51巻第12号第913頁
(1987年)、およびジャーナル・オブ・アプライド
フィジックス第65巻第9号第3610頁(1989
年)等によれば、一般的には陽極、有機正孔注入輸送
層、有機発光層、陰極の順に構成され、以下のように作
られている。
ィルム等の透明絶縁性の基板(1)上に、蒸着又はスパ
ッタリング法等でインジウムとスズの複合酸化物(以下
ITOという)の透明導電性被膜の陽極(2)が形成さ
れる。次に有機正孔注入輸送層(3)として銅フタロシ
アニン(以下CuPcと略す)、あるいは(化1)で示
される化合物:
フェニル)シクロヘキサン(融点181.4℃〜18
2.4℃)、あるいは(化2)で示される化合物:
−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(融点1
20℃)等のテトラアリールジアミンを、0.1μm程
度以下の厚さに単層または積層して蒸着して形成する。
(8−キノリノール)アルミニウム(以下Alq3 と略
す)等の有機蛍光体を0.1μm程度以下の厚さで蒸着
し、有機発光層(4)を形成する。最後に、その上に陰
極(5)としてMg:Ag,Ag:Eu,Mg:Cu,
Mg:In,Mg:Sn等の合金を共蒸着法により20
0nm程度蒸着している。
間に、有機電子注入輸送層(6)を設け、図2に示した
素子を作製した。アプライド・フィズィックス・レター
第57巻第6号第531頁(1990年)によると、そ
の素子は、ITOの陽極上に有機正孔注入輸送層(3)
としてN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メ
チルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジ
アミン〔融点159〜163℃、ガラス転移温度67℃
(窒素下、10℃/分の昇温速度でDSCで測定);以
下TPDと略す〕、有機発光層(4)として1−〔4−
N,N−ビス(p−メトキシフェニル)アミノスチリ
ル〕ナフタレン、有機電子注入輸送層(6)として2−
(4−ビフェニリル)−5−(4−t−ブチルフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール(以下、単にBP
BDという)、陰極(5)としてMgとAgの合金を順
に積層している。
を陽極として20〜30V以下の直流低電圧を印加する
ことにより発光層に正孔と電子が注入され、その再結合
により発光し1000cd/m2 程度の輝度が得られ
る。しかし、上記で示した正孔注入輸送材料は、CuP
cは耐熱性ではあるが可視光線波長領域の吸収が大き
く、また結晶性であるために蒸着膜が凸凹になり、Cu
Pcのみを有機正孔注入輸送材料として用いた素子はE
L発光の取り出し効率が低く、素子が電気短絡しやすく
なる問題があった。
PDは、非晶質で平滑な蒸着膜が得られ、可視波長領域
での吸収もないが、融点およびガラス転移温度が低いた
め、素子作成プロセスや素子駆動時の発熱により、発光
層と混合してしまったり、時間が経つにつれて膜が結晶
化し凸凹になる問題があった。例えば50nm程度の薄
膜にしてTPDとAlq3 層を積層した場合に於いては
95℃程度の温度で両層が混合してしまった。
た塗布法で有機正孔注入輸送層を多層化する場合や、有
機正孔注入輸送層上に有機発光層を形成する場合、また
は有機発光層上に有機電子注入輸送層を形成する場合に
おいて、従来の3次元的に架橋していない低分子からな
る有機材料層が下地になる場合には、その上に塗布され
る層材料の溶液に使われている有機溶剤により溶かされ
てしまう場合が多かった。
来の低分子からなる有機薄膜EL材料は耐熱性が低い、
3次元架橋していないので有機溶剤に溶け出す。また、
耐熱性が高い低分子の有機正孔注入輸送材料としてはC
uPcやキナクリドン等が知られているが、透光性が低
く結晶性であるといった問題があった。
架橋可能な高い耐熱性と耐溶剤性を備えた層を有する有
機薄膜EL素子を抵供することを目的としてなされたも
のである。
みてなされたものであって、少なくとも有機発光層を含
む1層以上の有機薄膜層が介在して構成される有機薄膜
EL素子において、電極間の少なくとも1層以上の有機
薄膜層、具体的には有機正孔注入輸送層、または有機発
光層、有機電子注入輸送層のどれか1つ以上が、エポキ
シ基を有し、かつ正孔注入輸送、または発光、または電
子注入輸送機能を有する化合物を含む組成物を重合およ
び架橋した層よりなることを特徴とする有機薄膜EL素
子である。
に示す図1から図3までに基いて説明する。図1は、本
発明における有機薄膜EL素子を、基板(1)上に陽極
(2)、有機正孔注入輸送層(3)、有機発光層
(4)、陰極(5)、封止層(7)の順に構成し、ガラ
ス板(8)を接着性樹脂(9)にて接着して密封した場
合の例であり、本発明におけるエポキシ基を有する化合
物を含む組成物を重合および架橋した層は、有機正孔注
入輸送層(3)または有機発光層(4)のどちらか、ま
たは両方に用いることができる。また、有機正孔注入輸
送層材料と有機発光層材料を混合するか、陽極から十分
に正孔注入可能な有機発光層材料を用いれば、有機薄膜
層を1層のみとすることも可能である。
入効率を高めるため、または発光層との界面において励
起電子のとじ込め効率を上げるために正孔注入輸送層を
第1正孔注入輸送層(10)と第2正孔注入輸送層(1
1)との2層から構成されている場合の例である。
を含む組成物を重合および架橋した層は、第1、または
第2正孔注入輸送層のどちらか、または両方の層に用い
ることもできる。さらに正孔注入輸送層は3層以上にす
ることも可能である。さらに、図2に示すように有機発
光層(4)と陰極(5)間に有機発光層との界面で正孔
の流れを阻止する電子注入輸送層(6)を設け、基板
(1)上に陽極(2)、有機正孔注入輸送層(3)、有
機発光層(4)、有機電子注入輸送層(6)、陰極
(5)、封止層(7)の順に構成することもできるし、
同様の構成を基板上に陰極から逆の順に構成してもよ
い。
方法について説明する。陽極(2)は、ガラスやプラス
チックフィルム等の透明絶縁性の基板(1)上にITO
(仕事関数4.6〜4.8eV)や酸化亜鉛アルミニウ
ムのような透明導電性物質を真空蒸着やスパッタリング
法等で被覆した表面抵抗10〜50Ω/□、可視光線透
過率80%以上の透明電極、又は金やプラチナを薄く蒸
着した半透明電極やポリアニリン、ポリピロール、ポリ
チオフェン等の高分子を被覆した半透明電極が望まし
い。
明で、正孔注入輸送層(3)を通して有機発光層(4)
へ正孔注入しやすい仕事関数の値の大きい金、プラチ
ナ、パラジウム、ニッケル等の金属板、シリコン、ガリ
ウムリン、アモルファス炭化シリコン等の仕事関数が
4.6eV以上の半導体基板、もしくはそれらの金属や
半導体を、絶縁性の基板(1)上に被覆した陽極(2)
を用い、陰極(5)を透明電極もしくは半透明電極とす
ることもできる。陰極(5)も不透明であれば、有機発
光層(4)の少なくとも一端が透明である必要がある。
合物を含む組成物を重合および架橋した層を有機正孔注
入輸送層(3)として用いる場合の例を上げる。エポキ
シ基を有する化合物の例としては一般式(化3)〜(化
8)、および(化11)で示される1分子中に1つ〜8
つ程度エポキシ基を有する化合物があげられるが、特に
本発明を限定するものではない。
に素子上に封止層(7)を形成する。封止層(7)は、
陰極(5)の形成後直ちに形成する。封止層材料の例と
しては、SiO2 、SiO、GeO、MgO、Al2 O
3 、TiO2 、GeO2 、ZnO、TeO2 、Sb2 O
3 、SnO、B2 O3 等の酸化物、MgF2 、LiF、
BaF2 、AlF3 、FeF3 、CaF2 等のフッ化
物、ZnS、GeS、SnS等の硫化物等のガスおよび
水蒸気バリアー性の高い無機化合物があげられるが、上
記例に限定されるものではない。これらを単体または複
合して単層、または積層して蒸着、スパッタリング法、
イオンプレーティング法等により成膜する。抵抗加熱方
式で蒸着する場合には、低温で蒸着できるGeOが優れ
ている。また金属酸化物層はそれらを構成する金属を酸
素プラズマを通して蒸着することにより容易に形成する
こともできる。陰極保護のために、封止層中、または封
止層に接する面上に封止用無機化合物とLi等のアルカ
リ金属やCa等のアルカリ土類金属との混合層を設けて
もよい。封止層の密着性や緻密性を上げるために、イオ
ンプレーティング等のプラズマプロセスと用いることが
望ましい。
ら独立に選ばれ、この中のR1 は水素、メチル基、トリ
フルオロメチル基、水酸基、メトキシ基、フッ素から選
ばれ、R2 は結合を表す連絡基、または炭素数1〜4の
メチレン鎖を表す。nは、1〜3の整数、mは置換基の
数を表す正の整数。)
リウム等の触媒と反応させることで(化10)で示され
る直鎖状のポリエーテルが得られ、これを適当な有機触
媒に溶かかして基板上に塗布することもできる。
数
2つ持つ化合物とエピクロロヒドリン
化ナトリウム等の触媒の存在下1:1の仕込み比で反応
させることによって(化13)で表わされる縮合物が得
られる。
わされる化合物および(化13)で表わされる化合物の
水酸基をさらにエピクロロヒドリン等と反応させた化合
物は新保正樹編「エポキシ樹脂ハンドブック」(198
7)(日刊工業新聞社)中で言及されているアミン系、
ポリアミノアミド系、酸および無水物系等の硬化剤から
選ばれた化合物と共に混合し、トルエン、テトラヒドロ
フラン、クロロホルム、ジオキサン、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルホルムアミド、シクロヘキサン等の一般
の有機溶媒に溶かすことができ、基板上にスピンコート
法、ディップコート法、ロールコート法等の方法で塗布
後、適当な条件で熱処理することにより3次元的に架橋
した耐熱性が高く、溶剤不溶性の有機正孔注入輸送層が
得られる。
サンや、(化14)、(化15)で表わされる硬化剤も
用いることもできる。
成物中のエポキシ基とアミノ基の比を2:1にすること
が望ましい。(化3)、(化5)および(化11)はエ
ポキシ基がメチレン鎖を介して、エーテル結合により結
合しているが、エステル結合とすることも可能である。
キシ基を有する化合物を含む組成物を重合および架橋し
た層を単層で用いることもできるが、仕事関数等の異な
る他のエポキシ基を有する化合物を含む組成物を重合お
よび架橋した層と図3 で示すように、積層したり、特願
平4−72009号、特願平4−300885号中で言
及されている(化16)等で示されるポリフォスファゼ
ンポリマーや、特願平4−72009号、特願平4−1
42791号、特願平5−126717号中で言及され
ているポリマーや低分子の正孔輸送材料と積層したり、
混合して正孔注入輸送層とすることもできる。
れた基により置換されている。
形成する場合において、5〜100nmの厚さが望まし
い。
発光層の機能も有し、単層の有機薄膜層でEL素子を形
成することができる場合もある。
層(4)を形成する。本発明における例としては、(化
20)で示されるエポキシ化合物
数でl+mは中心金属Mの価数)
に重合、架橋させることで有機発光層として用いること
ができるが、特にこの例に限定されるものではなく特願
平5−126717号、特願平4−300885号で言
及されている有機発光層用材料の蛍光物質の中から選ん
で用いることができる。
蒸着法、累積膜法、または適当な溶媒に溶かして塗布し
たり、樹脂バインダー中に分散させてスピンコートなど
の方法でコーティングすることにより行われる。
層により形成する場合においても1μm以下であり、好
ましくは1〜100nmである。また、これらの蛍光性
ポリマーや分子にグリシジル基、イソシアナート基、ビ
ニル基、アクリル基、メタクリロイルオキシメチル基、
メタクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシエチル
基、アクリロイル基、アクリロイルオキシメチル基、ア
クリロイルオキシエチル基、シンナモイル基、スチレン
メチルオキシ基、プロピオロイル基、プロパルギル基等
の重合性、架橋性の基を導入した材料を用いて成膜後に
熱、光、放射線で重合、架橋することもできる。
光波長変換、発光効率向上のために、米国ラムダフィズ
ィック社またはイーストマンコダック社のレーザーダイ
カタログに記載されているクマリン系やキナクリドン
系、ペリレン系、ピラン系等の、2種類以上の蛍光体を
ドーピングするか、多種類の蛍光体の発光層を2層以上
積層してもよく、そのうちの一方は赤外域または紫外域
に蛍光を示すものであってもよい。
送層(6)を積層する場合、有機電子注入輸送材料の好
ましい条件は、電子移動度が大きく、LUMO(最低空
被占軌導)のエネルギーレベルが有機発光層材料のLU
MOのエネルギーレベルと同程度から陰極材料のフェル
ミレベル(仕事関数)の間にあり、仕事関数が有機発光
層材料より大きく、成膜性が良いことがある。さらに陽
極(2)が不透明で、透明もしくは半透明の陰極(5)
から光を取り出す構成の素子においては少なくとも有機
発光層材料の蛍光波長領域において実質的に透明である
必要がある。
4−300885の中で言及されている材料を用いるこ
とができるが、場合によっては有機発光層材料の例にあ
げた化合物を用いることが可能である。
スピンコート法等の方法で塗布、または真空蒸着法、累
積膜法等の方法により行なわれ、1〜100nmの厚さ
に成膜される。
有機電子注入輸送層(6)上に形成する。
有機発光層(4)または電子注入輸送層(6)と接する
面に低仕事関数の物質が使われ、Li、Na、Mg、L
a、Ce、Ca、Sr、Al、Ag、In、Sn、Z
n、Zr等の金属元素単体、または安定性を向上させる
ためにそれらを含む2成分、3成分の合金系が用いられ
る。
数は3.1eV程度に低下し、発光層に電子を注入しや
すくなるとともに、Mg系の合金よりも安定であるため
に陰極として優れている。
場合には、さらにその上にLiやCaを含まない、A
l、In、Ag等の金属層を積層し、酸化に対する保護
層としてもよい。
より10-5Torrオーダー以下の真空度の下で成分ご
とに別々の蒸着源から水晶振動子式膜厚計でモニターし
ながら共蒸着する。この時、0.01〜0.3μm程度
の膜厚で形成されるが、電子ビーム蒸着法、イオンプレ
ーティング法や、スパッタリング法により共蒸着ではな
く、合金ターゲットを用いて成膜することもできる。
に素子上に封止層(7)を形成する。封止層(7)は、
陰極(5)の形成後直ちに形成する。封止層材料の例と
しては、SiO2 、SiO、GeO、MgO、Al2 O
3 、TiO2 、GeO2 、ZnO、TeO2 、Sb2 O
3 、SnO、B2 O3 等の酸化物、MgF2 、LiF、
BaF2 、AlF3 、FeF3 、CaF2 等の沸化物Z
nS、GeS、SnS等の硫化物等のガスおよび水蒸気
バリアー性の高い無機化合物があげられるが、上記例に
限定されるものではない。これらを単体または複合して
単層、または積層して蒸着、スパッタリング法、イオン
プレーティング法等により成膜する。抵抗加熱方式で蒸
着する場合には、低温で蒸着できるGeOが優れてい
る。また金属参加ぶる層はそれらを校正する金属を酸素
プラズマを通して蒸着することにより容易に形成するこ
ともできる。陰極保護のために、封止層中、または封止
層に接する面上に封止用無機化合物とLi等のアルカリ
金属やCa等のアルカリ土類金属との混合層を設けても
よい。封止膜の密着性や緻密性を上げるために、イオン
プレーティング等のプラズマプロセスを用いることが望
ましい。
性の光硬化性接着剤、エポキシ系接着剤、シリコーン系
接着剤、架橋エチレン−酢酸ビニル共重合体接着剤シー
ト等の接着性樹脂や低融点ガラスを用いて、ガラス板等
の封止板(8)の周囲または全面を接着し密封する。ガ
ラス板以外にも金属板、プラスチック板等を用いること
もできる。
機正孔注入輸送層(3)側を正として電源(12)にリ
ード線(13)で接続し、直流電圧を印加することによ
り発光するが、交流電圧を印加した場合にも正孔注入輸
送層(3)側の電極が正に電圧印加されている間は発光
する。
2次元に配列することにより文字や画像を表示可能な薄
型ディスプレーを作ることができる。
mmの青板ガラス板を用い、この上に120nmのIT
Oを被覆して陽極(2)とした。この透明導電性基板を
使用前に水洗、プラズマ洗浄により十分に洗浄後、(化
17)で示されるジエポキシ化合物(重クロロホルム中
で測定した1 H−NMRスペクトル、および13C−NM
Rスペクトルをそれぞれ図4、図5に示す)と特願平4
−142791号で合成法を述べた(化21)(化2
2)で示すジアミン硬化剤
ラン溶液をスピンコーティングをした後、200℃まで
加熱し3次元硬化させ厚さ50nmの正孔注入輸送層
(3)を成膜した。この正孔注入輸送層はテトラヒドロ
フランに不溶であり、強固な基板密着性を示した。次
に、Alq3 のクロロホルム溶液をその上面にスピンコ
ーティングをして50nmの厚さの有機発光層(4)を
形成した。
Liを蒸着速度比3:1で20nm形成した後、Alの
みさらに2000Å積層した。最後に、封止層(7)と
してLiFを400nm蒸着した後に、GeO2 を酸素
プラズマ中でGeOを蒸着することにより600nmの
厚さで形成後、ガラス板(8)を光硬化性樹脂(9)で
接着し密封した。
3cd/m2 の黄緑色発光を示した。電流密度は32m
A/cm2 であった。
送層を形成し第1正孔注入輸送層(10)とした。次に
第2正孔注入輸送層(11)としてTPDを7nm蒸着
した。次に有機発光層(4)としてAlq3 を50nm
蒸着し、以後実施例1と同様に素子を作製した。
825cd/m2 の黄緑色発光を示した。電流密度は3
54mA/cm2 であった。
入輸送層を除いた以外は同様に素子を作製した。この素
子は19Vの直流電圧を印加すると1127cd/m2
の黄緑色の発光を示した。電流密度は273mA/cm
2 であった。
正孔注入輸送、または発光、または電子注入輸送機能を
有する化合物を含む組成物を重合および架橋した層を有
機薄膜EL素子の有機層に用いることにより、機械的強
度、および耐熱性が高く有機溶剤に不溶な有機層を得る
ことができ、本発明の有機層上にスピンコート法等の溶
剤を用いた塗布法により他の膜を形成しても溶かされ混
合してしまうことがない。
明図である。
説明図である。
説明図である。
ロホルム中で測定した1 H−NMRスペクトルである。
ロホルム中で測定した13C−NMRスペクトルである。
Claims (6)
- 【請求項1】互いに対向する電極間に、少なくとも有機
発光層を含む1層以上の有機薄膜層が介在して構成され
る有機薄膜EL素子において、該電極間に挟まれた少な
くとも1層以上の有機薄膜層が、エポキシ基を有し、か
つ少なくとも正孔輸送性または電子輸送性または発光性
を含む化合物を含む組成物を重合および架橋した層より
なることを特徴とする有機薄膜EL素子。 - 【請求項2】互いに対向する電極間に挟まれる有機薄膜
層が、単層または、多層の有機正孔注入輸送層と有機発
光層とからなる請求項1記載の有機薄膜EL素子におい
て、該正孔注入輸送層中の少なくとも1層以上の有機薄
膜層がエポキシ基を有し、かつ正孔輸送性である化合物
を含む組成物を重合および架橋した層よりなることを特
徴とする有機薄膜EL素子。 - 【請求項3】互いに対向する電極間に挟まれる有機薄膜
層が、少なくとも1層以上の有機正孔注入輸送層と有機
発光層とからなる請求項1記載の有機薄膜EL素子にお
いて、該正孔注入輸送層中の少なくとも1層以上の有機
薄膜層が、2つ以上のエポキシ基を有する化合物と2つ
以上のアミノ基を有する化合物を少なくとも含む組成物
を重合および架橋した層よりなることを特徴とする有機
薄膜EL素子。 - 【請求項4】請求項3記載の有機薄膜EL素子におい
て、2つ以上のエポキシ基を有する化合物と2つ以上の
アミノ基を有する化合物を少なくとも含む組成物を重合
および架橋した層が、該組成物を含む溶液を塗布後乾燥
し、さらに加熱することにより重合および架橋して形成
された層であることを特徴とする有機薄膜EL素子。 - 【請求項5】請求項3記載の有機薄膜EL素子におい
て、該組成物中のエポキシ基とアミノ基のモル比が2対
1である組成物を用いて作製されたことを特徴とする有
機薄膜EL素子。 - 【請求項6】請求項2記載の有機薄膜EL素子におい
て、有機発光層が、少なくとも1種類以上の蛍光物質を
含む溶液を有機正孔注入輸送層上に塗布後乾燥すること
により形成された層であることを特徴とする有機薄膜E
L素子。
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