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JP2844666B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JP2844666B2
JP2844666B2 JP1121907A JP12190789A JP2844666B2 JP 2844666 B2 JP2844666 B2 JP 2844666B2 JP 1121907 A JP1121907 A JP 1121907A JP 12190789 A JP12190789 A JP 12190789A JP 2844666 B2 JP2844666 B2 JP 2844666B2
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JP
Japan
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gear
tape
cam
arm
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JP1121907A
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JPH02301057A (ja
Inventor
吉典 角田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Priority to EP90109062A priority patent/EP0398227B1/en
Priority to SG1996002459A priority patent/SG47022A1/en
Priority to DE69026419T priority patent/DE69026419T2/de
Priority to US07/523,571 priority patent/US5099369A/en
Publication of JPH02301057A publication Critical patent/JPH02301057A/ja
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は磁気記録再生装置、特にそのテープガイド
の移動機構に関するものである。
[従来の技術] 第13図〜第16図は例えば特開昭61−248258号公報に示
された従来の磁気記録再生装置を示す図であり、第13図
は主にシャーシ上面に取り付けられた部品を示す要部平
面図、第14図は主にシャーシ下面に取り付けられた部品
を示す要部平面図、第15図は第13図のメインカムの付近
を縦断した側面図、第16図は第14図の各伝達ギアの部分
の断面図である。
図において、(1)はシャーシ、(2)はシャーシ
(1)に設けられたリール、(3a)はシャーシ(1)に
支障されたキャプスタン、(3b)はキャプスタン(3a)
に固着されたフライホール、(4)はリール(2)に係
合しかつシャーシ(1)に装置されたテープカセット、
(5)はテープカセット(4)に巻回された磁気テー
プ、(6)はシャーシ(1)に設けられかつ磁気ヘッド
を備えた回転ヘッドアセンブリ、(7),(8)はシャ
ーシ(1)に形成された案内溝、(9),(10)は案内
溝(7),(8)に各々挿通されたテープ引出部材、
(11)はシャーシ(1)上に設けられたテンションピ
ン、(12a)はテンションピン(11)を植設しかつシャ
ーシ(1)に回動可能に軸支されたテンションアーム、
(12b)はテンションアーム(12a)とシャーシ(1)と
に各々端部を係合された引張バネ、(13)はシャーシ
(1)の上に設けられたピンチローラ、(14a)はピン
チローラ(13)を回転自在に植設したピンチアーム、
(15),(16),(17)は各々シャーシ(1)に設けら
れたテープガイド、(18),(19)はシャーシ(1)の
下に回動可能に軸支された歯車、(20),(21)は歯車
(18),(19)に各々係合したアーム、(22),(23)
は各々一端をアーム(20),(21)に回動自在に取り付
けられかつ他端にテープ引出部材(9),(10)を回動
自在に取り付けリンク、(24)はシャーシ(1)の下に
設けられた下部往動部材、(25),(26)は下部往動部
材(24)に形成されたスリット、(27),(28)は各々
スリット(25),(26)を挿通しかつシャーシ(1)に
植設されたピン、(29A)は歯車(18),(19)に係合
しかつ下部往動部材(24)と同様ピン(27),(28)を
挿通するスリットを有する押圧部材、(29B)は下部往
動部材(24)と押圧部材(29A)とに係合された押圧バ
ネ、(30)は下部往動部材(24)の一部に形成された案
内溝、(31)はシャーシ(1)の下に回転可能に軸支さ
れたメインカム、(32)はメインカム(31)の裏側に形
成されたカム溝、(33)はカム溝(32)に係合したピ
ン、(34)はピン(33)を植設しかつシャーシ(1)の
下に回動可能に軸支されたアーム、(35)はアーム(3
4)に植設されたピン、(37),(38)はメインカム(3
1)の表面に形成されたカム溝、(39),(40)は各々
カム溝(37),(38)に係合されたピン、(41),(4
2)は各々ピン(39),(40)を植設したアーム、(4
3)は一端をピン(39)にかつ他端をピンチアーム(1
4)に係合された押圧バネ、(44)はシャーシ(1)の
上に設けられた上部往動部材、(45)は上部往動部材
(44)の一部に形成された案内溝、(46)は案内溝(4
5)に係合しかつアーム(42)に植設されたピン、(4
7)は上部往動部材(44)の一部に形成されたスリッ
ト、(48)はスリット(47)に挿通されかつシャーシ
(1)に植設されたピン、(49a)はテープガイド(1
5)を植設しかつシャーシ(1)に回動可能に取り付け
られたアーム、(49b)はシャーシ(1)に植設された
位置決めピン、(49c)はアーム(49a)の一部に形成さ
れた凸部、(50a)はアーム(49a)と同軸上にシャーシ
(1)に回動可能に取り付けられた予圧アーム、(50
b)は予圧アーム(50a)の一部に植設されたピン、(5
1)は一端を凸部(49c)に他端をピン(50b)に係止さ
れたひねりバネ、(52)はピン(50b)と係合する係合
部、(53)はフライホイール(3b)の外周に形成された
歯車、(54)は歯車(53)と大歯車部(54a)によって
噛合しかつシャーシ(1)の下面に支承された伝達ギ
ア、(55)は伝達ギア(54)と同様にシャーシ(1)の
下面に支障されかつ大歯車部(55a)が伝達ギア(54)
の小歯車部(54b)と噛合した伝達ギア、(36)はシャ
ーシ(1)の下面に支承されかつメインカム(31)の外
周歯車(31a)と小歯車部(36a)によって噛合した伝達
ギア、(56)はシャーシ(1)の下面に固定されたソレ
ノイド、(57)はソレノイド(56)に摺動自在に支承さ
れたプランジャー、(58)はプランジャー(57)に植設
された係合ピン、(59)はシャーシ(1)にピン(59
a)により回動可能に支持されかつ一端側にピン(58)
を係合したレバー、(60)はレバー(59)の他端側に形
成されたスリット、(61)はシャーシ(1)の下面にピ
ン(61a)により回動可能に支持されたクラッチ板、(6
2)はクラッチ板(61)の一部に植設されかつスリット
(60)に係合したピン、(63)はクラッチ板(61)に形
成されたスリット部、(64)はシャーシ(1)の下面に
回動可能に支承されたクラッチ歯車で、伝達ギア(55)
の小歯車部(55b)と大歯車部(64a)によって噛合して
いる。
また、第16図において(65)はスリット部(63)とク
ラッチ歯車(64)とを挿通しかつシャーシ(1)に植設
されたシャフト、(66)はシャフト(65)と同軸上に配
設された圧縮バネ、(67)はクラッチ板(61)に形成さ
れた面A、(68)はクラッチ板(61)に形成された面
B、(69)は面A(67)と面B(68)とを結ぶスラント
部である。
次に動作について説明する。第13図、第14図の2点鎖
線で示す状態はテープカセット(4)内の磁気テープ
(5)を引き出し得る第1位置にある状態、即ちローデ
ィング前の状態を示している。また第13図、第14図の実
線で示す状態は磁気テープ(5)をテープカセット
(4)の外部に引き出して回転ヘッドアセンブリ(6)
の磁気ヘッドに添接させる第2位置、即ちローディング
が完了した状態を示す図である。
第14図においてローディングを開始すると、フライホ
イール(3b)が反時計方向に回転する。同時にソレノイ
ド(56)が通電され、プランジャー(57)は矢印(100
0)の方向に吸着され、レバー(59)は時計方向に回転
し、クラッチ板(61)は反時計方向に回転する。このと
き、第16図に示すようにクラッチ歯車(64)は面A(6
7)からスラント部(69)に当接し、圧縮バネ(66)の
付勢力に抗して面B(68)に乗り上げる。そうするとク
ラッチ歯車(64)の小歯車部(64b)が伝達ギア(36)
の大歯車部(36b)と噛合し、フライホイール(3b)の
回転駆動力は伝達ギア(54)、伝達ギア(55)、クラッ
チ歯車(64)、伝達ギア(36)を経てメインカム(31)
に伝達され、メインカム(31)を矢印(1001)の方向に
回転させる。この運動に追従して、アーム(34)は矢印
(1002)の方向に回動し、下部往動部材(24)が矢印
(1003)の方向に移動する。そうすると、押圧部材(29
A)に形成されたラック(29a),(29b)と歯車(1
8),(19)の係合によりアーム(20),(21)が各々
矢印(1004),(1005)の方向に回動し、テープ引出部
材(9),(10)がテープカセット(4)より磁気テー
プ(5)を引き出して回転ヘッドアセンブリ(6)の磁
気ヘッドに添接させる第2の位置、即ちローディング位
置まで各々案内溝(7),(8)を通って移動する。
また以上の動作と同時にシャーシ(1)の上に取り付
けられた各部材の動作は、第13図のようにメインカム
(31)が矢印(1001)の方向に回動するとカム溝(38)
に沿ってピン(40)が摺動し、アーム(42)が矢印(10
06)の方向に回転し、上部往動部材(44)が矢印(100
7)と方向に移動する。そうすると、ピン(50b)が係合
部(52)に押されて予圧アーム(50a)およびひねりバ
ネ(51)が反時計方向に回動するので、凸部(49c)と
ひねりバネ(51)との当接によりアーム(49a)が反時
計方向に回動し、途中アーム(49a)の一部が位置決め
ピン(49b)に当接して回動は阻止されるが、なおも予
圧アーム(50a)が回動するため、アーム(49a)はひね
りバネ(51)の付勢力によって位置決めピン(49b)に
予圧が加えられる。
また同時に図示を省略した他の駆動ギアの駆動力によ
って回動するテープガイド(17)に当接しながらピンチ
アーム(14a)は矢印(1008)の方向に回動すると、カ
ム溝(37)に沿ってピン(39)が摺動し、アーム(41)
が矢印(1008)の方向に回動するので、ピン(39)が押
圧バネ(43)の付勢力に抗することによってピンチアー
ム(14a)に取り付けられたピンチローラ(13)がキャ
プスタン(3a)に対して押圧を発生する。こうしてロー
ディング動作が完了されるとソレノイド(56)への給電
が切断され、プランジャー(57)は矢印(1000)の反対
側に摺動し、レバー(59)は反時計方向に回動するの
で、クラッチ板(61)は時計方向に回転し、クラッチ歯
車(64)はB面(68)からA面(67)に圧縮バネ(66)
によって押し戻され、クラッチ歯車(64)の小歯車部
(64b)は伝達ギア(36)の大歯車部(36b)から外れる
ので、フライホイール(3b)の回転駆動力はメインカム
(31)に伝わらなくなり、単にキャプスタン(3a)のみ
を回転させ、ピンチローラ(13)との圧着力により磁気
テープ(5)を移送する。
また、回転ヘッドアセンブリ(6)の磁気ヘッドと磁
気テープ(5)との添接を解除する場合、ソレノイド
(56)に通電を行い、クラッチ歯車(64)を伝達ギア
(36)に係合させ、フライホイール(3b)をローディン
グ時と逆方向、つまり時計方向に回転させると、フライ
ホイール(3b)の回転駆動力はメインカム(31)を矢印
(1001)の反対側に回動させ、その運動に追従し、各レ
バー、アームおよび往動部材は各々の矢印に対して反対
側に回動もしくは移動し、2点鎖線で示したローディン
グ前の位置、即ち磁気テープを引き出し得る第1の位置
に戻る。
[発明が解決しようとする課題] 従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されてい
るので、テープ引出部材(9)を移動させる機構と、テ
ープガイド(15)を移動させる機構とが動力伝達経路の
メインカム(31)以降から分離して独立しているため、
数多くの部品構成要素を必要とし、装置が複雑となり、
小形化が図れないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、簡単な構造で小形化の図れる磁気記録再生
装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る磁気記録再生装置は、テープガイドを
植設したアームに回動可能なリンクを取り付け、このリ
ンクにテープ引出部材を回動可能に取り付けたものであ
る。
[作用] この発明においては、テープガイドおよびテープ引出
部材が、一つのアームを回動させることによって、同時
にテープカセット内から磁気テープを懸架して、移動
し、所定のテープパスを形成する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を第1図乃至第11図につい
て説明する。第1図はローディング完了時の主にシャー
シ上面に取り付けられた部品を示す要部平面図、第2図
は第1図の主にシャーシ下面に取り付けられた部品を示
す要部平面図、第3図はローディング前の主にシャーシ
上面に取り付けられた部品を示す要部平面図、第4図は
第3図の主にシャーシ下面に取り付けられた部品を示す
要部平面図、第5図は第3図のリール台付近の縦断側面
図、第6図は第1図の回転ヘッドアセンブリの付近の縦
断側面図、第7図は第2図のクラッチ歯車の機構を示す
要部断面図、第8図は第1図の光電スイッチを示す要部
断面図、第9図は第1のカムギアのカム溝を示す略図、
第10図は早送り/巻戻し状態を示す平面図、第11図は第
1図のカム溝テープ引出部材を示す要部断面図であり、
前記従来装置と同一または相当部分には同一符号を付し
て説明を省略する。
図において、(2A)は装置に設けられたリール台であ
り、磁気テープ内のハブと係合するリールフック部(2
a)と茎部(2b)とリールレスト部(2c)とリール用コ
イル(103)と軸部(2d)とにより構成され、かつ軸部
(2d)は金属基板(101)に取り付けられている。(10
0)はシャーシ(1)に固着された支柱、(101)は支柱
(100)を介しシャーシ(1)に取り付けられた金属印
刷回路配線基板(以下金属基板と略す)、(102)は金
属基板(101)に接着されかつキャプスタン(3a)を中
心に放射状に配設されたキャプスタンコイル、(103)
は金属基板(101)に接着されかつリール台(2A)を中
心に放射状に配設されたリールコイル、(104)は金属
基板(101)に取り付けられたリールブレーキ、(105)
はシャーシ(1)の下面に軸(105a)により回転自在に
取り付けられた伝達ギアで、小歯車部(105a)により伝
達ギア(55)の大歯車部(55a)と噛合している。(10
6)は伝達ギア(105)と共に軸(106a)によりシャーシ
(1)に回動可能に取り付けられたアーム、(107)は
アーム(106)の一部に軸(106b)により回転自在に取
り付けられたクラッチ歯車で、小歯車部(107a)により
伝達ギア(105)の大歯車部(105b)と噛合している。
(108)はアーム(106)の一部に固着された第1の永久
磁石、(109)は永久磁石(108)の略真下に配置されか
つ金属基板(101)に接着されたクラッチ用コイル、(1
10)はアーム(106)に植設されたピン、(111)は一端
をピン(110)に他端をシャーシ(1)の一部に係合さ
れた引張バネ、(112)はシャーシ(1)の下面に取り
付けられたホルダー、(113)はホルダー(112)に固着
された第2の永久磁石、(114)はアーム(106)の一部
を曲げて形成された当接部、(115),(116)はシャー
シ(1)の下面に固着された軸受部、(117)はシャー
シ(1)の上面に取り付けられたホルダー、(118)は
ホルダー(117)に回転自在に軸支されかつ伝達ギア(3
6)の小歯車部(36a)と噛合した伝達ギア、(119)は
リール台(2A)の一部を挿通した状態でシャーシ(1)
に回転自在に支承されかつ伝達ギア(118)と噛合した
第1のカムギア、(120)はリール台(2A)の一部を挿
通した状態でシャーシ(1)に回転自在に支承されかつ
第1のカムギア(119)と噛合した第2のカムギア、(1
21),(122)は各々第1のカムギア(119)、第2のカ
ムギア(120)に形成されたカム溝、(123),(124)
は各々シャーシ(1)に形成されたカム溝、(125)は
カム溝(121),(123)に挿通されたローラ、(126)
はカム溝(122),(124)に挿通されたローラ、(12
7)は一端にローラ(125)を回転自在に支承したロッ
ド、(128)は一端にローラ(126)を回転自在に支承し
たロッド、(129)は一端をロッド(127)に固着されか
つ他端をテープ引出部材(10)の一部に回動可能に軸支
されたリンク、(130)はシャーシ(1)に回動可能に
軸支されかつ一部にテープガイド(15)を取り付けると
ともに一部にロッド(128)を回動自在に軸支したアー
ム、(131)は一端をアーム(130)に回動自在に軸支さ
れ他端をテープ引出部材(9)の一部に回動自在に軸支
されたリンク、(132),(133)は各々リンク(12
9),(131)に形成された弾性部、(134)は軸受部(1
15)に挿通されたシャフト、(135),(136a)は互い
にシャフト(134)に回動可能に取り付けられたレバ
ー、(136b)はレバー(136a)の一部を折り曲げて形成
された当接部、(137)は一端をレバー(135)に他端を
レバー(136a)に係合されたひねりバネ、(138),(1
39)は各々第1のカムギア(119)および第2のカムギ
ア(120)に植設されたピン、(140)はシャーシ(1)
に軸(144)により回動可能に支持されたレバー、(14
1)はレバー(140)の一部に設けられた当接部、(14
2)はレバー(140)の一部に設けられた係合部、(14
3)は一端をレバー(140)の一部に他端をシャーシ
(1)の一部に係合された引張バネ、(145)はシャー
シ(1)に取り付けられたホルダー、(146),(14
7),(148)はホルダー(145)に設けられた光電スイ
ッチ、(149),(150)は各々第1のカムギア(119)
および第2のカムギア(120)に形成された検出穴、(1
51),(152),(153),(154)は各々シャーシ
(1)に植設されたピン(155)は回転ヘッドアセンブ
リ(6)をシャーシ(1)に取り付けるためのホルダ
ー、(156)はシャーシ(1)に形成された逃げ穴、(1
57)はテンションアーム(12)に植設されたピン、(15
8)は第2のカムギア(120)の一部に形成された当接
部、(159),(160)は各々シャーシ(1)に接着され
た反射シート、(161)はシャーシ(1)に形成されか
つ伝達ギア(118)を挿通する逃げ穴である。
次に動作について説明する。第3図および第4図はテ
ープ引出部材(9),(10)およびテンションピン(1
1)、ピンチローラ(13)をテープカセット(4)から
引き出し得る第1位置の状態、即ちローディング前の状
態を示す図である。第1図および第2図は磁気テープ
(5)をテープカセット(4)の外部に引き出して回転
ヘッドアセンブリ(6)の磁気ヘッドに添接させる第2
位置の状態、即ちローディングが完了した状態を示す図
である。第4図においてローディングを開始すると、図
示を省略した金属基板(101)に印刷配線されかつクラ
ッチ用コイル(109)にハンダ付けされている導電パタ
ーンに電流が流れる。すると第1の永久磁石(108)に
フレミングの左手の法則によりコイルに流れる電流へ向
かう磁束に直行する向きに推力が働くので、アーム(10
6)は第2の永久磁石(113)と当接部(114)の吸着力
とに抗しかつ引張りバネ(111)の付勢力に乗じて反時
計方向に回動してその一部が軸受部(115)に当接して
止まる。そうするとクラッチ歯車(107)がフライホイ
ール(3b)の外周に形成された歯車(53)に噛合し、第
2図の状態となる。この時、フライホイール(3b)は内
部に固着した永久磁石とキャプスタン用コイル(102)
に流れる電流の作用とにより時計方向に回転するので、
フライホイール(3b)のこの回転駆動力はクラッチ歯車
(107)、伝達ギア(105),(55),(36),(118)
を経てカムギア(119)に伝達され、第3図において第
1のカムギア(119)は時計方向に回転する。この第1
のカムギア(119)と噛合している第2のカムギア(12
0)は、回転駆動力を第1のカムギア(119)より受けて
反時計方向に回転する。そうするとローラ(125)およ
びローラ(126)は各々カム溝(121),(122)によっ
て各々時計方向、反時計方向に移動し、その後各々カム
溝(123),(124)の形状に沿って移動するので、ロッ
ド(127),(128)は各々テープ引出部材(10)、アー
ム(130)を第1図で示す位置まで移動させる。また、
テープ引出部材(9)はアーム(130)の回動によりリ
ンク(131)と連動し、案内溝(7)に沿って第1図の
位置まで移動する。途中テープ引出部材(9),(10)
はホルダー(155)の側面に当接するが、なおも各々ロ
ッド(127)、アーム(130)によって上方に押し上げら
れるので、弾性部(132),(133)が撓み、テープ引出
部材(9),(10)は各々ホルダー(155)に対して押
圧力を発生する。また第1のカムギア(119)が時計方
向に回転する途中レバー(135)の側面にピン(138)が
当接し、レバー(135)およびレバー(136a)を時計方
向に回転させる。そうすると、当接部(136b)によって
ピンチアーム(14a)は時計方向に回動してピンチアー
ム(14a)に植設されたテープガイド(17)が磁気テー
プ(5)に添接し、ピンチローラ(13)がキャプスタン
(3)に当接する。なおも第1のカムギア(119)が時
計方向に回動するためレバー(135)が時計方向に回動
し、ひねりバネ(137)が撓み、ピンチローラ(13)は
磁気テープ(5)を挟持してキャプスタン(3a)に圧着
力を与える。また、ピン(139)が当接部(141)に当接
すると、レバー(140)が引張バネ(143)の付勢力に抗
して時計方向に回動し、ピン(157)が係合部(142)よ
り開放されるので、テンションアーム(12)は引張バネ
(12b)の付勢力に応じて回動してテンションピン(1
1)が磁気テープ(5)に張力を与える。そうして、第
1のカムギア(119)が回動して検出穴(149)が光電ス
イッチ(146)の真下にくると、第8図のように発光素
子から発された光が今まで第1のカムギア(119)の粗
面によって拡散されていたのに対し、検出穴(149)を
反射シート(159)により反射し、受光素子に入射し、
光電スイッチ(146)はONとなり、ローディングが完了
したことを検知する。そうすると、クラッチ用コイル
(109)に逆方向の電流が流れることによって、アーム
(106)は時計方向に回動し、当接部(114)は引張バネ
(111)の付勢力に抗して第2の永久磁石(113)に吸着
する。そうすると、クラッチ歯車(107)と歯車(53)
との噛合が解除されるので、第1のカムギア(119)お
よび第2のカムギア(120)への回転駆動力がなくな
り、フライホイール(3b)は任意の方向に回転し、キャ
プスタン(3a)とピンチローラ(13)とにより挟持され
た磁気テープ(5)を移送する。
このとき、第1のカムギア(119)はひねりバネ(13
7)の反力によってピン(138)が押されて更に時計方向
に回転し続けようとするが、当接部(158)がピン(15
3)と当接しているため、第1のカムギア(119)および
第2のカムギア(120)の回転は阻止される。引張バネ
(143)によって反力を伝達されたピン(39)は第2の
カムギア(120)を時計方向に回動させようとする力も
同時に動くが、後者の方が弱い。
次に、カム溝(121)とカム溝(123)およびカム溝
(122)とカム溝(124)の関係を詳細に説明する。カム
溝(121)は第1のカムギア(119)の回転中心よりほぼ
放射線状に形成されたA部(121a)と第1のカムギア
(119)の回転中心と同心円状に形成されたB部(121
b)とからなり、またカム溝(123)は第1のカムギア
(119)の回転中心と同心円状に形成されたC部(123
a)と第1のカムギア(119)の回転角度が時計回転方向
に進むにつれて次第に第1のカムギア(119)の回転中
心から距離を離してゆくスラント部(123b)とからなっ
ている。この二つのカム溝(121),(123)の同心円部
を直線に展開(第1のカムギア(119)の半径を無限大
として考える)すると第9図に示すようになり、ローデ
ィング開始前から第1のカムギア(119)が約120度回転
するまでの間、ローラ(125)はA部(121a)に円周方
向の動きを規制され、C部(123a)に半径方向の動きを
規制されながら移送される。第1のカムギア(119)が
約120度回転すると、ローラ(125)は第1のカムギア
(119)の回転中心に対して外側に案内されるが、途
中、テープ引出部材(10)とリンク(129)との回動中
心と、第1のカムギア(119)の回転中心とを結ぶ仮想
線(1009)よりも、テープ引出部材(10)とリンク(12
9)との回動中心と、ローラ(125)の回動中心とを結ぶ
仮想線(1010)が右側に回り込むので、ローラ(125)
は弾性部(132)の反力を受けてもスラント部(123b)
の左側へ滑らず、むしろスラント部(123b)の最右端で
停止する。この状態(カム溝(21)が実線で示された位
置にある状態)において、ローラ(125)はカム溝(12
1)に対して第1のカムギア(119)を回転させる方向に
力を加えない状態にあり、またピンチアーム(14a)は
ローディング途中であり、第10図で示すようにガイドロ
ーラ(17)には磁気テープ(5)が添接しているが、ピ
ンチローラ(13)には磁気テープ(5)が接触しておら
ず、また引張バネ(14b)によってピン(138)に加わる
反力もほぼ第1のカムギア(119)の回転中心と一致す
る方向を向いているため、第1のカムギア(119)を回
転させる力に至らない。しかるにこの時点で光電スイッ
チ(147)の真下に検出穴(150)がくるようにして、光
電スイッチ(147)をONにするとクラッチ用コイル(10
9)への電流が逆向きに流れ、クラッチ歯車(107)がフ
ライホイール(3b)から離れ、第1のカムギア(119)
および第2のカムギア(120)の回転は停止し、磁気テ
ープ(5)の早送り/巻戻しを行うモードとなる。この
状態においてテンションアーム(12)はピン(139)が
当接部(141)に当接していないので、引張バネ(12b)
の付勢力に抗してピン(159)で係合部(142)に押え付
けられ、磁気テープ(5)はテンションピン(11)に接
触することなく高速移送を行う。早送り/巻戻しのモー
ドから記録/再生のモードへ移行する時は、カム溝(12
1)のB部(121b)がローラ(125)の外周を通過するの
で、ローラ(125)には外力は加わらず、ロッド(12
7)、テープ引出部材(10)の位置は変わらない。また
カム溝(122)とカム溝(124)との関係は、リール台
(2A)同士を結ぶ線と直交する線に対してほぼ線対称で
ある。さらにアーム(130)とロッド(128)との回動中
心と、第2のカムギア(120)の回動中心とを結ぶ仮想
線(1011)よりも、アーム(130)とロッド(128)との
回動中心とローラ(126)の回動中心を結ぶ仮想線(101
2)の方が左側にくるため、第2のカムギア(120)が駆
動される方向(反時計方向)に対して逆方向に力を加え
ない。
次に、回転ヘッドアセンブリ(6)の磁気ヘッドと磁
気テープ(5)との添接を解除する場合、クラッチ用コ
イル(109)に電流を流し、クラッチ歯車(107)を歯車
(53)に噛合させ、フライホイール(3b)をローディン
グ時と逆方向、即ち反時計方向に回転させると、この回
転駆動力はクラッチ歯車(107)の伝達ギア(105),
(55),(36),(118)に伝わり、第1のカムギア(1
19)を反時計方向に回転させ、第2のカムギア(120)
は第1のカムギア(119)との噛合により時計方向に回
動する。光電スイッチ(148)の真下にカム溝(121)の
B部(121b)が来たとき、光電スイッチ(148)がONと
なり、アンローディングが完了したことを検知し、クラ
ッチ歯車(107)と歯車(53)との噛合を解除する。
なお、上記実施例ではリンク(131)の一部に弾性部
(133)を形成して例を示したが、第12図に示すように
ロッド(128)の一部に弾性部(133)を形成してもよ
く、また図示しないが第12図においてリンク(131)と
ロッド(128)との両方に弾性部を形成してもよい。
また、上記実施例では回転ヘッドアセンブリ(6)に
対して磁気テープ(5)の供給側(第1図で左側)のテ
ープガイド(15)とテープ引出部材(9)との構成につ
いて示したが、磁気テープ(5)の巻取側(第1図で右
側)のテープガイド(17)とテープ引出部材(10)との
構成に適用してもよく、上記実施例と同様の結果を奏す
る。
[発明の効果] 以上のように、この発明によればテープガイドを植設
したアームに、テープ引出部を取り付けたリンクを直接
回動可能に取り付けたので、テープガイドとテープ引出
部材を移動させる駆動機構とが共用できるようになり、
部品点数が減って簡素な構造となり、小形化が図れる効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すローディング完了時
の主にシャーシ上面に取り付けられた部品を示す要部平
面図、第2図は第1図の主にシャーシ下面に取り付けら
れた部品を示す要部平面図、第3図はローディング前の
主にシャーシ上面に取り付けられた部品を示す要部平面
図、第4図は第3図の主にシャーシ下面に取り付けられ
た部品を示す要部平面図、第5図は第3図のリール台付
近の縦断側面図、第6図は第1図の回転ヘッドアセンブ
リの縦断側面図、第7図は第2図のクラッチ歯車の動作
機構を示す要部断面図、第8図は第1図の光電スイッチ
の動作を示す要部断面図、第9図は第1のカムギアのカ
ム溝の構造を示す略図、第10図は早送り/巻戻し状態を
示す要部平面図、第11図第1図のカム溝とテープ引出し
部材を示す要部断面図、第12図はこの発明の他の実施例
を示す平面図、第13図は従来装置を示すもので主にシャ
ーシ上面に取り付けられた部品を示す要部平面図、第14
図は主にシャーシ下面に取り付けられた部品を示す要部
平面図、第15図は第13図のメインカムの付近を縦断した
側面図、第16図は第14図の各伝達ギアの部分の断面図で
ある。 図において、(1)はシャーシ、(4)はテープカセッ
ト、(5)は磁気テープ、(7),(8)は案内溝、
(9),(10)はテープ引出部材、(15),(16),
(17)はテープガイド、(130)はアーム、(130a)は
ピン、(131)はリンクを示す。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャーシの案内溝に沿って走行するテープ
    引出部材を含むテープ走行部材によって磁気テープをテ
    ープカセットから引き出して所定のパスに設定する磁気
    記録再生装置において、 テープガイドが植設されかつシャーシに回動可能に取り
    付けられるアームと、このアームの一部に植設されたピ
    ンに対して回動可能に取り付けられるリンクとを備え、
    前記テープ引出部材を前記リンクに取り付けたことを特
    徴とする磁気記録再生装置。
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