[go: up one dir, main page]

JP2843062B2 - 石灰石スラリ貯槽 - Google Patents

石灰石スラリ貯槽

Info

Publication number
JP2843062B2
JP2843062B2 JP1191860A JP19186089A JP2843062B2 JP 2843062 B2 JP2843062 B2 JP 2843062B2 JP 1191860 A JP1191860 A JP 1191860A JP 19186089 A JP19186089 A JP 19186089A JP 2843062 B2 JP2843062 B2 JP 2843062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
limestone
bag
storage tank
limestone slurry
slurry storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1191860A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0356119A (ja
Inventor
冨博 益
修 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP1191860A priority Critical patent/JP2843062B2/ja
Publication of JPH0356119A publication Critical patent/JPH0356119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2843062B2 publication Critical patent/JP2843062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、湿式排煙脱硫装置に用いられる石灰石スラ
リ貯槽に係り、特に石灰石投入口の詰まりを防止するの
に好適な石灰石スラリ貯槽に関するものである。
〔従来の技術〕
湿式排煙脱硫装置(以下、脱硫装置と略称することが
ある)においては、吸収液として水と吸収剤である石灰
石の粉末とを混合して調製した石灰石スラリが使用さ
れ、該石灰石スラリを調製する貯槽を一般に石灰石スラ
リ貯槽と呼んでいる。
第3図、第4図および第5図は、それぞれ従来の石灰
石スラリ貯槽の説明図である。
第5図において、石灰石供給コンベア2によって搬入
される石灰石粉末は、導管3から供給されるパージ用空
気とともに石灰石投入口5を経て石灰石スラリ槽1に投
入され、該石灰石スラリ槽1内で撹拌機6により、導管
8から導入される水と撹拌、混合されて石灰石スラリと
なり、その後石灰石スラリポンプ9を経て槽外に取り出
される。
石灰石粉末と混合される水は、通常工業用水または湿
式排煙脱硫装置の系内で発生する濾過水であり、ある程
度の温度を有しているので、石灰石スラリ貯槽1に導入
された時、液面から湯気が立ちのぼる。この湯気は石灰
石投入口5および石灰石供給コンベア2へ流入して凝縮
し、該石灰石投入口5または石灰石供給コンベア2内
で、石灰石の粉末が吸湿、固着する原因となるので、導
管3からパージ用空気を導入して湯気の流入を防止して
いる。
ところで、最近の火力発電所においては、電力需要の
動向に合わせて、電気使用量の多い時間帯のみ運転し、
夜間および休日は運転を停止するという、いわゆるDSS
運転が主流となっているので、湿式排煙脱硫装置もこれ
に合わせて断続的に運転されることになる。そこで第5
図の石灰石スラリ貯槽では、脱硫装置の停止時であって
も、石灰石投入口5および石灰石供給コンベア2への湯
気の流入を防ぐために、導管3からパージ用空気を供給
し続ける必要があるために、ユーティリティ消費を軽減
するための経済的な運用とはならず、解決が望まれてい
た。
第3図および第4図に示す石灰石スラリ貯槽はこのよ
うな要求を満たすために改良されたものであり、第3図
は石灰石供給コンベア2の後流に開閉弁4を設け、脱硫
装置の運転停止時は開閉弁4を閉じるとともに、導管3
からのパージ用空気の供給を停止し、ユーティリティ消
費の低減を図るものである。また第4図の石灰石スラリ
貯槽は、開閉弁4を設けるとともに、該開閉弁4の後流
に湯気が流入するのを防ぐために、その後流部にパージ
用空気の導管10を連結したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、第3図の石灰石スラリ貯槽は運転停止
時に石灰石投入口5から開閉弁4までに湯気が流入し、
凝縮して水分となるため、運転再開時にこの水分に石灰
石の粉末が付着して固化し、次第に成長して最終的には
投入口を閉塞するという問題がある。また、第4図の石
灰石スラリ貯槽は、第5図と同様に運転の停止時であっ
ても、開閉弁4の後流に湯気が流入するのを防ぐため
に、パージ用空気を流入し続けなければならず、ユーテ
ィリティ消費量が低減されないという問題がある。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、石
灰石供給コンベアおよび石灰石投入口への石灰石粉末の
固着およびその成長を防止し、かつユーティリティ消費
量の少ない石灰石スラリ貯槽を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本発明は、石灰石の粉末を投
入する石灰石投入口に開閉手段を設けた石灰石スラリ貯
槽において、前記開閉手段として圧縮空気の供給または
部分的な押圧により膨張または収縮する可撓性の袋体を
前記石灰石投入口の内側に設けたことを特徴とするもの
である。
〔作用〕
石灰石投入口の内側に圧縮空気の供給または部分的な
押圧により膨張または収縮する可撓性の袋体を配置した
ことにより、前記可撓性の袋体を膨張させると石灰石投
入口が閉じ、一方、前記袋体を収縮させると石灰石投入
口が開くようになる。また、前記可撓性袋体に一旦付着
して固化した石灰石の粉末は前記袋体を膨張、収縮させ
て石灰石投入口を開閉するたびに払い落とされ、常に付
着物のない状態が再生されるので、石灰石の付着による
投入口の閉塞が防止される。
本発明において脱硫装置の運転時には、前記可撓性の
袋体が収縮されて石灰石投入口が開かれ、石灰石の粉末
はパージ用空気とともに石灰石スラリ槽に導入される。
一方、脱硫装置の運転停止時は前記可撓性袋体を膨張さ
せて石灰石投入口が閉じられ、それより前流側への湯気
の流入が阻止されるので、石灰石粉末の付着は起こらな
い。また前記可撓性袋体を閉じている間に該袋体の閉鎖
部分に付着した水分により、脱硫装置の運転開始時、す
なわち前記袋体を開いた時に投入される石灰石粉末が吸
湿して付着したとしても、石灰石粉末とともに導入され
るパージ用空気によってその成長が防止されるうえ、再
度前記可撓性袋体を膨張させて石灰石投入口を閉じる際
に、前記袋体の膨張、収縮操作を数回繰り返し、該袋体
を波打つように動かせば、前記付着物が払い落とされ、
付着物のない状態が再生される。
本発明において可撓性袋体とは、柔軟な袋状物であ
り、石灰石投入口の内側に配置されて圧縮空気の導入、
排出または部分的な押圧により、膨張または収縮して石
灰石投入口を開閉するものである。
可撓性の袋体は、石灰石投入口の内側に環状に設けた
り、または数個の袋体を投入口の内側に沿って設けても
よい。袋体には圧縮空気の導入手段およびバルブが設け
られるが、押圧により膨張、収縮を行う場合は空気を密
閉するだけでよい。
なお、前記可撓性袋体を石灰石投入口配管の一部とし
て用い、該袋体を外部から縛ったり、その縛りを解いた
りして石灰石投入口を開閉させてもよい。
本発明において、前記可撓性袋体の材質としては、例
えばポリアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレン等のフィルム、織布、不織布等が用いられる
が、可撓性および一定の強度を有するものであれば特に
限定されない。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す石灰石スラリ貯槽
の断面図、第2図は、第1図の部分拡大図である。
第1図において、この石灰石スラリ貯槽は、石灰石ス
ラリ槽1と、該石灰石スラリ槽1に石灰石の投入口5を
経て石灰石の粉末を搬入する石灰石供給コンベア2と、
該石灰石供給コンベア2に連結されたパージ用空気の導
管3と、前記石灰石投入口5の内側に設けられた可撓性
の環状袋体12(13)と、前記石灰石スラリ槽1に水投入
口を経て水を投入する導管8と、石灰石スラリ槽1に付
設された、石灰石粉末と水とを混合して石灰石スラリを
調製する撹拌機6と、排気口7と、調製された石灰石ス
ラリを槽外へ搬送する石灰石スラリポンプ9とから主と
して構成されている。
石灰石供給コンベア2によって搬入される石灰石の粉
末は、導管3から導入されるパージ用空気とともに石灰
石投入口5を経て石灰石スラリ槽1に投入され、導管8
から投入される水と撹拌、混合されて石灰石スラリとな
り、その後石灰石スラリポンプ9を経て槽外へ取り出さ
れる。
第2図において、石灰石投入口5の開閉弁ケーシング
15の内壁面に設けられた可撓性の環状袋体は、脱硫装置
の運転時には収縮して垂れ下がった状態12となって投入
口5を開き、一方、脱硫装置の運転停止時には前記開閉
弁ケーシング15と袋体との間の空間部に、図示省略され
た圧縮空気の導入手段から圧縮空気が導入されて膨張
し、環状袋体中央の空間が閉じた状態13となって石灰石
投入口5を閉鎖する。
脱硫装置の運転時に開放状態となった環状袋体12には
該環状袋体が閉鎖されていた時に付着凝縮した水分に投
入開始時の石灰石粉末が固着することがあるが、運転中
は導管3からパージ用空気が供給されるため、それ以上
成長せず、投入口5が閉塞することはない。また、脱硫
装置を停止する場合には、環状袋体に圧縮空気が導入さ
れ、該環状袋体を膨張させて投入口5が閉じられるが、
このときに圧縮空気の導入および排出操作、すなわち環
状袋体の膨張、収縮操作を繰り返すことにより、一旦付
着した石灰石粉末の付着物16が払い落とされる。次に付
着物16の払い落とされた前記環状袋体に再度圧縮空気が
導入され、該袋体を膨張させた状態13を保ち、再度運転
を開始するまで投入口5は閉鎖され、石灰石粉末の投入
およびパージ用空気の導入が停止される。運転を再開す
るときは、前記開閉ケーシングと環状袋体との間の圧縮
空気を排出し、膨張した袋体を縮ませて該環状袋体中央
部の空間を開いて投入口5が開放され、石灰石粉末がパ
ージ用空気とともに投入される。
本実施例によれば、石灰石投入口5の内側に圧縮空気
の供給または排出により膨張または収縮して石灰石投入
口を開閉する可撓性の環状袋体を配置したことにより、
一旦付着して固化した石灰石粉末を前記環状袋体の膨張
または収縮により払い落とすことができるので、常に固
着物のない状態が再生でき、投入口5の閉塞を防止でき
る。また、前記環状袋体の膨張により石灰石投入口5が
閉鎖されている間はパージ用の空気を導入する必要がな
いので、ユーティリティ消費を低減することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、石灰石粉末の吸湿、付着による石灰
石投入口の閉塞を防止できるとともに、湿式排煙脱硫装
置の頻繁な起動停止に対しても、パージ用空気の消費量
を節約することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す石灰石スラリ貯槽の
断面図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図、第4図
および第5図は、従来のスラ貯槽を示す説明図である。 1……石灰石スラリ槽、2……石灰石供給コンベア、3
……導管、5……石灰石投入口、6……撹拌機、7……
排気口、8……導管、9……石灰石スラリポンプ、12
(13)……袋体。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】石灰石の粉末を投入する石灰石投入口に開
    閉手段を設けた石灰石スラリ貯槽において、前記開閉手
    段として圧縮空気の供給または部分的な押圧により膨張
    または収縮する可撓性の袋体を前記石灰石投入口の内側
    に設けたことを特徴とする石灰石スラリ貯槽。
JP1191860A 1989-07-25 1989-07-25 石灰石スラリ貯槽 Expired - Fee Related JP2843062B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1191860A JP2843062B2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 石灰石スラリ貯槽

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1191860A JP2843062B2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 石灰石スラリ貯槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0356119A JPH0356119A (ja) 1991-03-11
JP2843062B2 true JP2843062B2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=16281703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1191860A Expired - Fee Related JP2843062B2 (ja) 1989-07-25 1989-07-25 石灰石スラリ貯槽

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2843062B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4514029B2 (ja) * 2004-05-27 2010-07-28 バブコック日立株式会社 排煙脱硫方法と装置
JP6172972B2 (ja) * 2013-02-28 2017-08-02 京楽産業.株式会社 遊技場用設備

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0356119A (ja) 1991-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2203030C (en) Flexible container, method and apparatus for transmitting a particulate material from the flexible container, and discharge unit for the flexible container
JP2843062B2 (ja) 石灰石スラリ貯槽
JPH10507991A (ja) ハイドレータ用自動水洗装置
CN109011891A (zh) 一种提升阀式气流清灰袋式除尘器
US4718925A (en) Primary material collection receiver
JP2518576B2 (ja) バグフィルタ装置の制御方法
CN106636507B (zh) 高炉煤气干法袋式除尘机械式压力卸灰工艺及其装置
US4749391A (en) Primary material collection receiver
US4306888A (en) Method for filtering dust
US4260399A (en) Method of removing tar mist and apparatus therefor
JP4014414B2 (ja) 急結剤の供給装置、急結剤の供給方法、及びそれを用いた吹付け方法
FR2719774A1 (fr) Procédé de désodorisation des effluents gazzeux malodorants, et dispositif pour la mise en Óoeuvre dudit procédé.
CN209865559U (zh) 干混砂浆除尘装置
CN206736289U (zh) 高炉煤气干法袋式除尘机械式压力卸灰装置
JPS58139830A (ja) 危険性粉粒体の輸送装置
CN220257489U (zh) 一种氢气回收装置
JPH03288508A (ja) セラミックフィルター装置、そのフィルターエレメント再生方法および装置
JPH06154534A (ja) バッグ式反応集塵機のクリーニング制御方法
JPS55157310A (en) Filter
CN209365044U (zh) 一种上排式搅拌站粉料除尘装置
JPS6052967B2 (ja) 高圧容器に対する粉粒体の供給排出装置
JPH01151918A (ja) 真空排気系用微粒子捕集装置
JPS57190618A (en) Cake releasing apparatus of filtering and concentrating apparatus
RU24118U1 (ru) Устройство для сорбционной нейтрализации газов
KR200275533Y1 (ko) 자동세척 여과장치

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees