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JP2842014B2 - 制御信号網,無線基地局装置および移動交換局装置 - Google Patents

制御信号網,無線基地局装置および移動交換局装置

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Publication number
JP2842014B2
JP2842014B2 JP4041599A JP4159992A JP2842014B2 JP 2842014 B2 JP2842014 B2 JP 2842014B2 JP 4041599 A JP4041599 A JP 4041599A JP 4159992 A JP4159992 A JP 4159992A JP 2842014 B2 JP2842014 B2 JP 2842014B2
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Japan
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identifier
switching center
mobile switching
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radio
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將徳 武次
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE1993632037 priority patent/DE69332037T2/de
Priority to EP00125359A priority patent/EP1085777B1/en
Priority to EP19930103065 priority patent/EP0558041B1/en
Priority to DE69332964T priority patent/DE69332964D1/de
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Priority to US08/351,554 priority patent/US5787349A/en
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W68/00User notification, e.g. alerting and paging, for incoming communication, change of service or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の無線ゾーン内で
移動する移動機に対する同報による呼出し方式に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現在の移動体通信システムでは、全サー
ビスエリアを複数の無線ゾーンによりカバーする小ゾー
ン方式が採られている。ここで無線ゾーンとは、各無線
基地局が移動機との間で無線チャネルを用いた通信を行
う範囲をいう。この小ゾーン方式を用いる場合、各移動
機は呼出しに備えて、現在移動機がどの位置登録エリア
にいるのかを無線基地局に知らせる位置登録を行わなけ
ればならない。現行の自動車電話システムにおける位置
登録エリアは自動車電話(電子通信学会編)185−1
91頁に記載されているように、一つの無線ゾーンは唯
一の位置登録エリアに属している。以後このような位置
登録エリアを重複の無い位置登録エリアと呼ぶことにす
る。
【0003】現行の重複の無い位置登録エリアを用いた
場合、位置登録エリアの境界付近でばたつきが生じた
り、位置登録エリアの境界付近の無線基地局に位置登録
のためのトラヒックが集中してしまうという問題点があ
る。この問題を解決するためには位置登録エリアに重複
を許す、即ち一つの無線ゾーンが複数の位置登録エリア
に属させる方法が提案されている(特願平2−3907
6号明細書,特願平2−99662号明細書)。この提
案されている方法では、各無線基地局が自無線ゾーンに
存在する移動機に対して、自無線ゾーンを基準とした位
置登録不要エリア信号を報知している。ここでいう位置
登録不要エリア信号とは、ある無線ゾーンにおいて、こ
の無線ゾーンで位置登録を行う必要の無い移動機が前回
位置登録を行った無線ゾーン(以下位置登録無線ゾーン
と呼ぶ)の識別子の集まりである。移動機は無線基地局
から報知されている位置登録不要エリア信号を受信し、
この位置登録不要エリア信号から無線基地局の無線ゾー
ンの識別子を抽出し、もし無線ゾーンの識別子が移動機
のメモリに蓄えられている経路情報中に含まれていれば
何も処理を行わず、もしその無線ゾーンの識別子が経路
情報中に含まれていなければ移動機のメモリに蓄えられ
ている位置登録無線ゾーンの識別子が位置登録不要エリ
ア信号に含まれているかを判定し、もし位置登録無線ゾ
ーンの識別子が位置登録不要エリア信号に含まれていれ
ば無線ゾーンの識別子を経路情報に追加し、もし位置登
録無線ゾーンの識別子が位置登録不要エリア信号に含ま
れていなければ、移動機は位置登録信号を送信し、位置
登録無線ゾーンを設定しなおし、一旦経路情報をリセッ
トして無線ゾーンの識別子を経路情報に追加する。無線
基地局は常時、位置登録不要エリア信号を報知してお
り、位置登録信号と経路情報を受信した無線基地局は位
置登録確認信号をこの位置登録信号を送信した移動機に
対して送信し、自無線基地局が保持するカウンタの中で
受信した経路情報に含まれる無線ゾーンの識別子のカウ
ンタを一つ増加し、カウンタの値の大きなものからn個
の無線ゾーンの識別子と自無線ゾーンの集合を新たな位
置登録不要エリアとして決定する。但しnは適当な数
で、各無線基地局が独自に決定しても良い。
【0004】また、移動機に着呼があった場合、移動交
換局は着呼のあった移動機がどの無線ゾーンで位置登録
を行ったかを検索し、移動機の識別子と無線ゾーンの識
別子を移動交換局の統括する全無線基地局へ送信し、無
線基地局は受信した無線ゾーンの識別子を自位置登録エ
リアのデータに含まれているか比較し、位置登録エリア
のデータ中に無線ゾーンの識別子が含まれている場合に
自無線ゾーンで移動機を呼び出す。この動作により移動
機は一旦位置登録を行った後、位置登録を行わないで通
過する無線ゾーンで必ず呼び出されることになる。この
ようにすることで移動交換局が位置登録エリアの情報を
保持する必要がなく、移動交換局の負荷を軽減すること
が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにして、移
動機に対する呼出しを受けた移動交換局が統括する全て
の無線基地局に一斉同報することにより、呼出しを行う
場合、呼出しが多くなればなるほど同報データが増加
し、同報データを受信処理する無線基地局の処理負荷が
増加するという問題点を有する。また、移動交換局は他
の移動交換局の統括する無線基地局に同報データを送信
できないため、移動交換局間に跨る呼出しを行うことが
できないという問題点がある。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
した制御信号網,無線基地局および移動交換局装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の移
動機と、複数の無線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設
置され、無線ゾーン内において移動機と無線チャネルを
用いて通信を行う複数の無線基地局と、前記無線基地局
を統括する移動交換局とからなる移動体通信システムに
おいて、前記移動交換局と前記移動交換局が統括する無
線基地局との間の制御信号網であって、木構造状に配置
され、且つ木構造に対応した階層的な識別子を付与され
た複数の同報通信路と、下位の同報通信路の識別子ある
いは位置登録エリアの識別子を宛先とする呼出しデータ
のみを選択的に通過させ、前記呼出しデータを通過させ
る際に、もし前記呼出しデータの宛先が同報通信路の識
別子であり、且つ、前記識別子が示す同報通信路に直接
接続されている場合、には前記呼出しデータの宛先を
記同報通信路の識別子から前記呼出しデータ中に含まれ
る位置登録エリアの識別子に変更する選択転送装置とか
ら構成され、前記移動交換局から送信される呼出しデー
タを、前記移動交換局が統括する無線基地局に送信す
る、ことを特徴とする。
【0008】第2の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局と、前記複数の無線基地局と前記移動交換局とを接
続し、木構造状に配置され、且つ木構造に対応した階層
的な識別子を付与された複数の同報通信路とからなる移
動体通信システムにおける無線基地局装置であって、無
線基地局が自局の無線ゾーン内に報知している一つ以上
位置登録エリアの識別子を記憶する位置登録エリア識
別子記憶装置と、記憶されている一つ以上の位置登録エ
リアの識別子の中で、第一の無線基地局が接続されてい
る同報通信路とは異なった同報通信路に接続されている
第二の無線基地局の無線ゾーンを含む位置登録エリアの
識別子を対象とする変更が行われる場合、前記第一の
線基地局が接続されている同報通信路の識別子と共に前
記変更のあった位置登録エリアの識別子とを前記第一の
無線基地局を統括する移動交換局に通知する同報識別子
通知装置とから構成される、ことを特徴とする。
【0009】第3の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局とからなる移動体通信システムにおける移動交換局
であって、移動交換局が統括する無線基地局の無線ゾー
ンを含む位置登録エリアの識別子と同報通信路の識別子
の対応表を保持する局内同報記憶装置と、前記局内同報
記憶装置に記憶されている対応表から、呼出しデータを
作成する呼出し信号作成装置と、無線基地局との間で、
制御信号の送受信を行う制御信号送受信装置と、無線基
地局から、この無線基地局が接続されている同報通信路
の識別子とこの無線基地局が報知している位置登録エリ
アの識別子とからなる信号を受信し、前記保持する対応
表において、前記受信した信号に含まれる位置登録エリ
アの識別子の欄に、前記受信した信号に含まれる同報通
信路の識別子を記憶し、無線基地局からこの無線基地局
が接続されている同報通信路の識別子とこの無線基地局
が報知しなくなる位置登録エリアの識別子からなる信号
を受信し、前記保持する対応表において、前記受信した
信号に含まれる位置登録エリアの識別子の欄から、前記
受信した信号に含まれる同報通信路の識別子を削除する
局内同報変更装置とから構成され、移動交換局に呼出し
がかかった場合、移動交換局の保持する対応表におい
て、呼出しのかかった移動機が位置登録を行った位置登
録エリアの識別子の欄に記憶されている同報通信路の識
別子を宛先とし、移動機が位置登録を行っている位置登
録エリアの識別子を含む呼出しデータを送信する、こと
を特徴とする。
【0010】第4の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局とからなる移動体通信システムにおいて、前記移動
交換局と前記移動交換局が統括する無線基地局との間の
制御信号網であって、木構造状に配置され、且つ木構造
に対応した階層的な識別子を付与された複数の同報通信
路と、呼出しデータの宛先を記憶する転送識別子記憶装
置と、前記宛先記憶装置に記憶されている宛先を持つ呼
出しデータのみを選択的に通過させる選択転送装置とか
ら構成され、前記移動交換局から送信される呼出しデー
タを、前記移動交換局が統括する無線基地局に送信す
る、ことを特徴とする。
【0011】第5の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局と、前記複数の無線基地局と前記移動交換局とを接
続し、木構造状に配置され、且つ木構造に対応した階層
的な識別子を付与された複数の同報通信路とからなる移
動体通信システムにおける無線基地局装置であって、無
線基地局が自局の無線ゾーン内に報知している一つ以上
位置登録エリアの識別子を記憶する位置登録エリア識
別子記憶装置と、記憶されている一つ以上の位置登録エ
リアの識別子の中で、第一の無線基地局が接続されてい
る同報通信路とは異なった同報通信路に接続されている
第二の無線基地局の無線ゾーンを含む位置登録エリアの
識別子を対象とする変更が行われる場合、前記報知され
ている位置登録エリアの識別子のうち他同報通信路に接
続されている前記第二の無線基地局の無線ゾーンを含む
位置登録エリアの識別子を前記第一の無線基地局を統括
する移動交換局に通知する位置登録エリア識別子通知装
置とから構成される、ことを特徴とする。
【0012】第6の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局とからなる移動体通信システムにおける前記移動交
換局と前記無線基地局とを接続する制御信号網であっ
て、異なる移動交換局と該移動交換局に統括されている
無線基地局とを接続する同報通信路のうち、地理的に隣
接する無線基地局直接接続されている同報通信路同士
を無条件にデータを転送する無選択転送装置を用いて接
続し、前記移動交換局が送信する呼出しデータを、前記
移動交換局が統括する同報通信路だけでなく他移動交換
局が統括する隣接同報通信路にも送信する、ことを特徴
とする。
【0013】第7の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局と、前記複数の無線基地局と前記移動交換局とを接
続し、木構造状に配置され、且つ木構造に対応した階層
的な識別子を付与された複数の同報通信路とからなる移
動体通信システムにおける移動交換局装置であって、移
動交換局は統括する無線基地局の無線ゾーンを含む位置
登録エリアの識別子と他移動交換局統括され、前記位
置登録エリアの識別子を報知している無線基地局に接続
されている同報通信路の識別子の対応表を保持する局外
同報層記憶装置と、前記統括している無線基地局や他の
移動交換局との間で制御信号を送受する制御信号送受信
装置と、前記統括している無線基地局からこの無線基地
局が接続されている同報通信路の識別子と他移動交換局
に統括されている無線基地局の無線ゾーンを含む位置登
録エリアの識別子とからなる信号を受信した場合、前記
信号中に含まれる同報通信路に接続されている他移動交
換局に対して、前記信号を転送する同報通信路識別子転
送装置と、他移動交換局から前記信号の通知を受け、前
記保持する対応表において、通知を受けた信号に含まれ
る位置登録エリアの識別子の欄に記憶されている他移動
交換局の統括する同報通信路の識別子を変更する同報層
データ変更装置とから構成され、移動交換局に呼出しが
かかった場合、この移動交換局が統括する無線基地局に
呼出しデータを送るとともに、もし、前記対応表に他移
動交換局が統括する同報通信路の識別子が記憶されてい
る場合、他移動交換局を経由して前記同報通信路にも呼
出しデータを送信する、ことを特徴とする。
【0014】第8の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾー
ン内において移動機と無線チャネルを用いて通信を行う
複数の無線基地局と、前記無線基地局を統括する移動交
換局と、前記複数の無線基地局と前記移動交換局とを接
続し、木構造状に配置され、且つ木構造に対応した階層
的な識別子を付与された複数の同報通信路とからなる移
動体通信システムにおける移動交換局装置であって、移
動交換局は統括する無線基地局の無線ゾーンを含む位置
登録エリアの識別子と他移動交換局に統括され、前記位
置登録エリアの識別子を報知している無線基地局に接続
されている同報通信路の識別子の対応表を保持する同報
局記憶装置と、 前記統括している無線基地局や他の移
動交換局との間で制御信号を送受する制御信号送受信装
置と、前記統括している無線基地局から他移動交換局に
統括されている無線基地局の無線ゾーンを含む位置登録
エリアの識別子を含む信号を受信した場合、前記信号中
に含まれる無線基地局を統括する移動交換局に対して、
前記信号を転送し、他移動交換局から自局の識別子を宛
先とした位置登録エリアの識別子を含む信号を受信した
場合、前記位置登録エリアの識別子を宛先とする信号に
変換する位置登録エリア識別子転送装置と、他移動交換
局から前記信号の通知を受け、前記保持する対応表にお
いて、通知を受けた信号に含まれる位置登録エリアの識
別子の欄に記憶されている他移動交換局の識別子を変更
する同報局データ変更装置とから構成され、移動交換局
に呼出しがかかった場合、この移動交換局が統括する無
線基地局に呼出しデータを送るとともに、もし、前記対
応表に他移動交換局の識別子が記憶されている場合、他
移動交換局にも呼出しデータを送信する、ことを特徴と
する。
【0015】
【作用】木構造状に配置された同報通信路とこの同報通
信路間において必要に応じて同報データを通過させるか
廃棄するかを決定する機能を持つ装置とから構成される
制御信号網を用いて、移動交換局とこの移動交換局が統
括する無線基地局間を接続することにより、同報データ
を選択的に同報通信路に流すことができ、各無線基地局
において受信される不要な同報データを減少させること
ができる。また、異なる移動交換局に統括されている同
報通信路と自局の統括する同報通信路との間を、全ての
同報データを無条件に転送する無選択転送装置を用いて
接続することにより、移動交換局は同報データを他の移
動交換局が統括する同報通信路に送信することができ
る。また、移動交換局が移動機呼出しのための同報デー
タを同報する必要のある他移動交換局に統括されている
同報通信路の識別子あるいは移動交換局の識別子を記憶
しておく同報データ表を保持することにより、移動機呼
出し時に呼出しのための同報データを送信すべき他の移
動交換局が統括する同報通信路あるいは移動交換局を検
索することが可能となり、他の移動交換局が統括する無
線基地局に同報データを送信することができる。
【0016】
【実施例】図1は第1の発明における制御信号網の構成
を示す一実施例である。図1において、500〜502
は同報通信路、600,601は選択転送装置である。
制御信号網における選択転送装置は図5に示すように同
報されたデータの宛先が無線ゾーンの識別子である場
合、および図6に示すように同報されたデータの宛先が
選択転送装置と接続されている同報通信路よりも下層に
位置する同報通信路の識別子である場合、その同報され
たデータを下位に接続されている同報通信路に転送す
る。このとき、宛先が選択転送装置に直接接続されてい
る同報通信路の識別子である場合は同報通信路の識別子
を外し、図5に示すように宛先を無線ゾーンの識別子に
して同報データを同報通信路に転送することにより、そ
の選択転送装置より下位にある無線基地局全てに同報デ
ータを送ることになる。即ち、同報通信路500を流れ
る同報データの宛先が、同報通信路501の識別子であ
る場合、選択転送装置600においては、同報データの
宛先である同報通信路501が直接接続されているた
め、その同報データの宛先を同報データに含まれる無線
ゾーンの識別子に変更して、同報通信路501に転送
し、選択転送装置601では、同報データの宛先である
同報通信路501が選択転送装置601の下位に接続さ
れていないため同報データを廃棄する。
【0017】図2は第2の発明における無線基地局装置
の構成を示す一実施例である。図2において、700は
無線基地局装置であり、この無線基地局装置700は、
アンテナ701、アンテナ共用装置702、制御用送受
信装置703、位置登録エリア識別子記憶装置704、
同報識別子通信装置705、通話用送受信装置706、
基地局制御装置707から構成される。
【0018】無線基地局装置700においては、アンテ
ナ701およびアンテナ共用装置702を経由して無線
信号を送受信する。アンテナ共用装置には通話用送受信
装置706と制御用送受信装置703が接続され、共に
基地局制御装置707を経由して移動交換局との信号の
送受信を行う。各無線基地局毎に位置登録エリア識別子
が割り振られ、位置登録エリア識別子記憶装置704は
各無線基地局の無線ゾーンに報知される一つ以上の位置
登録エリア識別子を記憶する。同報識別子通知装置70
5は、位置登録エリア識別子記憶装置704に記憶され
ている位置登録エリアの識別子と無線基地局が接続され
ている同報通信路の識別子とを比較し、異なる同報通信
路に接続されている無線基地局の無線ゾーンを含む位置
登録エリアの識別子が存在する場合、異なる同報通信路
の識別子と自局の位置登録エリアの識別子を基地局制御
装置707を経由して移動交換局に通知する。
【0019】図3は第3の発明における移動交換局装置
の構成を示す一実施例である。図3において、708は
移動交換局装置であり、この移動交換局装置は、制御信
号送受信装置709、局内同報変更装置710、呼出し
信号作成装置711、局内同報記憶装置712、中央処
理装置713、通信路装置714から構成される。
【0020】移動交換局装置708は、通信路装置71
4を用いて無線基地局装置と一般電話網を接続し、中央
処理装置713により制御される。また、移動交換局装
置では、制御信号送受信装置709を用いて制御信号の
やり取りを行うが、無線基地局装置から同報通信路と位
置登録エリア識別子とから成る制御信号を受信した場
合、局内同報変更装置710に通知し、局内同報記憶装
置712に同報データ表として記憶されている位置登録
エリアの識別子と同報通信路の識別子の組を変更する。
呼出し信号作成装置711は移動機に呼出しが掛かった
場合に、局内同報記憶装置712において、位置登録エ
リア識別子から検索した同報通信路の識別子を宛先とす
る呼出し信号を作成し、制御信号送受信装置を経由し
て、無線基地局に送信する。
【0021】図4は第1の発明における制御信号網と、
第2の発明における無線基地局装置と、第3の移動交換
局とを適用し得る移動体通信システム、即ち全サービス
エリアを複数の無線ゾーンによりカバーし、各無線基地
局は幾つかの位置登録エリアの識別子の集まりを報知
し、移動交換局は移動機がどの無線基地局において位置
登録を行ったかという情報を持ち、移動機に呼出しがか
かった場合、移動交換局が統括する無線基地局に同報す
ることにより呼出しを行う移動体通信システムの一例を
表す構成図である。
【0022】図4において、1は移動交換局、10〜1
5は選択転送装置、40は位置登録データ表、50は局
内同報記憶装置に記憶されている同報データ表、80〜
89は同報通信路、301〜308はそれぞれ無線基地
局201〜208の無線ゾーンである。また図5,図6
は移動交換局から無線基地局に送られる同報データで同
報の宛先が無線ゾーンの識別子、同報通信路の識別子で
ある同報データのデータ構成図である。また、同報通信
路80〜86の識別子はSL0,SL0.SL10〜S
L0.SL13,SL0.SL10.SL100,SL
0.SL10.SL101,SL0.SL11.SL1
02,SL0.SL11.SL103とする。
【0023】図2,図3,図4を用いて、第1の発明に
おける制御信号網と、第2の発明における無線基地局装
置および第3の発明における移動交換局装置の実施例1
を説明する。実施例1においては位置登録エリアは無線
ゾーン毎に設定され、位置登録エリアの識別子は無線ゾ
ーンの識別子と一対一に対応し、以後無線ゾーンの識別
子を位置登録エリアの識別子として扱う。
【0024】実施例1においては、移動機識別子MS1
を持つ移動機が現在無線ゾーン306において位置登録
を行っており、無線基地局206の無線ゾーン306の
識別子をSL0.SL11.SL102.Z6とし、そ
の識別子を無線基地局205〜207が各々の位置登録
エリア識別子記憶装置704に記憶し、各無線ゾーンに
報知しているとする。ここにおいて、無線基地局205
〜207が無線ゾーン識別子SL0.SL11.SL1
02.Z6を報知する場合、各無線基地局装置内の同報
識別子通知装置705は自局に割り当てられている位置
登録エリア識別子と無線ゾーン識別子SL0.SL1
1.SL102.Z6とを比較し、無線基地局205は
無線ゾーンの識別子SL0.SL11.SL102.Z
6から同じ同報通信路85に接続されていることを知
り、何も行わないが、無線基地局207は無線ゾーンの
識別子から自局の接続されている同報通信路86とは異
なった同報通信路85に無線ゾーン識別子SL0.SL
11.SL102.Z6の無線基地局206が接続され
ていることを知り、移動交換局1に対して、自局が接続
されている同報通信路86の識別子SL0.SL11.
SL103と保持している無線ゾーンの識別子SL0.
SL11.SL102.Z6を移動交換局1に通知す
る。この通知を受信した移動交換局1は局内同報記憶装
置712に記憶されている同報データ表50の無線ゾー
ンの識別子SL0.SL11.SL102.Z6の欄
に、局内同報変更装置710の制御により、同報通信路
の識別子SL0.SL11.SL103を記憶すること
になる。このとき、記憶された同報通信路の識別子SL
0.SL11.SL103と無線ゾーン識別子SL0.
SL11.SL102.Z6はSL0.SL11の識別
子を持つ同報通信路82から分岐している同報通信路で
あるため、結局、同報データ表50の無線ゾーン識別子
SL0.SL11.SL102.Z6の欄には同報通信
路の識別子SL0.SL11が記憶されることになる。
【0025】移動機識別子MS1を持つ移動機に対し
て、移動交換局1に呼出しがかかった場合について説明
する。図4における矢印は移動交換局1に移動機識別子
MS1を持つ移動機に対する呼出しがかかった場合の同
報データの流れを示している。即ち、移動交換局1内の
呼出し信号作成装置711において作成された宛先SL
0.SL11で移動機識別子MS1の位置登録無線ゾー
ン識別子SL0.SL11.SL102.Z6と移動機
識別子MS1とから構成される同報データが、制御信号
送受信装置709を経由して制御信号網に送信され、選
択転送装置10,11に受信される。選択転送装置10
においては同報データの宛先の同報通信路82の識別子
SL0.SL11が選択転送装置10の下層に位置する
同報通信路ではないため、同報データは廃棄され、選択
転送装置11においては同報データの宛先の同報通信路
82の識別子SL0.SL11が選択転送装置11に直
接接続されているため、同報データの宛先を同報データ
中に含んでいる無線ゾーンの識別子SL0.SL11.
SL102.Z6に変更し、同報データが転送される。
同報データを受信した選択転送装置14,15は同報デ
ータの宛先が無線ゾーンの識別子SL0.SL11.S
L102.Z6であるため、無条件に同報データを転送
し、これにより、無線基地局205〜208に転送され
ることになる。無線基地局205〜207においては同
報データの宛先である無線ゾーンの識別子SL0.SL
11.SL102.Z6を位置登録エリア識別子記憶装
置704に記憶しているため、同報データの受信処理を
行い、自局の無線ゾーンにおいて呼出しを行う。しか
し、無線基地局208においては無線ゾーンの識別子S
L0.SL11.SL102.Z6を記憶していないた
め、同報データを廃棄する。
【0026】図7は第4の発明における制御信号網の構
成を示す一実施例である。図7において503〜505
は同報通信路、602,603は選択転送装置、60
5,606は転送識別子記憶装置である。選択転送装置
602,603は転送識別子記憶装置604,605に
記憶されている識別子を宛先とする同報データのみを同
報通信路503から同報通信路504,505に転送す
る。即ち、ある位置登録エリアの識別子が転送識別子記
憶装置604に記憶され、転送識別子記憶装置605に
は記憶されていないとすると、その位置登録エリア識別
子を宛先とする同報データが同報通信路503を流れた
場合、選択転送装置602においては同報通信路504
に転送されるが、選択転送装置603においては廃棄さ
れる。
【0027】図8は第5の発明における無線基地局装置
の構成を示す一実施例である。図8において、715は
無線基地局装置であり、この無線基地局装置715は、
アンテナ716、アンテナ共用装置717、制御用送受
信装置718、位置登録エリア識別子記憶装置719、
位置登録エリア識別子通知装置720、通話用送受信装
置721、基地局制御装置722から構成される。無線
基地局装置715においては、アンテナ716およびア
ンテナ共用装置717を経由して無線信号を送受信す
る。アンテナ共用装置には通話用送受信装置721と制
御用送受信装置718が接続され、共に基地局制御装置
722を経由して移動交換局との信号の送受信を行う。
各無線基地局毎に位置登録エリア識別子が割り振られ、
位置登録エリア識別子記憶装置719は各無線基地局の
無線ゾーンに報知される一つ以上の位置登録エリア識別
子を記憶する。位置登録エリア識別子通知装置719は
位置登録エリア識別子記憶装置に記憶されている位置登
録エリアの識別子と本無線基地局が接続されている同報
通信路の識別子とを比較し、異なる同報通信路に接続さ
れている無線基地局の位置登録エリアの識別子が存在す
る場合、その位置登録エリア識別子を基地局制御装置7
22を経由して移動交換局に通知する。
【0028】図9は第4の発明における制御信号網およ
び第5の発明における無線基地局装置と適用し得る移動
体通信システムの構成図であり、図中において2は移動
交換局、16〜21は必要なデータのみを選択的に通過
させる選択接続装置、41は位置登録エリア識別子記憶
装置に記憶されている位置登録データ表、60〜65は
転送識別子記憶装置、87〜93は同報通信路、309
〜316はそれぞれ無線基地局209〜216の無線ゾ
ーンである。また、SL1,SL1.SL12−SL
1.SL13,SL1.SL12.SL104,SL
1.SL12.SL105,SL1.SL13.SL1
06,SL1.SL13.SL107は同報通信路87
〜93の識別子であるとする。
【0029】図8,図9を用いて、第4の発明における
制御信号網および第5の発明における無線基地局装置の
実施例2を説明する。実施例2においては、位置登録エ
リアは無線ゾーン毎に設定され、位置登録エリアの識別
子は無線ゾーンの識別子と一対一に対応し、以後無線ゾ
ーンの識別子を位置登録エリアの識別子として扱う。
【0030】実施例2においては、移動機識別子MS2
を持つ移動機が現在無線ゾーン314において位置登録
を行っており、無線基地局214の無線ゾーン314の
識別子をSL1.SL13.SL106.Z16とし、
その識別子を無線基地局213〜215が各々の位置登
録エリア識別子記憶装置719に記憶され、各無線ゾー
ンに報知しているとする。ここにおいて、無線基地局2
13〜215が無線ゾーン識別子SL1.SL13.S
L106.Z16を報知している場合、各無線基地局は
位置登録エリア識別子通知装置720の機能を用いるこ
とにより、無線基地局213は無線ゾーンの識別子SL
1.SL13.SL106.Z16から同じ同報通信路
92に接続されていることを知り、何も行わないが、無
線基地局215は報知している無線ゾーンの識別子SL
1.SL13.SL106.Z16から自局の接続され
ている同報通信路93とは異なった同報通信路92に無
線ゾーン識別子SL1.SL13.SL106.Z16
の無線基地局214が接続されていることを知り、報知
している無線ゾーンの識別子SL1.SL13.SL1
06.Z16を基地局制御装置722を経由して、移動
交換局2に通知する。無線基地局215から通知を受け
た選択転送装置21は通知を受けた信号から、無線ゾー
ンの識別子SL1.SL13.SL106.Z16を宛
先とする同報データは転送するように転送識別子記憶装
置65に記憶し、無線基地局から通知されたデータを選
択転送装置17に通知する。選択転送装置17において
も同様のことが行われ、転送識別子記憶装置61に無線
ゾーンの識別子SL1.SL13.SL106.Z16
を宛先とする同報データは転送するよう記憶する。但
し、無線基地局214の上位層にある選択転送装置1
7,20に接続されている転送識別子記憶装置61,6
4には無線基地局214が接続された時点で、無線基地
局の位置登録エリア識別子通知装置から通知を受け、無
線基地局214の無線ゾーンの識別子SL1.SL1
3.SL106.Z16が記憶されているものとする。
【0031】移動機識別子MS2を持つ移動機に対し
て、移動交換局2に呼出しがかかった場合について説明
する。図9における矢印は移動交換局2に移動機識別子
MS2を持つ移動機に呼出しがかかった場合の同報デー
タの流れを示している。即ち、移動交換局2は移動機識
別子MS2を持つ移動機が位置登録データ表41より、
SL1.SL13.SL106.Z16において位置登
録を行っていることを検索し、呼出しのための同報デー
タの宛先をSL1.SL13.SL106.Z16とし
て、同報データを送出する。この呼出しのための同報デ
ータは選択転送装置16,17に受信され、選択転送装
置16においては同報データの宛先SL1.SL13.
SL106.Z16が転送すべき宛先として転送識別子
記憶装置60に記憶されていないため、同報データは廃
棄される。選択転送装置17においては、同報データの
宛先SL1.SL13.SL106.Z16が転送すべ
き宛先として転送識別子記憶装置61に記憶されている
ため、同報データが同報通信路89へ転送され、選択転
送装置20,21に受信される。選択転送装置20,2
1においても各々転送識別子記憶装置64,65に同報
データの宛先SL1.SL13.SLK106.Z16
が記憶されているため、同報データは転送され、無線基
地局213〜216に受信されることになる。無線基地
局213〜215は同報データの宛先である無線ゾーン
の識別子SL1.SL13.SL106.Z6を位置登
録エリア識別子記憶装置に記憶しているため、同報デー
タの取り込み処理を行い、自局の無線ゾーンに移動機識
別子MS2を持つ移動機に対する呼出しを行う。しか
し、無線基地局216は同報データの宛先である無線ゾ
ーンの識別子SL1.SL13.SL106.Z16を
位置登録エリア識別子記憶装置に記憶していないため、
同報データを廃棄する。
【0032】図10は第6の発明における制御信号網の
構成を示す一実施例である。図10において、507〜
509は同報通信路、510は無選択転送装置、72
3,724は移動交換局、725〜731は無線基地局
である。
【0033】図11は第6の発明における制御信号網を
適用し得る移動体通信システムの構成図であり、移動交
換局と無線基地局の間は第1の発明における制御信号網
で接続されているものとする。図11において、3,4
は移動交換局、22〜25は選択転送装置、42は位置
登録データ表、70は無選択転送装置、94〜99は同
報通信路、317〜324はそれぞれ無線基地局217
〜224の無線ゾーンである。また、SL2,SL3,
SL2.SL14,SL2.SL15,SL3.SL1
6,SL3.SL17は同報通信路94〜99の識別子
であるとする。
【0034】図11を用いて、第6の発明における制御
信号網の実施例3を説明する。本実施例3においては位
置登録エリアは無線ゾーン毎に設定され、位置登録エリ
アの識別子は無線ゾーンの識別子と一対一に対応し、以
後無線ゾーンの識別子を位置登録エリアの識別子として
扱う。
【0035】実施例3においては、無線基地局222の
無線ゾーン322の識別子をSL3.SL16.Z26
とし、その識別子を無線基地局220〜224が保持し
ているとし、移動機識別子MS3を持つ移動機が現在無
線ゾーン322において位置登録を行っているとする。
【0036】移動機識別子MS3を持つ移動機に対して
移動交換局4に呼出しがかかった場合について説明す
る。図11における矢印は移動交換局4に移動機識別子
MS3を持つ移動機に対する呼出しがかかった場合の呼
出しのための同報データの流れを示している。即ち、移
動機識別子MS3を持つ移動機に対する呼出しを受けた
移動交換局4は自局の保持する位置登録データ表42を
検索し、移動機がどの無線ゾーンにおいて位置登録を行
ったかを検索し、無線ゾーン識別子SL3.SL16.
Z26を得る。位置登録無線ゾーン識別子SL3.SL
16.Z26を得た移動交換局4は同報データの宛先と
して無線ゾーン識別子SL3.SL16.Z26を記述
し、統括する無線基地局に一斉同報を行う。同報データ
を受信した選択転送装置24,25は同報データの宛先
が無線ゾーン識別子であるため、同報データを無条件に
同報通信路98,99へ転送する。同報通信路99に転
送された同報データは該同報通信路に接続されている無
線基地局223,224に受信され、無線基地局22
3,224が共にその報知する無線ゾーンの識別子中に
同報データ中に含まれるSL3.SL16.Z26が存
在するため、各々の無線ゾーン323,324に対して
移動機識別子MS3を持つ移動機を呼び出す。また、同
報通信路98に転送された同報データは同様に無線基地
局221,222に受信され、無線ゾーン321,32
2に対して呼出しを行うと共に無線選択転送装置70を
経由して同報通信路97に転送される。同報通信路97
に転送された同報データは無線基地局220においては
無線基地局の報知する無線ゾーンの識別子の中に同報デ
ータ中に含まれる無線ゾーンの識別子SL3.SL1
6.Z26が存在するため、無線基地局220の無線ゾ
ーン320に呼出しをかける。しかし、無線基地局21
9の報知する無線ゾーンの識別子には前記無線ゾーン識
別子SL3.SL16.Z26は存在しないため、無線
ゾーン319に対して、呼出しは行われない。
【0037】図12は第7の発明における移動交換局装
置の構成を示す一実施例である。図12において、73
2は移動交換局装置であり、この移動交換局装置は、中
央処理装置733、通信路装置734、制御信号送受信
装置735、同報通信路識別子転送装置736、同報層
データ変更装置737、局外同報層記憶装置738から
構成される。
【0038】この移動交換局装置732は、通信路装置
734を用いて無線基地局装置と一般電話網を接続し、
中央処理装置733により制御される。また、移動交換
局装置では、制御信号送受信装置735を用いて制御信
号のやり取りを行うが、他の移動交換局装置から、他移
動交換局の識別子の付与された同報通信路と位置登録エ
リア識別子とからなる制御信号を受信した場合、同報層
データ変更装置737に通知し、局外同報記憶装置73
8に同報データ表として記憶されている位置登録エリア
の識別子と同報通信路の識別子の組を変更する。同報通
信路識別子転送装置736は統括している無線基地局か
ら位置登録エリアの識別子と他移動交換局に統括されて
いる同報通信路の識別子とから成る制御信号を受信した
場合、制御信号送受信装置735を経由して、他移動交
換局装置に送信する。
【0039】図13は第7の発明における移動交換局装
置を適用し得る移動体通信システムの構成図であり、図
13において、5,6は移動交換局、26〜29は選択
転送装置、46は同報層記憶装置に記憶されている位置
登録データ表、51は同報データ表、105〜109は
同報通信路、325〜332はそれぞれ無線基地局22
5〜232の無線ゾーンである。また、MSC5,MS
C6は移動交換局5,6の識別子、SL4,SL5,S
L4.SL18,SL4.SL19,SL5.SL2
0,SL5.SL21は同報通信路100〜105の識
別子であるとする。また、図14は宛先が同報通信路の
識別子である同報データの一例、図15は宛先が無線ゾ
ーンの識別子である同報データの一例である。
【0040】図12,図13を用いて、第7の発明にお
ける移動交換局装置の実施例4を説明する。本実施例に
おいては位置登録エリアは無線ゾーン毎に設定され、位
置登録エリアの識別子は無線ゾーンの識別子と一対一に
対応し、以後無線ゾーンの識別子を位置登録エリアの識
別子として扱う。
【0041】実施例4においては、無線基地局230の
無線ゾーン330の識別子をSL5.SL20.Z36
とし、その識別子を無線基地局228〜232が報知し
ているとし、移動機識別子MS4を持つ移動機が現在無
線ゾーン330において位置登録を行っているとする。
【0042】無線基地局228は自局を統括する移動交
換局5の統括下にない無線ゾーン識別子SL5.SL2
0.Z36を報知しているため、この無線ゾーンの識別
子SL5.SL20.Z36および自局が接続されてい
る同報通信路103の識別子SL5.SL20.Z36
および自局が接続されている同報通信路103の識別子
SL4.SL19を移動交換局5に通知する。通知を受
けた移動交換局5は同報通信路識別子転送装置736に
おいて、無線ゾーン識別子SL5.SL20.Z36か
らその無線ゾーンを統括している移動交換局が移動交換
局6であることを判定し、移動交換局6に同報通信路1
03の識別子SL4.SL19に自局の識別子MSC5
を付加した識別子と無線ゾーンの識別子SL5.SL2
0.Z36から構成される信号を制御信号送受信装置7
35を経由して、他移動交換局装置に通知する。通知を
受けた移動交換局6は局外同報層記憶装置738に記憶
されている同報層データ表の無線ゾーン識別子SL5.
SL20.Z36の欄に同報層データ変更装置737の
機能を用いて、通知された識別子であるMSC5.SL
4.SL19を記述する。
【0043】移動機識別子MS4を持つ移動機に対し
て、移動交換局6に呼出しがかかった場合について説明
する。図13における矢印は移動交換局6に移動機識別
子MS4を持つ移動機に対する呼出しがかかった場合の
同報データの流れを示している。即ち、移動機識別子M
S4を持つ移動機に対する呼出しを受けた移動交換局6
は自局の保持する位置登録データ表43を検索し、移動
機がどの無線ゾーンにおいて位置登録を行ったかを検索
し、位置登録無線ゾーン識別子SL5.SL20.Z3
6を得る。また局外同報層記憶装置738に記憶されて
いる同報データ表51を検索し、無線ゾーン識別子SL
5.SL20.Z36に呼出しのための同報データを流
す場合に他の移動交換局が統括する同報通信路に同報デ
ータを流す必要があるかを調べ、識別子MSC5を持つ
移動交換局5が統括する同報層識別子SL4.SL19
を持つ同報通信路103にも同報データを送信する。移
動交換局6が統括する無線基地局に対しては、統括する
全ての無線基地局が無線ゾーン識別子SL5.SL2
0.Z36を保持しており、統括する全ての最下層の同
報通信路に同報データを流す必要があるため、同報デー
タの宛先として無線ゾーン識別子SL5.SL20.Z
36を記述し、統括する無線基地局に一斉同報を行う。
同報データを受信した選択転送装置28,29は同報デ
ータの宛先が無線ゾーン識別子であるため、無条件に同
報通信路104,105へ転送する。同報通信路104
に転送された同報データはこの同報通信路に接続されて
いる無線基地局229,230に受信され、無線基地局
229,230が共にその報知する無線ゾーンの識別子
中に同報データ中に含まれるSL5.SL20.Z26
が存在するため、各々の無線ゾーン329,330に対
して移動機識別子MS4を持つ移動機を呼び出す。同様
に同報通信路105に転送された同報データは無線基地
局231,232に受信され、無線ゾーン331,33
2に対して呼出しを行う。一方、移動交換局6から移動
交換局5に送信される同報データは図14に示すように
宛先として移動交換局5の統括する同報通信路103の
識別子が設定され、位置登録無線ゾーン識別子SL5.
SL20.Z36と移動機識別子MS4から構成され
る。移動交換局5から同報通信路100に転送された同
報データは選択転送装置26,27に受信される。選択
受信装置26においては、受信した同報データの宛先が
同報通信路103の識別子SL4.SL19であり、同
報通信路103は選択転送装置26の統括下にないこと
を判定し、受信した同報データを廃棄する。一方、選択
転送装置27においては受信した同報データの宛先が同
報通信路103の識別子SL4.SL19であり、同報
通信路103が直接接続されているため、受信した同報
データの宛先を同報通信路103の識別子SL4.SL
19から、図15に示すように、同報データ中にある無
線ゾーンの識別子SL5.SL20.Z36と変更し
て、同報通信路103に転送する。同報通信路103に
転送された同報データは無線基地局228においてはそ
の無線基地局の報知する無線ゾーンの識別子の中に同報
データ中に含まれる無線ゾーンの識別子SL5.SL2
0.Z36が存在するため、無線基地局228の無線ゾ
ーン328に呼出しをかけるが、無線基地跨227の報
知する無線ゾーンの識別子には無線ゾーン識別子SL
5.SL20.Z26は存在しないため、無線ゾーン3
27に対する呼出しは行われない。
【0044】図16は第8の発明における移動交換局装
置の構成を示す一実施例である。図16においては、7
39は移動交換局装置であり、この移動交換局装置は、
中央処理装置40、通信路装置741、制御信号送受信
装置742、位置登録エリア識別子転送装置743、同
報局データ変更装置744、同報局記憶装置745から
構成される。
【0045】移動交換局装置739は、通信路装置74
1を用いて無線基地局装置と一般電話網を接続し、中央
処理装置740により制御される。また、移動交換局装
置では、制御信号送受信装置742を用いて制御信号の
やり取りを行うが、他の移動交換局装置から、他移動交
換局の識別子と位置登録エリア識別子とから成る制御信
号を受信した場合、同報局データ変更装置744に通知
し、同報局記憶装置745に同報データ表として記憶さ
れている位置登録エリアの識別子と移動交換局装置の識
別子の組を変更する。位置登録エリア識別子転送装置7
43は統括している無線基地局から他移動交換局に統括
されている位置登録エリアの識別子から成る制御信号を
受信した場合、制御信号送受信装置742を経由して、
他移動交換局装置に送信する。また、位置登録エリア識
別子転送装置743は自移動交換局の識別子と自局の統
括する位置登録エリアの識別子とから成る制御信号を受
信した場合、制御信号の宛先を自移動交換局の識別子か
ら位置登録エリアの識別子に変更する機能も持つ。
【0046】図17は第8の発明における移動交換局装
置を適用し得る移動体通信システムの構成図であって、
図17において、7,8は移動交換局、30〜33は選
択転送装置、43は同報局記憶装置に記憶される位置登
録データ表、51は同報データ表、66〜69は転送識
別子記憶装置、106〜111は同報通信路、333〜
340はそれぞれ無線基地局233〜240の無線ゾー
ンである。また、MSC7,MSC8は移動交換局7,
8の識別子、SL6,SL7,SL6.SL22,SL
6.SL23,SL7.SL24,SL7.SL25は
同報通信路106〜111の識別子であるとする。ま
た、図18は宛先が移動交換局の識別子である同報デー
タの一例である。
【0047】図16,図17を用いて、第8の発明にお
ける移動交換局装置の実施例5を説明する。実施例5に
おいては位置登録エリアは無線ゾーン毎に設定され、位
置登録エリアの識別子は無線ゾーンの識別子と一対一に
対応し、以後無線ゾーンの識別子を位置登録エリアの識
別子として扱う。
【0048】実施例5においては、無線基地局238の
無線ゾーン338の識別子をSL7.SL24.Z46
とし、その識別子を無線基地局236〜240が報知し
ているとし、移動機識別子MS5を持つ移動機が現在無
線ゾーン338において位置登録を行っているとする。
【0049】無線基地局236は自局を統括する移動交
換局5の統括下にない無線ゾーン識別子SL7.SL2
4.Z46を報知しているため、この無線ゾーンの識別
子SL7.SL24.Z46を移動交換局7に通知す
る。この通知される信号が選択転送装置31を通過する
とき、選択転送装置31は通知される信号中にある無線
ゾーンの識別子SL7.SL24.Z46を転送識別子
記憶装置67に記憶する。通知を受けた移動交換局7
は、位置登録エリア識別子転送装置743において、無
線ゾーン識別子SL7.SL24.Z46から無線ゾー
ンを統括している移動交換局が移動交換局8であること
を判定し、無線ゾーンの識別子SL7.SL24.Z4
6と自局の識別子MSC7を付加して、移動交換局8に
対して、制御信号送受信装置742を経由して通知す
る。通知を受けた移動交換局8は同報局記憶装置745
に記憶されている同報層データ表の無線ゾーン識別子S
L7.SL24.Z46の欄に、同報局データ変更装置
744の機能を用いて、通知された移動交換局の識別子
であるMSC7を記述する。また、交換局8が統括する
転送識別子記憶装置68,69には、既に、SL7.S
L24.Z46が記憶されているものとする。
【0050】移動機識別子MS5を持つ移動機に対して
は移動交換局8に呼出しがかかった場合について説明す
る。図17における矢印は移動交換局8に移動機識別子
MS5を持つ移動機に対する呼出しがかかった場合の同
報データの流れを示している。即ち、移動機識別子MS
5を持つ移動機に対する呼出しを受けた移動交換局は自
局の保持する位置登録データ表44を検索し、該移動機
がどの無線ゾーンにおいて位置登録を行ったかを検索
し、無線ゾーン識別子SL7.SL24.Z46を得る
と共に同報局記憶装置745に記憶されている同報デー
タ表52を検索し、検索した無線ゾーン識別子SL7.
SL24.Z46を宛先とする同報データを流す場合に
他の移動交換局に同報データを流す必要があるかを調
べ、移動交換局識別子MSC7を持つ移動交換局7にも
呼出しのための同報データを制御信号送受信装置745
を経由して、送信する。移動交換局8が統括する無線基
地局に対しては同報データの宛先として無線ゾーン識別
子SL7.SL24.Z46を記述し、統括する無線基
地局に一斉同報を行う。同報データを受信した選択転送
装置32,33は同報データの宛先が転送識別子記憶装
置68,69に記憶されているため、各々下位の同報通
信路110,111へ転送する。同報通信路110に転
送された同報データはその同報通信路に接続されている
無線基地局237,238に受信され、無線基地局23
7,238が共にその報知する無線ゾーンの識別子中に
同報データ中に含まれるSL7.SL24.Z46が存
在するため、各々の無線ゾーン337,338に対して
移動機識別子MS5を持つ移動機を呼び出す。同様に同
報通信路111に転送された同報データは無線基地局2
39,240に受信され、無線ゾーン339,340に
対して呼出しを行う。一方、移動交換局8から移動交換
局7に送信される同報データは図18に示すように宛先
としての移動交換局7の識別子MSC7と無線ゾーン識
別子SL7.SL24.Z46と移動機識別子MS5か
ら構成される。移動交換局7の位置登録エリア識別子転
送装置743において、同報データの宛先が移動交換局
7の識別子MSC7から、同報データ中の無線ゾーンの
識別子SL7.SL24.Z46に変更され、同報通信
路106を通り、選択転送装置30,31に受信され
る。選択受信装置30においては、受信した同報データ
の宛先がSL7.SL24.Z46であり、転送識別子
記憶装置66に記憶されていないため、受信した同報デ
ータを廃棄する。一方、選択転送装置31においては受
信した同報データの宛先SL7.SL24.Z46が転
送識別子記憶装置67に記憶されているため、受信した
同報データを同報通信路109に転送する。同報通信路
109に転送された同報データは無線基地局235,2
36に受信され、無線基地局236においてはこの無線
基地局の報知する無線ゾーンの識別子の中に同報データ
中に含まれる無線ゾーンの識別子SL7.SL24.Z
46が存在するため、無線基地局236の無線ゾーン3
36に呼出しをかける。しかし、無線基地局235の報
知する無線ゾーンの識別子には無線ゾーン識別子SL
7.SL24.Z46は存在しないため、無線ゾーン3
35に対する呼出しは行われない。
【0051】
【発明の効果】前記実施例1においては、第1の発明の
制御信号網と、第2の発明の無線基地局装置と、第3の
発明の移動交換局装置とを用いて、移動交換局から同報
されるデータの宛先を同報通信路の識別子とすることに
より、不必要な同報データを無線基地局に送ることを防
ぎ、無線基地局のデータ受信処理の負荷を減らすことが
可能となる。
【0052】また前記実施例2においては、第4の発明
の制御信号網と、第5の発明の無線基地局装置とを用い
て、移動交換局から同報されるデータの宛先を無線ゾー
ンの識別子とすることにより、不必要な同報データを無
線基地局に送ることを防ぎ、無線基地局のデータ受信処
理の負荷を減らすことが可能となる。
【0053】また前記実施例3においては、第6の発明
の制御信号網を用いて、異なる移動交換局に統括されて
いる無線基地局に直接接続されている同報通信路同士を
接続することにより、移動交換局は異なる移動交換局に
統括されている無線基地局に対しても同報データを送信
することが可能となり、移動交換局に跨った呼出しを行
うことが可能となる。
【0054】また前記実施例4においては、第7の発明
の移動交換局装置を用いて、移動交換局が自局の統括す
る無線基地局から自局の統括していない無線基地局の無
線ゾーンの識別子を通知された場合、その無線基地局を
統括している移動交換局に通知し、通知を受けた移動交
換局が同報データ表に同報データを送るべき同報通信路
の識別子を記憶しておくことにより、同報データを選択
的に転送し、不必要な同報データの通信を防ぎながら、
移動交換局に跨る移動機に対する一斉呼出しを行うこと
ができる。
【0055】また前記実施例5においては、第8の発明
の移動交換局装置を用いて、移動交換局が自局の統括す
る無線基地局から自局の統括していない無線基地局の無
線ゾーンの識別子を通知された場合、その無線基地局を
統括している移動交換局に通知し、通知を受けた移動交
換局が同報データ表に同報データを送るべき移動交換局
の識別子を記憶しておくことにより、同報データを選択
的に転送し、不必要な同報データの通信を防ぎながら、
移動交換局に跨る移動機に対する一斉呼出しを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明における制御信号網の一実施例の構
成を示す図である。
【図2】第2の発明における無線基地局装置の一実施例
の構成を示す図である。
【図3】第3の発明における移動交換局装置の一実施例
の構成を示す図である。
【図4】第1の発明における制御信号網と、第2の発明
における無線基地局装置と、第3の発明における移動交
換局装置とを適用し得る移動通信システムの構成図であ
る。
【図5】移動交換局から無線基地局に送られる同報デー
タで同報の宛先が無線ゾーンの識別子である同報データ
のデータ構成図である。
【図6】移動交換局から無線基地局に送られる同報デー
タで同報の宛先が同報通信路の識別子である同報データ
のデータ構成図である。
【図7】第4の発明における制御信号網の一実施例の構
成を示す図である。
【図8】第5の発明における無線基地局装置の一実施例
の構成を示す図である。
【図9】第4の発明における制御信号網と、第5の発明
における無線基地局装置とを適用し得る移動体通信シス
テムの構成図である。
【図10】第6の発明における制御信号網の一実施例の
構成を示す図である。
【図11】第6の発明における制御信号網を適用し得る
移動体通信システムの構成図である。
【図12】第7の発明における移動交換局装置の一実施
例の構成を示す図である。
【図13】第7の発明における移動交換局装置を適用し
得る移動体通信システムの構成図である。
【図14】宛先が同報通信路の識別子である同報データ
の一例を示す図である。
【図15】宛先が無線ゾーンの識別子である同報データ
の一例を示す図である。
【図16】第8の発明における移動交換局装置の一実施
例の構成を示す図である。
【図17】第8の発明における移動交換局装置を適用し
得る移動体通信システムの構成図である。
【図18】宛先が移動交換局の識別子である同報データ
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜8 移動交換局 10〜33 選択転送装置 40〜44 位置登録データ表 50〜52 同報データ表 60〜69 転送識別子記憶装置 70 無選択転送装置 80〜111 同報通信路 201〜240 無線基地局 301〜340 無線ゾーン 500〜509 同報通信路 510 無選択転送装置 600〜603 選択転送装置 604,605 転送識別子記憶装置 700 無線基地局装置 701 アンテナ 702 アンテナ共用装置 703 制御用送受信装置 704 位置登録エリア識別子記憶装置 705 同報識別子通知装置 706 通話用送受信装置 707 基地局制御装置 708 移動交換局装置 709 制御信号送受信装置 710 局内同報変更装置 711 呼出し信号作成装置 712 局名同報記憶装置 713 中央処理装置 714 通信路装置 715 無線基地局装置 716 アンテナ 717 アンテナ共用装置 718 制御信号送受信装置 719 位置登録エリア識別子記憶装置 720 位置登録エリア識別子通知装置 721 通信用送受信装置 722 基地局制御装置 723,724 移動交換局 725〜731 無線基地局 732 移動交換局装置 733 中央処理装置 734 通信路装置 735 制御信号送受信装置 736 同報通信路識別子転送装置 737 同報層データ変更装置 738 局外同報層記憶装置 739 移動交換局装置 740 中央処理装置 741 通信路装置 742 制御信号送受信装置 743 位置登録エリア識別子転送装置 744 同報局データ変更装置 745 同報局記憶装置

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局とからなる
    移動体通信システムにおいて、前記移動交換局と前記移
    動交換局が統括する無線基地局との間の制御信号網であ
    って、 木構造状に配置され、且つ木構造に対応した階層的な識
    別子を付与された複数の同報通信路と、下位の同報通信
    路の識別子あるいは位置登録エリアの識別子を宛先とす
    る呼出しデータのみを選択的に通過させ、前記呼出しデ
    ータを通過させる際に、もし前記呼出しデータの宛先
    同報通信路の識別子であり、且つ、前記識別子が示す
    報通信路に直接接続されている場合、には前記呼出しデ
    ータの宛先を前記同報通信路の識別子から前記呼出しデ
    ータ中に含まれる位置登録エリアの識別子に変更する選
    択転送装置とから構成され、 前記移動交換局から送信される呼出しデータを、前記移
    動交換局が統括する無線基地局に送信する、 ことを特徴とする制御信号網。
  2. 【請求項2】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局と、前記複
    数の無線基地局と前記移動交換局とを接続し、木構造状
    に配置され、且つ木構造に対応した階層的な識別子を付
    与された複数の同報通信路とからなる移動体通信システ
    ムにおける無線基地局装置であって、 無線基地局が自局の無線ゾーン内に報知している一つ以
    上の位置登録エリアの識別子を記憶する位置登録エリア
    識別子記憶装置と、記憶されている一つ以上の 位置登録エリアの識別子の中
    で、第一の無線基地局が接続されている同報通信路とは
    異なった同報通信路に接続されている第二の無線基地局
    の無線ゾーンを含む位置登録エリアの識別子を対象とす
    る変更が行われ 場合、前記第一の無線基地局が接続さ
    れている同報通信路の識別子と共に前記変更のあった位
    置登録エリアの識別子とを前記第一の無線基地局を統括
    する移動交換局に通知する同報識別子通知装置とから構
    成される、 ことを特徴とする無線基地局装置。
  3. 【請求項3】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局とからなる
    移動体通信システムにおける移動交換局であって、 移動交換局が統括する無線基地局の無線ゾーンを含む位
    置登録エリアの識別子と同報通信路の識別子の対応表を
    保持する局内同報記憶装置と、 前記局内同報記憶装置に記憶されている対応表から、呼
    出しデータを作成する呼出し信号作成装置と、 無線基地局との間で、制御信号の送受信を行う制御信号
    送受信装置と、 無線基地局から、この無線基地局が接続されている同報
    通信路の識別子とこの無線基地局が報知している位置登
    録エリアの識別子とからなる信号を受信し、前記保持す
    る対応表において、前記受信した信号に含まれる位置登
    録エリアの識別子の欄に、前記受信した信号に含まれる
    同報通信路の識別子を記憶し、無線基地局からこの無線
    基地局が接続されている同報通信路の識別子とこの無線
    基地局が報知しなくなる位置登録エリアの識別子からな
    る信号を受信し、前記保持する対応表において、前記受
    信した信号に含まれる位置登録エリアの識別子の欄か
    ら、前記受信した信号に含まれる同報通信路の識別子を
    削除する局内同報変更装置とから構成され、 移動交換局に呼出しがかかった場合、移動交換局の保持
    する対応表において、呼出しのかかった移動機が位置登
    録を行った位置登録エリアの識別子の欄に記憶されてい
    る同報通信路の識別子を宛先とし、移動機が位置登録を
    行っている位置登録エリアの識別子を含む呼出しデータ
    を送信する、 ことを特徴とする移動交換局装置。
  4. 【請求項4】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局とからなる
    移動体通信システムにおいて、 前記移動交換局と前記移動交換局が統括する無線基地局
    との間の制御信号網であって、木構造状に配置され、且
    つ木構造に対応した階層的な識別子を付与された複数の
    同報通信路と、 呼出しデータの宛先を記憶する転送識別子記憶装置と、 前記宛先記憶装置に記憶されている宛先を持つ呼出しデ
    ータのみを選択的に通過させる選択転送装置とから構成
    され、 前記移動交換局から送信される呼出しデータを、前記移
    動交換局が統括する無線基地局に送信する、 ことを特徴とする制御信号網。
  5. 【請求項5】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局と、前記複
    数の無線基地局と前記移動交換局とを接続し、木構造状
    に配置され、且つ木構造に対応した階層的な識別子を付
    与された複数の同報通信路とからなる移動体通信システ
    ムにおける無線基地局装置であって、 無線基地局が自局の無線ゾーン内に報知している一つ以
    上の位置登録エリアの識別子を記憶する位置登録エリア
    識別子記憶装置と、記憶されている一つ以上の 位置登録エリアの識別子の中
    で、第一の無線基地局が接続されている同報通信路とは
    異なった同報通信路に接続されている第二の無線基地局
    の無線ゾーンを含む位置登録エリアの識別子を対象とす
    る変更が行われる場合、前記報知されている位置登録エ
    リアの識別子のうち他同報通信路に接続されている前記
    第二の無線基地局の無線ゾーンを含む位置登録エリアの
    識別子を前記第一の無線基地局を統括する移動交換局に
    通知する位置登録エリア識別子通知装置とから構成され
    る、 ことを特徴とする無線基地局装置。
  6. 【請求項6】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局とからなる
    移動体通信システムにおける前記移動交換局と前記無線
    基地局とを接続する制御信号網であって、 異なる移動交換局と該移動交換局に統括されている無線
    基地局とを接続する同報通信路のうち、地理的に隣接す
    る無線基地局直接接続されている同報通信路同士を無
    条件にデータを転送する無選択転送装置を用いて接続
    し、 前記移動交換局が送信する呼出しデータを、前記移動交
    換局が統括する同報通信路だけでなく他移動交換局が統
    括する隣接同報通信路にも送信する、 ことを特徴とする制御信号網。
  7. 【請求項7】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局と、前記複
    数の無線基地局と前記移動交換局とを接続し、木構造状
    に配置され、且つ木構造に対応した階層的な識別子を付
    与された複数の同報通信路とからなる移動体通信システ
    ムにおける移動交換局装置であって、 移動交換局は統括する無線基地局の無線ゾーンを含む位
    置登録エリアの識別子と他移動交換局統括され、前記
    位置登録エリアの識別子を報知している無線基地局に接
    続されている同報通信路の識別子の対応表を保持する局
    外同報層記憶装置と、 前記統括している無線基地局や他の移動交換局との間で
    制御信号を送受する制御信号送受信装置と、 前記統括している無線基地局からこの無線基地局が接続
    されている同報通信路の識別子と他移動交換局に統括さ
    れている無線基地局の無線ゾーンを含む位置登録エリア
    の識別子とからなる信号を受信した場合、前記信号中に
    含まれる同報通信路に接続されている他移動交換局に対
    して、前記信号を転送する同報通信路識別子転送装置
    と、 他移動交換局から前記信号の通知を受け、前記保持する
    対応表において、通知を受けた信号に含まれる位置登録
    エリアの識別子の欄に記憶されている他移動交換局の統
    括する同報通信路の識別子を変更する同報層データ変更
    装置とから構成され、 移動交換局に呼出しがかかった場合、この移動交換局が
    統括する無線基地局に呼出しデータを送るとともに、も
    し、前記対応表に他移動交換局が統括する同報通信路の
    識別子が記憶されている場合、他移動交換局を経由して
    前記同報通信路にも呼出しデータを送信する、 ことを特徴とする移動交換局装置。
  8. 【請求項8】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記各無線ゾーン内に設置され、無線ゾーン内において移
    動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地
    局と、前記無線基地局を統括する移動交換局と、前記複
    数の無線基地局と前記移動交換局とを接続し、木構造状
    に配置され、且つ木構造に対応した階層的な識別子を付
    与された複数の同報通信路とからなる移動体通信システ
    ムにおける移動交換局装置であって、 移動交換局は統括する無線基地局の無線ゾーンを含む位
    置登録エリアの識別子と他移動交換局に統括され、前記
    位置登録エリアの識別子を報知している無線基地局に接
    続されている同報通信路の識別子の対応表を保持する同
    報局記憶装置と、 前記統括している無線基地局や他の
    移動交換局との間で制御信号を送受する制御信号送受信
    装置と、 前記統括している無線基地局から他移動交換局に統括さ
    れている無線基地局の無線ゾーンを含む位置登録エリア
    の識別子を含む信号を受信した場合、前記信号中に含ま
    れる無線基地局を統括する移動交換局に対して、前記信
    号を転送し、他移動交換局から自局の識別子を宛先とし
    た位置登録エリアの識別子を含む信号を受信した場合、
    前記位置登録エリアの識別子を宛先とする信号に変換す
    る位置登録エリア識別子転送装置と、 他移動交換局から前記信号の通知を受け、前記保持する
    対応表において、通知を受けた信号に含まれる位置登録
    エリアの識別子の欄に記憶されている他移動交換局の識
    別子を変更する同報局データ変更装置とから構成され、 移動交換局に呼出しがかかった場合、この移動交換局が
    統括する無線基地局に呼出しデータを送るとともに、も
    し、前記対応表に他移動交換局の識別子が記憶されてい
    る場合、他移動交換局にも呼出しデータを送信する、 ことを特徴とする移動交換局装置。
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