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JP2839531B2 - モータ - Google Patents

モータ

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JP2839531B2
JP2839531B2 JP1044236A JP4423689A JP2839531B2 JP 2839531 B2 JP2839531 B2 JP 2839531B2 JP 1044236 A JP1044236 A JP 1044236A JP 4423689 A JP4423689 A JP 4423689A JP 2839531 B2 JP2839531 B2 JP 2839531B2
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JP
Japan
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rotor
bearing
rotating shaft
motor
buffer
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清 高島
富男 山田
亙 村北
勉 夏原
茂樹 佐々木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、各種の機器に使用する小型直流モータ等
のモータに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、小型直流モータとして、第20図に示すものが使
用されている。ステータ1はカップ状のケース1aの内周
面に界磁用のマグネット2を固定したものであり、ケー
ス1aの開口を板状の軸受台9で閉蓋してある。マグネッ
ト2の内側に巻線6を施したロータ5を配置し、その回
転軸4を一対の軸受10により回転自在に支持してある。
各軸受10は各々軸受台8,9を介してケース1aに固定して
ある。図の右側の軸受台9には端子11を介して刷子12が
設けてあり、刷子12と接触する整流子3がロータ5の回
転軸4に設けてある。回転軸4の整流子3と反対側の部
分には金属または合成樹脂製のブッシュ7を外嵌してあ
る。このブッシュ7と軸受10との間には、製造誤差等の
吸収のためスラスト方向の隙間δを設けてあり、通常
はこの隙間δを維持しながらロータ5が回転する。
第21図および第22図は、回転軸4のケース1aよりの突
出側に整流子3を配置した形式のモータであり、第20図
の例と対応する部分には同一符号を付してある。
〔発明が解決しようとする課題〕
このようなモータ構造では、回転軸4の回転を可能と
するため、回転軸4の外径A(第20図)は軸受10の内径
Bよりも小さくしてあり、回転軸4と軸受10との間に隙
間δが存在する。そのため、ロータ5が回転すると、
回転軸4が隙間δの分だけ振動し、これにより軸受10
にゴトゴトというような回転軸4の当り音が発生する。
この当り音がモータ使用機器の騒音となり、不快感を与
える。
このための対策として、隙間δを極力小さくする工
夫をしているが、隙間δを小さくするには精度が要求
され、製造が困難になる。また、隙間δを小さくしす
ぎると、軸心のずれにより回転軸4と軸受10との間でこ
じれが働き、起動しなかったり、機械損失が増えて特性
が低下する等の欠点が生じる。このため、隙間δを小
さくするには限界があり、充分に軸受騒音の防止を図る
ことができなかった。
特に、軸受10を合成樹脂製としたものでは、金属製の
回転軸4と軸受10との熱膨張係数に大きな差があるた
め、モータの使用環境の温度や使用に伴う温度上昇によ
っては、前記隙間δを小さくすることがより一層困難
になる。
この発明の目的は、ロータの回転軸と軸受との間のラ
ジアル方向の隙間によるロータのがたつきを防止し、軸
受騒音を低減することのできるモータを提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)の発明は、ステータに設けた軸受により
ロータの回転軸を支持したモータにおいて、ステータに
設けられロータの回転領域の外側に配置された界磁用の
マグネットのロータに対する吸引力をロータの回転軸に
非対称としたものである。
請求項(2)の発明は、ステータに設けた軸受により
ロータの回転軸を支持したモータにおいて、ロータの回
転軸に設けた整流子と接触する一対の刷子のそれぞれの
整流子に対する刷子圧を異ならせたものである。
請求項(3)の発明は、ステータに設けた軸受により
ロータの回転軸を支持したモータにおいて、ロータの回
転軸と軸受との間のラジアル方向の隙間に、軸受側から
突設されロータの回転軸と接触する複数の突片を有する
緩衝体を設けたものである。緩衝体は弾性体等で構成す
る。
請求項(4)の発明は、ステータに設けた合成樹脂製
の軸受によりロータの回転軸を支持したモータにおい
て、軸受の軸嵌合孔の近傍周囲にこの軸嵌合孔の内面と
の間に薄肉の周壁部分を形成する凹部を設け、この凹部
内に緩衝体を設けたものである。
〔作用〕
請求項(1)の構成によると、界磁用のマグネットの
ロータに対する吸引力をロータの回転軸に非対称とした
ことにより、ロータの回転軸は軸受の内面の一方向に常
に押し付けられながら回転する。そのため、回転軸と軸
受との間の隙間によるロータ回転時の振動が無くなる。
請求項(2)の構成によると、整流子と接触する一対
の刷子のそれぞれの整流子に対する刷子圧を異ならせた
ことにより、請求項(1)の場合と同様、ロータの回転
軸は軸受の内面の一方向に常に押し付けられながら回転
し、回転軸と軸受との間の隙間によるロータ回転時の振
動が無くなる。
請求項(3)の構成によると、回転軸と軸受との間の
隙間によるロータの振動を緩衝体で吸収する。
請求項(4)の構成によると、軸受の軸嵌合孔の近傍
周囲にこの軸受孔内面との間に薄肉の周壁部分を形成す
る凹部を設けたので、前記薄肉の周壁部分が変形容易と
なり、この変形容易な周壁部分が緩衝体により裏側から
支えられる。そのため、回転軸は軸受のこの変形容易な
周壁部分で略隙間なく支持され、周壁部分とともに振動
するが、この振動が緩衝体により吸収される。
〔実施例〕
この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。な
お、第20図の例と同様な構成部分は、同一符号を付して
その説明を省略する。
第1図は請求項(1)の発明の第1の実施例を示す。
この例は、ケース1aの内面に設けた対向する一対のマグ
ネット2a1,2b1の軸方向長さl1,l2を互いに異ならせたも
のである。マグネット2a1,2b1の何れか一方をS極と
し、他方をN極とする。この磁界用のマグネット2a1,2b
1の長さl1,l2を異ならせることにより、マグネット2a1,
2b1のロータ5に対する吸引力がロータ5の回転軸4に
非対称となるように構成している。
この構成によると、短くしたマグネット2a1の磁束が
少ないので、ロータ5を吸引する磁気吸引力が小さくな
る。そのため、ロータ5は長いマグネット2b1側に吸引
され、ロータ5の回転軸4は軸受10の内面のマグネット
2b1側部分に常に押し付けられながら回転する。このた
め、回転軸4と軸受10との隙間によるロータ5の回転時
の振動が無くなり、回転軸4と軸受10との当たり音が解
消される。したがって、モータ使用機器の使用時の不快
感を解消できる。また、マグネット2a1,2b1の長さl1,l2
を異ならせるだけで良いため改造が簡単であり、また精
度も要求されず、製造も容易である。
第2図ないし第6図は、各々請求項(1)の発明の他
の実施例を示し、各々第1図の実施例と同様に、界磁用
のマグネットのロータ5に対する吸引力がロータ5の回
転軸4に非対称となるように構成している。以下の各実
施例において、特に説明のない部分は第1図実施例と同
様である。
第2図の実施例は、対向する一方のマグネット2a2,2b
2の材質を変えることにより、その磁束を異ならせたも
のである。マグネット2a2は等方性、マグネット2b2は異
方性の結晶構造のものとしてある。マグネット2a2,2b2
は何れか一方をS極、他方をN極とする。
この構成の場合、異方性のマグネット2b2は等方性の
マグネット2a2よりも磁束が大きくて吸引力が強い。そ
のため、ロータ5の回転軸4は軸受10の内面のマグネッ
ト2b2側に常に偏せられて回転する。そのため、前記と
同様に軸受騒音が防止される。マグネット2a2,2b2の材
質を異ならせるだけで良いため、構造が簡単である。
第3図の実施例は、対向する一対のマグネット2a3,2b
3の肉厚を変えることにより、ロータ5の鉄心に対する
ギャップd1,d2を異ならせたものである。この構成の場
合、ギャップd2を広げた側のマグネット2b3側の磁束が
減り、ロータ5を吸引する力が小さくなる。この吸引力
の差により、軸受10(第1図)の中で回転軸4が常にマ
グネット2a3側に偏せられて回転する。このように、ギ
ャップd1,d2を異ならせるだけで良いため、構造が簡単
である。
第4図の実施例は、対向する一対のマグネット2a4,2b
4の周方向長さを変えることにより磁束を異ならせ、吸
引力を変えたものである。この構成の場合、吸引力の強
いマグネット2a4側にロータ5が偏せられる。周方向長
さを異ならせるだけで良いため、構造が簡単である。
第5図の実施例は、マグネット25を1個だけとし、ケ
ース1a′をヨークとして用いている。マグネット25とロ
ータ5とのギャップよりも、その反対側におけるケース
1a′とロータ5とのギャップの方を大きくしてある。こ
の構成の場合、ロータ5はマグネット25側へ吸引され、
またギャップの差によりさらにマグネット25側への吸引
が強くなる。マグネット25が一個で良いため構造が簡単
である。
第6図の実施例は、ケース1aの内面の一対のマグネッ
ト2a6,2b6を、ロータ5の軸方向の中心に対して互いに
逆方向にずらせて配置したものである。このようにマグ
ネット2a6,2b6を反対側にずらせたことにより、ロータ
5の整流子3側の部分は矢印a方向に、出力取出し側部
分は矢印b方向に常に吸引される。したがって、回転軸
4は整流子3側では軸受10の図の上側へ、出力取出し側
では軸受10の下側へ押し付えられた状態で回転する。す
なわち、互いに上下反対方向のみに隙間δ′が生じる。
そのため、回転軸4と軸受10との隙間による回転軸4の
振動が抑制され、軸受騒音が防止される。このように、
マグネット2a6,2b6の軸方向位置をずらせるだけで良い
ため、部品の種類も増えず、構造が簡単である。
第7図は請求項(2)の発明に対応する一実施例を示
し、この実施例は、一対の刷子12a,12bの板ばね部分の
自然状態の曲げ角度α1(同図(A))を変えるこ
とにより、整流子3に対する刷子圧を非対称とし、ロー
タ5をラジアル方向に偏らせるものである。
この構成によると、整流子3が刷子圧の高い刷子12a
により刷子圧の低い刷子12b側へ押しつけられる。その
ため、回転軸4も軸受10の内面における刷子12b側部分
に押し付けられながら回転する。したがって、ロータ5
の回転時の振動が防止される。このように、刷子12a,12
bの曲げ角度を異ならせるだけで良いため、構造が非常
に簡単である。
なお、一対の刷子12a,12bの刷子圧を変える構造とし
て、前記のように曲げ角度α1を変える代わりに、
刷子12a,12bの板ばね部分の板厚,板幅,材質等を変え
ても良い。この場合も構造が簡単である。
第8図および第9図は請求項(2)の発明の他の実施
例を示し、この実施例は、両刷子12a,12b′を同材質で
幅b等も同一とし、片方の刷子12b′をスリット60の形
成によりフォーク状としたものである。
このように構成した場合、フォーク状とした刷子12
b′の刷子圧が刷子12aよりも弱いため、ロータ5を刷子
12b′側に押し付ける効果が生じ、ロータ5の振動が防
止される。
第10図および第11図は請求項(2)の発明の他の実施
例を示し、この実施例は、刷子12a,12bの板ばね部分に
は同じ材質で同一形状のものを使用しているが、刷子12
aのカーボン部分61aを刷子12bのカーボン部分61bよりも
厚く形成したものである。この構成の場合、第11図に示
すように、整流子3に接することによってカーボン部分
61aの厚い刷子12aの方が撓みが大きくなるため、ロータ
5は刷子12b側に押し付けられる。そのためロータ5の
回転に伴う振動が防止される。
上記第7図ないし第11図の実施例は、いずれも一対の
刷子の形状または構造を異ならせることにより一対の刷
子のそれぞれの整流子に対する刷子圧を異ならせたもの
であり、構造が簡単である。
第12図ないし第14図は請求項(3)の発明に対応する
一実施例を示す。この例は、一対の軸受台8′,9′に同
材質の合成樹脂からなる軸受10′を各々一体に形成し、
図の左方の軸受10′には内面に弾性突片からなる緩衝体
62を一体に設けたものである。緩衝体62は周方向複数箇
所に等配し、先端が回転軸4に軽く接触するように形成
してある。
この構成によると、回転軸4と軸受10′の内面との間
の隙間により回転軸4に振動が発生しようとしても、緩
衝体62の弾性により振動が吸引される。そのため、軸受
騒音が防止される。また、このように緩衝体62で振動を
吸収するので、回転軸4と軸受10′との精度は要求され
ず、製造が容易である。さらに、このように振動が抑制
されるため、従来使用していた軸受部のグリースが不要
となり、経済的である。また、緩衝体62を軸受台8′に
一体に形成するので、部品点数の増加がなく、構造が簡
単である。
なお、緩衝体62は図の右側の軸受10′にのみ設けても
良く、両方の軸受10′に設けても良い。また、緩衝体62
は軸受10′の周方向の1箇所のみに設けても良い。
第15図ないし第18図は請求項(3)の発明の他の実施
例を示す。この例は、軸受10′と別体の緩衝体63を設け
たものである。緩衝体63はリング板状に形成し、中央開
口に複数の緩衝体部63aを設けてある。各緩衝体部63a間
には切欠溝63bを形成してある。緩衝体63は、軸受台
8′に設けた嵌合凹部64に嵌着され、緩衝体部63aが回
転軸4の外周面に弾性的に接触する。
この構成の場合、緩衝体63の緩衝部63aの弾性によ
り、回転軸4の振動が吸収される。緩衝体63には緩衝部
63a間に切欠溝63bを設けてあるので、緩衝体63は柔らか
に撓み、回転軸4の回転の抵抗になることが防止され
る。この実施例では、緩衝体63を軸受台8′と別体に形
成するので、緩衝体63の構造が簡単である。
なお、第12図および第15図の各実施例において、緩衝
体62,63を弾性体としたが、緩衝作用のあるものであれ
ば良く、粘弾性を有するものや、弾性を有しなくて容易
に変形する材質のものであっても良い。
第19図は請求項(4)の発明に対応する実施例を示
す。この例は、軸受10″を有する合成樹脂製の軸受台
8″を設け、軸受10″に軸嵌合孔の周囲に位置して環状
の凹部65を同心円状に形成し、凹部65内に緩衝体66を配
置したものである。緩衝体66は吸振性または吸音性のも
のであり、フェルトまたはゴムなどからなる。回転軸4
は金属製のものである。
この構成の場合、軸受10″の軸嵌合孔の周囲に環状の
凹部65を形成したので、軸受10″の軸嵌合孔の周壁部分
10a″が薄肉で変形容易となり、この変形容易な周壁部
分10a″が緩衝体66により裏側から支えられる。そのた
め、回転軸4は軸受10″のこの変形容易な周壁部分10
a″で略隙間なく支持され、周壁部分10a″とともに振動
するが、この振動が緩衝体66により吸収される。そのた
め、軸受騒音が防止され、また従来必要とされていた軸
受の隙間に充填するグリスが不要で経済的である。グリ
スを使用しないため、グリスと合成樹脂との化学反応の
問題点も解消される。
回転軸4は鉄等の金属製で、軸受10″は合成樹脂製で
あるため、熱膨張率の差が大きく、従来では軸受10″の
凹部65のない部分の周壁部分10a″と回転軸4との間の
隙間を小さくすることは難しかったが、前記のように凹
部65を設けて緩衝体66を配置することにより回転軸4の
振動を良好に防止することができる。
なお、この実施例では図の左側の軸受10″に凹部65と
緩衝体66とを設けたが、図の右側の軸受(図示せず)に
凹部および緩衝体を設けても良い。また、凹部65は必ず
しも環状のものでなくても良く、軸受孔の周囲部分に複
数の凹部を適当間隔おきに設け、各々に緩衝体を配置し
ても良い。
〔発明の効果〕
請求項(1)の発明のモータは、界磁用のマグネット
のロータに対する吸引力をロータの回転軸に非対称とし
たことにより、ロータの回転軸は軸受の内面の一方向に
常に押し付けられながら回転する。そのため、回転軸と
軸受との間の隙間によるロータ回転時の振動が無くな
り、回転軸と軸受との当り音が解消され、使用時の不快
感を解消できる。また、界磁用のマグネットのロータに
対する吸引力をロータの回転軸に非対称とするには、界
磁用のマグネットの長さ,肉厚等の形状、材質あるいは
配置等を変えるだけでよいため、構造が簡単であり、ま
た精度も要求されず、製造も容易である。
請求項(2)の発明のモータは、整流子と接触する一
対の刷子のそれぞれの整流子に対する刷子圧を異ならせ
たことにより、請求項(1)の場合と同様、ロータの回
転軸は軸受の内面の一方向に常に押し付けられながら回
転する。そのため、回転軸と軸受との間の隙間によるロ
ータ回転時の振動が無くなり、回転軸と軸受との当り音
が解消され、使用時の不快感を解消できる。また、一対
の刷子のそれぞれの整流子に対する刷子圧を異ならせる
には、刷子の板ばね部分の曲げ角度,材質,板幅,材質
等を変えたり、あるいは板ばね部分にスリットを設けた
り、刷子のカーボン部分の厚みを変えるだけでよいた
め、構造が簡単であり、また精度も要求されず、製造も
容易である。
請求項(3)の発明のモータは、ロータの回転軸と前
記軸受との間の隙間に緩衝体を設けたので、ロータの回
転に伴う振動を緩衝体で吸収し、軸受騒音を低減するこ
とができる。緩衝体を設けるだけでよいので、構造も簡
単である。さらに、緩衝体がロータの回転軸と接触する
部分は複数の突片であるため、回転軸との摩擦による機
械的ロスを少なくし、回転軸と緩衝体が接触することに
よりロータのスラスト方向の動きを抑制することがで
き、ロータのスラスト方向の踊りによる騒音も防止でき
る。
請求項(4)のモータは、軸受の軸嵌合孔の近傍周囲
に凹部を形成し、この凹部内に緩衝体を配置したので、
軸受の軸嵌合孔の周壁部分が薄肉となって変形容易とな
り、回転軸に接触しても回転軸の回転を妨げない。この
変形容易な軸嵌合孔周壁部分が緩衝体に裏側から支えら
れ、回転軸の振動が吸収される。そのため、回転軸の振
動による軸受騒音の発生が防止される。また、凹部を形
成して緩衝体を設けるだけで良いため、構造も簡単であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は各々請求項(1)の発明に係る各
実施例の縦断面図、第3図ないし第5図は各々同じく他
の実施例の横断面図、第6図は同じくさらに他の実施例
の縦断面図、第7図(A),(B)は請求項(2)の発
明に係る実施例の横断面図および作用説明図、第8図は
同じくさらに他の実施例の横断面図、第9図(A),
(B)は各々その各刷子の部分斜視図、第10図は同じく
さらに他の実施例の横断面図、第11図はその作用説明
図、第12図は請求項(3)の発明に係る実施例の縦断面
図、第13図はその軸受部の拡大断面図、第14図は同じく
その軸受部の拡大破断側面図、第15図は同じく他の実施
例の部分断面図、第16図はその部分拡大断面図、第17図
は同じくその緩衝体の正面図、第18図は第17図のXVIII
−XVIII線断面図、第19図は請求項(4)の発明の実施
例の部分断面図、第20図は従来例の縦断面図、第21図は
他の従来例の縦断面図、第22図はその横断面図である。 1……ステータ、1a……ケース、2,2a1〜2a6,2b1〜2b6
……マグネット、3……整流子、4……回転軸、5……
ロータ、8,9……軸受台、10……軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 夏原 勉 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 佐々木 茂樹 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−53154(JP,A) 実開 昭57−7866(JP,U) 実開 昭55−120263(JP,U) 実開 昭56−30556(JP,U) 実開 昭55−166147(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 5/167 H02K 7/09

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータに設けた軸受によりロータの回転
    軸を支持したモータにおいて、前記ステータに設けられ
    前記ロータの回転領域の外側に配置された界磁用のマグ
    ネットの前記ロータに対する吸引力を前記ロータの回転
    軸に非対称としたことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】ステータに設けた軸受によりロータの回転
    軸を支持したモータにおいて、前記ロータの回転軸に設
    けた整流子と接触する一対の刷子のそれぞれの前記整流
    子に対する刷子圧を異ならせたことを特徴とするモー
    タ。
  3. 【請求項3】ステータに設けた軸受によりロータの回転
    軸を支持したモータにおいて、前記ロータの回転軸と前
    記軸受との間のラジアル方向の隙間に、前記軸受側から
    突設され前記ロータの回転軸と接触する複数の突片を有
    する緩衝体を設けたことを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】ステータに設けた合成樹脂製の軸受により
    ロータの回転軸を支持したモータにおいて、前記軸受の
    軸嵌合孔の近傍周囲にこの軸嵌合孔の内面との間に薄肉
    の周壁部分を形成する凹部を設け、この凹部内に緩衝体
    を設けたことを特徴とするモータ。
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