JP2837908B2 - 医療器具処理袋用樹脂組成物 - Google Patents
医療器具処理袋用樹脂組成物Info
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- JP2837908B2 JP2837908B2 JP2575090A JP2575090A JP2837908B2 JP 2837908 B2 JP2837908 B2 JP 2837908B2 JP 2575090 A JP2575090 A JP 2575090A JP 2575090 A JP2575090 A JP 2575090A JP 2837908 B2 JP2837908 B2 JP 2837908B2
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- ethylene
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医療器具の使用後の廃棄処理に用いられる医
療器具処理袋に適した樹脂組成物に関する。詳しくは、
本発明はポリプロピレン樹脂を主成分とする耐熱性、衝
撃強度及び引裂強度共に優れた医療器具処理袋用樹脂組
成物に関する。
療器具処理袋に適した樹脂組成物に関する。詳しくは、
本発明はポリプロピレン樹脂を主成分とする耐熱性、衝
撃強度及び引裂強度共に優れた医療器具処理袋用樹脂組
成物に関する。
〔従来技術及びその課題〕 近年、使用済みの医療器具及び医療用具、例えば、輸
血及び採決セット、注射器ならびに手術用具等は医療器
具処理袋に包装し、該処理袋と共に高温加熱処理(例え
ば125℃以上で30分以上処理)した後、廃棄処理され
る。該医療器具処理袋としては、ポリプロピレン樹脂製
の二重袋が使用されているが、該二重袋はコストが高
く、且つ、袋のフィルムの衝撃強度及び引裂強度が十分
とは言えず、破袋しやすいという問題点があった。
血及び採決セット、注射器ならびに手術用具等は医療器
具処理袋に包装し、該処理袋と共に高温加熱処理(例え
ば125℃以上で30分以上処理)した後、廃棄処理され
る。該医療器具処理袋としては、ポリプロピレン樹脂製
の二重袋が使用されているが、該二重袋はコストが高
く、且つ、袋のフィルムの衝撃強度及び引裂強度が十分
とは言えず、破袋しやすいという問題点があった。
本発明者等は上記した従来の医療器具処理袋の問題点
を解決して、衝撃強度及び引裂強度の改良された、低コ
ストの医療器具処理袋を提供すべく鋭意検討した結果、
特定のポリプロピレン樹脂に超低密度のエチレン系共重
合体を特定量配合した組成物から薄肉で、且つ、強度特
性(衝撃強度及び引裂強度)に優れた医療器具処理袋が
得られることを見出し、本発明を完成した。
を解決して、衝撃強度及び引裂強度の改良された、低コ
ストの医療器具処理袋を提供すべく鋭意検討した結果、
特定のポリプロピレン樹脂に超低密度のエチレン系共重
合体を特定量配合した組成物から薄肉で、且つ、強度特
性(衝撃強度及び引裂強度)に優れた医療器具処理袋が
得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨はα−オレフィン含有量が2
〜4重量%で、メルトフローレートが3〜20g/10分であ
るプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体100重
量部に対し、密度が0.910g/cm3以下で、メルトインデッ
クスが0.1〜10g/10分であるエチレン系共重合体5〜30
重量部を配合してなる医療器具処理袋用樹脂組成物に存
する。
〜4重量%で、メルトフローレートが3〜20g/10分であ
るプロピレン−α−オレフィンランダム共重合体100重
量部に対し、密度が0.910g/cm3以下で、メルトインデッ
クスが0.1〜10g/10分であるエチレン系共重合体5〜30
重量部を配合してなる医療器具処理袋用樹脂組成物に存
する。
以下、本発明をさらに詳述する。
本発明のプロピレン−α−オレフィンランダム共重合
体としてはα−オレフィン含有量が2〜4重量%、好ま
しくは2〜3重量%の範囲である。上記α−オレフィン
含有量が下限未満ではフィルムとしたときの衝撃強度及
び引裂強度が著しく低下し、また、上限より高いと耐熱
性が低下するので好ましくない。プロピレンとランダム
共重合されるα−オレフィンとしてはエチレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテ
ン−1等があれられ、特にエチレンが好適である。上記
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体としては
メルトフローレート(以下、MFRと略称する。)がJIS
K 7210の方法に準拠し、230℃、荷重2.16kgで測定し
た値で3〜20g/10分、望ましくは5〜15g/10分の範囲内
のものが好適に用いられる。
体としてはα−オレフィン含有量が2〜4重量%、好ま
しくは2〜3重量%の範囲である。上記α−オレフィン
含有量が下限未満ではフィルムとしたときの衝撃強度及
び引裂強度が著しく低下し、また、上限より高いと耐熱
性が低下するので好ましくない。プロピレンとランダム
共重合されるα−オレフィンとしてはエチレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテ
ン−1等があれられ、特にエチレンが好適である。上記
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体としては
メルトフローレート(以下、MFRと略称する。)がJIS
K 7210の方法に準拠し、230℃、荷重2.16kgで測定し
た値で3〜20g/10分、望ましくは5〜15g/10分の範囲内
のものが好適に用いられる。
本発明において、上記プロピレン−α−オレフィンブ
ロック共重合体に配合して用いられる超低密度のエチレ
ン系重合体とは、通常エチレンと炭素数3以上のα−オ
レフィンとの共重合体(以下、単にエチレン系重合体と
略称する。)であって、その密度が0.910g/cm3以下、好
ましくは0.85〜0.90g/cm3の範囲であり、またメルトイ
ンデックスとしては0.1〜10g/10分の範囲のものが好適
に用いられる。上記エチレン系共重合体の密度が上限よ
り高いとフィルムの強度特性(特に衝撃強度及び引裂強
度)と改良が不十分となるので好ましくない。上記密度
はJIS K6760に準拠して測定した値であり、また、メル
トインデックスはJIS K 7210に準拠し、190℃、荷重
2.16kgで測定した値である。
ロック共重合体に配合して用いられる超低密度のエチレ
ン系重合体とは、通常エチレンと炭素数3以上のα−オ
レフィンとの共重合体(以下、単にエチレン系重合体と
略称する。)であって、その密度が0.910g/cm3以下、好
ましくは0.85〜0.90g/cm3の範囲であり、またメルトイ
ンデックスとしては0.1〜10g/10分の範囲のものが好適
に用いられる。上記エチレン系共重合体の密度が上限よ
り高いとフィルムの強度特性(特に衝撃強度及び引裂強
度)と改良が不十分となるので好ましくない。上記密度
はJIS K6760に準拠して測定した値であり、また、メル
トインデックスはJIS K 7210に準拠し、190℃、荷重
2.16kgで測定した値である。
エチレンと共重合されるα−オレフィンとしては、プ
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、
4−メチルペンテン−1等がある。この中でもプロピレ
ン、ブテン−1が好ましい。
ロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、
4−メチルペンテン−1等がある。この中でもプロピレ
ン、ブテン−1が好ましい。
尚、本発明におけるエチレン系共重合体には、エチレ
ンと炭素数3以上のα−オレフィンと更に非共役ジエン
を共重合した三元共重合体も含まれる。このような非共
役ジエンとしては、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペン
タジエン、エチリデンノルボルネン等がある。
ンと炭素数3以上のα−オレフィンと更に非共役ジエン
を共重合した三元共重合体も含まれる。このような非共
役ジエンとしては、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペン
タジエン、エチリデンノルボルネン等がある。
エチレン系共重合体は、チーグラーナッタ系触媒、な
かでもオキシ三塩化バナジウム、四塩化バナジウム等の
バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物からなる触
媒を用いてエチレンとα−オレフィンと、場合によって
は非共役ジエンとを共役重合することによって製造する
ことができる。
かでもオキシ三塩化バナジウム、四塩化バナジウム等の
バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物からなる触
媒を用いてエチレンとα−オレフィンと、場合によって
は非共役ジエンとを共役重合することによって製造する
ことができる。
尚、本発明において用いられるエチレン系共重合体の
エチレン含有量は40〜90モル%の範囲であり、また炭素
数3以上のα−オレフィンの含有量は10〜60モル%の範
囲であることが望ましい。
エチレン含有量は40〜90モル%の範囲であり、また炭素
数3以上のα−オレフィンの含有量は10〜60モル%の範
囲であることが望ましい。
上記エチレン系共重合体として市販されているものと
しては、CdF Chimie E.P.社から上市されているNORSO
FLEX(商品名)(FW1600,FW1900,MW1920,SMW2440,LW222
0,LW2500,LW2550)、日本ユニカー社から上市されてい
るフレックスレジン(商品名)(DFDA1137,DEDA1138,DE
FD1210,DEFD9042)、三井石油化学社から上市されてい
るタフマ(商品名)(A4085,A4090,P0180,P0480,P068
0)日本合成ゴム社から上市されているJSR−EP(商品
名)(EP02P,EP07P,DP57P)等が挙げられる。
しては、CdF Chimie E.P.社から上市されているNORSO
FLEX(商品名)(FW1600,FW1900,MW1920,SMW2440,LW222
0,LW2500,LW2550)、日本ユニカー社から上市されてい
るフレックスレジン(商品名)(DFDA1137,DEDA1138,DE
FD1210,DEFD9042)、三井石油化学社から上市されてい
るタフマ(商品名)(A4085,A4090,P0180,P0480,P068
0)日本合成ゴム社から上市されているJSR−EP(商品
名)(EP02P,EP07P,DP57P)等が挙げられる。
上記プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体に
配合する上記エチレン共重合体の配合量はプロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体100重量部に対し、エ
チレン系共重合体5〜30重量部、好ましくは5〜20重量
部の範囲である。エチレン系共重合体の配合量が下限未
満ではフィルムの衝撃強度及び引裂強度の改良が不十分
であり、また上限より多いとフィルムの耐熱性が著しく
低下するので好ましくない。
配合する上記エチレン共重合体の配合量はプロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体100重量部に対し、エ
チレン系共重合体5〜30重量部、好ましくは5〜20重量
部の範囲である。エチレン系共重合体の配合量が下限未
満ではフィルムの衝撃強度及び引裂強度の改良が不十分
であり、また上限より多いとフィルムの耐熱性が著しく
低下するので好ましくない。
本発明に用いられる樹脂組成物は、上記プロピレン−
α−オレフィンブロック共重合体及びエチレン系共重合
体をヘンシェル型ミキサー、V型ミキサー、リボン型ブ
レンダーなどでドライブレンドするか、或はドライブレ
ンドした後、通常の溶融混練法、例えば、バンバリーミ
キサー、コンティニュアスミキサー、ミキシングロー
ル、押出機等によって、190〜300℃の温度で溶融混合し
ペレット化することにより得られる。
α−オレフィンブロック共重合体及びエチレン系共重合
体をヘンシェル型ミキサー、V型ミキサー、リボン型ブ
レンダーなどでドライブレンドするか、或はドライブレ
ンドした後、通常の溶融混練法、例えば、バンバリーミ
キサー、コンティニュアスミキサー、ミキシングロー
ル、押出機等によって、190〜300℃の温度で溶融混合し
ペレット化することにより得られる。
本発明の樹脂組成物には着色剤(顔料)を2〜5重量
%配合してもよく、また必要に応じて熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、その他の添加剤などポリプ
ロピレンに使用される公知の各種添加剤を加えてもよ
い。
%配合してもよく、また必要に応じて熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、その他の添加剤などポリプ
ロピレンに使用される公知の各種添加剤を加えてもよ
い。
本発明の樹脂組成物から医療器具処理袋を得るには、
まず始めに、押出成形によりフィルムに成形される。フ
ィルムの成形は通常のフィルム成形装置及び成形方法、
例えば円形ダイによるインフレーション成形法、Tダイ
によるTダイ成形法等を採用し、上記の組成物を樹脂温
度190〜300℃、ドラフト率1〜50の範囲の成形条件で行
なわれる。
まず始めに、押出成形によりフィルムに成形される。フ
ィルムの成形は通常のフィルム成形装置及び成形方法、
例えば円形ダイによるインフレーション成形法、Tダイ
によるTダイ成形法等を採用し、上記の組成物を樹脂温
度190〜300℃、ドラフト率1〜50の範囲の成形条件で行
なわれる。
インフレーション成形する場合にはブローアップ比を
1.0〜4.0、ドラフト率を1〜50、樹脂温度200〜270℃の
範囲の条件で行なうのが望ましい。
1.0〜4.0、ドラフト率を1〜50、樹脂温度200〜270℃の
範囲の条件で行なうのが望ましい。
なお、上記のドラフト率は下記の式によって得られ
る。
る。
式中、記号は下記の通り なお、Tダイ成形の場合はBUR=1として表わされ
る。
る。
次に上記押出成形によって得られた下記物性を有する
フィルムを用いて、通常のシール方法、例えば、ヒート
シール(熱シール)又は接着シール等によって一方をシ
ールして袋を得る。該処理袋に用いられるフィルムとし
ては、フィルム厚みを80μm以下、好ましくは30〜60μ
mの範囲とし、落下衝撃強度を600g以上、好ましくは70
0g以上とし、且つ、エルメンドルフ引裂強度を縦方向及
び横方向共に30kg・cm/cm2以上としたものが好ましい。
フィルムを用いて、通常のシール方法、例えば、ヒート
シール(熱シール)又は接着シール等によって一方をシ
ールして袋を得る。該処理袋に用いられるフィルムとし
ては、フィルム厚みを80μm以下、好ましくは30〜60μ
mの範囲とし、落下衝撃強度を600g以上、好ましくは70
0g以上とし、且つ、エルメンドルフ引裂強度を縦方向及
び横方向共に30kg・cm/cm2以上としたものが好ましい。
なお、上記落下衝撃強度はASTMD−1709に準拠した測
定した値であり、また、エルメンドルフ引裂強度はJIS
P 8116に準拠して測定した値である。
定した値であり、また、エルメンドルフ引裂強度はJIS
P 8116に準拠して測定した値である。
以下、本発明を実施例をあげて詳述するが、本発明は
その要旨を超えない限り、実施例により何ら限定される
ものではない。
その要旨を超えない限り、実施例により何ら限定される
ものではない。
実施例1 プロピレン−エチレンランダム共重合体(メルトフロ
ーレート(MFR):7.0g/10分、密度:0.89g/cm3、エチレ
ン含量:2.5重量%)80重量%にエチレン系共重合体とし
て日本合成ゴム社製のJSR−EP07P(エチレン−プロピレ
ン共重合体、メルトインデックス(MI):0.4g/10分、密
度:0.86g/cm3)20重量%を混合し、これに山口製作所製
の50mmφ押出機に環状スリット径180mmφ、リップクリ
アランス1.2mmのインフレーションダイ、冷却エアーリ
ング及びマンドレルを取付けた水冷インフレーション成
形機を用い、樹脂温度180℃、押出量18kg/hr、ブローア
ップ比(BUR)1.1、引取速度10m/分の条件下にインフレ
ーション成形し、厚さ60μmのインフレーションフィル
ムを得た。
ーレート(MFR):7.0g/10分、密度:0.89g/cm3、エチレ
ン含量:2.5重量%)80重量%にエチレン系共重合体とし
て日本合成ゴム社製のJSR−EP07P(エチレン−プロピレ
ン共重合体、メルトインデックス(MI):0.4g/10分、密
度:0.86g/cm3)20重量%を混合し、これに山口製作所製
の50mmφ押出機に環状スリット径180mmφ、リップクリ
アランス1.2mmのインフレーションダイ、冷却エアーリ
ング及びマンドレルを取付けた水冷インフレーション成
形機を用い、樹脂温度180℃、押出量18kg/hr、ブローア
ップ比(BUR)1.1、引取速度10m/分の条件下にインフレ
ーション成形し、厚さ60μmのインフレーションフィル
ムを得た。
得られたフィルムにつき、落下衝撃強度、エルメンド
ルフ引裂強度及び融点を下記方法により評価した。結果
を第1表に示す。
ルフ引裂強度及び融点を下記方法により評価した。結果
を第1表に示す。
(1) 落下衝撃強度(g) ASTMD−1709に準拠し、DDI(ダートドロップインパク
ト)を測定した。
ト)を測定した。
(2) エルメンドルフ引裂強度(kg・cm/cm2) JIS P 8116に準拠し、TD及びMD方向の引裂強度を
測定した。
測定した。
実施例2 実施例1においてエチレン系共重合体として三井石油
化学社製のタフマーP0680(エチレン−αオレフィン共
重合体、MI:0.40g/10分、密度:0.87g/cm3)を第1表の
配合割合で配合して用いたこと以外は同様にして行っ
た。結果を表1に示す。
化学社製のタフマーP0680(エチレン−αオレフィン共
重合体、MI:0.40g/10分、密度:0.87g/cm3)を第1表の
配合割合で配合して用いたこと以外は同様にして行っ
た。結果を表1に示す。
実施例3〜4 実施例1においてエチレン系共重合体として三井石油
化学社製のタフマーA4085(エチレン−αオレフィン共
重合体、MI:3.6g/10分、密度:0.88g/cm3)を第1表の配
合割合で配合して用いたこと以外は同様にして行た。な
お、実施例4では着色剤グリーンMB(住友カラー(株)
製グリーンPPM−4G)を表1の割合で用いた。結果を第
1表に示す。
化学社製のタフマーA4085(エチレン−αオレフィン共
重合体、MI:3.6g/10分、密度:0.88g/cm3)を第1表の配
合割合で配合して用いたこと以外は同様にして行た。な
お、実施例4では着色剤グリーンMB(住友カラー(株)
製グリーンPPM−4G)を表1の割合で用いた。結果を第
1表に示す。
比較例1 実施例1においてエチレン系共重合体を全く配合しな
かったこと以外は同様にして行った。結果を第1表に示
す。
かったこと以外は同様にして行った。結果を第1表に示
す。
比較例2 実施例1においてプロピレン−エチレンランダム共重
合体としてMFR=8.0g/10分、密度:0.89g/cm3、エチレン
含量:1.8重量%のものを用い、且つエチレン系共重合体
を全く配合しなかったこと以外は同様にして行った。結
果を第1表に示す。
合体としてMFR=8.0g/10分、密度:0.89g/cm3、エチレン
含量:1.8重量%のものを用い、且つエチレン系共重合体
を全く配合しなかったこと以外は同様にして行った。結
果を第1表に示す。
比較例3 実施例1において、プロピレン−エチレンランダム共
重合体としてMFR:6.0g/10分、密度:0.88g/cm3、エチレ
ン含量:4.5重量%のものを用い、且つ、エチレン系共重
合体を全く配合しなかったこと以外は同様にして行っ
た。結果を第1表に示す。
重合体としてMFR:6.0g/10分、密度:0.88g/cm3、エチレ
ン含量:4.5重量%のものを用い、且つ、エチレン系共重
合体を全く配合しなかったこと以外は同様にして行っ
た。結果を第1表に示す。
〔発明の効果〕 本発明の医療器具処理袋用樹脂組成物から低コストで
且つ衝撃強度及び引裂強度に優れた医療器具処理袋が得
られ産業上有用である。
且つ衝撃強度及び引裂強度に優れた医療器具処理袋が得
られ産業上有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23:08)
Claims (1)
- 【請求項1】α−オレフィン含有量が2〜4重量%で、
メルトフローレートが3〜20g/10分であるプロピレン−
α−オレフィンランダム共重合体100重量部に対し、密
度が0.910g/cm3以下で、メルトインデックスが0.1〜10g
/10分であるエチレン系共重合体5〜30重量部を配合し
てなる医療器具処理袋用樹脂組成物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2575090A JP2837908B2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 医療器具処理袋用樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2575090A JP2837908B2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 医療器具処理袋用樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03229741A JPH03229741A (ja) | 1991-10-11 |
JP2837908B2 true JP2837908B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=12174512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2575090A Expired - Fee Related JP2837908B2 (ja) | 1990-02-05 | 1990-02-05 | 医療器具処理袋用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2837908B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0586329U (ja) * | 1992-04-24 | 1993-11-22 | 鐘淵化学工業株式会社 | 医療廃棄物の収納袋 |
TWI257406B (en) * | 2002-05-20 | 2006-07-01 | Mitsui Chemicals Inc | Resin composition for sealant, laminate, and container obtained therefrom |
KR101183747B1 (ko) * | 2005-05-10 | 2012-09-17 | 에스케이종합화학 주식회사 | 우수한 내충격성, 굴곡탄성율 및 투명성을 갖는폴리프로필렌 조성물 및 이의 제품 |
-
1990
- 1990-02-05 JP JP2575090A patent/JP2837908B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03229741A (ja) | 1991-10-11 |
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JPH10279703A (ja) | 鮮度保持包装フィルム |
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