JP2836085B2 - 化粧コンクリート板の製造方法 - Google Patents
化粧コンクリート板の製造方法Info
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- Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
Description
本発明は、化粧コンクリート板、とくに絵柄をもった
コンクリート板の製造方法に関する。
コンクリート板の製造方法に関する。
建物のコンクリート製の壁の内外を化粧するには、エ
マルジョン系塗料の吹きつけ塗装を行なうことが多い。
吹きつけ塗装はミストが発生して作業環境が悪く、足場
付近に塗装ムラができやすいし、塗膜の養生に長時間を
要するという欠点がある。また、吹きつけ塗装では、簡
単に絵柄を設けることができず、美麗な意匠をもった内
装や外装をすることは難しい。 そこで、吹きつけに代えて、表面に化粧シートとくに
絵柄のある化粧シートを貼った絵つけコンクリート板を
使用することが多くなった。一般に絵柄をもつコンクリ
ート板は、あらかじめ成形したコンクリート板の表面に
接着剤を用いて化粧シートを貼ることによって製造され
ている。 しかし、このような製法は能率がよくないし、化粧コ
ンクリート板の表面の平滑さや化粧シートとコンクリー
トとの密着性、その耐久力において、十分満足できるも
のではない。
マルジョン系塗料の吹きつけ塗装を行なうことが多い。
吹きつけ塗装はミストが発生して作業環境が悪く、足場
付近に塗装ムラができやすいし、塗膜の養生に長時間を
要するという欠点がある。また、吹きつけ塗装では、簡
単に絵柄を設けることができず、美麗な意匠をもった内
装や外装をすることは難しい。 そこで、吹きつけに代えて、表面に化粧シートとくに
絵柄のある化粧シートを貼った絵つけコンクリート板を
使用することが多くなった。一般に絵柄をもつコンクリ
ート板は、あらかじめ成形したコンクリート板の表面に
接着剤を用いて化粧シートを貼ることによって製造され
ている。 しかし、このような製法は能率がよくないし、化粧コ
ンクリート板の表面の平滑さや化粧シートとコンクリー
トとの密着性、その耐久力において、十分満足できるも
のではない。
本発明の目的は、能率よく表面が平滑で化粧シートの
密着性のよい化粧コンクリート板、とくに絵つけをした
コンクリート板を製造する方法を提供することにある。
密着性のよい化粧コンクリート板、とくに絵つけをした
コンクリート板を製造する方法を提供することにある。
本発明の化粧コンクリート板の製造方法は、第3図に
示すように、繊維質シート(31)の表面にプラスチック
層(32)、絵柄印刷層(33)および保護層(34)をこの
順に形成し、裏面にコンクリートに対し接着力のある接
着剤(2)を塗布した化粧シート(3)を用意し、第1
図に示すように、この化粧シートを接着剤の側を上にし
て平坦な基盤(図示してない)上に敷き、化粧シート上
に、化粧コンクリート板の周囲を限定する型枠(4)を
置き、型枠内部にモルタル(1)を流し込んで硬化させ
たのち型枠を外して、第2図に示すような化粧コンクリ
ート板を得ることからなる。 本発明で使用するモルタルは、従来と同じもの、すな
わちポルトランドセメントおよび川砂に、必要に応じて
種々の混和剤ないし添加剤を加え、水で練ったものであ
る。 接着剤は、コンクリートに対する接着力と化粧シート
の材質を考慮して、既知のものから適宜にえらべばよ
い。たとえば、化粧シートの裏面が繊維質シートである
場合は、クロロプレン溶剤系、酢ビ溶剤系、塩ビ共重合
溶剤系などの有機溶剤系接着剤、酢ビエマルジョン系、
合成ゴムエマルジョン系などのエマルジョン系接着剤ま
たはポリウレタン系接着剤などが使用できる。とくに、
エマルジョン系接着剤のように、塗布して乾燥した状態
では非接着性であって、モルタル中の水分によって活性
化するものは、使用が容易な上に接着力が強くて有用で
ある。 化粧シートは、所望により、繊維質シート上にプラス
チック層、絵柄印刷層および保護層を積層したのち、所
望によりエンボスを施したものを使用することができ
る。
示すように、繊維質シート(31)の表面にプラスチック
層(32)、絵柄印刷層(33)および保護層(34)をこの
順に形成し、裏面にコンクリートに対し接着力のある接
着剤(2)を塗布した化粧シート(3)を用意し、第1
図に示すように、この化粧シートを接着剤の側を上にし
て平坦な基盤(図示してない)上に敷き、化粧シート上
に、化粧コンクリート板の周囲を限定する型枠(4)を
置き、型枠内部にモルタル(1)を流し込んで硬化させ
たのち型枠を外して、第2図に示すような化粧コンクリ
ート板を得ることからなる。 本発明で使用するモルタルは、従来と同じもの、すな
わちポルトランドセメントおよび川砂に、必要に応じて
種々の混和剤ないし添加剤を加え、水で練ったものであ
る。 接着剤は、コンクリートに対する接着力と化粧シート
の材質を考慮して、既知のものから適宜にえらべばよ
い。たとえば、化粧シートの裏面が繊維質シートである
場合は、クロロプレン溶剤系、酢ビ溶剤系、塩ビ共重合
溶剤系などの有機溶剤系接着剤、酢ビエマルジョン系、
合成ゴムエマルジョン系などのエマルジョン系接着剤ま
たはポリウレタン系接着剤などが使用できる。とくに、
エマルジョン系接着剤のように、塗布して乾燥した状態
では非接着性であって、モルタル中の水分によって活性
化するものは、使用が容易な上に接着力が強くて有用で
ある。 化粧シートは、所望により、繊維質シート上にプラス
チック層、絵柄印刷層および保護層を積層したのち、所
望によりエンボスを施したものを使用することができ
る。
本発明の製造方法は、接着剤を塗布した化粧シートの
上でモルタルを成形するので、成形と同時にコンクリー
ト板に化粧シートを貼りつけることができる。
上でモルタルを成形するので、成形と同時にコンクリー
ト板に化粧シートを貼りつけることができる。
第3図に示す構成の外装材用化粧シートを用意した。
この化粧シートは、繊維質シート(31)としてガラス繊
維を含んだ秤量50g/m2のビニロン不織布(興人シルボ
製)を用い、その一方の面にプラスチック層(32)とし
てアクリル系エマルジョン「ベタウォール 3200」(サ
ンスター技研製)を塗布し、耐候性インキ「VMC」(諸
星インキ製)で絵柄(33)を印刷し、フッ素樹脂塗料
「ルミフロン 302C」(旭硝子製)で厚さ10μの保護層
(34)を形成してなる。 上記化粧シートの不織布の他方の面に接着剤「ペンギ
ンセメント 1000」(サンスター化学製)を塗布し、そ
の面を上にして床に敷き、その上に木製の型枠(内のり
が長さ33cm、幅33cm、深さ5cm)を置いた。つづいて、
ポルトランドセメント35%(重量)、川砂54%および水
11%からなるモルタルを型枠に流し込み放置した。 モルタルが硬化した後に型枠を外して、第2図に示す
化粧コンクリート板を得た。図中、(1A)はコンクリー
ト板を示す。
この化粧シートは、繊維質シート(31)としてガラス繊
維を含んだ秤量50g/m2のビニロン不織布(興人シルボ
製)を用い、その一方の面にプラスチック層(32)とし
てアクリル系エマルジョン「ベタウォール 3200」(サ
ンスター技研製)を塗布し、耐候性インキ「VMC」(諸
星インキ製)で絵柄(33)を印刷し、フッ素樹脂塗料
「ルミフロン 302C」(旭硝子製)で厚さ10μの保護層
(34)を形成してなる。 上記化粧シートの不織布の他方の面に接着剤「ペンギ
ンセメント 1000」(サンスター化学製)を塗布し、そ
の面を上にして床に敷き、その上に木製の型枠(内のり
が長さ33cm、幅33cm、深さ5cm)を置いた。つづいて、
ポルトランドセメント35%(重量)、川砂54%および水
11%からなるモルタルを型枠に流し込み放置した。 モルタルが硬化した後に型枠を外して、第2図に示す
化粧コンクリート板を得た。図中、(1A)はコンクリー
ト板を示す。
本発明の製造方法は、従来のコンクリート板に化粧シ
ートを貼りつける方法にくらべ工程が簡略化されている
ので、化粧コンクリート板の製造に要する時間と労力を
短縮することができる。このことが、コストダウンに寄
与することはいうまでもない。 適切な化粧シートの層構成と接着剤とを選択すること
により、耐候性の高い美麗な意匠をもった製品を得るこ
とができる。
ートを貼りつける方法にくらべ工程が簡略化されている
ので、化粧コンクリート板の製造に要する時間と労力を
短縮することができる。このことが、コストダウンに寄
与することはいうまでもない。 適切な化粧シートの層構成と接着剤とを選択すること
により、耐候性の高い美麗な意匠をもった製品を得るこ
とができる。
第1図および第2図は、本発明の製造方法を説明するた
めの図であって、第1図は型枠にモルタルを流し込んだ
ところを、また第2図は得られた化粧コンクリート板を
示す、いずれも断面図である。 第3図は、本発明で使用する化粧シートの構成を示す断
面図である。 1……モルタル、1A……コンクリート板 2……接着剤 3……化粧シート 31……繊維質シート、32……プラスチック層 33……絵柄、34……保護層 4……型枠
めの図であって、第1図は型枠にモルタルを流し込んだ
ところを、また第2図は得られた化粧コンクリート板を
示す、いずれも断面図である。 第3図は、本発明で使用する化粧シートの構成を示す断
面図である。 1……モルタル、1A……コンクリート板 2……接着剤 3……化粧シート 31……繊維質シート、32……プラスチック層 33……絵柄、34……保護層 4……型枠
Claims (2)
- 【請求項1】繊維質シートの表面にプラスチック層、絵
柄印刷層および保護層をこの順に形成し、裏面にコンク
リートに対し接着力のある接着剤を塗布した化粧シート
を用意し、この化粧シートを接着剤の側を上にして平坦
な基盤上に敷き、化粧シート上に、化粧コンクリート板
の周囲を限定する型枠を置き、型枠内部にモルタルを流
し込んで硬化させたのち型枠を外すことからなる化粧コ
ンクリート板の製造方法。 - 【請求項2】エンボスを施した化粧シートを使用して実
施する特許請求の範囲第1項の化粧コンクリート板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1049158A JP2836085B2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 化粧コンクリート板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1049158A JP2836085B2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 化粧コンクリート板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02227205A JPH02227205A (ja) | 1990-09-10 |
JP2836085B2 true JP2836085B2 (ja) | 1998-12-14 |
Family
ID=12823288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1049158A Expired - Lifetime JP2836085B2 (ja) | 1989-02-28 | 1989-02-28 | 化粧コンクリート板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2836085B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2714908B2 (ja) * | 1992-04-01 | 1998-02-16 | 株式会社ダイトー | コンクリート構造物の保護膜とその形成方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5265518A (en) * | 1975-11-27 | 1977-05-31 | Asahi Glass Co Ltd | Method of facing cement materials |
JPS5860682A (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-11 | 凸版印刷株式会社 | 化粧無機質板及びその製造方法 |
-
1989
- 1989-02-28 JP JP1049158A patent/JP2836085B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02227205A (ja) | 1990-09-10 |
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