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JP2835870B2 - ゆらぎ送風機能を持つ車両用空調装置 - Google Patents

ゆらぎ送風機能を持つ車両用空調装置

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Publication number
JP2835870B2
JP2835870B2 JP16971290A JP16971290A JP2835870B2 JP 2835870 B2 JP2835870 B2 JP 2835870B2 JP 16971290 A JP16971290 A JP 16971290A JP 16971290 A JP16971290 A JP 16971290A JP 2835870 B2 JP2835870 B2 JP 2835870B2
Authority
JP
Japan
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fluctuation
air
vehicle
air blowing
temperature sensor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP16971290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0459423A (ja
Inventor
貞夫 持木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diesel Kiki Co Ltd filed Critical Diesel Kiki Co Ltd
Priority to JP16971290A priority Critical patent/JP2835870B2/ja
Publication of JPH0459423A publication Critical patent/JPH0459423A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゆらぎ送風機能を持つ車両用空調装置に関
する。
[従来の技術] 従来、特開昭52−31434号公報、特開昭56−23657号公
報、特公昭63−13845号公報に示されるように、送風量
に自然風の如きゆらぎを与えて空調フィーリングを改善
する技術が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところで、ゆらぎ送風を行った場合には、車内温度セ
ンサ周辺の気流が変化して検出温度が変動し、それによ
り車内温度に関連して制御されるエアミックスドアの開
度がハンチングして、快適なゆらぎ効果が得られないこ
とがあった。
本発明は、ゆらぎ送風を行った場合にも、エアミック
スドアの無用の変動を抑えて、快適なゆらぎ効果を乗員
に与えることのできる車両用空調装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の空調装置は、上記の問題を解決するため、第
1図の例に示すように、車内温度センサ1の検出値に関
連して目標吹出温度を演算する目標吹出温度演算手段2
と、該手段2の出力に基づいて少なくともエアミックス
ドアの開度を調節する制御手段3と、定常送風とゆらぎ
送風を選択的に実行し得る送風制御手段4と、を有する
ものにおいて、 さらに、(ア)ゆらぎ送風実行中か否かを判定するゆ
らぎ送風判定手段5と、(イ)上記車内温度センサ1の
検出値の変動をなだらかな変化となるよう遅延処理する
遅延フィルタ手段6と、(ウ)上記ゆらぎ送風判定手段
5がゆらぎ送風実行中と判定した場合は上記遅延フィル
タ手段6を通した車内温度センサ1の検出値を目標吹出
温度演算手段2に供給し、ゆらぎ実行中ではないと判定
した場合は上記車内温度センサ1の検出値を直接目標吹
出温度演算手段2に供給する検出信号選択手段7と、を
設けたことを特徴としている。
[作用] 本発明の空調装置においては、ゆらぎ送風を行ってい
るときに、車内温度センサの検出値をそのまま用いるの
ではなく遅延処理した信号を用いる。したがって、ゆら
ぎ送風によりセンサの実際の検出値が大きく変動して
も、演算に用いる車内温度の変動が小さくなるよう補正
され、それによりエアミックスドアの無用な変動が抑え
られる。
また、ゆらぎ送風を行っていない場合は、遅延処理し
ない信号つまりセンサの信号を直接用いるので、車内温
度の変化に敏速に追従した空調制御が行われる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明の実施例の空調装置の主要機能ブロッ
ク図、第2図は同空調装置の全体回路構成図である。
まず、第2図に基づいて空調装置の全体構成を説明す
る。第2図において、10で示すものは通風ダクトであ
り、この通風ダクト10の上流端には、インテークドア11
によって切換えられる内気取入口12と外気取入口13とが
設けられ、下流端には、吹出口ドア14によって切換えら
れるVENT吹出口15、DEF吹出口16、及びFOOT吹出口17が
設けられている。
また、この通風ダクト10の途中には、上流側から下流
側に向かって順次、ブロアー18、エバポレータ19、エア
ミックスドア20、ヒータ21が設けられている。そして、
エアミックスドア20の開度を制御することにより、冷風
と暖風の混合割合を調節して車内に吹出す空気温度を調
節するようになっている。なお、22はインテークドア用
アクチュエータ、23はエバポレータとともに冷却系を構
成するコンプレッサ、24はエアミックスドア用アクチュ
エータ、25はヒータ用ウォータバルブ、26はモードドア
用アクチュエータである。
上記アクチュエータ類は、コントロールユニット30に
より制御される。コントロールユニット30はマイクロコ
ンピュータを中心にして構成されており、少なくとも車
内温度センサ1、外気温度センサ32、温度設定器33から
の入力情報に基づいて目標吹出温度を演算する。そし
て、その演算した目標吹出温度に基づいてエアミックス
ドア20の目標位置及びブロアー18の目標送風量を算出
し、その算出値に基づいてエアミックスドア20及びブロ
アー18を制御する。また、同様にしてインテークドア1
1、エバポレータ19、ヒータ21も制御する。
次に、この空調装置の構成を、第1図を用いて機能面
から説明する。コントロールユニット30には、機能実現
手段として仮想的に、 (ア)車内温度センサ1、外気温度センサ32、温度設定
器33からの信号に基づき目標吹出温度を演算する手段2
と、 (イ)目標吹出温度に基づいて目標ミックスドア位置を
演算してミックスドアアクチュエータ24を駆動制御し、
エアミックスドア20の開度を調節するミックスドア制御
手段3と、 (ウ)目標吹出温度に関連して目標風量を演算する手段
50と、 (エ)ゆらぎ信号を発生する手段51と、 (オ)目標風量とゆらぎ信号に基づいてゆらぎ風量(時
々刻々の送風量)を演算する手段52と、 (カ)吹出モードを判定する手段53と、 (キ)目標風量が所定低風量以下でかつベント吹出モー
ドのときゆらぎ送風実行の判定を下すゆらぎ送風判定手
段5と、 (ク)ゆらぎ送風判定手段5の判定結果が「ゆらぎ不実
行」のとき目標風量演算手段50の出力信号(定常送風信
号)を選択し、また「ゆらぎ実行」のときゆらぎ風量演
算手段52の出力信号(ゆらぎ送風信号)を選択し、選択
した一方の出力信号をブロアー制御手段54に供給する選
択手段55と、が備わっている。
そして、ブロアー制御手段60は、入力された送風信号
に応じてブロアー18を回転制御する。すなわち、通常送
風信号が入力された場合は、ブロアー18は一定電圧のも
とで一定回転し定常風量の空気流を送り出す。また、ゆ
らぎ送風信号が入力された場合は、ブロアー18は、変動
する電圧のもとで脈動回転をし、自然風のような風量変
化のある空気流を送り出す。
またさらに、コントロールユニット30には、 (ケ)車内温度センサ1の検出値の変動をなだらかな変
化となるよう遅延処理する遅延フィルタ手段6と、 (コ)ゆらぎ送風判定手段5がゆらぎ送風実行中と判定
した場合遅延フィルタ手段6を通した車内温度センサ1
の検出値を目標吹出温度演算手段2に供給し、ゆらぎ実
行中ではないと判定した場合車内温度センサ1の検出値
を直接目標吹出温度演算手段2に供給する検出信号選択
手段7と、 が備わっている。
上記遅延フィルタ手段6は、ソフトウエア、ハードウ
エアのどちらで構成してもよい。ソフトウエアで構成す
る場合は、例えば次のような演算式で表示されるデジタ
ルフィルタを用いることができる。
Vo=KVi+(1−K)Vo′ 但し、K……定数(K<1)でフィルタの時定数と入
力サンプリング時間により決定される。
Vo…出力 Vi…入力 Vo′…1回前の入力サンプリングによる出力値 また、ハードウエアで構成する場合は、例えば第7図
に示すようなRC遅延回路6を用いることができる。
ソフトウエア、ハードウエアのいずれの遅延フィルタ
手段6を用いた場合にも、第6図(a)に示す遅延処理
前の入力信号Viは、遅延フィルタ手段6を通すことによ
り、第6図(b)に示すように、なだらかな信号Voとな
る。
次に、コントロールユニット30によって行われる空調
制御の流れを、第3図〜第5図を用いて説明する。
この空調制御においては、第3図に示すメインルーチ
ンの処理を所定時間毎に繰り返す。メインルーチンにお
いては、まず最初のステップ100で車内温度センサ1を
始めとする各種センサの信号を入力する。ついで、各種
センサの検出信号を演算に用いる形に処理する(ステッ
プ200)。
それから、センサの検出値に基づいて目標吹出温度を
演算し(ステップ300)、演算した目標吹出温度に関連
して目標風量を演算し(ステップ400)、そしてこれら
の演算結果に基づいてエアミックスドア制御(ステップ
500)、送風制御(ステップ600)、吹出モード制御(ス
テップ700)、インテーク制御(ステップ800)、コンプ
レッサ制御(ステップ900)を行い、1サイクルの処理
を終了する。
ところで、この空調装置においては、検出信号処理サ
ブルーチン200において、第4図に示すような処理を行
う。即ち、このサブルーチンにおいては、最初のステッ
プ201で、ゆらぎ送風実行のモードになっているかどう
かを判定する。そして、ゆらぎモードに設定されている
場合は、ステップ202に進んで、車内温度センサ1の検
出値INC.Sの遅延処理後の信号を、演算に用いる車内温
度TRとして決定する。また、ゆらぎ送風モードに設定さ
れていない場合は、ステップ203に進んで、車内温度セ
ンサ1の検出値INC.Sを、そのまま演算に用いる車内温
度TRとして決定する。
そして、次に続くサブルーチンで、今決定した車内温
度TRに基づいて目標吹出温度や目標風量を演算し、その
演算結果に基づいてエアミックスドア開度やファン風量
を制御する。
また、送風制御600のサブルーチンは第5図に示すよ
うに定義されている。このサブルーチンでは、最初に吹
出モードがVENTモードかどうか、また目標風量が所定の
低風量以下かどうかを判断する(ステップ601、602)。
VENTモードでかつ所定の低風量以下の場合(ステップと
も判断結果がYESの場合)だけ、ゆらぎモードに設定
し、(ステップ603)、ゆらぎ送風を実行する(ステッ
プ604)。それ以外のときはステップ605に進んで、先に
ゆらぎモードに設定されている場合はゆらぎモードを解
除する。そして、定常送風を実行する(ステップ60
6)。
以上のように処理することにより、ゆらぎ送風を実行
しているときには、車内温度検出値の遅延値を用いて空
調制御が行われる。したがって、ゆらぎ送風によって実
際の車内温度検出値が変動した場合にも、その変動の影
響が、エアミックスドア開度やファン風量にほとんど表
れない。したがって、乗員は所期のゆらぎ効果を味わう
ことができる。
また、ゆらぎ送風を行っていない場合は、遅延処理し
ない信号つまり車内温度センサの信号を直接用いて空調
制御が行われる。したがって、車内温度の変化に敏速に
追従した空調制御が行われる。
なお、上記実施例においては、ゆらぎ送風を実行する
か否かを、ある条件を満たしたとき自動的に行うように
しているが、手動でゆらぎ実行の選択をし得るように構
成してもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の空調制御装置によれ
ば、ゆらぎ送風中は、車内温度センサの検出値をそのま
ま用いるのではなく遅延処理した信号を用いるので、ゆ
らぎ送風によってセンサの実際の検出値が大きく変動し
ても、エアミックスドアが無用に変動することがなくな
る。よって、乗員は快適なゆらぎ効果を味わうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の主要部構成を示すブロック
図、第2図は本発明の一実施例の具体的構成を示す図、
第3図〜第5図は実施例の空調装置の制御内容を示すも
ので、第3図は空調制御のメインルーチンを示すフロー
チャート、第4図は検出信号処理のルーチンを示すフロ
ーチャート、第5図は送風制御のルーチンを示すフロー
チャート、第6図は遅延フィルタ手段6の作用を説明す
るための図で、(a)は遅延処理前の信号の状態を示す
図、(b)は遅延処理後の信号の状態を示す図、第7図
はハードウエアで構成した遅延フィルタ手段6の例を示
す図である。 1……車内温度センサ、2……目標吹出温度演算手段、
3……ミックスドア制御手段、4……送風制御手段、5
……ゆらぎ送風判定手段、6……遅延フィルタ手段、7
……検出信号選択手段、18……ブロアー、20……エアミ
ックスドア、30……コントロールユニット、50……目標
風量演算手段、51……ゆらぎ信号発生手段、52……ゆら
ぎ風量演算手段。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車内温度センサの検出値に関連して目標吹
    出温度を演算する目標吹出温度演算手段と、該手段の出
    力に基づいて少なくともエアミックスドアの開度を調節
    する制御手段と、定常送風とゆらぎ送風を選択的に実行
    し得る送風制御手段と、を有したゆらぎ送風機能を持つ
    車両用空調装置において、 (ア)ゆらぎ送風実行中か否かを判定するゆらぎ送風判
    定手段と、 (イ)上記車内温度センサの検出値の変動をなだらかな
    変化となるよう遅延処理する遅延フィルタ手段と、 (ウ)上記ゆらぎ送風判定手段がゆらぎ送風実行中と判
    定した場合は上記遅延フィルタ手段を通した車内温度セ
    ンサの検出値を目標吹出温度演算手段に供給し、ゆらぎ
    実行中ではないと判定した場合は上記車内温度センサの
    検出値を直接目標吹出温度演算手段に供給する検出信号
    選択手段と、を設けたことを特徴とするゆらぎ送風機能
    を持つ車両用空調装置。
JP16971290A 1990-06-29 1990-06-29 ゆらぎ送風機能を持つ車両用空調装置 Expired - Lifetime JP2835870B2 (ja)

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CN103692881B (zh) * 2013-10-22 2016-04-13 惠州华阳通用电子有限公司 一种车载空调混风温度控制方法

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