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JP2834501B2 - 3,4―エポキシ酪酸エステルの製法および中間体 - Google Patents

3,4―エポキシ酪酸エステルの製法および中間体

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JP2834501B2
JP2834501B2 JP1305895A JP30589589A JP2834501B2 JP 2834501 B2 JP2834501 B2 JP 2834501B2 JP 1305895 A JP1305895 A JP 1305895A JP 30589589 A JP30589589 A JP 30589589A JP 2834501 B2 JP2834501 B2 JP 2834501B2
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JP
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isobutyl
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直明 田岡
健二 井上
茂雄 林
昇 上山
里美 ▲高▼橋
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、3,4−エポキシ酪酸エステルの製法および
中間体に関し、更に詳しくは、3,4−ジヒドロキシブチ
ロニトリルから3,4−エポキシ酪酸エステルを製造する
方法および該エステルの合成中間体として有用な3,4−
ジヒドロキシ酪酸誘導体に関する。
式: 〔式中、R1はアルキル基またはアラルキル基を表
す。〕 で示される3,4−エポキシ酪酸エステルは、例えば食欲
促進剤、うっ血性心不全、不整脈などの治療薬として知
られているカルニチン(アメリカ特許3,830,931号およ
び同3,968,241号など)に容易に誘導できることが知ら
れている[ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミスト
リー(J.Org.Chem)53巻、104頁、1988年など参照]。
また、3,4−エポキシ酪酸エステル(I)は、脳代謝
改善剤として知られるオキシラセタム(4−ヒドロキシ
−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミド)をはじめ
とする4−ヒドロキシ−2−オキソ−1−ピロリジンア
セトアミド誘導体に容易に導くことのできる重要中間体
としてもよく知られている(特開昭60−208957号公報、
特開昭62−461号公報および特開昭62−185069号公報参
照)。
その他、抗てんかん作用、降圧作用などを有するγ−
アミノ−β−ヒドロキシ酪酸(GABOB)の合成にも利用
できる(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル
・ソサイエティー(J.Amer.Chem.Soc.)102巻、6304
頁、1980年)。
このように、3,4−エポキシ酪酸エステル(I)は、
種々の生理活性物質および医薬へと誘導できることが知
られている。
(発明が解決しようとする課題) 従来、3,4−エポキシ酪酸エステルを製造する主な方
法として、以下の方法が知られている: (1)ビニル酢酸エステルを過酸でエポキシ化する方法
[ジャーナル・オブ・ファーマシューティカル・サイエ
ンス(J.Pharm.Sci.)64巻、1262頁、1975年;特開昭62
−10077号公報など参照]、 (2)エピクロロヒドリンのメトキシカルボニル化(一
酸化炭素、メタノール)によって4−クロロ−3−ヒド
ロキシ酪酸エステルを得、次いで、酸化銀によって環化
して3,4−エポキシ酪酸エステルを製造する方法[ジャ
ーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー32巻、3888
頁、1967年など参照)。
しかしながら、(1)の方法は、本質的に腐食性、安
全性の面で問題のある有機過酸の工業的な取扱いの問題
や、タングステンなどの重金属触媒用いるといった点で
難点がある。
また、3,4−エポキシ酪酸エステル(I)には不斉炭
素が1つであり、(R)−体および(S)−体の2種類
の光学対掌体が存在することになり、化合物(I)の異
性体としては、(RS)−体(ラセミ体)、(R)−体
(光学活性体)、(S)−体(光学活性体)の3種類が
考えられる。
近年、光学活性物質は、医薬、農薬、液晶などの分野
でその有用性が高まってきていることはよく知られてい
るが、(1)の方法自体では(RS)−体(ラセミ体)の
みが得られるだけである。このラセミ体を酵素的に分割
する方法も公知である公知(特開昭62−272983号公報お
よび特開昭62−272984号公報)。しかし、そのラセミ分
割方法では、(R)−体のみが得られるのであり、ま
た、その光学純度もエステルのアルキル基によっては、
不十分なものである。従って(1)の方法からは、純粋
な(S)−体を得ることはできないし、(R)−体も一
部のエステルについて得られるのみであり、両方の光学
活性体を製造できる方法が必要とされる。
次に、(2)の方法は有毒な一酸化炭素の使用、低い
収率、環化に使う酸化銀が高価で回収を必要とする重金
属であることなどから、工業的に見ると実質的な方法で
あるとは言い難い。
(課題を解決するための手段および作用効果) 本発明者らは、経済性に優れ、簡便かつ効率的な3,4
−エポキシ酪酸エステルの工業的な製法、とりわけ光学
活性な該化合物の製法について鋭意検討を行った結果、
3,4−ジヒドロキシブチロニトリルを出発原料として、
3,4−エポキシ酪酸エステル(I)を効率よく、しか
も、(R)−体、(S)−体のいずれをも製造できる方
法を見い出し、本発明を完成にするに至った。
即ち、本発明の1つの要旨は、(a)式: で示される3,4−ジヒドロキシブチロニトリルに、式: R2−SO2−Cl (III) 〔式中、R2はアルキル基又は置換されていてもよいフ
ェニル基を表す。〕 で示されるスルホン酸クロリドを、塩基の存在下に反応
させて、式: 〔式中、R2は前記と同意義。〕 で示される化合物を得、 (b)化合物(IV)に、式: R1−OH (V) 〔式中、R1は前記と同意義。〕 で示されるアルコールを、酸の存在下に反応させて、
式: 〔式中、R1およびR2は前記と同意義。〕 で示される化合物を得、次いで (c)化合物(VI)と塩基とを反応させることによ
り、環化反応を行ない、式: 〔式中、R1は前記と同意義。〕 で示される化合物を得ることを特徴とする3,4−エポキ
シ酪酸エステルの製法に存する。
化合物(I)、(II)、(IV)および(VI)のいずれ
も、分子内の3位に不斉炭素を持つので、(R)−体、
(S)−体の光学対掌体が存在する。
本発明において、これらの化合物は、(R)−体、
(S)−体、(RS)−体(すなわち、(R)−体と
(S)−体の1:1の混合物であるラセミ体)および
(R)−体または(S)−体のいずれか一方が優位を占
める混合物のすべてを包含するものである。
本発明の各工程を更に詳しく説明する。
工程(a) 出発物質である3,4−ジヒドロキシブチロニトリル(I
I)は、以下のような文献記載の方法により製造するこ
とができる。
ラセミ体の3−クロロ−1,2−プロパンジオールにKCN
又はNaCNを反応させてラセミ体の3,4−ジヒドロキシブ
チロニトリル(II)を得る方法(ジャーナル・オブ・ジ
・アメリカン・ケミカル・ソサイエティー107巻、7008
頁、1985年など);ラセミ体の3−クロロ−1,2−プロ
パンジオールの立体選択的微生物分解(特開昭62−1225
97号公報、特開昭62−158494号公報および特開昭63−36
798号公報)によって効率的に製造可能な(R)−3−
クロロ−1,2−プロパンジオールとNaCN、KCN等との反応
を用いて、反応条件をコントロールすることにより選択
的に(S)−体の3,4−ジヒドロキシブチロニトリル(I
I)を得る方法(特願昭63−106856号);L−アスコルビ
ン酸又はD−ソルビトールから複数の反応により(R)
−体の3,4−ジヒドロキシブチロニトリル(II)を得る
方法(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・
ソサイエティー102巻、6304頁、1980年)。
この3,4−ジヒドロキシブチロニトリル(II)とスル
ホン酸クロリド(III)とを塩基の存在下に反応させ
る。
本明細書において、R2はアルキル基又は置換されてい
てもよいフェニル基を示しており、好ましくは、炭素数
1〜10のアルキル基、フェニル基、又は1〜3個のメチ
ル基により置換されているフェニル基である。例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、sec−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチ
ル、オクチル、フェニル、p−トリル、o−トリル、m
−トリル、キシリル、メシチルなどの基が挙げられる。
中でも、メチル、フェニル、p−トリルが好ましく、p
−トリル基が特に好ましい。
塩基としては、通常用いられる無機塩基、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウムなどや、有機塩基、例えばトリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、ピリジ
ン、ピコリン、ルチジンなどが用いられる。中でも、ピ
リジン、トリエチルアミンが好ましく、ピリジンが特に
好ましい。また、ジメチルアミノピリジンなどを助触媒
として添加してもよい。
反応は、無溶媒、つまり有機塩基自身を溶媒として行
うことができるが、必要に応じて反応試剤、特にスルホ
ン酸クロリド(III)と反応しない有機溶媒(例えば、
ジクロロメタン、酢酸エチル、ジオキサン、アセトニト
リル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、
クロロホルム、四塩化炭素など)を用いてもよい。望ま
しくは、無溶媒で行うか、ジクロロメタン酢酸エチルな
どを使用して行う。
反応試剤は、出発物質である3,4−ジヒドロキシブチ
ロニトリル(II)1モルに対して、スルホン酸クロリド
(III)を0.5〜5モル、望ましくは1.0〜1.5モル、塩基
を0.5〜30モル、望ましくは1.0〜15モルの割合で使用
し、スルホン酸クロリド(III)に対しても塩基を等モ
ルないし過剰に用いるのが望ましい。
反応の温度は、−30℃〜+100℃の範囲であるが、反
応溶媒によっては、その凝固点ないし沸点の範囲の温度
を採用する。より望ましくは−30℃〜50℃の範囲であ
る。
反応は、1時間〜1日程度でほぼ終了するが、原料が
消失しないで残存する場合には、塩基およびスルホン酸
クロリド(III)を追加する。反応は、反応液を冷水、
冷希塩酸などへ注ぎ込むか、あるいは反応液に冷水、冷
希塩酸などを加えることにより停止する。この際、必要
に応じて、予め溶媒、塩基などを減圧留去することも可
能である。また、水を加える際には、副反応の進行を抑
えるために十分冷却することが必要である。
反応停止後、必要に応じて、水洗、酸性水洗などによ
って塩基などを除去し、溶媒を減圧留去して粗生成物を
得ることができる。さらに必要に応じて、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーなどの常套の方法で精製をする
ことにより純粋な3,4−ジヒドロキシブチロニトリル誘
導体(IV)を得ることができる。
本工程において、反応温度、塩基、試剤量をコントロ
ールすることにより出発原料である3,4−ジヒドロキシ
ブチロニトリル(II)の2つの水酸基のうち、4位の1
級水酸基のみを選択的に反応させて、化合物(IV)へと
良好な収率で誘導することができる。
工程(b) 工程(a)で得られた3,4−ジヒドロキシブチロニト
リル誘導体(IV)は、純粋な形又は工程(a)で得られ
た粗生成物の形のまま、工程(b)に用いることができ
る。
工程(b)の反応は、化合物(IV)のニトリル基をエ
ステル基:COOR1に変換する反応であるので、ニトリル
基をエステル基に変換し得る常套の反応を用いることが
できる。例えば、ニトリル基をカルボン酸を経由してエ
ステルとする方法、ニトリル基をイミダート(イミノエ
ステル)を経由してエステルとする方法をなどが挙げら
れる。
しかし、化合物(IV)は、分子内に脱離しやすい基
(R2SO2−O−)を持っているため、脱離を起こさない
ように条件を選択する必要がある。従って、酸を加え、
アルコールR1−OH(V)と反応させてイミダートとした
後、水を加えてエステルとする方法が望ましい。
本明細書において、R1はアルキル基またはアラルキル
基を表すが、好ましくは炭素数1〜10のアルキル基又は
ベンジル基である。それらの例として、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプ
チル、オクチル、ノニル、デシル、ベンジル基などが挙
げられる。望ましくは、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、ヘキシル、オクチルであり、特に望ましくは
イソブチル基である。
酸としては、塩化水素、臭化水素、硫酸、p−トルエ
ンスルホン酸などの一般的な無機または有機酸を用いる
ことができる。特に望ましくは塩化水素である。
反応は、3,4−ジヒドロキシブチロニトリル誘導体(I
V)とアルコール(V)に、酸を加える(気体状の場合
は、吹き込む)ことにより、開始され、原料の消失を確
認した後、水を加えて、3,4−ジヒドロキシ酪酸エステ
ル誘導体(VI)へと転換するという操作で行なうことが
できる。
必要に応じて、反応に不活性な溶媒中で反応を行なう
ことも可能である。
化合物(IV)に対して、アルコール(V)を0.5〜30
倍当量、望ましくは1〜20倍当量用い、酸は、0.5〜30
倍当量、望ましくは1〜10倍当量用いる。
反応温度は、−30〜100℃、望ましくは0℃〜50℃で
ある。
上記の条件下で、反応が終了するのに通常、1時間〜
24時間程度が必要である。
その後、反応液に、イミダートがエステルに変換する
のに必要な量以上の水を加え、さらに、40℃で1時間程
度加熱して反応を完結させる。その後、2層に分かれた
反応混合物から水層を分液して除き、水酸化ナトリウム
などの塩基で中和し、分液後、有機層を減圧濃縮する
と、粗3,4−ジヒドロキシ酪酸エステル(VI)が得られ
る。必要に応じて、塩の濾別、乾燥を行ってもよい。ま
た、シリカゲルカラムクロマトグラフィーなどにより、
純粋な形で(VI)を単離することもできる。
工程(b)によれば、3位および4位の水酸基、R2SO
4O−基などに影響されることなく、良好な収率で、ニト
リルをエステルに変換することができる。
工程(b)で得られる3,4−ジヒドロキシ酪酸エステ
ル誘導体(VI)は新規な化合物であり、本発明の3,4−
エポキシ酪酸エステル(I)を製造するにあたり重要な
位置を占める化合物であり、これも本発明の対象であ
る。
先に述べたように、化合物(VI)は、不斉中心を持つ
ので、ラセミ体(RS体)、(R)−体、(S)−体、お
よび(R)−体と(S)−体との任意割合の混合物を包
含する。
工程(c) 工程(b)で得られた3,4−ジヒドロキシ酪酸エステ
ル誘導体(VI)は、純粋な形又は工程(b)で得た粗生
成物の形のまま、工程(c)に供することができる。
この工程は、塩基によってR-2SO2−OHを脱離し、3位
および4位でエポキシ環を形成して、3,4−エポキシ酪
酸エステル(I)を得る工程である。
反応は、種々の溶媒、例えば、水、ヘキサン、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、
ブタノール、イソブタノール、sec−ブタノール、tert
−ブタノール、ヘキサノール、オクタノール、テトラヒ
ドロフラン、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭
素、酢酸エチル、アセトニトリル、ジオキサン、ジメチ
ルホルムアミドなどまたはこれらの2種以上の混合溶
媒、あるいは2相もしくは3相系で行なうことができ
る。
塩基としては、通常用いられる無機塩基(例えば、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムな
ど)または有機塩基(例えば、トリエチルアミン、トリ
メチルアミン、トリブチルアミン、ビリジン、ルチジ
ン、ピコリン、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエト
キシド、カリウムt−ブトキシドなど)を用いることが
できる。
この反応は、生成物である3,4−エポキシ酪酸エステ
ル(I)が塩基性で不安定な物質であることから、上記
の溶媒および塩基の組み合わせが反応収率に大きな影響
を与える。望ましくは、ヘキサン−水系に化合物(VI)
を加えて、3相系で反応を行ない、例えば炭素ナトリウ
ム−炭酸水素ナトリウムのような緩衝剤を用いて水相を
塩基性にすることにより、好収率で3,4−エポキシ酪酸
エステル(I)が得られる。
この方法では、副生成物及び化合物(VI)がヘキサン
相にあまり溶解しないということからヘキサン相を反応
後に分液すれば、生成物(I)が主に得られるという利
点も合わせ持つ。
反応温度としては、−30℃〜100℃、反応溶媒によっ
て、その凝固点から沸点までを採用できるが、望ましく
は、0℃〜80℃である。
反応時間は、10分〜24時間、望ましくは10分〜5時間
である。
塩基の使用量は、反応で生成するR2SO2−OHを捕捉す
るに足りる量以上であればよい。
反応の後処理は、必要に応じて水や分液に必要な溶媒
を加えて、水洗を行なう。この時、水層のpHは中性ない
し酸性側にあるのがよく、そのようなpH領域で3,4−エ
ポキシ酪酸エステル(I)の安定性が向上する。
水洗後、溶媒を減圧留去すれば、粗3,4−エポキシ酪
酸エステル(I)を得ることができる。必要に応じて、
粗生成物から、シリカゲルカラムクロマトグラフィーや
減圧蒸留によって純粋な3,4−エポキシ酪酸エステル
(I)を単離することができる。
工程(c)により、副反応の生成を抑制しながら、目
的の3,4−エポキシ−酪酸エステルを選択的に製造する
ことができる。
本発明によれば、(a)、(b)および(c)の3つ
の工程を順次行なうことにより、3,4−ジヒドロキシ−
ブチロニトリル(II)から、3,4−エポキシ酪酸エステ
ル(I)を効率的に製造することができる。
本発明の方法によれば、(R)−体,(S)−体のい
ずれの光学活性体も自由に製造することができる。
以下に、実施例をあげて、本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 (3S)−3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニル
オキシブチロニトリルの製造 (3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニトリル43.1g(42
6mmol)、ピリジン240mlおよび塩化トシル119.5gを0℃
で4時間痂拌した。混合物を1Nの氷冷塩酸に注ぎ、痂拌
した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナト
リウムで乾燥した後、溶媒をエバポレーターで留去し
た。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)によって精製し、(3
S)−3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニルオ
キシブチロニトリル87.0g(340mmol.80%収率)を得
た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm);7.82及び7.40(d,d,4H,J
=7Hz)、4.00〜4.40(m,3H)、3.13(s,1H)、2.59
(d,2H,J=5Hz)、2.48(s,3H) IR(cm-1):(neat);3500、2950、2280、1600、136
0、1195、1100 比旋光度:▲[α]25 D▼=−16.62°(c=1.72、エタ
ノール) 実施例2 (3S)−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニルオキ
シブチロニトリルの製造 (3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニトリル161.8g
(1.6mol)をピリジン260mlに溶解し、そこへ塩化トシ
ル396.6gの塩化メチレン1.6l溶液を0℃で加えた。0℃
で5時間痂拌した後、6N HClを加えpH2に調整し、塩化
メチレンで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去し、得られた残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル:2:1)によって精製
し、(3S)−3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホ
ニルオキシブチロニトリル285.9g(収率70%)を得た。
物性値は実施例1と同じであった。
実施例3 (3R)−3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニル
オキシブチロニトリルの製造 実施例1で、(3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルの代わりに(3R)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルを用いて同様の反応、精製を行なうことにより、
(3R)−3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニル
オキシブチロニトリルを製造した。収率85%。
1H−NMRおよびIRは実施例1と同じであった。
比旋光度:▲[α]25 D▼=+16.6°(c=1.72、エタ
ノール) 実施例4 (3RS)−3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニ
ルオキシブチロニトリルの製造 実施例1で、(3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルの代わりに(3RS)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルを用いて、同様の反応、精製を行ない、(3RS)−
3−ヒドロキシ−4−p−トルエンスルホニルブチロニ
トリルを製造した。収率78%。
1H−NMRおよびIRは実施例1と同じであった。
実施例5 (3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ
ブチロニトリルの製造 (3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニトリル8.0g(79.
1mmol)、ピリジン19.1mlおよび塩化メシル7.33mlを0
℃で6時間痂拌した。混合物を1Nの氷冷塩酸に注ぎ、痂
拌した後、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、溶媒をエバポレーターで留去し
た。得られた残査をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(アセトン:クロロホルム=5:95)によって精製し、
(3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ
ブチロニトリル8.1g(57%収率)を得た。1 H−NMR(CDCl3/アセトン−d6):δ(ppm);4.80(s,
1H)、4.35(m,3H)、3.18(s,3H)、2.78(d,2H,J=6H
z)。
IR(cm-1):(neat);3500、3050、2950、2270、142
0、1340、1170、1110、1000、970、820 比旋光度:▲[α]25 D▼=−6.67°(c=8.00、エタ
ノール) 実施例6 (3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルブチロ
ニトリルの製造 (3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニトリル16.2g(16
0mmol)をピリジン26.0mlに溶解し、そこへ塩化メシル1
4.8mlの塩化メチレン160ml溶液を0℃で加えた。0℃で
6時間痂拌した後、6N HClを加え、pH2に調整し、塩化
メチレンで抽出した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を留去し、得られた残査をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(アセトン:クロロホルム=5:95)によって
精製し、(3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニ
ルオキシブチロニトリル15.2g(53%収率)を得た。
物性値は、実施例5と同じであった。
実施例7 (3R)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ
ブチロニトリルの製造 実施例5で、(3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルの代わりに(3R)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルを用い、同様の反応、精製をして、(3R)−3−ヒ
ドロキシ−4−メタンスルホニルオキシブチロニトリル
を得た。収率62%。
1H−NMRおよびIRは実施例5に同じであった。
比旋光度:▲[α]25 D▼=+6.67°(c=8.00、エタ
ノール) 実施例8 (3RS)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキ
シブチロニトリルの製造 実施例5で、(3S)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルの代わりに(3RS)−3,4−ジヒドロキシブチロニト
リルを用い、同様の反応、精製を行ない、(3RS)−3
−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルブチロニトリルを
得た。収率65%。
1H−NMRおよびIRは実施例5に同じであった。
実施例9 (3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホニ
ルオキシ)酪酸イソブチルの製造 (3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホ
ニルオキシ)ブチロニトリル(5.0g、19.6mmole)にイ
ソブチルアルコール(25ml)を加え、塩化水素ガスを飽
和に達するまで吹き込み、室温で18時間痂拌した。高速
液体クロマトグラフィー(逆相カラム:ファインパク
(Finepak)SIL C18-5、溶出液:アセトニトリル/水=
1/1)により原料の消失を確認した後、水(25ml)を加
え、さらに40℃で1時間加熱した。反応後、2層に分か
れた水層を分液して除き、5N水酸化ナトリウムで中和し
た。有機層を水洗後、減圧濃縮し、粗生成物を得た。こ
れを高速液体クロマトグラフィー(逆相カラム:ファイ
ンパクSIL C18-5、溶出液:アセトニトリル/水=1/1)
で定量したところ、収率95%で(3S)−3−ヒドロキシ
−4−(p−トルエンスルホニルオキシ)酪酸イソブチ
ルが生成していることが分かった。さらに粗生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(ワコーゲルC200、
溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1)によって精製し
て、純粋な(3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエ
ンスルホニルオキシ)酪酸イソブチルを無色液体(6.15
g、18.6mmole) として得た。1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm); 7.3および7.80(4H,dd,J=8Hz)、3.94−4.38(3H,
m)、3.85(2H,d,J=7Hz)、2.96(1H,s)、2.51(2H,
d.J=6Hz)、2.42(3H,s)、1.69−2.15(1H,m)、0.90
(6H,d.J=6Hz) IR(cm-1)(CH2Cl2溶液);3600、2980、1730、1380、1
190 比旋光度:▲[α]25 D▼=−1.19°(c=2.00、メタ
ノール) 実施例10 (3S)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルの製造 (3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホ
ニルオキシ)酪酸イソブチル(1g、3.03mmole)に、1M
炭酸ナトリウム緩衝液(pH10.8、10ml)及びヘキサン
(20ml)を加え、50℃で4時間加熱した。反応後、ヘキ
サン層を分取し、ヘキサン層を0.1N塩酸で洗浄した。水
洗後、減圧濃縮し、粗生成物を得た。これをガスクロマ
トグラフィー(PEGカラム、3mm×2m、カラム温度:150
℃)で定量したところ、収率60%で(3S)−3,4−エポ
キシ酪酸イソブチルが生成していることが分かった。さ
らに粗生成物を真空蒸着(2mmHg、bp:40−42℃、バス温
度:70℃)することにより純粋な(3S)−3,4−エポキシ
酪酸イソブチルを無色液体として得た。
比旋光度:▲[α]20 D▼=−22.46°(c=2.00、メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)3.93(2H,d,J=6Hz)、3.
45−3.15(1H,m)、2.94−2.76(3H,m)、2.70−2.48
(3H,m)、2.22−1.71(1H,m)、0.96(6H,d,J=8Hz) IR(cm-1)(Neat):2950、1720 実施例11 (3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ
酪酸イソブチルの製造 (3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキ
シブチロニトリル(5.0g、27.9mmole)に、イソブチル
アルコール(25ml)を加え、塩化水素ガスを飽和に達す
るまで吹き込み、室温で18時間痂拌した。薄膜クロマト
グラフィー(シリカゲルGel 60 F−254、展開後:クロ
ロホルム/アセトン=1/1)により原料の消失を確認
し、水(25ml)を加え、さらに40℃で1時間加熱した。
反応後、酢酸エチルによって抽出し、有機層を5N水酸化
ナトリウムで中和した。水洗後、減圧濃縮し、粗生成物
を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(ワコーゲルC300、溶出液:クロロホルム)によって
精製することにより純粋な(3S)−3−ヒドロキシ−4
−メタンスルホニルオキシ酪酸イソブチル(5.68g、22.
3m mole)を得た。単離収率は80%であった。
比旋光度:▲[α]20 D▼=−4.01°(c=2.00、メタ
ノール)1 H−NMR(CDCl3):δ(ppm)4.15−4.42(3H,m)、3.9
2(2H,d,J=6Hz)、3.46(1H,s)、3.09(3H,s)、2.62
(2H,d,J=6Hz)、1.68−2.22(1H,m)、0.93(6H,d.J
=6Hz) IR(cm-1)(CCl4溶液):3540、2980、1740、1370、119
0 実施例12 (3S)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルの製造 (3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキ
シ酪酸イソブチル(1g、3.93mmole)に、1M炭酸ナトリ
ウム緩衝液(pH10.8、10ml)及びヘキサン(10ml)を加
え、50℃で1.5時間加熱した。反応後、ヘキサン層を分
液し、ヘキサン層を0.1N塩酸で洗浄し、水洗後、減圧濃
縮し、粗生成物を得た。これをガスクロマトグラフィー
(PEGカラム、3mm×2m、カラム温度:150℃)で定量した
ところ、収率33%で(3S)−3,4−エポキシ酪酸イソブ
チルが生成していることが分かった。さらに粗生成物を
真空蒸留(2mmHg、bp:40−42℃、バス温度70℃)するこ
とにより純粋な(3S)−3,4−エポキシ酪酸イソブチル
無色液体として得た。
比旋光度、1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実
施例10と同じであった。
実施例13 (3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホニ
ルオキシ)酪酸イソブチルの製造 実施例9で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−ト
ルエンスルホニルオキシ)ブチロニトリルの代わりに
(3R)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホニ
ルオキシ)ブチロニトリルを用いて同様の反応、精製を
行うことにより(3R)−3−ヒドロキシ−4−(p−ト
ルエンスルホニルオキシ)酪酸イソブチルを製造した。
収率は92%であった。
比旋光度:▲[α]20 D▼=+1.19°(c=2.00、メタ
ノール) 1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実施例9と同
じであった。
実施例14 (3R)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルの製造 実施例10で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−ト
ルエンスルホニルオキシ)酪酸イソブチルの代わりに
(3R)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホニ
ルオキシ)酪酸イソブチルを用いて、同様の反応、精製
を行うことにより(3R)−3,4−エポキシ酪酸イソブチ
ルを製造した。収率は 55%であった。
光旋光度:▲[α]20 D▼=+22.46°(c=2.00、メタ
ノール) 1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実施例10と同
じであった。
実施例15 (3R)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ
酪酸イソブチルの製造 実施例11で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンス
ルホニルオキシブチロニトリルの代わりに(3R)−3−
ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシブチロニトリ
ルを用いて、同様の反応、精製を行うことにより(3R)
−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ酪酸イ
ソブチルを製造し た。収率は75%であった。
光旋光度:▲[α]20 D▼=+4.01°(c=2.00、メタ
ノール) 1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実施例11と同
じであった。
実施例16 (3R)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルの製造 実施例12で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンス
ルホニルオキシ酪酸イソブチルの代わりに(3R)−3−
ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ酪酸イソブチ
ルを用いて、同様の反応、精製を行うことにより(3R)
−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを製造した。収率は30
%であった。
比旋光度、1H−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実
施例14と同じであった。
実施例17 (3RS)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホ
ニルオキシ)酪酸イソブチルの製造 実施例9で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−ト
ルエンスルホニルオキシ)ブチロニトリルの代わりに
(3RS)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホ
ニルオキシ)ブチロニトリルを用いて、同様の反応、精
製を行うことにより(3RS)−3−ヒドロキシ−4−
(p−トルエンスルホニルオキシ)酪酸イソブチルを製
造した。収率は94%であった。
1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実施例9と同
じであった。
実施例18 (3RS)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルの製造 実施例10で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−(p−ト
ルエンスルホニルオキシ)酪酸イソブチルの代わりに
(3RS)−3−ヒドロキシ−4−(p−トルエンスルホ
ニルオキシ)酪酸イソブチルを用いて、同様の反応、精
製を行うことにより(3RS)−3,4−エポキシ酪酸イソブ
チルを製造した。収率は55%であった。
1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実施例10と同
じであった。
実施例19 (3RS)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキ
シ酪酸イソブチルの製造 実施例11で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンス
ルホニルオキシブチロニトリルの代わりに(3RS)−3
−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシブチロニト
リルを用いて、同様の反応、精製を行うことにより(3R
S)−3−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ酪
酸イソブチルを製造した。収率は78%であった。
1N−NMRスペクトル及びIRスペクトルは実施例11と同
じであった。
実施例20 (3RS)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルの製造 実施例12で、(3S)−3−ヒドロキシ−4−メタンス
ルホニルオキシ酪酸イソブチルの代わりに(3RS)−3
−ヒドロキシ−4−メタンスルホニルオキシ酪酸イソブ
チルを用いて、同様の反応、精製を行うことにより(3R
S)−3,4−エポキシ酪酸イソブチルを製造した、収率は
35%であった。
1N−NMR−スペクトル及びIRスペクトルは実施例10と
同じであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−229155(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)式: で示される3,4−ジヒドロキシブチロニトリルに、式: R2−SO2−Cl (III) 〔式中、R2はアルキル基又は置換されていてもよいフェ
    ニル基を表す。〕 で示されるスルホン酸クロリドを、塩基の存在下に反応
    させて、式: 〔式中、R2は前記と同意義。〕 で示される化合物を得、 (b)化合物(IV)に、式: R1−OH (V) 〔式中、R1はアルキル基またはアラルキル基を表わ
    す。〕 で示されるアルコールを、酸の存在下に反応させて、
    式: 〔式中、R1およびR2は前記と同意義。〕 で示される化合物を得、次いで (c)化合物(VI)と塩基とを反応させることにより、
    環化反応を行ない、式: 〔式中、R1は前記と同意義。〕 で示される化合物を得ることを特徴とする3,4−エポキ
    シ酪酸エステルの製法。
  2. 【請求項2】化合物(II)として、光学活性な(3S)−
    3,4−ジヒドロキシブチロニトリルを用いて、(3S)−
    3,4−エポキシ酪酸エステルを得る請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】化合物(II)として、光学活性な(3R)−
    3,4−ジヒドロキシブチロニトリルを用いて、(3R)−
    3,4−エポキシ酪酸エステルを得る請求項1記載の製
    法。
  4. 【請求項4】式: 〔式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基またはベンジル
    基、R2は炭素数1〜10のアルキル基、フェニル基、又は
    1〜3個のメチル基により置換されているフェニル基を
    表わす。〕 で示される3,4−ジヒドロキシ酪酸誘導体。
  5. 【請求項5】化合物(VI)が、(3S)−配置をもった
    式: 〔式中、R1およびR2は前記と同意義。〕 で示される化合物である請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】化合物(VI)が、(3R)−配置をもった
    式: 〔式中、R1およびR2は前記と同意義。〕 で示される化合物である請求項4記載の化合物。
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