JP2824867B2 - 折曲げ機の突当て装置 - Google Patents
折曲げ機の突当て装置Info
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- JP2824867B2 JP2824867B2 JP31795590A JP31795590A JP2824867B2 JP 2824867 B2 JP2824867 B2 JP 2824867B2 JP 31795590 A JP31795590 A JP 31795590A JP 31795590 A JP31795590 A JP 31795590A JP 2824867 B2 JP2824867 B2 JP 2824867B2
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- Japan
- Prior art keywords
- abutment
- frame
- bending
- bed
- abutting
- Prior art date
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は折曲げ機によるワークの折曲げ長さを決定す
る突当て装置に関するもので、折曲げ機の機幅より長尺
のワークを折曲げる細に、機械本体の両側に立設したフ
レームの内側におけるワーク板材に当接して折曲げ長さ
を位置決めすると共に、フレーム外側に延びるワーク板
材に対しても位置決めすることのできる突当て装置に関
する。
る突当て装置に関するもので、折曲げ機の機幅より長尺
のワークを折曲げる細に、機械本体の両側に立設したフ
レームの内側におけるワーク板材に当接して折曲げ長さ
を位置決めすると共に、フレーム外側に延びるワーク板
材に対しても位置決めすることのできる突当て装置に関
する。
[従来の技術] 通常のプレスブレーキは、左右に一対のサイドフレー
ム(以下単にフレームという)を立設し、フレームの前
にエプロンを設けるとともに、エプロンの上部にベッド
を固着し、フレームに設けた主シリンダを駆動してラム
を昇降させる。ラム下端に上型を、ベッド上に下型をそ
れぞれ取付け、ラムの下降加圧により上型と下型との間
でワーク板材の折曲げを行う。
ム(以下単にフレームという)を立設し、フレームの前
にエプロンを設けるとともに、エプロンの上部にベッド
を固着し、フレームに設けた主シリンダを駆動してラム
を昇降させる。ラム下端に上型を、ベッド上に下型をそ
れぞれ取付け、ラムの下降加圧により上型と下型との間
でワーク板材の折曲げを行う。
そしてワークの折曲げ幅を一定に保つために、ベッド
後側に、ワーク板材の折曲げ長さを突き当てて位置決め
する突当て機構が設けられている。この突当て機構は、
フレーム内側に間隔をおいて複数個並置され、シリンダ
またはスクリュー等の駆動機構により折曲げ加工線に向
かって進退するようになっている。
後側に、ワーク板材の折曲げ長さを突き当てて位置決め
する突当て機構が設けられている。この突当て機構は、
フレーム内側に間隔をおいて複数個並置され、シリンダ
またはスクリュー等の駆動機構により折曲げ加工線に向
かって進退するようになっている。
[発明が解決しようとする課題] プレスブレーキは、上下金型の両端部分を、フレーム
の外側にそれぞれ突出させることにより最大曲げ長さを
大きくとるようにしている。しかし、突当て機構がフレ
ーム間の内側に配置されているため、フレーム間距離よ
り短いワークに対しては正確に、突き当てて位置決めす
ることができるが、折曲げ機の機幅より長尺で、ワーク
端部がフレームの外側に飛び出すようなワーク板材を位
置決めすることができない。外側に飛び出す部分を正確
に位置決めせずに折曲げ加工すると、この部分がズレて
折曲げ精度が低下することがある。
の外側にそれぞれ突出させることにより最大曲げ長さを
大きくとるようにしている。しかし、突当て機構がフレ
ーム間の内側に配置されているため、フレーム間距離よ
り短いワークに対しては正確に、突き当てて位置決めす
ることができるが、折曲げ機の機幅より長尺で、ワーク
端部がフレームの外側に飛び出すようなワーク板材を位
置決めすることができない。外側に飛び出す部分を正確
に位置決めせずに折曲げ加工すると、この部分がズレて
折曲げ精度が低下することがある。
本発明は、折曲げ機の機幅より長尺なワークを折曲げ
る際に、機械本体の両側に立設したフレームの内側にお
けるワーク板材の端に当接して折曲げ長さを位置決めす
ると共に、フレーム外側に延びるワーク板材に対しても
位置決めすることのできる突当て装置を提供することを
目的とする。
る際に、機械本体の両側に立設したフレームの内側にお
けるワーク板材の端に当接して折曲げ長さを位置決めす
ると共に、フレーム外側に延びるワーク板材に対しても
位置決めすることのできる突当て装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、左右一対のフレ
ームの内側で、かつベッド後方のベッドと直交する水平
方向に移動可能にブラケットを設け、該ブラケットに複
数個の突当て機構を設けて、フレームの内側におけるワ
ーク板材の折曲げ長さを突当て位置決めする折曲げ機に
おいて;フレームの両外側にあたるベッド後方のベッド
と直交する方向に水平に左右一対の取付材を固着し、該
取付材に折曲げ加工位置に向け移動可能で、かつフレー
ムの外側におけるワーク板材の折曲げ長さを突当て位置
決めする突当て部材を配設し、さらに前記ブラケットの
両端に突当て部材を突当て機構の移動に追従させる追従
手段を備えてなり;前記突当て部材は、取付材の上面に
おいて折曲げ加工位置に向け進退自在に載置され、かつ
常時後退傾向を付与されたスライド部材と、前記スライ
ド部材の上部に設けられ、フレーム外側に延びるワーク
板材に当接しうる左右一対の突当て片とからなることを
特徴とする。
ームの内側で、かつベッド後方のベッドと直交する水平
方向に移動可能にブラケットを設け、該ブラケットに複
数個の突当て機構を設けて、フレームの内側におけるワ
ーク板材の折曲げ長さを突当て位置決めする折曲げ機に
おいて;フレームの両外側にあたるベッド後方のベッド
と直交する方向に水平に左右一対の取付材を固着し、該
取付材に折曲げ加工位置に向け移動可能で、かつフレー
ムの外側におけるワーク板材の折曲げ長さを突当て位置
決めする突当て部材を配設し、さらに前記ブラケットの
両端に突当て部材を突当て機構の移動に追従させる追従
手段を備えてなり;前記突当て部材は、取付材の上面に
おいて折曲げ加工位置に向け進退自在に載置され、かつ
常時後退傾向を付与されたスライド部材と、前記スライ
ド部材の上部に設けられ、フレーム外側に延びるワーク
板材に当接しうる左右一対の突当て片とからなることを
特徴とする。
追従手段は、ブラケットの両端に設けた駆動アーム
と、スライド部材の前端に設けられて駆動アームの先端
と当接する作動板とから構成されている。
と、スライド部材の前端に設けられて駆動アームの先端
と当接する作動板とから構成されている。
また、各スライド部材は、取付材の上面に設けたガイ
ドレールに係合する基体部と、基体部の上部に固着され
たプレート部と、基体部の下部先端に固着された作動板
と、スライド部材を常時、待機位置に後退させておくた
め取付材と基体部との間に張設したスプリングとから形
成されている。前記プレート部には突当て片を昇降自在
に支持する昇降機構を有している。
ドレールに係合する基体部と、基体部の上部に固着され
たプレート部と、基体部の下部先端に固着された作動板
と、スライド部材を常時、待機位置に後退させておくた
め取付材と基体部との間に張設したスプリングとから形
成されている。前記プレート部には突当て片を昇降自在
に支持する昇降機構を有している。
[作 用] フレーム間距離より短いワーク板材は、通常ベッドの
中央又は両フレームの内側に載せ、突当て機構を折曲げ
加工位置に向け前進させてワーク板材の折曲げ長さを突
当て位置決めしたのち、ラムを駆動し上下の型によって
所定角度の折曲げ加工を行う。この際には、突当て機構
の長さを、突当て部材より大きくしておき、突当て機構
を支持するブラケットが前進しても駆動アームがスライ
ド部材側の作動板に当接せず、したがって突当て部材は
スプリングの弾力によって待機位置に後退している。
中央又は両フレームの内側に載せ、突当て機構を折曲げ
加工位置に向け前進させてワーク板材の折曲げ長さを突
当て位置決めしたのち、ラムを駆動し上下の型によって
所定角度の折曲げ加工を行う。この際には、突当て機構
の長さを、突当て部材より大きくしておき、突当て機構
を支持するブラケットが前進しても駆動アームがスライ
ド部材側の作動板に当接せず、したがって突当て部材は
スプリングの弾力によって待機位置に後退している。
また、折曲げ機の機幅より長尺で、ワーク端部がフレ
ームの外側に突出する場合には、突当て機構の長さを突
当て部材の長さと同じに調整しておき、前同様突当て機
構を折曲げ加工位置に向け前進させる。突当て機構を支
持するブラケットの前進に伴い、駆動アームがスライド
部材側の作動板に当接し、さらに移動すると、スライド
部材は突当て機構と同期して折曲げ加工位置に向け前進
する。
ームの外側に突出する場合には、突当て機構の長さを突
当て部材の長さと同じに調整しておき、前同様突当て機
構を折曲げ加工位置に向け前進させる。突当て機構を支
持するブラケットの前進に伴い、駆動アームがスライド
部材側の作動板に当接し、さらに移動すると、スライド
部材は突当て機構と同期して折曲げ加工位置に向け前進
する。
引き続き前進させることにより、フレーム間内のワー
ク板材部分は突当て機構によって位置決めされ、フレー
ム外側に突出するワーク板材部分は突当て部材の突当て
によって位置決めされる。このようにワーク板材の折曲
げ長さを突当て位置決めし、ラムを駆動し上下の型によ
って所定角度の曲げ加工を用い型開きと同時またはその
後に突当て機構を支持するブラケットを後退されると、
突当て部材はスプリングの弾力によって待機位置に後退
する。
ク板材部分は突当て機構によって位置決めされ、フレー
ム外側に突出するワーク板材部分は突当て部材の突当て
によって位置決めされる。このようにワーク板材の折曲
げ長さを突当て位置決めし、ラムを駆動し上下の型によ
って所定角度の曲げ加工を用い型開きと同時またはその
後に突当て機構を支持するブラケットを後退されると、
突当て部材はスプリングの弾力によって待機位置に後退
する。
[実施例] 次に図面に基づいて本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明突当て装置を備えた折曲げ機の正面
図、第2図は突当て機構及び突当て部材の拡大平面図、
第3図は第2図の側面図、第4図は同じく背面図であ
る。図中、符号1は折曲げ機本体の両側に立設した左右
一対のフレーム、1aはフレーム1,1をつなぐエプロン、
2はエプロン1aの上部に設けたベッド、3はベッド上面
に配置した下型、4は主シリンダ5によって昇降するラ
ム、6はラム4の下端に取付けた上型、7はフレーム
1、1の内側に配置された複数個の突当て機構、8はフ
レームの外側に配置された突当て部材である。
図、第2図は突当て機構及び突当て部材の拡大平面図、
第3図は第2図の側面図、第4図は同じく背面図であ
る。図中、符号1は折曲げ機本体の両側に立設した左右
一対のフレーム、1aはフレーム1,1をつなぐエプロン、
2はエプロン1aの上部に設けたベッド、3はベッド上面
に配置した下型、4は主シリンダ5によって昇降するラ
ム、6はラム4の下端に取付けた上型、7はフレーム
1、1の内側に配置された複数個の突当て機構、8はフ
レームの外側に配置された突当て部材である。
第2図に示すように、フレーム1,1の内側にベッドと
平行するブラケット26を設け、該ブラケット26上に間隔
を開けて、フレーム内側にあるワーク板材部分の折曲げ
長さを突当て位置決めするための突当て機構8、8が配
置されている。
平行するブラケット26を設け、該ブラケット26上に間隔
を開けて、フレーム内側にあるワーク板材部分の折曲げ
長さを突当て位置決めするための突当て機構8、8が配
置されている。
ブラケット26は、フレーム1内に設けたシリンダ、ス
クリュー等の駆動機構(図示省略)に連結され、該駆動
機構によって折曲げ機の加工位置(折曲げ線)に向け、
すなわちベッド後方のベッド2と直交する水平方向に進
退自在となっている。また、フレーム1,1の両外側にあ
たるベッド後方には、フレーム外側に延びるワーク板材
部分に当接しうる突当て部材8を取り付け、さらに、ブ
ラケット26の両端には突当て部材8を突当て機構7の移
動に追従させる追従手段19を取付けている。
クリュー等の駆動機構(図示省略)に連結され、該駆動
機構によって折曲げ機の加工位置(折曲げ線)に向け、
すなわちベッド後方のベッド2と直交する水平方向に進
退自在となっている。また、フレーム1,1の両外側にあ
たるベッド後方には、フレーム外側に延びるワーク板材
部分に当接しうる突当て部材8を取り付け、さらに、ブ
ラケット26の両端には突当て部材8を突当て機構7の移
動に追従させる追従手段19を取付けている。
突当て部材8は、第1図に示すように、折曲げ機のフ
レーム1の外側に左右一対取付けられているが、左右と
もその構造並びに作用は同一であるから、折曲げ機の正
面から見て右側のものについて説明する。
レーム1の外側に左右一対取付けられているが、左右と
もその構造並びに作用は同一であるから、折曲げ機の正
面から見て右側のものについて説明する。
すなわち、第2図ないし第4図に示すように、ベッド
の後側面の長手方向に形成した溝9に取付ブラケット10
を挿合してベッド2と直交するように取付材11を固定す
る。取付材11の上面には長手方向にガイドレール12を敷
設すると共に、ガイドレール12にはスライド部材13を配
置する。
の後側面の長手方向に形成した溝9に取付ブラケット10
を挿合してベッド2と直交するように取付材11を固定す
る。取付材11の上面には長手方向にガイドレール12を敷
設すると共に、ガイドレール12にはスライド部材13を配
置する。
また、各スライド部材13は、LMガイド14を介して取付
材11上面のガイドレール12に係合する基体部13aと、基
体部13aの上部に固着されたプレート部13bと、基体部13
aの下部先端にボルト21で固着されたL字形の作動板20
と、スライド部材13を常時、待機位置に後退させておく
ため取付材11側のピン23と基体部13a側のピン22との間
に張設したスプリング24とから形成されている。前記プ
レート部13bには、後述するように、突当て片15を昇降
自在に支持するための昇降機構を有している。
材11上面のガイドレール12に係合する基体部13aと、基
体部13aの上部に固着されたプレート部13bと、基体部13
aの下部先端にボルト21で固着されたL字形の作動板20
と、スライド部材13を常時、待機位置に後退させておく
ため取付材11側のピン23と基体部13a側のピン22との間
に張設したスプリング24とから形成されている。前記プ
レート部13bには、後述するように、突当て片15を昇降
自在に支持するための昇降機構を有している。
さらに、前記追従手段19,19は、ワーク板材がフレー
ム間距離より大きく端部がフレーム1の外側に突出する
場合に、突当て片15,15を突当て機構7,7の移動に追従さ
せるためのもので、ブラケット26の両端に設けた駆動ア
ーム25、25と、前記スライド部材13,13の前端に設けら
れて駆動アーム25,25の先端と当接するL字形の作動板2
0,20とからなっている。
ム間距離より大きく端部がフレーム1の外側に突出する
場合に、突当て片15,15を突当て機構7,7の移動に追従さ
せるためのもので、ブラケット26の両端に設けた駆動ア
ーム25、25と、前記スライド部材13,13の前端に設けら
れて駆動アーム25,25の先端と当接するL字形の作動板2
0,20とからなっている。
突当て部材15を昇降させる昇降機構は、第2図及び第
3図に示すように、突当て部材15を支持するためプレー
ト部13bに設けた支持部材18と、プレート部13bの上面に
配置したリフト切替え用シリンダ31と、ストッパ30と、
昇降用シリンダ16とにより構成されている。なお、符号
28はスライド部材13の前端上部ボルト29をもって固定さ
れた保護カバーである。ストッパ30は、突当て片15を上
昇させたとき突当て片15の下面に入り込んでその落下を
防止するためのもので、リフト切替え用シリンダ31のピ
ストンロッド32に連結されている。
3図に示すように、突当て部材15を支持するためプレー
ト部13bに設けた支持部材18と、プレート部13bの上面に
配置したリフト切替え用シリンダ31と、ストッパ30と、
昇降用シリンダ16とにより構成されている。なお、符号
28はスライド部材13の前端上部ボルト29をもって固定さ
れた保護カバーである。ストッパ30は、突当て片15を上
昇させたとき突当て片15の下面に入り込んでその落下を
防止するためのもので、リフト切替え用シリンダ31のピ
ストンロッド32に連結されている。
次に上記装置の作用について説明する。
この突き当て装置は、折曲げ機の加工位置(折曲げ
線)に挿入されるワークがフレーム内側に収まる場合は
突当て機構7にのみ当接させる。フレーム間距離より長
いワークの場合には、ワークのフレーム内側に収まる部
分を突当て機構7に当接させるとともに、フレーム外側
に突出する部分を突当て機構7の動きに追従させた突当
て部材8に当接させる。
線)に挿入されるワークがフレーム内側に収まる場合は
突当て機構7にのみ当接させる。フレーム間距離より長
いワークの場合には、ワークのフレーム内側に収まる部
分を突当て機構7に当接させるとともに、フレーム外側
に突出する部分を突当て機構7の動きに追従させた突当
て部材8に当接させる。
さらに、詳しく述べると、フレーム間距離より短いワ
ーク板材は、通常ベッド2の中央又は両フレーム1の内
側に載せ、突当て機構7を折曲げ加工位置に向け前進さ
せてワーク板材の折曲げ長さを突当て位置決めしたの
ち、ラム4を駆動し上下の型6,3によって所定角度の折
曲げ加工を行う。
ーク板材は、通常ベッド2の中央又は両フレーム1の内
側に載せ、突当て機構7を折曲げ加工位置に向け前進さ
せてワーク板材の折曲げ長さを突当て位置決めしたの
ち、ラム4を駆動し上下の型6,3によって所定角度の折
曲げ加工を行う。
この際、突当て機構7の突き当て面7aまでの長さを、
突当て片15の長さより大きくしておき、突当て機構7の
突き当て面15aがワーク端に突き当たるまでブラケット2
6が前進しても、駆動アーム25がスライド部材26側の作
動板20に当接せず、したがって突当て片15はスプリング
24の弾力によって待機位置に後退したままとなる。
突当て片15の長さより大きくしておき、突当て機構7の
突き当て面15aがワーク端に突き当たるまでブラケット2
6が前進しても、駆動アーム25がスライド部材26側の作
動板20に当接せず、したがって突当て片15はスプリング
24の弾力によって待機位置に後退したままとなる。
また、折曲げ機の機幅より長尺で、ワーク端部がフレ
ーム1の外側に突出する場合には、第2図に示すように
突当て機構7の突き当て面7aまでの長さを突当て片15の
長さと同じに調整しておき、前同様突当て機構7を折曲
げ加工位置に向け前進させる。突当て機構7を支持する
ブラケット26の前進に伴い、駆動アーム25がスライド部
材側の作動板20に当接し、さらに移動すると、スライド
部材13はスプリング24の張力に抗しながら、突当て機構
7と同期して折曲げ加工位置に向け前進する。
ーム1の外側に突出する場合には、第2図に示すように
突当て機構7の突き当て面7aまでの長さを突当て片15の
長さと同じに調整しておき、前同様突当て機構7を折曲
げ加工位置に向け前進させる。突当て機構7を支持する
ブラケット26の前進に伴い、駆動アーム25がスライド部
材側の作動板20に当接し、さらに移動すると、スライド
部材13はスプリング24の張力に抗しながら、突当て機構
7と同期して折曲げ加工位置に向け前進する。
引き続きブラケット26を前進させることにより、フレ
ーム間内のワーク板材部分は突当て機構7によって位置
決めされ、フレーム外側に突出するワーク板材部分は突
当て部材の突当て片15によって位置決めされる。すなわ
ち、突当て面15aとサイドフレーム内部の突当て機構7
の突当て面7aとを同一ライン上に揃えて停止する(第2
図)。このようにワーク板材の折曲げ長さを突当て位置
決めし、ラム4を駆動し上下の型によって所定角度の曲
げ加工を行い、型開きと同時またはその後に突当て機構
を支持するブラケット26を後退させると、突当て部材8
はスプリング24の弾力によって待機位置に後退する。
ーム間内のワーク板材部分は突当て機構7によって位置
決めされ、フレーム外側に突出するワーク板材部分は突
当て部材の突当て片15によって位置決めされる。すなわ
ち、突当て面15aとサイドフレーム内部の突当て機構7
の突当て面7aとを同一ライン上に揃えて停止する(第2
図)。このようにワーク板材の折曲げ長さを突当て位置
決めし、ラム4を駆動し上下の型によって所定角度の曲
げ加工を行い、型開きと同時またはその後に突当て機構
を支持するブラケット26を後退させると、突当て部材8
はスプリング24の弾力によって待機位置に後退する。
[発明の効果] 上述のように、本発明によれば、フレーム間距離より
短いワーク板材の場合は、フレーム内側の突当て機構に
より折曲げ長さを突当て位置決めして所定角度の折曲げ
加工を行うことができる。また、折曲げ機の機幅より長
尺で、ワーク端部がフレームの外側に突出する場合に
は、フレーム内側に配置した突当て機構の動きに連動し
てフレーム外側における突当て部材を移動させることに
より、長尺なワーク板材のズレを防止して精度の高い折
曲げ加工を行うことができる。
短いワーク板材の場合は、フレーム内側の突当て機構に
より折曲げ長さを突当て位置決めして所定角度の折曲げ
加工を行うことができる。また、折曲げ機の機幅より長
尺で、ワーク端部がフレームの外側に突出する場合に
は、フレーム内側に配置した突当て機構の動きに連動し
てフレーム外側における突当て部材を移動させることに
より、長尺なワーク板材のズレを防止して精度の高い折
曲げ加工を行うことができる。
しかも、本発明の装置を用いれば折曲げ機の加工位置
全体を活用でき、例えば加工位置を複数のゾーンに分け
た各ゾーン毎に異なる上型、下型を取付ておけば、一台
の折曲げ機で曲げ角度の異なる複数の折曲げ加工を行う
ことができ、フレーム外側の機械端で短尺材の加工を行
うことも可能である。
全体を活用でき、例えば加工位置を複数のゾーンに分け
た各ゾーン毎に異なる上型、下型を取付ておけば、一台
の折曲げ機で曲げ角度の異なる複数の折曲げ加工を行う
ことができ、フレーム外側の機械端で短尺材の加工を行
うことも可能である。
第1図は本発明突当て装置を備えた折曲げ機の正面図、
第2図は突当て機構及び突当て部材の拡大平面図、第3
図は第2図の側面図、第4図は同じく背面図である。 1……サイドフレーム、1a……エプロン、2……ベッ
ド、3……下型、 4……ラム、5……主シリンダ、6……上型、7……突
当て機構、 7a……突当て面、8……突当て部材、9……溝、10……
取付ブラケット、 11……取付材、12……ガイドレール、13……スライド部
材、 13a……基体部、13b……プレート部、14……LMガイド、
15……突当て片、15a……突当て面、16……昇降用シリ
ンダ、17……ピストンロッド、 18……支持部材、19……追従手段、20……作動板、21…
…ボルト、 22,23……ピン、24……スプリング、25……駆動アー
ム、26……ブラケット、 27……ジョイントプレート、28……保護カバー、29……
ボルト、30……ストッパ、 31……リフト切替え用シリンダ、32……ピストンロッ
ド。
第2図は突当て機構及び突当て部材の拡大平面図、第3
図は第2図の側面図、第4図は同じく背面図である。 1……サイドフレーム、1a……エプロン、2……ベッ
ド、3……下型、 4……ラム、5……主シリンダ、6……上型、7……突
当て機構、 7a……突当て面、8……突当て部材、9……溝、10……
取付ブラケット、 11……取付材、12……ガイドレール、13……スライド部
材、 13a……基体部、13b……プレート部、14……LMガイド、
15……突当て片、15a……突当て面、16……昇降用シリ
ンダ、17……ピストンロッド、 18……支持部材、19……追従手段、20……作動板、21…
…ボルト、 22,23……ピン、24……スプリング、25……駆動アー
ム、26……ブラケット、 27……ジョイントプレート、28……保護カバー、29……
ボルト、30……ストッパ、 31……リフト切替え用シリンダ、32……ピストンロッ
ド。
Claims (2)
- 【請求項1】左右一対のフレーム(1,1)の内側で、か
つベッド後方のベッド(2)と直交する水平方向に移動
可能にブラケット(26)を設け、該ブラケット(26)に
複数個の突当て機構(7、7)を設けて、フレーム(1,
1)の内側におけるワーク板材の折曲げ長さを突当て位
置決めする折曲げ機において; フレーム(1,1)の両外側にあたるベッド後方のベッド
(2)と直交する方向に水平に左右一対の取付材(11、
11)を固着し、該取付材(11、11)に折り曲げ加工位置
に向け移動可能で、かつフレーム(1,1)の外側におけ
るワーク板材の折曲げ長さを突当て位置決めする突当て
部材(8、8)を配設し、さらに前記ブラケット(26)
の両端に突当て部材(8、8)を突当て機構(7、7)
の移動に追従させる追従手段(19,19)を備えてなり; 前記突当て部材(8、8)は、取付材(11、11)の上面
において折曲げ加工位置に向け進退自在に載置され、か
つ常時後退傾向を付与されたスライド部材(13、13)
と、前記スライド部材(13、13)の上部に設けられ、フ
レーム外側に延びるワーク板材に当接しうる左右一対の
突当て片(15、15)とからなる、 ことを特徴とする折曲げ機の突当て装置。 - 【請求項2】前記追従手段(19、19)は、ブラケット
(26)の両端に設けた駆動アーム(25、25)と、スライ
ド部材(13、13)の前端に設けられて駆動アーム(25、
25)の先端と当接する作動板(20、20)とから構成さ
れ; 各スライド部材(13)は、取付材(11)の上面に設けた
ガイドレール(12)に係合する基体部(13a)と、基体
部(13a)の上部に固着されたプレート部(13b)と、基
体部(13a)の下部先端に固着された作動板(20)と、
スライド部材を常時、待機位置に後退させておくため取
付材(11)と基体部(13a)との間に張設したスプリン
グ(24)とから形成され、かつ前記プレート部(13b)
には突当て片(15)を昇降自在に支持する昇降機構を有
している、ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の折曲げ機の突当て装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31795590A JP2824867B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 折曲げ機の突当て装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31795590A JP2824867B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 折曲げ機の突当て装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04190923A JPH04190923A (ja) | 1992-07-09 |
JP2824867B2 true JP2824867B2 (ja) | 1998-11-18 |
Family
ID=18093870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31795590A Expired - Lifetime JP2824867B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 折曲げ機の突当て装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2824867B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4824977B2 (ja) * | 2005-09-07 | 2011-11-30 | 株式会社アマダ | プレスブレーキ |
CN119158945B (zh) * | 2024-11-06 | 2025-02-18 | 佛山市凯铝金属有限公司 | 铝单板折弯设备 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP31795590A patent/JP2824867B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04190923A (ja) | 1992-07-09 |
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