[go: up one dir, main page]

JP2823397B2 - 位相ロックループ - Google Patents

位相ロックループ

Info

Publication number
JP2823397B2
JP2823397B2 JP3271083A JP27108391A JP2823397B2 JP 2823397 B2 JP2823397 B2 JP 2823397B2 JP 3271083 A JP3271083 A JP 3271083A JP 27108391 A JP27108391 A JP 27108391A JP 2823397 B2 JP2823397 B2 JP 2823397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
phase
potential
voltage
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3271083A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05110424A (ja
Inventor
雅司 清瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP3271083A priority Critical patent/JP2823397B2/ja
Publication of JPH05110424A publication Critical patent/JPH05110424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2823397B2 publication Critical patent/JP2823397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基準クロックに対して
発振クロックを同期させる位相ロックループに関するも
ので、特に、発振周波数の安定化に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクプレーヤやデジタル
オーディオテープレコーダ等のデジタルオーディオ機器
間において、所定のフォーマットに従うデータ伝送を行
う場合、伝送信号の受信側では、各機器を伝送信号に同
期させると共に、受信した伝送信号を各機器に対応する
フォーマットに復調するように構成される。この構成に
より、それぞれの機器内で用いられる信号のフォーマッ
トが異なる場合でも、互いにデータの受け渡しが可能と
なる。
【0003】図4は、受信側の機器で伝送信号を受ける
インターフェイス回路の構成を示すブロック図である。
送信側の機器から伝送されてくる伝送信号DINは、受信
回路1に取り込まれ、この受信回路1から復調回路2に
入力される。伝送信号DINは、例えばEIAJ(日本電
子機械工業会)のフォーマットに従い、4ビットの固定
信号部分及び28ビットのデータ部分で構成され、これ
らの32ビットの信号が連続している。受信回路1で
は、バイフェーズ符号に変調された伝送信号DINのデー
タ部分のビットの切り換わりが検波され、その切り換わ
りのタイミングに一致したクロックDCKが取り出され
る。このクロックDCKは、位相ロックループ3に入力
されてクロックDCKに同期したクロックBCKを発生
するように構成される。復調回路2は、伝送信号DIN
同期したクロックBCKに基づき、伝送信号DINに対し
て各ビットのパリティチェックやオーディオ機器に対応
するフォーマットへの復調等の処理を施し、伝送信号D
INに同期した所望のフォーマットのオーディオ信号D
OUTを次段の回路に出力する。
【0004】逆に、送信側の機器では、そのオーディオ
機器に対応するフォーマットから各オーディオ機器に共
通の所定のフォーマットに変調した後に伝送ラインに送
出するように構成される。従って、このようなインター
フェイス回路によれば、受信側機器において、伝送信号
INに同期し、且つ各オーディオ機器に対応するフォー
マットのオーディオ信号DOUTを得られることになるた
め、オーディオ機器間で信号のフォーマットが異なって
いる場合でも、信号の伝送が可能になる。
【0005】図5は、インターフェイス回路に採用され
る位相ロックループ3の構成を示すブロック図である。
クロックDCKとクロックBCKとの位相を比較する位
相比較器10は、位相検波部11及びチャージポンプ1
2からなり、基準となるクロックDCKに対してクロッ
クBCKが進んでいる場合に、接地側のMOSトランジ
スタをオンさせて接地電位を発生し、逆に遅れている場
合には、電源側のMOSトランジスタをオンさせて電源
電位を発生するように構成される。この位相比較器10
の出力PDは、ローパスフィルタ(LPF)13を通
し、制御電圧VCとして電圧制御発振器(VCO)14
に供給される。従って、クロックBCKがクロックDC
Kに対して進んだり遅れたりすると、それを打ち消すよ
うにVCO14の発振が制御され、VCO14の発振、
即ちクロックBCKがクロックDCKに同期することに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような位相ロックループ3においては、位相比較器10
の出力PDをVCO14に帰還する帰還路の時定数、即
ち、位相比較器10の出力PDを受けてVCO14に与
えるLPF13の時定数が比較的小さく設定される。こ
れは、位相ロックループ3の立ち上がりを速くしてイン
ターフェイス回路が伝送信号DINの周波数の変動に追従
しやすくするためであり、これにより伝送信号DINの周
波数の切り換わりに対応できるようになっている。
【0007】しかしながら、帰還路の時定数が小さい位
相ロックループ3は、位相比較器10の出力PD含まれ
る微小なジッタが帰還路で十分に吸収されないため、V
CO14の発振にもジッタが含まれることになる。従っ
て、クロックBCKの周波数が安定せず、結果的に、復
調回路2での伝送信号DINの復調処理にエラーが発生す
る虞れがある。
【0008】そこで本発明は、位相ロックループ3のV
CO14の発振を安定化し、周波数変動の少ないクロッ
クBCKを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するためになされたもので、その特徴とするとこ
は、一定周期の第1のクロックと電圧制御発振回路が発
振する第2のクロックとの位相差に基づいて上記電圧制
御発振回路の発振周波数を変動させ、上記第1のクロッ
クに対して上記第2のクロックを同期させる位相ロック
ループにおいて、上記位相比較器は、第1のクロックと
第2のクロックとの位相差を検波する位相検波部と、こ
の位相検波部の検波出力に応じて、所定の電位差を有す
る2電位から何れか一方の電位を取り出す出力部と、上
記位相検波部が検知した位相差が一定期間内となったと
きに上記出力部に与える上記2電位の電位差を小さく設
定する制御手段と、を備えたことにある。
【0010】
【作用】本発明によれば、位相ロックループの電圧制御
発振器が発振する第2のクロックが、基準となる第1の
クロックに同期した後に、位相比較器の出力部に与えら
れる電位差が小さく設定されるため、位相比較器の出力
の波高値が小さくなり、帰還路に設けられるローパスフ
ィルタによって高周波成分が容易に除去される。このた
め、電圧制御発振器に与えられる制御電圧が安定し、電
圧制御発振器の発振のジッタ成分が抑圧される。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の位相ロックループの構成を
示すブロック図である。位相比較器20は、クロックD
CKとクロックBCKとの位相差を検波する位相検波部
21、この位相検波部21の2つの出力PDa、PDb
に応じて所定の電位を取り出して出力する出力部22、
及び位相検波部21の出力PDa、PDbを出力部22
のMOSトランジスタTa1、Ta2、Tb1、T 2に選択的
に与えるセレクタ23a、23bで構成される。位相検
波部21は、クロックDCKに対してクロックBCKの
位相を検波し、クロックBCKが遅れた期間に対応して
ローレベルとなる出力PDaと、クロックBCKが進ん
だ期間に対応してハイレベルとなる出力PDbを出力す
る。この出力PDa、PDbは、それぞれセレクタ23
a、23bから出力部22のPチャンネル型MOSトラ
ンジスタTa1、Ta2及びNチャンネル型MOSトランジ
スタTb1、Tb2のゲートに選択的に供給される。また、
Pチャンネル型MOSトランジスタTa1、Ta2及びNチ
ャンネル型MOSトランジスタTb1、Tb2のソースに
は、電源電圧を分圧する抵抗Rから得られる電位Va1
a2、Vb1、Vb2(Va1>Va2>Vb1>Vb2)がそれぞ
れ与えられる。従って、後述する位相差計測部24から
与えられる選択パルスSLCに応答して、クロックDC
KとクロックBCKとの位相差が大きいとき、即ち、位
相ロックループがロックしていない状態にあるときには
電位Va1、Vb1が出力PDa、PDbに応じて取り出さ
れ、位相ロックループがロックした状態にあるときには
電位Va2、Vb2が出力PDa、PDbに応じて取り出さ
れて位相比較器20の出力PDが作成される。
【0012】そして、出力PDは、図5と同様にしてL
PF13を通して制御電圧VCとしてVCO14に供給
され、VCO14は、制御電圧VCに応じた周波数のク
ロックBCKを発生して位相ロックループに出力とす
る。図2は、位相差計測部24の構成を示すブロック図
で、図3は、その動作を説明するタイミング図である。
【0013】この位相差計測部24は、位相検波部21
の出力PDa、PDbを受け、その立ち上がり及び立ち下
がりのタイミングを検知するエッジ検波回路25及びク
ロックDCKより十分に周期の短いクロックHCKカウ
ントするカウンタ26及びカウンタ26のカウント値を
デコードするデコーダ27により構成される。エッジ検
出回路25は、出力PDaの立ち下がり及び出力PDbの
立ち上がりにタイミングを設定するリセットパルスRS
と、出力PDaの立ち上がり及び出力PDbの立ち下がり
にタイミングを設定するストップパルスSTとを発生す
る。カウンタ26は、リセットパルスRSのタイミング
でリセットされてクロックHCKをカウントし、ストッ
プパルスSTのタイミングでカウント動作を停止してカ
ウント値をデコーダ27に出力する。これにより、リセ
ットパルスRSからストップパルスSTまでの期間にカ
ウンタ26がカウントするクロック数によりクロックD
CKとクロックBCKとの位相差が表される。デコーダ
27は、特定の値に対してカウンタ26のカウント値の
大小を判定し、位相差が特定の範囲に収まったか否かを
検知する。そこで、クロックDCKとクロックBCKと
の位相差が特定範囲内にあるときに、セレクタ23a、
23bの選択をMOSトランジスタTa2、Tb2側に設定
する選択パルスSLを作成してセレクタ23a、23b
に供給するように構成される。
【0014】以上の構成によると、クロックDCKとク
ロックBCKとの位相差が小さくなり、位相ロックルー
プがロックした状態となると、位相比較器20の出力部
22から取り出される2電位の電位差が縮小されるた
め、出力PDの波高値が小さくなり、この出力PDの高
周波成分がLPF13により吸収されやすくなる。な
お、本実施例においては、位相比較器20の出力部22
のMOSトランジスタを2段構成としたが、段階的に異
なる電位が与えられる3対以上のMOSトランジスタを
並列接続すれば、出力部22の駆動能力を3段階以上に
変更できるように構成することもできる。
【0015】また、このような位相ロックループは、イ
ンターフェイス回路に限らず、周波数シンセサイザや各
種同期信号の発生に利用することもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、基本となるクロックの
周波数の変化に機敏に追従する位相ロックループの動作
を損なうことなく、位相ロックループがロックした後に
電圧制御発振器の発振するクロックの周波数を安定化さ
せることができるため、発振するクロックのジッタが抑
圧され、常に安定した周波数のクロックを供給すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位相ロックループの構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】位相差計測部の構成を示すブロック図である。
【図3】回路動作を説明するタイミング図である。
【図4】従来のインターフェイス回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】従来の位相ロックループの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 受信回路 2 復調回路 3 位相ロックループ 10 位相比較器 11、21 位相検波部 12、22 出力部 13 ローパスフィルタ 23a、23b セレクタ 24 位相差計測部 25 エッジ検波回路 26 カウンタ 27 デコーダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御電圧に応じて発振周波数を変動させ
    る電圧制御発振器と、一定周期の第1のクロックと上記
    電圧制御発振器から出力される第2のクロックとの位相
    を比較する位相比較器と、この位相比較器の出力を制御
    電圧として上記電圧制御発振器に帰還する帰還路と、上
    記位相比較器の比較動作に基づいて上記第1のクロック
    と上記第2のクロックとの位相差を計測する計測部と、
    を備え、上記位相比較器は、上記第1のクロックと上記
    第2のクロックとの位相差を検波する位相検波部と、電
    源接地間に複数の抵抗が直列に接続され、各接続点から
    第1の電位差を有する第1及び第2の電位を供給すると
    共に、上記第1の電位差よりも小さい第2の電位差を有
    する第3及び第4の電位を供給する抵抗列と、上記第1
    のクロックと上記第2のクロックとの位相差が所定の範
    囲を超えているとき上記位相検波部の検波出力に応答し
    て上記第1の電位または上記第2の電位を取り出し、上
    記第1のクロックと上記第2のクロックとの位相差が所
    定の範囲内にあるとき上記位相検波部の検波出力に応答
    して上記第3の電位または上記第4の電位を取り出す出
    力部と、を含むことを特徴とする位相ロックループ。
  2. 【請求項2】 上記計測部は、上記位相検波部の検波出
    力に応答して上記第2のクロックの周期よりも短い周期
    でカウント動作するカウンタと、このカウンタのカウン
    ト値が所定の値を超えるか否か応じて上記出力部に選択
    指示を与えるデコーダと、を含むことを特徴とする請求
    項1に記載の位相ロックループ。
JP3271083A 1991-10-18 1991-10-18 位相ロックループ Expired - Lifetime JP2823397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3271083A JP2823397B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 位相ロックループ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3271083A JP2823397B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 位相ロックループ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05110424A JPH05110424A (ja) 1993-04-30
JP2823397B2 true JP2823397B2 (ja) 1998-11-11

Family

ID=17495135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3271083A Expired - Lifetime JP2823397B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 位相ロックループ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2823397B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0793574B2 (ja) * 1986-10-03 1995-10-09 松下電器産業株式会社 多モ−ドpll回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05110424A (ja) 1993-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5592125A (en) Modified bang-bang phase detector with ternary output
US20230246801A1 (en) Clock and data recovery circuit and a display apparatus having the same
GB2091961A (en) Phase tolerant bit synchronizer for digital signals
JPH01161936A (ja) デジタルpllによるクロック回復装置
US7702058B2 (en) Data recovery method and module
JP2009538592A (ja) 直列送受信装置及びその通信方法
EP0952669B1 (en) Phase comparison circuit
US6157218A (en) Phase-frequency detection with no dead zone
JP2003224471A (ja) Pll回路および光通信受信装置
US6483389B1 (en) Phase and frequency detector providing immunity to missing input clock pulses
US6998889B2 (en) Circuit, apparatus and method for obtaining a lock state value
US7109806B2 (en) Device and method for detecting phase difference and PLL using the same
EP1104113A3 (en) Clock and data recovery circuit for optical receiver
US7095259B2 (en) Reducing metastable-induced errors from a frequency detector that is used in a phase-locked loop
US6339833B1 (en) Automatic recovery from clock signal loss
JP2823397B2 (ja) 位相ロックループ
US7839178B2 (en) High speed digital phase/frequency comparator for phase locked loops
JPH10229504A (ja) 同期処理回路
US7023944B2 (en) Method and circuit for glitch-free changing of clocks having different phases
JP2008541685A (ja) 到達時間同期ループ
US7382163B2 (en) Phase frequency detector used in digital PLL system
KR100261287B1 (ko) 신호 천이 방식에 의한 위상 비교 검출기 및 검출방법
KR100200826B1 (ko) 위상동기 일치회로
JP2578693B2 (ja) インターフェイス回路
JP2584352B2 (ja) インターフェイス回路