JP2821408B2 - 半導体ウェーハ - Google Patents
半導体ウェーハInfo
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- JP2821408B2 JP2821408B2 JP8005892A JP589296A JP2821408B2 JP 2821408 B2 JP2821408 B2 JP 2821408B2 JP 8005892 A JP8005892 A JP 8005892A JP 589296 A JP589296 A JP 589296A JP 2821408 B2 JP2821408 B2 JP 2821408B2
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 18
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 67
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェーハに関
し、特にデバイス素子が形成され裏面が研削された大口
径の半導体ウェーハの形状に関する。
し、特にデバイス素子が形成され裏面が研削された大口
径の半導体ウェーハの形状に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程においては、半導
体ウェーハ(以下単にウェーハという)の平坦な表面に
デバイス素子が形成されるが、ウェーハの端面はフォト
リソグラフィ工程でのレジスト膜の厚さを制限したり端
面の欠けを少くする為に丸みを有する形状となってい
る。
体ウェーハ(以下単にウェーハという)の平坦な表面に
デバイス素子が形成されるが、ウェーハの端面はフォト
リソグラフィ工程でのレジスト膜の厚さを制限したり端
面の欠けを少くする為に丸みを有する形状となってい
る。
【0003】近年、ウェーハの大口径化が進められてい
るが、それに伴ってウェーハの厚さも8インチのもので
725μm,12インチのもので775μmと厚くなっ
てきている。ウェーハの大口径化は必然的に半導体チッ
プの体積を増加させることになる為、図2に示すよう
に、表面1Aにデバイス素子が形成された厚さTのウェ
ーハ1の裏面1Bは研削されて250〜300μmの厚
さtとされ、次の工程に送られている。
るが、それに伴ってウェーハの厚さも8インチのもので
725μm,12インチのもので775μmと厚くなっ
てきている。ウェーハの大口径化は必然的に半導体チッ
プの体積を増加させることになる為、図2に示すよう
に、表面1Aにデバイス素子が形成された厚さTのウェ
ーハ1の裏面1Bは研削されて250〜300μmの厚
さtとされ、次の工程に送られている。
【0004】しかしながら、このように研削されたウェ
ーハ2のエッジ部4の水平距離lは研削後のウェーハ2
の厚さtに比べて長く、その先端5は薄くて尖っている
為、その後の半導体装置の製造工程で製造装置と機械的
に接触し、エッジ部4が欠け、半導体チップに付着して
パターンをショートさせたり、研削後のウェーハ2に割
れを発生させたりして、半導体装置の製造歩留りを低下
させるという欠点があった。
ーハ2のエッジ部4の水平距離lは研削後のウェーハ2
の厚さtに比べて長く、その先端5は薄くて尖っている
為、その後の半導体装置の製造工程で製造装置と機械的
に接触し、エッジ部4が欠け、半導体チップに付着して
パターンをショートさせたり、研削後のウェーハ2に割
れを発生させたりして、半導体装置の製造歩留りを低下
させるという欠点があった。
【0005】この対策として図3に示すように、裏面の
研削後もウェーハ2の最端面3Aに丸味とテーパ形状が
残る位置に、ラウンドエッジを設定する方法が、例えば
特開平4−34931号公報に提案されている。図3に
おいてtは研削後のウェーハ2の厚さ、t1 はエッジ部
最端面の厚さである。
研削後もウェーハ2の最端面3Aに丸味とテーパ形状が
残る位置に、ラウンドエッジを設定する方法が、例えば
特開平4−34931号公報に提案されている。図3に
おいてtは研削後のウェーハ2の厚さ、t1 はエッジ部
最端面の厚さである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3で
説明した従来の半導体ウェーハにおいては、研削前に最
端面を細く尖った形状にしておく為、研削前の半導体素
子形成工程等においてウェーハのエッジ部が欠けたり、
ウェーハ自体が割れたりするという新たな問題点がある
ことが分った。
説明した従来の半導体ウェーハにおいては、研削前に最
端面を細く尖った形状にしておく為、研削前の半導体素
子形成工程等においてウェーハのエッジ部が欠けたり、
ウェーハ自体が割れたりするという新たな問題点がある
ことが分った。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解決し、研
削前後の工程においてもウェーハエッジ部の欠けやウェ
ーハの割れの発生を抑制できる半導体ウェーハを提供す
ることにある。
削前後の工程においてもウェーハエッジ部の欠けやウェ
ーハの割れの発生を抑制できる半導体ウェーハを提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体ウェーハ
は、端面の形状が丸みを有するウェーハの平坦な表面に
デバイス素子を形成し、このウェーハの裏面を研削して
規定の厚さに形成した半導体ウェーハにおいて、平坦な
前記ウェーハの表面の端から研削後の前記ウェーハのエ
ッジ部先端迄の水平距離を前記規定の厚さより小さくし
たことを特徴とするものである。
は、端面の形状が丸みを有するウェーハの平坦な表面に
デバイス素子を形成し、このウェーハの裏面を研削して
規定の厚さに形成した半導体ウェーハにおいて、平坦な
前記ウェーハの表面の端から研削後の前記ウェーハのエ
ッジ部先端迄の水平距離を前記規定の厚さより小さくし
たことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施の形態を説明する為
のウェーハの断面図である。
て説明する。図1は本発明の一実施の形態を説明する為
のウェーハの断面図である。
【0010】図1において厚さTのウェーハ1は、その
端面3の形状が丸みを有しており、平坦な表面1Aにデ
バイス素子を形成したのち、平坦な裏面1Bを研削し規
定の厚さtにした場合、平坦なウェーハの表面1A,1
Bの端部(点P,Q)から研削後のウェーハ2のエッジ
部先端5までの水平距離Lをtより小さくしている。以
下端面3の円弧を楕円とした場合について具体的に説明
する。
端面3の形状が丸みを有しており、平坦な表面1Aにデ
バイス素子を形成したのち、平坦な裏面1Bを研削し規
定の厚さtにした場合、平坦なウェーハの表面1A,1
Bの端部(点P,Q)から研削後のウェーハ2のエッジ
部先端5までの水平距離Lをtより小さくしている。以
下端面3の円弧を楕円とした場合について具体的に説明
する。
【0011】ウェーハ1の厚さTを775μm、研削後
のウェーハ2の厚さtを250μm、平坦なウェーハ表
面の端部P,Qを結ぶu軸とウェーハ1の厚さの中心を
通るv軸との交点を0とし、v軸と端面3の円弧との交
点をAとすると、端面3の円弧が含まれ楕円は次の
(1)式で表わされる。
のウェーハ2の厚さtを250μm、平坦なウェーハ表
面の端部P,Qを結ぶu軸とウェーハ1の厚さの中心を
通るv軸との交点を0とし、v軸と端面3の円弧との交
点をAとすると、端面3の円弧が含まれ楕円は次の
(1)式で表わされる。
【0012】 u2 /(T/2)2 +v2 /A2 =1 ・・・(1) 次にこの時のエッジ部先端5の座標(v,u)を求め
る。(1)式にT=775μm、u=387.5μm−
250μm=137.5μmを代入すると、v=0.9
35Aとなる。
る。(1)式にT=775μm、u=387.5μm−
250μm=137.5μmを代入すると、v=0.9
35Aとなる。
【0013】エッジ部先端5迄の水平距離Lと研削後の
ウェーハ2の厚さtが等しい場合は0.935A=25
0μmよりA=267μmとなる。本発明ではtよりL
を小さくする。例えばL=0.9tに設定すればA=2
41μmとなる。すなわち端面3の円弧が含まれる楕円
の式はu2 /(387.5)2 +v2 /(241)2=
1と表わされる。
ウェーハ2の厚さtが等しい場合は0.935A=25
0μmよりA=267μmとなる。本発明ではtよりL
を小さくする。例えばL=0.9tに設定すればA=2
41μmとなる。すなわち端面3の円弧が含まれる楕円
の式はu2 /(387.5)2 +v2 /(241)2=
1と表わされる。
【0014】このような楕円の軌跡からなる円弧を持つ
端面のウェーハ1を形成するには、このウェーハ端面の
プロファイルでウェーハ加工用の刃物を作成し、ウェー
ハを回転させながらウェーハの端面を加工すればよい。
この加工によりウェーハ1を研削した場合、研削後のウ
ェーハの厚さtより小さいエッジ部先端までの水平距離
Lを有するウェーハが得られる。
端面のウェーハ1を形成するには、このウェーハ端面の
プロファイルでウェーハ加工用の刃物を作成し、ウェー
ハを回転させながらウェーハの端面を加工すればよい。
この加工によりウェーハ1を研削した場合、研削後のウ
ェーハの厚さtより小さいエッジ部先端までの水平距離
Lを有するウェーハが得られる。
【0015】このように構成されたウェーハ1によれ
ば、研削後のウェーハ2の厚さtより、平坦なウェーハ
表面の端から研削後のウェーハのエッジ部先端迄の水平
距離Lを小さくできる為、従来のウェーハのようにエッ
ジ部は薄くて長くなることはなく、又エッジ部先端の角
度も直角に近づき尖さはなくなる。この為、半導体装置
の全ての製造工程においてウェーハのエッジ部先端の欠
けやウェーハ自体の割れの発生は抑制されたものとなっ
た。ウェーハの研削工程終了時迄に発生した何らかの微
少な欠けは従来約30%のウェーハに発生したが、本実
施の形態によれば10%以下にまで低減させることがで
きた。
ば、研削後のウェーハ2の厚さtより、平坦なウェーハ
表面の端から研削後のウェーハのエッジ部先端迄の水平
距離Lを小さくできる為、従来のウェーハのようにエッ
ジ部は薄くて長くなることはなく、又エッジ部先端の角
度も直角に近づき尖さはなくなる。この為、半導体装置
の全ての製造工程においてウェーハのエッジ部先端の欠
けやウェーハ自体の割れの発生は抑制されたものとなっ
た。ウェーハの研削工程終了時迄に発生した何らかの微
少な欠けは従来約30%のウェーハに発生したが、本実
施の形態によれば10%以下にまで低減させることがで
きた。
【0016】尚、上記実施の形態においてはウェーハ1
の厚さTを775μm,研削後のウェーハの厚さtを2
50μmとした場合について説明したが、これらの厚さ
は適宜変更できることは勿論である。
の厚さTを775μm,研削後のウェーハの厚さtを2
50μmとした場合について説明したが、これらの厚さ
は適宜変更できることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、平坦なウ
ェーハの表面の端から研削後のウェーハのエッジ部先端
迄の水平距離を研削後のウェーハの厚さより小さくする
ことにより、半導体装置の製造工程においてウェーハエ
ッジ部の欠けやウェーハの割れの発生を抑制できるとい
う効果がある。
ェーハの表面の端から研削後のウェーハのエッジ部先端
迄の水平距離を研削後のウェーハの厚さより小さくする
ことにより、半導体装置の製造工程においてウェーハエ
ッジ部の欠けやウェーハの割れの発生を抑制できるとい
う効果がある。
【図1】本発明の実施の形態を説明する為のウェーハの
断面図。
断面図。
【図2】従来のウェーハの断面図。
【図3】従来の他のウェーハの断面図。
1 ウェーハ 1A 表面 1B 裏面 2 研削後のウェーハ 3 端面 3A 最端面 4 エッジ部 5 エッジ部先端
Claims (1)
- 【請求項1】 端面の形状が丸みを有するウェーハの平
坦な表面にデバイス素子を形成し、このウェーハの裏面
を研削して規定の厚さに形成した半導体ウェーハにおい
て、平坦な前記ウェーハの表面の端から研削後の前記ウ
ェーハのエッジ部先端迄の水平距離を前記規定の厚さよ
り小さくしたことを特徴とする半導体ウェーハ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8005892A JP2821408B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 半導体ウェーハ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8005892A JP2821408B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 半導体ウェーハ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09199378A JPH09199378A (ja) | 1997-07-31 |
JP2821408B2 true JP2821408B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=11623555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8005892A Expired - Fee Related JP2821408B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 半導体ウェーハ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2821408B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7258931B2 (en) * | 2002-08-29 | 2007-08-21 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Semiconductor wafers having asymmetric edge profiles that facilitate high yield processing by inhibiting particulate contamination |
JP5934491B2 (ja) * | 2011-10-25 | 2016-06-15 | 株式会社ディスコ | サファイア基板の研削方法 |
CN118617224A (zh) * | 2024-08-10 | 2024-09-10 | 华海清科股份有限公司 | 用于晶圆磨削后的处理装置、方法和晶圆减薄设备 |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP8005892A patent/JP2821408B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09199378A (ja) | 1997-07-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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