JP2819387B2 - 完全プレハブ架線工法用のプレハブ電線を巻き付ける電線ドラムおよび該プレハブ電線の電線ドラム巻き付け時のプロテクタ - Google Patents
完全プレハブ架線工法用のプレハブ電線を巻き付ける電線ドラムおよび該プレハブ電線の電線ドラム巻き付け時のプロテクタInfo
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Description
る単独耐張区間径間に対応して定尺切断した電線の両端
に圧縮形引留クランプを圧着してなる完全プレハブ架線
工法用のプレハブ電線を巻き付ける電線ドラム,および
前記プレハブ電線を電線ドラムに巻き付ける際に用いる
プロテクタに関し,主としてクランプ口元部分の電線の
損傷防止を図ったものである。
レハブ架線工法が使用されるようになっている。このプ
レハブ架線工法では,電線を架設すべき区間の電線支持
点間隔を精密に測量するとともに,耐張碍子連長および
規定弛度等を考慮して,当該架線区間に必要な電線長を
精密に算出し,電線製造時にその所要電線長毎にマーク
を付けて電線ドラムに巻き取り,施工現場において電線
を前記所要電線長に定尺切断し,かつ電線の両端に圧縮
形引留クランプを圧着し,この電線を延線用金車を通し
て延線した後,両端の圧縮形引留クランプを鉄塔アーム
に取り付けた耐張碍子連に連結することで,架線作業が
終了する。
として,予め工場で,耐張区間径間に合わせて定尺切断
した電線の両端に圧縮形引留クランプを圧着したプレハ
ブ電線を電線ドラムに巻き取っておき,施工現場ではこ
のプレハブ電線を電線ドラムから送り出しつつ延線する
完全プレハブ架線工法も採用されている。上記の完全プ
レハブ架線工法で,例えば図1に示すような単独の耐張
区間径間を一延線区間として延線する場合は,電線ドラ
ムに当該単独耐張区間径間に対応する1本のプレハブ電
線を巻き取っておけばよい。そして,施工現場では図2
に示す要領で延線を行う。図1,図2において,1は鉄
塔,2は鉄塔アーム,3は耐張碍子連,4は懸垂碍子
連,5は圧縮形引留クランプ,6は電線,7は延線用金
車,8は延線ワイヤ,9は延線車側のワイヤロープであ
る。また,電線6の両端に圧縮形引留クランプ5を圧着
して構成されるプレハブ電線を符合11で示す。図1に
示す架空送電線路は中間に2つの懸垂鉄塔を持つ3鉄塔
スパンを単独耐張区間径間とする場合で,このような単
独耐張区間径間を1延線区間として完全プレハブ架線工
法を採用する場合,電線ドラムからプレハブ電線11を
送り出し,延線用金車7を通して延線を行った後,プレ
ハブ電線11の両端の圧縮形引留クランプ5を耐張碍子
連3に連結すれば,当該単独耐張区間径間内の架線作業
が終了する。
るプレハブ電線11の一例を示すもので,予め工場で,
単独の耐張区間径間に合わせて定尺切断した電線6の両
端に圧縮形引留クランプ5を圧着して構成され,電線ド
ラムに巻き取られる。なお,図示のプレハブ電線11
は,カムアロングを用いないいわゆるカマレス工法によ
る緊線作業を容易にするために特殊平行クレビスリンク
12を圧縮形引留クランプ5に連結している。なお,こ
の場合は,特殊平行クレビスリンク12を含めてプレハ
ブ電線11という。
の電線ドラムとして従来は,図14に示すように,単に
円筒状の胴部13の両側に円板状の鍔14を設けた構造
の電線ドラム15を用いていた。
ハブ電線11の電線6として通常,鋼心アルミ撚線(A
CSR)が使用されている。また,両端に圧着する圧縮
形引留クランプ5としては,延線用の金車7を円滑に通
過できる金車通過形が用いられるが,その長さは,例え
ばACSR610mm2 用においては約1m程度とかな
り長い。したがって,圧縮形引留クランプ5を電線6と
ともに電線ドラム15に巻き取ることはクランプ口元
(圧縮形引留クランプ5の電線側端部)近傍における曲
げによる電線損傷の発生および圧縮形引留クランプ5自
体による電線損傷の発生のおそれがあるため,不可能で
ある。また,電線ドラムを通常の道路を利用して運搬す
ることを想定すると,道路交通法の高さ制限規定(約
3.8m)があり,車両高さがこの制限を満たす範囲内
で電線ドラムの胴外径を許容な限り大きくしても,長さ
が1m程度にも及び圧縮形引留クランプの口元部分にお
ける曲げによる電線損傷を防止することは困難である。
また,胴外径を大きくすると電線巻き量の低下を招くと
いう問題もある。また,完全プレハブ架線工法が適用さ
れる幹線送電線においては,その電線サイズとしてAC
SR610mm2 (外径34.2mm)またはACSR
810mm2 (外径38.4mm)等の大サイズが使用
されており,通常外径が60mm〜68mmである圧縮
形引留クランプを電線と一緒に整列巻きすることは両者
の径の差のため不可能であり,電線と圧縮形引留クラン
プとの間に段差が生じることから,電線の段落ちが容易
に生じるという問題もある。この段落ちにより,延線時
に,電線ドラムからのプレハブ電線の送り出しの際に,
電線と圧縮形引留クランプとが絡まって送り出し不可能
となる事態が発生することも考えられる。
で,電線ドラムにプレハブ電線を巻き付けた時に圧縮形
引留クランプの口元部分で電線が過度の曲げを受けて損
傷したり,圧縮形引留クランプ自体で電線を損傷させた
り,あるいは電線ドラムからの電線の送り出しが不可能
になるような事態が発生するおそれのない完全プレハブ
架線工法用のプレハブ電線を巻き付けるための電線ドラ
ム,および該プレハブ電線の電線ドラムへの巻き付け時
に用いるプロテクタを提供することを目的とする。
項1の発明は,一延線区間を形成する単独耐張区間径間
に対応して定尺切断した電線の両端に圧縮形引留クラン
プを圧着してなる完全プレハブ架線工法用のプレハブ電
線を巻き付ける電線ドラムであって,前記プレハブ電線
の巻き始め側の圧縮形引留クランプを乗せるための,電
線ドラムの胴部外周からほぼ接線方向に延びるクランプ
載置面を持つクランプ受台を、プレハブ電線の巻き始め
側の鍔部の内面に接する態様で、電線ドラムの胴部の外
周に設置するととともに、このクランプ受台の円周方向
の隣接位置に,鍔部の内面からクランプ受台の外幅につ
ながる傾斜側面を持つ電線ガイドを設置したことを特徴
とする。
単独耐張区間径間に対応して定尺切断した電線の両端に
圧縮形引留クランプを圧着してなる完全プレハブ架線工
法用のプレハブ電線を電線ドラムに巻き取る際に,電線
ドラムに整列巻きされた電線の外周に設置されるプロテ
クタであって,電線ドラムに整列巻きされた前記プレハ
ブ電線の巻き終り側の圧縮形引留クランプを乗せるため
の,整列巻き電線外周からほぼ接線方向に延びるクラン
プ載置面を持つことを特徴とする。
単独耐張区間径間に対応して定尺切断した電線の両端に
圧縮形引留クランプを圧着してなる完全プレハブ架線工
法用のプレハブ電線を電線ドラムに巻き取る際に,電線
ドラムに整列巻きされた電線の外周に設置されるプロテ
クタであって,電線ドラムに整列巻きされた前記プレハ
ブ電線の巻き終り側の圧縮形引留クランプを乗せるため
のクランプ載置面と,電線のクランプ口元近傍部分を乗
せるための,前記クランプ載置面に滑らかにつながる曲
面状の電線載置面とを持つことを特徴とする。
の巻き始め側の圧縮形引留クランプをクランプ受台のク
ランプ載置面に配置すると,このクランプ載置面は電線
ドラムの胴部外周からほぼ接線方向に延びているので,
電線は巻き始め側の圧縮形引留クランプの口元部分で急
激に曲がることはなく,滑らかな曲線で胴部に巻き取ら
れる。したがって,巻き始め側の圧縮形引留クランプの
口元部分での曲がりによる電線の損傷は防止される。ま
た,巻き始め側の圧縮形引留クランプがクランプ受台に
載置され,電線は該圧縮形引留クランプに妨げられずに
整列巻きされるので,電線ドラム上での電線の段落ちは
発生せず,電線ドラムから電線の送り出しが不可能にな
るような事態が発生するおそれはない。また、電線ガイ
ドの存在により、電線は容易に整列巻きされるようにな
る。
列巻き電線の外周の任意の位置に設置できる。このプロ
テクタをそのクランプ載置面がプレハブ電線の巻き終り
側の圧縮形引留クランプの下に位置するように整列巻き
電線の外周に設置すると,前記クランプ載置面は整列巻
き電線の外周からほぼ接線方向に延びているので,電線
は巻き終り側の圧縮形引留クランプの口元部分で急激に
曲がることはなく,該圧縮形引留クランプの口元部分で
の曲がりによる電線の損傷は防止される。また,整列巻
き電線の外周に巻き終り側の圧縮形引留クランプが直接
接触することがないので,電線が該圧縮形引留クランプ
により損傷することも防止できる。
のクランプ載置面がプレハブ電線の巻き終り側の圧縮形
引留クランプの下に位置するように整列巻き電線の外周
に設置すると,電線の巻き終り側の圧縮引き留めクラン
プ口元近傍部分は前記クランプ載置面に滑らかにつなが
る曲面状の電線載置面の乗るので,電線は巻き終り側の
圧縮形引留クランプの口元部分で急激に曲がることはな
く,該圧縮形引留クランプの口元部分での曲がりによる
電線の損傷は防止される。
レハブ電線を巻き付ける電線ドラムおよび該プレハブ電
線の電線ドラム巻き付け時に用いるプロテクタの実施例
を図1〜図13を参照して説明する。本発明の電線ドラ
ムは一延線区間を形成する単独耐張区間径間用のプレハ
ブ電線を巻き取るものであり,実施例の電線ドラムで巻
き取ろうとするプレハブ電線は,例えば前述した図3の
ごときプレハブ電線11である。このプレハブ電線11
は,予め工場で,単独の耐張区間径間に合わせて定尺切
断した電線6の両端に圧縮形引留クランプ5を圧着し,
かつ,各圧縮形引留クランプ5に特殊平行クレビスリン
ク12を連結したもので,電線ドラムに巻き取られて施
工現場に運搬される。
線ドラム21を示す。なお、図4、図5では後述する電
線ガイド26の図示を省略している。この電線ドラム2
1は,図4、図5に示すように、円筒状の胴部22の両
側に軸穴23aをあけた円板状の鍔部23を持つととも
に,前記プレハブ電線11の巻き始め側の圧縮形引留ク
ランプ5および特殊平行クレビスリンク12を乗せるた
めのクランプ載置面24aを持つクランプ受台24をプ
レハブ電線11の巻き始め側の鍔23の内面に接して胴
部22の外周に設置している。前記クランプ載置面24
aは,電線ドラム21の胴部外周からほぼ接線方向に延
びる平坦面をなしており,圧縮形引留クランプ5および
特殊平行クレビスリンク24の全長より長く,かつ圧縮
形引留クランプ5の外径と同等以上の幅を持つ。また,
クランプ受台24は胴部22の外周面に沿う曲率の円弧
状底面24bを持つ。また、この電線ドラム21は,図
8(イ),(ロ),(ハ)に示すように、前記クランプ
受台24の円周方向の隣接位置に,鍔部23の内面から
クランプ受台24の外幅につながる傾斜側面26aを持
つ電線ガイド26を設置している。図示例の電線ガイド
26は,クランプ受台24の高さに等しい径の円弧面を
持ち90°の角度範囲で設けられている。なお,前記圧
縮形引留クランプ5は,特殊平行クレビスリンク12に
つないだ固定用ワイヤ25を鍔部23に係止することで
電線ドラム21に対して固定する。
線11を巻き付ける際,図5に示すように固定用ワイヤ
25を鍔部23に係止し,プレハブ電線11の巻き始め
側の圧縮形引留クランプ5および特殊平行クレビスリン
ク12をクランプ受台24のクランプ載置面24aに配
置してから胴部22に電線6を巻き始めると,このクラ
ンプ載置面24aは電線ドラム21の胴部外周からほぼ
接線方向に延びているので,電線6は圧縮形引留クラン
プ5の口元部分で急激に曲がることはなく,滑らかな曲
線で胴部22に巻き付いていく。したがって,圧縮形引
留クランプ5の口元部分で電線6が急激な曲げを受ける
ことがなく,電線6の曲げ損傷が防止される。また,電
線6は胴部22上に圧縮形引留クランプ5に妨げらるこ
とはなく整列巻きされるので,電線ドラム21上での電
線6の段落ちは発生せず,延線の際に電線ドラム21か
ら電線6の送り出しが不可能になるような事態が発生す
るおそれはない。また、クランプ受台24に隣接して,
鍔部23の内面からクランプ受台24の外幅につながる
傾斜側面26aを持つ電線ガイド26を設置しているの
で、この電線ガイド26の存在により,電線6は容易に
整列巻きされるようになる。
す。このクランプ受台24は,クランプ載置面24aを
円弧凹溝状に形成したものである。これにより,圧縮形
引留クランプ12をより安定して乗せることができる。
タの一実施例を示す。このプロテクタ30は,電線ドラ
ム21に整列巻きされたプレハブ電線11の巻き終り側
の圧縮形引留クランプ5を乗せるための,整列巻き電線
外周からほぼ接線方向に延びるクランプ載置面30a
と,このクランプ載置面30aにつながる特殊平行クレ
ビスリンク載置面30bと,整列巻き電線外周の曲率に
合わせた円弧状底面30cとを持つ構造であり,前記ク
ランプ載置面30aおよびクレビスリンク載置面30b
は圧縮形引留クランプ5および特殊平行クレビスリンク
12を安定して収容できるように,円弧凹溝状にされて
いる。
を巻き取る際の巻き終り時に,上記のプロテクタ30を
そのクランプ載置面30aが巻き終り側の圧縮形引留ク
ランプ5の下に位置するように整列巻き電線6の外周に
設置すると,クランプ載置面30aは整列巻き電線6の
外周からほぼ接線方向に延びているので,電線6は圧縮
形引留クランプ5の口元部分で急激な曲げを受けること
はなく,圧縮形引留クランプ5の口元部分での曲がりに
よる電線6の損傷は防止される。また,整列巻き電線6
の外周に圧縮形引留クランプ5が直接接触することはな
いので,電線6が圧縮形引留クランプ5により損傷する
ことも防止できる。なお,この巻き終り側の圧縮形引留
クランプ5は,特殊平行クレビスリンク12につないだ
固定用ワイヤ31を鍔部23に係止して電線ドラム21
に対して固定するとよい。なお,プロテクタ30を圧縮
形引留クランプ5の下に設置する方法としては,プレハ
ブ電線11を電線ドラム21に巻き取る際に,予め巻き
終り側の圧縮形引留クランプ5にプロテクタ30を装着
して電線ドラム21に巻き取ると,プロテクタ30は自
動的に圧縮形引留クランプ5の下に位置するように整列
巻き電線6の外周に設置される。プロテクタ30を圧縮
形引留クランプ5に装着する方法は,例えば紐等による
固縛,あるいは,嵌合部材を用いて両者5,30を合わ
せて嵌合装着する方法,ボルト締めによりプロテクタ3
0を圧縮形引留クランプ5に固定する方法等任意であ
る。プレハブ電線11を電線ドラム21に巻き取る場
合,巻き終り側の圧縮形引留クランプ5がどの位置にく
るか予め特定できないが,上記のプロテクタ30は整列
巻き電線6の外周のドラム胴部22の円周方向の任意の
位置に設置できるので,常に適切に対応できる。
クタの一実施例を示す。この実施例のプロテクタ40
は,電線ドラム21に整列巻きされたプレハブ電線11
の巻き終り側の圧縮形引留クランプ5を乗せるためのク
ランプ載置面40aと,電線6のクランプ口元近傍部分
を乗せるための,前記クランプ載置面40aに滑らかに
つながる曲面状の電線載置面40bとを持つ構造であ
る。また,整列巻き電線6の外周の曲率に合わせた円弧
状底面40cを持つ。前記クランプ載置面40aの断面
は図13(イ)のように圧縮形引留クランプ5を収容す
る円弧凹溝状をなし,電線載置面40bの部分の断面は
図13(ロ)に示すように電線6を収容する円弧凹溝状
をなす。図示例のプロテクタ40のクランプ載置面40
aは,電線ドラム21の胴部22のほぼ接線方向に延び
ており,また圧縮形引留クランプ5を乗せる部分と特殊
平行クレビスリンク12を乗せる部分との間に若干の角
度がついており,したがって,両者5,40が整列巻き
電線6の外周に沿う形となるので,圧縮形引留クランプ
5や特殊平行クレビスリンク12が外周方向に突出する
ことがない。しかし,クランプ載置面40aは必ずしも
胴部22の接線方向をなすものである必要はない。
面40aが巻き終り側の圧縮形引留クランプ5の下に位
置するように整列巻き電線6の外周に設置すると,電線
6のクランプ口元近傍部分は前記クランプ載置面40a
に滑らかにつながる曲面状の電線載置面40bに乗るの
で,電線6は圧縮形引留クランプ5の口元部分で急激な
曲げを受けることはなく,圧縮形引留クランプ5の口元
部分での曲がりによる電線6の損傷は防止される。
および製造性を考慮して決定するとよいが,電線ドラム
21の本体は軟鋼,クランプ受台24はアルミ鋳物また
は軟鋼または硬質プラスチック,プロテクタ30,40
はゴムまたは芯金入りゴム等が好ましい。
特殊平行クレビスリンク12を連結した場合について述
べたが,当然特殊平行クレビスリンク12がない場合に
も本発明を適用できる。
の巻き始め側の圧縮形引留クランプを電線ドラム胴部の
接線方向に延びるクランプ受台のクランプ載置面に配置
できるので,圧縮形引留クランプの口元部分での曲がり
による電線の損傷を防止できる。また,巻き始め側の圧
縮形引留クランプがクランプ受台に設置され,電線は圧
縮形引留クランプに妨げられずに整列巻きできるので,
電線ドラム上での電線の段落ちは発生せず,したがっ
て,電線ドラムから電線の送り出しが不可能になるよう
な事態が発生するおそれはない。また、この電線ガイド
の存在により,電線は容易に整列巻きされるようにな
る。
巻き終り側の圧縮形引留クランプを,整列巻き電線上の
ドラム胴部の円周方向の任意の場所に設置されるプロテ
クタの,整列巻き電線外周からほぼ接線方向に延びるク
ランプ載置面上に配置することができるので,圧縮形引
留クランプの口元部分での曲がりによる電線の損傷を防
止できる。 また,電線が圧縮形引留クランプで損傷す
ることも防止できる。
巻き終り側の圧縮形引留クランプが,整列巻き電線上の
ドラム胴部の円周方向の任意の場所に設置されるプロテ
クタのクランプ載置面に配置されるとともに,電線のク
ランプ口元近傍部分は前記クランプ載置面に滑らかにつ
ながる曲面状の電線載置面に乗るので,圧縮形引留クラ
ンプの口元部分での曲がりによる電線の損傷を防止でき
る。また,電線が圧縮形引留クランプで損傷することも
防止できる。
防止を電線ドラムの大径化によらずに実現できるので,
電線ドラムのスペースファクタを向上させることができ
ると同時に,完全プレハブ架線工法用のプレハブ電線を
巻き付ける実用的な電線ドラムを実現できる。
路の一例を示す図である。
の要領を説明する図である。
一例を示す側面図である。
線ガイドの部分を省略して示したもので,同図(イ)は
正面図,同図(ロ)は右側面図である。
じく電線ガイドの図示を省略している)である。
図である。
実施例を示すもので,クランプ受台の近傍の断面図であ
る。
を省略せずに示したもので,同図(イ)は平面図,同図
(ロ)は正面図,同図(ハ)は右側面図である。
てプレハブ電線を巻き付けた電線ドラムの断面図であ
る。
で,同図(イ)は平面図,同図(ロ)は正面図,同図
(ハ)は右側面図である。
いてプレハブ電線を巻き付けた電線ドラムの断面図であ
る。
同図(ロ)は図12におけるC−C断面図である。
は正面図,同図(ロ)は右側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 一延線区間を形成する単独耐張区間径間
に対応して定尺切断した電線の両端に圧縮形引留クラン
プを圧着してなる完全プレハブ架線工法用のプレハブ電
線を巻き付ける電線ドラムであって, 前記プレハブ電線の巻き始め側の圧縮形引留クランプを
乗せるための,電線ドラムの胴部外周からほぼ接線方向
に延びるクランプ載置面を持つクランプ受台を、プレハ
ブ電線の巻き始め側の鍔部の内面に接する態様で、電線
ドラムの胴部の外周に設置するととともに、このクラン
プ受台の円周方向の隣接位置に,鍔部の内面からクラン
プ受台の外幅につながる傾斜側面を持つ電線ガイドを設
置したことを特徴とする完全プレハブ架線工法用のプレ
ハブ電線を巻き付ける電線ドラム。 - 【請求項2】 一延線区間を形成する単独耐張区間径間
に対応して定尺切断した電線の両端に圧縮形引留クラン
プを圧着してなる完全プレハブ架線工法用のプレハブ電
線を電線ドラムに巻き取る際に,電線ドラムに整列巻き
された電線の外周に設置されるプロテクタであって,電
線ドラムに整列巻きされた前記プレハブ電線の巻き終り
側の圧縮形引留クランプを乗せるための,整列巻き電線
外周からほぼ接線方向に延びるクランプ載置面を持つこ
とを特徴とする完全プレハブ架線工法用のプレハブ電線
の電線ドラム巻き付け時のプロテクタ。 - 【請求項3】 一延線区間を形成する単独耐張区間径間
に対応して定尺切断した電線の両端に圧縮形引留クラン
プを圧着してなる完全プレハブ架線工法用のプレハブ電
線を電線ドラムに巻き取る際に,電線ドラムに整列巻き
された電線の外周に設置されるプロテクタであって,電
線ドラムに整列巻きされた前記プレハブ電線の巻き終り
側の圧縮形引留クランプを乗せるためのクランプ載置面
と,電線のクランプ口元近傍部分を乗せるための,前記
クランプ載置面に滑らかにつながる曲面状の電線載置面
とを持つこと持つことを特徴とする完全プレハブ架線工
法用のプレハブ電線の電線ドラム巻き付け時のプロテク
タ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP14863494A JP2819387B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 完全プレハブ架線工法用のプレハブ電線を巻き付ける電線ドラムおよび該プレハブ電線の電線ドラム巻き付け時のプロテクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07336824A JPH07336824A (ja) | 1995-12-22 |
JP2819387B2 true JP2819387B2 (ja) | 1998-10-30 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP2011050194A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Tlc:Kk | 電線巻き取り能力を有するリールワインダー及びこれを用いた電線張り替え又は撤去方法 |
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1994
- 1994-06-07 JP JP14863494A patent/JP2819387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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