JP2805472B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JP2805472B2 JP2805472B2 JP61305494A JP30549486A JP2805472B2 JP 2805472 B2 JP2805472 B2 JP 2805472B2 JP 61305494 A JP61305494 A JP 61305494A JP 30549486 A JP30549486 A JP 30549486A JP 2805472 B2 JP2805472 B2 JP 2805472B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0318—Tread patterns irregular patterns with particular pitch sequence
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0304—Asymmetric patterns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、騒音発生を低減させた空気入りタイヤに関
する。 〔従来技術〕 従来、空気入りタイヤの騒音低減の手法としては、タ
イヤ周上に配列された多数のブロックのピッチをバリア
ブルに変化させ、その一定数を繰り返し単位としてタイ
ヤ周上に配列させることにより、発生する騒音の分散を
図ることが一般的になっている。 しかし、このような従来の空気入りタイヤでは、各列
毎のピッチ配列等が基本的には同一であるため、転動中
に発生するパターン騒音が各列とも同一周波数帯に集中
するので、騒音のピーク値(音圧レベル)が重なって大
きくなってしまうという問題があった。このため、従来
の手法では、騒音の低減には限界があった。 また、操縦安定性をよくするにはリブ列又はブロック
列の剛性を高めればよく、このためにはピッチ数(ブロ
ック数)を少なくすればよいが、これは騒音の増加につ
ながってしまう。 〔発明の目的〕 本発明は、このような事情にかんがみなされたもの
で、操縦安定性を低下させることなしに騒音を低減させ
た空気入りタイヤを提供することを目的とする。 〔発明の構成〕 上記目的を達成する本発明は、トレッド面にタイヤ周
方向に延びる複数の主溝を設け、該主溝によりタイヤ幅
方向に複数の陸部列を区画形成し、それら陸部列にタイ
ヤ幅方向に延びる副溝をタイヤ周方向に沿って所定のピ
ッチで配置した空気入りタイヤにおいて、前記副溝によ
り区分したピッチ数を各陸部列で相違させると共に、車
両装着時に車両内側となるタイヤ車両装着内側から車両
外側に向けて前記陸部列のピッチ数を次第に小さくし、
タイヤ車両装着最外側の陸部列のピッチ数を最少ピッチ
数にすると共に、残りの陸部列を最少ピッチ数よりも2
ピッチ以上多くかつ最少ピッチ数の2倍未満にし、左右
の最外側の主溝よりタイヤ外側のタイヤ車両装着最内側
陸部列及び最外側陸部列の幅を、該最外側の主溝間に配
置した陸部列より幅広に形成したことを特徴とするもの
である。 以下、図を参照して本発明の構成につき詳しく説明す
る。 第1図は、本発明の空気入りタイヤのトレッド表面に
形成されたトレッドパターンの一例を示す説明図であ
る。トレッド面1にタイヤ周方向に延びる複数の主溝4
を設け、これら主溝4によりタイヤ幅方向に複数の陸部
列A,B,C,Dが区画形成されている。この陸部列A,B,C,Dに
は、タイヤ幅方向に延びる副溝5が複数個タイヤ周方向
に沿って所定のピッチで配置され、ブロック列を形成す
るようになっている。2a,2b,2c,2dは、それぞれのブロ
ック列に形成されたブロックである。mは、トレッド面
1におけるタイヤ中心線である。 これらのブロック列A,B,C,Dは、それぞれ副溝5を設
ける数を異ならせ、副溝5により区分したピッチ数を各
ブロック列で相違するようにしている。ブロック列A,B,
C,Dにおけるピッチ数の関係は、最少ピッチ数にしたブ
ロック列に対し、残りのブロック列は最少ピッチ数より
も2ピッチ以上多くかつ最少ピッチ数の2倍未満になっ
ている。2以上2倍未満としたのは、2未満では各列の
ピッチ数が実質的に同一となり、ピッチ数を各列毎に相
違させた意味がなくなるからである。一方、2倍以上で
は、ピッチが小さくなりすぎてピッチのバリアブル変
化をあまり大きくできなくなるため、騒音の周波数分散
が不可能となり、また、ブロック間の剛性の差が大き
くなりすぎて運転性能に悪影響を及ぼすおそれがあるか
らである。 また、後述する表1に示すように、車両装着時に車両
内側となるタイヤ車両装着内側のブロック列Aから車両
外側のブロック列Dに向けてそのピッチ数が次第に小さ
なり、タイヤ車両装着最外側のブロック列Dのピッチ数
を最少ピッチ数にしている。更に、左右の最外側の主溝
4よりタイヤ外側のタイヤ車両装着最内側のブロック列
A及び最外側のブロック列Dの幅は、最外側の主溝4間
に配置したブロック列B,Cより幅広に形成されている。
この結果、トレッドパターンは必然的に非対称デザイン
となる。そして、このように配置したために、タイヤ車
両装着外側の剛性が低下しないので、車両の運転性能、
特に操縦安定性を低下させることがない。なお、各列の
ピッチ配列は、それぞれランダムであることが好まし
い。 これに対し、第3図に示される従来の空気入りタイヤ
のトレッドパターンでは、ブロック列a,b,c,dにおける
ピッチ数が同一であるために、タイヤの回転によって生
じるパターン騒音のうち極大値が同一時期に集中し、音
圧レベルを上げる結果となる。第1図に示される本発明
の場合には、ブロック列A,B,C,Dでピッチ数が各列毎に
異なっているため、タイヤ回転時に発生する騒音パター
ンの極大値は分散され、同一時期に集中することがない
ので音圧レベルが低下し、いっそうの騒音低減を図るこ
とができる。このことは、第1図の本発明タイヤと第3
図の従来タイヤについてピッチ数および騒音性能を比較
した下記表1からも理解できる。 第2図は、本発明の空気入りタイヤのトレッド表面に
形成されたトレッドパターンの他例を示す説明図であ
る。第2図では、第1図におけるブロック列の代わりに
リブ列A,B,C,Dが配されている。そして、各リブ列に
は、タイヤ幅方向に延びる複数の切り込み溝(副溝)3
がラグ溝としてタイヤ周方向に沿って形成されている。
が設けられている。ここで、ピッチとは切り込み溝3,3
間の周方向長さである(例えば、A列ではl)。 また、第4図は、第3図に対応する従来の空気入りタ
イヤのトレッドパターンを示したものであり、第3図に
おけるブロック列の代わりにリブ列a,b,c,dが配されて
いる。 つぎに、第1図の本発明タイヤと第3図の従来タイヤ
とについて、速度と音圧レベルとの関係を第5図に示
す。第5図中、αは本発明タイヤを、βは従来タイヤを
それぞれ表わす。 第5図から、本発明タイヤは音圧レベルが極めて低減
していることが判る。 〔発明の効果〕 上述したように本発明は、トレッド面にタイヤ周方向
に延びる複数の主溝を設け、該主溝によりタイヤ幅方向
に複数の陸部列を区画形成し、それら陸部列にタイヤ幅
方向に延びる副溝をタイヤ周方向に沿って所定のピッチ
で配置した空気入りタイヤにおいて、前記副溝により区
分したピッチ数を各陸部列で相違させると共に、車両装
着時に車両内側となるタイヤ車両装着内側から車両外側
に向けて前記陸部列のピッチ数を次第に小さくし、タイ
ヤ車両装着最外側の陸部列のピッチ数を最少ピッチ数に
すると共に、残りの陸部列を最少ピッチ数よりも2ピッ
チ以上多くかつ最少ピッチ数の2倍未満にし、左右の最
外側の主溝よりタイヤ外側のタイヤ車両装着最内側陸部
列及び最外側陸部列の幅を、該最外側の主溝間に配置し
た陸部列より幅広に形成したので、以下のような優れた
効果を奏するものである。 即ち、副溝により区分したピッチ数を各陸部列で相違
させると共に、最少ピッチ数にした陸部列に対し、残り
のブロック列を最少ピッチ数よりも2ピッチ以上多くか
つ最少ピッチ数の2倍未満とすることにより、各陸部列
により発生する騒音が同一周波数帯に集中するのを効果
的に回避することができるため、騒音の低減が可能にな
る。 また、タイヤ車両装着最外側の陸部列の幅を最外側の
主溝間に配置した陸部列より幅広にし、かつその幅広の
陸部列のピッチ数を最少ピッチ数にしたので、トレッド
面のタイヤ車両装着外側領域における剛性を十分に確保
することができ、それによって、車両運転性能、特に操
縦安定性を低下させることがない。 また、最外側の主溝間に配置した陸部列の幅が、最外
側の主溝よりタイヤ外側の両陸部列よりも狭いため、主
溝をトレッド中央側に有効に配置する構成とすることが
でき、その結果、それら主溝により良好な排水効果の確
保を可能にする。 しかも、タイヤ車両装着内側から外側に向けて陸部列
のピッチ数を次第に小さく変えることにより、外側の陸
部列程、剛性を大きくしてグリップ力を強める(装着時
に車両内側に向けてグリップ力が作用)ことができるた
め、旋回走行時における旋回外側のタイヤのコーナリン
グフォースを増大させ、それによって旋回時の応答性を
高めて操縦性を向上することができる。 また、一般に空気入りタイヤは、タイヤ車両装着外側
の陸部列程摩耗し易いが、本発明では、タイヤ車両装着
内側から外側に向けて陸部列のピッチ数を次第に小さく
することにより、外側の陸部列程剛性を高くして摩耗が
小さくなるようにしているので、トレッド面における陸
部列をタイヤ車両装着外側と内側で均一的に摩耗させる
ことができる。
する。 〔従来技術〕 従来、空気入りタイヤの騒音低減の手法としては、タ
イヤ周上に配列された多数のブロックのピッチをバリア
ブルに変化させ、その一定数を繰り返し単位としてタイ
ヤ周上に配列させることにより、発生する騒音の分散を
図ることが一般的になっている。 しかし、このような従来の空気入りタイヤでは、各列
毎のピッチ配列等が基本的には同一であるため、転動中
に発生するパターン騒音が各列とも同一周波数帯に集中
するので、騒音のピーク値(音圧レベル)が重なって大
きくなってしまうという問題があった。このため、従来
の手法では、騒音の低減には限界があった。 また、操縦安定性をよくするにはリブ列又はブロック
列の剛性を高めればよく、このためにはピッチ数(ブロ
ック数)を少なくすればよいが、これは騒音の増加につ
ながってしまう。 〔発明の目的〕 本発明は、このような事情にかんがみなされたもの
で、操縦安定性を低下させることなしに騒音を低減させ
た空気入りタイヤを提供することを目的とする。 〔発明の構成〕 上記目的を達成する本発明は、トレッド面にタイヤ周
方向に延びる複数の主溝を設け、該主溝によりタイヤ幅
方向に複数の陸部列を区画形成し、それら陸部列にタイ
ヤ幅方向に延びる副溝をタイヤ周方向に沿って所定のピ
ッチで配置した空気入りタイヤにおいて、前記副溝によ
り区分したピッチ数を各陸部列で相違させると共に、車
両装着時に車両内側となるタイヤ車両装着内側から車両
外側に向けて前記陸部列のピッチ数を次第に小さくし、
タイヤ車両装着最外側の陸部列のピッチ数を最少ピッチ
数にすると共に、残りの陸部列を最少ピッチ数よりも2
ピッチ以上多くかつ最少ピッチ数の2倍未満にし、左右
の最外側の主溝よりタイヤ外側のタイヤ車両装着最内側
陸部列及び最外側陸部列の幅を、該最外側の主溝間に配
置した陸部列より幅広に形成したことを特徴とするもの
である。 以下、図を参照して本発明の構成につき詳しく説明す
る。 第1図は、本発明の空気入りタイヤのトレッド表面に
形成されたトレッドパターンの一例を示す説明図であ
る。トレッド面1にタイヤ周方向に延びる複数の主溝4
を設け、これら主溝4によりタイヤ幅方向に複数の陸部
列A,B,C,Dが区画形成されている。この陸部列A,B,C,Dに
は、タイヤ幅方向に延びる副溝5が複数個タイヤ周方向
に沿って所定のピッチで配置され、ブロック列を形成す
るようになっている。2a,2b,2c,2dは、それぞれのブロ
ック列に形成されたブロックである。mは、トレッド面
1におけるタイヤ中心線である。 これらのブロック列A,B,C,Dは、それぞれ副溝5を設
ける数を異ならせ、副溝5により区分したピッチ数を各
ブロック列で相違するようにしている。ブロック列A,B,
C,Dにおけるピッチ数の関係は、最少ピッチ数にしたブ
ロック列に対し、残りのブロック列は最少ピッチ数より
も2ピッチ以上多くかつ最少ピッチ数の2倍未満になっ
ている。2以上2倍未満としたのは、2未満では各列の
ピッチ数が実質的に同一となり、ピッチ数を各列毎に相
違させた意味がなくなるからである。一方、2倍以上で
は、ピッチが小さくなりすぎてピッチのバリアブル変
化をあまり大きくできなくなるため、騒音の周波数分散
が不可能となり、また、ブロック間の剛性の差が大き
くなりすぎて運転性能に悪影響を及ぼすおそれがあるか
らである。 また、後述する表1に示すように、車両装着時に車両
内側となるタイヤ車両装着内側のブロック列Aから車両
外側のブロック列Dに向けてそのピッチ数が次第に小さ
なり、タイヤ車両装着最外側のブロック列Dのピッチ数
を最少ピッチ数にしている。更に、左右の最外側の主溝
4よりタイヤ外側のタイヤ車両装着最内側のブロック列
A及び最外側のブロック列Dの幅は、最外側の主溝4間
に配置したブロック列B,Cより幅広に形成されている。
この結果、トレッドパターンは必然的に非対称デザイン
となる。そして、このように配置したために、タイヤ車
両装着外側の剛性が低下しないので、車両の運転性能、
特に操縦安定性を低下させることがない。なお、各列の
ピッチ配列は、それぞれランダムであることが好まし
い。 これに対し、第3図に示される従来の空気入りタイヤ
のトレッドパターンでは、ブロック列a,b,c,dにおける
ピッチ数が同一であるために、タイヤの回転によって生
じるパターン騒音のうち極大値が同一時期に集中し、音
圧レベルを上げる結果となる。第1図に示される本発明
の場合には、ブロック列A,B,C,Dでピッチ数が各列毎に
異なっているため、タイヤ回転時に発生する騒音パター
ンの極大値は分散され、同一時期に集中することがない
ので音圧レベルが低下し、いっそうの騒音低減を図るこ
とができる。このことは、第1図の本発明タイヤと第3
図の従来タイヤについてピッチ数および騒音性能を比較
した下記表1からも理解できる。 第2図は、本発明の空気入りタイヤのトレッド表面に
形成されたトレッドパターンの他例を示す説明図であ
る。第2図では、第1図におけるブロック列の代わりに
リブ列A,B,C,Dが配されている。そして、各リブ列に
は、タイヤ幅方向に延びる複数の切り込み溝(副溝)3
がラグ溝としてタイヤ周方向に沿って形成されている。
が設けられている。ここで、ピッチとは切り込み溝3,3
間の周方向長さである(例えば、A列ではl)。 また、第4図は、第3図に対応する従来の空気入りタ
イヤのトレッドパターンを示したものであり、第3図に
おけるブロック列の代わりにリブ列a,b,c,dが配されて
いる。 つぎに、第1図の本発明タイヤと第3図の従来タイヤ
とについて、速度と音圧レベルとの関係を第5図に示
す。第5図中、αは本発明タイヤを、βは従来タイヤを
それぞれ表わす。 第5図から、本発明タイヤは音圧レベルが極めて低減
していることが判る。 〔発明の効果〕 上述したように本発明は、トレッド面にタイヤ周方向
に延びる複数の主溝を設け、該主溝によりタイヤ幅方向
に複数の陸部列を区画形成し、それら陸部列にタイヤ幅
方向に延びる副溝をタイヤ周方向に沿って所定のピッチ
で配置した空気入りタイヤにおいて、前記副溝により区
分したピッチ数を各陸部列で相違させると共に、車両装
着時に車両内側となるタイヤ車両装着内側から車両外側
に向けて前記陸部列のピッチ数を次第に小さくし、タイ
ヤ車両装着最外側の陸部列のピッチ数を最少ピッチ数に
すると共に、残りの陸部列を最少ピッチ数よりも2ピッ
チ以上多くかつ最少ピッチ数の2倍未満にし、左右の最
外側の主溝よりタイヤ外側のタイヤ車両装着最内側陸部
列及び最外側陸部列の幅を、該最外側の主溝間に配置し
た陸部列より幅広に形成したので、以下のような優れた
効果を奏するものである。 即ち、副溝により区分したピッチ数を各陸部列で相違
させると共に、最少ピッチ数にした陸部列に対し、残り
のブロック列を最少ピッチ数よりも2ピッチ以上多くか
つ最少ピッチ数の2倍未満とすることにより、各陸部列
により発生する騒音が同一周波数帯に集中するのを効果
的に回避することができるため、騒音の低減が可能にな
る。 また、タイヤ車両装着最外側の陸部列の幅を最外側の
主溝間に配置した陸部列より幅広にし、かつその幅広の
陸部列のピッチ数を最少ピッチ数にしたので、トレッド
面のタイヤ車両装着外側領域における剛性を十分に確保
することができ、それによって、車両運転性能、特に操
縦安定性を低下させることがない。 また、最外側の主溝間に配置した陸部列の幅が、最外
側の主溝よりタイヤ外側の両陸部列よりも狭いため、主
溝をトレッド中央側に有効に配置する構成とすることが
でき、その結果、それら主溝により良好な排水効果の確
保を可能にする。 しかも、タイヤ車両装着内側から外側に向けて陸部列
のピッチ数を次第に小さく変えることにより、外側の陸
部列程、剛性を大きくしてグリップ力を強める(装着時
に車両内側に向けてグリップ力が作用)ことができるた
め、旋回走行時における旋回外側のタイヤのコーナリン
グフォースを増大させ、それによって旋回時の応答性を
高めて操縦性を向上することができる。 また、一般に空気入りタイヤは、タイヤ車両装着外側
の陸部列程摩耗し易いが、本発明では、タイヤ車両装着
内側から外側に向けて陸部列のピッチ数を次第に小さく
することにより、外側の陸部列程剛性を高くして摩耗が
小さくなるようにしているので、トレッド面における陸
部列をタイヤ車両装着外側と内側で均一的に摩耗させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の空気入りタイヤ
のトレッド表面に形成されたトレッドパターンの一例を
示す説明図、第3図および第4図はそれぞれ従来の空気
入りタイヤのトレッド表面に形成されたトレッドパター
ンの一例を示す説明図、第5図はタイヤの速度と音圧レ
ベルとの関係図である。 1……トレッド面、3……切り込み溝(副溝)、4……
主溝、5……副溝、A,B,C,D……陸部列
のトレッド表面に形成されたトレッドパターンの一例を
示す説明図、第3図および第4図はそれぞれ従来の空気
入りタイヤのトレッド表面に形成されたトレッドパター
ンの一例を示す説明図、第5図はタイヤの速度と音圧レ
ベルとの関係図である。 1……トレッド面、3……切り込み溝(副溝)、4……
主溝、5……副溝、A,B,C,D……陸部列
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭54−124404(JP,A)
特開 昭58−78801(JP,A)
特開 昭60−116511(JP,A)
実開 昭61−39606(JP,U)
特公 平6−98883(JP,B2)
特公 平4−29562(JP,B2)
特公 平4−29563(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
B60C 11/03 - 11/11
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.トレッド面にタイヤ周方向に延びる複数の主溝を設
け、該主溝によりタイヤ幅方向に複数の陸部列を区画形
成し、それら陸部列にタイヤ幅方向に延びる副溝をタイ
ヤ周方向に沿って所定のピッチで配置した空気入りタイ
ヤにおいて、前記副溝により区分したピッチ数を各陸部
列で相違させると共に、車両装着時に車両内側となるタ
イヤ車両装着内側から車両外側に向けて前記陸部列のピ
ッチ数を次第に小さくし、タイヤ車両装着最外側の陸部
列のピッチ数を最少ピッチ数にすると共に、残りの陸部
列を最少ピッチ数よりも2ピッチ以上多くかつ最少ピッ
チ数の2倍未満にし、左右の最外側の主溝よりタイヤ外
側のタイヤ車両装着最内側陸部列及び最外側陸部列の幅
を、該最外側の主溝間に配置した陸部列より幅広に形成
したことを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61305494A JP2805472B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61305494A JP2805472B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63159110A JPS63159110A (ja) | 1988-07-02 |
JP2805472B2 true JP2805472B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=17945837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61305494A Expired - Fee Related JP2805472B2 (ja) | 1986-12-23 | 1986-12-23 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2805472B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1674293A2 (en) | 2004-12-24 | 2006-06-28 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Vehicle tire |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1472104B1 (fr) * | 2002-01-31 | 2007-10-24 | Société de Technologie Michelin | Sculpture de bande de roulement et methode de construction |
JP4684059B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-05-18 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
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US8170839B2 (en) * | 2009-04-24 | 2012-05-01 | Bridgestone Americas Tire Operations, Llc | Method of designing a tire tread |
JP5662785B2 (ja) * | 2010-12-14 | 2015-02-04 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5387659B2 (ja) | 2011-11-14 | 2014-01-15 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP5779164B2 (ja) * | 2012-10-30 | 2015-09-16 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
CN103253089A (zh) * | 2013-03-13 | 2013-08-21 | 杭州中策橡胶有限公司 | 一种低噪音轮胎及其花纹的设计方法 |
JP6299078B2 (ja) * | 2013-04-17 | 2018-03-28 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP6370375B2 (ja) * | 2013-07-16 | 2018-08-08 | ピレリ・タイヤ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ | 車両用タイヤ |
JP6154687B2 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-06-28 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
CN106232390B (zh) * | 2014-04-22 | 2018-05-15 | 横滨橡胶株式会社 | 充气轮胎 |
JP6084195B2 (ja) * | 2014-11-27 | 2017-02-22 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP6724317B2 (ja) * | 2015-09-07 | 2020-07-15 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AT378741B (de) * | 1983-01-19 | 1985-09-25 | Semperit Ag | Laufflaechenprofil fuer einen fahrzeugluftreifen |
JPS60116511A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-24 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 低騒音タイヤ |
-
1986
- 1986-12-23 JP JP61305494A patent/JP2805472B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS63159110A (ja) | 1988-07-02 |
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