JP2793901B2 - インラインスクリュ型射出成形機 - Google Patents
インラインスクリュ型射出成形機Info
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- Japan
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- molding machine
- injection molding
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Description
ものである。
熱シリンダの前方部に溜め、その後スクリュを前進させ
ることによって溶融樹脂をノズルから射出する射出成形
機は、材料の溶融と射出が同軸上で行われ、インライン
スクリュ型射出成形機と言われる。
は、スクリュを回転させることによって樹脂は溶融しな
がら加熱シリンダの前方に移送され、その間樹脂の圧力
でスクリュが押し戻されるようになっている。
計量され、指定の位置になるとスクリュの回転が停止さ
せられる。
られる。該サックバック工程においては、スクリュが所
定位置まで後退させられて樹脂圧力を低下させ、スクリ
ュの前方に溜まった樹脂がノズルから漏れないようにす
る。
ュの位置検出を行い、設定位置に至るまで射出シリンダ
を後退させている。そして、そのための制御は、スクリ
ュ速度を制御対象とする速度制御によって行っている。
成形機においては、スクリュをサックバック位置に後退
させる際に、樹脂の種類、樹脂溶融温度によって抵抗が
変化するため、オーバランするなどサックバック位置が
ばらつく。
なわれてしまうだけでなく、オーバーラン量が多すぎる
と、ノズル先端から空気を吸い込み、それが溶融樹脂内
に巻き込まれてしまい、成形不良の原因となる。
機の問題点を解決して、スクリュ位置の精度を高くして
成形の安定性を向上させることができるインラインスク
リュ型射出成形機を提供することを目的とする。
機においては、サックバック工程中のスクリュ位置を検
出してスクリュ位置実績値を出力するスクリュ位置検出
器と、制御を開始するときの上記スクリュ位置実績値に
基づいて設定されたスクリュ位置指令値を出力するスク
リュ位置設定装置と、上記スクリュ位置指令値と制御を
開始した後のスクリュ位置実績値との偏差を求める手段
と、上記偏差の信号を受けて制御され、スクリュを移動
させる手段とを有する。
ては、さらに、上記スクリュを移動させる手段は、吐出
圧力及び吐出流量を制御する可変容量型ポンプである。
射出成形機においては、サックバック工程中のスクリュ
位置を検出してスクリュ位置実績値を出力するスクリュ
位置検出器と、制御を開始するときの上記スクリュ位置
実績値に基づいて設定されたスクリュ位置指令値を出力
するスクリュ位置設定装置と、上記スクリュ位置指令値
と制御を開始した後のスクリュ位置実績値との偏差を求
める手段と、上記偏差の信号を受けて制御され、スクリ
ュを移動させる手段とを有する。
がスクリュ位置指令値として設定され、該スクリュ位置
指令値と制御を開始した後のスクリュ位置実績値とが比
較され、その偏差によってスクリュが後退させられる。
細に説明する。
概要図である。
内部において前後進自在、回転自在に支持されているス
クリュ、3は加熱シリンダ前方空間であって、スクリュ
2が後退すると該加熱シリンダ前方空間内に樹脂が溜め
られるようになっている。4は樹脂供給口であり、計量
工程において樹脂は該樹脂供給口4を介して加熱シリン
ダ1内に自然落下する。
あり、ピストン5aの前後に油室5b,5cを有している。6
は上記射出シリンダ5によって移動させられたスクリュ
2の位置を検出するスクリュ位置検出器、7はスクリュ
2を回転させるためのオイルモータ、8はオイルモータ
7の回転速度を検出するための回転速度検出器、9は樹
脂を射出するノズルである。
向切換弁であり、I位置においては油室5b内の油をタン
ク12にドレーンし、II位置においては可変容量型ポンプ
14からの油を油室5bに供給する。該可変容量型ポンプ14
は圧力・流量を制御することができるものであり、流量
制御器15を備えている。
変容量型ポンプ14からの油を射出シリンダ5の油室5cに
供給し、II位置において油室5c内の油をドレーンし、II
I位置において可変容量型ポンプ14からの油をオイルモ
ータ7に供給するとともに油室5c内の油をドレーンす
る。
て、樹脂供給口4から加熱シリンダ1の後端部に供給さ
れた樹脂は、スクリュ2の回転及び加熱シリンダ1から
の熱により前方に送り出されるとともに加熱圧縮されて
可塑化され、溶融樹脂が上記スクリュ2の前方空間3に
蓄えられる。
せられるが、回転速度検出器8がスクリュ2の回転を検
出する。その間射出シリンダ5はスクリュ2の回転を許
容し、軸方向に移動する。
背圧を発生させるためのものである。また、電磁方向切
換弁11は計量工程が完了したあと、ノズル9から樹脂が
漏れないよう、前方空間3の樹脂圧力を低くするため
に、スクリュ2を強制的に後退させてサックバックを行
う。
制御ブロック図である。
リュ位置検出器6が検出した信号は制御装置30に送られ
る。制御装置30はマイクロコンピュータなど演算機能を
有するもので構成される。
って検出されたスクリュ位置は信号変換器32において信
号に変換させられ、スクリュ位置実績値x(t)として
減算器34に送られフィードバックされる。
をサックバック制御開始時にx(t=0)を基に時間の
関数 xREF=f(t) として演算し設定する。
REFとスクリュ位置実績値x(t)の偏差記号が演算さ
れる。そして、該偏差記号は制御補償演算器35に送ら
れ、その出力値が信号変換器37によって駆動用信号に変
換され、流量制御器15に入力されるようになっている。
て、可変容量型ポンプ14、流量制御器15、電磁方向切換
弁17のbソレノイドを駆動すると、可変容量型ポンプ14
から吐出された油がIII位置にある電磁方向切換弁17を
介してオイルモータ7に送られ、該オイルモータ7が回
転する。
が回転させられ、樹脂供給口4から入った樹脂は前方に
送り出されながら、機械的せん断を受けるとともに加熱
シリンダ2に巻かれたヒータにより外部から加熱され
る。その結果、樹脂は可塑化溶融されて加熱シリンダ1
の前方空間3に蓄えられ、スクリュ2は後退する。
可変容量型ポンプ14、流量制御器15、電磁方向切換弁17
の駆動は解除され、流量工程は完了する。
脂がノズル9から漏れないように、サックバック工程を
開始する。
方向切換弁11のbソレノイドを駆動することにより、可
変容量型ポンプ14が吐出した油をII位置にある電磁方向
切換弁11を介して射出シリンダ5の油室5bに供給する。
その結果、スクリュ2は予め設定されたサックバック位
置まで、強制後退(サックバック)させ、前方空間3内
の樹脂の圧力を次のように制御して低下させる。
11のbソレノイドを駆動し、サックバック工程に入る
と、スクリュ位置検出器6から送出されるスクリュ位置
実績値x(t)が信号変換器32を介して制御装置30に取
り込まれる。そして、制御開始時のスクリュ実績値x
(t=0)を元にして、演算され設定されたスクリュ位
置指令値xREF=f(t)とスクリュ位置実績値x(t)
の差〔xREF−x(t)〕となる偏差信号が演算される。
補償演算器35は、ゲイン調整を含む複数の演算を行う。
れた制御信号は流量制御器15に入力され、制御信号に従
って可変容量型ポンプ14の吐出油量が制御される。そし
て、射出シリンダ5の油室5bに油が送られ、射出シリン
ダ5のピストン5aに締結されているスクリュ2を後退さ
せる。
状位置からサックバック工程が完了する位置に至るまで
の連続信号を演算し設定する。スクリュ2がサックバッ
ク完了位置に到達、又は近傍に到達すると、偏差信号
〔xREF−x(t)〕は、予め設定されている整定基準値
以下になる。
となると同時に電磁方向切換弁11のbソレノイドの励磁
が解除され、サックバック工程の制御が完了となる。
工程の制御についても本発明を適用することができる。
類及び溶融温度によって樹脂の抵抗が変化してもサック
バック工程中のスクリュ位置にばらつきが生じるのを防
止することができるので、成形の安定性を向上させるこ
とができる。
終了する位置に移動する間に、後退速度を徐々に低くす
ることができるので、サックバック工程の安定性を向上
させることができる。
変容量形ポンプを使用した場合について説明している
が、油圧駆動源に定容量形ポンプ又はロードセンシング
式の可変容量形ポンプを用いた場合にも適用することが
できる。
リュ型射出成形機における油圧回路図である。
射出シリンダであり、サックバック用の比例電磁式流量
調整弁又はサーボ弁39に接続されている。そして、該サ
ーボ弁39には定容量型ポンプ又はロードセンシング式可
変容量型ポンプ40から油が送られるようになっている。
が設けられていて、該制御装置において時間の関数であ
る位置指令値xREFが演算され、スクリュ位置検出器6に
より検出され信号変換器32で変換したスクリュ位置実績
値x(t)がフィードバックされ、偏差信号が演算され
る。
力値が信号変換器37を介して比例電磁式流量調整弁又は
サーボ弁39に入力されて、サックバック工程におけるス
クリュ位置制御が行われるようになっている。
本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
インスクリュ型射出成形機においては、サックバック工
程中のスクリュ位置を検出してスクリュ位置実績値を出
力するスクリュ位置検出器と、制御を開始するときの上
記スクリュ位置実績値に基づいて設定されたスクリュ位
置指令値を出力するスクリュ位置設定装置と、上記スク
リュ位置指令値と制御を開始した後のスクリュ位置実績
値との偏差を求める手段と、上記偏差の信号を受けて制
御され、スクリュを移動させる手段とを有する。
がスクリュ位置指令値として設定され、該スクリュ位置
指令値と制御を開始した後のスクリュ位置実績値とが比
較され、その偏差によってスクリュが後退させられる。
類及び溶融温度によって樹脂の抵抗が変化してもサック
バック工程中のスクリュ位置にばらつきが生じるのを防
止することができるので、成形の安定性を向上させるこ
とができる。
要図、第2図は本発明のインラインスクリュ型射出成形
機の制御ブロック図、第3図は本発明の第二の実施例を
示すインラインスクリュ型射出成形機における油圧回路
図である。 1……加熱シリンダ、2……スクリュ、5……射出シリ
ンダ、6……スクリュ位置検出器、7……オイルモー
タ、11,17……電磁方向切換弁、14……可変容量型ポン
プ、15……流量制御器、31……スクリュ位置設定装置、
39……サーボ弁。
Claims (2)
- 【請求項1】(a)サックバック工程中のスクリュ位置
を検出してスクリュ位置実績値を出力するスクリュ位置
検出器と、 (b)制御を開始するときの上記スクリュ位置実績値に
基づいて設定されたスクリュ位置指令値を出力するスク
リュ位置設定装置と、 (c)上記スクリュ位置指令値と制御を開始した後のス
クリュ位置実績値との偏差を求める手段と、 (d)上記偏差の信号を受けて制御され、スクリュを移
動させる手段とを有することを特徴とするインラインス
クリュ型射出成形機。 - 【請求項2】上記スクリュを移動させる手段は、吐出圧
力及び吐出流量を制御する可変容量型ポンプである請求
項1に記載のインラインスクリュ型射出成形機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27231990A JP2793901B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | インラインスクリュ型射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27231990A JP2793901B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | インラインスクリュ型射出成形機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04148913A JPH04148913A (ja) | 1992-05-21 |
JP2793901B2 true JP2793901B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=17512229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27231990A Expired - Lifetime JP2793901B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | インラインスクリュ型射出成形機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793901B2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-12 JP JP27231990A patent/JP2793901B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
瀬戸正二監修「射出成形」第8版、(株)プラスチック、エージ、1978年10月1日、第286−293頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04148913A (ja) | 1992-05-21 |
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