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JP2000167896A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

Info

Publication number
JP2000167896A
JP2000167896A JP10341780A JP34178098A JP2000167896A JP 2000167896 A JP2000167896 A JP 2000167896A JP 10341780 A JP10341780 A JP 10341780A JP 34178098 A JP34178098 A JP 34178098A JP 2000167896 A JP2000167896 A JP 2000167896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
molding material
injection
barrel
plunger
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10341780A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyuki Suzuki
木 克 之 鈴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP10341780A priority Critical patent/JP2000167896A/ja
Publication of JP2000167896A publication Critical patent/JP2000167896A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7646Measuring, controlling or regulating viscosity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/53Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston
    • B29C45/54Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using injection ram or piston and plasticising screw
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/77Measuring, controlling or regulating of velocity or pressure of moulding material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可塑化された成型材料を均一な状態で計量す
ることができ、これにより成型品の均質化及び高品質化
を図ることができる射出成形機を提供すること。 【解決手段】 射出成形機10は、可塑化部20と射出
部30を備えている。可塑化部20は、成形材料の供給
口21sと排出口21dとを有するバレル21と、ヒー
タ22と、排出口21d近傍の成形材料の圧力を測定す
る圧力センサ24と、排出口21d近傍の成形材料の温
度を測定する温度センサ25とを有している。射出部3
0は、シリンダ31と、シリンダ31内を摺動可能なプ
ランジャ32とを有している。プランジャ駆動モータ1
1がシリンダ31内でプランジャ32を駆動させる。制
御装置12が、温度センサ25による検出温度に基づい
て背圧目標値を設定し、圧力センサ24による検出圧力
と背圧目標値とに基づいてプランジャ駆動モータ11を
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可塑化部と射出部
とが分離しているプリプラ式射出成形機に係り、とりわ
け、1ショット内の樹脂温度を安定させることができる
射出成形機に関している。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機として、インラインス
クリュ式射出成形機がある。
【0003】このタイプの射出成形機は、可塑化と計量
(及び射出)とを同一のバレル内で行うものであり、計
量の進行に伴ってスクリュの有効長が減少して可塑化が
均一に行われない。このため、バレル内に蓄積される溶
融状態の樹脂の温度や混練度は、バレルの軸方向に異な
る分布となる。従って、射出1ショット内での樹脂温度
が異なるため、成型品のむら等の成型不良が生じる確率
が高い。
【0004】このような問題を解決するために、可塑化
部と射出部とを分離させた構成のプリプラ式射出成形機
が開発されている。
【0005】このタイプの射出成形機は、可塑化を行う
可塑化部と、計量及び射出を行う射出部とが分離してお
り、可塑化の進行と計量の進行とが独立になされる。従
って、射出1ショット内での樹脂温度が安定し、成型品
のむら等の成形不良が生じる確率を抑制することができ
る。
【0006】プリプラ式射出成形機は、溶融樹脂の均一
性が要求される精密成型分野に、幅広く使用されてい
る。
【0007】図3に、従来のプリプラ式射出成形機50
が示されている。図3に示すプリプラ式射出成形機50
は、可塑化部60と、射出部70とを備えている。
【0008】可塑化部60は、成形材料の供給口61s
と排出口61dとを有するバレル61と、バレル61を
加熱するヒータ62と、バレル内を攪拌するスクリュ6
6と、を有している。
【0009】射出部70は、可塑化部60の排出口61
dに連通する導入口71sと射出口71dとを有するシ
リンダ71と、シリンダ71内を摺動可能なプランジャ
72とを有している。
【0010】また、プリプラ式射出成形機50は、シリ
ンダ71内でプランジャ72を駆動させるプランジャ駆
動モータ51と、プランジャ駆動モータ51を制御する
制御装置52と、を備えている。プランジャ駆動モータ
51は、駆動ナット51nを有している。
【0011】駆動ナット51とプランジャ72との間に
はロードセル53が設けられ、ロードセル53は制御装
置52に接続されている。
【0012】次に、このような構成よりなるプリプラ式
射出成形機50の作用について説明する。
【0013】まず、可塑化部60の供給口61sから樹
脂などの成型材料がバレル61内に供給される。成型材
料は、バレル61内においてヒータ62によって加熱さ
れると共にスクリュ66によって攪拌されて可塑化(溶
融)される。
【0014】可塑化された成形材料は、スクリュ66に
よって排出口61dから射出部70の導入部71sに順
次導入される。この導入の過程において、ロードセル5
3がプランジャ72に作用する力を検出する。制御装置
52は、ロードセル53の検出力が一定になるようにプ
ランジャ駆動モータ51を制御してプランジャ72を後
退させる。これにより、成型材料は略一定の背圧でシリ
ンダ71内に供給され、正確な計量と1ショット内での
安定した成形材料温度が得られる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリプラ式射出成形機50においては、制御装置52
が、ロードセル53の検出力のみに基づいてプランジャ
駆動モータ51を制御しているため、特に成形材料の温
度変化に伴う粘度変化に対応できず、射出1ショット内
の成型材料の状態が不均一になる場合がある。例えば、
溶融材料の温度が低い場合、材料の粘度が高くなり、成
形材料の流路中の異なる2点の圧力差が大きくなる。
【0016】さらに従来のプリプラ式射出成形機50で
は、シリンダ71とプランジャ72との摺動抵抗以下の
小さな背圧の制御が不可能であり、その他、摺動抵抗の
変動や、可塑化された成型材料が導入口71sに導入さ
れる際の圧力損失等が考慮されておらず、射出1ショッ
ト内の成型材料の状態が不均一になる場合がある。
【0017】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、可塑化された成型材料を均一な状態で計
量することができ、これにより成型品の均質化及び高品
質化を図ることができる射出成形機を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形材料の供
給口と排出口とを有するバレルと、バレルを加熱するヒ
ータと、排出口近傍の成形材料の圧力を測定するバレル
圧力センサと、排出口近傍の成形材料の温度を測定する
温度センサと、を有する可塑化部と、可塑化部の排出口
に連通する導入口と射出口とを有するシリンダと、シリ
ンダ内を摺動可能なプランジャとを有する射出部と、シ
リンダ内でプランジャを駆動させるプランジャ駆動モー
タと、プランジャ駆動モータを制御する制御装置と、を
備え、制御装置は、温度センサによる排出口近傍の成形
材料の温度に基づいて背圧目標値を設定し、バレル圧力
センサによる排出口近傍の成形材料の圧力と背圧目標値
とに基づいてプランジャ駆動モータを制御することを特
徴とする射出成形機である。
【0019】本発明によれば、排出口近傍の成形材料の
温度に基づいて背圧目標値が設定されるため、成形材料
の温度変化に伴う粘度変化を考慮した計量が可能で、す
なわち、可塑化された成型材料を均一な状態で計量する
ことができる。
【0020】また本発明は、成形材料の供給口と排出口
とを有するバレルと、バレルを加熱するヒータと、排出
口近傍の成形材料の圧力を測定するバレル圧力センサ
と、バレル内に設けられて成形材料を供給口から排出口
へと移動させるスクリュと、スクリュを回転させるスク
リュモータと、を有する可塑化部と、可塑化部の排出口
に連通する導入口と射出口とを有するシリンダと、シリ
ンダ内を摺動可能なプランジャと、導入口近傍の成形材
料の圧力を測定する射出部圧力センサと、を有する射出
部と、シリンダ内でプランジャを駆動させるプランジャ
駆動モータと、プランジャ駆動モータを制御する制御装
置と、を備え、制御装置は、バレル圧力センサの検出圧
力と射出部圧力センサの検出圧力との差に基づいて速度
目標値を設定し、速度目標値に基づいてスクリュモータ
を制御することを特徴とする射出成形機である。
【0021】本発明によれば、バレル圧力センサの検出
圧力と射出部圧力センサの検出圧力との差に基づいて速
度目標値が設定されるため、成形材料の温度変化に伴う
粘度変化を考慮した計量が可能で、すなわち、可塑化さ
れた成型材料を均一な状態で計量することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】図1は、本発明の一実施の形態による射出
成形機を示す構成概略図である。図1に示すように、本
発明の一実施の形態の射出成形機10は、可塑化部20
と、射出部30とを備えている。
【0024】本実施の形態のプリプラ式射出成形機10
は、可塑化部20での成形材料の可塑化と射出部30で
の成形材料の射出とが1つのサイクルとして連続して行
われるようなっている。
【0025】可塑化部20は、成形材料の供給口21s
と排出口21dとを有するバレル21と、バレル21を
加熱するヒータ22と、排出口21d近傍の成形材料の
圧力Psを測定するバレル圧力センサ24と、排出口2
1d近傍の成形材料の温度Tを測定する温度センサ25
と、バレル21内に回動可能に設けられて成形材料を攪
拌しながら供給口21sから排出口21dへと移動させ
るするスクリュ26と、スクリュを回転させるスクリュ
モータ27と、を有している。供給口21sには、ホッ
パ1が接続されている。
【0026】射出部30は、可塑化部20の排出口21
dに連通する導入口31sと射出口31dとを有するシ
リンダ31と、シリンダ31内を摺動可能なプランジャ
32と、導入口31s近傍の成形材料の圧力Ppを測定
する射出部圧力センサ33と、シリンダ31内を加熱す
るヒータ34と、を有している。
【0027】また、プリプラ式射出成形機10は、シリ
ンダ31内でプランジャ32を駆動させるプランジャ駆
動モータ11と、プランジャ駆動モータ11を制御する
制御装置12と、を備えている。プランジャ駆動モータ
11は、駆動ねじ11nを有している。
【0028】制御装置12は、温度センサ25による排
出口21d近傍の成形材料の温度に基づいて背圧目標値
Paを設定する背圧設定部12aと、バレル圧力センサ
24による排出口21d近傍の成形材料の圧力Psと背
圧目標値Paとに基づいてプランジャ駆動モータ11を
制御する第1比較制御部12bとを有している。
【0029】本実施の形態の背圧設定部12aは、前サ
イクルで温度センサ25が測定した排出口21d近傍の
成形材料の平均温度Tmeanを求める平均温度算出部
12eと、平均温度算出部12eによる前サイクルの成
形材料の平均温度Tmeanが所定値よりも低い場合に
背圧目標値Taをより高く設定し、平均温度Tmean
が所定値よりも高い場合に背圧目標値Taをより低く設
定する背圧目標値増減部12fと、を有している。
【0030】また、制御装置12は、射出部圧力センサ
33に接続され、射出部圧力センサ33による導入口3
1s近傍の成形材料の圧力Ppが負圧であるか否かを判
別するとともに、圧力Ppが負圧とならないようにプラ
ンジャ駆動モータ11を制御する第2比較制御部12c
を有している。
【0031】さらに制御装置12は、バレル圧力センサ
24の検出圧力Psと射出部圧力センサ33の検出圧力
Ppとの差に基づいて速度目標値Nsを設定するととも
に、速度目標値Nsに基づいてスクリュモータ27を制
御するスクリュ制御部12sを有している。
【0032】スクリュ制御部12sは、前サイクルでの
バレル圧力センサ25の検出圧力Psと射出部圧力セン
サ33の検出圧力Ppとの差の平均(平均差圧)ΔPm
eanを求める平均差圧算出部12tと、平均差圧算出
部12tによる前サイクルの成形材料の平均差圧ΔPm
eanが所定値よりも低い場合に速度目標値Nsをより
大きく設定し、平均差圧ΔPmeanが所定値よりも高
い場合に速度目標値Nsをより小さく設定する速度目標
値増減部12uと、を有している。
【0033】次に、このような構成よりなる本実施の形
態の作用について説明する。
【0034】図2は、本実施の形態の動作の流れを示し
ている。図2に示すように、まず制御部12の背圧設定
部12aに、背圧設定値Paの初期設定値P0が入力さ
れ、制御部12のスクリュ制御部12sに、スクリュ速
度設定値Nsの初期設定値N0が入力される。また、背
圧目標値増減部12fに、温度判別しきい値T0と温度
不感幅Tfと背圧インクリメント単位Piとが入力さ
れ、速度目標値増減部12uに、差圧判別しきい値ΔP
dと差圧不感幅Pfと速度インクリメント単位Niとが
入力される(STEP01)。
【0035】また、本実施の形態の背圧目標値増減部1
2fが利用する排出口21d近傍の成形材料の平均温度
Tmeanは、前述のように、前サイクル時の測定値に
基づく。従って、射出成形機10の始動時にはTmea
nに入力値がない。このため、始動時にはTmeanに
T0が仮入力される(STEP01)。
【0036】同様に、本実施の形態の速度目標値増減部
12uが利用する平均差圧ΔPmeanは、前述のよう
に、前サイクル時の測定値に基づく。従って、射出成形
機10の始動時にはΔPmeanに入力値がない。この
ため、始動時にはΔPmeanにΔPdが仮入力される
(STEP01)。
【0037】その他、プランジャ駆動モータ11の後退
速度vとしての初期速度V0と、後退速度インクリメン
ト単位viとが入力される。また、第1比較制御部12
bには、圧力不感幅Pgが入力される。圧力不感幅Pg
は、差圧不感幅Pfと同一であってもよい。
【0038】次に、背圧目標増減部12fにおいて、成
形材料の平均温度Tmean(前サイクル時の平均温度
算出部12eによる値、始動時にはT0)と温度判別し
きい値T0とが比較される(STEP11、STEP1
2)。
【0039】平均温度Tmeanが温度判別しきい値T
0よりも小さい場合、背圧目標増減部12fは、その時
設定されている背圧目標値Paに背圧インクリメント単
位Piを加えて新たな背圧目標値Paとする(STEP
13)。
【0040】平均温度Tmeanが温度判別しきい値T
0と温度不感幅Tfとの和よりも大きい場合、背圧目標
増減部12fは、その時設定されている背圧目標値Pa
から背圧インクリメント単位Piを引いて新たな背圧目
標値Paとする(STEP14)。
【0041】平均温度Tmeanが温度判別しきい値T
0以上で、温度判別しきい値T0と温度不感幅Tfとの
和以下の場合(当然に始動時を含む)、背圧目標増減部
12fは、その時設定されている背圧目標値Paを保持
する。
【0042】次に、速度目標増減部12uにおいて、成
形材料の平均差圧ΔPmean(前サイクル時の平均差
圧算出部12tによる値、始動時にはΔPd)と差圧判
別しきい値ΔPdとが比較される(STEP21、ST
EP22)。
【0043】平均差圧ΔPmeanが差圧判別しきい値
ΔPdよりも小さい場合、速度目標増減部12uは、そ
の時設定されている速度目標値Nsに速度インクリメン
ト単位Niを加えて新たな速度目標値Nsとする(ST
EP23)。
【0044】平均差圧ΔPmeanが差圧判別しきい値
ΔPdと差圧不感幅Pfとの和よりも大きい場合、速度
目標増減部12uは、その時設定されている速度目標値
Nsから速度インクリメント単位Niを引いて新たな速
度目標値Nsとする(STEP24)。
【0045】平均差圧ΔPmeanが差圧判別しきい値
ΔPd以上で、差圧判別しきい値ΔPdと差圧不感幅P
fとの和以下の場合(当然に始動時を含む)、速度目標
増減部12uは、その時設定されている速度目標値Ns
を保持する。
【0046】以上で1ショットのための制御条件設定が
終了し、成形材料の可塑化及び計量が開始される。
【0047】成形材料は、ホッパ1から供給口21sを
経てバレル21内に供給され、ヒータ22で加熱され
る。一方、制御装置12のスクリュ制御部12sが速度
目標値Nsに従ってスクリュモータ27を駆動し、スク
リュ26がバレル21内の成形材料を攪拌する。これに
より、成形材料は可塑化されると共に、バレル21の排
出口21dに移動する(STEP31)。
【0048】バレル21の排出口21dから排出される
溶融状態の成形材料は、シリンダ31の導入口31sか
らシリンダ31内に順次導入される。この時、プランジ
ャ駆動モータ11は後退速度v(始動時はv0)で後退
し、成形材料のシリンダ31内への導入を助ける。
【0049】また、所定のサンプリング周期で、図示さ
れない位置センサによってプランジャ32の位置xが検
出され、バレル圧力センサ24によって排出口21d近
傍の成形材料の圧力Psが測定され、射出部圧力センサ
33によって導入口31s近傍の成形材料の圧力Ppが
測定され、温度センサ25によって排出口21d近傍の
成形材料の温度Tpが測定される(STEP32)。
【0050】本実施の形態では、各サンプリング周期毎
に、平均温度算出部12eが温度センサ25によって測
定される測定温度Tpに基づいて、平均温度Tmean
を算出し、平均差圧算出部12tがバレル圧力センサ2
4及び射出部圧力センサ33によって測定される検出圧
力Ps及びPpに基づいて、平均差圧ΔPmeanを算
出している。もっとも、平均温度Tmean及び平均差
圧ΔPmeanは、1ショットの制御工程が終了した時
(STEP40参照)にのみ算出されるようにしてもよ
い。
【0051】次に、プランジャ32の位置xと計量終了
位置xkとを比較し(STEP33)、プランジャ32
が計量終了位置xkに至っていない場合には、第2比較
制御部12cによって、射出部圧力センサ33による検
出圧力Ppが負圧であるか否かが判別される(STEP
34)。
【0052】検出圧力Ppが負圧である場合、第2比較
制御部12cが、その時設定されているその時設定され
ているプランジャ後退速度vから後退速度インクリメン
ト単位viを引いて新たなプランジャ後退速度vとする
(STEP38)。制御装置12は、この新たなプラン
ジャ後退速度vに基づいて、プランジャ駆動モータ11
を制御する。
【0053】検出圧力Ppが負圧でない場合、制御装置
12の第1比較制御部12bが、背圧目標値Paとバレ
ル圧力センサ24による検出圧力Psとを比較する(S
TEP35、STEP36)。
【0054】検出圧力Psが背圧目標値Paと圧力不感
幅Pgとの和よりも大きい場合、第1比較制御部12b
が、その時設定されているプランジャ後退速度vに後退
速度インクリメント単位viを加えて新たなプランジャ
後退速度vとする(STEP37)。制御装置12は、
この新たなプランジャ後退速度vに基づいて、プランジ
ャ駆動モータ11を制御する。
【0055】検出圧力Psが背圧目標値Paよりも小さ
い場合、第1比較制御部12bは、その時設定されてい
るプランジャ後退速度vから後退速度インクリメント単
位viを引いて新たなプランジャ後退速度vとする(S
TEP38)。制御装置12は、この新たなプランジャ
後退速度vに基づいて、プランジャ駆動モータ11を制
御する。
【0056】検出圧力Psが背圧目標値Pa以上で、背
圧目標値Paと圧力不感幅Pgとの和以下の場合、第1
比較制御部12bは、その時設定されているプランジャ
後退速度vを保持する。プランジャ32は、このプラン
ジャ後退速度vに従って後退を続ける。
【0057】以上のSTEP32〜STEP38の各工
程は、プランジャ32の位置x、排出口21d近傍の成
形材料の圧力Ps、導入口31s近傍の成形材料の圧力
Pp及び排出口21d近傍の成形材料の温度Tpがそれ
ぞれ測定されるサンプリング周期毎に繰り返し行われ
る。そして、STEP33においてランジャ32の位置
xが計量終了位置xkに至っていると判別された場合
に、プランジャ駆動モータ11が停止して、計量が終了
する。
【0058】1ショットの計量が終了した(1サイクル
が終了した)後、射出が行われる、その後、計量を継続
する場合には、再びSTEP11〜STEP14及びS
TEP21〜STEP24の制御条件の設定が繰り返さ
れる。この場合、STEP11〜STEP14及びST
EP21〜STEP24の各工程における平均温度Tm
ean及び平均差圧ΔPmeanは、STEP32で求
めてある前サイクル時の平均温度Tmean及び平均差
圧ΔPmeanが用いられる。
【0059】本実施の形態では、平均温度Tmean及
び平均差圧ΔPmeanのデータが、次のサイクルでの
制御設定にフィードバックされるため、成形材料を常に
より均一な状態で計量することが可能となる。
【0060】例えば、本実施の形態では平均温度Tme
anが低い場合に背圧目標値Paを上げているが、成形
材料は背圧を上げると温度が上がる性質を有する(本件
発明者らが知見した。)ため、成形材料の温度の安定化
が図られている。
【0061】また、本実施の形態では平均差圧ΔPme
anが小さい場合に速度目標値Nsを上げているが、平
均差圧ΔPmeanが小さいということは成形材料の粘
度が小さいことを意味し、すなわち成形材料の温度が高
いことを意味している。この状態でスクリュ26の速度
を上げると、ヒータ22による成形材料の加熱時間が相
対的に短くなるため、成形材料の温度が下がる。すなわ
ち、成形材料の温度の安定化が図られている。
【0062】以上のように、本実施の形態によれば、成
形材料の温度変化に伴う粘度変化を補償することができ
るため、射出1ショット内の成型材料温度をより均一に
することができる。
【0063】また、本実施の形態では、背圧の制御にバ
レル圧力センサ24の検出圧力を用いているため、シリ
ンダ31とプランジャ32との摺動抵抗以下の小さな背
圧の制御が可能で、摺動抵抗の変動や、可塑化された成
型材料が導入口31sに導入される際の圧力損失等も補
償することができ、射出1ショット内の成型材料の状態
をより均一にすることができる。
【0064】さらに本実施の形態では、第2比較制御部
12cによって、導入口31s近傍の成形材料の圧力が
負圧とならないように制御しているので、成形材料中に
空気が混入することが抑制される。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、排出口
近傍の成形材料の温度に基づいて背圧目標値が設定され
るため、成形材料の温度変化に伴う粘度変化を考慮した
計量が可能で、すなわち、可塑化された成型材料を均一
な状態で計量することができる。
【0066】また、本発明によれば、バレル圧力センサ
の検出圧力と射出部圧力センサの検出圧力との差に基づ
いて速度目標値が設定されるため、成形材料の温度変化
に伴う粘度変化を考慮した計量が可能で、すなわち、可
塑化された成型材料を均一な状態で計量することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機の第1の実施の形態を
示す構成概略図。
【図2】図1の射出成形機の作用を示すフローチャー
ト。
【図3】従来の射出成形機を示す構成概略図。
【符号の説明】
1 ホッパ 10 射出成形機 11 プランジャ駆動モータ 11n 駆動ねじ 12 制御装置 12a 背圧設定部 12b 第1比較制御部 12c 第2比較制御部 12e 平均温度算出部 12f 背圧目標値増減部 12s スクリュ制御部 12t 平均差圧算出部 12u 速度目標値増減部 20 可塑化部 21 バレル 21s 供給口 21d 排出口 22 ヒータ 24 バレル圧力センサ 25 温度センサ 26 スクリュ 27 スクリュモータ 30 射出部 31 シリンダ 31s 導入口 31d 射出口 32 プランジャ 33 射出部圧力センサ 34 ヒータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形材料の供給口と排出口とを有するバレ
    ルと、バレルを加熱するヒータと、排出口近傍の成形材
    料の圧力を測定するバレル圧力センサと、排出口近傍の
    成形材料の温度を測定する温度センサと、を有する可塑
    化部と、 可塑化部の排出口に連通する導入口と射出口とを有する
    シリンダと、シリンダ内を摺動可能なプランジャとを有
    する射出部と、 シリンダ内でプランジャを駆動させるプランジャ駆動モ
    ータと、 プランジャ駆動モータを制御する制御装置と、を備え、 制御装置は、温度センサによる排出口近傍の成形材料の
    温度に基づいて背圧目標値を設定し、バレル圧力センサ
    による排出口近傍の成形材料の圧力と背圧目標値とに基
    づいてプランジャ駆動モータを制御することを特徴とす
    る射出成形機。
  2. 【請求項2】可塑化部での成形材料の可塑化と射出部で
    の成形材料の射出とが1つのサイクルとして連続して行
    われるようなっており、 制御装置は、前サイクル時に温度センサが測定した排出
    口近傍の成形材料の平均温度が所定値よりも低い場合
    に、より高い背圧目標値を設定し、前サイクル時に温度
    センサが測定した排出口近傍の成形材料の平均温度が所
    定値よりも高い場合に、より低い背圧目標値を設定する
    ようになっていることを特徴とする請求項1に記載の射
    出成形機。
  3. 【請求項3】射出部は、導入口近傍の成形材料の圧力を
    測定する射出部圧力センサを有し、 制御装置は、射出部圧力センサが測定する導入口近傍の
    成形材料の圧力が負圧とならないようにプランジャ駆動
    モータを制御することを特徴とする請求項1または2に
    記載の射出成形機。
  4. 【請求項4】成形材料の供給口と排出口とを有するバレ
    ルと、バレルを加熱するヒータと、排出口近傍の成形材
    料の圧力を測定するバレル圧力センサと、バレル内に設
    けられて成形材料を供給口から排出口へと移動させるス
    クリュと、スクリュを回転させるスクリュモータと、を
    有する可塑化部と、 可塑化部の排出口に連通する導入口と射出口とを有する
    シリンダと、シリンダ内を摺動可能なプランジャと、導
    入口近傍の成形材料の圧力を測定する射出部圧力センサ
    と、を有する射出部と、 シリンダ内でプランジャを駆動させるプランジャ駆動モ
    ータと、 プランジャ駆動モータを制御する制御装置と、を備え、 制御装置は、バレル圧力センサの検出圧力と射出部圧力
    センサの検出圧力との差に基づいて速度目標値を設定
    し、速度目標値に基づいてスクリュモータを制御するこ
    とを特徴とする射出成形機。
  5. 【請求項5】可塑化部での成形材料の可塑化と射出部で
    の成形材料の射出とが1つのサイクルとして連続して行
    われるようなっており、 制御装置は、前サイクル時のバレル圧力センサの検出圧
    力と射出部圧力センサの検出圧力との平均差圧が所定値
    よりも低い場合に、より大きい速度目標値を設定し、前
    サイクル時のバレル圧力センサの検出圧力と射出部圧力
    センサの検出圧力との平均差圧が所定値よりも高い場合
    に、より小さい速度目標値を設定するようになっている
    ことを特徴とする請求項4に記載の射出成形機。
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