JP2793211B2 - 電子制御式自動変速機 - Google Patents
電子制御式自動変速機Info
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Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子制御式自動変速機に係り、特にその自
動変速機のロックアップクラッチ系統の故障検出に関す
る。
動変速機のロックアップクラッチ系統の故障検出に関す
る。
(従来の技術) 従来の電子制御式自動変速機(以下、T/Mという)に
おいては、一般にトルクコンバータ内に、その滑りをな
くし燃費を向上させるための直結用のロックアップ(L
−up)クラッチが設けられており、スロットル開度と車
速等の情報に基づき、電子制御装置によりT/M内の油圧
回路に取り付けられたロックアップ制御用ソレノイド
(以下、ロックアップソレノイドという)等のアクチュ
エータを駆動することにより、ロックアップクラッチの
作動、開放、半作動状態を制御するようにしている。
おいては、一般にトルクコンバータ内に、その滑りをな
くし燃費を向上させるための直結用のロックアップ(L
−up)クラッチが設けられており、スロットル開度と車
速等の情報に基づき、電子制御装置によりT/M内の油圧
回路に取り付けられたロックアップ制御用ソレノイド
(以下、ロックアップソレノイドという)等のアクチュ
エータを駆動することにより、ロックアップクラッチの
作動、開放、半作動状態を制御するようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した従来の制御方法では、ロック
アップソレノイド等のアクチュエータの電気的故障に対
するフェール制御は考慮されているが、ロックアップク
ラッチの摩擦材の損耗やバルブスティック等の機構的故
障に対しては、その検出手段及びフェールセーフ制御に
難があり、それに対する十分な対策が望まれている。
アップソレノイド等のアクチュエータの電気的故障に対
するフェール制御は考慮されているが、ロックアップク
ラッチの摩擦材の損耗やバルブスティック等の機構的故
障に対しては、その検出手段及びフェールセーフ制御に
難があり、それに対する十分な対策が望まれている。
特に、電気的故障に対しては、電源をオフする等の対
策が考えられるが、機構的故障に対しては、異なる対策
を施さなければならず、両者を区別して検出する必要が
ある。例えば、変速制御等の他の電気的システムが正常
に作動するにも関わらず、ロックアップクラッチを常時
作動させる側に機構的故障が生じた場合、1速状態で
は、一般的に油圧回路によって強制的にロックアップ作
動しないようにフェール制御されるようになっている
が、2速以上の状態ではノッキングやエンスト、変速シ
ョックの悪化等が生じる恐れがある。
策が考えられるが、機構的故障に対しては、異なる対策
を施さなければならず、両者を区別して検出する必要が
ある。例えば、変速制御等の他の電気的システムが正常
に作動するにも関わらず、ロックアップクラッチを常時
作動させる側に機構的故障が生じた場合、1速状態で
は、一般的に油圧回路によって強制的にロックアップ作
動しないようにフェール制御されるようになっている
が、2速以上の状態ではノッキングやエンスト、変速シ
ョックの悪化等が生じる恐れがある。
また、雪道走行等のために、2速発進とか3速発進と
かの走行モードを選択できるような電気的システムが正
常に作動するにも関わらず、ロックアップクラッチを常
時作動させる側に機械的故障が生じた場合、車両停止時
にそのモードを選択すると、いきなりエンストしてしま
う恐れがある。
かの走行モードを選択できるような電気的システムが正
常に作動するにも関わらず、ロックアップクラッチを常
時作動させる側に機械的故障が生じた場合、車両停止時
にそのモードを選択すると、いきなりエンストしてしま
う恐れがある。
本発明は、上記の状況に鑑み、ロックアップ制御の電
気的故障と機械的故障とを的確に区別して検出し、その
フェールセーフ制御を行い得る電子制御式自動変速機を
提供することを目的とする。
気的故障と機械的故障とを的確に区別して検出し、その
フェールセーフ制御を行い得る電子制御式自動変速機を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、 (1)ロックアップ機構を具備する電子制御式自動変速
機において、トルクコンバータの入出力を直結するロッ
クアップクラッチと、このロックアップクラッチの作動
を制御するロックアップソレノイドと、このロックアッ
プソレノイドの作動信号を出力する駆動回路を有する電
子制御装置と、変速機の入力回転数を検出する手段と、
エンジン回転数を検出する手段と、を備える電子制御式
自動変速機であって、前記電子制御装置は、前記ロック
アップソレノイドの動作を監視するモニタ回路と、この
モニタ回路からの信号と前記駆動回路からの出力信号を
比較し、この比較結果に基づいて、ロックアップクラッ
チの電気的故障の有無を判断する手段と、電気的故障が
ない場合、前記ロックアップソレノイドの係合又は解除
信号出力中の変速機入力回転数とエンジン回転数の差を
求める手段と、このエンジン回転数と変速機入力回転数
の差と設定値とを比較し、この比較結果に基づいて、ロ
ックアップクラッチの機構的故障の有無を判断する手段
と、を備えるようにしたものである。
機において、トルクコンバータの入出力を直結するロッ
クアップクラッチと、このロックアップクラッチの作動
を制御するロックアップソレノイドと、このロックアッ
プソレノイドの作動信号を出力する駆動回路を有する電
子制御装置と、変速機の入力回転数を検出する手段と、
エンジン回転数を検出する手段と、を備える電子制御式
自動変速機であって、前記電子制御装置は、前記ロック
アップソレノイドの動作を監視するモニタ回路と、この
モニタ回路からの信号と前記駆動回路からの出力信号を
比較し、この比較結果に基づいて、ロックアップクラッ
チの電気的故障の有無を判断する手段と、電気的故障が
ない場合、前記ロックアップソレノイドの係合又は解除
信号出力中の変速機入力回転数とエンジン回転数の差を
求める手段と、このエンジン回転数と変速機入力回転数
の差と設定値とを比較し、この比較結果に基づいて、ロ
ックアップクラッチの機構的故障の有無を判断する手段
と、を備えるようにしたものである。
(2)上記(1)記載の電子制御式自動変速機におい
て、解除信号出力時に、前記ロックアップクラッチの機
構的故障が有ると判断されると、1速から2速及び2速
から1速の変速点データを高車速側に移動させるように
したものである。
て、解除信号出力時に、前記ロックアップクラッチの機
構的故障が有ると判断されると、1速から2速及び2速
から1速の変速点データを高車速側に移動させるように
したものである。
(3)上記(1)記載の電子制御式自動変速機におい
て、解除信号出力時に、前記ロックアップクラッチの機
構的故障が有ると判断されると、2速以上の変速段での
発進を禁止するようにしたものである。
て、解除信号出力時に、前記ロックアップクラッチの機
構的故障が有ると判断されると、2速以上の変速段での
発進を禁止するようにしたものである。
(作用及び発明の効果) (1)請求項1記載の発明によれば、ロックアップソレ
ノイド(22)の作動信号が出力中であるにも関わらず、
ロックアップクラッチ(35)が作動していない場合、即
ち、T/M入力回転数とエンジン回転数とが等しくない場
合、ロックアップ制御系にロックアップの作動不良故障
が生じていることを検出することができる。
ノイド(22)の作動信号が出力中であるにも関わらず、
ロックアップクラッチ(35)が作動していない場合、即
ち、T/M入力回転数とエンジン回転数とが等しくない場
合、ロックアップ制御系にロックアップの作動不良故障
が生じていることを検出することができる。
一方、ロックアップソレノイド(22)の解除信号出力
中にも関わらず、ロックアップクラッチ(35)が開放し
ていなかった場合、即ち、T/M入力回転数とエンジン回
転数とがある回転数差未満である場合、ロックアップ制
御系にロックアップの開放不良故障が生じていることを
検出することができる。
中にも関わらず、ロックアップクラッチ(35)が開放し
ていなかった場合、即ち、T/M入力回転数とエンジン回
転数とがある回転数差未満である場合、ロックアップ制
御系にロックアップの開放不良故障が生じていることを
検出することができる。
また、電子制御装置(6)は、ロックアップソレノイ
ド(22)へのロックアップソレノイド駆動回路(17)か
らの出力信号と、ロックアップソレノイドモニタ回路
(18)からのモニタ信号とを比較することにより、電気
的故障、例えばロックアップソレノイド(22)のショー
ト、断線等の検出を行うことができる。
ド(22)へのロックアップソレノイド駆動回路(17)か
らの出力信号と、ロックアップソレノイドモニタ回路
(18)からのモニタ信号とを比較することにより、電気
的故障、例えばロックアップソレノイド(22)のショー
ト、断線等の検出を行うことができる。
このように、自動変速機のロックアップソレノイド
(22)の電気的故障の検出に加え、ロックアップ制御系
の機構的な故障を検出できると共にその区別をも行うこ
とができる。
(22)の電気的故障の検出に加え、ロックアップ制御系
の機構的な故障を検出できると共にその区別をも行うこ
とができる。
(2)請求項2記載の発明によれば、解除信号出力時
に、ロックアップクラッチの機構的故障があると判断さ
れると、つまり、ロックアップソレノイドの解除信号出
力中にも関わらず、ロックアップクラッチが開放してい
ないと判定されると、1速から2速及び2速から1速の
変速点データを高車速側に移動させることにより、エン
ジンのノッキング現象を軽減することができる。
に、ロックアップクラッチの機構的故障があると判断さ
れると、つまり、ロックアップソレノイドの解除信号出
力中にも関わらず、ロックアップクラッチが開放してい
ないと判定されると、1速から2速及び2速から1速の
変速点データを高車速側に移動させることにより、エン
ジンのノッキング現象を軽減することができる。
(3)請求項3記載の発明によれば、解除信号出力時
に、ロックアップクラッチの機構的故障があると判断さ
れると、つまり、ロックアップソレノイドの解除信号出
力中にも関わらず、ロックアップクラッチが開放してい
ないと判定されると、2速以上の変速段での発進を禁止
することにより、ウィンターモードのような、2速発進
や3速発進の走行モードを選択できるシステムにおい
て、エンストを防止することができる。
に、ロックアップクラッチの機構的故障があると判断さ
れると、つまり、ロックアップソレノイドの解除信号出
力中にも関わらず、ロックアップクラッチが開放してい
ないと判定されると、2速以上の変速段での発進を禁止
することにより、ウィンターモードのような、2速発進
や3速発進の走行モードを選択できるシステムにおい
て、エンストを防止することができる。
なお、上記記載において、説明の便宜上、各要素に符
号を付しているが、これらは本発明の構成を限定するも
のではない。
号を付しているが、これらは本発明の構成を限定するも
のではない。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図は本発明の実施例を示す電子制御式自動変速機
の全体構成図であり、第2図はその変速機の概略説明図
である。
の全体構成図であり、第2図はその変速機の概略説明図
である。
図1において、1はT/M入力回転数センサであり、こ
のT/M入力回転数センサ1は、例えば、第2図に示すよ
うに、インプットシャフト36に連結される第1クラッチ
C1のドラム37の回転数を検出する電磁ピックアップタイ
プのセンサである。2はT/M出力回転数センサ(車速セ
ンサを含む)であり、デファレンシャルドライブピニオ
ン44の回転数を検出する電磁ピックアップタイプのセン
サである。
のT/M入力回転数センサ1は、例えば、第2図に示すよ
うに、インプットシャフト36に連結される第1クラッチ
C1のドラム37の回転数を検出する電磁ピックアップタイ
プのセンサである。2はT/M出力回転数センサ(車速セ
ンサを含む)であり、デファレンシャルドライブピニオ
ン44の回転数を検出する電磁ピックアップタイプのセン
サである。
また、このセンサ2はデファレンシャルドリブンギア
やパーキングギアなどの回転数を検出するようにしても
よい。3はエンジンの回転数を検出するエンジン回転数
センサ、4はスロットルポジションセンサ(以下、スロ
ットルセンサという)、5はウインタモード選択スイッ
チであり、これは雪道など路面が凍結しているような場
合に、1速からの発進によるスリップを防止するため
に、2速以上のギア段による発進を可能にするスイッチ
であり、外国において多用されている。6は電子制御装
置、7はT/M入力回転数センサ1に接続されるインタフ
ェース回路、8はT/M出力回転数センサ2に接続される
インタフェース回路、9はエンジン回転数センサ3に接
続されるインタフェース回路、10はスロットルセンサ4
に接続されるインタフェース回路、11はウインタモード
選択スイッチ5に接続されるインタフェース回路、12は
マイクロコンピュータであり、このマイクロコンピュー
タ12は、図示しないがCPU(中央処理装置)、制御プロ
グラム及び各種データを固定記憶したROM(リードオン
リーメモリ)、ROMの読み出しデータ及び一時的な入出
力データを記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)等
を有し、演算・制御機能(タイマ機能を含む)を有す
る。13は第1のシフトソレノイド駆動回路、14は第1の
シフトソレノイド20の動作を監視する第1のモニタ回
路、15は第2のシフトソレノイド駆動回路、16は第2の
シフトソレノイド21の動作を監視する第2のモニタ回
路、17はロックアップソレノイド駆動回路、18はロック
アップソレノイド22の動作を監視するモニタ回路、19は
故障警告装置駆動回路、23は故障警告装置である。
やパーキングギアなどの回転数を検出するようにしても
よい。3はエンジンの回転数を検出するエンジン回転数
センサ、4はスロットルポジションセンサ(以下、スロ
ットルセンサという)、5はウインタモード選択スイッ
チであり、これは雪道など路面が凍結しているような場
合に、1速からの発進によるスリップを防止するため
に、2速以上のギア段による発進を可能にするスイッチ
であり、外国において多用されている。6は電子制御装
置、7はT/M入力回転数センサ1に接続されるインタフ
ェース回路、8はT/M出力回転数センサ2に接続される
インタフェース回路、9はエンジン回転数センサ3に接
続されるインタフェース回路、10はスロットルセンサ4
に接続されるインタフェース回路、11はウインタモード
選択スイッチ5に接続されるインタフェース回路、12は
マイクロコンピュータであり、このマイクロコンピュー
タ12は、図示しないがCPU(中央処理装置)、制御プロ
グラム及び各種データを固定記憶したROM(リードオン
リーメモリ)、ROMの読み出しデータ及び一時的な入出
力データを記憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)等
を有し、演算・制御機能(タイマ機能を含む)を有す
る。13は第1のシフトソレノイド駆動回路、14は第1の
シフトソレノイド20の動作を監視する第1のモニタ回
路、15は第2のシフトソレノイド駆動回路、16は第2の
シフトソレノイド21の動作を監視する第2のモニタ回
路、17はロックアップソレノイド駆動回路、18はロック
アップソレノイド22の動作を監視するモニタ回路、19は
故障警告装置駆動回路、23は故障警告装置である。
また、第2図に示すように、T/M30は、主変速機構部
(3速自動変速機構部)31と、副変速機構部32を有し、
エンジン側からエンジンクランクシャフトに連結してい
る軸33、流体式トルクコンバータ34、ロックアップクラ
ッチ35、インプットシャフト36、そのインプットシャフ
ト36に直結される第1クラッチC1のドラム37、シングル
ギアユニット38、デュアルギアユニット39、カウンタド
ライブギア40、カウンタドリブンギア41、カウンタシャ
フト42、プラネタリギアユニット43、デファレンシャル
ドライブピニオン44を具備している。又、第2(ダイレ
クト)クラッチC2、第1ブレーキB1、第1ワンウェイク
ラッチF1、第2ブレーキB2、第3ブレーキB3、第2ワン
ウェイクラッチF2、第4ワンウェイクラッチF3、第4
(U/Dダイレクト)クラッチC3、第4(U/D)ブレーキB4
が配設されている。
(3速自動変速機構部)31と、副変速機構部32を有し、
エンジン側からエンジンクランクシャフトに連結してい
る軸33、流体式トルクコンバータ34、ロックアップクラ
ッチ35、インプットシャフト36、そのインプットシャフ
ト36に直結される第1クラッチC1のドラム37、シングル
ギアユニット38、デュアルギアユニット39、カウンタド
ライブギア40、カウンタドリブンギア41、カウンタシャ
フト42、プラネタリギアユニット43、デファレンシャル
ドライブピニオン44を具備している。又、第2(ダイレ
クト)クラッチC2、第1ブレーキB1、第1ワンウェイク
ラッチF1、第2ブレーキB2、第3ブレーキB3、第2ワン
ウェイクラッチF2、第4ワンウェイクラッチF3、第4
(U/Dダイレクト)クラッチC3、第4(U/D)ブレーキB4
が配設されている。
そこで、T/M出力回転数センサ2によって検出されるT
/M出力回転数n0と、スロットルセンサ4によって検出さ
れるスロットル開度THとにより、T/M30のギア段及びト
ルクコンバータ34内のロックアップクラッチ35の作動或
いは開放を決定し、T/M30に内蔵された第1及び第2の
シフトソレノイド20,21及びロックアップソレノイド22
をオン・オフ制御する。
/M出力回転数n0と、スロットルセンサ4によって検出さ
れるスロットル開度THとにより、T/M30のギア段及びト
ルクコンバータ34内のロックアップクラッチ35の作動或
いは開放を決定し、T/M30に内蔵された第1及び第2の
シフトソレノイド20,21及びロックアップソレノイド22
をオン・オフ制御する。
ここで、ロックアップクラッチの制御について第3図
及び第4図を参照しながら説明する。
及び第4図を参照しながら説明する。
ロックアップ作動時は、第4図に示すように、ロック
アップリレーバルブ50のロックアップソレノイド22のオ
ンにより油路が切り換えられ、ロックアップクラッチ35
に通じるオイルの方向は、第3図(a)に示す方向にな
る。このため、ロックアップクラッチ35はフロントカバ
ー51に押し付けられて、エンジンのクランクシャフトと
T/M30のインプットシャフト36とは直結状態となる。即
ち、エンジン→フロントカバー51→ロックアップクラッ
チ35→O/Dインプットシャフト54へと動力が伝達され
る。
アップリレーバルブ50のロックアップソレノイド22のオ
ンにより油路が切り換えられ、ロックアップクラッチ35
に通じるオイルの方向は、第3図(a)に示す方向にな
る。このため、ロックアップクラッチ35はフロントカバ
ー51に押し付けられて、エンジンのクランクシャフトと
T/M30のインプットシャフト36とは直結状態となる。即
ち、エンジン→フロントカバー51→ロックアップクラッ
チ35→O/Dインプットシャフト54へと動力が伝達され
る。
一方、ロックアップ解除時は、ロックアップリレーバ
ルブ50の作動により、作動時とは逆方向に油路が切り換
えられ、第3図(b)の状態となる。つまり、エンジン
→フロントカバー51→ポンプインペラ53→タービンラン
ナ52→O/Dインプットシャフト54へと動力が伝達され
る。
ルブ50の作動により、作動時とは逆方向に油路が切り換
えられ、第3図(b)の状態となる。つまり、エンジン
→フロントカバー51→ポンプインペラ53→タービンラン
ナ52→O/Dインプットシャフト54へと動力が伝達され
る。
このように、スロットルセンサ4、T/M出力回転数セ
ンサ2による電子制御装置6への入力信号に基づいて、
マイクロコンピュータ12により、ロックアップクラッチ
35を作動すべきか解除すべきかを判断し、ロックアップ
ソレノイド駆動回路17を介してロックアップソレノイド
22をオン・オフ制御する。
ンサ2による電子制御装置6への入力信号に基づいて、
マイクロコンピュータ12により、ロックアップクラッチ
35を作動すべきか解除すべきかを判断し、ロックアップ
ソレノイド駆動回路17を介してロックアップソレノイド
22をオン・オフ制御する。
そこで、電子制御装置6からロックアップソレノイド
22へロックアップクラッチ35の作動信号を出力している
間、T/M入力回転センサ1とエンジン回転数センサ3に
よる電子制御装置6への入力信号に基づいて、マイクロ
コンピュータ12により両者の回転数を比較し、その結
果、両者の回転数が等しい場合には正常と判断する。
22へロックアップクラッチ35の作動信号を出力している
間、T/M入力回転センサ1とエンジン回転数センサ3に
よる電子制御装置6への入力信号に基づいて、マイクロ
コンピュータ12により両者の回転数を比較し、その結
果、両者の回転数が等しい場合には正常と判断する。
一方、電子制御装置6からロックアップソレノイド22
へロックアップクラッチ35の作動信号を出力しているに
も関わらず、両者の回転数が不一致の場合には、ロック
アップクラッチ35が滑ったり、作動しない等の機構的な
故障をしていると判断することにより、故障検出を行う
ことができる。
へロックアップクラッチ35の作動信号を出力しているに
も関わらず、両者の回転数が不一致の場合には、ロック
アップクラッチ35が滑ったり、作動しない等の機構的な
故障をしていると判断することにより、故障検出を行う
ことができる。
そして、このようなロックアップ系統の機構的故障と
判断される場合には、ロックアップソレノイド22をオフ
し、摩擦材の焼損等による二次故障を防止するためのフ
ェールセーフ制御を実行させることができる。
判断される場合には、ロックアップソレノイド22をオフ
し、摩擦材の焼損等による二次故障を防止するためのフ
ェールセーフ制御を実行させることができる。
また、ロックアップソレノイド20の解除信号出力中の
前記T/M入力回転数niとエンジン回転数neが、ある回転
数差以上であるかどうかを判断することにより、実際に
ロックアップクラッチ35が開放しているかどうかを判断
することができる。つまり、ロックアップソレノイド22
の解除信号出力中にも関わらず、ロックアップクラッチ
35が開放していなかった場合には、エンジンのノッキン
グ現象を軽減するために、油圧回路において、1速状態
では強制的にロックアップクラッチ35が解除されること
に着目して、1→2アップ変速点、2→1ダウン変速点
を通常の状態より高くすることができる。つまり、1速
から2速及び2速から1速の変速点データを高車速側に
移動させることにより、フェールセーフ制御を行うこと
ができる。
前記T/M入力回転数niとエンジン回転数neが、ある回転
数差以上であるかどうかを判断することにより、実際に
ロックアップクラッチ35が開放しているかどうかを判断
することができる。つまり、ロックアップソレノイド22
の解除信号出力中にも関わらず、ロックアップクラッチ
35が開放していなかった場合には、エンジンのノッキン
グ現象を軽減するために、油圧回路において、1速状態
では強制的にロックアップクラッチ35が解除されること
に着目して、1→2アップ変速点、2→1ダウン変速点
を通常の状態より高くすることができる。つまり、1速
から2速及び2速から1速の変速点データを高車速側に
移動させることにより、フェールセーフ制御を行うこと
ができる。
更に、ウインタモード選択スイッチ5(第1図参照)
が装備されているものにおいては、雪道走行等のために
設定してある2速発進や3速発進の走行モード、所謂ウ
インタモードを禁止して、エンスト防止のフェールセー
フ制御を行うことができる。
が装備されているものにおいては、雪道走行等のために
設定してある2速発進や3速発進の走行モード、所謂ウ
インタモードを禁止して、エンスト防止のフェールセー
フ制御を行うことができる。
また、上記実施例においては、電子制御装置6におい
て、ロックアップソレノイド22への出力信号とロックア
ップソレノイド22のモニタ回路18によるモニタ信号とを
比較することにより、ロックアップソレノイド22の断線
やショートなどの電気的故障の検出を行うことができ
る。
て、ロックアップソレノイド22への出力信号とロックア
ップソレノイド22のモニタ回路18によるモニタ信号とを
比較することにより、ロックアップソレノイド22の断線
やショートなどの電気的故障の検出を行うことができ
る。
この点について第5図を参照しながら詳細に説明す
る。
る。
第5図において、Tr1はスイッチング用PNPトランジス
タ、Tr2は過電流保護用PNPトランジスタ、Tr3はスイッ
チング用PNPトランジスタTr1のオン・オフ制御を行う制
御用NPNトランジスタ、Tr4はマイクロコンピュータ12か
らの出力信号を反転するNPNトランジスタ、R1乃至R12は
抵抗、D1乃至D3はダイオードであり、特に、ダイオード
D2はロックアップソレノイド22の逆起電圧防止のための
フライホイールダイオードである。ZDはツェナーダイオ
ード、60は電源端子であり、イグニッションスイッチを
介してバッテリに接続される。また、61は正論理NOT回
路、62はロックアップソレノイド22の電圧側端子であ
る。
タ、Tr2は過電流保護用PNPトランジスタ、Tr3はスイッ
チング用PNPトランジスタTr1のオン・オフ制御を行う制
御用NPNトランジスタ、Tr4はマイクロコンピュータ12か
らの出力信号を反転するNPNトランジスタ、R1乃至R12は
抵抗、D1乃至D3はダイオードであり、特に、ダイオード
D2はロックアップソレノイド22の逆起電圧防止のための
フライホイールダイオードである。ZDはツェナーダイオ
ード、60は電源端子であり、イグニッションスイッチを
介してバッテリに接続される。また、61は正論理NOT回
路、62はロックアップソレノイド22の電圧側端子であ
る。
そこで、マイクロコンピュータ12よりLowレベルの信
号が出力されると、トランジスタTr4のベース電位は下
がり、トランジスタTr4はオフとなる。すると、トラン
ジスタTr3のベース電位は上がることになり、トランジ
スタTr3はオンとなる。そして、トランジスタTr1のベー
ス電位は下がり、トランジスタTr1がオンすると、電源
端子60から抵抗R1を通じて電流が供給され、ロックアッ
プソレノイド22に通電される。この状態から、ロックア
ップソレノイド22の電圧側端子62の電位を、モニタ回
路、即ち、入力される電流をダイオードD3を介して、分
圧抵抗R11,R12で分圧し、正論理NOT回路61で反転して、
マイクロコンピュータ12に読み込む。つまり、マイクロ
コンピュータ12よりLowレベルの信号が出力されると、
ロックアップソレノイド駆動回路17によってロックアッ
プソレノイド22に通電され、これをモニタ回路18により
モニタする。
号が出力されると、トランジスタTr4のベース電位は下
がり、トランジスタTr4はオフとなる。すると、トラン
ジスタTr3のベース電位は上がることになり、トランジ
スタTr3はオンとなる。そして、トランジスタTr1のベー
ス電位は下がり、トランジスタTr1がオンすると、電源
端子60から抵抗R1を通じて電流が供給され、ロックアッ
プソレノイド22に通電される。この状態から、ロックア
ップソレノイド22の電圧側端子62の電位を、モニタ回
路、即ち、入力される電流をダイオードD3を介して、分
圧抵抗R11,R12で分圧し、正論理NOT回路61で反転して、
マイクロコンピュータ12に読み込む。つまり、マイクロ
コンピュータ12よりLowレベルの信号が出力されると、
ロックアップソレノイド駆動回路17によってロックアッ
プソレノイド22に通電され、これをモニタ回路18により
モニタする。
逆に、マイクロコンピュータ12よりHighレベルの信号
が出力されると、トランジスタTr4のベース電位は上が
り、トランジスタTr4はオンとなる。すると、トランジ
スタTr3のベース電位は下がることになり、トランジス
タTr3はオフとなる。そして、トランジスタTr1のベース
電位は上がり、トランジスタTr1がオフすると、電源端
子60から抵抗R1を通じて供給されていた電流は遮断さ
れ、ロックアップソレノイド22は消勢される。
が出力されると、トランジスタTr4のベース電位は上が
り、トランジスタTr4はオンとなる。すると、トランジ
スタTr3のベース電位は下がることになり、トランジス
タTr3はオフとなる。そして、トランジスタTr1のベース
電位は上がり、トランジスタTr1がオフすると、電源端
子60から抵抗R1を通じて供給されていた電流は遮断さ
れ、ロックアップソレノイド22は消勢される。
次に、本発明の電子制御式自動変速機の動作について
説明する。
説明する。
(A)ロックアップクラッチのオフ故障、即ち、ロック
アップクラッチを常時作動させない側での故障の場合に
ついて、第1図の構成図及び第6図のフローチャートを
参照しながら説明する。
アップクラッチを常時作動させない側での故障の場合に
ついて、第1図の構成図及び第6図のフローチャートを
参照しながら説明する。
まず、マイクロコンピュータ12からのロックアップソ
レノイド22への出力信号とロックアップソレノイド22に
対するモニタ回路18によるモニタ信号とを比較すること
により、ロックアップ系統が電気的に正常か否かを判断
する(ステップ)。
レノイド22への出力信号とロックアップソレノイド22に
対するモニタ回路18によるモニタ信号とを比較すること
により、ロックアップ系統が電気的に正常か否かを判断
する(ステップ)。
その結果、ロックアップ系統が電気的に正常でない場
合には、直ちに故障警告装置23を作動するとともに措置
を講じる(ステップ)。
合には、直ちに故障警告装置23を作動するとともに措置
を講じる(ステップ)。
前記ステップにおいて、ロックアップ系統が電気的
に正常である場合には、ロックアップ作動信号が出力中
であるか否かを判断する。つまり、ロックアップ信号出
力状態を示すフラグFLUPが“2"か否かを判断する(ステ
ップ)。
に正常である場合には、ロックアップ作動信号が出力中
であるか否かを判断する。つまり、ロックアップ信号出
力状態を示すフラグFLUPが“2"か否かを判断する(ステ
ップ)。
因みに、FLUP=0は解放状態を示し、FLUP=1は半作
動状態を示すものとする。
動状態を示すものとする。
その結果、フラグFLUPが“2"でない場合には、タイマ
TLUPをリセット(クリア)する。ここで、TLUPはマイク
ロコンピュータ12のタイマ機能により、ロックアップ作
動信号の出力時間を計測するタイマである(ステップ
)。
TLUPをリセット(クリア)する。ここで、TLUPはマイク
ロコンピュータ12のタイマ機能により、ロックアップ作
動信号の出力時間を計測するタイマである(ステップ
)。
また、前記ステップにおいて、フラグFLUPが“2"の
場合には、タイマTLUPが所定時間Asec、例えば1秒以上
出力しているか否かを判断する(ステップ)。
場合には、タイマTLUPが所定時間Asec、例えば1秒以上
出力しているか否かを判断する(ステップ)。
その結果、タイマTLUPが所定時間Asec、例えば1秒以
上出力している場合には、スリップ比SLIPを算出する。
上出力している場合には、スリップ比SLIPを算出する。
ここでSLIP=(EGR−INR)/EGRであり、EGRはエンジ
ン回転数、INRはT/M入力回転数を示す(ステップ)。
ン回転数、INRはT/M入力回転数を示す(ステップ)。
次に、そのスリップ比SLIPが、設定値B%、例えば3
%を超えているか否かを判断する(ステップ)。
%を超えているか否かを判断する(ステップ)。
その結果、スリップ比SLIPが設定値B%、例えば3%
を超えている場合には、ロックアップ系統の機構的故障
(ロックアップクラッチ/バルブ故障)と判断してダイ
アグノーシス出力を行う(ステップ)。なお、この時
よりロックアップ点制御を禁止する。
を超えている場合には、ロックアップ系統の機構的故障
(ロックアップクラッチ/バルブ故障)と判断してダイ
アグノーシス出力を行う(ステップ)。なお、この時
よりロックアップ点制御を禁止する。
(B)ロックアップクラッチのオン故障、即ち、ロック
アップクラッチを常時作動させる側での故障の場合につ
いて、第1図の構成図及び第7図のフローチャートを参
照しながら説明する。
アップクラッチを常時作動させる側での故障の場合につ
いて、第1図の構成図及び第7図のフローチャートを参
照しながら説明する。
まず、マイクロコンピュータ12からのロックアップソ
レノイド22への出力信号と、ロックアップソレノイド22
に対するモニタ回路18によるモニタ信号とを比較するこ
とにより、ロックアップ系統が電気的に正常か否かを判
断する(ステップ)。
レノイド22への出力信号と、ロックアップソレノイド22
に対するモニタ回路18によるモニタ信号とを比較するこ
とにより、ロックアップ系統が電気的に正常か否かを判
断する(ステップ)。
その結果、ロックアップ系統が電気的に正常でない場
合には、直ちに故障警告装置23を作動するとともに措置
を講じる(ステップ)。
合には、直ちに故障警告装置23を作動するとともに措置
を講じる(ステップ)。
前記ステップにおいて、ロックアップ系統が電気的
に正常である場合には、ロックアップ作動信号が解除中
であるか否かを判断する。つまり、ロックアップ信号出
力状態を示すフラグFLUPが“0"か否かを判断する(ステ
ップ)。
に正常である場合には、ロックアップ作動信号が解除中
であるか否かを判断する。つまり、ロックアップ信号出
力状態を示すフラグFLUPが“0"か否かを判断する(ステ
ップ)。
因みに、FLUP=1は半作動状態を示し、FLUP=2は作
動状態を示すものとする。
動状態を示すものとする。
その結果、フラグFLUPが“0"でない場合には、タイマ
TLUPNをリセット(クリア)する。ここで、TLUPNはマイ
クロコンピュータ12のタイマ機能により、ロックアップ
作動信号のオフ時間を計測するタイマである(ステップ
)。
TLUPNをリセット(クリア)する。ここで、TLUPNはマイ
クロコンピュータ12のタイマ機能により、ロックアップ
作動信号のオフ時間を計測するタイマである(ステップ
)。
また、前記ステップにおいて、フラグFLUPが“0"の
場合には、タイマTLUPNが所定時間Asec、例えば1秒以
上経過するか否か、つまり、ロックアップ作動信号を1
秒以上オフしているか否かを判断する(ステップ)。
場合には、タイマTLUPNが所定時間Asec、例えば1秒以
上経過するか否か、つまり、ロックアップ作動信号を1
秒以上オフしているか否かを判断する(ステップ)。
その結果、タイマTLUPNが所定時間Asec、例えば1秒
以上経過している場合には、スリップ比SLIPを算出す
る。
以上経過している場合には、スリップ比SLIPを算出す
る。
ここでSLIP=(EGR−INR)/EGRであり、EGRはエンジ
ン回転数、INRはT/M入力回転数を示す(ステップ)。
ン回転数、INRはT/M入力回転数を示す(ステップ)。
次に、そのスリップ比SLIPが、設定値B%、例えば3
%未満か否かを判断する(ステップ)。
%未満か否かを判断する(ステップ)。
その結果、スリップ比SLIPが設定値B%、例えば3%
未満の場合には、ロックアップ系統の機構的故障(ロッ
クアップクラッチ/バルブ故障)と判断してダイアグノ
ーシス出力を行う(ステップ)。なお、この時よりロ
ックアップ点制御を禁止する。更に、エンストを防止す
るために、2速以上のギア段による発進を禁止する。特
に、ウインタモード選択スイッチ5が装備されているも
のにおいては、その作動を禁止する。
未満の場合には、ロックアップ系統の機構的故障(ロッ
クアップクラッチ/バルブ故障)と判断してダイアグノ
ーシス出力を行う(ステップ)。なお、この時よりロ
ックアップ点制御を禁止する。更に、エンストを防止す
るために、2速以上のギア段による発進を禁止する。特
に、ウインタモード選択スイッチ5が装備されているも
のにおいては、その作動を禁止する。
また、マイクロコンピュータ12内にメモリに、ロック
アップ制御の電気的故障と機構的故障と別々に記憶して
おき、その故障部位を探索可能にして、ディーラー等で
それを読み出すことにより、サービス性の向上を図るよ
うに構成することもできる。
アップ制御の電気的故障と機構的故障と別々に記憶して
おき、その故障部位を探索可能にして、ディーラー等で
それを読み出すことにより、サービス性の向上を図るよ
うに構成することもできる。
更に、運転席のインパネ等に設置された故障警告装置
23に故障状態を表示することにより、ドライバに故障を
知らせ、修理の必要性を指示することもできる。
23に故障状態を表示することにより、ドライバに故障を
知らせ、修理の必要性を指示することもできる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、そ
れらを本発明の範囲から排除するものではない。
く、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、そ
れらを本発明の範囲から排除するものではない。
第1図は本発明の実施例を示す電子制御式自動変速機の
全体構成図、第2図はその変速機の概略説明図、第3図
はその変速機のロックアップクラッチの動作説明図、第
4図はその変速機のロックアップ系統の構成図、第5図
はその変速機のロックアップソレノイドの電気的系統の
故障検出装置の構成図、第6図はロックアップクラッチ
のオフ故障の場合の動作フローチャート、第7図はロッ
クアップクラッチのオン故障の場合の動作フローチャー
トである。 1……T/M入力回転数センサ、2……T/M出力回転数セン
サ(車速センサを含む)、3……エンジン回転数セン
サ、4……スロットルセンサ、5……ウインタモード選
択スイッチ、6……電子制御装置、7〜11……インタフ
ェース回路、12……マイクロコンピュータ、13……第1
のシフトソレノイド駆動回路、14……第1のモニタ回
路、15……第2のシフトソレノイド駆動回路、16……第
2のモニタ回路、17……ロックアップソレノイド駆動回
路、18……ロックアップソレノイドのモニタ回路、19…
…故障警告装置駆動回路、20……第1のシフトソレノイ
ド、21……第2のシフトソレノイド、22……ロックアッ
プソレノイド、23……故障警告装置、30……T/M、31…
…主変速機構部(3速自動変速機構部)、32……副変速
機構部、33……軸、34……流体式トルクコンバータ、35
……ロックアップクラッチ、36……インプットシャフ
ト、37……第1クラッチC1のドラム、38……シングルギ
アユニット、39……デュアルギアユニット、40……カウ
ンタドライブギア、41……カウンタドリブンギア、42…
…カウンタシャフト、43……プラネタリギアユニット、
44……デファレンシャルドライブピニオン、50……ロッ
クアップリレーバルブ、51……フロントカバー、52……
タービンランナ、53……ポンプインペラ、54……O/Dイ
ンプットシャフト、C1……第1クラッチ、C2……第2
(ダイレクト)クラッチ、B1……第1ブレーキ、F1……
第1ワンウェイクラッチ、B2……第2ブレーキ、B3……
第3ブレーキ、F2……第2ワンウェイクラッチ、F3……
第4ワンウェイクラッチ、C3……第4(U/Dダイレク
ト)クラッチ、B4……第4(U/D)ブレーキ、Tr1……ス
イッチング用PNPトランジスタ、Tr2……過電流保護用PN
Pトランジスタ、Tr3……制御用NPNトランジスタ、Tr4…
…NPNトランジスタ、R1〜R12……抵抗、D1〜D3……ダイ
オード、ZD……ツェナーダイオード、60……電源端子、
61……正論理NOT回路、62……ロックアップソレノイド
の電圧側端子。
全体構成図、第2図はその変速機の概略説明図、第3図
はその変速機のロックアップクラッチの動作説明図、第
4図はその変速機のロックアップ系統の構成図、第5図
はその変速機のロックアップソレノイドの電気的系統の
故障検出装置の構成図、第6図はロックアップクラッチ
のオフ故障の場合の動作フローチャート、第7図はロッ
クアップクラッチのオン故障の場合の動作フローチャー
トである。 1……T/M入力回転数センサ、2……T/M出力回転数セン
サ(車速センサを含む)、3……エンジン回転数セン
サ、4……スロットルセンサ、5……ウインタモード選
択スイッチ、6……電子制御装置、7〜11……インタフ
ェース回路、12……マイクロコンピュータ、13……第1
のシフトソレノイド駆動回路、14……第1のモニタ回
路、15……第2のシフトソレノイド駆動回路、16……第
2のモニタ回路、17……ロックアップソレノイド駆動回
路、18……ロックアップソレノイドのモニタ回路、19…
…故障警告装置駆動回路、20……第1のシフトソレノイ
ド、21……第2のシフトソレノイド、22……ロックアッ
プソレノイド、23……故障警告装置、30……T/M、31…
…主変速機構部(3速自動変速機構部)、32……副変速
機構部、33……軸、34……流体式トルクコンバータ、35
……ロックアップクラッチ、36……インプットシャフ
ト、37……第1クラッチC1のドラム、38……シングルギ
アユニット、39……デュアルギアユニット、40……カウ
ンタドライブギア、41……カウンタドリブンギア、42…
…カウンタシャフト、43……プラネタリギアユニット、
44……デファレンシャルドライブピニオン、50……ロッ
クアップリレーバルブ、51……フロントカバー、52……
タービンランナ、53……ポンプインペラ、54……O/Dイ
ンプットシャフト、C1……第1クラッチ、C2……第2
(ダイレクト)クラッチ、B1……第1ブレーキ、F1……
第1ワンウェイクラッチ、B2……第2ブレーキ、B3……
第3ブレーキ、F2……第2ワンウェイクラッチ、F3……
第4ワンウェイクラッチ、C3……第4(U/Dダイレク
ト)クラッチ、B4……第4(U/D)ブレーキ、Tr1……ス
イッチング用PNPトランジスタ、Tr2……過電流保護用PN
Pトランジスタ、Tr3……制御用NPNトランジスタ、Tr4…
…NPNトランジスタ、R1〜R12……抵抗、D1〜D3……ダイ
オード、ZD……ツェナーダイオード、60……電源端子、
61……正論理NOT回路、62……ロックアップソレノイド
の電圧側端子。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−98056(JP,A) 特開 昭63−101547(JP,A) 特開 昭63−231043(JP,A) 特開 昭60−168947(JP,A) 特開 昭63−190965(JP,A) 特開 昭62−151656(JP,A) 実開 昭62−57807(JP,U) 実開 昭61−106657(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/00
Claims (3)
- 【請求項1】トルクコンバータの入出力を直結するロッ
クアップクラッチと、 該ロックアップクラッチの作動を制御するロックアップ
ソレノイドと、 該ロックアップソレノイドの作動信号を出力する駆動回
路を有する電子制御装置と、 変速機の入力回転数を検出する手段と、 エンジン回転数を検出する手段と、 を備える電子制御式自動変速機であって、 前記電子制御装置は、 前記ロックアップソレノイドの動作を監視するモニタ回
路と、 該モニタ回路からの信号と前記駆動回路からの出力信号
を比較し、該比較結果に基づいて、ロックアップクラッ
チの電気的故障の有無を判断する手段と、 電気的故障がない場合、前記ロックアップソレノイドの
係合又は解除信号出力中の変速機入力回転数とエンジン
回転数の差を求める手段と、 該エンジン回転数と変速機入力回転数の差と設定値とを
比較し、該比較結果に基づいて、ロックアップクラッチ
の機構的故障の有無を判断する手段と、 を備えることを特徴とする電子制御式自動変速機。 - 【請求項2】請求項1記載の電子制御式自動変速機にお
いて、解除信号出力時に、前記ロックアップクラッチの
機構的故障が有ると判断されると、1速から2速及び2
速から1速の変速点データを高車速側に移動させること
を特徴とする電子制御式自動変速機。 - 【請求項3】請求項1記載の電子制御式自動変速機にお
いて、解除信号出力時に、前記ロックアップクラッチの
機構的故障が有ると判断されると、2速以上の変速段で
の発進を禁止することを特徴とする電子制御式自動変速
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63329257A JP2793211B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 電子制御式自動変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63329257A JP2793211B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 電子制御式自動変速機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02176265A JPH02176265A (ja) | 1990-07-09 |
JP2793211B2 true JP2793211B2 (ja) | 1998-09-03 |
Family
ID=18219423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63329257A Expired - Fee Related JP2793211B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | 電子制御式自動変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2793211B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101805965B1 (ko) | 2011-03-22 | 2017-12-06 | 아우디 아게 | 자동 변속기에 영향을 미치기 위한 방법 및 장치 |
Families Citing this family (7)
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---|---|---|---|---|
WO2004068003A1 (ja) | 2003-01-29 | 2004-08-12 | Honda Motor Co., Ltd. | 無段変速機の故障判定装置および発進クラッチの故障判定装置 |
JP2011089483A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両制御装置 |
JP5203405B2 (ja) * | 2010-02-18 | 2013-06-05 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置 |
JP4922422B2 (ja) * | 2010-02-24 | 2012-04-25 | 本田技研工業株式会社 | 変速機の油圧回路における故障検知装置 |
KR101334435B1 (ko) * | 2011-03-16 | 2013-11-29 | 주식회사 현대케피코 | 토크컨버터 댐퍼클러치의 고장 진단 및 처리방법 |
KR101726182B1 (ko) * | 2015-11-02 | 2017-04-12 | 현대오트론 주식회사 | 엔진스톨 방지를 위한 댐퍼클러치 제어방법 및 그 장치 |
JP6563060B1 (ja) | 2018-03-22 | 2019-08-21 | 株式会社Subaru | ロックアップクラッチの故障判定装置および故障判定方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06100276B2 (ja) * | 1983-03-30 | 1994-12-12 | マツダ株式会社 | 自動変速機のロツクアツプ制御装置 |
JPS62141356A (ja) * | 1985-12-16 | 1987-06-24 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
JPS62151656A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-06 | Toyota Motor Corp | 車両用自動変速機のフエイルセ−フ装置 |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP63329257A patent/JP2793211B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101805965B1 (ko) | 2011-03-22 | 2017-12-06 | 아우디 아게 | 자동 변속기에 영향을 미치기 위한 방법 및 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02176265A (ja) | 1990-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |