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JP2789480B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP2789480B2
JP2789480B2 JP22176689A JP22176689A JP2789480B2 JP 2789480 B2 JP2789480 B2 JP 2789480B2 JP 22176689 A JP22176689 A JP 22176689A JP 22176689 A JP22176689 A JP 22176689A JP 2789480 B2 JP2789480 B2 JP 2789480B2
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image
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forming apparatus
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JP22176689A
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JPH0385575A (ja
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淳一 加藤
康一 廣島
正弘 後藤
貢一 諏訪
秀幸 矢野
高広 井上
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Canon Inc
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (1)発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は静電複写機、同プリンタなど静電転写プロ
セスを利用する画像形成装置、とくに接触型の転写手段
をそなえた画像形成装置に関するものである。
(課題を解決する技術手段、その作用) 走行する像担持体と、これに圧接して同期走行する、
転写ローラなど接触型の転写手段とをそなえ、これら両
者が当接して形成される転写部位に、紙などの転写材を
挿通するとともに該転写手段に転写バイアスを印加し、
よって形成される電界の作用で像担持体側に予め静電的
に形成されているトナー像を、転写材に移行させるよう
に構成した画像形成装置が従来から広き実用されてい
る。
第9図はこのような画像形成装置の典型的な一例を示
し概略側面図であって、紙面に垂直方向に軸線を有し、
図示矢印X方向に周速23mm/secで回転走行し、表面にOP
C感光層を形成した感光体1をそなえ、その表面が、電
源によって、帯電ローラを介して一様に負帯電されたの
ち、画像変調されたレーザービーム7が照射されて、当
該部分の電位が減衰して静電潜像が形成される。
ついでこの潜像が現像器9から供給される負帯電トナ
ーによって顕像化されてトナー像となり、該トナー像
が、感光体1と、これに圧接する転写ローラ2によって
形成されるニップ部たる転写部位に到来すると、トナー
像にタイミングを合わせて転写部位に転写材Pが供給さ
れ、これとともに、転写ローラには電源5によって、ト
ナーとは逆極性の転写バイアスが印加され。トナー像は
転写材Pに転移することになる。
図示の装置では、転写手段としては、中抵抗値(106
〜1013Ω)の転写ローラを使用した。
このような接触タイプの転写手段を使用する転写手段
は、従来広く実用されているコロナ放電器を利用する転
写手段に比べると、高圧電源を必要としないのでコスト
的に有利である、コロナワイヤがないのでその汚れによ
る障害がなく、高圧放電によるオゾンや窒化物の発生が
ないので、これらに起因する画質の劣化もないなど種々
な利点がある。
反面、転写ローラに印加する電圧と、これに流れる電
流の関係(V−I特性)が、環境変化によって大きく変
動することを免れず、これが転写性に影響して常時良好
な転写性を、したがって良質の画像を得ることが困難と
ならざるを得ないのが実情である。
これについて略述する。
低温低湿環境(15℃、10%RH、以下L/Lという)下で
は、転写ローラの抵抗値は、常温常湿(23℃、64%RH、
以下N/Nという)時のそれよりも数桁上昇する。
逆に、高温高湿環境(32℃、85%RH、以下H/Hとい
う)下では、N/Nに比して1〜2桁下がる。
このような環境変化によるV−I特性の変化を第10図
によって説明する。
同図、実線は前回転、紙間など非通紙時において、ま
た、破線はA4サイズの転写材が転写部位に存在する通紙
時において、帯電ローラ3の印加電圧が交直流ともにオ
ンしているとき(交流電圧のピーク間電圧1400V、直流
電圧−700V)の、転写ローラ2の印加電圧と該転写ロー
ラに流れる電流の関係を、環境別に示したものである。
前述のような公知の装置の場合、良好な転写が行なわ
れるには、通紙時の転写電流が0.5〜4μA必要である
こと、転写電流が5μAを越えると、OPC感光体の場
合、非通紙部に正電位のメモリーが残り、以後の画像に
カブリが発生して画質の劣化を招来することが、実験的
に明らかになっている。
このことから、公知装置における適正な転写バイアス
は、H/Hでは約300〜500V、N/Nでは約400〜750V、L/Lで
は約1250〜2000Vであることが判る。
このような装置において、転写ローラに、定電圧制御
を行なうと環境によって転写不良、転写メモリーの発生
が生じ、定電流制御を行なうと、使用可能の最大巾以下
の小型転写材を使用して、感光体と転写ローラとが常時
非通紙時と同じように直接接触する部分が出来る場合、
低抵抗の該部分に大部分の電流が流れ、やはり転写不
良、転写メモリーの発生などの不都合を招来するおそれ
がある。
このような欠点を回避するべく、前述のような接触タ
イプの転写手段をそなえた画像形成装置において、前回
転時など非通紙時には転写手段を定電流制御し、このと
きの電圧をホールドして、通紙時にはその電圧に所定の
係数R(R>1)を乗じた電圧で転写手段を定電圧制御
するような転写バイアス制御方式が本出願人によって提
案されている。
このような構成にすることによって、環境変化による
前述のような、転写不良等の欠陥を是正するのに一定の
効果はあるが、以下のような問題が生じた。
即ち、定電流制御時に電圧を検知するさい、転写手段
の、感光体の対向する面に絶縁性トナーが存在して汚染
されている場合、当該部分の抵抗値が高くなりホールド
される電圧も高くなり、したがって、次に定電圧制御す
る際の電圧も高くなる。
さらに、通紙時に定電圧制御する場合、転写手段が絶
縁性トナーで汚れていると、当該部分の抵抗値が高いの
で、それ以外の部分における電流密度が大きくなってそ
の部分に対応する転写材上の電荷が過剰になり、感光体
側に放電してトナーの極性を逆転させて、転写材への転
移を阻止するので、局部的な転写不良を生起する。
実験によると、転写手段の表面単位面積当たりのトナ
ー量が0.1mgr/cm2では、転写電流が3.5μAを越えると
上記のような転写不良が発生する事が判明した。また、
トナー量が増えるにつれて、転写不良を発生する転写電
流の限界値は次第に減少してゆき、トナー量が1.0mgr/c
m2では、2.5μAで転写不良を発生した。
本発明は以上説述したような事態に対処すべくなされ
たものであって、前述のような接触型の転写手段をそな
えた画像形成装置において、環境の如何のみならず、転
写手段の汚染にもかかわらず常時良好な転写を遂行し得
て、良質の画像を得られるような画像形成装置、とくに
その転写装置を提供することを目的とするものである。
(2)発明の構成 (課題を解決する技術手段、その作用) 上記の目的を達成するため、本発明は、像担持体と、
この像担持体のニップ部を形成する転写部材であって前
記ニップ部に送られた転写材へ前記像担持体上のトナー
像を転写する転写部材とを有する画像形成装置におい
て、前記ニップ部に転写材が存在しないときに、前記転
写部材の電圧電流特性を検出し、この特性に基づいて転
写材への像転写時に前記転写部材に印加される電圧が決
定され、前記電圧電流特性の検出に先立って前記転写部
材から前記像担持体へトナーを転写する電界を形成する
ために前記転写部材に前記トナー像の同極性の電圧が印
加されることを特徴とする画像形成装置(1)、また
は、 上記(1)のものにおいて、前記電圧電流特性の検出
は、前記転写部材に前記トナー像の逆極性の電圧が印加
されて行われることを特徴とする画像形成装(2)、ま
たは、 上記(1)または(2)のものにおいて、前記電圧電
流特性の検出は、前記転写部材を定電流制御したとき前
記転写部材に生ずる電圧を検出して行われることを特徴
とする画像形成装置(3)、または、 上記(1)または(2)のものにおいて、前記電圧電
流特性の検出は、前記転写部材を定電圧制御したとき前
記転写部材に流れる電流を検出して行われることを特徴
とする画像形成装置(4)、または、 上記(3)記載のものにおいて、転写材への像転写時
に前記転写部材に印加される電圧は、前記定電流制御し
たとき前記転写部材に生ずる電圧の係数R倍(R>1)
で有ることを特徴とする画像形成装置(5)、または、 上記(1)乃至(5)のいずれかのものにおいて、転
写材への像転写時に前記転写部材は定電圧制御されるこ
とを特徴とする画像形成装置(6)、または、 上記(1)乃至(6)のいずれかのものにおいて、前
記装置は、前記像担持体に前記トナー像を形成する像形
成手段を有し、前記像形成手段は前記像担持体を前記ト
ナー像と同極性に帯電する帯電手段をそなえることを特
徴とする画像形成装置(7)、または、 上記(1)乃至(7)のいずれかのものにおいて、前
記転写部材はローラ形状であることを特徴とする画像形
成装置(8)、または、 上記(1)乃至(8)のいずれかのものにおいて、前
記像担持体は電子写真感光層を具備することを特徴とす
る画像形成装置(9)である。
このように構成することによって、環境の如何にかか
わらず良好な転写を行ない得るともに、トナーによる転
写手段に汚れによる転写不良を阻止して、常時安定的に
良好な転写性を得ることが出来る。
(実施例の説明) 第1図は本発明の実施例を示す画像形成装置の概略側
面図であって、画像形成装置自体の構成、画像形成の過
程等は前記公知の装置ととくに変化はなく、対応する部
分には同一の符号を付して示して有り、それらについて
の説明は省略する。
転写ローラ2には点バイアス電源5が接続して有り、
該電源5は、図示のようにマイナス定電圧電源51、プラ
ス定電流電源52、プラス定電圧電源53および切り替えス
イッチ54、55を備えている。
このような構成によって、図示の装置においては、前
回転、紙間など非通紙時には転写ローラ2にトナーと同
極性のバイアス電圧を印加し、このとき感光体1に対向
していた転写ローラ2の面が再び感光体1に対向するタ
イミングで、転写ローラを定電流制御し、この時の転写
ローラに生じた電圧に、所定の係数を乗じた電圧で、通
紙時に転写ローラを定電圧制御するものとする。
具体的に説明すると、転写ローラ2として芯金の径6m
m、外径20mmで、EPDMにカーボンを分散させて中抵抗値
で、硬度25〜35゜(アスカーC)に調整したものを用い
た。
この転写ローラの抵抗値測定するのに、回転可能な直
径30mmの導電性ドラムに、軸線方向長さ220mm、ニップ
巾3mmで圧接し、該ドラムを23mm/secで回転してこれに
転写ローラを追随させ、ドラムと芯金との間に2KVの電
圧を印加下ところ、L/Lでは108〜109Ω、N/Nでは107〜1
08Ω、H/Hでは106〜107Ωであった。
第2図は上記のローラを用い、これがトナーで汚染さ
れていない場合のV−I特性を示すグラフである。
同図の実線は、前回転時、紙間など非通紙時におい
て、帯電ローラ3の交直両成分をオンした場合(交流電
圧のピーク間電圧1400V、直流電圧−700V)の特性を、
また、破線はA4サイズ転写紙通紙時における特性を、各
環境H/H、N/NおよびL/L別に示してある。
第3図は上記装置の作動シーケンスの、とくに前回転
時近傍の部分を示すもので、これについて装置の作動を
説明する。
メインモータをオンするとともに、帯電ローラ3に、
ピーク間電圧1400Vの交流電圧に−700Vの直流電圧を重
畳した帯電バイアスを印加する。
同時に、転写ローラ2を、スイッチ54によってマイナ
ス定電圧電線51に接続して、該ローラに−800Vの直流電
圧を、tCLN=13秒印加する。
この間に、転写ローラ2表面のトナーは感光体1に転
移して該表面がクリーニングされる。
前回転開始後、転写ローラ2が1回転する時間TR=2.
7秒経過した後、スイッチ54、55によって転写ローラ2
はプラス定電流電源52に接続され、TCLNの期間2μAの
定電流制御を行なう。この間は、転写ローラ2の感光体
1に対向する表面はクリーニングされているので、V−
I特性は第2図の場合の同様になる。
H/H環境下において、転写ローラ2には250Vの電圧
が、また、N/Nでは400V、L/Lでは1300Vの電圧(この時
の電圧をV1とする)が夫々発生する。
ついで、通紙時には、スイッチ54、55によって転写ロ
ーラ2をプラス定電圧電源に接続し、前記電圧V1に係数
R(R>1)を乗じた電圧V2によって定電圧制御を行な
って転写を行なうものとする。
なお図示Δtは、潜像形成位置と転写位置のズレに相
当する時間である。また、係数Rは感光体のメモリーに
対応する能力、転写ローラの抵抗の均一性などを考慮し
て適宜に設定するものとし、この場合はR=1.5とし
た。
したがって通紙時の電圧は、H/Hでは375V、1μA、N
/Nでは600V、1.3μA、L/Lでは1950V、1.8μAとなる。
この装置によるときは、転写ローラが絶縁性トナーに
よって汚染されていても、転写不良を生ずることがな
い。
また、転写ローラの抵抗値を大きくすることによっ
て、定電流制御を行なったときの非通紙時と通紙時に発
生する転写電圧の差を小さくすることによって係数Rを
1とすることが可能であり、このようにすれば、定電流
制御時の電圧でそのまま定電圧制御を行なえるのでシー
ケンスを簡略化することができる。
前述の測定方によって、L/L環境で109〜1010Ω、N/N
で108〜109Ω、H/Hで107〜108Ωの抵抗値となる転写ロ
ーラを使用したところ、非通紙時に2.5μAで定電流制
御を行なったときに、転写ローラに発生する電圧は、L/
Lで1900V、N/Nで850V、H/Hで500Vとなり、この電圧を通
紙時に印加することによって、L/Lで1.7μA、N/Nで1.6
μA、H/Hで1.5μAの転写電流を得ることが出来、いず
れの場合も良好な転写性が得られた。
第4図は本発明の他の実施様態を示すシーケンスであ
って、前記第1図の装置において、転写ローラ2の、周
囲長の75%以上に対してマイナス定電圧を印加して該ロ
ーラ表面をクリーニングし、感光体1の被帯電部が転写
部位を通過する際に、転写ローラのほぼ周長にプラス定
電流バイアスを印加して転写ローラ電圧V1をを検知する
もので有る。
これによって、転写ローラの周方向に抵抗値のバラツ
キがあったり、トナーによる汚れがあっても、プラス定
電流バイアス印加時の転写ローラ電圧V1の検知精度を上
げて転写不良を防止することが可能となる。
第4図によってその作動について説明する。
第1図々示の装置において、メインモータのオンによ
って前回転が開始するとともに、帯電ローラ3にも前記
と同様の帯電バイアスが印加され、さらに転写ローラ2
はスイッチ54によってマイナス定電圧電源51に接続され
て−800Vの直流電圧が期間tCLNだけ印加される。
ついで、前回転開始後、感光体1の被帯電部が転写部
位に到達するに要する時間tCT(この装置の場合tCT=1.
8秒)経過後、転写ローラ2がほぼ1周するに要する時
間TR(この装置の場合TR=2.7秒)の間、スイッチ54、5
5によって、転写ローラ2をプラス定電流電源に接続し
て、2μAで定電流制御を行ない、このとき、転写ロー
ラ2に発生する電圧の平均値を測定する。
以上の測定を、転写ローラ表面のトナー量が、0.1mgr
/cm2、0.3mgr/cm2、0.5mgr/cm2の場合について、tCLN
長さを変えて行なった。なお、tCLNがtCTをこえるよう
な場合には、第5図に示すシーケンスのように、帯電ロ
ーラ3の印加電圧の立ち上がりのタイミングをΔtcだけ
遅らせて、転写ローラ2にマイナス定電圧バイアスを印
加しているときに対向する感光体1の電位がほぼ0Vとな
る様に、 tCLN=tCT+Δtcとして測定した。
H/H環境下での測定結果を第6図に示す。
同図で横軸はtCLN/tRで、転写ローラのうちマイナス
定電圧バイアスによってクリーニングされた部分の比率
を、縦軸は転写電圧V1をそれぞれ示す。
トナー量が0.1mgr/cm2、0.3mgr/cm2、0.5mgr/cm2のい
ずれの場合でも、前記比率tCLN/tRが0.75以上となる転
写電圧V1はほぼ収束し、トナーで汚れていない場合の値
250V(第2図参照)に近くなり、実用上問題ないことが
判る。
図示はしてないが、N/N、L/L環境下においても、tCLN
/tRを0.75とすることによって転写電圧V1の検出精度は
十分であることが判った。
この実施例によるときは、前記第1の実施例と同様の
効果が得られると共に、tCLN/tR≧0.75の条件で転写ロ
ーラ2をクリーニングしたあとは、対向する感光体1が
負帯電しているときであれば転写ローラのクリーニング
された部分が感光体1に対向するのに同期をとる必要が
なく、転写ローラのほぼ1周分についてプラス定電流制
御したときの発生電圧V1を検知すればよいので、検知シ
ーケンスを簡単にすることができる。
また、転写ローラをクリーニングするときのみ、これ
を高速回転することによって、クリーニングに要する時
間を短縮することもできる。
第7図は本発明のさらに他の実施例を示すものであっ
て、画像形成装置各部の、前記の実施例装置と対応する
部分には同一の符号を付して示してある。
この装置においては、感光体1表面の、帯電ローラ3
から転写ローラ2までの距離lCTと、転写ローラ2の外
周Lとが、lCT≧0.75Lとなる様に構成してある。
図示の装置の場合、感光体1の直径30mm、転写ローラ
の直径16.6mmのものを用い、この場合には、lCT=42m
m、0.75L=39mmとなる。
前回転開始時に帯電ローラ3には、ピーク間電圧1400
Vと交流に、−700Vの直流電圧を重畳して印加するとと
もに転写ローラには−800Vのマイナス定電圧バイアスを
印加する。
この装置はlCT≧0.75Lの条件を満たしているので、転
写部位を通過する感光体1のほぼ0Vの感光体1の周方向
の長さは、転写ローラの外周の長さの75%以上であるか
ら転写ローラの外周の75%以上をクリーニングできる。
したがって、前述第5図の場合のように、メインモー
タのオンよりも遅れさせて帯電ローラ3に帯電電圧を印
加する要がなく、前回転時間を短縮することが可能とな
る。
また、転写ローラ2のクリーニングした部分について
プラス定電流制御を行なって転写電圧V1を検出する前述
の当初実施例に本実施例の仕方を適用すると、転写ロー
ラ外周の75%以上をクリーニングするので、プラス定電
流制御を行なうタイミングの設定が容易になる。
以上の実施例においては、非通紙部で、転写ローラの
クリーニングされた部分に定電流制御を行ない、このと
き転写ローラに発生する電圧を検出したが、転写ローラ
のクリーニングされた部分で定電圧制御を行ない、転写
電流を検出して転写ローラの抵抗値を推定するようにし
てもよい。この場合、通紙時の転写電圧は、検出された
転写電流からアナログ演算回路によって、あるいはコン
ピーユータによって算出してもよいし、ルックアップテ
ーブルを利用して求めてもよい。
第8図は本発明のさらに他の実施例を示すもので、こ
の場合も、前記各実施例と対応する部分には同一の符号
を付して示してある。
転写ローラ2の、感光体1とは反対側に電極8が当接
しており、該電極8には定電圧電源6が接続してある。
また、転写ローラ2はスイッチ57によって、電流検出
手段11と電源5とに選択的に接続可能となっており、該
電流源5には、マイナス定電圧電源51、プラス定電圧電
源53およびこれら電源に切り替え接続されるスイッチ56
をそなえている。
非通紙部では、スイッチ56、57によって、転写ローラ
2は、マイナス定電圧電源51に接続され、−800Vの定電
圧バイアスを印加されて該表面がクリーニングされる。
転写ローラ2のクリーニングされた部分が電極8に対
向するとき、定電圧電源6によって、たとえば、−2KV
(極性の正負は問わない)の定電圧バイアスを印加する
とともに、スイッチ57を電流検出手段11に接続して電流
を検知する。
この電流値によって転写ローラ2な抵抗値を、コンピ
ュータ、ルックアップテーブルなど適宜の手段によって
算出し、この転写電圧で、プラス定電圧電源53によって
定電圧制御を行なうものとする。
この実施例装置によるときは、転写ローラの抵抗値を
算出推定するさい、感光体1に流入する電流が小さくな
るので、感光体の転写メモリーの発生を防止することが
でき、転写ローラのクリーニングされた部分が、その抵
抗値を算出する位置に達するまでの時間を短く出来るの
で制御の高速化をはかることが出来る。
また、本実施例では、転写ローラ2の抵抗値を算出す
るとき、これを感光体1から離隔して感光体に電流が流
入しないようにしてもよい。
以上、転写手段として転写ローラを使用する実施例に
ついて説明したが、本発明がこれに限定されるものでは
なく、たとえば、転写ベルトなど他の接触型の転写手段
にも適用できるものであることは勿論である。
(3)発明の効果 以上説明したように、像担持体と、これに圧接する転
写手段とをそなえ、非通紙時には該転写手段の電圧電流
特性を検出し、該特性に基ずいて通紙時の転写手段への
印加バイアスを制御する画像形成装置において、非通紙
時に、いったんトナーの帯電極性と同極性の電圧を転写
手段に印加して転写手段をクリーニングしてからその電
圧電流特性を検出するので、あらゆる環境下で良好な転
写性が得られ、かつ転写手段がトナーで汚染することに
よる転写不良を防止して、良質の画像を得るのに資する
ところが大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例たる画像形成装置の要部の概略
側面図、 第2図は同上電圧、電流特性を示すグラフ、 他 第3同上の作動シーケンス図、 第4図は他の実施様態を示すシーケンス図、 第5図は同上の変形実施様態を示すシーケンス図、 第6図は、同上の作用をグラフによって示す説明図、 第7図は本発明の他の実施例たる画像形成装置の要部の
概略側面図、 第8図はさらに他の実施例たる画像形成装置の要部の概
略側面図、 第9図は公知の画像形成装置の作動を説明するための概
略側面図、 第10図は同上の作動シーケンス図である。 1……感光体、2……転写ローラ、3……帯電ローラ、
5……電源、6……電流検出手段、8……電極、9……
現像器、51……マイナス定電圧電源、52……プラス定電
流電源、53……プラス定電圧電源。
フロントページの続き (72)発明者 諏訪 貢一 東京都大田区下丸子3―30―2 キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 矢野 秀幸 東京都大田区下丸子3―30―2 キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 井上 高広 東京都大田区下丸子3―30―2 キヤノ ン株式会社内 (56)参考文献 米国特許3837741(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/16

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、この像担持体とニップ部を形
    成する転写部材であって前記ニップ部に送られた転写材
    へ前記像担持体上のトナー像を転写する転写部材とを有
    する画像形成装置において、 前記ニップ部に転写材が存在しないときに、前記転写部
    材の電圧電流特性を検出し、この特性に基づいて転写材
    への像転写時に前記転写部材に印加される電圧が決定さ
    れ、前記電圧電流特性の検出に先立って前記転写部材か
    ら前記像担持体へトナーを転写する電界を形成するため
    に前記転写部材に前記トナー像と同極性の電圧が印加さ
    れることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記電圧電流特性の検出は、前記転写部材
    に前記トナー像と逆極性の電圧が印加されて行われるこ
    と特徴とする「請求項1」記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記電圧電流特性の検出は、前記転写部材
    を定電流制御したとき前記転写部材に生ずる電圧を検出
    して行われることを特徴とする「請求項1」または「請
    求項2」記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記電圧電流特性の検出は、前記転写部材
    を定電圧制御したとき前記転写部材に流れる電流を検出
    して行われることを特徴とする「請求項1」または「請
    求項2」記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】転写材への像転写時に前記転写部材に印加
    される電圧は、前記定電流制御したとき前記転写部材に
    生ずる電圧の係数R倍(R>1)であることを特徴とす
    る「請求項3」記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】転写材への像転写時に前記転写部材は定電
    圧制御されることを特徴とする「請求項1」乃至「請求
    項5」のいずれか記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記装置は、前記像担持体に前記トナー像
    を形成する像形成手段を有し、前記像形成手段は、前記
    像担持体を前記トナー像と同極性に帯電する帯電手段を
    そなえることを特徴とする「請求項1」乃至「請求項
    6」のいずれか記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記転写部材はローラ形状であることを特
    徴とする「請求項1」乃至「請求項7」のいずれか記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記像担持体は電子写真感光層を具備する
    ことを特徴とする「請求項1」乃至「請求項8」のいず
    れか記載の画像形成装置。
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