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JP4194130B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

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  • Color Electrophotography (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式の複写機やレーザプリンタ等のカラー画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来のカラー画像形成装置を示す概略図である。
【0003】
カラー画像形成装置は、像担持体として感光ドラム1を有し、この感光ドラム1は、図示しない駆動手段によって矢印方向に回転され、その回転過程で感光ドラム1に当接した一次帯電ローラ2により表面が一様に帯電される。ついで、露光装置3によりイエローの画像模様に従ったレーザ光Lが感光ドラム1の表面に照射され、感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。
【0004】
回転支持体11に4個の現像器4a、4b、4c、4dが支持されており、感光ドラム1の回転が進むと、回転支持体11の回転により、イエロートナーを収容した現像器4aが感光ドラム1と対向した位置(現像位置)に移動し、このように選択された現像器4aにより感光ドラム1上の潜像が現像される。潜像は現像によりイエロートナー像として可視化される。
【0005】
感光ドラム1に隣接して、感光ドラム1と略同速度で矢印方向に回転する中間転写ベルト5が設置されており、感光ドラム1上に形成されたイエロートナー像は、1次転写バイアスを印加した1次転写ローラ8aにより、中間転写ベルト5の表面に転写される(1次転写)。以上の行程をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色について行うことにより、中間転写ベルト5上に4色のトナー像を重ね合わせて転写したカラー画像が形成される。
【0006】
つぎに転写材カセット12内からピックアップローラ13によって転写材が取り出され、所定のタイミングで中間転写ベルト5に供給される。これと同時に2次転写バイアスを印加された2次転写ローラ8bが転写材を挟んで中間転写ベルト5に当接し、中間転写ベルト5上の4色のトナー像が転写材の表面に一括して転写される(2次転写)。
【0007】
このようにして4色のトナー像を転写された転写材は、搬送ベルト14によって定着装置6まで搬送され、そこで加熱および加圧によりトナーが転写材に溶融固定されて、カラーの定着画像が得られる。4色のトナー像の転写が終了して、中間転写ベルト5の表面に残留した2次転写残りのトナーは、クリーニングローラ15により電荷が付与された後、1次転写ローラ8aにより感光ドラム1上に逆転写され、中間転写ベルト5から除去される。一方、感光ドラム1上の1次転写残りトナーおよび逆転写された2次転写残りトナーは、クリーニング装置の公知のブレード手段7により感光ドラム1から除去される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の中間転写ベルト5は、高温高湿環境下や長期間の使用による抵抗変動で、ベルトの時定数τが下がる。ここで、時定数τとは、ベルトをVo (V)に帯電して、それがVo /e(V)(eは自然対数の底)に減衰するまでの時間である。
【0009】
この中間転写ベルト5の時定数が下がると、ドラムゴーストが発生する問題があった。
【0010】
すなわち、2色目以降の1次転写の際、中間転写ベルト5上に前色までの1次転写により所定の電荷が保持されており、中間転写ベルト5上の電位が下がっているので、これを前提に2色目以降の1次転写バイアスを決定している。中間転写ベルト5の時定数τが低下すると、中間転写ベルト5上に所定の電荷が保持できなくなり、中間転写ベルト5上の電位が高くなる。従って、上記で決定した転写バイアスと同一のバイアスを印加しても、所望の電位差以上の電位差になり、このため感光ドラム1へ過剰な電流が流れてしまい、ドラムゴーストが発生する。
【0011】
また、中間転写ベルト5の時定数τが顕著に低下すると、トナーの飛び散り等の不具合も発生し、画質が劣化する。
【0012】
このように、中間転写ベルト5の寿命を決める主たる要因は、中間転写ベルト5の時定数τの低下である。従って、時定数が所定値に低下したら、中間転写ベルト5の寿命をユーザーに知らせることが望ましい。
【0013】
しかしながら、従来は、プリント枚数や中間転写ベルトの回転数等の予め定めた条件が所定値に達したことにより、中間転写ベルト5が寿命に至ったものとしてユーザーに知らせていた。しかし、中間転写ベルト5の時定数の低下は、使用環境や使用モード等によって変動する。このため、正常にプリントできるにもかかわらず、中間転写ベルト5を交換してしまうことがあった。
【0014】
本発明の目的は、中間転写体の時定数τが下がっても、ドラムゴーストのない高品質の画像を得ることができ、また中間転写体の寿命告知を使用環境や使用モード等によらずに常に最適時期に行うことを可能としたカラー画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明にかかるカラー画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、像担持体と、中間転写体と、前記像担持体を一様に帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体を露光し、現像して各色のトナー像が得られるたびに、そのトナー像を前記中間転写体に重ね合わせて転写する1次転写手段と、前記中間転写体に転写された各色のトナー像を一括して転写材に転写する2次転写手段とを有するカラー画像形成装置において、複数の定電圧電源と、前記複数の定電圧電源からの電圧の印加により前記中間転写体に電圧を印加し、前記中間転写体に電荷を付与する複数の電荷付与手段と、前記複数の電荷付与手段による電圧の印加によって発生する前記中間転写体に流れる電流を検知する電流検知手段とを有し、前記電荷付与手段により前記中間転写体の回動過程で前記中間転写体の同一箇所に連続して複数回電圧を印加し、前記電流検知手段によって複数回検知したそれぞれの電流値に応じて、前記1次転写手段に印加する1次転写バイアスを制御することを特徴とするカラー画像形成装置である。
【0016】
本発明の一実施態様によれば、前記電荷付与手段が2つであり、前記1次転写手段が前記電荷付与手段の一方を兼ね、前記2次転写手段が前記電荷付与手段の他方を兼ねる。
【0017】
本発明の他の実施態様によれば、前記帯電手段とは別の第2の帯電手段と、第2の帯電手段からの帯電バイアスの印加により、前記中間転写体上の2次転写残りのトナーに電荷を付与するクリーニング部材とがさらに設置され、前記電荷を付与された2次転写残りのトナーは、前記1次転写手段によるトナー像の中間転写体への転写と同時に像担持体に逆転写されるようになっており、そして前記電荷付与手段が2つであり、前記第2の帯電手段が前記電荷付与手段の一方を兼ね、前記1次転写手段が前記電荷付与手段の他方を兼ねる。
本発明の他の実施態様によれば、前記帯電手段とは別の第2の帯電手段と、第2の帯電手段からの帯電バイアスの印加により、前記中間転写体上の2次転写残りのトナーに電荷を付与するクリーニング部材とがさらに設置され、前記電荷を付与された2次転写残りのトナーは、前記1次転写手段によるトナー像の中間転写体への転写と同時に像担持体に逆転写されるようになっており、そして前記電荷付与手段が2つであり、前記第2の帯電手段が前記電荷付与手段の一方を兼ね、前記2次転写手段が前記電荷付与手段の他方を兼ねる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に即して詳細に説明する。
【0019】
実施例1
図1は、本発明のカラー画像形成装置の要部を示す概略図である。本発明は、中間転写体である中間転写ベルト5に電圧を印加して、そのときの電流値から中間転写ベルト5の時定数τを推定し、1次転写ローラ8aに印加する1次転写バイアス等を制御することが大きな特徴である。本発明のカラー画像形成装置の構成自体は、図8に示した従来のカラー画像形成装置と基本的に同じであるので、以下必要に応じて図8を援用して説明する。
【0020】
図8の従来のカラー画像形成装置では、1色目から4色目までのトナー像を1色目から4色目まで予め決められた転写バイアスにより、順次中間ベルト5上に1次転写していく。このときの転写バイアスは、中間転写ベルト5の表面電位と感光ドラム1の表面電位(暗部電位VD )の電位差が所定の電位になるように設定する。1色目の転写前には中間転写ベルト5上には前残留電荷がないように除電されているので、印加された1色目の転写バイアスVt1が中間転写ベルト5の表面電位となるため、差分Vt1−VD が所定の値になるようにVt1を設定する。2色目転写時には、中間転写ベルト5上には1色目転写時に与えられた電荷(転写バイアスとは逆極性)が残っているため、中間転写ベルトの表面電位は印加された2色目の転写バイアスよりも低くなる(Vt2−ΔV1 )。従って、Vt2−ΔV1 −VD が所定の値になるようにVt2を設定する。同様に、3色目、4色目の転写バイアスも、前色までの残留電荷を考慮して設定している。
【0021】
しかし、中間転写ベルト5はプリント枚数が進むにつれて表面に窒素酸化物等が付着し、それが吸湿することにより徐々に表面抵抗が下がり、時定数τも低下してしまう。これは、雰囲気の温湿度によっても変わり、高温高湿環境が最も顕著である。
【0022】
このように、中間転写ベルト5の時定数が下がると、電荷保持能力が低下してしまう。これにより、前色までの残留電荷が減るため、所望の電位差よりも大きな電位差が発生し、転写電流が増加してしまう。転写電流が増加する、すなわち感光ドラム1が付与される電荷が増加すると、感光ドラム1の次回の帯電で所望の電位に帯電されず、ドラムゴーストが発生する。
【0023】
そこで、本実施例では、図1に示すように、中間転写ベルト5に電荷を付与する手段として接離可能な電荷付与ローラ16を設置し、中間転写体5が2回転する間に、定電圧電源22からの電荷付与ローラ16への電圧の印加によって、電荷付与ローラ16で中間転写ベルト5の同一箇所に電圧を連続的に2回印加して中間転写ベルト5に2回電荷を付与し、そのとき中間転写ベルト5に流れる各電流値を電源22に接続された電流検知手段24により検知した。そして検知した2回分の電流値のそれぞれに応じて、CPU20により中間転写ベルト5の時定数τを推定し、これに基づき1次転写電源18により1次転写ローラ8aに印加する1次転写バイアスを制御するようにした。
【0024】
本実施例によれば、中間転写ベルト5は、体積抵抗105 Ωcm以下のNBR(ニトリルゴム)を厚さ1mm、幅230mm、周長140πmmの円筒状にシームレス成形し、その上に高抵抗の誘電体層を厚さ50μm程度にコートして構成した。1次転写ローラ8aには、体積抵抗105 Ωcm以下のEPDMによる直径14mm、幅220mmのローラを用いた。電荷付与ローラ16には、体積抵抗107 〜108 ΩcmのEPDMによる直径18mm、幅220mmのローラを用いた。
【0025】
1次転写バイアスを印加したときの中間転写ベルト5の時定数τの変化に対する転写電流It の変化を図2に示す。図2において、It1、It2、It3、It4は、1色目、2色目、3色目および4色目の転写電流で、それぞれ1次転写バイアスとして100V、550V、700Vおよび850Vを印加した。
【0026】
図2から明らかなように、各色とも中間転写ベルト5の時定数τが小さくなるほど多く、また転写電流は3色目、4色目と後の色ほど多く、時定数τの変化に対する転写電流の差分は3色目、4色目で特に大きく、4色目が最も大きい。ドラムゴーストは、転写電流が9μAを超える3色目、4色目で発生した。
【0027】
500Vの電圧を印加した電荷付与ローラ16により中間転写ベルト5の同一箇所に2回連続して電荷を付与したときの時定数τに対する転写電流I1 、I2 の変化を図3に示す。
【0028】
図3に示されるように、この場合も、図2の転写電流の変化と同様の傾向を示していることが分かる。また、2つの電流値の比I2 /I1 は、時定数τが大きくなるほど小さくなるような相関があることが分かる。
【0029】
そこで、本実施例では、1色目、2色目、3色目、4色目の1次転写バイアスVt10 、Vt20 、Vt30 、Vt40 を以下のように設定した。
【0030】
Vt10 =100(V)
Vt20 =500+100×(1−I2 /I1 )(V)
Vt30 =550+300×(1−I2 /I1 )(V)
Vt40 =600+500×(1−I2 /I1 )(V)
【0031】
これにより、転写電流It10 、It20 、It30 、It40 は図4のようになり、時定数τが下がっても、転写電流が9μAを超えることがなくなり、ドラムゴーストを防止することができる。
【0032】
以上では、電流の測定を2回行ったが、3回以上行うことができるのはいうまでもない。
【0033】
実施例2
前述したように、中間転写ベルト5の時定数τが下がると転写電流が多くなり、次回の帯電で感光ドラム1が所望の電位まで達せず、ドラムゴーストが発生する。つまり、ドラムゴーストは帯電能力以上の電荷が転写により付与されることにより発生する。そこで、本実施例では、転写電流が多い(中間転写ベルトの時定数τが低い)ときに、帯電能力を上げてやるように帯電ローラ2の帯電バイアスを制御した。
【0034】
従来、帯電バイアスはVdc=−550Vの直流成分にVpp=2.0kV、周波数1.2kHz の交流成分を重畳したものを用いていた。このバイアスでは、転写電流が9μA以上になると、ドラムゴーストが発生した。
【0035】
帯電バイアスのVppを変更し、転写電流に対するドラムゴーストの発生状況を実験した結果を表1に示す。表1において、符号の○はドラムゴーストが発生しないことを示し、×はドラムゴーストが発生することを示す。
【0036】
【表1】
Figure 0004194130
【0037】
表1によれば、Vppを高くすることによって帯電能力が上がっていることが分かる。
【0038】
これを踏まえて、本実施例では、図5に示すように、電荷付与ローラ16により電圧を中間転写ベルト5の同一箇所に連続して印加し、その各印加時、中間転写ベルト5に流れる電流値を電流検知手段24で検知し、CPU20により中間転写ベルト5の時定数τを推定する。そして、それに基づき帯電バイアス電源26により帯電ローラ2に印加する帯電バイアスのVppを制御する。
【0039】
実施例1で説明したように、転写電流は中間転写ベルト5の時定数τと相関があり、τは実施例1と同様に電荷付与ローラ16から中間転写ベルト5の同一箇所に2回連続して電圧を印加したときの各電流値I1 、I2 の比I2 /I1 で推定することができる。
【0040】
そこで、本実施例では、帯電バイアスのVppを以下のように設定した。
【0041】
Vpp=2.6−1.2×(1−I2 /I1 )(kV)
これにより、中間転写ベルト5の時定数τが低下しても、ドラムゴーストを防止することができる。
【0042】
本実施例では、帯電バイアスのVppを変更したが、AC電流値やあるいはVdcや周波数を変更することによっても、同様の効果を得ることができる。
【0043】
実施例3
本実施例では、中間転写ベルト5の時定数τが所定の範囲から外れた場合に、中間転写ベルト5の寿命に関する信号を出力するようにした。
【0044】
詳述すると、中間転写ベルト5の寿命は時定数τの低下に基づいている。中間転写ベルト5のτが著しく低下すると、前述したドラムゴーストだけでなく飛び散り等の不具合も発生し、画質に大きな影響を与えるため、所望のτになったら寿命をユーザーに知らせていた。
【0045】
しかし、時定数τの低下は使用環境、使用モード等によってその速度が変わるが、従来はその中で最も速い条件でのプリント枚数を持って寿命としていた。従って、ほとんどの場合、中間転写ベルト5が依然として使用可能な状態であるにもかかわらず、寿命となってしまっていた。
【0046】
本実施例では、上記不具合を解決するために、図1等において、CPU20に中間転写ベルト5の寿命に関する図示しない報知手段を設置し、上述した方法で中間転写ベルト5の時定数τを推定し、この値が所定の範囲から外れた場合、報知手段に中間転写ベルト5が寿命に達する旨のメッセージを表示して、ユーザーに告知するようにした。
【0047】
本実施例によれば、これにより、使用環境、使用モードに応じて、中間転写ベルト5の最終的な交換時期を常に適切に知らせることができる。
【0048】
実施例4
本実施例では、図6に示すように、1次転写ローラ8aに1次転写バイアスを印加する1次転写電源18に電流検知手段24を接続し、1次転写ローラ8aにより中間転写ベルト5の同一箇所に2回連続して電圧を印加し、電流検知手段24によりそれぞれの電流値を検知して、中間転写ベルト5の時定数τを推定し、1次転写バイアスを制御するようにした。
【0049】
すなわち、前の実施例1では、電荷付与ローラ16、つまり電流測定用の電荷付与手段を設置していたが、本実施例では、1次転写ローラ8aに電荷付与手段に兼ねさせて、特別な電荷付与手段を設置することを省略した。これにより、コストアップをすることなく、実施例1と同様な効果を発揮することができる。
【0050】
本実施例では、1次転写ローラ8aが電荷付与手段を兼ねたが、2次転写ローラ8bや中間転写ベルト5のクリーニングローラ15に電荷付与手段を兼ねさせてもよく、同様な効果を得ることができる。
【0051】
実施例5
本実施例では、図7に示すように、1次転写ローラ8aと2次転写ローラ8bのそれぞれを電荷付与手段とし、1次転写電源18からの1次転写ローラ8aへの電圧の印加、2次転写電源28からの2次転写ローラ8bへの電圧の印加により、中間転写ベルト5の同一箇所に連続して電圧を印加する。そしてそれぞれの電流検知手段24、30により得られた各電流値から、CPU20により中間転写ベルト5の時定数τを推定し、それに基づき電源18により1次転写ローラ8aに印加する1次転写バイアスを制御するようにした。
【0052】
前の実施例1〜4では、1つの電荷付与手段により2回の電流測定を行っていたため、少なくとも中間転写ベルト5を2回転させる必要があったが、本実施例では、中間転写ベルト5の1回転で2回の電流測定が可能なため、制御工程の時間短縮が図れる。
【0053】
本実施例では、電流検知を行って1次転写ローラ8aの1次転写バイアスを制御したが、帯電ローラ2の帯電バイアス制御や、中間転写ベルト5の寿命決定を行ってもよい。
【0054】
また本実施例では、1次転写ローラ8aと2次転写ローラ8bのそれぞれに電荷付与手段を兼ねさせたが、電荷付与手段の1つを中間転写ベルト5のクリーニングローラ15で代用してもよい。さらに3つ以上の電荷付与手段を用いることもできる。
【0055】
本発明における電流検知は、画像形成行程の先頭の非画像部で毎回プリント中に行うのが好ましいが、電源投入時やジャム処理後の作動状態復帰時の前回転のときに行っても、あるいは濃度制御の前後で行ってもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、複数の定電圧電源と、複数の定電圧電源からの電圧の印加により中間転写体に電圧を印加し、中間転写体に電荷を付与する複数の電荷付与手段と、複数の電荷付与手段による電圧の印加によって発生する中間転写体に流れる電流を検知する電流検知手段とを有し、電荷付与手段により中間転写体の回動過程で中間転写体の同一箇所に連続して複数回電圧を印加し、電流検知手段によって複数回検知したそれぞれの電流値に応じて、1次転写手段に印加する1次転写バイアスを制御するようにしたので、中間転写体の時定数τが下がっても、ドラムゴーストが発生するのを防止することができる。
【0058】
また、複数の電荷付与手段を設置して、中間転写体の同一箇所に連続して複数回電圧を印加するようにしたので、1次転写バイアス制御等の時間を短縮することができる。さらに、1次転写手段、2次転写手段もしくは中間転写体のクリーニング手段に電荷付与手段を兼ねさせた場合には、コストを上昇することなく、1次転写バイアス制御等を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像形成装置の一実施例における要部を示す概略構成図である。
【図2】図1の要部に設置された中間転写ベルトに1次転写バイアスを印加したときの中間転写ベルトの時定数τの変化に対する転写電流It の変化を示す図である。
【図3】図1の要部に設置された電荷付与ローラにより中間転写ベルトの同一箇所に2回連続して電荷を付与したときの時定数τに対する転写電流I1 、I2 の変化を示す図である。
【図4】図1の実施例における制御を行ったときの中間転写ベルトの時定数τに対する転写電流の変化を示す図である。
【図5】本発明の他の一実施例における要部を示す概略構成図である。
【図6】本発明のさらに他の一実施例における要部を示す概略構成図である。
【図7】本発明のさらに他の一実施例における要部を示す概略構成図である。
【図8】従来のカラー画像形成装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム
2 帯電ローラ
5 中間転写ベルト
8a 1次転写ローラ
8b 2次転写ローラ
16 電荷付与ローラ
18、22、26、28 電源
20 CPU
24、30 電流検知手段

Claims (4)

  1. 像担持体と、中間転写体と、前記像担持体を一様に帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体を露光し、現像して各色のトナー像が得られるたびに、そのトナー像を前記中間転写体に重ね合わせて転写する1次転写手段と、前記中間転写体に転写された各色のトナー像を一括して転写材に転写する2次転写手段とを有するカラー画像形成装置において、複数の定電圧電源と、前記複数の定電圧電源からの電圧の印加により前記中間転写体に電圧を印加し、前記中間転写体に電荷を付与する複数の電荷付与手段と、前記複数の電荷付与手段による電圧の印加によって発生する前記中間転写体に流れる電流を検知する電流検知手段とを有し、前記電荷付与手段により前記中間転写体の回動過程で前記中間転写体の同一箇所に連続して複数回電圧を印加し、前記電流検知手段によって複数回検知したそれぞれの電流値に応じて、前記1次転写手段に印加する1次転写バイアスを制御することを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 前記電荷付与手段が2つであり、前記1次転写手段が前記電荷付与手段の一方を兼ね、前記2次転写手段が前記電荷付与手段の他方を兼ねる請求項のカラー画像形成装置。
  3. 前記帯電手段とは別の第2の帯電手段と、第2の帯電手段からの帯電バイアスの印加により、前記中間転写体上の2次転写残りのトナーに電荷を付与するクリーニング部材とがさらに設置され、前記電荷を付与された2次転写残りのトナーは、前記1次転写手段によるトナー像の中間転写体への転写と同時に像担持体に逆転写されるようになっており、そして前記電荷付与手段が2つであり、前記第2の帯電手段が前記電荷付与手段の一方を兼ね、前記1次転写手段が前記電荷付与手段の他方を兼ねる請求項のカラー画像形成装置。
  4. 前記帯電手段とは別の第2の帯電手段と、第2の帯電手段からの帯電バイアスの印加により、前記中間転写体上の2次転写残りのトナーに電荷を付与するクリーニング部材とがさらに設置され、前記電荷を付与された2次転写残りのトナーは、前記1次転写手段によるトナー像の中間転写体への転写と同時に像担持体に逆転写されるようになっており、そして前記電荷付与手段が2つであり、前記第2の帯電手段が前記電荷付与手段の一方を兼ね、前記2次転写手段が前記電荷付与手段の他方を兼ねる請求項のカラー画像形成装置。
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