JP2785685B2 - シール部材 - Google Patents
シール部材Info
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- JP2785685B2 JP2785685B2 JP6104870A JP10487094A JP2785685B2 JP 2785685 B2 JP2785685 B2 JP 2785685B2 JP 6104870 A JP6104870 A JP 6104870A JP 10487094 A JP10487094 A JP 10487094A JP 2785685 B2 JP2785685 B2 JP 2785685B2
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線のシール部材に
関し、特に筒体における開口と電線との間を防水するシ
ール部材に関する。
関し、特に筒体における開口と電線との間を防水するシ
ール部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシール部材として、図4
に示すようにコネクタに装着されるものが知られてい
る。同図において、コネクタ1は端子金具2を収容する
筒状の端子金具収容室3を備えている。端子金具2の一
端には被覆電線4の被覆部分と被覆を剥ぎ取った芯線部
分とをそれぞれ圧着するインシュレーションバレル2a
とワイヤバレル2bとが形成されている。シール部材と
してのゴム栓5は全体的に筒状をなし、外周には上記端
子金具収容室3の内径よりも大径となるフランジ状のヒ
ダ5aが複数形成されるとともに、一端は細径のチュー
ブ部5bとして上記インシュレーションバレル2aにて
圧着可能となっている。
に示すようにコネクタに装着されるものが知られてい
る。同図において、コネクタ1は端子金具2を収容する
筒状の端子金具収容室3を備えている。端子金具2の一
端には被覆電線4の被覆部分と被覆を剥ぎ取った芯線部
分とをそれぞれ圧着するインシュレーションバレル2a
とワイヤバレル2bとが形成されている。シール部材と
してのゴム栓5は全体的に筒状をなし、外周には上記端
子金具収容室3の内径よりも大径となるフランジ状のヒ
ダ5aが複数形成されるとともに、一端は細径のチュー
ブ部5bとして上記インシュレーションバレル2aにて
圧着可能となっている。
【0003】このゴム栓5を使用する場合は、次のよう
にする。まず、被覆電線4を当該ゴム栓5に挿通する。
このときに被覆電線4の先端の側にチューブ部5bが向
くようにする。被覆電線4の先端の被覆を剥ぎ取り、芯
線を露出させて端子金具2に圧着する。このとき、芯線
をワイヤバレル2bにて圧着し、被覆部分とゴム栓5の
チューブ部5bとをインシュレーションバレル2aにて
圧着する。この状態で端子金具2の側からコネクタの端
子金具収容室3に挿入する。ゴム栓5が挿入されるとき
に、フランジ状のヒダ5aの外径の方が端子金具収容室
3の内径よりも大きいので、同ヒダ5aは端子金具収容
室3の内周壁によって中心側に向かって押し潰され、当
該内周壁に密着する。従って、通常の水滴が付着したよ
うな場合には当該水滴が端子金具収容室3内に浸水する
ことはない。
にする。まず、被覆電線4を当該ゴム栓5に挿通する。
このときに被覆電線4の先端の側にチューブ部5bが向
くようにする。被覆電線4の先端の被覆を剥ぎ取り、芯
線を露出させて端子金具2に圧着する。このとき、芯線
をワイヤバレル2bにて圧着し、被覆部分とゴム栓5の
チューブ部5bとをインシュレーションバレル2aにて
圧着する。この状態で端子金具2の側からコネクタの端
子金具収容室3に挿入する。ゴム栓5が挿入されるとき
に、フランジ状のヒダ5aの外径の方が端子金具収容室
3の内径よりも大きいので、同ヒダ5aは端子金具収容
室3の内周壁によって中心側に向かって押し潰され、当
該内周壁に密着する。従って、通常の水滴が付着したよ
うな場合には当該水滴が端子金具収容室3内に浸水する
ことはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年では、車両に水道
水を高圧で吹き付けて洗車する高圧洗車機が広く利用さ
れている。この吹き付け水は車体のみならず、例えばエ
ンジンルーム内などにも吹き付けられる。上述したコネ
クタはエンジンルーム内などにも多用されており、この
吹き付け水がコネクタに吹き付けられることも起こる。
このような場合、上述した従来のゴム栓5のようなシー
ル部材であると、図4に示す位置関係となったときにヒ
ダ5aと端子金具収容室3の内壁との密着部に対して直
に水が吹き付けられる。従って、高圧であれば水はヒダ
5aを内方に押しつけて撓ませ、隙間を作って浸水して
しまうことが考えられる。
水を高圧で吹き付けて洗車する高圧洗車機が広く利用さ
れている。この吹き付け水は車体のみならず、例えばエ
ンジンルーム内などにも吹き付けられる。上述したコネ
クタはエンジンルーム内などにも多用されており、この
吹き付け水がコネクタに吹き付けられることも起こる。
このような場合、上述した従来のゴム栓5のようなシー
ル部材であると、図4に示す位置関係となったときにヒ
ダ5aと端子金具収容室3の内壁との密着部に対して直
に水が吹き付けられる。従って、高圧であれば水はヒダ
5aを内方に押しつけて撓ませ、隙間を作って浸水して
しまうことが考えられる。
【0005】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、高圧水が吹き付けられたときにも完全にシール
することが可能なシール部材の提供を目的とする。
もので、高圧水が吹き付けられたときにも完全にシール
することが可能なシール部材の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、本発明は、電線が貫通され、この電線と
ともに筒状の電線挿通部に嵌挿される筒状のシール部材
であって、弾性体により前記電線挿通部に嵌挿される基
部と一体的に形成され、電線挿通部開口の外部にてその
開口縁部を塞ぐフランジ状の防水壁と、この防水壁の軸
線方向外側に延出された細径のスリーブと、このスリー
ブに嵌め込み可能なリング形に形成され、前記電線挿通
部の開口縁部と共に前記防水壁を挟み込む当接部材を具
備するとともに、前記スリーブには、前記当接部材を嵌
め込むときには潰れ変形しつつその嵌め込みを許容し、
嵌められた後には復元変形してその抜け止めを行う突起
部が設けられ、前記当接部材が、当該シール部材を電線
挿通部に嵌挿する前にこのシール部材に装着されて一体
化されている構成としたところに特徴を有する。
の手段として、本発明は、電線が貫通され、この電線と
ともに筒状の電線挿通部に嵌挿される筒状のシール部材
であって、弾性体により前記電線挿通部に嵌挿される基
部と一体的に形成され、電線挿通部開口の外部にてその
開口縁部を塞ぐフランジ状の防水壁と、この防水壁の軸
線方向外側に延出された細径のスリーブと、このスリー
ブに嵌め込み可能なリング形に形成され、前記電線挿通
部の開口縁部と共に前記防水壁を挟み込む当接部材を具
備するとともに、前記スリーブには、前記当接部材を嵌
め込むときには潰れ変形しつつその嵌め込みを許容し、
嵌められた後には復元変形してその抜け止めを行う突起
部が設けられ、前記当接部材が、当該シール部材を電線
挿通部に嵌挿する前にこのシール部材に装着されて一体
化されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】電線挿通部に嵌挿される基部と
一体的に形成されたフランジ状の防水壁は弾性体にて形
成されており、電線挿通部開口の外部にてその開口縁部
を塞ぐ大きさとなっている。一方、防水壁の軸線方向外
側には当接部材が配設されており、電線挿通部の開口縁
部との間に防水壁を挟み込むようになっている。従っ
て、外部から高圧水が吹き付けられたような場合には、
高圧水が当接部材に当たるため、その圧力によって当接
部材は電線挿通部の開口縁部との間で防水壁を挟み込
む。すると防水壁と開口縁部との間がより密着し、圧力
が高いほど密着面から浸水することが不可能となる。高
圧水が吹き付けられたようなときにも確実に防水するこ
とが可能なシール部材を提供することができる。しかも
当接部材は予めシール部材に一体的に装着されていて、
シール部材が電線挿通部に嵌挿されることに伴って所定
の位置に配設される。
一体的に形成されたフランジ状の防水壁は弾性体にて形
成されており、電線挿通部開口の外部にてその開口縁部
を塞ぐ大きさとなっている。一方、防水壁の軸線方向外
側には当接部材が配設されており、電線挿通部の開口縁
部との間に防水壁を挟み込むようになっている。従っ
て、外部から高圧水が吹き付けられたような場合には、
高圧水が当接部材に当たるため、その圧力によって当接
部材は電線挿通部の開口縁部との間で防水壁を挟み込
む。すると防水壁と開口縁部との間がより密着し、圧力
が高いほど密着面から浸水することが不可能となる。高
圧水が吹き付けられたようなときにも確実に防水するこ
とが可能なシール部材を提供することができる。しかも
当接部材は予めシール部材に一体的に装着されていて、
シール部材が電線挿通部に嵌挿されることに伴って所定
の位置に配設される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図3に基づいて
本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施
形態にかかるシール部材を斜視図により示しており、図
2は断面図により示している。本実施形態においては、
図3に示すようなコネクタの開口部分に装着されるシー
ル用ゴム栓に適用している。同図において、ゴム栓10
は中心に被覆電線20を挿通可能な貫通孔11を有する
筒状に形成されており、軸線方向の概ね中央部分は周縁
に円環状の溝12a,12aを形成した基部12となっ
ている。この溝12a,12aによって外周部分は三本
のヒダ状に形成され、また、その径はコネクタ30にお
ける円筒状の端子金具収容室31の内径よりも僅かに大
きくなるようにしてある。なお、当該端子金具収容室3
1が本実施例において電線挿通部を構成する。
本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施
形態にかかるシール部材を斜視図により示しており、図
2は断面図により示している。本実施形態においては、
図3に示すようなコネクタの開口部分に装着されるシー
ル用ゴム栓に適用している。同図において、ゴム栓10
は中心に被覆電線20を挿通可能な貫通孔11を有する
筒状に形成されており、軸線方向の概ね中央部分は周縁
に円環状の溝12a,12aを形成した基部12となっ
ている。この溝12a,12aによって外周部分は三本
のヒダ状に形成され、また、その径はコネクタ30にお
ける円筒状の端子金具収容室31の内径よりも僅かに大
きくなるようにしてある。なお、当該端子金具収容室3
1が本実施例において電線挿通部を構成する。
【0009】基部12の一方には細径としたチューブ部
13が連続しており、当該チューブ部13の端部は再び
径を大きくしてある。一方、基部12の他方には基部よ
りも外形を大きくしたフランジ状の防水壁14が連続し
ている。この防水壁14は基部12に連続する側に径を
同基部12と同じぐらいにした段差部14aを形成して
ある。また、防水壁14に連続して上記チューブ部13
と同様に細径とした係止スリーブ15を形成してあり、
この係止スリーブ15の中間には端部側に傾斜面を有す
る円環状の突起部15aを形成してある。なお、基部1
2と防水壁14との連続部分は外形がやや細めとなって
いるとともに、貫通孔11の内周径は逆に大きくして空
洞部16を形成してある。
13が連続しており、当該チューブ部13の端部は再び
径を大きくしてある。一方、基部12の他方には基部よ
りも外形を大きくしたフランジ状の防水壁14が連続し
ている。この防水壁14は基部12に連続する側に径を
同基部12と同じぐらいにした段差部14aを形成して
ある。また、防水壁14に連続して上記チューブ部13
と同様に細径とした係止スリーブ15を形成してあり、
この係止スリーブ15の中間には端部側に傾斜面を有す
る円環状の突起部15aを形成してある。なお、基部1
2と防水壁14との連続部分は外形がやや細めとなって
いるとともに、貫通孔11の内周径は逆に大きくして空
洞部16を形成してある。
【0010】当接部材としてのリング状の樹脂リング1
7は、内径を係止スリーブ15の外形と概ね一致させて
あり、外径は上記防水壁14の径と同じぐらいにしてあ
る。また、上記係止スリーブ15の突起部15aと防水
壁14との間の距離とこの樹脂リング17の厚みとは概
ね一致させてある。コネクタ30の端子金具収容室31
に収容される端子金具40の端部には、上記チューブ部
13を巻き込んで圧着するインシュレーションバレル4
1と、被覆電線20の芯線を巻き込んで圧着するワイヤ
バレル42とが形成されている。
7は、内径を係止スリーブ15の外形と概ね一致させて
あり、外径は上記防水壁14の径と同じぐらいにしてあ
る。また、上記係止スリーブ15の突起部15aと防水
壁14との間の距離とこの樹脂リング17の厚みとは概
ね一致させてある。コネクタ30の端子金具収容室31
に収容される端子金具40の端部には、上記チューブ部
13を巻き込んで圧着するインシュレーションバレル4
1と、被覆電線20の芯線を巻き込んで圧着するワイヤ
バレル42とが形成されている。
【0011】次に、上記構成からなる本実施形態の使用
方法を説明する。まず、ゴム栓10の係止スリーブ15
に樹脂リング17を装着する。係止スリーブ15をリン
グ状の樹脂リング17に挿入していくと、円環状の突起
部15aが樹脂リング17に当接するが、さらに押し込
むと内側に撓み、樹脂リング17の反対の側に出てく
る。突起部15aが完全に出てくると、防止壁14との
間に樹脂リング17を挟み込むことになるので、樹脂リ
ング17は脱落しない。
方法を説明する。まず、ゴム栓10の係止スリーブ15
に樹脂リング17を装着する。係止スリーブ15をリン
グ状の樹脂リング17に挿入していくと、円環状の突起
部15aが樹脂リング17に当接するが、さらに押し込
むと内側に撓み、樹脂リング17の反対の側に出てく
る。突起部15aが完全に出てくると、防止壁14との
間に樹脂リング17を挟み込むことになるので、樹脂リ
ング17は脱落しない。
【0012】次に、被覆電線20をゴム栓10の貫通孔
11に挿入する。このとき上記係止スリーブ15の側か
ら上記チューブ部13の側に向けて挿入する。被覆電線
20が貫通したら先端を皮剥ぎして芯線を露出させる。
端子金具40におけるワイヤバレル42の位置に芯線が
くるようにするとともに、インシュレーションバレル4
1の位置にゴム栓10におけるチューブ部13がくるよ
うに位置合わせして圧着する。図3に示すように、イン
シュレーションバレル41はゴム栓10のチューブ部1
3とともに被覆電線20の被覆部分を巻き込んで圧着し
ているため、被覆電線20の抜け止めとともにゴム栓1
0の抜け止めも図っている。また、チューブ部13の先
端を拡径してあるが、この部分がインシュレーションバ
レル41とワイヤバレル42との間に位置するため、こ
の部分が撓んで盛り上がっている。このため、ゴム栓1
0を引き抜く力が作用したときにはインシュレーション
バレル41に引っ掛かり、確実に抜け防止を図ることが
できる。
11に挿入する。このとき上記係止スリーブ15の側か
ら上記チューブ部13の側に向けて挿入する。被覆電線
20が貫通したら先端を皮剥ぎして芯線を露出させる。
端子金具40におけるワイヤバレル42の位置に芯線が
くるようにするとともに、インシュレーションバレル4
1の位置にゴム栓10におけるチューブ部13がくるよ
うに位置合わせして圧着する。図3に示すように、イン
シュレーションバレル41はゴム栓10のチューブ部1
3とともに被覆電線20の被覆部分を巻き込んで圧着し
ているため、被覆電線20の抜け止めとともにゴム栓1
0の抜け止めも図っている。また、チューブ部13の先
端を拡径してあるが、この部分がインシュレーションバ
レル41とワイヤバレル42との間に位置するため、こ
の部分が撓んで盛り上がっている。このため、ゴム栓1
0を引き抜く力が作用したときにはインシュレーション
バレル41に引っ掛かり、確実に抜け防止を図ることが
できる。
【0013】この後、端子金具40をコネクタ30の端
子金具収容室31に挿入する。端子金具40が完全に収
容されるとゴム栓10の基部12が端子金具収容室31
に挿入され始める。上述したように基部12の径の方が
端子金具収容室31の内径よりも大きいため、基部12
はわずかに圧縮されて挿入され、内周壁に押しつけられ
て密着する。さらに押し込むと、防水壁14の段差部1
4aまで端子金具収容室31内に挿入される。この状態
を図3に示している。
子金具収容室31に挿入する。端子金具40が完全に収
容されるとゴム栓10の基部12が端子金具収容室31
に挿入され始める。上述したように基部12の径の方が
端子金具収容室31の内径よりも大きいため、基部12
はわずかに圧縮されて挿入され、内周壁に押しつけられ
て密着する。さらに押し込むと、防水壁14の段差部1
4aまで端子金具収容室31内に挿入される。この状態
を図3に示している。
【0014】かかる状態で、高圧水が端子金具収容室3
1の開口に向けて吹き付けられたとする。高圧水は樹脂
リング17に当たり、当該樹脂リング17を防水壁14
に向かって押しつけることになる。防水壁14の他面は
端子金具収容室31の開口縁部に当接しているため、防
水壁14は樹脂リング17と端子金具収容室31の開口
縁部との間に挟み付けらる。このため、防水壁14は開
口縁部に対してより密着し、防水性を向上させて浸水を
防止する。すなわち、通常のゴム栓の後端に防水壁14
と樹脂リング17が付加されただけのゴム栓10を使用
しておけば、高圧水が吹き付けられたときにも浸水を防
止することができる。
1の開口に向けて吹き付けられたとする。高圧水は樹脂
リング17に当たり、当該樹脂リング17を防水壁14
に向かって押しつけることになる。防水壁14の他面は
端子金具収容室31の開口縁部に当接しているため、防
水壁14は樹脂リング17と端子金具収容室31の開口
縁部との間に挟み付けらる。このため、防水壁14は開
口縁部に対してより密着し、防水性を向上させて浸水を
防止する。すなわち、通常のゴム栓の後端に防水壁14
と樹脂リング17が付加されただけのゴム栓10を使用
しておけば、高圧水が吹き付けられたときにも浸水を防
止することができる。
【0015】なお、被覆電線20が引っ張られたり、押
しつけられたり、横方向に撓められたりした場合、係止
スリーブ15があるため防水壁14もその方向に変形し
ようとする。しかし、防水壁14が変形しても、隣接す
る基部12との間に形成された空洞部16の周囲は薄い
壁材からなるため、変形作用を緩衝し、基部12が変形
しないように作用する。また、複数の端子金具収容室が
ある場合には、防水壁を介して連続するゴム栓を使用す
ることもできる。このようにすれば、端子金具がばらば
らにならずに作業性も向上する。
しつけられたり、横方向に撓められたりした場合、係止
スリーブ15があるため防水壁14もその方向に変形し
ようとする。しかし、防水壁14が変形しても、隣接す
る基部12との間に形成された空洞部16の周囲は薄い
壁材からなるため、変形作用を緩衝し、基部12が変形
しないように作用する。また、複数の端子金具収容室が
ある場合には、防水壁を介して連続するゴム栓を使用す
ることもできる。このようにすれば、端子金具がばらば
らにならずに作業性も向上する。
【図1】本発明の一実施形態にかかるシール部材の斜視
図である。
図である。
【図2】ゴム栓の断面図である。
【図3】シール部材の装着状態を示す断面図である。
【図4】従来のシール部材の装着状態を示す断面図であ
る。
る。
10…ゴム栓 11…貫通孔 12…基部 14…防水壁 15…係止スリーブ 15a…突起部 17…樹脂リング 20…被覆電線 30…コネクタ 31…端子金具収容室
Claims (1)
- 【請求項1】 電線が貫通され、この電線とともに筒状
の電線挿通部に嵌挿される筒状のシール部材であって、 弾性体により前記電線挿通部に嵌挿される基部と一体的
に形成され、電線挿通部開口の外部にてその開口縁部を
塞ぐフランジ状の防水壁と、 この防水壁の軸線方向外側に延出された細径のスリーブ
と、 このスリーブに嵌め込み可能なリング形に形成され、前
記電線挿通部の開口縁部と共に前記防水壁を挟み込む当
接部材を具備するとともに、 前記スリーブには、前記当接部材を嵌め込むときには潰
れ変形しつつその嵌め込みを許容し、嵌められた後には
復元変形してその抜け止めを行う突起部が設けられ、前
記当接部材が、当該シール部材を電線挿通部に嵌挿する
前にこのシール部材に装着されて一体化されていること
を特徴とするシール部材。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104870A JP2785685B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | シール部材 |
EP95105452A EP0677894B1 (en) | 1994-04-13 | 1995-04-11 | Sealing device and method for producing a waterproof connector |
DE69522488T DE69522488T2 (de) | 1994-04-13 | 1995-04-11 | Abdichtungsvorrichtung und Herstellverfahren eines wasserdichten Stecker |
US08/923,787 US5927725A (en) | 1994-04-13 | 1997-09-04 | Sealing device for a cavity of a waterproof connector housing |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104870A JP2785685B2 (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | シール部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07288151A JPH07288151A (ja) | 1995-10-31 |
JP2785685B2 true JP2785685B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=14392265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104870A Expired - Fee Related JP2785685B2 (ja) | 1994-04-13 | 1994-04-18 | シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2785685B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11190262A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-13 | Hino Motors Ltd | 浸水防止キャップ |
JPH11354198A (ja) * | 1998-06-09 | 1999-12-24 | Harness Syst Tech Res Ltd | 防水コネクタ |
JP2005348341A (ja) * | 2004-06-07 | 2005-12-15 | Casio Comput Co Ltd | 携帯用電子機器 |
JP5581924B2 (ja) * | 2010-09-10 | 2014-09-03 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス |
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