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JP2778893B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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Publication number
JP2778893B2
JP2778893B2 JP5045234A JP4523493A JP2778893B2 JP 2778893 B2 JP2778893 B2 JP 2778893B2 JP 5045234 A JP5045234 A JP 5045234A JP 4523493 A JP4523493 A JP 4523493A JP 2778893 B2 JP2778893 B2 JP 2778893B2
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幸一 田中
利忠 斎藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to KR1019940004281A priority patent/KR970000667B1/ko
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L9/00Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
    • H04L9/40Network security protocols
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/12Avoiding congestion; Recovering from congestion
    • H04L47/125Avoiding congestion; Recovering from congestion by balancing the load, e.g. traffic engineering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L69/00Network arrangements, protocols or services independent of the application payload and not provided for in the other groups of this subclass
    • H04L69/30Definitions, standards or architectural aspects of layered protocol stacks
    • H04L69/32Architecture of open systems interconnection [OSI] 7-layer type protocol stacks, e.g. the interfaces between the data link level and the physical level
    • H04L69/321Interlayer communication protocols or service data unit [SDU] definitions; Interfaces between layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にローカルエリアネ
ットワーク(以下LAN:Local Area Networkと言う)
の相互間を接続するブリッジ局や、大量のデータを扱う
ファイルサーバー等の極めて高い通信性能が要求される
通信制御装置に関し、特に、1つの通信局を複数の通信
手段で構成して、それらに同一の物理アドレスを付与し
てフレームの受信負荷分散を図り、更に、プロセッサに
対してネットワークから受信された順番どおりにフレー
ムを受け渡すことを可能として受信性能を向上させた通
信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LAN通信制御装置には、IEEE80
2規格に規定されたMAC(MeduimnAccess Control)
層制御のため通信制御用LSIが多く用いられている。
従来の通信制御装置のシステム構成は図9に示すよう
に、大きく3つの構成要素からなる。
【0003】プロセッサ101は例えばLLC(Logica
l Link Control )レイヤ以上の上位プロトコルを実行
するプロセッサであり、通信手段103はMACレイヤ
以下のプロトコルを実行する装置であり、共有メモリ1
02はプロセッサ101と通信手段103とが共有する
メモリであって、通信手段103が受信したデータは、
先ず共有メモリ102に書き込まれ、その後ホスト計算
機が共有メモリ102から読み出してプロトコル処理が
進められる。
【0004】ここで、既存の通信制御用LSIでは、プ
ロセッサ101がデータ処理を行い易いように、図10
に示すようなデータ構造を共有メモリ102上に構築
し、通信データ(以下フレームと呼ぶ)を格納する。以
下にこの構造を詳細に説明する。
【0005】同図(1)は通信データを格納するために
用いられるフレームバッファFB(Frame Buffer) の構
造を示し、データ領域205、データ領域の先頭アドレ
ス202、データ領域に格納されたデータ長203、及
び、次のフレームバッファFBのアドレスを示すリンク
情報201等から構成される。フレームを構成する情報
はデータ領域205に分割して格納されるので、1つの
フレームは複数のフレームバッファFBをリスト状につ
なげて管理される。
【0006】同図(2)はフレームを制御するために用
いられるフレームデスクリプタFD(Frame Descripto
r) の構造を示し、フレームバッファFBのリストの先
頭フレームバッファFBと末尾フレームバッファFBの
アドレス212及び213、フレーム長214、ステー
タス等の制御コード215、及び、次のフレームデスク
リプタFDへのアドレスを示すリンク情報211等から
構成される。
【0007】同図(3)は、1つのフレームが3つのフ
レームバッファFBに分割されて格納されている場合の
構成を、同図(4)は、3つの長さの異なったフレーム
がリンクされて格納されている場合の構成を、それぞれ
示している。
【0008】このように、フレームは様々なデータ構造
に変換されて共有メモリ102に格納されるため、通信
手段103ではフレーム受信に際し様々な処理を行わな
ければならず、例えば「通信制御装置(特願平3−40
01号)」等の提案がなされていた。
【0009】しかしながら、LANの通信速度が益々高
速になり、1つのフレームが伝送されるのに要する時間
が通信手段103が実行する処理時間よりも短くなる
と、ネットワークから連続してフレームが受信された場
合に、受信処理が間に合わず受信できないことがある。
特にブリッジ局やサーバ局には、多数の通信局(以下ノ
ードと言い、特に断らない限りブリッジ局やサーバ局も
含む)からのフレームが集中することがあり、これらの
フレームが受信されなかった場合には再度送信しなけれ
ばならなくなる。このような再送信はネットワークを余
分な通信で占有することになり、他の正常通信の妨げと
なるばかりか、再送信すべきであるとの判定が決まるま
でに、ある程度の時間が必要であるので、通信の遅れを
招く事になる。このため、高速なLANを使用しても、
ユーザに提供される実効的な通信速度が改善されないと
いう悪影響が発生する。
【0010】従って、フレーム受信が集中するノードに
おいては、フレームが連続して入力された場合にも受信
できるようにしなければならない。
【0011】ここでこの問題の対策として、これらのノ
ードにおいて、複数の通信手段を設置して負荷分散を図
る事が考えられるが、通常1つのLANに設置される通
信手段はそれぞれ異なった物理アドレスを付与されなけ
ればならず、同一の物理アドレスを付与することはでき
ない。従って、サーバ局は複数の物理アドレスを持たね
ばならず、送信局はフレームの着信アドレス(Destinat
ion Address)をサーバ局の負荷分散が可能となるように
選択しなければならなくなるが、これは他の送信局が出
す通信量との関係があるため、自局だけで判断できず実
現が極めて難しい。
【0012】また、仮にサーバ局の複数の通信手段が同
じ物理アドレスを持った場合には、従来の通信手段では
相互に関係を持たせていないため、1つのフレームが同
時に複数の通信手段で受信されてしまい、プロセッサ1
01ではフレームを重複して処理しないような手段が必
要になり実現が困難である。
【0013】更に、1つの通信手段に於いては、前述の
フレームデスクリプタFDの構造で受信フレームが受信
された順番を含めて制御されているのに対し、複数の通
信手段を単に並べた場合には、相互間でフレームの受信
順序を管理する手段がなく、順番が入れ違ってプロセッ
サ101で処理される可能性がある。通常、正しい順番
で受信されないフレームは廃棄されるので、順番が入れ
替わった時には全て無効な通信となり、従って、受信順
序を守ることが必須である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
通信制御装置では、LAN制御用LSIがネットワーク
からフレームを受信する際、受信終了後にステータスを
作成してホスト計算機に通知するため、若干の処理時間
が必要であり、このため短いフレームが連続して受信さ
れた場合、受信できずに取りこぼすことがあった。この
取りこぼしがブリッジ局で発生すると、システム全体の
効率低下を招くという問題があった。
【0015】また、この問題を解決するために、ノード
に複数の通信手段を設置して負荷分散を図る事が考えら
れるが、通常1つのLANに設置される通信手段はそれ
ぞれ異なった物理アドレスを付与され、従ってサーバ局
は複数の物理アドレスを持たねばならず、送信局はフレ
ームの着信アドレスをサーバ局の負荷分散が可能となる
ように選択しなければならないが、他の送信局が出す通
信量との関係から、自局だけでは判断できず実現が極め
て難しい。
【0016】また、仮にサーバ局の複数の通信手段が同
じ物理アドレスを持つ場合には、1つのフレームが同時
に複数の通信手段で受信されてしまい、プロセッサ側で
フレームを重視して処理しないような手段が必要となり
実現が困難である。
【0017】更に、1つの通信手段に於いては、前述の
フレームデスクリプタFDの構造で受信フレームが受信
された順番を含めて制御されているのに対し、複数の通
信手段を単に並べた場合には、相互間でフレームの受信
順番を管理する手段がなく、受信順番を守ることが要求
される。
【0018】本発明は、上記問題点を解決するもので、
その目的は、1つの通信局を複数の通信手段で構成し
て、それらに同一の物理アドレスを付与してフレームの
受信負荷分散を図り、更に、プロセッサに対してネット
ワークから受信された順番どおりにフレームを受け渡す
ことの可能な通信制御装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、上位の通
信プロトコルを処理するプロセッサ1と、制御情報及び
通信データを含むフレームを格納する通信バッファ手段
2と、下位の通信プロトコルを処理する複数の通信手段
4(#1)〜4(#4)と、ネットワークNETとの物
理的インターフェースを行う物理的インターフェース手
段5とを具備し、前記通信バッファ手段2は、前記ネッ
トワークNETへ送受信される前記フレームをその順番
で格納する為のデータ構造リストを備え、前記通信手段
4(#1)〜4(#4)のうち少なくとも1つは、通信
処理中、通信待機中、及び停止の3状態を持ち、前記フ
レームを処理するため通信待機中状態の通信手段4(#
i)(i=1〜4)が通信処理中状態に遷移した時に、
停止状態にある複数の通信手段4(#j)(j=1〜4
≠i)から1つを選択して通信待機中状態に遷移させる
と共に、前記データ構造リストから後続フレームを処理
する為のデータ構造を取り出す制御手段を備え、前記ネ
ットワークNETとの間で通信されるフレームの順番と
前記データ構造リストの順番とを同じくする。
【0020】また、本発明の第2の特徴は、図1に示す
如く、上位の通信プロトコルを処理するプロセッサ1
と、制御情報及び通信データを含むフレームを格納する
受信バッファ手段2と、下位の通信プロトコルを処理す
る複数の受信制御手段4(#1)〜4(#4)と、ネッ
トワークNETとの物理的インタフェースを行う物理的
インタフェース手段5とを具備し、前記受信バッファ手
段2は、前記ネットワークNETから受信された前記フ
レームをその順番で格納する為のデータ構造リストを備
え、前記受信制御手段4(#1)〜4(#4)は、通信
処理中、通信待機中、及び停止の3状態を持ち、前記物
理的インタフェース手段5から前記フレームが受信され
た時、当該受信制御手段4(#i)(i=1〜4)が通
信待機中状態にある場合に、当該受信制御手段4(#
i)を通信処理中状態に遷移させると共に、該受信信号
RCVを受けて下位プロトコルの受信処理を行う受信手
段4A(#i)と、通信待機中状態の受信制御手段4
(#i)が通信処理中状態に遷移した時に、停止状態に
ある複数の受信制御手段4(#j)(j=1〜4≠i)
から1つを選択して通信待機中状態に遷移させるアービ
トレーション手段4B(#1)〜4B(#4)と、当該
受信制御手段4(#j)が通信待機中状態に遷移した時
に、前記データ構造リストから受信フレームの制御情報
を格納するために1つのデータ構造を獲得するFD管理
手段とを備え、前記プロセッサ1は、前記データ構造リ
ストにより、前記ネットワークNETから受信された順
番で上位プロトコルの処理を行うことである。
【0021】また、本発明の第3の特徴は、請求項3に
記載の通信制御装置において、図1に示す如く、前記受
信手段4A(#1)〜4A(#4)は、通信処理中、通
信待機中、及び停止の3状態を持ち、前記受信手段4A
(#1)〜4A(#4)相互間には、通信待機中状態に
あるか否かを通知するステータス信号STATが接続さ
れ、前記受信手段4A(#i)(i=1〜4)は、当該
受信手段4A(#i)が通信待機中状態の時に、前記物
理的インタフェース手段5から入力された受信信号RC
Vを処理して当該受信手段4A(#i)を通信処理中状
態に遷移させると共に、前記受信バッファ手段2に格納
し、受信終了後に、前記受信バッファ手段2内の情報を
前記データ構造リストに格納して、前記プロセッサ1に
受信終了を通知して当該受信手段4A(#i)を停止状
態に遷移させ、前記FD管理手段4C(#i)及び4D
(#i)がフレームデスクリプタFDのデータ構造をア
クセスした時に、当該受信手段4A(#i)を通信待機
中状態に遷移させ、前記アービトレーション手段4B
(#i)は、アービトレーションバスARBUSにより
相互に接続されると共に、前記ステータス信号STAT
を入力とし、前記アービトレーション手段4B(#i)
は、前記ステータス信号STATが前記全ての受信手段
4A(#1)〜4A(#4)が通信待機中状態にないこ
とを示し、且つ対応する受信手段4A(#i)が停止状
態にある時に、前記アービトレーションバスARBUS
に要求を出し、要求を出した1つ以上の受信手段4A
(#i)の中から1つだけを選択する機能を備え、前記
FD管理手段は、受信可能なフレームデスクリプタFD
のデータ構造のアドレスを保持するFDアドレス保持手
段4D(#1)〜4D(#4)と、前記FDアドレス保
持手段4D(#1)〜4D(#4)のアドレスを基にフ
レームデスクリプタFDのデータ構造をアクセスするF
D獲得手段4C(#1)〜4C(#4)と、フレームデ
スクリプタFDのデータ構造をアクセスすると同時に次
のフレームデスクリプタFDのデータ構造のアドレスを
前記全てのFD管理手段に通知する手段NFDとを具備
し、前記FD管理手段4C(#i)及び4D(#i)
は、前記アービトレーション手段4B(#i)が要求を
出して当該受信制御手段4(#i)が選択された時に、
フレームデスクリプタFDのデータ構造のアクセスを行
うことである。
【0022】また、本発明の第4の特徴は、請求項3ま
たは4に記載の通信制御装置において、図4に示す如
く、前記通信制御装置は、1つの受信可能なフレームデ
スクリプタFDのデータ構造のアドレスを保持するアド
レス保持手段fdadrを具備し、前記FD管理手段4
E(i)(i=1〜4)は、前記アドレス保持手段fd
adrからフレームデスクリプタFDのデータ構造のア
ドレスを取り出し、そのフレームデスクリプタFDのデ
ータ構造をアクセスし、そこに含まれる次のフレームデ
スクリプタFDのデータ構造のアドレスを前記アドレス
保持手段fdadrに設定することである。
【0023】また、本発明の第5の特徴は、請求項1、
3、4または5に記載の通信制御装置において、図5に
示す如く、前記通信制御装置は、リング構造のネットワ
ークNET’に対して使用され、前記物理的インタフェ
ース手段15は、受信と送信を同時に行う機能を備え、
前記物理的インタフェース手段15が受信した信号RC
Vは、前記複数の通信手段または受信制御手段14(#
1)〜14(#4)に与えられ、前記通信手段または受
信制御手段の1つ14(#i)(i=1〜4)が出力す
る送信信号SRVが前記物理的インタフェース手段15
を通して前記ネットワークNET’に送出されることで
ある。
【0024】また、本発明の第6の特徴は、請求項1、
3、4または5に記載の通信制御装置において、図8に
示す如く、前記通信制御装置は、リング構造のネットワ
ークNET’に対して使用され、前記物理的インタフェ
ース手段15及び前記通信手段または受信制御手段1
4’(#1)〜14’(#4)は、受信と送信を同時に
行う機能を備え、前記物理的インタフェース手段15と
前記複数の通信手段または受信制御手段14’(#1)
〜14’(#4)は縦続接続され、前記物理的インタフ
ェース手段15がネットワークNET’から受信した信
号は第1番目の通信手段または受信制御手段14’(#
1)に与えられ、前記第1番目の通信手段または受信制
御手段14’(#1)の送信信号は第2番目の通信手段
または受信制御手段14’(#2)に与えられるように
して、末尾の通信手段または受信制御手段14’(#
4)の送信信号は前記物理的インタフェース手段15を
通して前記ネットワークNET’に送出するように構成
されることである。
【0025】更に、本発明の第7の特徴は、請求項6ま
たは7に記載の通信制御装置において、図8に示す如
く、前記通信手段または受信制御手段14’(#1)〜
14’(#4)は、MAC層プロトコルの処理を行うか
否かを選択する制御信号ACTIVEを備え、前記制御
信号ACTIVEは、前記1つの通信手段または受信制
御手段14’(#i)(i=1〜4)のみがMAC層プ
ロトコルを処理するよう与えられ、該通信手段または受
信制御手段14’(#i)の送信信号だけが前記物理的
インタフェース手段15の送出信号となることである。
【0026】
【作用】本発明の第1の特徴の通信制御装置では、図1
に示す如く、下位の通信プロトコルを処理する通信手段
4(#1)〜4(#4)を並列に複数台設置して構成す
る。また、通信手段4(#1)〜4(#4)は、「通信
処理中」、「通信待機中」、及び「停止」の3状態を持
ち、通信バッファ手段2は、ネットワークNETへ送受
信されるフレームをその順番で格納する為のデータ構造
リストを備える。
【0027】フレームを処理するため「通信待機中」状
態の通信手段4(#i)(i=1〜4)が「通信処理
中」状態に遷移した時に、「停止」状態にある複数の通
信手段4(#j)(j=1〜4≠i)から1つを選択し
て「通信待機中」状態に遷移させると共に、データ構造
リストから後続フレームを処理する為のデータ構造を取
り出す。
【0028】つまり、受信したフレームを管理するフレ
ームデスクリプタFDのリストは、プロセッサ1が1つ
だけ作成し、受信に先立って通信手段4(#i)に与え
られる。通信手段4(#i)は、「通信待機中」状態に
遷移すると、FDリストから順番にフレームデスクリプ
タFDを1つ取り出す。
【0029】ネットワークNETから受信した信号は、
同時に通信手段4(#1)〜4(#4)に与えられる
が、「通信待機中」状態にある唯一の通信手段4(#
i)で受信処理される。該通信手段4(#i)は、「通
信処理中」状態に遷移して受信したフレームを通信バッ
ファ手段2に転送し、フレームデスクリプタFDの作成
を終了するとプロセッサ1に受信終了を報告する。
【0030】プロセッサ1は受信終了報告を受け取る
と、前記FDリストを先頭から辿り受信状態を検査し、
受信終了したフレームデスクリプタFDについて上位プ
ロトコルの処理を行う。また未受信のフレームデスクリ
プタFDに辿りついたならば、そこで処理を中断し、そ
のフレームデスクリプタFDを次回の受信処理で検索を
開始するFDリストの先頭として登録する。
【0031】これにより、1つの通信手段4(#i)が
フレーム受信を開始すると直ちに別の通信手段4(#
j)が「通信待機中」状態に選択され、次のフレームに
対し受信可能になる。同時には1つの通信手段しか受信
可能でないため、1つのフレームが複数の通信手段4
(#1)〜4(#4)に受信され重複することはない。
従って、通信手段4(#1)〜4(#4)は同一の物理
アドレスを付与できる。
【0032】また、「通信待機中」状態に選択された通
信手段4(#j)にフレームデスクリプタFDが1つづ
つ順番に割り当てられるので、プロセッサ1が処理する
フレームの順番はネットワークNETから受信した順番
と同じになる。
【0033】従って、1つの通信局を複数の通信手段4
(#1)〜4(#4)で構成して、それらに同一の物理
アドレスを付与してフレームの受信負荷分散を図ると共
に、プロセッサ1に対してネットワークNETから受信
された順番どおりにフレームを受け渡すことの可能な通
信制御装置を実現できる。
【0034】また、本発明の第2及び第3の特徴の通信
制御装置では、図1に示す如く、受信手段4A(#1)
〜4A(#4)、アービトレーション手段4B(#1)
〜4B(#4)、及びFD管理手段とを備える受信制御
手段4(#1)〜4(#4)を並列に複数台設置して構
成する。また、受信制御手段4(#1)〜4(#4)内
の受信手段4A(#1)〜4A(#4)は、「通信処理
中」、「通信待機中」、及び「停止」の3状態を持ち、
受信バッファ手段2は、ネットワークNETへ送受信さ
れるフレームをその順番で格納する為のデータ構造リス
トを備える。
【0035】受信手段4A(#i)(i=1〜4)は、
当該受信手段4A(#i)が「通信待機中」状態の時
に、物理的インタフェース手段5から入力された受信信
号RCVを処理して当該受信手段4A(#i)を「通信
処理中」状態に遷移させると共に、受信バッファ手段2
に格納し、受信終了後に、受信バッファ手段2内の情報
を前記データ構造リストに格納して、プロセッサ1に受
信終了を通知して当該受信手段4A(#i)を「停止」
状態に遷移させ、FD管理手段4C(#i)及び4D
(#i)がフレームデスクリプタFDのデータ構造をア
クセスした時に、当該受信手段4A(#i)を「通信待
機中」状態に遷移させる。
【0036】アービトレーション手段4B(#i)は、
ステータス信号STATが全ての受信手段4A(#1)
〜4A(#4)が「通信待機中」状態にないことを示
し、且つ対応する受信手段4A(#i)が「停止」状態
にある時に、アービトレーションバスARBUSに要求
を出し、要求を出した1つ以上の受信手段4A(#i)
の中から1つだけを選択する。
【0037】FD管理手段は、受信可能なフレームデス
クリプタFDのデータ構造のアドレスを保持するFDア
ドレス保持手段4D(#1)〜4D(#4)と、FDア
ドレス保持手段4D(#1)〜4D(#4)のアドレス
を基にフレームデスクリプタFDのデータ構造をアクセ
スするFD獲得手段4C(#1)〜4C(#4)とを備
え、フレームデスクリプタFDのデータ構造をアクセス
すると同時に次のフレームデスクリプタFDのデータ構
造のアドレスを全てのFD管理手段に通知するネクスト
FD信号NFDを介して接続されている。
【0038】FD管理手段4C(#i)及び4D(#
i)は、アービトレーション手段4Bが要求を出して当
該受信制御手段4(#i)が選択された時に、フレーム
デスクリプタFDのデータ構造のアクセスを行う。
【0039】受信したフレームを管理するフレームデス
クリプタFDのリストは、プロセッサ1が1つだけ作成
し、受信に先立ってFD管理手段4C(#i)及び4D
(#i)に与えられる。FD管理手段4C(#i)及び
4D(#i)は、当該受信制御手段4(#i)が「通信
待機中」状態に遷移すると、FDリストから順番にフレ
ームデスクリプタFDを1つ取り出す。
【0040】ネットワークNETから受信した信号は、
同時に受信手段4A(#1)〜4A(#4)に与えられ
るが、「通信待機中」状態にある唯一の受信手段4A
(#i)で受信処理される。該受信手段4A(#i)
は、「通信処理中」状態に遷移して受信したフレームを
受信バッファ手段2に転送し、フレームデスクリプタF
Dの作成を終了するとプロセッサ1に受信終了を報告す
る。
【0041】プロセッサ1は受信終了報告を受け取る
と、前記FDリストを先頭から辿り受信状態を検査し、
受信終了したフレームデスクリプタFDについて上位プ
ロトコルの処理を行う。また未受信のフレームデスクリ
プタFDに辿りついたならば、そこで処理を中断し、そ
のフレームデスクリプタFDを次回の受信処理で検索を
開始するFDリストの先頭として登録する。
【0042】これにより、1つの受信手段4A(#i)
がフレーム受信を開始すると直ちに別の受信手段4A
(#j)が「通信待機中」状態に選択され、次のフレー
ムに対し受信可能になる。同時には1つの受信手段しか
受信可能でないため、1つのフレームが複数の受信手段
4A(#1)〜4A(#4)に受信され重複することは
ない。従って、受信制御手段4(#1)〜4(#4)は
同一の物理アドレスを付与できる。
【0043】また、「通信待機中」状態に選択された受
信手段4A(#j)にフレームデスクリプタFDが1つ
づつ順番に割り当てられるので、プロセッサ1が処理す
るフレームの順番はネットワークNETから受信した順
番と同じになる。
【0044】従って、1つの通信局を複数の受信制御手
段4(#1)〜4(#4)で構成して、それらに同一の
物理アドレスを付与してフレームの受信負荷分散を図る
と共に、プロセッサ1に対してネットワークNETから
受信された順番どおりにフレームを受け渡すことの可能
な通信制御装置を実現できる。
【0045】また、本発明の第4の特徴の通信制御装置
では、図4に示す如く、第2及び第3の特徴の通信制御
装置において、当該装置内に1つの受信可能なフレーム
デスクリプタFDのデータ構造のアドレスを保持するア
ドレス保持手段fdadrを備え、FD管理手段4E
(i)(i=1〜4)をFD獲得手段のみで構成したも
ので、第2及び第3の特徴の通信制御装置と同様の作用
及び効果を有する。
【0046】更に、本発明の第5、第6、及び第7の特
徴の通信制御装置では、図5及び図8に示す如く、通信
制御装置は、リング構造のネットワークNET’に対し
て使用される。
【0047】リング構造のネットワークNET’では各
通信局でフレームが再生中継され、フレームステータス
フィールドに目的アドレスの認識ビット及びフレーム取
り込みの有無を設定する必要があり、物理的インタフェ
ース手段15、及びまたは通信手段または受信制御手段
(以下、受信制御手段で代表させる)14’(#1)〜
14’(#4)に、受信と送信を同時に行う機能を備え
ている。
【0048】また、受信制御手段14’(#1)〜1
4’(#4)は、MAC層プロトコルの処理を行うか否
かを選択する制御信号ACTIVEを備えており、この
制御信号ACTIVEは、1つの受信制御手段14’
(#i)(i=1〜4)のみがMAC層プロトコルを処
理するよう与えられ、該受信制御手段14’(#i)の
送信信号だけが物理的インタフェース手段15の送出信
号となる。
【0049】物理的インタフェース手段15が受信した
信号RCVは、複数の受信制御手段14(#1)〜14
(#4)に与えられ、受信制御手段の1つ14(#i)
(i=1〜4)が出力する送信信号SRVが物理的イン
タフェース手段15を通してネットワークNET’に送
出される。
【0050】これにより、全ての受信制御手段14(#
1)〜14(#4)を同じ構成としながらも、どの受信
制御手段14(#1)〜14(#4)がフレームを取り
込んでもフレーム取り込みの有無を正しく設定でき、ま
た、目的アドレスの認識ビットは制御信号ACTIVE
で指定された受信制御手段14(#i)の検査結果で設
定され、リング構造のネットワークNET’に適用でき
る通信制御装置を実現できる。尚、連続したフレーム受
信において、受信制御装置14(#1)〜14(#4)
が選択される動作は、第1、第2、第3、及び第4の特
徴の通信制御装置と同様の作用及び効果を有する。
【0051】尚、本発明の第6の特徴の通信制御装置の
ように、物理的インタフェース手段15と受信制御手段
14’(#1)〜14’(#4)を縦続接続で構成し、
物理的インタフェース手段15がネットワークNET’
から受信した信号を第1番目の受信制御手段14’(#
1)に与え、第1番目の受信制御手段14’(#1)の
送信信号を第2番目の受信制御手段14’(#2)に与
えるようにし、更に、末尾の受信制御手段14’(#
4)の送信信号を物理的インタフェース手段15を通し
てネットワークNET’に送出するように構成すること
も可能である。
【0052】以上のように本発明では、1つの受信制御
手段4(#i)または14(#i)がフレームを受信し
て受信バッファメモリ2に書き込む処理をしていると同
時に、他の受信制御手段4(#j)または14(#j)
が受信可能な状態になることができ、例え後続フレーム
が先行フレームに連続して受信されても、後者の受信制
御手段4(#j)または14(#j)にて受信される事
ができるので、受信フレームを取りこぼすことがなくな
る。
【0053】また、プロセッサ1に通知されるフレーム
の順番はネットワークNETまたはNET’から入力さ
れた順番に等しく、入れ替わりが発生しない。これらの
受信制御手段4(#1)〜4(#4)または14(#
1)〜14(#4)は、同一の物理アドレスを保持する
ので他の通信局から見た場合には、1つの局として取り
扱われ、送信局側の処理は変更する必要がない。よっ
て、高性能な受信手段を既存ネットワークシステムに容
易に導入することができる。
【0054】フレームの先頭から末尾までがネットワー
クNETまたはNET’から受信されるに要する時間
は、通信技術の向上によって伝送速度が高まるにつれて
短縮されていく。一方、メモリへの書き込みや通信制御
装置での処理内容の複雑さが増すにつれて、処理時間は
長くなる傾向にある。このような場合においても、本発
明のように多数の受信制御手段4(#1)〜4(#4)
または14(#1)〜14(#4)を設置すれば、複数
のフレームの処理が同時に並列して可能となる。更に、
同時処理されるフレーム数がサーバー等に要求される処
理性能に満たない場合には、必要なだけ受信制御手段を
増設して対応することができる。受信制御手段4(#
1)〜4(#4)または14(#1)〜14(#4)は
並列接続されており、他に幾つ接続されているかには無
関係に動作するので増設は極めて容易である。
【0055】更に、故障等により動作不可能な受信制御
手段はアービトレーションに参加しないので、受信可能
な状態になることがなく、動作可能なものだけで受信処
理が行われる。この為、受信制御手段4(#i)または
14(#i)に故障が発生しても他の受信制御手段4
(#j)または14(#j)で処理を進める事ができ、
耐故障性のあるシステムを構築することができる。ま
た、システムを運用したまま故障した受信処理手段を修
理することも可能となる。
【0056】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0057】図1に本発明の第1の実施例に係る通信制
御装置の構成図を示す。本実施例の通信制御装置は、I
EEE802.3型のLANに適用されるものである。
尚、本実施例に関わる各手段は、それぞれの受信制御手
段4(#1)〜4(#4)に存在するため多数になるの
で、それらを識別するため各手段の識別符号の末尾に
(#番号)を付与する。例えば、第1番目の受信制御手
段4(#1)内にある受信手段4Aを「受信手段4A
(#1)」と記す。また、他の実施例についても同様と
する。
【0058】図1において本実施例の通信制御装置は、
上位の通信プロトコルを処理するプロセッサ1と、制御
情報及び通信データを含むフレームを格納する受信バッ
ファ手段2と、下位の通信プロトコルを処理する4個の
受信制御手段4(#1)〜4(#4)と、ネットワーク
NETとの物理的インタフェースを行う物理的インタフ
ェース手段5とから構成されている。
【0059】プロセッサ1は、LLCレイヤ等の上位プ
ロトコルを処理する装置である。システムバスSYSB
USにより受信バッファメモリ2をアクセスする。各受
信制御手段4(#1)〜4(#4)とはシステムバスS
YSBUS、ネクストFD信号線NFD、及び受信完了
割り込み信号線RCIで接続されている。
【0060】プロセッサ1は、受信バッファメモリ2の
中にフレームデスクリプタFD及びフレームバッファF
Bのデータ構造を作成する。フレームデスクリプタFD
は、1つのリスト状に次FDアドレスフィールドを用い
てリンクしたのち、後述のFDアドレス保持手段4D
(#1)〜4D(#4)に設定する。フレームバッファ
FBは、同様に次FBアドレスフィールドを用いてリン
クして各受信制御手段4(#1)〜4(#4)に振り分
ける。尚、このFBリストを分配する手法は本発明とは
関係は薄いため割愛する。
【0061】プロセッサ1は、受信割り込み信号RCI
で割り込みを受け付けたならば、FDリストを先頭から
順次検査し、受信終了ステータスが設定されているもの
について上位プロトコルの処理を行う。そして前記ステ
ータスが設定されていないものに行きあたったならばF
Dリストを辿る処理を終える。
【0062】受信バッファメモリ2は、ネットワークN
ETから受信されたフレームをその順番で格納する為の
データ構造リストを備えるもので、システムバスSYS
BUSにより、プロセッサ1及び各受信制御手段4(#
1)〜4(#4)と接続され、受信したデータ(フレー
ムバッファFB)と管理情報(フレームデスクリプタF
D)を格納する。
【0063】物理的インタフェース手段5はネットワー
クNETから受信された信号を後述の受信手段4A(#
1)〜4A(#4)で扱われる信号に変換する手段であ
る。この出力RCVは各受信手段4A(#1)〜4A
(#4)に与えられる。
【0064】受信制御手段4(#i)(i=1〜4)
は、受信手段4A(#i)、アービトレーション手段4
B(#i)、FD獲得手段4C(#i)、FDアドレス
保持手段4D(#i)から構成される。
【0065】受信手段4A(#i)は、物理的インタフ
ェース手段5から与えられた信号を処理してフレームを
再生し、その目的アドレスと物理アドレスを比較して自
局宛か否かを判定し、受信すべきフレームのみを受信バ
ッファメモリ2の中のフレームバッファFBに書き込
む。フレームが1つのフレームバッファFBに入り切ら
ないときにはFBリストの次のものに順次格納する。受
信終了後、そのフレームが使用したFBリストの先頭及
び末尾のアドレス、フレームの長さ、受信終了ステータ
スをフレームデスクリプタFDに書き込む。この為、受
信バッファメモリ2とはシステムバスSYSBUSによ
り接続されている。
【0066】受信手段4A(#i)の動作状態は、後述
するように図2の状態遷移図に従って制御され、その状
態を全ての受信制御手段4(#1)〜4(#4)につな
がれたステータス信号STATに出力する。ステータス
信号STATは双方向信号であり、各受信手段4A(#
i)の出力は「ワイアードOR」される。受信手段4A
(#i)が「フレーム待ち」状態の時には論理値”1”
を出力し、さもなければ論理値”0”を出力する。各受
信手段4A(#i)ではステータス信号STATを監視
し、論理値”0”であるときには「フレーム待ち」の受
信手段4A(#i)が存在しないことを検出する。
【0067】アービトレートョン手段4B(#i)は、
アービトレーションバスARBUSにより相互に接続さ
れる。アービトレーションバスARBUSは、「バッフ
ァ待ち」状態の複数の受信手段4A(#i)から「フレ
ーム待ち」状態にすべき受信手段を1つ選択するために
使用される。
【0068】アービトレーション手段4B(#i)は、
それが属する受信手段4A(#i)が「バッファ待ち」
状態にある時、アービトレーションバスARBUSに要
求を出力する。ステータス信号STATが”0”の時
に、複数のアービトレーション手段4B(#i)から出
力される要求信号を用いて1つの受信手段4A(#i)
を選択し、選択されたことを選択信号WINによりFD
獲得手段4C(#i)に伝える。ステータス信号STA
Tが論理値”1”になった時及び選択されなかった時
は、選択信号WINは出力されない。
【0069】FD獲得手段4C(#i)は、選択信号W
INが入力された時、FDアドレス保持手段4D(#
i)に格納されたアドレスにあるフレームデスクリプタ
FDを受信バッファメモリ2から読み出し、受信手段4
A(#i)にそのフレームデスクリプタFDを引き渡
す。この場合、次FDアドレスフィールドを読み出して
いる時にネクストFD信号NFDを出力する。尚、ネク
ストFD信号NFDは、初期化動作において、プロセッ
サ1がFDリストの先頭アドレスを設定するためにも出
力する。
【0070】FDアドレス保持手段4D(#i)は、ネ
クストFD信号NFDが出力されている時に、システム
バスSYSBUSのデータバスに出力されている値を取
り込み、FDアドレスを更新する。ネクストFD信号N
FDは全てのFDアドレス保持手段4D(#i)に同時
に与えられるため、同時にFDアドレスを更新する事が
できる。
【0071】受信手段4A(#i)の動作状態は、「受
信中(通信処理中)」、「フレーム待ち(通信待機
中)」、及び「バッファ待ち(停止)」の3状態を持
ち、図2の状態遷移図に従って制御される。リセット後
の処理状態は「バッファ待ち」状態におかれる。この状
態は、フレームデスクリプタFDが割り当てられるのを
待つ状態である。フレームデスクリプタFDが割り当て
られると「フレーム待ち」状態に遷移する。この状態
は、ネットワークNETからフレームが受信されるのを
待つ状態である。受信したフレームがそのノードで受け
取るべきものであった場合には、受信データを受信バッ
ファメモリ2に書き込むため「受信中」状態に遷移す
る。受信すべきものでなかった場合には、引き続き「フ
レーム待ち」状態に留まる。全ての受信データの書き込
みが終了し、フレームデスクリプタFDの内容を設定し
た後で「バッファ待ち」状態に遷移する。
【0072】次に、本実施例の動作を図3に示すタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0073】(1)初期化フェーズ 通信に先立って、受信バッファメモリ2に複数個のFD
構造と複数個のFB構造を構築する。
【0074】プロセッサ1はフレームバッファFBを受
信手段4A(#1)〜4A(#4)それぞれに分配し、
リスト状にリンクしたフレームデスクリプタFDの先頭
アドレスを各FDアドレス保持手段4D(#1)〜4D
(#4)に与える。この為、システムバスSYSBUS
上のデータバスに先頭アドレスを出力しつつネクストF
D信号NFDを出力する。
【0075】その後、プロセッサ1は全ての受信手段4
A(#1)〜4A(#4)をリセットし、「バッファ待
ち」状態に設定する。従って、「フレーム待ち」状態に
いるものは1つもないので、直ちにアービトレーション
が行われ、例えばアービトレーション手段4B(#1)
が選択される。選択されるとFD獲得手段4C(#1)
がフレームデスクリプタFDを読み出し、そこに設定さ
れている次FDアドレスが全てのFDアドレス保持手段
4D(#1)〜4D(#4)に設定される。フレームデ
スクリプタFDを獲得した受信手段4A(#1)は「フ
レーム待ち」状態に遷移し、受信可能となる。
【0076】(2)第1フレームの受信処理 ネットワークNETからフレームが受信されると、その
信号は物理的インタフェース手段5を通して全ての受信
手段4A(#1)〜4A(#4)に与えられるが、フレ
ームを検査して受信の可否を決めるのは「フレーム待
ち」状態にある受信手段4A(#1)に限られる。受信
可と判断されたならば、「受信中」状態に遷移すると共
に、前もってプロセッサ1から与えられたフレームバッ
ファFBにデータを書き込む。
【0077】同時にステータス信号STATは、論理
値”1”から”0”に変化し、アービトレーション手段
4B(#1)〜4B(#4)が活性化される。「バッフ
ァ待ち」状態にあるものから1つ(図3の例では、アー
ビトレーション手段4B(#2))が選択され、前述の
フレームデスクリプタFDに続くフレームデスクリプタ
FDが読み出される。また、第3番目のフレームデスク
リプタFDのアドレスが全てのFDアドレス保持手段4
D(#1)〜4D(#4)に設定される。
【0078】(3)第2フレームの受信処理 (2)の処理において「フレーム待ち」状態にあった受
信手段4A(#2)がフレームを受信し、次に「フレー
ム待ち」状態になるべき受信手段4A(#3)が選択さ
れる。この動作は(2)の処理と同じであるが、(2)
の処理で受信を開始した受信手段4A(#1)は「受信
中」状態であるため、アービトレーションには参加しな
い。
【0079】(4)第1フレームの終了処理 第1番目の受信手段4A(#1)は、第1フレームの全
てのデータをフレームバッファFBに書き込むと、その
フレームが格納されたFBリストの先頭FB及び末尾F
BのアドレスをフレームデスクリプタFDに書き込み、
フレーム長及び終了ステータスをフレームデスクリプタ
FDに書き込み、プロセッサ1に受信終了を報告する。
その後「バッファ待ち」状態に遷移し、後続のフレーム
の受信が可能となる。
【0080】(5)第nフレームの受信処理 上記(2)〜(4)の説明において、受信手段4A(#
1)〜4A(#4)は設置された順番にフレームが受信
されるように見えるが、実際は順番通りでなくとも正し
く動作する。フレームの終了処理にかかる時間の多少に
依存して「バッファ待ち」状態に遷移するまでにかかる
時間は一定しないので、後で受信した受信手段4A(#
j)が先に「バッファ待ち」状態になることがある。
【0081】従って、図3に示したように受信手段4A
(#1)及び4A(#2)が「受信中」状態に、受信手
段4A(#3)が「フレーム待ち」状態に、受信手段4
A(#4)が「バッファ待ち」状態にそれぞれいて、受
信手段4A(#2)が「バッファ待ち」状態に遷移する
と同時に、第nフレームが受信されるようなことが有り
得る。
【0082】このような状況において、第nフレームが
受信されると受信手段4A(#3)がそれを受信する
が、アービトレーションに参加する受信手段4Aが4A
(#4)だけか4A(#2)及び4A(#4)の2台に
なるかは事前に判定することは難しい。なぜならば、
「バッファ待ち」状態への遷移とフレーム受信は非同期
に起こるからである。
【0083】この様に、アービトレーションで勝利する
受信手段4Aがどれになるかが予測できなくても、各F
Dアドレス保持手段には同一の値が保持されているので
アクセスするフレームデスクリプタFDは同一のもので
あり、「FDリストを順番に辿る」という要求は満たさ
れる。
【0084】次に、図4に本発明の第2の実施例に係る
通信制御装置の構成図を示す。
【0085】本実施例の通信制御装置は、第1の実施例
をもとにした変形例である。
【0086】図4において、本実施例の通信制御装置
は、第1の実施例と同様に、上位の通信プロトコルを処
理するプロセッサ1と、制御情報及び通信データを含む
フレームを格納する受信バッファ手段2と、下位の通信
プロトコルを処理する4個の受信制御手段4’(#1)
〜4’(#4)と、ネットワークNETとの物理的イン
タフェースを行う物理的インタフェース手段5とから構
成されている。
【0087】プロセッサ1は、第1の実施例と同様に、
受信バッファメモリ2とシステムバスSYSBUSを介
して接続されている。また各受信制御手段4’(#1)
〜4’(#4)とは、システムバスSYSBUS及び受
信完了割り込み信号RCIを介して接続されている。プ
ロセッサ1は、受信バッファメモリ2の中にフレームデ
スクリプタFD及びフレームバッファFBのデータ構造
を作成し、フレームデスクリプタFDは、1つのリスト
状に次FDアドレスフィールドを用いてリンクしたの
ち、後述の受信バッファメモリ2内のFDアドレス保持
領域fdadrに設定し、FBは各受信制御手段4’に
振り分ける。それ以降の動作は第1の実施例と同等であ
るため割愛する。
【0088】受信バッファメモリ2には使用可能なフレ
ームデスクリプタFDのアドレスを保持するFDアドレ
ス保持領域fdadrが確保されており、プロセッサ1
及び受信制御手段4’(#1)〜4’(#4)によりア
クセスされる。
【0089】受信制御手段4’(#1)〜4’(#4)
は、受信手段4A(#1)〜4A(#4)、アービトレ
ーション手段4B(#1)〜4B(#4)、及びFD獲
得手段4E(#1)〜4E(#4)から構成される。
【0090】受信手段4A(#1)〜4A(#4)及び
アービトレーション手段4B(#1)〜4B(#4)に
ついては、第1の実施例と同じであるので説明を省略す
る。
【0091】FD獲得手段4E(#1)〜4E(#4)
は、選択信号WINが入力された時、受信バッファメモ
リ2内のFDアドレス保持領域fdadrをアクセスし
て、指示されたアドレスにあるフレームデスクリプタF
Dを受信バッファメモリ2から読み出し、受信手段4A
(#1)〜4A(#4)にそのフレームデスクリプタF
Dを引き渡す。また、読み出した次FDアドレスフィー
ルドを次に使用可能なFDアドレスとして受信バッファ
メモリ2のFDアドレス保持領域fdadrに書き込
む。
【0092】本実施例における動作は、プロセッサ1が
FDリストの先頭をFD保持手段に設定するのではなく
受信バッファメモリ2内のFDアドレス保持領域fda
drに設定すること、FD獲得手段4E(#1)〜4E
(#4)がFDアドレスを得るためFD保持手段をアク
セスするのではなくFDアドレス保持領域fdadrを
読み出すこと、並びに、フレームデスクリプタFDの内
容を読み出した時に次FDアドレスフィールドをFD保
持手段ではなくFDアドレス保持領域fdadrに書き
込むことの3点を除いて、第1の実施例の動作と同じで
ある。従って、詳細な説明は省略する。
【0093】次に、図5に本発明の第3の実施例に係る
通信制御装置の構成図を示す。
【0094】本実施例の通信制御装置は、IEEE80
2.5型のトークンリング型LANに適応したものであ
る。
【0095】図5において、本実施例の通信制御装置
は、第1の実施例とほぼ同様に、上位の通信プロトコル
を処理するプロセッサ1と、制御情報及び通信データを
含むフレームを格納する受信バッファ手段2と、下位の
通信プロトコルを処理する4個の受信制御手段14(#
1)〜14(#4)と、ネットワークNET’との物理
的インタフェースを行う物理的インタフェース手段15
とから構成されている。
【0096】受信制御手段14(#1)〜14(#4)
内の受信手段14A(#1)〜14A(#4)、及び物
理的インタフェース手段15を除いた他の構成手段は、
第1の実施例と同じであるので説明を省略する。
【0097】トークンリング型LANでは各通信局でフ
レームが再生中継され、フレームステータスフィールド
に「目的アドレスの認識ビット(address recognized b
it、以下Aビットと呼ぶ)」、「フレーム取り込みの有
無(frame copied bit、以下Cビットと呼ぶ)」が設定
されなければならない。この為、物理的インタフェース
手段15はネットワークNET’からの受信だけでな
く、送信も行わなければならない。再生中継は第1の受
信制御手段14(#1)で行われる。全ての受信手段1
4A(#1)〜14A(#4)は同一の目的アドレスを
保有するので、フレームの目的アドレスとの比較結果は
同一であるから、Aビットは受信手段14A(#1)の
比較結果によって設定される。一方、フレームを取り込
んだか否かは第1の受信制御手段14(#1)だけでは
判断することができない。そのため、第1の受信制御手
段14(#1)以外の受信手段14A(#2)〜14A
(#4)は、フレームが正常に取り込めたことを示すコ
ピー信号COPYを出力し、受信手段14A(#1)は
この信号が出力されている時にはCビットを設定する。
【0098】このようなことから、第1の受信制御手段
14(#1)だけ特別な機能が必要とされる。一方、L
SI化の為には全ての受信制御手段14(#1)〜14
(#4)が同じ構成であることが望ましい。
【0099】この課題は、図6に示す構造をもつ受信手
段14A’(#1)〜14A’(#4)を用いる事で解
決できる。受信手段14A’(#1)〜14A’(#
4)は、図2に示すステートマシンとしての動作の他
に、トークンリング型LANのMAC層の通信処理を行
うものである。
【0100】ここで、アクティブ信号ACTIVEは、
通信制御装置(LSI)外部から入力する信号であり、
物理的インタフェース手段15にデータを送出する受信
手段14A’(#i)には、論理値”1”を与え(アク
ティブ状態と呼ぶ)、受信だけを行う受信手段14A’
(#j)には、論理値”0”を与える(非アクティブ状
態と呼ぶ)。
【0101】受信手段14A’(#i)が出力するデー
タは、3ステートバッファ14H(#i)を経由して物
理的インタフェース手段15に入力される。3ステート
バッファ14H(#i)の制御入力にはアクティブ信号
ACTIVEが接続され、論理値”1”の時にはデータ
が出力され、論理値”0”の時にはハイインピーダンス
状態となる。従って、3ステートバッファ14H(#
i)の出力線は物理的インタフェース手段15の送信デ
ータ入力に接続されているけれども、唯一の受信手段1
4A’(#i)の出力だけが物理的インタフェース手段
15に入力されることになる。
【0102】コピー信号COPYは双方向信号として用
いられ、各受信手段14A’(#1)〜14A’(#
4)が出力するコピー信号COPYの論理和(ワイアー
ドOR)が、各受信手段14A’(#1)〜14A’
(#4)に入力されステータスフィールドのCビットに
設定される。コピー信号COPYは、そのフレームを受
信バッファメモリ2に書き込んだ受信手段14H(#
i)が、論理値”1”を出力するように制御される。
【0103】図7は、図6に示した受信手段14A’
(#1)〜14A’(#4)を備える4台の受信制御装
置14’(#1)〜14’(#4)を使用して構成した
通信制御装置である。
【0104】ここで、第2の受信制御装置14’(#
2)のアクティブ信号ACTIVEに、論理値”1”が
与えられ、他の受信制御装置14’(#1),14’
(#3),及び14’(#4)には、論理値”0”が与
えられる。よって、物理的インタフェース手段15から
出力される受信信号RCVは全受信制御装置14A’
(#1)〜14A’(#4)に与えられるが、ネットワ
ークNET’に出力する送信信号SRVは第2の受信制
御装置14’(#2)が出力したものに限られる。
【0105】アクティブ状態の第2の受信制御装置1
4’(#2)がフレームを受信した場合には、コピー信
号COPYを出力し、且つそれを入力してフレームステ
ータスのCビットを設定する。非アクティブ状態の受信
制御装置14’(#1),14’(#3),及び14’
(#4)がフレームを受信した場合には、それがコピー
信号COPYを出力し、アクティブ状態の第2の受信制
御装置14’(#2)がコピー信号COPYを受けてフ
レームステータスのCビットを設定する。
【0106】従って、どの受信制御装置14’(#1)
〜14’(#4)がフレームを取り込んでもCビットは
正しく設定される。また、Aビットは第2の受信制御装
置14’(#2)の検査結果で設定される。尚、連続し
たフレーム受信のため、受信制御装置14’(#1)〜
14’(#4)が選択される動作は、第1及び第2の実
施例と同じものであるので説明を省略する。
【0107】次に、図8に本発明の第4の実施例に係る
通信制御装置の構成図を示す。
【0108】第3の実施例では、各受信制御装置14’
(#1)〜14’(#4)は並列に物理的インタフェー
ス手段15に接続されたが、縦列接続することも可能で
ある。図8はその構成を示している。
【0109】即ち、本実施例の通信制御装置は、リング
構造のネットワークNET’に対して使用され、物理的
インタフェース手段15及び受信制御手段14’(#
1)〜14’(#4)は、受信と送信を同時に行う機能
を備え、物理的インタフェース手段15と受信制御手段
14’(#1)〜14’(#4)は縦続接続され、物理
的インタフェース手段15がネットワークNET’から
受信した信号は第1番目の受信制御手段14’(#1)
に与えられ、第1番目の通信手段14’(#1)の送信
信号は第2番目の受信制御手段14’(#2)に与えら
れるようにして、末尾の受信制御手段14’(#4)の
送信信号は物理的インタフェース手段15を通して前記
ネットワークNET’に送出するように構成されてい
る。
【0110】ネットワークNET’から受信された信号
は順番に受信制御装置14’(#1)〜14’(#4)
を経由していくため、前記AビットとCビットはそれぞ
れの受信制御装置14’(#1)〜14’(#4)で設
定することができる。よって、第3の実施例に示したコ
ピー信号COPYは不要となる。しかし、MAC層プロ
トコルに重複した物理アドレスをもつ通信局の存在を検
査する手段が規定されており、この検査にAビットの値
が用いられる。
【0111】本発明では各通信制御装置14’(#1)
〜14’(#4)は同一の物理アドレスを保持する事が
条件となっているため、前記規定に関わるフレームに関
しては唯一つの受信制御手段14’(#i)(i=1〜
4)だけがAビットの設定をしなければならない。この
制御のため、第3の実施例に述べたアクティブ信号AC
TIVEと同等の信号が使用される。即ち、アクティブ
状態の受信制御手段14’(#i)だけが前記規定に従
った動作を行い、他の受信制御手段14’(#j)(j
=1〜4≠i)はAビットの設定を行わないよう制御さ
せる。
【0112】尚、第3の実施例で述べたコピー信号CO
PYを付与し、ステータスフィールドの設定をアクティ
ブ状態の受信制御手段14’(#i)にて行い、非アク
ティブ状態の受信制御手段14’(#j)では行わない
ように構成することができる。
【0113】尚、受信制御手段14’(#1)〜14’
(#4)の担当するレイヤとしてMAC層を例とした
が、より上位のレイヤを担当させても良いことは容易に
想像できるものである。
【0114】
【発明の効果】本発明の第1の特徴の通信制御装置によ
れば、通信手段を並列に複数台設置して構成し、通信手
段に「通信処理中」、「通信待機中」、及び「停止」の
3状態を持たせ、フレームを処理するため「通信待機
中」状態の通信手段が「通信処理中」状態に遷移した時
に、「停止」状態にある複数の通信手段から1つを選択
して「通信待機中」状態に遷移させると共に、データ構
造リストから後続フレームを処理する為のデータ構造を
取り出すこととしたので、1つの通信手段がフレーム受
信を開始すると直ちに別の通信手段が「通信待機中」状
態に選択され、次のフレームに対し受信可能となり、通
信手段に同一の物理アドレスを付与することができ、
「通信待機中」状態に選択された通信手段にフレームデ
スクリプタが1つづつ順番に割り当てられるので、プロ
セッサが処理するフレームの順番はネットワークから受
信した順番と同一となり、結果として、1つの通信局を
複数の通信手段で構成して、それらに同一の物理アドレ
スを付与してフレームの受信負荷分散を図ると共に、プ
ロセッサに対してネットワークから受信された順番どお
りにフレームを受け渡すことの可能な通信制御装置を提
供することができる。
【0115】また、本発明の第2、第3、及び第4の特
徴の通信制御装置によれば、受信手段、アービトレーシ
ョン手段、及びFD管理手段とを備える受信制御手段を
並列に複数台設置して構成し、受信手段に「通信処理
中」、「通信待機中」、及び「停止」の3状態を持た
せ、受信手段は、当該受信手段が「通信待機中」状態の
時に、物理的インタフェース手段から入力された受信信
号を処理して当該受信手段を「通信処理中」状態に遷移
させると共に、受信バッファ手段に格納し、受信終了後
に、受信バッファ手段内の情報を前記データ構造リスト
に格納して、プロセッサに受信終了を通知して当該受信
手段を「停止」状態に遷移させ、FD管理手段がフレー
ムデスクリプタのデータ構造をアクセスした時に、当該
受信手段を「通信待機中」状態に遷移させ、またアービ
トレーション手段は、ステータス信号が全ての受信手段
が「通信待機中」状態にないことを示し、且つ対応する
受信手段が「停止」状態にある時に、アービトレーショ
ンバスに要求を出し、要求を出した1つ以上の受信手段
の中から1つだけを選択し、更にFD管理手段は、アー
ビトレーション手段が要求を出して当該受信制御手段が
選択された時に、フレームデスクリプタのデータ構造の
アクセスを行うこととしたので、1つの受信手段がフレ
ーム受信を開始すると直ちに別の受信手段が「通信待機
中」状態に選択され、次のフレームに対し受信可能にな
り、受信制御手段に同一の物理アドレスを付与すること
ができ、また、「通信待機中」状態に選択された受信手
段にフレームデスクリプタが1つづつ順番に割り当てら
れるので、プロセッサが処理するフレームの順番はネッ
トワークから受信した順番と同一となり、結果として、
1つの通信局を複数の受信制御手段で構成して、それら
に同一の物理アドレスを付与してフレームの受信負荷分
散を図ると共に、プロセッサに対してネットワークから
受信された順番どおりにフレームを受け渡すことの可能
な通信制御装置を提供することができる。
【0116】更に、本発明の第5、第6、及び第7の特
徴の通信制御装置によれば、物理的インタフェース手
段、及びまたは通信手段または受信制御手段(以下、受
信制御手段で代表させる)に、受信と送信を同時に行う
機能を備え、受信制御手段に、MAC層プロトコルの処
理を行うか否かを選択する制御信号を備え、制御信号を
1つの受信制御手段のみがMAC層プロトコルを処理す
るよう指定することにより、該受信制御手段の送信信号
だけが物理的インタフェース手段の送出信号とし、物理
的インタフェース手段が受信した信号は、複数の受信制
御手段に与えられ、受信制御手段の1つが出力する送信
信号が物理的インタフェース手段を通してネットワーク
に送出されることとしたので、全ての受信制御手段を同
じ構成としながらも、どの受信制御手段がフレームを取
り込んでもフレーム取り込みの有無を正しく設定でき、
また、目的アドレスの認識ビットは制御信号で指定され
た受信制御手段の検査結果で設定され、リング構造のネ
ットワークに適用できる通信制御装置を提供することが
できる。
【0117】以上のように本発明によれば、1つの受信
制御手段がフレームを受信して受信バッファメモリに書
き込む処理をしていると同時に、他の受信制御手段が受
信可能な状態になることができ、例え後続フレームが先
行フレームに連続して受信されても、後者の受信制御手
段にて受信される事ができるので、受信フレームを取り
こぼすことがなくなる。
【0118】また、プロセッサに通知されるフレームの
順番はネットワークから入力された順番に等しく、入れ
替わりが発生しない。これらの受信制御手段は、同一の
物理アドレスを保持するので他の通信局から見た場合に
は、1つの局として取り扱われ、送信局側の処理は変更
する必要がない。よって、高性能な受信手段を既存ネッ
トワークシステムに容易に導入することができる。
【0119】フレームの先頭から末尾までがネットワー
クから受信されるに要する時間は、通信技術の向上によ
って伝送速度が高まるにつれて短縮されていく。一方、
メモリへの書き込みや通信制御装置での処理内容の複雑
さが増すにつれて、処理時間は長くなる傾向にある。こ
のような場合においても、本発明のように多数の受信制
御手段を設置すれば、複数のフレームの処理が同時に並
列して可能となる。更に、同時処理されるフレーム数が
サーバー等に要求される処理性能に満たない場合には、
必要なだけ受信制御手段を増設して対応することができ
る。受信制御手段は並列接続されており、他に幾つ接続
されているかには無関係に動作するので増設は極めて容
易である。
【0120】更に、故障等により動作不可能な受信制御
手段はアービトレーションに参加しないので、受信可能
な状態になることがなく、動作可能なものだけで受信処
理が行われる。この為、受信制御手段に故障が発生して
も他の受信制御手段で処理を進める事ができ、耐故障性
のあるシステムを構築することができる。また、システ
ムを運用したまま故障した受信処理手段を修理すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る通信制御装置の構
成図である。
【図2】本発明の通信制御装置の状態遷移図である。
【図3】第1の実施例の通信制御装置の動作を説明する
タイミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例に係る通信制御装置の構
成図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る通信制御装置の構
成図である。
【図6】本発明の第3の実施例の変形例に係る受信手段
及び物理的インタフェース手段の接続構成図である。
【図7】本発明の第3の実施例の変形例に係る通信制御
装置の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施例に係る通信制御装置の構
成図である。
【図9】従来の通信制御装置のシステム構成図である。
【図10】通信制御用LSIにおけるフレームのデータ
構造図であり、図10(1)はフレームバッファFBの
構造図、図10(2)はフレームデスクリプタFDの構
造図、図10(3)は1つのフレームが3つのフレーム
バッファFBに分割されて格納されている場合の構成
図、図10(4)は3つの長さの異なったフレームがリ
ンクされて格納されている場合の構成図である。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 受信バッファメモリ(受信バッファメモリ,通信バ
ッファ手段) fdadr FDアドレス保持領域(アドレス保持手
段) 4(#1)〜4(#4) 受信制御手段(通信手段) 4’(#1)〜4’(#4) 受信制御手段(通信手
段) 14(#1)〜14(#4) 受信制御手段(通信手
段) 14’(#1)〜14’(#4) 受信制御手段(通信
手段) 4A(#1)〜4A(#4) 受信手段 14A(#1)〜14A(#4) 受信手段 14A’(#1)〜14A’(#4) 受信手段 4B(#1)〜4B(#4) アービトレーション手段 4C(#1)〜4C(#4) FD獲得手段 4D(#1)〜4D(#4) FDアドレス保持手段 14H(#1)〜14H(#4) 3ステートバッファ 5 物理的インタフェース手段 15 物理的インタフェース手段 SYSBUS システムバス ARBUS アービトレーションバス RCV 受信信号 SRV 送信信号 NET ネットワーク(IEEE802.3型のLA
N) NET’ リング構造のネットワーク(IEEE80
2.5型のトークンリング型LAN) NFD ネクストFD信号(通知する手段) RCI 受信完了割り込み信号 WAIT バッファ待ち信号 WIN 選択信号 STAT ステータス信号 COPY コピー信号 ACTIVE アクティブ信号 101 プロセッサ 102 共有メモリ 103 通信手段 FB フレームバッファ FD フレームデスクリプタ 201 次のFBアドレス 202 データ領域の先頭アドレス 203 データ領域に格納されたデータ長 204 制御コード 205 データ領域 211 次のFDアドレス 212 先頭FBアドレス 213 末尾FBアドレス 214 フレーム長 215 制御コード FB1〜FB3,FBa1,FBa2,FBb1〜FBb3,F
Bc フレームバッファ FDa ,FDb ,FDc フレームデスクリプタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−153653(JP,A) 特開 昭61−102842(JP,A) 特開 昭62−164335(JP,A) 特開 平3−57342(JP,A) 特開 平3−265334(JP,A) 国際公開92/15162(WO,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/40 INSPEC(DIALOG) JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位の通信プロトコルを処理するプロセ
    ッサと、 制御情報及び通信データを含むフレームを格納する通信
    バッファ手段と、 下位の通信プロトコルを処理する複数の通信手段と、 ネットワークとの物理的インターフェースを行う物理的
    インターフェース手段とを有し、 前記通信バッファ手段は、前記ネットワークへ送受信さ
    れる前記フレームをその順番で格納する為のデータ構造
    リストを備え、 前記通信手段のうち少なくとも1つは、通信処理中、通
    信待機中、及び停止の3状態を持ち、前記フレームを処
    理するため通信待機中状態の通信手段が通信処理中状態
    に遷移した時に、停止状態にある複数の通信手段から1
    つを選択して通信待機中状態に遷移させると共に、前記
    データ構造リストから後続フレームを処理する為のデー
    タ構造を取り出す制御手段を備え、 前記ネットワークとの間で通信されるフレームの順番と
    前記データ構造リストの順番とが同じであることを特徴
    とする通信制御装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の通信手段のそれぞれが前記制
    御手段を有することを特徴とする請求項1に記載の通信
    制御装置。
  3. 【請求項3】 上位の通信プロトコルを処理するプロセ
    ッサと、 制御情報及び通信データを含むフレームを格納する受信
    バッファ手段と、 下位の通信プロトコルを処理する複数の受信制御手段
    と、 ネットワークとの物理的インタフェースを行う物理的イ
    ンタフェース手段とを有し、 前記受信バッファ手段は、前記ネットワークから受信さ
    れた前記フレームをその順番で格納する為のデータ構造
    リストを備え、 前記受信制御手段は、通信処理中、通信待機中、及び停
    止の3状態を持ち、 前記物理的インタフェース手段から前記フレームが受信
    された時、当該受信制御手段が通信待機中状態にある場
    合に、当該受信制御手段を通信処理中状態に遷移させる
    と共に、該受信信号を受けて下位プロトコルの受信処理
    を行う受信手段と、 通信待機中状態の受信制御手段が通信処理中状態に遷移
    した時に、停止状態にある複数の受信制御手段から1つ
    を選択して通信待機中状態に遷移させるアービトレーシ
    ョン手段と、 当該受信制御手段が通信待機中状態に遷移した時に、前
    記データ構造リストから受信フレームの制御情報を格納
    するために1つのデータ構造を獲得するFD管理手段と
    を備え、 前記プロセッサは、前記データ構造リストにより、前記
    ネットワークから受信された順番で上位プロトコルの処
    理を行うことを特徴とする通信制御装置。
  4. 【請求項4】 前記受信手段は、通信処理中、通信待機
    中、及び停止の3状態を持ち、 前記受信手段相互間には、通信待機中状態にあるか否か
    を通知するステータス信号が接続され、 前記受信手段は、当該受信手段が通信待機中状態の時
    に、前記物理的インタフェース手段から入力された受信
    信号を処理して当該受信手段を通信処理中状態に遷移さ
    せると共に、前記受信バッファ手段に格納し、受信終了
    後に、前記受信バッファ手段内の情報を前記データ構造
    リストに格納して、前記プロセッサに受信終了を通知し
    て当該受信手段を停止状態に遷移させ、前記FD管理手
    段がフレームデスクリプタのデータ構造をアクセスした
    時に、当該受信手段を通信待機中状態に遷移させ、 前記アービトレーション手段は、アービトレーションバ
    スにより相互に接続されると共に、前記ステータス信号
    を入力とし、 前記アービトレーション手段は、前記ステータス信号が
    前記全ての受信手段が通信待機中状態にないことを示
    し、且つ対応する受信手段が停止状態にある時に、前記
    アービトレーションバスに要求を出し、要求を出した1
    つ以上の受信手段の中から1つだけを選択する機能を備
    え、 前記FD管理手段は、 受信可能なフレームデスクリプタのデータ構造のアドレ
    スを保持するFDアドレス保持手段と、 前記FDアドレス保持手段のアドレスを基にフレームデ
    スクリプタのデータ構造をアクセスするFD獲得手段
    と、 フレームデスクリプタのデータ構造をアクセスすると同
    時に次のフレームデスクリプタのデータ構造のアドレス
    を前記全てのFD管理手段に通知する手段とを有し、 前記FD管理手段は、前記アービトレーション手段が要
    求を出して当該受信制御手段が選択された時に、フレー
    ムデスクリプタのデータ構造のアクセスを行うことを特
    徴とする請求項3に記載の通信制御装置。
  5. 【請求項5】 前記通信制御装置は、1つの受信可能な
    フレームデスクリプタのデータ構造のアドレスを保持す
    るアドレス保持手段を有し、 前記FD管理手段は、前記アドレス保持手段からフレー
    ムデスクリプタのデータ構造のアドレスを取り出し、そ
    のフレームデスクリプタのデータ構造をアクセスし、そ
    こに含まれる次のフレームデスクリプタのデータ構造の
    アドレスを前記アドレス保持手段に設定することを特徴
    とする請求項3または4に記載の通信制御装置。
  6. 【請求項6】 前記通信制御装置は、リング構造のネッ
    トワークに対して使用され、 前記物理的インタフェース手段は、受信と送信を同時に
    行う機能を備え、 前記物理的インタフェース手段が受信した信号は、前記
    複数の通信手段または受信制御手段に与えられ、 前記通信手段または受信制御手段の1つが出力する送信
    信号が前記物理的インタフェース手段を通して前記ネッ
    トワークに送出されることを特徴とする請求項1、3、
    4または5に記載の通信制御装置。
  7. 【請求項7】 前記通信制御装置は、リング構造のネッ
    トワークに対して使用され、 前記物理的インタフェース手段及び前記通信手段または
    受信制御手段は、受信と送信を同時に行う機能を備え、 前記物理的インタフェース手段と前記複数の通信手段ま
    たは受信制御手段は縦続接続され、前記物理的インタフ
    ェース手段がネットワークから受信した信号は第1番目
    の通信手段または受信制御手段に与えられ、前記第1番
    目の通信手段または受信制御手段の送信信号は第2番目
    の通信手段または受信制御手段に与えられるようにし
    て、末尾の通信手段または受信制御手段の送信信号は前
    記物理的インタフェース手段を通して前記ネットワーク
    に送出するように構成されることを特徴とする請求項
    1、3、4または5に記載の通信制御装置。
  8. 【請求項8】 前記通信手段または受信制御手段は、M
    AC層プロトコルの処理を行うか否かを選択する制御信
    号を備え、 前記制御信号は、前記1つの通信手段または受信制御手
    段のみがMAC層プロトコルを処理するよう与えられ、
    該通信手段または受信制御手段の送信信号だけが前記物
    理的インタフェース手段の送出信号となることを特徴と
    する請求項6または7に記載の通信制御装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の通信手段または受信制御手段
    は、同一の物理アドレスを有することを特徴とする請求
    項1または3に記載の通信制御装置。
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