JP2778236B2 - 導波路型光合分波器及びそれを用いた光伝送用モジュール - Google Patents
導波路型光合分波器及びそれを用いた光伝送用モジュールInfo
- Publication number
- JP2778236B2 JP2778236B2 JP2251736A JP25173690A JP2778236B2 JP 2778236 B2 JP2778236 B2 JP 2778236B2 JP 2251736 A JP2251736 A JP 2251736A JP 25173690 A JP25173690 A JP 25173690A JP 2778236 B2 JP2778236 B2 JP 2778236B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- demultiplexer
- optical multiplexer
- type optical
- directional coupler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、小型で低損失な導波路型光合分波器及びそ
れを用いた光伝送用モジュールに関するものである。
れを用いた光伝送用モジュールに関するものである。
[従来の技術] 光ファイバ通信の発展に伴い、1本の光ファイバを用
い、双方向伝送,異種信号の同時伝送等、経済的で拡張
性に富んだシステムの構築が可能な波長分割多重伝送が
注目されるようになってきた。このシステムでは、波長
の異なる光信号を合波あるいは分波する役目を担う光合
分波器が不可欠である。
い、双方向伝送,異種信号の同時伝送等、経済的で拡張
性に富んだシステムの構築が可能な波長分割多重伝送が
注目されるようになってきた。このシステムでは、波長
の異なる光信号を合波あるいは分波する役目を担う光合
分波器が不可欠である。
従来、光合分波器としては、(1)第5図の如くプリ
ズムaやレンズb,誘電体多層膜フィルタc等の個別部品
を組み合わせた個別部品組合せ型光合分波器dや、
(2)第6図の如く2本の光ファイバeを所望の長さだ
け融着結合させて方向性結合器fを作り、この方向性結
合器の波長依存性を利用した光合分波器が用いられてい
た。
ズムaやレンズb,誘電体多層膜フィルタc等の個別部品
を組み合わせた個別部品組合せ型光合分波器dや、
(2)第6図の如く2本の光ファイバeを所望の長さだ
け融着結合させて方向性結合器fを作り、この方向性結
合器の波長依存性を利用した光合分波器が用いられてい
た。
また最近になって本発明者は、第4図(a)及び
(b)に示すようなガラス導波路構造で方向性結合器g
を構成し、その方向性結合器gを3個用いることによ
り、波長間のアイソレーションを大きく取れる実用的な
導波路型光合分波器を提案している。
(b)に示すようなガラス導波路構造で方向性結合器g
を構成し、その方向性結合器gを3個用いることによ
り、波長間のアイソレーションを大きく取れる実用的な
導波路型光合分波器を提案している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の個別部品組合せ型光合分波器(第5
図)は、部品間の光軸ずれやフレネル反射による損失,
各部品の吸収及び散乱損失等による損失が大きいという
問題点と、組立及び加工費が高くつくといった問題点が
ある。
図)は、部品間の光軸ずれやフレネル反射による損失,
各部品の吸収及び散乱損失等による損失が大きいという
問題点と、組立及び加工費が高くつくといった問題点が
ある。
一方、光ファイバを用いた方向性結合器型光合分波器
(第6図)は、分波すべき中心波長を所望値に再現性良
く合わせて作成することが難しいことと、波長間のアイ
ソレーションを大きく取ろうとすると、方向性結合器を
縦続接続して用いる必要があり、サイズが大きくなると
いう問題点がある。
(第6図)は、分波すべき中心波長を所望値に再現性良
く合わせて作成することが難しいことと、波長間のアイ
ソレーションを大きく取ろうとすると、方向性結合器を
縦続接続して用いる必要があり、サイズが大きくなると
いう問題点がある。
一方、第4図の導波路型光合分波器は、光ファイバを
用いた方向性結合器型光合分波器に比べ、小型でアイソ
レーションを大きく取れるという特長があるが、損失は
光ファイバ型に比べて大きいという問題点がある。ま
た、サイズもかなり小さくなっているが、個別部品組合
せ型光合分波器に比べ若干大きいという問題点があっ
た。
用いた方向性結合器型光合分波器に比べ、小型でアイソ
レーションを大きく取れるという特長があるが、損失は
光ファイバ型に比べて大きいという問題点がある。ま
た、サイズもかなり小さくなっているが、個別部品組合
せ型光合分波器に比べ若干大きいという問題点があっ
た。
特に、第4図(b)の導波路型光合分波器の2つの出
力導波路の一側に発光素子を、他側に受光素子を結合さ
せて光伝送用モジュールを構成する場合には、発光素子
(あるいは受光素子)のサイズを考慮して、2つの出力
導波路間隔Gを2〜5mmにしなければならない。このよ
うに出力導波路間隔Gを大きくした場合に、曲げ部によ
る損失(放射損失)をできる限り低く抑えるためには、
第5図に示すように、初段の第1の方向性結合器51と次
段の第2,第3の方向性結合器52,53の間を、大きな曲げ
半径R(40〜50mm)の曲線導波路54,55及び56,57でつな
ぎ、全体としてそれぞれS曲線の形(S曲線部60,61)
に構成する。
力導波路の一側に発光素子を、他側に受光素子を結合さ
せて光伝送用モジュールを構成する場合には、発光素子
(あるいは受光素子)のサイズを考慮して、2つの出力
導波路間隔Gを2〜5mmにしなければならない。このよ
うに出力導波路間隔Gを大きくした場合に、曲げ部によ
る損失(放射損失)をできる限り低く抑えるためには、
第5図に示すように、初段の第1の方向性結合器51と次
段の第2,第3の方向性結合器52,53の間を、大きな曲げ
半径R(40〜50mm)の曲線導波路54,55及び56,57でつな
ぎ、全体としてそれぞれS曲線の形(S曲線部60,61)
に構成する。
しかし、この曲線導波路54と55又は56と57を接続した
形態では、長いS曲線部60,61を光が伝搬するにつれて
光は次第に片方向のみに曲げられ、接続部58,59を過ぎ
ると今度は逆に反対方向に曲げられて伝搬しなければな
らず、この部分で伝搬モード分布のミスマッチによる放
射損失が発生し、結果的に光ファイバ型に比べ、損失が
大きくなるという問題点があった。
形態では、長いS曲線部60,61を光が伝搬するにつれて
光は次第に片方向のみに曲げられ、接続部58,59を過ぎ
ると今度は逆に反対方向に曲げられて伝搬しなければな
らず、この部分で伝搬モード分布のミスマッチによる放
射損失が発生し、結果的に光ファイバ型に比べ、損失が
大きくなるという問題点があった。
これを解決するためには、できる限り直線に近い導波
路、つまり大きな曲げ半径Rで構成すればよいが、逆に
光合分波器の寸法が大きくなり過ぎるという問題点と、
長さが増したことによる吸収損失による損失増加という
問題点がある。
路、つまり大きな曲げ半径Rで構成すればよいが、逆に
光合分波器の寸法が大きくなり過ぎるという問題点と、
長さが増したことによる吸収損失による損失増加という
問題点がある。
尚、曲線の半径Rの値は、導波路のコアとクラッドと
の間の屈折率差Δの値によって決められる。即ち、Δが
大きい場合には導波路内へのと閉じ込めが良くなるため
にRは小さくでき、逆にΔが小さい場合には導波路内へ
の光の閉じ込めが悪くなるので、Rを大きくして放射損
失をできる限り小さく抑えなければならない。例えばΔ
が0.25%の場合にはRは50mm程度にしなければならず、
Δが0.75%程度でもRは10mm程度が限界である。
の間の屈折率差Δの値によって決められる。即ち、Δが
大きい場合には導波路内へのと閉じ込めが良くなるため
にRは小さくでき、逆にΔが小さい場合には導波路内へ
の光の閉じ込めが悪くなるので、Rを大きくして放射損
失をできる限り小さく抑えなければならない。例えばΔ
が0.25%の場合にはRは50mm程度にしなければならず、
Δが0.75%程度でもRは10mm程度が限界である。
このように、出力導波路間隔Gの値が大きくなると、
S曲線部での伝搬モード分布のミスマッチによる放射損
失の増大と、導波路長が長くなることによって吸収損失
による損失増加が問題になってくることが分った。
S曲線部での伝搬モード分布のミスマッチによる放射損
失の増大と、導波路長が長くなることによって吸収損失
による損失増加が問題になってくることが分った。
本発明の目的は、前記した従来の欠点を解消し、小型
で低損失な導波路型光合分波器と、それに発光素子,受
光素子などを実装した光伝送用モジュールを提供するこ
とにある。
で低損失な導波路型光合分波器と、それに発光素子,受
光素子などを実装した光伝送用モジュールを提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の導波路型光合分波器は、2つの略矩形状コア
導波路を接近させて第1の方向性結合器を構成し、その
2つの出力導波路を所望角度で折れ線状に外側方向に曲
げることにより出力導波路間隔を拡げた後、該曲り部か
らそれぞれ直線状に延在する直線状導波路部分にそれぞ
れ別のコア導波路を接近させて第2,第3の方向性結合器
を構成したものである。
導波路を接近させて第1の方向性結合器を構成し、その
2つの出力導波路を所望角度で折れ線状に外側方向に曲
げることにより出力導波路間隔を拡げた後、該曲り部か
らそれぞれ直線状に延在する直線状導波路部分にそれぞ
れ別のコア導波路を接近させて第2,第3の方向性結合器
を構成したものである。
上記第1,第2及び第3の方向性結合器の導波路は基板
上に形成された低屈折率層内に埋め込まれていること、
また、上記第1,第2及び第3の方向性結合器の構造パラ
メータは略等しいこと、更には上記第1の方向性結合器
の入力導波路と第2,第3の方向性結合器の出力導波路と
が略平行に配置されていることが好ましい。
上に形成された低屈折率層内に埋め込まれていること、
また、上記第1,第2及び第3の方向性結合器の構造パラ
メータは略等しいこと、更には上記第1の方向性結合器
の入力導波路と第2,第3の方向性結合器の出力導波路と
が略平行に配置されていることが好ましい。
また、本発明の光伝送用モジュールは、上記の導波路
型光合分波器における第2,第3の方向性結合器の出力導
波路の一方に発光素子を、他方に発光素子若しくは受光
素子を接続することで構成できる。
型光合分波器における第2,第3の方向性結合器の出力導
波路の一方に発光素子を、他方に発光素子若しくは受光
素子を接続することで構成できる。
[作用] 本発明の導波路型光合分波器は、初段の方向性結合器
の2つの出力導波路を所望角度で折れ線状に外側方向に
曲げた後に直線状に延ばし、これにより出力導波路間隔
を拡げ、その2つの直線状導波路部分にそれぞれ次段の
方向性結合器を設け、好ましくは更にこの次段の方向性
結合器の出力導波路を再び前記所望角度で曲げて、該初
段の方向性結合器の入力導波路と平行になるようにした
構成とすることにより、小型化を図ったものである。
の2つの出力導波路を所望角度で折れ線状に外側方向に
曲げた後に直線状に延ばし、これにより出力導波路間隔
を拡げ、その2つの直線状導波路部分にそれぞれ次段の
方向性結合器を設け、好ましくは更にこの次段の方向性
結合器の出力導波路を再び前記所望角度で曲げて、該初
段の方向性結合器の入力導波路と平行になるようにした
構成とすることにより、小型化を図ったものである。
そして小型化により、導波路伝搬損失の低減化が可能
となり、また初段と次段の方向性結合器との間に曲線部
あるいは複数箇所の不連続部がないので低損失化を期待
できるものである。
となり、また初段と次段の方向性結合器との間に曲線部
あるいは複数箇所の不連続部がないので低損失化を期待
できるものである。
[実施例] 第1図に本発明の導波路型光合分波器の実施例を示
す。
す。
この導波路型光合分波器10は、略同一の構造の3つの
方向性結合器、即ち初段の第1の方向性結合器11と次段
の第2,第3の方向性結合器12,13とを有する。
方向性結合器、即ち初段の第1の方向性結合器11と次段
の第2,第3の方向性結合器12,13とを有する。
第1の方向性結合器11は2つの略矩形状コア導波路1,
2を接近させて構成してあり、その2つの出力コア導波
路は、所望角度θ/2で折れ線状に外側方向に曲げた後、
該曲り部3から直線的に延在させて出力コア導波路間隔
Gを直線的に拡げている。第2,第3の方向性結合器12,1
3は、この2つの直線状導波路部分4,5にそれぞれ別の略
矩形状コア導波路6又は7を接近させて構成してあり、
それらの各2つの出力導波路のうちの一方(4,7)は、
再び上記所望角度θ/2で折れ線状に内側方向に曲げ、該
曲り部8,9から直線的に延ばし、これにより形成される
上記初段の方向性結合器11の入力導波路1と平行な直線
状導波路部分を光合分波器10の出力導波路14,15として
いる。
2を接近させて構成してあり、その2つの出力コア導波
路は、所望角度θ/2で折れ線状に外側方向に曲げた後、
該曲り部3から直線的に延在させて出力コア導波路間隔
Gを直線的に拡げている。第2,第3の方向性結合器12,1
3は、この2つの直線状導波路部分4,5にそれぞれ別の略
矩形状コア導波路6又は7を接近させて構成してあり、
それらの各2つの出力導波路のうちの一方(4,7)は、
再び上記所望角度θ/2で折れ線状に内側方向に曲げ、該
曲り部8,9から直線的に延ばし、これにより形成される
上記初段の方向性結合器11の入力導波路1と平行な直線
状導波路部分を光合分波器10の出力導波路14,15として
いる。
上記3つの方向性結合器11,12及び13は略同一構造で
あり、これらの方向性結合器は、波長λ1の光信号はそ
のまま通し、波長λ2の光信号を選択的に分波するよう
に、結合長L,導波路幅W,導波路と導波路の間隔S,クラッ
ドに対するコアの比屈折率差Δの値が最適化されてい
る。
あり、これらの方向性結合器は、波長λ1の光信号はそ
のまま通し、波長λ2の光信号を選択的に分波するよう
に、結合長L,導波路幅W,導波路と導波路の間隔S,クラッ
ドに対するコアの比屈折率差Δの値が最適化されてい
る。
入力導波路1へ矢印16の如く入射した波長λ1,λ2の
光信号は、初段の方向性結合器11において波長λ1の光
信号は矢印17方向へ、波長λ2の光信号は矢印18方向へ
それぞれ分けられる。矢印17の如く伝搬した波長λ1の
光信号は、方向性結合器12で更に純度よく濾過(フィル
タリング)され、出力導波路14より矢印19の如く取り出
される。他方、矢印18の如く伝搬した波長λ2の光信号
は、方向性結合器13で更に分波されて出力導波路15より
矢印20の如く取り出される。
光信号は、初段の方向性結合器11において波長λ1の光
信号は矢印17方向へ、波長λ2の光信号は矢印18方向へ
それぞれ分けられる。矢印17の如く伝搬した波長λ1の
光信号は、方向性結合器12で更に純度よく濾過(フィル
タリング)され、出力導波路14より矢印19の如く取り出
される。他方、矢印18の如く伝搬した波長λ2の光信号
は、方向性結合器13で更に分波されて出力導波路15より
矢印20の如く取り出される。
この構成の特徴は、方向性結合器11の2つの出力導波
路を、それぞれθ/2の角度で傾斜させた直線導波路部4,
5とし、大きな曲げ半径Rによる長いS曲線部60,61(第
3図)より短くしたことである。従って、これら直線導
波路部4及び5に対して、方向性結合器12及び13を設け
ることにより、光合分波器10の全長も短くなり、小型化
を図ることができる。そして、この小型化により、導波
路伝搬損失の低減化が可能となり、また初段の方向性結
合器11と次段の方向性結合器12,13との間に、第4図
(b)に示したようなS曲線部や、第4図(a)に示し
たような複数箇所の不連続部がないので低損失化を期待
できるものとなる。
路を、それぞれθ/2の角度で傾斜させた直線導波路部4,
5とし、大きな曲げ半径Rによる長いS曲線部60,61(第
3図)より短くしたことである。従って、これら直線導
波路部4及び5に対して、方向性結合器12及び13を設け
ることにより、光合分波器10の全長も短くなり、小型化
を図ることができる。そして、この小型化により、導波
路伝搬損失の低減化が可能となり、また初段の方向性結
合器11と次段の方向性結合器12,13との間に、第4図
(b)に示したようなS曲線部や、第4図(a)に示し
たような複数箇所の不連続部がないので低損失化を期待
できるものとなる。
ここで、本発明の場合と先に本発明者が提案した第4
図の場合とで、光合分波器の有効長を比較してみると、
次のようによる。
図の場合とで、光合分波器の有効長を比較してみると、
次のようによる。
本発明の光合分波器10の有効長P1は、第1図に示すよ
うに、初段の方向性結合器11の入力部の長さC、結合部
の長さL、直線状導波路部分4,5の長さの和である。但
し、長さは基板入出力方向の長さを意味する。
うに、初段の方向性結合器11の入力部の長さC、結合部
の長さL、直線状導波路部分4,5の長さの和である。但
し、長さは基板入出力方向の長さを意味する。
即ち、第1図から有効長P1は、 で表される。
第4図の場合の有効長P2は、S曲線部の基板方向長さ
を2T、次段の方向性結合器12,13の出力部の長さをCと
すると、第4図から、 で表される。
を2T、次段の方向性結合器12,13の出力部の長さをCと
すると、第4図から、 で表される。
ここで、例えばG=2.5mm,R=50mm,W=11.4μm,S=2.
0μm,L=6.7mm,θ=8゜,C=1mmとすると、本発明者が
先に提案した第4図の構成では有効長がP2=31.08mmと
なるのに対し、本発明による第1図の構成ではP1=25,4
8mmとなり、本発明の構成にすると20%近く長さを短く
することができる。即ち、小型化することができる。ま
た導波路長が短くなった結果として、導波路伝搬損失が
小さくなる。
0μm,L=6.7mm,θ=8゜,C=1mmとすると、本発明者が
先に提案した第4図の構成では有効長がP2=31.08mmと
なるのに対し、本発明による第1図の構成ではP1=25,4
8mmとなり、本発明の構成にすると20%近く長さを短く
することができる。即ち、小型化することができる。ま
た導波路長が短くなった結果として、導波路伝搬損失が
小さくなる。
更に、従来の場合には、曲線部54,56と55,57との接続
部58,59の僅かなずれによる損失増加という問題がある
が、本発明の場合には、直線部で構成されているので、
このような問題点はない。
部58,59の僅かなずれによる損失増加という問題がある
が、本発明の場合には、直線部で構成されているので、
このような問題点はない。
上記第1図の実施例において、直線状導波路部分4及
び5には方向性結合器をそれぞれ2つ以上設けて、波長
分離度を更に良くしても良い。また方向性結合器の構造
パラメータは、少しずつ異なっていても良い。
び5には方向性結合器をそれぞれ2つ以上設けて、波長
分離度を更に良くしても良い。また方向性結合器の構造
パラメータは、少しずつ異なっていても良い。
また、第1図において導波路を折れ線状に1つの曲線
で曲げる角度θ/2は、0.5゜〜4゜の範囲から選ぶこと
ができる。更に、それら曲り部3,8,9の曲げは、連続的
な曲線で曲げるように構成することもでき、それにより
この曲げ部分での不要な散乱損失を低減することができ
る。
で曲げる角度θ/2は、0.5゜〜4゜の範囲から選ぶこと
ができる。更に、それら曲り部3,8,9の曲げは、連続的
な曲線で曲げるように構成することもでき、それにより
この曲げ部分での不要な散乱損失を低減することができ
る。
第2図に上記導波路型光合分波器10を用いた双方向性
伝送用光モジュールの実施例を示す。
伝送用光モジュールの実施例を示す。
これは、出力導波路14の端面に、レンズ(少なくとも
1個の球,あるいは集束性のロッドレンズ、例えば球レ
ンズと集束性ロッドレンズの組み合わせ)付きの発光素
子(半導体レーザ,発光ダイオード等)22を設け、矢印
24の如く波長λ1の光信号を送出させ、方向性結合器12
及び11を通って光ファイバ21内を矢印26の如く伝搬させ
る。他方、光ファイバ21内を矢印27の如く伝搬してきた
波長λ2の光信号は、方向性結合器11及び13でそれぞれ
分波されて、出力導波路15から矢印25の如くレンズ付き
受光素子23内へ入射する構成の光モジュールである。
1個の球,あるいは集束性のロッドレンズ、例えば球レ
ンズと集束性ロッドレンズの組み合わせ)付きの発光素
子(半導体レーザ,発光ダイオード等)22を設け、矢印
24の如く波長λ1の光信号を送出させ、方向性結合器12
及び11を通って光ファイバ21内を矢印26の如く伝搬させ
る。他方、光ファイバ21内を矢印27の如く伝搬してきた
波長λ2の光信号は、方向性結合器11及び13でそれぞれ
分波されて、出力導波路15から矢印25の如くレンズ付き
受光素子23内へ入射する構成の光モジュールである。
尚、レンズ付き発光素子22の代わりにレンズ付き受光
素子を用い、光ファイバ21内を伝搬してきたλ1及びλ
2の信号を導波路型光合分波器10でそれぞれ分波させ、
それぞれの受光素子で受信させるいわゆる光受信モジュ
ールであっても良い。またレンズ付き受光素子23の代わ
りに、波長λ2の光信号を送出するレンズ付き半導体レ
ーザを用いた光送信モジュールであっても良い。
素子を用い、光ファイバ21内を伝搬してきたλ1及びλ
2の信号を導波路型光合分波器10でそれぞれ分波させ、
それぞれの受光素子で受信させるいわゆる光受信モジュ
ールであっても良い。またレンズ付き受光素子23の代わ
りに、波長λ2の光信号を送出するレンズ付き半導体レ
ーザを用いた光送信モジュールであっても良い。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の導波路型光合分波器は、
次のような効果がある。
次のような効果がある。
(1)第1の方向性結合器の2つの出力導波路を所望角
度で曲げて間隔を拡げた本発明によれば、先に本発明者
が提案した導波路型光合分波器に比べ、その有効長を約
40%短くすることができ、小型になる。その結果とし
て、導波路伝搬損失による損失分を小さくすることがで
きる。また、曲線部を2つの組み合わせたS曲線を用い
ないで、直線部で構成しているので、光損失を小さくす
ることができる。
度で曲げて間隔を拡げた本発明によれば、先に本発明者
が提案した導波路型光合分波器に比べ、その有効長を約
40%短くすることができ、小型になる。その結果とし
て、導波路伝搬損失による損失分を小さくすることがで
きる。また、曲線部を2つの組み合わせたS曲線を用い
ないで、直線部で構成しているので、光損失を小さくす
ることができる。
第1図は本発明の実施例に係る導波路型光合分波器の構
成図、第2図はその導波路型光合分波器を用いて構成し
た双方向伝送用光モジュールの概略図、第3図は本発明
者が先に提案した導波路型光合分波器の構成図、第4図
は本発明者が先に提案した導波路型光合分波器の概略
図、第5図及び第6図は従来の光合分波器の概略図であ
る。 図中、1は入力導波路、3は曲り部、4,5は直線状導波
路部分、8,9は曲り部、10は導波路型光合分波器、11は
第1の方向性結合器、12は第2の方向性結合器、13は第
3の方向性結合器、14,15は出力導波路、21は光ファイ
バ、22はレンズ付き発光素子、23はレンズ付き受光素子
を示す。
成図、第2図はその導波路型光合分波器を用いて構成し
た双方向伝送用光モジュールの概略図、第3図は本発明
者が先に提案した導波路型光合分波器の構成図、第4図
は本発明者が先に提案した導波路型光合分波器の概略
図、第5図及び第6図は従来の光合分波器の概略図であ
る。 図中、1は入力導波路、3は曲り部、4,5は直線状導波
路部分、8,9は曲り部、10は導波路型光合分波器、11は
第1の方向性結合器、12は第2の方向性結合器、13は第
3の方向性結合器、14,15は出力導波路、21は光ファイ
バ、22はレンズ付き発光素子、23はレンズ付き受光素子
を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】2つの略矩形状コア導波路を接近させて第
1の方向性結合器を構成し、その2つの出力導波路を所
望角度で折れ線状に外側方向に曲げることにより出力導
波路間隔を拡げた後、該曲り部からそれぞれ直線状に延
在する直線状導波路部分にそれぞれ別のコア導波路を接
近させて第2,第3の方向性結合器を構成したことを特徴
とする導波路型光合分波器。 - 【請求項2】上記第1,第2及び第3の方向性結合器の導
波路は基板上に形成された低屈折率層内に埋め込まれて
いることを特徴する請求項1記載の導波路型光合分波
器。 - 【請求項3】上記第1,第2及び第3の方向性結合器の構
造パラメータは略等しいことを特徴とする請求項1又は
2記載の導波路型光合分波器。 - 【請求項4】上記第1の方向性結合器の入力導波路と第
2,第3の方向性結合器の出力導波路とが略平行に配置さ
れていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の導波
路型光合分波器。 - 【請求項5】請求項1,2又は3記載の導波路型光合分波
器における上記第2,第3の方向性結合器の出力導波路の
一方に発光素子を、他方に発光素子若しくは受光素子を
接続したことを特徴とする光伝送用モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2251736A JP2778236B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 導波路型光合分波器及びそれを用いた光伝送用モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2251736A JP2778236B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 導波路型光合分波器及びそれを用いた光伝送用モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131808A JPH04131808A (ja) | 1992-05-06 |
JP2778236B2 true JP2778236B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17227179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2251736A Expired - Lifetime JP2778236B2 (ja) | 1990-09-25 | 1990-09-25 | 導波路型光合分波器及びそれを用いた光伝送用モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778236B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101737161B1 (ko) * | 2010-07-29 | 2017-05-17 | 스카이워크스 솔루션즈, 인코포레이티드 | 각진 접속 트레이스들을 사용함에 의한 결합 계수 변동 저감 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0731331B2 (ja) * | 1984-12-28 | 1995-04-10 | 日本電気株式会社 | 光混成集積回路 |
JP2557455B2 (ja) * | 1988-03-11 | 1996-11-27 | 日本電信電話株式会社 | 光合分波器 |
JP2580741B2 (ja) * | 1988-10-24 | 1997-02-12 | 日立電線株式会社 | 導波路形光モジュール |
-
1990
- 1990-09-25 JP JP2251736A patent/JP2778236B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04131808A (ja) | 1992-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3092499B2 (ja) | 導波路型光合波分波モジュール | |
KR101639602B1 (ko) | 광합류분기기, 쌍방향 광전파기, 및 광송수신 시스템 | |
US5479547A (en) | Optical multiplexer and demultiplexer module including multiplexing and demultiplexing filter film | |
CN108508539B (zh) | 基于锥形非对称定向耦合器的硅基波分复用器 | |
CN114594548B (zh) | 氮化硅波导辅助悬臂梁端面耦合器 | |
JPH08304664A (ja) | 波長分波素子 | |
CN110637245B (zh) | 一种光分插复用器 | |
WO2007020778A1 (ja) | 光反射器及び光システム | |
KR100311281B1 (ko) | 기울어진 브래그 격자와 모드 분할 방향성 결합기를 이용한 광 파장 가감기 | |
JPH0618735A (ja) | 4波多重伝送用導波路型光合分波器、8波多重伝送用導波路型光合分波器及び複数波多重伝送用導波路型光合分波器 | |
JP2778236B2 (ja) | 導波路型光合分波器及びそれを用いた光伝送用モジュール | |
JPH05203830A (ja) | 光合分波器 | |
JPS5868713A (ja) | 光多重分波回路 | |
CN215067407U (zh) | 基于soi平台的光分束器 | |
JP2764263B2 (ja) | 波長フィルタ | |
US7215884B2 (en) | Optical demultiplexer having bragg diffration grating and optical communication module using the optical demultiplexer | |
JP2003248127A (ja) | 光パワー分割器 | |
JPH01108509A (ja) | 光合分波装置 | |
JP2002258079A5 (ja) | ||
JP3120777B2 (ja) | 光導波路型信号光モニタデバイス | |
JPH01113708A (ja) | 光合分波モジュール | |
JP2822616B2 (ja) | アレイ型光合分波器 | |
EP4468045A1 (en) | Optical multiplexer | |
JPH0749430A (ja) | 光回路部品 | |
JP3070881B2 (ja) | 導波路型光合分波器 |