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JP2770071B2 - 光学機器用レンズ鏡胴 - Google Patents

光学機器用レンズ鏡胴

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JP2770071B2
JP2770071B2 JP15126190A JP15126190A JP2770071B2 JP 2770071 B2 JP2770071 B2 JP 2770071B2 JP 15126190 A JP15126190 A JP 15126190A JP 15126190 A JP15126190 A JP 15126190A JP 2770071 B2 JP2770071 B2 JP 2770071B2
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lens barrel
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franc
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JPH0442206A (ja
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忠義 石井
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旭精密株式会社
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学機器用レンズ鏡胴の装置に関するもので
ある。
従来の技術 一眼レフレックスカメラ等はカメラメーカーによっ
て、マウント形状も異なれば、フランヂバックもまちま
ちである。従って交換レンズの使用の互関性は非常に難
しいが、CCTVカメラに於いては、画面サイズが1″(イ
ンチ),2/3″(インチ)時代とCマウントを採用してき
ており、フランヂバックも企画値のfb=17.5mmを使用し
て来た為、どこのメーカーのレンズでも使用可能の状態
であった。
しかし、CCTVカメラに使用する受像素子の発展に伴っ
て、例えば、CCD素子の場合でも画面サイズが1″から2
/3″へ、更に1/2″に移行し、今後は更に1/3″へ移行す
る傾向にあり、CCIVカメラも急速に小型化の傾向に動き
出した。特に1″,2/3″時代は前述した様にカメラのフ
ランヂバックもCマウント規格値であったが、1/2″イ
ンチに移行した際には通称CSマウントと呼ばれるCマウ
ントネジを有したフランヂバックがfb=12.5mmのカメラ
が商品化され、この企画がレンズの小型化、低価格化の
条件に沿った企画であった故に、どのカメラメーカーも
CSマウントのカメラを急速に商品化しつつある現状であ
る。従って、交換レンズメーカーとしては、Cマウント
のレンズをCSマウントのカメラに取付け、使用する為に
フランヂバック寸法の差分の厚みをもたせたマウントア
ダプターを作り、Cマウントレンズ+CSマウントアダプ
ターによりCSマウントレンズとして使用する手段と、新
規にCSマウントレンズとして製品化し、対処しなければ
ならない現状である。
発明が解決しようとする問題点 しかし、CSマウントレンズとして設計したレンズ鏡胴
は、フランヂバックの関係でCマウントカメラ用のレン
ズにはなり得ないため、ユーザーの要望によってはCマ
ウントカメラ用にも設計し製品化して対処しなければな
らないため、機種数が増し、製品管理部門及び製造部門
では非常に煩わしい生産体制を取らざるを得ないのが現
状である。
問題点を解決するための手段 そこで本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、光学機器本体に固定される固定体と、該固定体に対
して光軸に沿って移動自在に設けた移動体と、固定体と
移動体との間に介在して、固定体に対して移動体を移動
操作する操作環とからなり、該操作環の回動操作によっ
て、光学系を保持する移動体を光軸に沿って移動し、フ
ランヂバックの異なったカメラに取り付けてフランヂバ
ックの差分を補正するマウント面の移動量が得られる機
能を有する光学機器用レンズ鏡胴に於いて、前記操作環
を第1操作環と第2操作環とに分け、第1操作環は固定
体側に回動自在に設け、第2操作環は光学系を保持した
鏡胴を有する移動体側に回動自在に設け、第1操作環又
は第2操作環の一方の回動操作により、他方の操作環を
含んだ移動体を光軸に沿って移動しフランヂバックの差
分を補正すると共に、他方の操作環の回動操作により、
光学系を保持した鏡胴部分を光軸に沿って移動し合焦す
るようにし、第1操作環の回動操作又は第2操作環の回
動操作のいずれかの回動操作によって、Cマウントカメ
ラのフランヂバックとCSマウントカメラのフランヂバッ
クの差分を補正するマウント面の移動量を確保する様に
成し、他の一方の操作環の回動操作によって合焦の為の
繰り出し量を確保する様に成したCマウントカメラとCS
マウントカメラ兼用レンズ鏡胴の装置を提供しようとす
るものである。
実施例 以下図示した本発明に係るCCTVカメラ用レンズ鏡胴の
一実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
第1図及び第2図に示す実施例に於いて、本発明に係
るレンズ鏡胴は、カメラ本体に装着される固定体側の固
定鏡胴(1)、固定鏡胴(1)に固着された固定体側の
取付環(2)、固定鏡胴(1)に光軸方向に沿って直進
移動可能に支持される移動体側の接続環(3)、取付環
(2)に回動自在に設けられた第1操作環(4)、接続
環(3)に回動自在に設けられた第2操作環(5)、接
続環(3)に光軸方向に沿って直進移動可能に支持され
た鏡胴(6)等からなる。
固定体側の固定鏡胴(1)は、光学機器本体に装着す
るマウントネジ(1a)を有し、そのフランジ状部(1b)
の一側面が光学機器本体に密着するように一体に取付け
られる。固定鏡胴(1)のフランジ状部(1b)の他側面
側の外筒部には取付環(2)が回転自在に嵌合すると共
に、取付環(2)を任意の位置にマウント位置決めがで
きるように、フリクションバネ(14)を該取付環(2)
と前記フランジ状部(1b)とで挟持して、反対側を固定
リング(15)で押さえてあり、フリクションバネ(14)
の摩擦抵抗で固定鏡胴(1)と取付環(2)が任意のマ
ウント位置で一体化するように構成してある。
固定鏡胴(1)の内筒側には、接続環(3)の小筒部
が光軸方向に移動可能に嵌合し、移動体側の接続環
(3)を光軸方向に移動可能に支持している。実施例の
場合は、固定鏡胴(1)とマウント位置決め後一体的な
関係になる取付環(2)の内奥端部と、これに相対する
接続環(3)の壁面とが、キーとキー溝の関係で連結
し、前述した固定鏡胴(1)に対する接続環(3)の光
軸方向に沿った直進移動する関係が構成してある。
また、取付環(2)の内筒側には、前記接続環(3)
の大筒部の外側に操作部(4c)を有する第1操作環
(4)の嵌合筒部が回転自在に嵌合していると共に、該
嵌合筒部の内側フランジ状部(4b)が、前記固定体側の
取付環(2)と、移動体側の接続環(3)の小筒部と大
筒部とを連結する円板状壁面部(3b)で挟持され得るよ
うに位置して設けてあり、且つ、前記内側フランジ状部
(4b)と接続環(3)の円板状壁面部(3b)には、相対
する相互面に好ましくは2個所以上の当接点を設け、一
方の当接面側に所定回転角に対し光軸方向に増減するリ
ード角を有したカム面又は斜面等からなる操作面を設け
ると共に、他方の端面側に前記操作面に当接する円頭状
突起等からなる当接部を設けてある。
更に、前記固定鏡胴(1)と接続環(3)との間に
は、光軸方向に弾発力を有する弾性部材(11)を収容
し、該弾性部材(11)を固定鏡胴(1)との間で挟持し
た状態で押え環(10)を接続環(3)に螺合固着し、弾
性部材(11)の反発力で、接続環(3)と固定鏡胴
(1)の間隔が常に狭められる方向に加圧されている状
態に成るように構成し、この弾性部材(11)の弾発力に
よって前記第1操作環(4)の内側フランジ上部(4b)
と接続環(3)の円板状壁面部(3b)の相対する操作面
と当接部とが常時密着するように構成してあり、第1操
作環(4)の回動操作により前記弾性部材(11)の反発
力に打ち勝って、接続環(3)と固定鏡胴(1)の間隔
を広げる方向に推力を得られる構成としてある。
又、リード角を有した操作面と該操作面に当接する当
接部は、好ましくは2ヶ所以上と前述したが、この場
合、完全な等間隔の必要はなく、推力を伝達する時にバ
ランスの取れた程度の間隔設定で差支えない。又固定鏡
胴(1)と第1操作環(4)とを光軸に交差する面で直
接に接触するように構成し、その接触面に、直接に前述
したリード角を有した操作面と該操作面に当接する当接
部を、好ましくは2ヶ所以上で当接せしめた機構として
も同じ効果が得られるものであり、更に前述した接触面
と接触面とを当接させて、同じリード角を有した操作面
を使用して、倍の移動量を確保できるように構成するこ
ともでき、本発明に関する当接点の構成は前述の実施例
の構成に限定されるものではない。
他方、前記接続環(3)の大筒部には光軸方向に沿っ
て直線的に直進案内溝(3a)が設けてあると共に、その
外周に回転自在に第2操作環(5)が設けてある。直進
案内溝(3a)に重なり合う第2操作環(5)の重合筒部
には、リード溝(5a)が螺旋状に設けてある。当該第2
操作環(5)のリード溝(5a)は、例えば、90゜回転す
る間に5mm進退するようなリード角を具備している。ま
た、接続環(3)の内筒部には光軸方向に沿って直進移
動可能に鏡筒(6)が設けてあり、該鏡筒(6)に植設
した直進案内ビス(12)が、その外周に設けた案内ロー
ラ(13)を介して、前記接続環(3)の直進案内溝(3
a)と第2操作環(5)のリード溝(5a)の両溝に同時
に嵌合している。また、第2操作環(5)の該重合筒部
の外周は、第1操作環(4)の操作部(4c)が覆ってお
り、その前方に第2操作環(5)の操作部が突出した形
で露出している。
また、鏡胴(6)の内筒部には、前群レンズ(20)及
び後群レンズ(30)を保持する前群レンズ枠(8)と後
群レンズ枠(9)がネジにて螺合され、固定されている
と共に、鏡筒(6)の外筒部には、絞り羽根を操作する
絞目盛環(7)が回動自在に設けてある。
絞目盛環(7)は接続環(3)に対して鏡筒(6)と
共に光軸方向に一体的に直進移動し、光軸方向において
接続環(3)に対して移動しない前記第2操作環(5)
の表示筒部(5b)を、第1図に示すように、Cマウント
設定時に覆う一方、CSマウント設定時には、第2図に示
すように、露呈するように設けてある。
以上の構成からなる実施例において、第1図では、C
マウントカメラのフランヂバックとCSマウントカメラの
フランジバック寸法の差5mm分を補正するために、第2
操作環(5)のリード溝(5a)に5mmの補正移動量を設
け、第2操作環(5)を回動操作すると、第1図の鏡筒
(6)の直進案内ビス(12)が接続環(3)の円板状壁
面部(3b)側に引き寄せられたCマウントのフランジバ
ック状態から、リード溝(5a)の回動に伴って、直進案
内ビス(12)は操作環(3)の直進案内溝(3a)に案内
されて、直進案内ビス(12)の植設されている光学系を
保持している鏡筒(6)が光軸に沿って直進移動し、第
2図の状態となり、CSマウントカメラのフランヂバック
寸法を確保した光学系の配置に変化する事となる。この
状態でレンズ鏡胴をCSマウントカメラに装着し、合焦の
為の第1操作環(4)の回動操作を行うと、接続環
(3)と第1操作環(4)の操作面と当接部の推力によ
り弾性部材(11)の反発力に打ち勝って前記した接続環
(3)と第1操作環(4)との間隔が広がり、移動体側
の鏡筒(6)に保持されている光学系が移動し、撮影距
離にあった合焦が行われる事となる。又、第1操作環を
逆方向に回動した場合にも弾性部材の(11)の反発力で
接続環(3)と第1操作環(4)の操作面と当接部は常
に密着された状態となって移動する為に、鏡筒(6)に
保持されている光学系は繰込まれる方向に移動し、この
場合も合焦操作が行われる事となる。
尚、前記の装置に於いて、フランヂバックの差分を補
正するマウント面の移動量を得る為に第2操作環(5)
を回動した事により、露出する表示筒部(5b)の外観部
に、適用するマンウト名表示又は近接撮影時の撮影倍
率、撮影距離表示等を設ける事ができる。
第3図及び第4図に示したもう一つの実施例に於いて
は、第1図で示した第1操作環と第2操作環の使い方を
反対にした構成、即ち、第1操作環の回動操作でフラン
ヂバック寸法の差分の補正移動を行い、第2操作環の回
動操作で合焦の為の繰り出しを行う構成にした実施例を
示す。又合焦の為の推力に於いても、第1図の場合に
は、リード角を有した操作面と当接部の推力と弾性部材
の反発力から得たのに対し、第3図の実施例では通常の
ヘリコイドネジの推力を利用したものであり、それぞれ
相違はあるが、いずれの推力を利用しても本発明の構成
は成立するものである。
第3図及び第4図における本発明のレンズ鏡胴は、カ
メラ本体に装着される固定体側の固定鏡胴(1)、固定
鏡胴(1)に固着される固定体側の取付環(2)、取付
環(2)に対し光軸方向に沿って直進移動可能に支持さ
れる移動体側の接続環(3)、第1操作環(4)、第2
操作環(5)、光学系を保持する鏡筒(6)、前群レン
ズ(20)及び後群レンズ(30)を保持する様に設けた前
群レンズ枠(8)、後群レンズ枠(9)、直進案内ビス
(12)、案内ローラー(13)、直進案内キー(16)等で
構成されている。
固定鏡胴(1)は光学機器本体に装着するマウントネ
ジ(1a)を有し、光学機器本体に一体に取付けられる。
固定鏡胴(1)には取付環(2)が内筒側に回転自在に
嵌合し、任意の位置にマウント位置決めができるよう
に、セットビス(1c)で固定鏡胴(1)と取付環(2)
が一体に固着可能な構成となっている。
取付環(2)には、外筒側に絞目盛環(7)が回転自
在に嵌合し、内筒側には第1操作環(4)が回転自在に
装着してある。
又取付環(2)には、移動体側の接続環(3)を第1
操作環(4)の回転操作によって光軸に沿って直進移動
させる直進案内溝(2a)と、鏡筒(6)を第2操作環
(5)の回動操作によって光軸に沿って直進させる直進
案内キー(16)に嵌合する直進案内キー溝(2b)を設け
てある。
第1操作環(4)は、Cマウントカメラのフランヂバ
ックとCSマウントカメラのフランジバック寸法の差分を
補正するためのリード溝(4a)を有する一方、内筒側に
接続環(3)を嵌合支持している。
接続環(3)には、前記取付環(2)の直進案内溝
(2a)と第1操作環(4)のリード溝(4a)に同時に案
内ローラ(13)を介して嵌合する直進案内ビス(12)を
植設してある一方、第2操作環(5)とは後述するヘリ
コイドネジと反対方向の小ネジにて回動自在に螺合して
いる。
第2操作環(5)は、前述の如く、小ネジにて回動自
在に接続環(3)に対して螺合すると共に、内筒部にヘ
リコイドネジ(5c)を有し、鏡筒(6)の外筒部に設け
たヘリコイドネジ(6c)と螺合結合している。
鏡筒(6)は光学系を保持する前群レンズ枠(8)と
後群レンズ枠(9)をネジにて固着し、一体に具備して
いる。また、第2操作環(5)の回動操作により、鏡筒
(6)を光軸に沿って直進移動する為の直進案内キー
(16)をビスにて固着してあり、前記固定体側の取付環
(2)のキー溝(2b)と係合して、キーとキー溝の関係
で結合している。
尚、前記の装置に於いて、フランヂバックの差分を補
正するマウント面の移動量を得る為に第1操作環(4)
を回動した事により、露出する表示筒部(4d)の外観部
に、適用するマウント名表示又は近接撮影時の撮影倍
率、撮影距離表示等を設ける事ができる。
以上第3図及び第4図示の構成のレンズ鏡筒に於い
て、第1操作環(4)を回動操作すると直進案内ビス
(12)は案内ローラー(13)を嵌合させた状態で取付環
(2)の直進案内溝(2a)と第1操作環(4)のリード
溝(4a)を貫通した状態で接続環(3)に植設してある
為、接続環(3)は取付環(2)の直進案内溝(2a)に
沿って直進移動し、Cマウントカメラのフランヂバック
寸法とCSマウントカメラのフランヂバック寸法の差分
(5mm)を補正するリード溝(4a)に従って、第4図の
如くCSマウントウメラのフランヂバック寸法を確保した
光学系の配置となる。この状態で、第2操作環(5)を
回動操作すると一般的なヘリコイドネジ式合焦機構で鏡
筒(6)を合焦操作ができるものである。
又第1図に於ける第2操作環(5)と、第3図に於け
る第1操作環(4)の回動操作によって露出した前記第
1、第2操作環の表示筒部(5d)、(4d)の外観面に適
要マウント表示を(例えばCSの様に)する事により、操
作環のセット状態がどうなっているのかの状態が一見し
て判明すると共に、同様に近接撮影時の必要事項、撮影
倍率目盛等を表示する事によりレンズ鏡胴の機能アップ
が計られるものである。
効果 以上の通り、本発明に係る光学機器用レンズ鏡胴によ
れば、光学機器本体に固定される固定体と、該固定体に
対して光軸に沿って移動自在に設けた移動体と、固定体
と移動体との間に介在して、固定体に対して移動体を移
動操作する操作環とからなり、該操作環の回動操作によ
って、光学系を保持する移動体を光軸に沿って移動し、
フランヂバックの異なったカメラに取り付けてフランヂ
バックの差分を補正するマウント面の移動量が得られる
機能を有する光学機器用レンズ鏡胴に於いて、前記操作
環を第1操作環と第2操作環とに分け、第1操作環は固
定体側に回動自在に設け、第2操作環は光学系を保持し
た鏡胴を有する移動体側に回動自在に設け、第1操作環
又は第2操作環の一方の回動操作により、他方の操作環
を含んだ移動体を光軸に沿って移動しフランヂバックの
差分を補正すると共に、他方の操作環の回動操作によ
り、光学系を保持した鏡胴部分を光軸に沿って移動し合
焦するようにした構成を有するから、第1操作環又は第
2操作環の一方の操作環の回動操作によって、フランヂ
バックの差分を補正するマウント面の移動量が得られる
様に成し、他のもう一方の操作環の回動操作により、合
焦の為の移動量を得る様にすることによって、フランヂ
バックの異なるカメラに兼用して使用できる。
即ち、CマウントカメラとCSマウントカメラ用レンズ
鏡胴として、アダプター等を介さず使用する事ができ、
しかも完全な互関性を確保する事ができるレンズ鏡胴と
成る事から、ユーザーへの対応に於いても機種数を増や
す異なく対処でき、逆に生産数量をその分まとめて増や
す事ができ、多機種に分散して生産する生産時の煩わし
さ、及び部品管理の煩わしさ等解消できる効果の外に生
産効果を上げる効果も見込めるものである。
又製品として見た場合、CCTVカメラ用レンズ鏡胴の場
合、比較的に焦点距離も短く、従ってレンズ鏡胴の繰り
出し量も少なくない事から、中望遠レンズ、標準レン
ズ、広角レンズ等ではCマウントカメラ用レンズ鏡胴と
して、本発明の機構を採用したレンズ鏡銅を使用する場
合には、このフランヂバック補正移動量分をレンズの合
焦の為の移動量として使うと、丁度ヘリコイド付接写リ
ング内蔵レンズ鏡胴の如くなり、マクロ撮影範囲の繰り
出し量を得る事ができ、操作部材を回動操作して繰り出
した時に露出する操作部材の外観面に近接撮影時に必要
な像倍率目標等を表示する事により、倍率優先の繰り出
し量を設定し、合焦の為の微調整を合焦の為のもう一つ
の操作環の回動操作で行う様な撮影条件の設定も可能と
なり、レンズ鏡胴としての機能もアップする効果があ
る。
又ヘリコイド付接写リング内蔵レンズ鏡胴の如く、マ
クロ撮影向レンズ鏡胴に変身する事は、接写リング等の
拡大写真撮影に必要なアダプター等も何種類か不要にし
た事に通じ、レンズ鏡胴としての附加価値を高める効果
も発生した。
更に将来カメラの小型化が進み、フランヂバックの更
に短くなる様な場合に、アダプター使用の共用性を見た
場合には、Cマウントネジの形状から制約が発生し、現
行CSマウントのフランヂバックfb=12.5mmより1.5mm以
下の短縮かもしくは5mm以上の短縮かの中間の短縮値が
ない短縮条件となる。前者の場合はワッシャー的使用の
アダプターであり、後者の場合はオスネジ、メスネジを
有したアダプター使用となる。又5mm以上の短縮の場合
には、カメラ側に使用される内蔵フィルター等の制約条
件も加わりレンズ鏡胴側のメリットはあまりない為、実
質的には1.5mm以下の短縮条件が残るだけとなる。しか
し本発明の構成とすれば、カメラ側とレンズ鏡胴側の効
率良い寸法設定ができ、設計の自由度が増す効果もあ
る。
以上の様にCCTVカメラ用レンズ鏡胴の他機種併用レン
ズ鏡胴装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したCCTVカメラ用レンズ鏡胴の一
実施例の要部の断面図で、Cマウントカメラ用フランヂ
バック寸法を有する状態を表示しており、第2図は第1
図のレンズ鏡胴をCSマウントカメラ用フランヂバック寸
法に切り換えた状態の同様の断面図であり、第3図は他
の実施例を示すCCTVカメラ用レンズ鏡銅の要部の断面図
で、第1図と同様Cマウントカメラ用のフランヂバック
寸法の状態を表示しており、第4図は第3図のレンズ鏡
胴をCSマウントカメラ用のフランヂバック寸法に切り換
えた状態を示す同様の断面図である。 第1図、第2図に於いて 1……固定鏡胴、1a……マウントネジ 2……取付環 3……接続環、3a……直進案内溝 4……第1操作環 5……第2操作環、5a……リード溝 5b……表示筒部 6……鏡筒 7……絞り目盛環 8……前群レンズ枠、20……前群レンズ 9……後群レンズ枠、30……後群レンズ 10……押え環 11……弾性部材 12……直進案内ビス 13……案内ローラー 14……フリクションバネ 15……固定リング 第3図、第4図に於いて 1……固定鏡胴、1a……マウントネジ 2……取付環、2a……直進案内溝 2b……直進案内キー溝 3……接続環 4……第1操作環、4a……リード溝 4b……表示筒部 5……第2操作環 6……鏡筒 7……絞り目盛環 8……前群レンズ枠、20……前群レンズ 9……後群レンズ枠、30……後群レンズ 12……直進案内ビス 13……案内ローラー 16……直進案内キー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学機器本体に固定される固定体と、該固
    定体に対して光軸に沿って移動自在に設けた移動体と、
    固定体と移動体との間に介在して、固定体に対して移動
    体を移動操作する操作環とからなり、該操作環の回動操
    作によって、光学系を保持する移動体を光軸に沿って移
    動し、フランヂバックの異なったカメラに取り付けてフ
    ランヂバックの差分を補正するマウント面の移動量が得
    られる機能を有する光学機器用レンズ鏡胴に於いて、前
    記操作環を第1操作環と第2操作環とに分け、第1操作
    環は固定体側に回動自在に設け、第2操作環は光学系を
    保持した鏡胴を有する移動体側に回動自在に設け、第1
    操作環又は第2操作環の一方の回動操作により、他方の
    操作環を含んだ移動体を光軸に沿って移動しフランヂバ
    ックの差分を補正すると共に、他方の操作環の回動操作
    により、光学系を保持した鏡胴部分を光軸に沿って移動
    し合焦するようにした光学機器用レンズ鏡胴。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲(1)項に記載の光学機器
    用レンズ鏡胴に於いて、前記操作環を第1操作環と第2
    操作環とに分け、第1操作環は固定体側に回動自在に設
    け、第2操作環は光学系を保持した鏡胴を有する移動体
    側に回動自在に設け、第1操作環の回動操作により、第
    2操作環を含んだ移動体を光軸に沿って移動しフランヂ
    バックの差分を補正すると共に、第2操作環の回動操作
    により、光学系を保持した鏡胴部分を光軸に沿って移動
    し合焦するようにしたことを特徴とする光学機器用レン
    ズ鏡胴。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲(1)又は(2)項記載の
    光学機器用レンズ鏡胴に於いて、フランヂバックの差分
    を補正するマウント面の移動量を得る為の操作環を回動
    した事により、露出する外観分に、適用するマウント名
    表示又は近接撮影時の撮影倍率、撮影距離表示等を設け
    た事を特徴とする光学機器用レンズ鏡胴。
JP15126190A 1990-06-08 1990-06-08 光学機器用レンズ鏡胴 Expired - Fee Related JP2770071B2 (ja)

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