JP2765396B2 - ストリップ線路フィルタ及びマイクロストリップ線路フィルタ - Google Patents
ストリップ線路フィルタ及びマイクロストリップ線路フィルタInfo
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- JP2765396B2 JP2765396B2 JP4243565A JP24356592A JP2765396B2 JP 2765396 B2 JP2765396 B2 JP 2765396B2 JP 4243565 A JP4243565 A JP 4243565A JP 24356592 A JP24356592 A JP 24356592A JP 2765396 B2 JP2765396 B2 JP 2765396B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主としてVHF帯、
UHF帯、およびマイクロ波帯で用いられるストリップ
線路フィルタおよびマイクロストリップ線路フィルタに
関するものである。
UHF帯、およびマイクロ波帯で用いられるストリップ
線路フィルタおよびマイクロストリップ線路フィルタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、特公平2−11163号公報
に示された従来のストリップ線路フィルタを示す概略構
造図であり、図において、1a,1bは誘電体基板、2
a〜4aは誘電体基板1aの一方の面に導体膜を密着し
て形成された内導体、5aは誘電体基板1aの他方の面
全体に導体膜を密着して形成された外導体、5bは誘電
体基板1bの片面に導体膜を密着して形成された外導
体、6〜8は誘電体基板1a,1bと内導体2a〜4a
と、外導体5a,5bとからなるトリプレート線路共振
器、9aは内導体2aと3a,3aと4a間の中央部の
誘電体基板1aを堀込んで設けられた結合量調整用の
溝、9bは内導体2bと3b,3bと4b間の中央部の
誘電体基板1bを堀込んで設けられた結合量調整用の
溝、10と11はそれらの内導体がそれぞれ内導体2a
と4aの側面に直接接続された入出力用線路である。誘
電体基板1aと1bは、溝9aと9bが対向して重なる
ように重ね合わされ接着されている。内導体2a〜4a
はそれぞれが約1/4波長に設定されており、一端が誘
電体基板1a,1bの側面において5a,5bと接続さ
れ短絡されている。このため、共振器6〜8は一端短絡
の1/4波長共振器となっている。誘電体基板1aは内
導体2aの長手方向が誘電体基板1bより長く設定され
ており、これら誘電体基板1aと1bを共振器6〜8の
短絡端側が揃うように配置することにより、内導体2a
〜4aの開放端側が露出している。
に示された従来のストリップ線路フィルタを示す概略構
造図であり、図において、1a,1bは誘電体基板、2
a〜4aは誘電体基板1aの一方の面に導体膜を密着し
て形成された内導体、5aは誘電体基板1aの他方の面
全体に導体膜を密着して形成された外導体、5bは誘電
体基板1bの片面に導体膜を密着して形成された外導
体、6〜8は誘電体基板1a,1bと内導体2a〜4a
と、外導体5a,5bとからなるトリプレート線路共振
器、9aは内導体2aと3a,3aと4a間の中央部の
誘電体基板1aを堀込んで設けられた結合量調整用の
溝、9bは内導体2bと3b,3bと4b間の中央部の
誘電体基板1bを堀込んで設けられた結合量調整用の
溝、10と11はそれらの内導体がそれぞれ内導体2a
と4aの側面に直接接続された入出力用線路である。誘
電体基板1aと1bは、溝9aと9bが対向して重なる
ように重ね合わされ接着されている。内導体2a〜4a
はそれぞれが約1/4波長に設定されており、一端が誘
電体基板1a,1bの側面において5a,5bと接続さ
れ短絡されている。このため、共振器6〜8は一端短絡
の1/4波長共振器となっている。誘電体基板1aは内
導体2aの長手方向が誘電体基板1bより長く設定され
ており、これら誘電体基板1aと1bを共振器6〜8の
短絡端側が揃うように配置することにより、内導体2a
〜4aの開放端側が露出している。
【0003】次に動作について説明する。共振器6〜8
は溝9a,9bの効果により隣接するもの相互が磁界結
合されており、その結合量は溝9a,9bの深さや隣接
する内導体間の距離によって調整される。また、入出力
の結合量は入出力線路10および11の内導体と内導体
2aおよび4aとの接続位置を変化させて調整される。
は溝9a,9bの効果により隣接するもの相互が磁界結
合されており、その結合量は溝9a,9bの深さや隣接
する内導体間の距離によって調整される。また、入出力
の結合量は入出力線路10および11の内導体と内導体
2aおよび4aとの接続位置を変化させて調整される。
【0004】今、内導体2a〜4aの開放端側の露出部
をトリミングしてこれら内導体の長さを調整すること
で、全ての共振器6〜8が同一の周波数、例えばf0 で
共振しているものとすれば、その周波数f0 では、共振
状態にある共振器6〜8は相互に強く結合しており、入
出力線路10への入射は共振器6へ導かれ、共振器7,
8を通って入出力線路11より出力される。しかしなが
ら、f0 以外の周波数では、共振器6〜8相互の結合は
非常に弱く、入出力線路10あるいは11への入射波は
その電力のほとんどが反射される。このように、図16
に示したストリップ線路フィルタは帯域通過形フィルタ
としての機能を有する。
をトリミングしてこれら内導体の長さを調整すること
で、全ての共振器6〜8が同一の周波数、例えばf0 で
共振しているものとすれば、その周波数f0 では、共振
状態にある共振器6〜8は相互に強く結合しており、入
出力線路10への入射は共振器6へ導かれ、共振器7,
8を通って入出力線路11より出力される。しかしなが
ら、f0 以外の周波数では、共振器6〜8相互の結合は
非常に弱く、入出力線路10あるいは11への入射波は
その電力のほとんどが反射される。このように、図16
に示したストリップ線路フィルタは帯域通過形フィルタ
としての機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のストリップ線路
フィルタは以上のように構成されているので、共振器6
と共振器7および共振器7と共振器8の間の結合を得る
ために、誘電体基板上に溝9a,9bを機械加工により
設ける必要があるため、加工が複雑になり、量産に不向
きであるという問題があった。
フィルタは以上のように構成されているので、共振器6
と共振器7および共振器7と共振器8の間の結合を得る
ために、誘電体基板上に溝9a,9bを機械加工により
設ける必要があるため、加工が複雑になり、量産に不向
きであるという問題があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、加工が容易で、量産性に優れた
ストリップ線路フィルタを得ることを目的とする。
ためになされたもので、加工が容易で、量産性に優れた
ストリップ線路フィルタを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2枚
の誘電体基板と、上記2枚の誘電体基板のそれぞれの一
方の面に形成された外導体と、上記誘電体基板のうち少
なくとも1枚の他方の面に相互に略平行に形成され、一
端が上記外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内
導体とを備え、上記外導体、誘電体基板、内導体、誘電
体基板、外導体の順で重ねられてストリップ線路共振器
が形成されたストリップ線路フィルタにおいて、上記内
導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞ
れ異なる所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続
導体を設け、上記接続導体の位置により上記隣接する内
導体からなる隣接するストリップ線路共振器の結合量を
調整するものである。
の誘電体基板と、上記2枚の誘電体基板のそれぞれの一
方の面に形成された外導体と、上記誘電体基板のうち少
なくとも1枚の他方の面に相互に略平行に形成され、一
端が上記外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内
導体とを備え、上記外導体、誘電体基板、内導体、誘電
体基板、外導体の順で重ねられてストリップ線路共振器
が形成されたストリップ線路フィルタにおいて、上記内
導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞ
れ異なる所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続
導体を設け、上記接続導体の位置により上記隣接する内
導体からなる隣接するストリップ線路共振器の結合量を
調整するものである。
【0008】請求項2の発明は、2枚の誘電体基板と、
上記2枚の誘電体基板のそれぞれの一方の面に形成され
た外導体と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の他
方の面に相互に略平行に形成され、一端が上記外導体に
接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを備え、上
記外導体、誘電体基板、内導体、誘電体基板、外導体の
順で重ねられてなるストリップ線路フィルタにおいて、
上記内導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から
それぞれ所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続
導体を設け、さらに上記接続導体が、接続導体上に短絡
部を持つ内導体を有するものである。
上記2枚の誘電体基板のそれぞれの一方の面に形成され
た外導体と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の他
方の面に相互に略平行に形成され、一端が上記外導体に
接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを備え、上
記外導体、誘電体基板、内導体、誘電体基板、外導体の
順で重ねられてなるストリップ線路フィルタにおいて、
上記内導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から
それぞれ所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続
導体を設け、さらに上記接続導体が、接続導体上に短絡
部を持つ内導体を有するものである。
【0009】請求項3の発明は、2枚の誘電体基板と、
上記2枚の誘電体基板のそれぞれの一方の面に形成され
た外導体と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の他
方の面に一端を共通として放射状に形成され、上記一端
が上記外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導
体とを備え、上記外導体、誘電体基板、内導体、誘電体
基板、外導体の順で重ねられてストリップ線路共振器が
形成され、上記内導体のうち、隣接する内導体を、上記
短絡部から所定距離だけ離れた同じ位置で相互に接続す
る接続導体あるいは請求項1又は請求項2記載の接続導
体が設けられたものである。
上記2枚の誘電体基板のそれぞれの一方の面に形成され
た外導体と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚の他
方の面に一端を共通として放射状に形成され、上記一端
が上記外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導
体とを備え、上記外導体、誘電体基板、内導体、誘電体
基板、外導体の順で重ねられてストリップ線路共振器が
形成され、上記内導体のうち、隣接する内導体を、上記
短絡部から所定距離だけ離れた同じ位置で相互に接続す
る接続導体あるいは請求項1又は請求項2記載の接続導
体が設けられたものである。
【0010】請求項4の発明は、誘電体基板と、上記誘
電体基板の一方の面に形成された外導体と、上記誘電体
基板の他方の面に相互に略平行に形成され、一端が上記
外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを
備え、上記誘電体基板と内導体と外導体を含んでマイク
ロストリップ線路の共振器が形成され、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞれ異なる
所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設
け、上記接続導体の位置により上記隣接する内導体から
なる隣接するマイクロストリップ線路の共振器の結合量
を調整するものである。
電体基板の一方の面に形成された外導体と、上記誘電体
基板の他方の面に相互に略平行に形成され、一端が上記
外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを
備え、上記誘電体基板と内導体と外導体を含んでマイク
ロストリップ線路の共振器が形成され、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞれ異なる
所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設
け、上記接続導体の位置により上記隣接する内導体から
なる隣接するマイクロストリップ線路の共振器の結合量
を調整するものである。
【0011】請求項5の発明は、誘電体基板と、上記誘
電体基板の一方の面に形成された外導体と、上記誘電体
基板の他方の面に相互に略平行に形成され、一端が上記
外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを
備え、上記誘電体基板と内導体と外導体を含んでマイク
ロストリップ線路の共振器が形成され、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞれ所定距
離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、さ
らに上記接続導体が、接続導体上に短絡部を持つ内導体
を有するものである。
電体基板の一方の面に形成された外導体と、上記誘電体
基板の他方の面に相互に略平行に形成され、一端が上記
外導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを
備え、上記誘電体基板と内導体と外導体を含んでマイク
ロストリップ線路の共振器が形成され、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞれ所定距
離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、さ
らに上記接続導体が、接続導体上に短絡部を持つ内導体
を有するものである。
【0012】請求項6の発明は、誘電体基板と、上記誘
電体基板の一方の面に形成された外導体と、上記誘電体
基板の他方の面に一端を共通として放射状に形成され、
上記一端が上記外導体に接続されて短絡部を形成する複
数の内導体とを備え、上記誘電体基板と内導体と外導体
を含んでマイクロストリップ線路の共振器が形成され、
上記内導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から
所定距離だけ離れた同じ位置で相互に接続する接続導体
あるいは請求項4又は請求項5記載の接続導体が設けら
れたものである。
電体基板の一方の面に形成された外導体と、上記誘電体
基板の他方の面に一端を共通として放射状に形成され、
上記一端が上記外導体に接続されて短絡部を形成する複
数の内導体とを備え、上記誘電体基板と内導体と外導体
を含んでマイクロストリップ線路の共振器が形成され、
上記内導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から
所定距離だけ離れた同じ位置で相互に接続する接続導体
あるいは請求項4又は請求項5記載の接続導体が設けら
れたものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、外導体、誘電体基
板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重ねられてなる
ストリップ線路フィルタにおいて、上記内導体のうち、
隣接する内導体を、短絡部からそれぞれ異なる所定距離
だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設けたの
で、この接続導体を介して隣接共振器間の所望の結合量
が得られる。このため、誘電体基板に結合量調整用の溝
を機械加工等により設けることが不要になる。また、所
望の結合量を、狭い共振器間隔において得ることができ
るのでフィルタを小形化できる。
板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重ねられてなる
ストリップ線路フィルタにおいて、上記内導体のうち、
隣接する内導体を、短絡部からそれぞれ異なる所定距離
だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設けたの
で、この接続導体を介して隣接共振器間の所望の結合量
が得られる。このため、誘電体基板に結合量調整用の溝
を機械加工等により設けることが不要になる。また、所
望の結合量を、狭い共振器間隔において得ることができ
るのでフィルタを小形化できる。
【0014】請求項2の発明においては、外導体、誘電
体基板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重ねられて
なるストリップ線路フィルタにおいて、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、短絡部からそれぞれ所定距離だ
け離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、さらに
上記接続導体上に短絡部を持つ内導体を設けたので、こ
の接続導体を介して隣接共振器間の所望の結合量が得ら
れる。このため、誘電体基板に結合量調整用の溝を機械
加工等により設けることが不要になる。また、上記接続
導体に設けられた内導体により、所望の周波数以外の周
波数での結合を抑えることができる。
体基板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重ねられて
なるストリップ線路フィルタにおいて、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、短絡部からそれぞれ所定距離だ
け離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、さらに
上記接続導体上に短絡部を持つ内導体を設けたので、こ
の接続導体を介して隣接共振器間の所望の結合量が得ら
れる。このため、誘電体基板に結合量調整用の溝を機械
加工等により設けることが不要になる。また、上記接続
導体に設けられた内導体により、所望の周波数以外の周
波数での結合を抑えることができる。
【0015】請求項3の発明においては、2枚の誘電体
基板と、上記2枚の誘電体基板それぞれ一方の面に形成
された外導体と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚
の他方の面に放射状に形成され、一端が上記外導体に接
続され短絡部を形成する複数の内導体を備え、上記外導
体、誘電体基板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重
ねられてなるストリップ線路フィルタにおいて、上記内
導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から所定距
離だけ離れた同じ位置で相互に接続する接続導体あるい
は請求項1又は請求項2記載の接続導体を設けたので、
この接続導体を介して隣接共振器間の所望の結合量が得
られる。このため、誘電体基板に結合量調整用の溝を機
械加工等により設けることが不要になる。また、短絡部
を共有することでフィルタを小形化できる。
基板と、上記2枚の誘電体基板それぞれ一方の面に形成
された外導体と、上記誘電体基板のうち少なくとも1枚
の他方の面に放射状に形成され、一端が上記外導体に接
続され短絡部を形成する複数の内導体を備え、上記外導
体、誘電体基板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重
ねられてなるストリップ線路フィルタにおいて、上記内
導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から所定距
離だけ離れた同じ位置で相互に接続する接続導体あるい
は請求項1又は請求項2記載の接続導体を設けたので、
この接続導体を介して隣接共振器間の所望の結合量が得
られる。このため、誘電体基板に結合量調整用の溝を機
械加工等により設けることが不要になる。また、短絡部
を共有することでフィルタを小形化できる。
【0016】請求項4の発明においては、誘電体基板
と、内導体と外導体を備えたマイクロストリップ線路の
共振器を形成するストリップ線路フィルタにおいて、上
記内導体のうち、隣接する内導体を上記短絡部から、そ
れぞれ異なる所定距離だけ離れた位置で相互に接続する
接続導体を設けたので、この接続導体を介して隣接共振
器間の所望の結合量が得られる。このため、誘電体基板
に結合量調整用の溝を機械加工等により設けることが不
要になる。さらに、上記接続導体が露出しているため、
トリミングで上記接続導体の幅を変化させて、結合量を
容易に微調整できる。また、所望の結合量を狭い共振器
間において得ることができるのでフィルタを小形化でき
る。なお、個別の接続導体を用いた場合には、上記接続
導体の位置と幅を容易に変化させることができ、結合量
を容易に調整できる。
と、内導体と外導体を備えたマイクロストリップ線路の
共振器を形成するストリップ線路フィルタにおいて、上
記内導体のうち、隣接する内導体を上記短絡部から、そ
れぞれ異なる所定距離だけ離れた位置で相互に接続する
接続導体を設けたので、この接続導体を介して隣接共振
器間の所望の結合量が得られる。このため、誘電体基板
に結合量調整用の溝を機械加工等により設けることが不
要になる。さらに、上記接続導体が露出しているため、
トリミングで上記接続導体の幅を変化させて、結合量を
容易に微調整できる。また、所望の結合量を狭い共振器
間において得ることができるのでフィルタを小形化でき
る。なお、個別の接続導体を用いた場合には、上記接続
導体の位置と幅を容易に変化させることができ、結合量
を容易に調整できる。
【0017】請求項5の発明においては、誘電体基板
と、内導体と外導体を備えたマイクロストリップ線路の
共振器を形成するストリップ線路フィルタにおいて、上
記内導体のうち、隣接する内導体を短絡部から、それぞ
れ所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を
設け、さらに上記接続導体上に短絡部を持つ内導体を設
けたので、この接続導体を介して隣接共振器間の所望の
結合量が得られる。このため、誘電体基板に結合量調整
用の溝を機械加工等により設けることが不要になる。さ
らに、上記接続導体が露出しているため、トリミングで
上記接続導体の幅を変化させて、結合量を容易に微調整
できる。また、上記接続導体上に設けられた内導体によ
り、所望の周波数以外の周波数での結合を抑えることが
できる。
と、内導体と外導体を備えたマイクロストリップ線路の
共振器を形成するストリップ線路フィルタにおいて、上
記内導体のうち、隣接する内導体を短絡部から、それぞ
れ所定距離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を
設け、さらに上記接続導体上に短絡部を持つ内導体を設
けたので、この接続導体を介して隣接共振器間の所望の
結合量が得られる。このため、誘電体基板に結合量調整
用の溝を機械加工等により設けることが不要になる。さ
らに、上記接続導体が露出しているため、トリミングで
上記接続導体の幅を変化させて、結合量を容易に微調整
できる。また、上記接続導体上に設けられた内導体によ
り、所望の周波数以外の周波数での結合を抑えることが
できる。
【0018】請求項6の発明においては、誘電体基板の
一方の面に形成された外導体と、上記誘電体基板の他方
の面に放射状に形成され、一端が上記外導体に接続され
短絡部を形成する複数の内導体を備え、上記外導体、誘
電体基板、内導体を含んで、マイクロストリップ線路の
共振器を形成してなり、上記内導体のうち、隣接する内
導体を、上記短絡部から所定距離だけ離れた同じ位置で
相互に接続する接続導体あるいは請求項4又は請求項5
記載の接続導体を設けたので、この接続導体を介して隣
接共振器間の所望の結合量が得られる。このため、誘電
体基板に結合量調整用の溝を機械加工等により設けるこ
とが不要になる。さらに、上記接続導体が露出している
ため、トリミングで上記接続導体の幅を変化させて、結
合量を容易に微調整できる。また、短絡部を共有するこ
とでフィルタを小形化できる。
一方の面に形成された外導体と、上記誘電体基板の他方
の面に放射状に形成され、一端が上記外導体に接続され
短絡部を形成する複数の内導体を備え、上記外導体、誘
電体基板、内導体を含んで、マイクロストリップ線路の
共振器を形成してなり、上記内導体のうち、隣接する内
導体を、上記短絡部から所定距離だけ離れた同じ位置で
相互に接続する接続導体あるいは請求項4又は請求項5
記載の接続導体を設けたので、この接続導体を介して隣
接共振器間の所望の結合量が得られる。このため、誘電
体基板に結合量調整用の溝を機械加工等により設けるこ
とが不要になる。さらに、上記接続導体が露出している
ため、トリミングで上記接続導体の幅を変化させて、結
合量を容易に微調整できる。また、短絡部を共有するこ
とでフィルタを小形化できる。
【0019】
【実施例】実施例1. 図1は、この発明の実施例1を示す概略構成図であり、
図において、1a,1bは誘電体基板、2a〜4aは誘
電体基板1aの一方の面に導体膜を密着して形成された
内導体、2b〜4bは誘電体基板1bの一方の面に導体
膜を密着して形成された内導体、5aは誘電体基板1a
の他方の面全体に導体膜を密着して形成した外導体、5
bは誘電体基板1bの他方の面全体に導体膜を密着して
形成した外導体、6〜8は誘電体基板1a,1bと、内
導体2a〜4a、2b〜4bと、外導体5a,5bとか
らなるトリプレート線路の共振器、10,11はそれぞ
れ内導体2a,2b,4a,4bに内導体が直接接続さ
れた入出力線路、12aは誘電体基板1aの内導体の同
じ位置を接続するために内導体2a〜4aと直交する向
きに導体膜を密着して形成された接続導体、12bは誘
電体基板1bの内導体の同じ位置を接続するために内導
体2b〜4bと直交する向きに導体膜を密着して形成さ
れた接続導体、13a〜15a、13b〜15bは短絡
部である。誘電体基板1aと1bは、内導体2aと2
b,3aと3b,4aと4bがそれぞれ対向し重なるよ
うに重ね合わされ、対向する内導体が電気的に接触する
ように接着されている。内導体2a〜4a,2b〜4
b、および接続導体12a,12bは薄膜あるいは厚膜
で形成され、フォトエッチング等により成形される。内
導体2a〜4aはそれぞれ長さが所望の基本波に対して
約1/4波長に設定されており、内導体2a〜4a,2
b〜4bは一端が誘電体基板1a,1bの側面の短絡部
13a〜15a,13b〜15bにおいて外導体5a,
5bと接続されている。このため、共振器6〜8は一端
短絡他端開放の1/4波長共振器となっている。従来の
場合と同様、誘電体基板1aにおいて、内導体2a〜4
aは誘電体基板1bより長く設定されている。これら誘
電体基板1aと1bは共振器6〜8の短絡端側が揃うよ
うに配置することにより、内導体2a〜4aの開放端側
を露出させている。
図において、1a,1bは誘電体基板、2a〜4aは誘
電体基板1aの一方の面に導体膜を密着して形成された
内導体、2b〜4bは誘電体基板1bの一方の面に導体
膜を密着して形成された内導体、5aは誘電体基板1a
の他方の面全体に導体膜を密着して形成した外導体、5
bは誘電体基板1bの他方の面全体に導体膜を密着して
形成した外導体、6〜8は誘電体基板1a,1bと、内
導体2a〜4a、2b〜4bと、外導体5a,5bとか
らなるトリプレート線路の共振器、10,11はそれぞ
れ内導体2a,2b,4a,4bに内導体が直接接続さ
れた入出力線路、12aは誘電体基板1aの内導体の同
じ位置を接続するために内導体2a〜4aと直交する向
きに導体膜を密着して形成された接続導体、12bは誘
電体基板1bの内導体の同じ位置を接続するために内導
体2b〜4bと直交する向きに導体膜を密着して形成さ
れた接続導体、13a〜15a、13b〜15bは短絡
部である。誘電体基板1aと1bは、内導体2aと2
b,3aと3b,4aと4bがそれぞれ対向し重なるよ
うに重ね合わされ、対向する内導体が電気的に接触する
ように接着されている。内導体2a〜4a,2b〜4
b、および接続導体12a,12bは薄膜あるいは厚膜
で形成され、フォトエッチング等により成形される。内
導体2a〜4aはそれぞれ長さが所望の基本波に対して
約1/4波長に設定されており、内導体2a〜4a,2
b〜4bは一端が誘電体基板1a,1bの側面の短絡部
13a〜15a,13b〜15bにおいて外導体5a,
5bと接続されている。このため、共振器6〜8は一端
短絡他端開放の1/4波長共振器となっている。従来の
場合と同様、誘電体基板1aにおいて、内導体2a〜4
aは誘電体基板1bより長く設定されている。これら誘
電体基板1aと1bは共振器6〜8の短絡端側が揃うよ
うに配置することにより、内導体2a〜4aの開放端側
を露出させている。
【0020】次に動作について説明する。上記ストリッ
プ線路フィルタにおいて、共振器6〜8が同一周波数f
0 で共振するとすれば、周波数f0 では共振器6〜8は
接続導体12a,12bを介して強く結合し、入出力線
路10への入射波は入出力線路11へ導かれる。しか
し、f0 以外の周波数では共振器間の結合は弱く、入出
力線路10への入射波はほとんど反射される。このよう
に図1のストリップ線路フィルタは帯域通過フィルタと
しての機能を有する。共振器6〜8の間の結合量は接続
導体12a,12bの短絡端側からの位置を変化させる
ことで調整することができる。また、共振周波数は内導
体2a〜4aの長さを変化させたり、開放端に誘電体を
接着したりして容易に調整することができる。入出力線
路10,11と、共振器6,8の結合量は入出力線路1
0,11と内導体2a,4aとの接続位置を変化させる
ことで調整できる。以上のように、図1のストリップ線
路フィルタは誘電体基板に溝加工が不要であり、誘電体
基板1a,1bの外形加工と導体膜のエッチング加工の
みで製作できる。
プ線路フィルタにおいて、共振器6〜8が同一周波数f
0 で共振するとすれば、周波数f0 では共振器6〜8は
接続導体12a,12bを介して強く結合し、入出力線
路10への入射波は入出力線路11へ導かれる。しか
し、f0 以外の周波数では共振器間の結合は弱く、入出
力線路10への入射波はほとんど反射される。このよう
に図1のストリップ線路フィルタは帯域通過フィルタと
しての機能を有する。共振器6〜8の間の結合量は接続
導体12a,12bの短絡端側からの位置を変化させる
ことで調整することができる。また、共振周波数は内導
体2a〜4aの長さを変化させたり、開放端に誘電体を
接着したりして容易に調整することができる。入出力線
路10,11と、共振器6,8の結合量は入出力線路1
0,11と内導体2a,4aとの接続位置を変化させる
ことで調整できる。以上のように、図1のストリップ線
路フィルタは誘電体基板に溝加工が不要であり、誘電体
基板1a,1bの外形加工と導体膜のエッチング加工の
みで製作できる。
【0021】実施例2. 図2は、実施例2を示す概略構成図である。図におい
て、12aは誘電体基板1aの内導体の異なる位置を接
続するために導体膜を密着して形成された接続導体、1
2bは誘電体基板1bの内導体の異なる位置を接続する
ために導体膜を密着して形成された接続導体であり、1
a,1b,2a〜4a,2b〜4b,5a,5b,6〜
8,10,11,13a〜15a,13b〜15bおよ
び概略構成は図1と同様である。この実施例において
も、共振器6〜8の間の結合量は接続導体12a,12
bの短絡端側からの位置を変化させることで調整するこ
とができ、実施例1同様の効果を有する。さらに、実施
例2では、接続導体12a,12bは、隣接する内導体
を短絡部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置で相互
に接続するので、所望の結合量を狭い共振器間隔におい
て得ることができ、フィルタを小形化できる。
て、12aは誘電体基板1aの内導体の異なる位置を接
続するために導体膜を密着して形成された接続導体、1
2bは誘電体基板1bの内導体の異なる位置を接続する
ために導体膜を密着して形成された接続導体であり、1
a,1b,2a〜4a,2b〜4b,5a,5b,6〜
8,10,11,13a〜15a,13b〜15bおよ
び概略構成は図1と同様である。この実施例において
も、共振器6〜8の間の結合量は接続導体12a,12
bの短絡端側からの位置を変化させることで調整するこ
とができ、実施例1同様の効果を有する。さらに、実施
例2では、接続導体12a,12bは、隣接する内導体
を短絡部からそれぞれ所定の距離だけ離れた位置で相互
に接続するので、所望の結合量を狭い共振器間隔におい
て得ることができ、フィルタを小形化できる。
【0022】実施例3. 図3は、実施例3を示す概略構成図である。図におい
て、12aは誘電体基板1aの内導体を接続するために
導体膜を密着して形成された接続導体、12bは誘電体
基板1bの内導体を接続するために導体膜を密着して形
成された接続導体、21aは誘電体基板1aの接続導体
上に短絡部を持つように導体膜を密着して形成された内
導体、21bは誘電体基板1bの接続導体上に短絡部を
持つように導体膜を密着して形成された内導体、22,
23は誘電体基板1a,1bと、内導体21a,21b
と、外導体5a,5bとからなるトリプレート線路の共
振器であり、1a,1b,2a〜4a,2b〜4b,5
a,5b,6〜8,10,11,13a〜15a,13
b〜15bおよび概略構成は図1と同様である。内導体
21a,21bは所望の基本波に対して約1/12波長
に設定されており、接続導体12a,12bに接続され
ている。また、共振器22,23は3倍高調波に対する
一端短絡他端開放の1/4波長共振器となっている。
て、12aは誘電体基板1aの内導体を接続するために
導体膜を密着して形成された接続導体、12bは誘電体
基板1bの内導体を接続するために導体膜を密着して形
成された接続導体、21aは誘電体基板1aの接続導体
上に短絡部を持つように導体膜を密着して形成された内
導体、21bは誘電体基板1bの接続導体上に短絡部を
持つように導体膜を密着して形成された内導体、22,
23は誘電体基板1a,1bと、内導体21a,21b
と、外導体5a,5bとからなるトリプレート線路の共
振器であり、1a,1b,2a〜4a,2b〜4b,5
a,5b,6〜8,10,11,13a〜15a,13
b〜15bおよび概略構成は図1と同様である。内導体
21a,21bは所望の基本波に対して約1/12波長
に設定されており、接続導体12a,12bに接続され
ている。また、共振器22,23は3倍高調波に対する
一端短絡他端開放の1/4波長共振器となっている。
【0023】次に動作について説明する。上記ストリッ
プ線路フィルタにおいて、共振器6〜8が同一周波数f
0 で共振するとすれば、周波数f0 では共振器6〜8は
接続導体12a,12bを介して強く結合し、入出力線
路10への入射波は入出力線路11へ導かれる。しか
し、f0 以外の周波数では共振器間の結合は弱く、入出
力線路10への入射波はほとんど反射される。また、接
続導体12a,12b上に設けた共振器22,23が周
波数f0 で共振するとすれば、3倍高調波を阻止する効
果がある。このように図3のストリップ線路フィルタは
帯域通過フィルタとしての機能を有する。共振器6〜8
の間の結合量は接続導体12a,12bの短絡端側から
の位置を変化させることで調整することができる。ま
た、共振周波数は内導体2a〜4aの長さを変化させた
り、開放端に誘電体を接着したりして容易に調整するこ
とができる。入出力線路10,11と、共振器6,8の
結合量は入出力線路10,11と内導体2a,4aとの
接続位置を変化させることで調整できる。なお、共振器
22,23は所定の周波数で共振するように設定でき、
所望の周波数を阻止できる。以上のように、実施例3の
ストリップ線路フィルタは誘電体基板に溝加工が不要で
あり、誘電体基板1a,1bの外形加工と導体膜のエッ
チング加工のみで製作できる。さらに、接続導体12
a,12b上に設けられた内導体21a,21bにより
形成された共振器22,23により、所望の周波数以外
の周波数での結合を抑えることができる。
プ線路フィルタにおいて、共振器6〜8が同一周波数f
0 で共振するとすれば、周波数f0 では共振器6〜8は
接続導体12a,12bを介して強く結合し、入出力線
路10への入射波は入出力線路11へ導かれる。しか
し、f0 以外の周波数では共振器間の結合は弱く、入出
力線路10への入射波はほとんど反射される。また、接
続導体12a,12b上に設けた共振器22,23が周
波数f0 で共振するとすれば、3倍高調波を阻止する効
果がある。このように図3のストリップ線路フィルタは
帯域通過フィルタとしての機能を有する。共振器6〜8
の間の結合量は接続導体12a,12bの短絡端側から
の位置を変化させることで調整することができる。ま
た、共振周波数は内導体2a〜4aの長さを変化させた
り、開放端に誘電体を接着したりして容易に調整するこ
とができる。入出力線路10,11と、共振器6,8の
結合量は入出力線路10,11と内導体2a,4aとの
接続位置を変化させることで調整できる。なお、共振器
22,23は所定の周波数で共振するように設定でき、
所望の周波数を阻止できる。以上のように、実施例3の
ストリップ線路フィルタは誘電体基板に溝加工が不要で
あり、誘電体基板1a,1bの外形加工と導体膜のエッ
チング加工のみで製作できる。さらに、接続導体12
a,12b上に設けられた内導体21a,21bにより
形成された共振器22,23により、所望の周波数以外
の周波数での結合を抑えることができる。
【0024】実施例4. 図4は、実施例4を示す概略構成図であり、図におい
て、12aは誘電体基板1aの内導体を接続するために
導体膜を密着して形成された接続導体、12bは誘電体
基板1bの内導体を接続するために導体膜を密着して形
成された接続導体であり、所望の共振器間隔や、周波数
の特性に応じて変形したものである。また、1a,1
b,2a〜4a,2b〜4b,5a,5b,6〜8,1
0,11,13a〜15a,13b〜15bおよび概略
構成は図1と同様である。この実施例においても、実施
例2同様の効果を有する。さらに、実施例4では、接続
導体12a,12bは所望の特性に応じて変形したもの
を用いたので、形状を調整することにより、共振器6〜
8の配置を変えることなく狭い共振器間隔で所望の結合
特性を得ることができる。
て、12aは誘電体基板1aの内導体を接続するために
導体膜を密着して形成された接続導体、12bは誘電体
基板1bの内導体を接続するために導体膜を密着して形
成された接続導体であり、所望の共振器間隔や、周波数
の特性に応じて変形したものである。また、1a,1
b,2a〜4a,2b〜4b,5a,5b,6〜8,1
0,11,13a〜15a,13b〜15bおよび概略
構成は図1と同様である。この実施例においても、実施
例2同様の効果を有する。さらに、実施例4では、接続
導体12a,12bは所望の特性に応じて変形したもの
を用いたので、形状を調整することにより、共振器6〜
8の配置を変えることなく狭い共振器間隔で所望の結合
特性を得ることができる。
【0025】実施例5. 図5は、実施例5を示す概略構成図である。図におい
て、1a,1bは誘電体基板、200a〜700aは誘
電体基板1aの一方の面に放射状に導体膜を密着して形
成された内導体、200b〜700bは誘電体基板1b
の一方の面に導体膜を密着して形成された内導体、5a
は誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密着して形
成した外導体、5bは誘電体基板1bの他方の面全体に
導体膜を密着して形成した外導体、200〜700は誘
電体基板1a,1bと、内導体200a〜700a、2
00b〜700bと、外導体5a,5bとからなるトリ
プレート線路の共振器、10,11はそれぞれ内導体2
00a,200b,700a,700bに内導体が直接
接続された入出力線路、12aは誘電体基板1aの内導
体の異なる位置を接続するために導体膜を密着して形成
された接続導体、12bは誘電体基板1bの内導体の異
なる位置を接続するために導体膜を密着して形成された
接続導体、13a,13bは誘電体基板1a,1bの中
央部に設けられた短絡部である。誘電体基板1aと1b
は、内導体200aと200b,300aと300b,
400aと400b,500aと500b,600aと
600b,700aと700bがそれぞれ対向し重なる
ように重ね合わされ、対向する内導体が電気的に接触す
るように接着されている。内導体200a〜700a,
200b〜700bおよび接続導体12a,12bは薄
膜あるいは厚膜で形成され、フォトエッチング等により
形成される。内導体200a〜700a,200b〜7
00bはそれぞれ長さが所望の基本波に対して約1/4
波長に設定されており、内導体200a〜700a,2
00b〜700bは一端が誘電体基板1a,1bの中央
部に設けられた短絡部13a,13bにおいて外導体5
a,5bと接続されている。このため、共振器200〜
700は一端短絡他端開放の1/4波長共振器となって
いる。この実施例においても、共振器200〜700の
間の結合量は接続導体12a,12bの短絡端側からの
位置を変化させることで調整することができ、実施例1
同様の効果を有する。さらに、実施例5では、内導体2
00a〜700a,200b〜700bの短絡部を共有
するので、フィルタを小形化できる。また、上記実施例
5では接続導体12a,12bが隣接する内導体を短絡
部13a,13bから所定距離だけ離れた位置で相互に
接続する場合について図5を用いて説明したが、接続導
体12a,12bの構成について、上記実施例2または
実施例4で説明した構成、さらには実施例3で説明した
共振器を備えた構成を適用することができ、上記実施例
2、実施例3または実施例4で説明したと同様の効果が
得られる。
て、1a,1bは誘電体基板、200a〜700aは誘
電体基板1aの一方の面に放射状に導体膜を密着して形
成された内導体、200b〜700bは誘電体基板1b
の一方の面に導体膜を密着して形成された内導体、5a
は誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密着して形
成した外導体、5bは誘電体基板1bの他方の面全体に
導体膜を密着して形成した外導体、200〜700は誘
電体基板1a,1bと、内導体200a〜700a、2
00b〜700bと、外導体5a,5bとからなるトリ
プレート線路の共振器、10,11はそれぞれ内導体2
00a,200b,700a,700bに内導体が直接
接続された入出力線路、12aは誘電体基板1aの内導
体の異なる位置を接続するために導体膜を密着して形成
された接続導体、12bは誘電体基板1bの内導体の異
なる位置を接続するために導体膜を密着して形成された
接続導体、13a,13bは誘電体基板1a,1bの中
央部に設けられた短絡部である。誘電体基板1aと1b
は、内導体200aと200b,300aと300b,
400aと400b,500aと500b,600aと
600b,700aと700bがそれぞれ対向し重なる
ように重ね合わされ、対向する内導体が電気的に接触す
るように接着されている。内導体200a〜700a,
200b〜700bおよび接続導体12a,12bは薄
膜あるいは厚膜で形成され、フォトエッチング等により
形成される。内導体200a〜700a,200b〜7
00bはそれぞれ長さが所望の基本波に対して約1/4
波長に設定されており、内導体200a〜700a,2
00b〜700bは一端が誘電体基板1a,1bの中央
部に設けられた短絡部13a,13bにおいて外導体5
a,5bと接続されている。このため、共振器200〜
700は一端短絡他端開放の1/4波長共振器となって
いる。この実施例においても、共振器200〜700の
間の結合量は接続導体12a,12bの短絡端側からの
位置を変化させることで調整することができ、実施例1
同様の効果を有する。さらに、実施例5では、内導体2
00a〜700a,200b〜700bの短絡部を共有
するので、フィルタを小形化できる。また、上記実施例
5では接続導体12a,12bが隣接する内導体を短絡
部13a,13bから所定距離だけ離れた位置で相互に
接続する場合について図5を用いて説明したが、接続導
体12a,12bの構成について、上記実施例2または
実施例4で説明した構成、さらには実施例3で説明した
共振器を備えた構成を適用することができ、上記実施例
2、実施例3または実施例4で説明したと同様の効果が
得られる。
【0026】実施例6. 図6は、実施例6を示す概略構成図であり、図1に示し
た実施例1のトリプレート線路共振器の変わりにマイク
ロストリップ線路共振器を用いて構成した場合である。
図において、1aは誘電体基板、2a〜4aは誘電体基
板1aの一方の面に導体膜を密着して形成された内導
体、5aは誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密
着して形成した外導体、16〜18は誘電体基板1a
と、内導体2a〜4aと、外導体5aとからなるマイク
ロストリップ線路の共振器、10,11はそれぞれ内導
体2a,4aに内導体が直接接続された入出力線路、1
2aは誘電体基板1aの内導体の同じ位置を接続するた
めに内導体2a〜4aと直交する向きに導体膜を密着し
て形成された接続導体、13a〜15aは短絡部であ
る。内導体2a〜4a、接続導体12aは薄膜あるいは
厚膜で形成され、フォトエッチング等により成形され
る。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが所望の基本波に
対して約1/4波長に設定されており、それぞれが、一
端が誘電体基板1aの側面の短絡部13a〜15aにお
いて外導体5aと接続されている。このため、共振器1
6〜18は一端短絡他端開放の1/4波長共振器となっ
ている。この実施例6では、図1に示した実施例1の場
合と同様の動作原理および利点を有する他、接続導体1
2aが露出しているため、接続導体12aの幅をトリミ
ングすることで共振器間の結合量を容易に調整できると
いう効果を有する。
た実施例1のトリプレート線路共振器の変わりにマイク
ロストリップ線路共振器を用いて構成した場合である。
図において、1aは誘電体基板、2a〜4aは誘電体基
板1aの一方の面に導体膜を密着して形成された内導
体、5aは誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密
着して形成した外導体、16〜18は誘電体基板1a
と、内導体2a〜4aと、外導体5aとからなるマイク
ロストリップ線路の共振器、10,11はそれぞれ内導
体2a,4aに内導体が直接接続された入出力線路、1
2aは誘電体基板1aの内導体の同じ位置を接続するた
めに内導体2a〜4aと直交する向きに導体膜を密着し
て形成された接続導体、13a〜15aは短絡部であ
る。内導体2a〜4a、接続導体12aは薄膜あるいは
厚膜で形成され、フォトエッチング等により成形され
る。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが所望の基本波に
対して約1/4波長に設定されており、それぞれが、一
端が誘電体基板1aの側面の短絡部13a〜15aにお
いて外導体5aと接続されている。このため、共振器1
6〜18は一端短絡他端開放の1/4波長共振器となっ
ている。この実施例6では、図1に示した実施例1の場
合と同様の動作原理および利点を有する他、接続導体1
2aが露出しているため、接続導体12aの幅をトリミ
ングすることで共振器間の結合量を容易に調整できると
いう効果を有する。
【0027】実施例7. 図7は、実施例7を示す概略構成図であり、図2に示し
た実施例2のトリプレート線路共振器の変わりにマイク
ロストリップ線路共振器を用いて構成した場合である。
図において、12aは誘電体基板1aの内導体の異なる
位置を接続するために導体膜を密着して形成された接続
導体であり、1a,2a〜4a,5a,16〜18,1
0,11,13a〜15aおよび概略構成は図6と同様
である。この実施例7では、図2に示した実施例2の場
合と同様の動作原理および利点を有する他、接続導体1
2aが露出しているため、接続導体12aの幅をトリミ
ングすることで共振器間の結合量を容易に調整できると
いう効果を有する。
た実施例2のトリプレート線路共振器の変わりにマイク
ロストリップ線路共振器を用いて構成した場合である。
図において、12aは誘電体基板1aの内導体の異なる
位置を接続するために導体膜を密着して形成された接続
導体であり、1a,2a〜4a,5a,16〜18,1
0,11,13a〜15aおよび概略構成は図6と同様
である。この実施例7では、図2に示した実施例2の場
合と同様の動作原理および利点を有する他、接続導体1
2aが露出しているため、接続導体12aの幅をトリミ
ングすることで共振器間の結合量を容易に調整できると
いう効果を有する。
【0028】実施例8. 図8は、実施例8を示す概略構成図であり、上記実施例
6または実施例7で示した内導体2a〜4aと一体形成
された接続導体12aの代わりに、個別の接続導体12
aを内導体2a〜4aに接続した場合を示す。この実施
例8では、実施例6または実施例7の場合と同様の動作
原理および利点を有する他、接続導体12aの位置が可
変であるため、結合量を容易に調整できるという効果を
有する。
6または実施例7で示した内導体2a〜4aと一体形成
された接続導体12aの代わりに、個別の接続導体12
aを内導体2a〜4aに接続した場合を示す。この実施
例8では、実施例6または実施例7の場合と同様の動作
原理および利点を有する他、接続導体12aの位置が可
変であるため、結合量を容易に調整できるという効果を
有する。
【0029】実施例9. 図9は、実施例9を示す概略構成図であり、図3に示し
た実施例3のトリプレート線路共振器の変わりにマイク
ロストリップ線路共振器を用いて構成した場合である。
図において、12aは誘電体基板1aの内導体を接続す
るために導体膜を密着して形成された接続導体、21a
は誘電体基板1aの接続導体上に短絡部を持つように導
体膜を密着して形成された内導体、22,23は誘電体
基板1aと、内導体21aと、外導体5aとからなるマ
イクロストリップ線路の共振器であり、1a,2a〜4
a,5a,16〜18,10,11,13a〜15aお
よび概略構成は図6と同様である。この実施例9では、
図3に示した実施例3の場合と同様の動作原理および利
点を有する他、接続導体12aおよび内導体21aが露
出しているため、接続導体12aの幅等をトリミングす
ることで共振器間の結合量を容易に調整できるという効
果を有する。
た実施例3のトリプレート線路共振器の変わりにマイク
ロストリップ線路共振器を用いて構成した場合である。
図において、12aは誘電体基板1aの内導体を接続す
るために導体膜を密着して形成された接続導体、21a
は誘電体基板1aの接続導体上に短絡部を持つように導
体膜を密着して形成された内導体、22,23は誘電体
基板1aと、内導体21aと、外導体5aとからなるマ
イクロストリップ線路の共振器であり、1a,2a〜4
a,5a,16〜18,10,11,13a〜15aお
よび概略構成は図6と同様である。この実施例9では、
図3に示した実施例3の場合と同様の動作原理および利
点を有する他、接続導体12aおよび内導体21aが露
出しているため、接続導体12aの幅等をトリミングす
ることで共振器間の結合量を容易に調整できるという効
果を有する。
【0030】実施例10. 図10は、実施例10を示す概略構成図であり、図4に
示した実施例4のトリプレート線路共振器の変わりにマ
イクロストリップ線路共振器を用いて構成した場合であ
る。図において、12aは誘電体基板1aの内導体を接
続するために導体膜を密着して形成された接続導体であ
り、所望の共振器の間隔や、周波数の特性に応じて変形
したものである。なお、1a,2a〜4a,5a,16
〜18,10,11,13a〜15aおよび概略構成は
図6と同様である。この実施例10では、図4に示した
実施例4の場合と同様の動作原理および利点を有する
他、接続導体12aが露出しているため、接続導体12
aの幅をトリミングすることで共振器間の結合量を容易
に調整できるという効果を有する。
示した実施例4のトリプレート線路共振器の変わりにマ
イクロストリップ線路共振器を用いて構成した場合であ
る。図において、12aは誘電体基板1aの内導体を接
続するために導体膜を密着して形成された接続導体であ
り、所望の共振器の間隔や、周波数の特性に応じて変形
したものである。なお、1a,2a〜4a,5a,16
〜18,10,11,13a〜15aおよび概略構成は
図6と同様である。この実施例10では、図4に示した
実施例4の場合と同様の動作原理および利点を有する
他、接続導体12aが露出しているため、接続導体12
aの幅をトリミングすることで共振器間の結合量を容易
に調整できるという効果を有する。
【0031】実施例11. 図11は、実施例11を示す概略構成図であり、図5に
示した実施例5のトリプレート線路共振器の変わりにマ
イクロストリップ線路共振器を用いて構成した場合であ
る。図において、1aは誘電体基板、200a〜700
aは誘電体基板1aの一方の面に放射状に導体膜を密着
して形成された内導体、5aは誘電体基板1aの他方の
面全体に導体膜を密着して形成した外導体、200〜7
00は誘電体基板1aと内導体200a〜700aと、
外導体5aとからなるマイクロストリップ線路の共振
器、10,11はそれぞれ内導体200a,700aに
内導体が直接接続された入出力線路、12aは内導体の
異なる位置を接続するために導体膜を密着して形成され
た接続導体、13aは誘電体基板1aの中央部に設けら
れた短絡部である。内導体200a〜700aおよび接
続導体12aは薄膜あるいは厚膜で形成され、フォトエ
ッチング等により成形される。内導体200a〜700
aはそれぞれ長さが所望の基本波に対して約1/4波長
に設定されており、内導体200a〜700aは一端が
誘電体基板1aの中央部に設けられた短絡部13aにお
いて外導体5aと接続されている。このため、共振器2
00〜700は一端短絡他端開放の1/4波長共振器と
なっている。この実施例においても、共振器200〜7
00の間の結合量は接続導体12aの短絡端側からの位
置を変化させることで調整することができ、実施例6同
様の効果を有する。さらに、実施例11では、内導体2
00a〜700aの短絡部を共有するので、フィルタを
小形化できる。また、上記実施例11では接続導体12
aが隣接する内導体を短絡部13aから所定距離だけ離
れた位置で相互に接続する場合について図11を用いて
説明したが、接続導体12aの構成について、上記実施
例7または実施例10で説明した構成、実施例9で説明
した共振器を備えた構成、さらに実施例8で説明した構
成を適用することができ、上記実施例7、実施例8、実
施例9または実施例10で説明したと同様の効果が得ら
れる。
示した実施例5のトリプレート線路共振器の変わりにマ
イクロストリップ線路共振器を用いて構成した場合であ
る。図において、1aは誘電体基板、200a〜700
aは誘電体基板1aの一方の面に放射状に導体膜を密着
して形成された内導体、5aは誘電体基板1aの他方の
面全体に導体膜を密着して形成した外導体、200〜7
00は誘電体基板1aと内導体200a〜700aと、
外導体5aとからなるマイクロストリップ線路の共振
器、10,11はそれぞれ内導体200a,700aに
内導体が直接接続された入出力線路、12aは内導体の
異なる位置を接続するために導体膜を密着して形成され
た接続導体、13aは誘電体基板1aの中央部に設けら
れた短絡部である。内導体200a〜700aおよび接
続導体12aは薄膜あるいは厚膜で形成され、フォトエ
ッチング等により成形される。内導体200a〜700
aはそれぞれ長さが所望の基本波に対して約1/4波長
に設定されており、内導体200a〜700aは一端が
誘電体基板1aの中央部に設けられた短絡部13aにお
いて外導体5aと接続されている。このため、共振器2
00〜700は一端短絡他端開放の1/4波長共振器と
なっている。この実施例においても、共振器200〜7
00の間の結合量は接続導体12aの短絡端側からの位
置を変化させることで調整することができ、実施例6同
様の効果を有する。さらに、実施例11では、内導体2
00a〜700aの短絡部を共有するので、フィルタを
小形化できる。また、上記実施例11では接続導体12
aが隣接する内導体を短絡部13aから所定距離だけ離
れた位置で相互に接続する場合について図11を用いて
説明したが、接続導体12aの構成について、上記実施
例7または実施例10で説明した構成、実施例9で説明
した共振器を備えた構成、さらに実施例8で説明した構
成を適用することができ、上記実施例7、実施例8、実
施例9または実施例10で説明したと同様の効果が得ら
れる。
【0032】実施例12. 図12は、実施例12を示す概略構成図である。図にお
いて、1aは円筒形の誘電体基板、2a〜4aは円筒形
の誘電体基板1aの一方の面に導体膜を密着して形成さ
れた内導体、5aは誘電体基板1aの他方の面全体に導
体膜を密着して形成した外導体、16〜18は誘電体基
板1aと、内導体2a〜4aと、外導体5aとからなる
マイクロストリップ線路の共振器、10,11はそれぞ
れ内導体2a,4aに内導体が直接接続された入出力線
路(ただし、入出力線路11は図示を省略する。)、1
2aは内導体を接続するために導体膜を誘電体基板1a
に密着して形成された接続導体、13a〜15aは短絡
部である。接続導体12aには、所望の共振器の間隔
や、周波数の特性に応じて上記実施例6〜10の構成を
適用すればよい。なお、ここでは実施例6に相当する場
合を示す。内導体2a〜4a、接続導体12aは薄膜あ
るいは厚膜で形成され、フォトエッチング等により形成
される。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが所望の基本
波に対して約1/4波長に設定されており、それぞれ
が、一端が誘電体基板1aの側面の短絡部13a〜15
aにおいて外導体5aと接続されている。このため、共
振器6〜8は一端短絡他端開放の1/4波長共振器とな
っている。この実施例は、上記実施例6〜10の場合と
同様な動作原理および利点を有する他、誘電体基板を円
筒状にしたことで小形のフィルタを実現できる。
いて、1aは円筒形の誘電体基板、2a〜4aは円筒形
の誘電体基板1aの一方の面に導体膜を密着して形成さ
れた内導体、5aは誘電体基板1aの他方の面全体に導
体膜を密着して形成した外導体、16〜18は誘電体基
板1aと、内導体2a〜4aと、外導体5aとからなる
マイクロストリップ線路の共振器、10,11はそれぞ
れ内導体2a,4aに内導体が直接接続された入出力線
路(ただし、入出力線路11は図示を省略する。)、1
2aは内導体を接続するために導体膜を誘電体基板1a
に密着して形成された接続導体、13a〜15aは短絡
部である。接続導体12aには、所望の共振器の間隔
や、周波数の特性に応じて上記実施例6〜10の構成を
適用すればよい。なお、ここでは実施例6に相当する場
合を示す。内導体2a〜4a、接続導体12aは薄膜あ
るいは厚膜で形成され、フォトエッチング等により形成
される。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが所望の基本
波に対して約1/4波長に設定されており、それぞれ
が、一端が誘電体基板1aの側面の短絡部13a〜15
aにおいて外導体5aと接続されている。このため、共
振器6〜8は一端短絡他端開放の1/4波長共振器とな
っている。この実施例は、上記実施例6〜10の場合と
同様な動作原理および利点を有する他、誘電体基板を円
筒状にしたことで小形のフィルタを実現できる。
【0033】実施例13. 図13は、実施例13を示す概略構成図である。図にお
いて、1a,1bは誘電体基板、20a,20bは誘電
体基板1a,1bと異なる誘電率の誘電体層である誘電
体薄膜、2a〜4aは誘電体基板1aの一方の面に導体
膜を密着して形成された内導体、2b〜4bは誘電体基
板1bの一方の面に導体膜を密着して形成された内導
体、5aは誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密
着して形成した外導体、5bは誘電体基板1bの他方の
面全体に導体膜を密着して形成した外導体、6〜8は誘
電体基板1a,1bおよび誘電体薄膜20a,20b
と、内導体2a〜4a、2b〜4bと、外導体5a,5
bとからなるトリプレート線路の共振器、10,11は
それぞれ内導体2a,2b,4a,4bに内導体が直接
接続された入出力線路、13a〜15a、13b〜15
bは短絡部である。誘電体基板1aと1bおよび誘電体
薄膜20a,20bは、内導体2aと2b,3aと3
b,4aと4bがそれぞれ対向し重なるように重ね合わ
され、対向する内導体が電気的に接触するように接着さ
れている。また、内導体2a〜4a,2b〜4bはそれ
ぞれ誘電体薄膜20a,20b上に形成され、誘電体薄
膜20a,20bはそれぞれ誘電体基板1a,1b上に
接着されている。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが所
望の基本波に対して約1/4波長に設定されており、内
導体2a〜4a,2b〜4bは一端が誘電体基板1a,
1bの側面の短絡部13a〜15a,13b〜15bに
おいて外導体5a,5bと接続されている。このため、
共振器6〜8は一端短絡他端開放の1/4波長共振器と
なっている。なお、従来の場合と同様、誘電体基板1a
において、内導体2a〜4aは誘電体基板1bより長く
設定されている。これら誘電体基板1aと1bは共振器
6〜8の短絡端側が揃うように配置することにより、内
導体2a〜4aの開放端側を露出させている。
いて、1a,1bは誘電体基板、20a,20bは誘電
体基板1a,1bと異なる誘電率の誘電体層である誘電
体薄膜、2a〜4aは誘電体基板1aの一方の面に導体
膜を密着して形成された内導体、2b〜4bは誘電体基
板1bの一方の面に導体膜を密着して形成された内導
体、5aは誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密
着して形成した外導体、5bは誘電体基板1bの他方の
面全体に導体膜を密着して形成した外導体、6〜8は誘
電体基板1a,1bおよび誘電体薄膜20a,20b
と、内導体2a〜4a、2b〜4bと、外導体5a,5
bとからなるトリプレート線路の共振器、10,11は
それぞれ内導体2a,2b,4a,4bに内導体が直接
接続された入出力線路、13a〜15a、13b〜15
bは短絡部である。誘電体基板1aと1bおよび誘電体
薄膜20a,20bは、内導体2aと2b,3aと3
b,4aと4bがそれぞれ対向し重なるように重ね合わ
され、対向する内導体が電気的に接触するように接着さ
れている。また、内導体2a〜4a,2b〜4bはそれ
ぞれ誘電体薄膜20a,20b上に形成され、誘電体薄
膜20a,20bはそれぞれ誘電体基板1a,1b上に
接着されている。内導体2a〜4aはそれぞれ長さが所
望の基本波に対して約1/4波長に設定されており、内
導体2a〜4a,2b〜4bは一端が誘電体基板1a,
1bの側面の短絡部13a〜15a,13b〜15bに
おいて外導体5a,5bと接続されている。このため、
共振器6〜8は一端短絡他端開放の1/4波長共振器と
なっている。なお、従来の場合と同様、誘電体基板1a
において、内導体2a〜4aは誘電体基板1bより長く
設定されている。これら誘電体基板1aと1bは共振器
6〜8の短絡端側が揃うように配置することにより、内
導体2a〜4aの開放端側を露出させている。
【0034】次に動作について説明する。上記ストリッ
プ線路フィルタにおいて、共振器6〜8は誘電体基板1
a,1bと誘電体薄膜20a,20bの誘電率の違いに
よる不均質性により、偶モードと奇モードの位相定数が
異なることから、隣接共振器間の結合が得られる。共振
器6〜8が同一周波数f0 で共振するとすれば、周波数
f0 では共振器6〜8は結合し、入出力線路10への入
射波は入出力線路11へ導かれる。しかし、f0 以外の
周波数では共振器間の結合は弱く、入出力線路10への
入射波はほとんど反射される。このように図13に示す
実施例13のストリップ線路フィルタは帯域通過フィル
タとしての機能を有する。共振器6〜8の間の結合量は
共振器の間隔、あるいは誘電体薄膜の厚みを変化させる
ことで調整することができる。また、共振周波数は内導
体2a〜4a、2b〜4bの長さを変化させたり、開放
端に誘電体を接着したりして容易に調整することができ
る。入出力線路10,11と、共振器6,8の結合量は
入出力線路10,11と内導体2a,2b,4a,4b
との接続位置を変化させることで調整できる。以上のよ
うに、図13のストリップ線路フィルタは共振器6〜8
の間の結合量調整のための誘電体基板への溝加工または
接続導体が不要であり、誘電体基板1a,1bの外形加
工と導体膜のエッチング加工、および誘電体薄膜の接着
または堆積などで製作できる。さらに、誘電体薄膜に誘
電体損の小さい材質を用いることで、伝送損失を抑える
ことができる。
プ線路フィルタにおいて、共振器6〜8は誘電体基板1
a,1bと誘電体薄膜20a,20bの誘電率の違いに
よる不均質性により、偶モードと奇モードの位相定数が
異なることから、隣接共振器間の結合が得られる。共振
器6〜8が同一周波数f0 で共振するとすれば、周波数
f0 では共振器6〜8は結合し、入出力線路10への入
射波は入出力線路11へ導かれる。しかし、f0 以外の
周波数では共振器間の結合は弱く、入出力線路10への
入射波はほとんど反射される。このように図13に示す
実施例13のストリップ線路フィルタは帯域通過フィル
タとしての機能を有する。共振器6〜8の間の結合量は
共振器の間隔、あるいは誘電体薄膜の厚みを変化させる
ことで調整することができる。また、共振周波数は内導
体2a〜4a、2b〜4bの長さを変化させたり、開放
端に誘電体を接着したりして容易に調整することができ
る。入出力線路10,11と、共振器6,8の結合量は
入出力線路10,11と内導体2a,2b,4a,4b
との接続位置を変化させることで調整できる。以上のよ
うに、図13のストリップ線路フィルタは共振器6〜8
の間の結合量調整のための誘電体基板への溝加工または
接続導体が不要であり、誘電体基板1a,1bの外形加
工と導体膜のエッチング加工、および誘電体薄膜の接着
または堆積などで製作できる。さらに、誘電体薄膜に誘
電体損の小さい材質を用いることで、伝送損失を抑える
ことができる。
【0035】実施例14. 図14は、実施例14を示す概略構成図である。図にお
いて、1aは誘電体基板、20aは誘電体基板1aと異
なる誘電率の誘電体薄膜、2a〜4aは誘電体基板1a
の一方の面に導体膜を密着して形成された内導体、5a
は誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密着して形
成した外導体、6〜8は誘電体基板1aおよび誘電体薄
膜20aと、内導体2a〜4aと、外導体5aとからな
るマイクロストリップ線路の共振器、10,11はそれ
ぞれ内導体2a,4aに内導体が直接接続された入出力
線路、13a〜15aは短絡部である。内導体2a〜4
aは誘電体薄膜20a上に形成され、誘電体薄膜20a
は誘電体基板1a上に接着されている。内導体2a〜4
aはそれぞれ長さが所望の基本波に対して約1/4波長
に設定されており、内導体2a〜4aは一端が誘電体基
板1aの側面の短絡部13a〜15aにおいて外導体5
aと接続されている。このため、共振器6〜8は一端短
絡他端開放の1/4波長共振器となっている。この実施
例14の動作については、上記実施例13の説明から明
かであり、省略する。以上のように、図14のマイクロ
ストリップ線路フィルタは共振器6〜8の間の結合量調
整のための誘電体基板への溝加工または接続導体が不要
である。さらに、誘電体薄膜に誘電体損の小さい材質を
用いることで、伝送損失を抑えることができる。また、
この実施例14のマイクロストリップ線路フィルタで
は、実施例6〜10の接続導体12aおよび内導体21
aを露出させて形成できるため、図14に示したマイク
ロストリップ線路フィルタにおいて、上記実施例6〜1
0のいずれかと同様の接続導体12aおよび内導体21
aを設けることにより、さらに結合量の調整の自由度を
大きくでき、設計ならびに調整が容易にできる。
いて、1aは誘電体基板、20aは誘電体基板1aと異
なる誘電率の誘電体薄膜、2a〜4aは誘電体基板1a
の一方の面に導体膜を密着して形成された内導体、5a
は誘電体基板1aの他方の面全体に導体膜を密着して形
成した外導体、6〜8は誘電体基板1aおよび誘電体薄
膜20aと、内導体2a〜4aと、外導体5aとからな
るマイクロストリップ線路の共振器、10,11はそれ
ぞれ内導体2a,4aに内導体が直接接続された入出力
線路、13a〜15aは短絡部である。内導体2a〜4
aは誘電体薄膜20a上に形成され、誘電体薄膜20a
は誘電体基板1a上に接着されている。内導体2a〜4
aはそれぞれ長さが所望の基本波に対して約1/4波長
に設定されており、内導体2a〜4aは一端が誘電体基
板1aの側面の短絡部13a〜15aにおいて外導体5
aと接続されている。このため、共振器6〜8は一端短
絡他端開放の1/4波長共振器となっている。この実施
例14の動作については、上記実施例13の説明から明
かであり、省略する。以上のように、図14のマイクロ
ストリップ線路フィルタは共振器6〜8の間の結合量調
整のための誘電体基板への溝加工または接続導体が不要
である。さらに、誘電体薄膜に誘電体損の小さい材質を
用いることで、伝送損失を抑えることができる。また、
この実施例14のマイクロストリップ線路フィルタで
は、実施例6〜10の接続導体12aおよび内導体21
aを露出させて形成できるため、図14に示したマイク
ロストリップ線路フィルタにおいて、上記実施例6〜1
0のいずれかと同様の接続導体12aおよび内導体21
aを設けることにより、さらに結合量の調整の自由度を
大きくでき、設計ならびに調整が容易にできる。
【0036】実施例15. 図15は、実施例15を示す概略構成図であり、実施例
13および実施例14で説明した、誘電体薄膜20aを
備えて共振器6〜8の間の結合量調整を行う構成を、実
施例12で説明した、誘電体基板を円筒状にしたマイク
ロストリップ線路フィルタに適用した場合を示すもので
ある。図において、1aは円筒形の誘電体基板、20a
は円筒形の誘電体基板1a上に設けられた誘電体薄膜、
2a〜4aは誘電体薄膜20a上に形成された内導体で
ある。この実施例15の動作については、上記実施例1
3の説明から明かであり、省略する。以上のように、実
施例15のマイクロストリップ線路フィルタは共振器6
〜8の間の結合量調整のための誘電体基板への溝加工ま
たは接続導体が不要である。また、誘電体薄膜に誘電体
損の小さい材質を用いることで、伝送損失を抑えること
ができる。さらに、誘電体基板を円筒状にしたことで小
形のフィルタを実現できる。また、この実施例15のマ
イクロストリップ線路フィルタでは、実施例6〜10の
接続導体12aおよび内導体21aを露出させて形成で
きるため、図15に示したマイクロストリップ線路フィ
ルタにおいて、上記実施例6〜10のいずれかと同様の
接続導体12aおよび内導体21aを設けることによ
り、さらに結合量の調整の自由度を大きくでき、設計な
らびに調整が容易にできる。
13および実施例14で説明した、誘電体薄膜20aを
備えて共振器6〜8の間の結合量調整を行う構成を、実
施例12で説明した、誘電体基板を円筒状にしたマイク
ロストリップ線路フィルタに適用した場合を示すもので
ある。図において、1aは円筒形の誘電体基板、20a
は円筒形の誘電体基板1a上に設けられた誘電体薄膜、
2a〜4aは誘電体薄膜20a上に形成された内導体で
ある。この実施例15の動作については、上記実施例1
3の説明から明かであり、省略する。以上のように、実
施例15のマイクロストリップ線路フィルタは共振器6
〜8の間の結合量調整のための誘電体基板への溝加工ま
たは接続導体が不要である。また、誘電体薄膜に誘電体
損の小さい材質を用いることで、伝送損失を抑えること
ができる。さらに、誘電体基板を円筒状にしたことで小
形のフィルタを実現できる。また、この実施例15のマ
イクロストリップ線路フィルタでは、実施例6〜10の
接続導体12aおよび内導体21aを露出させて形成で
きるため、図15に示したマイクロストリップ線路フィ
ルタにおいて、上記実施例6〜10のいずれかと同様の
接続導体12aおよび内導体21aを設けることによ
り、さらに結合量の調整の自由度を大きくでき、設計な
らびに調整が容易にできる。
【0037】上記実施例13〜15で説明した誘電体薄
膜20a,20bを備えた構成は、上記実施例5および
実施例11にも適用でき、同様の効果を得られることは
言うまでもない。また、上記実施例14などにおいて
は、誘電体薄膜20a上にあらかじめ内導体2a〜4
a、外導体5a、短絡部13a〜15a、入出力線路1
0,11などをパターン形成しておき、これを誘電体基
板1a上に接着などすれば、非常に容易にマイクロスト
リップ線路フィルタを製造できる。この場合には誘電体
基板1aと外導体5aの間にも誘電体薄膜20aが挿入
される構成となる。なお、以上の実施例では主に共振器
が3つの場合について示したが、4つ以上の場合にも上
記同様に適用できることは言うまでもない。
膜20a,20bを備えた構成は、上記実施例5および
実施例11にも適用でき、同様の効果を得られることは
言うまでもない。また、上記実施例14などにおいて
は、誘電体薄膜20a上にあらかじめ内導体2a〜4
a、外導体5a、短絡部13a〜15a、入出力線路1
0,11などをパターン形成しておき、これを誘電体基
板1a上に接着などすれば、非常に容易にマイクロスト
リップ線路フィルタを製造できる。この場合には誘電体
基板1aと外導体5aの間にも誘電体薄膜20aが挿入
される構成となる。なお、以上の実施例では主に共振器
が3つの場合について示したが、4つ以上の場合にも上
記同様に適用できることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように、請求項1〜請求項6の発
明によれば、接続導体を介して隣接共振器間の所望の結
合量を得られ、導体膜のエッチング加工で製作できる量
産性に優れたストリップ線路フィルタあるいはマイクロ
ストリップ線路フィルタを得られる効果がある。
明によれば、接続導体を介して隣接共振器間の所望の結
合量を得られ、導体膜のエッチング加工で製作できる量
産性に優れたストリップ線路フィルタあるいはマイクロ
ストリップ線路フィルタを得られる効果がある。
【0039】さらに、請求項4〜6の発明によれば、接
続導体が露出しているため、トリミングで接続導体の幅
を変化させて、結合量を容易に微調整できる効果があ
る。
続導体が露出しているため、トリミングで接続導体の幅
を変化させて、結合量を容易に微調整できる効果があ
る。
【0040】また、請求項1又は請求項4の発明によれ
ば、隣接する内導体を、短絡部からそれぞれ異なる所定
距離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、
上記接続導体の位置により上記隣接する内導体からなる
隣接するストリップ線路共振器又はマイクロストリップ
線路共振器の結合量を調整するので、接続導体の接続位
置設定の自由度が増加し、共振器の配置を変えることな
く、接続導体を介して所望の結合量を狭い共振器間隔に
おいて得ることができ、ストリップ線路フィルタあるい
はマイクロストリップ線路フィルタを小形化できる効果
がある。
ば、隣接する内導体を、短絡部からそれぞれ異なる所定
距離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、
上記接続導体の位置により上記隣接する内導体からなる
隣接するストリップ線路共振器又はマイクロストリップ
線路共振器の結合量を調整するので、接続導体の接続位
置設定の自由度が増加し、共振器の配置を変えることな
く、接続導体を介して所望の結合量を狭い共振器間隔に
おいて得ることができ、ストリップ線路フィルタあるい
はマイクロストリップ線路フィルタを小形化できる効果
がある。
【0041】また、請求項2又は請求項5の発明によれ
ば、接続導体上に短絡部を持つ内導体を有するので、所
望の周波数以外の周波数での結合を抑圧されたストリッ
プ線路フィルタあるいはマイクロストリップ線路フィル
タを得られる効果がある。
ば、接続導体上に短絡部を持つ内導体を有するので、所
望の周波数以外の周波数での結合を抑圧されたストリッ
プ線路フィルタあるいはマイクロストリップ線路フィル
タを得られる効果がある。
【0042】また、請求項3又は請求項6の発明によれ
ば、内導体が短絡部を共有する放射状に形成されている
ので、ストリップ線路フィルタあるいはマイクロストリ
ップ線路フィルタを円形に形成でき、小形化できる効果
がある。
ば、内導体が短絡部を共有する放射状に形成されている
ので、ストリップ線路フィルタあるいはマイクロストリ
ップ線路フィルタを円形に形成でき、小形化できる効果
がある。
【図1】この発明の実施例1を示す概略構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示す概略構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示す概略構成図である。
【図4】この発明の実施例4を示す概略構成図である。
【図5】この発明の実施例5を示す概略構成図である。
【図6】この発明の実施例6を示す概略構成図である。
【図7】この発明の実施例7を示す概略構成図である。
【図8】この発明の実施例8を示す概略構成図である。
【図9】この発明の実施例9を示す概略構成図である。
【図10】この発明の実施例10を示す概略構成図であ
る。
る。
【図11】この発明の実施例11を示す概略構成図であ
る。
る。
【図12】この発明の実施例12を示す概略構成図であ
る。
る。
【図13】この発明の実施例13を示す概略構成図であ
る。
る。
【図14】この発明の実施例14を示す概略構成図であ
る。
る。
【図15】この発明の実施例15を示す概略構成図であ
る。
る。
【図16】従来のストリップ線路フィルタを示す概略構
成図である。
成図である。
1a,1b 誘電体基板 2a〜4a,2b〜4b 内導体 5a,5b 外導体 6〜8 ストリップ線路の共振器 9a,9b 溝 10,11 入出力線路 12a,12b 接続導体 13a〜15a,13b〜15b 短絡部 16〜18 共振器 20a,20b 誘電体薄膜 21a,21b 内導体 22,23 共振器 200a〜700a,200b〜700b 内導体 200〜700 共振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−161802(JP,A) 特開 昭61−100002(JP,A) 特開 昭58−127401(JP,A) 特開 昭58−141005(JP,A) 実開 昭62−61507(JP,U) 電子通信学会70周年記念(昭和62年) 全国大会講演論文集 S10−2 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01P 1/203 H01P 1/205
Claims (6)
- 【請求項1】 2枚の誘電体基板と、上記2枚の誘電体
基板のそれぞれの一方の面に形成された外導体と、上記
誘電体基板のうち少なくとも1枚の他方の面に相互に略
平行に形成され、一端が上記外導体に接続されて短絡部
を形成する複数の内導体とを備え、上記外導体、誘電体
基板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重ねられてス
トリップ線路共振器が形成されたストリップ線路フィル
タにおいて、上記内導体のうち、隣接する内導体を、上
記短絡部からそれぞれ異なる所定距離だけ離れた位置で
相互に接続する接続導体を設け、上記接続導体の位置に
より上記隣接する内導体からなる隣接するストリップ線
路共振器の結合量を調整することを特徴とするストリッ
プ線路フィルタ。 - 【請求項2】 2枚の誘電体基板と、上記2枚の誘電体
基板のそれぞれの一方の面に形成された外導体と、上記
誘電体基板のうち少なくとも1枚の他方の面に相互に略
平行に形成され、一端が上記外導体に接続されて短絡部
を形成する複数の内導体とを備え、上記外導体、誘電体
基板、内導体、誘電体基板、外導体の順で重ねられてな
るストリップ線路フィルタにおいて、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、上記短絡部からそれぞれ所定距
離だけ離れた位置で相互に接続する接続導体を設け、さ
らに上記接続導体が、接続導体上に短絡部を持つ内導体
を有することを特徴とするストリップ線路フィルタ。 - 【請求項3】 2枚の誘電体基板と、上記2枚の誘電体
基板のそれぞれの一方の面に形成された外導体と、上記
誘電体基板のうち少なくとも1枚の他方の面に一端を共
通として放射状に形成され、上記一端が上記外導体に接
続されて短絡部を形成する複数の内導体とを備え、上記
外導体、誘電体基板、内導体、誘電体基板、外導体の順
で重ねられてストリップ線路共振器が形成され、上記内
導体のうち、隣接する内導体を、上記短絡部から所定距
離だけ離れた同じ位置で相互に接続する接続導体あるい
は請求項1又は請求項2記載の接続導体が設けられたこ
とを特徴とするストリップ線路フィルタ。 - 【請求項4】 誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の
面に形成された外導体と、上記誘電体基板の他方の面に
相互に略平行に形成され、一端が上記外導体に接続され
て短絡部を形成する複数の内導体とを備え、上記誘電体
基板と内導体と外導体を含んでマイクロストリップ線路
の共振器が形成され、上記内導体のうち、隣接する内導
体を、上記短絡部からそれぞれ異なる所定距離だけ離れ
た位置で相互に接続する接続導体を設け、上記接続導体
の位置により上記隣接する内導体からなる隣接するマイ
クロストリップ線路の共振器の結合量を調整することを
特徴とするマイクロストリップ線路フィルタ。 - 【請求項5】 誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の
面に形成された外導体と、上記誘電体基板の他方の面に
相互に略平行に形成され、一端が上記外導体に接続され
て短絡部を形成する複数の内導体とを備え、上記誘電体
基板と内導体と外導体を含んでマイクロストリップ線路
の共振器が形成され、上記内導体のうち、隣接する内導
体を、上記短絡部からそれぞれ所定距離だけ離れた位置
で相互に接続する接続導体を設け、さらに上記接続導体
が、接続導体上に短絡部を持つ内導体を有することを特
徴とするマイクロストリップ線路フィルタ。 - 【請求項6】 誘電体基板と、上記誘電体基板の一方の
面に形成された外導体と、上記誘電体基板の他方の面に
一端を共通として放射状に形成され、上記一端が上記外
導体に接続されて短絡部を形成する複数の内導体とを備
え、上記誘電体基板と内導体と外導体を含んでマイクロ
ストリップ線路の共振器が形成され、上記内導体のう
ち、隣接する内導体を、上記短絡部から所定距離だけ離
れた同じ位置で相互に接続する接続導体あるいは請求項
4又は請求項5記載の接続導体が設けられたことを特徴
とするマイクロストリップ線路フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4243565A JP2765396B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ストリップ線路フィルタ及びマイクロストリップ線路フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4243565A JP2765396B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ストリップ線路フィルタ及びマイクロストリップ線路フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0697702A JPH0697702A (ja) | 1994-04-08 |
JP2765396B2 true JP2765396B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=17105735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4243565A Expired - Fee Related JP2765396B2 (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | ストリップ線路フィルタ及びマイクロストリップ線路フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2765396B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2615672B1 (fr) * | 1987-05-22 | 1995-03-10 | Cepe | Oscillateur a resonateur piezo-electrique compense en temperature, a haute purete spectrale et commandable en frequence |
JP3379326B2 (ja) * | 1996-02-20 | 2003-02-24 | 三菱電機株式会社 | 高周波フィルタ |
JP2008288661A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Panasonic Corp | 積層フィルタ |
US8884722B2 (en) * | 2009-01-29 | 2014-11-11 | Baharak Mohajer-Iravani | Inductive coupling in transverse electromagnetic mode |
FI126467B (fi) * | 2014-05-23 | 2016-12-30 | Tongyu Tech Oy | RF-suodatin |
US10763561B2 (en) | 2016-05-20 | 2020-09-01 | Nec Corporation | Band-pass filter and control method thereof |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58127401A (ja) * | 1982-01-22 | 1983-07-29 | Nec Corp | 帯域通過フイルタ |
JPS58141005A (ja) * | 1982-02-17 | 1983-08-22 | Sony Corp | マイクロ波用バンドパスフイルタ |
JPS6110000A (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-17 | Asanuma Sogyo Kk | ペンシル型化粧品容器内の粉体の固化法およびその装置 |
JPS61100002A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 平面型誘電体フイルタ |
JPS61161802A (ja) * | 1985-01-11 | 1986-07-22 | Mitsubishi Electric Corp | 高周波ろ波器 |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4243565A patent/JP2765396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
電子通信学会70周年記念(昭和62年)全国大会講演論文集 S10−2 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0697702A (ja) | 1994-04-08 |
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