JP2761915B2 - サーマルプリンタ - Google Patents
サーマルプリンタInfo
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- JP2761915B2 JP2761915B2 JP1069078A JP6907889A JP2761915B2 JP 2761915 B2 JP2761915 B2 JP 2761915B2 JP 1069078 A JP1069078 A JP 1069078A JP 6907889 A JP6907889 A JP 6907889A JP 2761915 B2 JP2761915 B2 JP 2761915B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- cycle
- energization
- energizing
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electronic Switches (AREA)
Description
[産業上の利用分野] 本発明は、単位通電時間の整数倍の通電時間だけ各発
熱抵抗素子を通電させることによって各画素の濃度階調
を制御するようにした濃度階調制御型のサーマルプリン
タに関する。 [従来の技術] この種の濃度階調制御型プリンタには、1印画ライン
上の画素に1対1で対応する多数の発熱抵抗素子を一列
に並べたサーマルラインヘッドが用いられる。印画時
に、これらの発熱抵抗素子は記録紙に直接又はインクリ
ボンを介して間接的に押し当てられる。そして、個々の
発熱抵抗素子が画像信号に応じて選択的に通電されるこ
とにより、記録紙がドット状に発色し、又はインクリボ
ンから記録紙にドット状に転写され、一時に1印画ライ
ン分の画像が記録される。このような印画動作が紙送り
方向に、例えば600本の印画ラインについて繰り返され
ることで、一枚の画像が記録される。 ところで、このような濃度階調制御型のサーマルプリ
ンタで、印画速度を通常の低速モードから高速モードに
切り替えられるものがある。従来よく使われている方式
は、高速印画モードの通電時に発熱抵抗素子に与える電
力を大きくし、これによって発熱抵抗素子の単位時間当
たりの発熱エネルギを大きくする方式であった。この従
来方式によると、例えば、一定の濃度階調Dを得るの
に、高速モードでは単位通電時間の32倍の通電時間を要
するのに対して、高速モードでは単位通電時間の16倍の
通電時間で済むことになる。従って、高速モードにする
と、1印画ライン分の印画時間が短縮され、ひいては画
像1枚分の記録時間が短縮される。 [発明が解決しようとする課題] 上記従来の方式では、低速モード時の濃度階調数が例
えば
熱抵抗素子を通電させることによって各画素の濃度階調
を制御するようにした濃度階調制御型のサーマルプリン
タに関する。 [従来の技術] この種の濃度階調制御型プリンタには、1印画ライン
上の画素に1対1で対応する多数の発熱抵抗素子を一列
に並べたサーマルラインヘッドが用いられる。印画時
に、これらの発熱抵抗素子は記録紙に直接又はインクリ
ボンを介して間接的に押し当てられる。そして、個々の
発熱抵抗素子が画像信号に応じて選択的に通電されるこ
とにより、記録紙がドット状に発色し、又はインクリボ
ンから記録紙にドット状に転写され、一時に1印画ライ
ン分の画像が記録される。このような印画動作が紙送り
方向に、例えば600本の印画ラインについて繰り返され
ることで、一枚の画像が記録される。 ところで、このような濃度階調制御型のサーマルプリ
ンタで、印画速度を通常の低速モードから高速モードに
切り替えられるものがある。従来よく使われている方式
は、高速印画モードの通電時に発熱抵抗素子に与える電
力を大きくし、これによって発熱抵抗素子の単位時間当
たりの発熱エネルギを大きくする方式であった。この従
来方式によると、例えば、一定の濃度階調Dを得るの
に、高速モードでは単位通電時間の32倍の通電時間を要
するのに対して、高速モードでは単位通電時間の16倍の
通電時間で済むことになる。従って、高速モードにする
と、1印画ライン分の印画時間が短縮され、ひいては画
像1枚分の記録時間が短縮される。 [発明が解決しようとする課題] 上記従来の方式では、低速モード時の濃度階調数が例
えば
【1】〜
【64】レベルあるとすると、高速モード
時には[1]〜[32]レベルとなり、低速モードの
時には[1]〜[32]レベルとなり、低速モードの
【2
D】レベルに高速モードの[D]レベルが対応すること
になる。すなわち、高速モードでは、濃度階調数が低速
モードの半分となり、単位通電時間の通電を繰り返す回
数、ひいては単位通電時間の累積時間が半減する反面、
画素の濃度階調が粗くなり、画質が著しく低下するとい
う問題があった。 また、特開昭60-9271号「感熱記録装置の中間調記録
方式」には、環境温度や蓄熱現象等の外的条件による濃
度変化を補償し、各階調レベルとの濃度がそれぞれ中間
調に保たれるようにするため、階調レベルに対応して予
め発熱素子に印加するパルス信号の数を設定し、そのパ
ルス信号の数を制御することで通電時間を変化させ、濃
度を等分した階調レベルに対応して所望の温度を得るよ
うにし、かつまた感熱素子又はその近傍の温度を検知
し、この温度検知出力に応じてパルス幅を制御すること
により、同一階調レベルの濃度を常に一定に保ようにし
たサーマルプリンタが開示されている。 しかしながら、このサーマルプリンタは、感熱素子又
はその近傍の温度に応じて階調補正するものであり、印
画速度モードに応じて単位通電サイクルを可変するもの
ではなく、また感熱素子の配列構造は、32個の感熱素子
を直線状に配列して構成したサーマルヘッドをn個寄せ
集め、感熱素子を1直線上に配列したものであり、n個
のサーマルヘッドU1〜Unを8ブロックに分割し、各ブロ
ックに対応して時系列的に出力されるストローブ信号に
よりブロック順に時分割駆動する印画方式を採用するも
のであった。このため、駆動中のブロックを除く7個の
ブロックは、当該駆動中のブロックの通電時間中はずっ
と非通電状態とされ、駆動期間と駆動休止期間の比は各
ブロックごとにいずれも1対7の比となる。従って、駆
動休止期間におせる放熱冷却によりブロックごとに、次
の駆動期間が到来するまでに感熱素子をほぼ定常温度ま
で冷却させることができるが、8ブロックを時分割駆動
するため、全ブロック同時駆動方式と比較した場合、1
ラインの印画に要する時間が8倍必要になる。このた
め、各ブロックごとに十分な冷却期間を確保した印画品
質が維持できる反面、印画に時間がかかり過ぎるといっ
た課題を抱えるものであった。また、高速印画により印
画時間を短縮しようとすると、当然のことながら単位通
電サイクルも短縮されるため、環境変化に対応するのと
同じ手法に従い、例えば単位通電サイクル中の非通電時
間を一定に保ったまま通電時間を可変制御しようとする
と、高速印画に合わせ通電時間を短縮するほど、単位通
電サイクル中に占める通電時間のデューティ比が減少し
てしまう結果、階調濃度が淡色濃度側に変化してしま
い、階調濃度を印画速度によらず一定に保つことができ
なくなるといった課題を抱えるものであった。 また、特開昭59-5772号「感熱プリンタの印字制御方
式」には、異なる印画速度モードに応じて単位通電サイ
クル及び通電デューティを変える構成としたサーマルプ
リンタが開示されている。 このものは、高速印画時に単位通電サイクルを短くし
て、かつ通電デューティを大きくするようにしている
が、1ライン印画サイクルが通電インターバルと冷却イ
ンターバルとに区画されていないため、仮に単位通電サ
イクルにおける通電デューティを100%程度にまで増大
させる必要のある高速印画を行おうとした場合、感熱素
子は冷却の暇もなく通電され続ける結果、温度上昇に伴
う階調制御の乱れを招くことは必至であり、こうした階
調制御の乱れが印字品質を決定的に損なうことを考慮す
れば、現実に許容される通電デューティは70%程度に止
まることは明らかであり、それだけ高速印字にも限界が
あるといった課題を抱えるものであった。 さらにまた、特開昭62-28265号「感熱プリンタの印字
制御方式」には、走査線速度に応じてサーマルヘッド印
加すべき熱エネルギを可変するようにしたサーマルプリ
ンタが開示されている。 しかしながら、このものも、1ライン印画サイクルを
通電インターバルと冷却インターバルとに区画していな
いため、単位通電サイクルにおいて非通電時間を零にま
て圧縮することは不可能であり、温度上昇に伴う階調制
御の乱れを防止する観点から、通電デューティを増大さ
せることによる高速印字にも一定の限界があるといった
課題を抱えるものであった。 本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、印
画速度の変化による濃度階調性ないし画質の差を少なく
したサーマルプリンタを提供することを目的とするもの
である。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、印画ライン上の
複数の画素に1対1で対応して設けた複数の発熱抵抗素
子と、1印画ラインを印画するライン印画サイクルを通
電インターバルと冷却インターバルとに分け、該通電イ
ンターバルにあっては印画速度によって通電時間と非通
電時間の占有比が異なる単位通電サイクルを、各発熱抵
抗素子ごとに濃度階調に応じた数だけ全発熱抵抗素子に
対し一斉に実行し、前記冷却インターバルにあっては通
電を停止する印画制御手段と、印画速度の高低を示す印
画速度モードの指定を受け、高速印画時ほど前記単位通
電サイクルを短縮するとともに、単位通電サイクルに占
める通電時間のデューティ比を大とし、各画素に対し印
画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与える通電モー
ド切り替え手段とを具備することを特徴とするものであ
る。 また、前記通電モード切り替え手段が、印画速度の高
低を示す印画速度モードを選択するモード選択スイッチ
と、該モード選択スイッチによる印画速度モードの指定
を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮す
るとともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデュ
ーティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なくほ
ぼ一定の濃度階調を与えるCPUとを含むことを特徴とす
るものである。 [作用] 本発明によれば、1印画ラインを印画するライン印画
サイクルを通電インターバルと冷却インターバルとに分
け、該通電インターバルにあっては印画速度によって通
電時間と非通電時間の占有比が異なる単位通電サイクル
を各発熱抵抗素子ごとの濃度階調に応じた数だけ実行
し、前記冷却インターバルにあっては通電を停止すると
ともに、印画速度の高低を示す印画速度モードの指定を
受けて作動する通電モード制御手段が、高速印画時ほど
前記単位通電サイクルを短縮するとともに、単位通電サ
イクルに占める通電時間のデューティ比を大とし、各画
素に対し印画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与え
る。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。第1図は、本発明のサーマルプリンタの一実施例の
主要部の構成を示すブロック図、第2図は、第1図に示
したサーマルプリンタによる低速モードのライン印画サ
イクルのタイミング図、第3図は、第1図に示したサー
マルプリンタによる低速モードの単位通電サイクルのタ
イミング図、第4図は、第1図に示したサーマルプリン
タによる中速モードの単位通電サイクルのタイミング
図、第5図は、第1図に示したサーマルプリンタによる
高速モードのライン印画サイクルのタイミング図、第6
図は、第1図に示したサーマルプリンタよる高速モード
の単位通電サイクルのタイミング図である。 第1図において、サーマルラインヘッド10には、例え
ば512個の発熱抵抗素子R1〜R512を一列に配列してなる
発熱抵抗体12と、それら発熱抵抗素子と同数(512)の
ビット容量をもつシフトレジスタ14及びラッチ回路16と
が配設されている。さらに、温度補償のためのサーミス
タ18が発熱抵抗12に近接して設けられ、その出力信号は
A/D交換器44でディジタルの温度検出データDTに変換さ
れ、CPU40へ供給される。 データ比較回路28は、各印画ラインの印画時間中、51
2個の発熱抵抗素子R1〜R512にそれぞれ対する512ビット
のシリアルな階調データ[CkP1j〜CkP512]を一定周期
で複数回数、例えば64回(K=1〜64)連続的にシフト
レジスタ14に与える。ここで、第n番目のビットCkPnj
は、第n番目の発熱抵抗素子Rnに対してそれを単位通電
サイクルΔT中に通電させるべきか否かの情報をもつ。
すなわち“1"であれ通電を指示し、“0"であれば非通電
を指示しする。 しかして、各回の階調データがクロック回路34からの
クロック信号CKに同期してシフトレジスタ14にロードさ
れると、次にラッチ信号発生回路36からのラッチ信号LA
のタイミングで各ビットCKP1j〜CKP512jがラッチ回路16
を介して電気パルスとして発熱抵抗体12に送られ、発熱
抵抗素子R1〜R512はそれぞれ対応するビットの情報内容
に従って選択的に単位通電サイクルΔT中に通電され発
熱する。 この単位通電サイクルΔTは、実際に発熱抵抗素子R1
〜R512に電流が流れる通電時間tEと流れない時間tCとか
らなる。通電時間tEの長さは、上記ラッチ信号LAに同期
してストローブ信号発生回路38より与えられるストロー
ブ信号STバーの“L"レベル持続期間(パルス幅)で規定
される。この実施例では、後述する如く、印画速度モー
ドに応じてストローブ信号STパーの“L"レベル持続期間
が変えられることにより、単位通電サイクルΔTに占め
る通電時間tEの比、すなわち通電デューティ比が変えら
れる。 上述のような単位通電サイクルの通電動作が1印画ラ
インの通電インターバルTE中に64回(K=1〜64)の階
調データに応じて繰り返し行われることにより、最大で
単位通電サイクルΔTの通電時間tEの64倍に相当する通
電時間T64の通電がなされ、1つの印画ライン上の各画
素に対して64段階中のいずれかの濃度階調レベルが与え
られる。すなわち、各階調ビットCKPnjが“1"の情報内
容を何回の階調データまで続けるかによって対応発熱抵
抗素子Rnの通電回数が決まり、それによって対応画素の
濃度の階調レベルが決まる。例えば、階調ビットCKP1j
第10図の階調データまで“1"を続けたとすると、この場
合、CKPnj〜C10Pijがそれぞれ“1"でC11Pij〜C64Pijが
それぞれ“0"となり、発熱抵抗素子R1は単位通電サイク
ルΔTの通電時間tEの10倍に相当する通電時間だけ通電
され、対応画素の濃度階調レベルは
D】レベルに高速モードの[D]レベルが対応すること
になる。すなわち、高速モードでは、濃度階調数が低速
モードの半分となり、単位通電時間の通電を繰り返す回
数、ひいては単位通電時間の累積時間が半減する反面、
画素の濃度階調が粗くなり、画質が著しく低下するとい
う問題があった。 また、特開昭60-9271号「感熱記録装置の中間調記録
方式」には、環境温度や蓄熱現象等の外的条件による濃
度変化を補償し、各階調レベルとの濃度がそれぞれ中間
調に保たれるようにするため、階調レベルに対応して予
め発熱素子に印加するパルス信号の数を設定し、そのパ
ルス信号の数を制御することで通電時間を変化させ、濃
度を等分した階調レベルに対応して所望の温度を得るよ
うにし、かつまた感熱素子又はその近傍の温度を検知
し、この温度検知出力に応じてパルス幅を制御すること
により、同一階調レベルの濃度を常に一定に保ようにし
たサーマルプリンタが開示されている。 しかしながら、このサーマルプリンタは、感熱素子又
はその近傍の温度に応じて階調補正するものであり、印
画速度モードに応じて単位通電サイクルを可変するもの
ではなく、また感熱素子の配列構造は、32個の感熱素子
を直線状に配列して構成したサーマルヘッドをn個寄せ
集め、感熱素子を1直線上に配列したものであり、n個
のサーマルヘッドU1〜Unを8ブロックに分割し、各ブロ
ックに対応して時系列的に出力されるストローブ信号に
よりブロック順に時分割駆動する印画方式を採用するも
のであった。このため、駆動中のブロックを除く7個の
ブロックは、当該駆動中のブロックの通電時間中はずっ
と非通電状態とされ、駆動期間と駆動休止期間の比は各
ブロックごとにいずれも1対7の比となる。従って、駆
動休止期間におせる放熱冷却によりブロックごとに、次
の駆動期間が到来するまでに感熱素子をほぼ定常温度ま
で冷却させることができるが、8ブロックを時分割駆動
するため、全ブロック同時駆動方式と比較した場合、1
ラインの印画に要する時間が8倍必要になる。このた
め、各ブロックごとに十分な冷却期間を確保した印画品
質が維持できる反面、印画に時間がかかり過ぎるといっ
た課題を抱えるものであった。また、高速印画により印
画時間を短縮しようとすると、当然のことながら単位通
電サイクルも短縮されるため、環境変化に対応するのと
同じ手法に従い、例えば単位通電サイクル中の非通電時
間を一定に保ったまま通電時間を可変制御しようとする
と、高速印画に合わせ通電時間を短縮するほど、単位通
電サイクル中に占める通電時間のデューティ比が減少し
てしまう結果、階調濃度が淡色濃度側に変化してしま
い、階調濃度を印画速度によらず一定に保つことができ
なくなるといった課題を抱えるものであった。 また、特開昭59-5772号「感熱プリンタの印字制御方
式」には、異なる印画速度モードに応じて単位通電サイ
クル及び通電デューティを変える構成としたサーマルプ
リンタが開示されている。 このものは、高速印画時に単位通電サイクルを短くし
て、かつ通電デューティを大きくするようにしている
が、1ライン印画サイクルが通電インターバルと冷却イ
ンターバルとに区画されていないため、仮に単位通電サ
イクルにおける通電デューティを100%程度にまで増大
させる必要のある高速印画を行おうとした場合、感熱素
子は冷却の暇もなく通電され続ける結果、温度上昇に伴
う階調制御の乱れを招くことは必至であり、こうした階
調制御の乱れが印字品質を決定的に損なうことを考慮す
れば、現実に許容される通電デューティは70%程度に止
まることは明らかであり、それだけ高速印字にも限界が
あるといった課題を抱えるものであった。 さらにまた、特開昭62-28265号「感熱プリンタの印字
制御方式」には、走査線速度に応じてサーマルヘッド印
加すべき熱エネルギを可変するようにしたサーマルプリ
ンタが開示されている。 しかしながら、このものも、1ライン印画サイクルを
通電インターバルと冷却インターバルとに区画していな
いため、単位通電サイクルにおいて非通電時間を零にま
て圧縮することは不可能であり、温度上昇に伴う階調制
御の乱れを防止する観点から、通電デューティを増大さ
せることによる高速印字にも一定の限界があるといった
課題を抱えるものであった。 本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、印
画速度の変化による濃度階調性ないし画質の差を少なく
したサーマルプリンタを提供することを目的とするもの
である。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、印画ライン上の
複数の画素に1対1で対応して設けた複数の発熱抵抗素
子と、1印画ラインを印画するライン印画サイクルを通
電インターバルと冷却インターバルとに分け、該通電イ
ンターバルにあっては印画速度によって通電時間と非通
電時間の占有比が異なる単位通電サイクルを、各発熱抵
抗素子ごとに濃度階調に応じた数だけ全発熱抵抗素子に
対し一斉に実行し、前記冷却インターバルにあっては通
電を停止する印画制御手段と、印画速度の高低を示す印
画速度モードの指定を受け、高速印画時ほど前記単位通
電サイクルを短縮するとともに、単位通電サイクルに占
める通電時間のデューティ比を大とし、各画素に対し印
画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与える通電モー
ド切り替え手段とを具備することを特徴とするものであ
る。 また、前記通電モード切り替え手段が、印画速度の高
低を示す印画速度モードを選択するモード選択スイッチ
と、該モード選択スイッチによる印画速度モードの指定
を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮す
るとともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデュ
ーティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なくほ
ぼ一定の濃度階調を与えるCPUとを含むことを特徴とす
るものである。 [作用] 本発明によれば、1印画ラインを印画するライン印画
サイクルを通電インターバルと冷却インターバルとに分
け、該通電インターバルにあっては印画速度によって通
電時間と非通電時間の占有比が異なる単位通電サイクル
を各発熱抵抗素子ごとの濃度階調に応じた数だけ実行
し、前記冷却インターバルにあっては通電を停止すると
ともに、印画速度の高低を示す印画速度モードの指定を
受けて作動する通電モード制御手段が、高速印画時ほど
前記単位通電サイクルを短縮するとともに、単位通電サ
イクルに占める通電時間のデューティ比を大とし、各画
素に対し印画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与え
る。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。第1図は、本発明のサーマルプリンタの一実施例の
主要部の構成を示すブロック図、第2図は、第1図に示
したサーマルプリンタによる低速モードのライン印画サ
イクルのタイミング図、第3図は、第1図に示したサー
マルプリンタによる低速モードの単位通電サイクルのタ
イミング図、第4図は、第1図に示したサーマルプリン
タによる中速モードの単位通電サイクルのタイミング
図、第5図は、第1図に示したサーマルプリンタによる
高速モードのライン印画サイクルのタイミング図、第6
図は、第1図に示したサーマルプリンタよる高速モード
の単位通電サイクルのタイミング図である。 第1図において、サーマルラインヘッド10には、例え
ば512個の発熱抵抗素子R1〜R512を一列に配列してなる
発熱抵抗体12と、それら発熱抵抗素子と同数(512)の
ビット容量をもつシフトレジスタ14及びラッチ回路16と
が配設されている。さらに、温度補償のためのサーミス
タ18が発熱抵抗12に近接して設けられ、その出力信号は
A/D交換器44でディジタルの温度検出データDTに変換さ
れ、CPU40へ供給される。 データ比較回路28は、各印画ラインの印画時間中、51
2個の発熱抵抗素子R1〜R512にそれぞれ対する512ビット
のシリアルな階調データ[CkP1j〜CkP512]を一定周期
で複数回数、例えば64回(K=1〜64)連続的にシフト
レジスタ14に与える。ここで、第n番目のビットCkPnj
は、第n番目の発熱抵抗素子Rnに対してそれを単位通電
サイクルΔT中に通電させるべきか否かの情報をもつ。
すなわち“1"であれ通電を指示し、“0"であれば非通電
を指示しする。 しかして、各回の階調データがクロック回路34からの
クロック信号CKに同期してシフトレジスタ14にロードさ
れると、次にラッチ信号発生回路36からのラッチ信号LA
のタイミングで各ビットCKP1j〜CKP512jがラッチ回路16
を介して電気パルスとして発熱抵抗体12に送られ、発熱
抵抗素子R1〜R512はそれぞれ対応するビットの情報内容
に従って選択的に単位通電サイクルΔT中に通電され発
熱する。 この単位通電サイクルΔTは、実際に発熱抵抗素子R1
〜R512に電流が流れる通電時間tEと流れない時間tCとか
らなる。通電時間tEの長さは、上記ラッチ信号LAに同期
してストローブ信号発生回路38より与えられるストロー
ブ信号STバーの“L"レベル持続期間(パルス幅)で規定
される。この実施例では、後述する如く、印画速度モー
ドに応じてストローブ信号STパーの“L"レベル持続期間
が変えられることにより、単位通電サイクルΔTに占め
る通電時間tEの比、すなわち通電デューティ比が変えら
れる。 上述のような単位通電サイクルの通電動作が1印画ラ
インの通電インターバルTE中に64回(K=1〜64)の階
調データに応じて繰り返し行われることにより、最大で
単位通電サイクルΔTの通電時間tEの64倍に相当する通
電時間T64の通電がなされ、1つの印画ライン上の各画
素に対して64段階中のいずれかの濃度階調レベルが与え
られる。すなわち、各階調ビットCKPnjが“1"の情報内
容を何回の階調データまで続けるかによって対応発熱抵
抗素子Rnの通電回数が決まり、それによって対応画素の
濃度の階調レベルが決まる。例えば、階調ビットCKP1j
第10図の階調データまで“1"を続けたとすると、この場
合、CKPnj〜C10Pijがそれぞれ“1"でC11Pij〜C64Pijが
それぞれ“0"となり、発熱抵抗素子R1は単位通電サイク
ルΔTの通電時間tEの10倍に相当する通電時間だけ通電
され、対応画素の濃度階調レベルは
【10】となる。 データ比較回路28より出力される階調データ[CKP1j
〜CKP512](K=1〜64)は、以下のようにしてつくら
れる。 先ず、フレームメモリ20にディジタル映像信号DVが画
素データとして入力される。フレームメモリ20の各行は
テレビ画像の水平走査線に対応して画素データはラスタ
走査に対応した順序で書き込まれる。次に、フレームメ
モリ20の第1列から始まって1列(j)毎に1ライン分
の画素データa1j,a2j,・・・a512jが読み出されてカラ
ー・プロセス回路22に供給され、そこで逆ガンマ補正な
どの画像処理を受けてからそれぞれ8ビットの濃度デー
タb1j,b2j,・・・b512jに変換される。これら濃度デー
タbijの各々は、《0》(最小濃度)〜《64》(最大濃
度)の範囲内で対応する画素の濃度に応じた値(階調レ
ベル)を有する。 カラー・プロセス回路22より出力された1印画ライン
分の濃度データb1j,b2j,・・・b512jは、濃度−通電時
間変換回路24で例えば8ビットの通電時間データB1j,B2
j,・・・B512jにそれぞれ変換される。この変換の際
に、CPU40からの温度補正値δbに応じてそれらの通電
時間データは温度補正を受ける。 濃度−通電時間変換回路24で生成された1印画ライン
分の通電時間データB1j,B2j,・・・B512jは、いったん
ラインバッファ26に取り込まれたのちデータ比較回路28
の一方の入力端子に与えられる。 データ比較回路28の他方の入力端子には、通電インタ
ーバルTE中に階調カウンタ32より一定周期で1ずつ増分
する8ビットの比較準値DNが与えられる。データ比較回
路28は、この比較基準値DNを各濃度データと比較し、後
者が前者に等しいかそれよりも大きいときに“1"のビッ
トを、そうでないとき(小さいとき)は“0"のビットを
階調ビットとして生成する。 例えば、通電脂環データB1j,B2j,・・・B512jの値が
それぞれ《10》,《2》,・・・《1》であるとする。
この場合、第1回の比較では、比較基準値DNは《1》
で、このとき出力される第1回の階調データ[CKP1j,C1
P2j,・・・C1P512j]は[1,1,・・・1]となる。第2
回の比較では、比較基準値DN《2》で、このとき出力さ
れる第2回の階調データ[C2P1j,C2P2j,・・・C2P512
j]は[1,1,・・・0]となる。そして、第3回の比較
では、比較基準値DN《3》で、第3回の階調データ[C3
P1j,C3P2j,・・・C3P512j]は[1,0,・・・0]とな
る。 このようにして、通電インターバルTE中、濃度階調の
比較基準値DNが1段階ずつ増分する度にそれと濃度デー
タB1j,B2j,・・・B512jの各々との比較が行われ、それ
ぞれの比較結果に応じた階調データ[C1P1j,C1P2j,・・
・C1P512j][C2P1j,C2P2j,・・・C2P512j],・・・が
一定周期で順次シリアルにサーマルヘッド10のシフトレ
ジスタ14へ送られる。 次に、第2図ないし第6図のタイミング図につき、こ
の実施例による各印画速度モード間の作用の相違を説明
する。 第2図及び第5図は、それぞれ低速モード及び高速モ
ードのライン印画サイクルを示す。低速モードの印画時
間TPL、通電インターバルTELと比較して、高速モードの
印画時間TPL、通電インターバルTELはずっと短くなる。
なおTCL、TCHは冷却インターバルである。 第3図及び第6図は、それぞれ低速モード及び高速モ
ードの単位通電サイクルを示す。低速モードの単位通電
サイクルΔTLに比較して高速モードの単位通電サイクル
ΔTHはずっと短くなる。しかし、単位通電サイクルムTL
(ΔTH)に対する通電時間tEL(tEH)の割合、すなわち
通電デューティ比は、高速モードではずっと大きくなる
(図示の例では100%)。これにより、両単位通電サイ
クルムTL,ΔTH中に発熱抵抗素子の発生する熱エネルギ
は略々同一に維持される。 しかして、低速モードから高速モードに切り替えるこ
とによって単位通電サイクル、通電インターバル、印画
時間をそれぞれ短くしても、低速モードのときと同一の
単位通電サイクル繰り返し回数すなわち濃度階調数(最
大64)を保ち、略々同一の発熱エネルギを維持すること
ができる。その結果、高速モードに切り替えても、低速
モードのときと差の少ない濃度階調性及び良好な画質を
得ることができる。一方、低速モードでは、通電デュー
ティ比が小さいために各単位通電サイクル毎に発熱抵抗
素子が十分に冷却されるので、発熱抵抗体12に熱が蓄積
するおそれが少なく、より高精度な濃度階調制御が行え
る。 なお、第4図は、中速モードの単位通電サイクルを示
す。低速モード(第3図)と比較して、中速モードで
は、単位通電サイクルΔTMが幾らか短くなる代わりに、
通電デューティ比(t/ΔTM)が幾らか大きくなることが
わかる。一般に低速モードと高速モードの2モードで足
りるであろうから、中速モードは設けなくてもよい。 この実施例では、上述したような印画速度モードの切
替を行うために、モード選択スイッチ42が設けられる。
このスイッチ42が高速モード位置に操作されると、CPU4
0は次のように各部を制御する。先ず、1印画ライン毎
の印画時間を短い値(TPH)にするよう、フレームメモ
リ20の読出周期を短くするとともに、DMAコントローラ3
0を通じてラインバッファ26の書込周期を短くする。さ
らに、単位通電サイクルΔTを短い値(ΔTH)にするよ
う、DMAコントローラ30を通じてラインバッファ26の読
出周期及び階調カウンタ32の比較基準値の累進周期をそ
れぞれ短くするとともに、クロック回路34のクロック信
号CK及びラッチ信号発生回路36のそれぞれの周期を短く
する。そして、通電デューティ比を大きい値(100%)
にするよう、ストローブ信号発生回路38に対してストロ
ーブ信号STバーの“L"レベル維持時間を大きくさせる。 スイッチ42が低速モード位置に操作されたとき、CPU4
0は、ライン印画時間、単位通電サイクルをそれぞれ長
い値(TPL,ΔTL)にし、通電デューティ比を短い値(例
えば60%)にするよう、各部を上記と反対側に制御す
る。 ストローブ信号発生回路38は、例えば、ラッチ信号発
生回路36からの各タイミング信号に応動して異なる持続
時間の“L"レベルを出力する複数のモノマルチ回路と、
印画速度モードに応じてそれらのモノマルチの中の適当
なものを選択するセレクト回路とで構成することができ
る。 このように、上記サーマルプリンタは、全発熱抵抗素
子R1〜R512に対して通電インターバルTEを一斉に実行す
ることで、発熱抵抗素子を数ブロックに分割して時分割
駆動する方式に比べ、全ブロック同時駆動に匹敵する印
画時間の短縮が可能である。また、1ライン印画サイク
ルにおいて通電インターバルTEの後には必ず冷却インタ
ーバルTCが控えているため、最大階調の印画を行った発
熱抵抗素子についても、次の印画ラインの印画に着手す
る前に十分な冷却時間を与えることができる。また、高
速印画時ほど前記単位通電サイクルΔTを短縮し、単位
通電サイクルΔTに占める通電時間tEのデューティ比を
大としたことにより、濃度階調に対応した回数の単位通
電サイクルΔTの累積時間が短くなって通電インターバ
ルTEに占める通電時間が短縮される半面、単位通電サイ
クルtE内の通電デューティ比が大きくなることで、1ラ
イン印画サイクルで見た発熱抵抗素子R1〜R512が発生す
る発熱エネルギをほぼ一定に保つことができ、これによ
り各画素に対し印画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調
を与えることができる。また、仮に高速印画時に単位通
電サイクルに占める通電時間が100%となって冷却期間
が0%になったとしても、通電インターバルTEに続く冷
却インターバルTCにて必要な冷却が行われることで、1
ライン印画サイクルにおいて発生する発熱エネルギを低
速印画時と略々同一量に維持することができ、印画速度
によらずほぼ一定の濃度階調制御を実現しながら高速印
画が可能である。 また、通電モード切り替え手段を、印画速度の高低を
示す印画速度モードを選択するモード選択スイッチ42
と、該モード選択スイッチ42による印画素子モードの指
定を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮
するとともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデ
ューティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なく
ほぼ一定の濃度階調を与えるCPU40とで構成したから、
モード選択スイッチ42を操作して高速印画モードや低速
印画モードといったモード指定をすることができ、また
モード選択スイッチ42により選択された印画速度モード
に応じてCPU40が単位通電サイクルΔTと単位通電サイ
クルを占める通電時間tEのデューティ比を可変制御する
ため、印画速度モードごとに濃度階調管理がきわめて精
度よくかつ厳密に可能であり、これにより多少印画品質
は劣るが印画所要時間が短くて済む高速印画を選ぶか、
或いは印画所要時間は多少長くかかるが印画品質の優れ
た低速印画が選ぶといった選択が、随意的確に可能であ
る。 なお、上記実施例において、通電モード切り替え手段
の一構成要素であるCPU40は、印画制御手段の一構成要
素でもある。すなわち、CPU40は、通電インターバルTE
にあっては印画速度によって通電時間と共通電時間の占
有比が異なる単位通電サイクルを、各発熱抵抗素子R1〜
R512ごとに濃度階調に応じた数だけ全発熱抵抗素子R1〜
R512に対し一斉に実行し、冷却インターバルTCにあって
は通電を停止する印画制御中枢としても機能する。ま
た、こうした通電モード切り替え手段と印画制御手段の
両機能は、CPU40の動作を支配するソフトウェア上でし
か分類規定できず、ハードウェア上では同じ回路素子が
共通に担ったりしているため、どんなに微視的に見ても
分類規定できないものである。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、1印画ライン
を印画するライン印画サイクルを通電インターバルと冷
却インターバルとに分け、該通電インターバルにあって
は印画速度によって通電時間と非通電時間の占有比が異
なる単位通電サイクルを、各発熱抵抗素子ごとに濃度階
調に応じた数だけ全発熱抵抗素子に対し一斉に実行し、
前記冷却インターバルにあっては通電を停止するととも
に、印画速度の高低を示す印画速度モードの指定を受け
て作動する通電モード制御手段が、高速印画時ほど前記
単位通電サイクルを短縮するとともに、単位通電サイク
ルに占める通電時間のデューティ比を大とし、各画素に
対し印画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与える構
成としたから、全発熱抵抗素子に対して通電インターバ
ルを一斉に実行することで、発熱抵抗素子を数ブロック
に分割して時分割駆動する方式に比べ、全ブロック同時
駆動に匹敵する印画時間の短縮が可能であり、また1ラ
イン印画サイクルにおいて通電インターバルの後には必
ず冷却インターバルが控えているため、最大階調の印画
を行った発熱抵抗素子についても、次の印画ラインの印
画に着手する前に十分な冷却時間を与えることができ、
また高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮し、単
位通電サイクルに占める通電時間のデューティ比を大と
したことにより、濃度階調に対応した回数の単位通電サ
イクルの累積時間が短くなって通電インターバルに占め
る通電時間が短縮される半面、単位通電サイクル内の通
電デューティ比が大きくなることで、1ライン印画サイ
クルで見た発熱抵抗素子が発生する発熱エネルギをほぼ
一定に保つことができ、これにより各画素に対し印画速
度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与えることができ、
また仮に高速印画時に単位通電サイクルに占める通電時
間が100%となって冷却期間が0%になったとしても、
通電インターバルに続く冷却インターバルにて必要な冷
却が行われることで、1ライン印画サイクルにおいて発
生する発熱エネルギを低速印画時と略々同一量に維持す
ることができ、印画速度によらずほぼ一定の濃度階調制
御を実現しながら高速印画が可能である等の優れた効果
を奏する。 また、前記通電モード切り替え手段が、印画速度の高
低を示す印画速度モードを選択するモード選択スイッチ
と、該モード選択スイッチによる印画素子モードの指定
を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮す
るとともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデュ
ーティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なくほ
ぼ一定の濃度階調を与えるCPUとを含むため、モード選
択スイッチを操作して高速印画モードや低速印画モード
といったモード指定をすることができ、またモード選択
スイッチにより選択された印画速度モードに応じてCPU
が単位通電サイクルと単位通電サイクルに占める通電時
間のデューティ比を可変制御するため、印画速度モード
ごとの濃度階調管理がきわめて精度よくかつ厳密に可能
であり、これにより多少印画品質は劣るが印画所要時間
が短くて済む高速印画を選ぶか、或いは印画所要時間は
多少長くかかるが印画品質の優れた低速印画が選ぶとい
った選択が、随意的確に可能である等の効果を奏する。
〜CKP512](K=1〜64)は、以下のようにしてつくら
れる。 先ず、フレームメモリ20にディジタル映像信号DVが画
素データとして入力される。フレームメモリ20の各行は
テレビ画像の水平走査線に対応して画素データはラスタ
走査に対応した順序で書き込まれる。次に、フレームメ
モリ20の第1列から始まって1列(j)毎に1ライン分
の画素データa1j,a2j,・・・a512jが読み出されてカラ
ー・プロセス回路22に供給され、そこで逆ガンマ補正な
どの画像処理を受けてからそれぞれ8ビットの濃度デー
タb1j,b2j,・・・b512jに変換される。これら濃度デー
タbijの各々は、《0》(最小濃度)〜《64》(最大濃
度)の範囲内で対応する画素の濃度に応じた値(階調レ
ベル)を有する。 カラー・プロセス回路22より出力された1印画ライン
分の濃度データb1j,b2j,・・・b512jは、濃度−通電時
間変換回路24で例えば8ビットの通電時間データB1j,B2
j,・・・B512jにそれぞれ変換される。この変換の際
に、CPU40からの温度補正値δbに応じてそれらの通電
時間データは温度補正を受ける。 濃度−通電時間変換回路24で生成された1印画ライン
分の通電時間データB1j,B2j,・・・B512jは、いったん
ラインバッファ26に取り込まれたのちデータ比較回路28
の一方の入力端子に与えられる。 データ比較回路28の他方の入力端子には、通電インタ
ーバルTE中に階調カウンタ32より一定周期で1ずつ増分
する8ビットの比較準値DNが与えられる。データ比較回
路28は、この比較基準値DNを各濃度データと比較し、後
者が前者に等しいかそれよりも大きいときに“1"のビッ
トを、そうでないとき(小さいとき)は“0"のビットを
階調ビットとして生成する。 例えば、通電脂環データB1j,B2j,・・・B512jの値が
それぞれ《10》,《2》,・・・《1》であるとする。
この場合、第1回の比較では、比較基準値DNは《1》
で、このとき出力される第1回の階調データ[CKP1j,C1
P2j,・・・C1P512j]は[1,1,・・・1]となる。第2
回の比較では、比較基準値DN《2》で、このとき出力さ
れる第2回の階調データ[C2P1j,C2P2j,・・・C2P512
j]は[1,1,・・・0]となる。そして、第3回の比較
では、比較基準値DN《3》で、第3回の階調データ[C3
P1j,C3P2j,・・・C3P512j]は[1,0,・・・0]とな
る。 このようにして、通電インターバルTE中、濃度階調の
比較基準値DNが1段階ずつ増分する度にそれと濃度デー
タB1j,B2j,・・・B512jの各々との比較が行われ、それ
ぞれの比較結果に応じた階調データ[C1P1j,C1P2j,・・
・C1P512j][C2P1j,C2P2j,・・・C2P512j],・・・が
一定周期で順次シリアルにサーマルヘッド10のシフトレ
ジスタ14へ送られる。 次に、第2図ないし第6図のタイミング図につき、こ
の実施例による各印画速度モード間の作用の相違を説明
する。 第2図及び第5図は、それぞれ低速モード及び高速モ
ードのライン印画サイクルを示す。低速モードの印画時
間TPL、通電インターバルTELと比較して、高速モードの
印画時間TPL、通電インターバルTELはずっと短くなる。
なおTCL、TCHは冷却インターバルである。 第3図及び第6図は、それぞれ低速モード及び高速モ
ードの単位通電サイクルを示す。低速モードの単位通電
サイクルΔTLに比較して高速モードの単位通電サイクル
ΔTHはずっと短くなる。しかし、単位通電サイクルムTL
(ΔTH)に対する通電時間tEL(tEH)の割合、すなわち
通電デューティ比は、高速モードではずっと大きくなる
(図示の例では100%)。これにより、両単位通電サイ
クルムTL,ΔTH中に発熱抵抗素子の発生する熱エネルギ
は略々同一に維持される。 しかして、低速モードから高速モードに切り替えるこ
とによって単位通電サイクル、通電インターバル、印画
時間をそれぞれ短くしても、低速モードのときと同一の
単位通電サイクル繰り返し回数すなわち濃度階調数(最
大64)を保ち、略々同一の発熱エネルギを維持すること
ができる。その結果、高速モードに切り替えても、低速
モードのときと差の少ない濃度階調性及び良好な画質を
得ることができる。一方、低速モードでは、通電デュー
ティ比が小さいために各単位通電サイクル毎に発熱抵抗
素子が十分に冷却されるので、発熱抵抗体12に熱が蓄積
するおそれが少なく、より高精度な濃度階調制御が行え
る。 なお、第4図は、中速モードの単位通電サイクルを示
す。低速モード(第3図)と比較して、中速モードで
は、単位通電サイクルΔTMが幾らか短くなる代わりに、
通電デューティ比(t/ΔTM)が幾らか大きくなることが
わかる。一般に低速モードと高速モードの2モードで足
りるであろうから、中速モードは設けなくてもよい。 この実施例では、上述したような印画速度モードの切
替を行うために、モード選択スイッチ42が設けられる。
このスイッチ42が高速モード位置に操作されると、CPU4
0は次のように各部を制御する。先ず、1印画ライン毎
の印画時間を短い値(TPH)にするよう、フレームメモ
リ20の読出周期を短くするとともに、DMAコントローラ3
0を通じてラインバッファ26の書込周期を短くする。さ
らに、単位通電サイクルΔTを短い値(ΔTH)にするよ
う、DMAコントローラ30を通じてラインバッファ26の読
出周期及び階調カウンタ32の比較基準値の累進周期をそ
れぞれ短くするとともに、クロック回路34のクロック信
号CK及びラッチ信号発生回路36のそれぞれの周期を短く
する。そして、通電デューティ比を大きい値(100%)
にするよう、ストローブ信号発生回路38に対してストロ
ーブ信号STバーの“L"レベル維持時間を大きくさせる。 スイッチ42が低速モード位置に操作されたとき、CPU4
0は、ライン印画時間、単位通電サイクルをそれぞれ長
い値(TPL,ΔTL)にし、通電デューティ比を短い値(例
えば60%)にするよう、各部を上記と反対側に制御す
る。 ストローブ信号発生回路38は、例えば、ラッチ信号発
生回路36からの各タイミング信号に応動して異なる持続
時間の“L"レベルを出力する複数のモノマルチ回路と、
印画速度モードに応じてそれらのモノマルチの中の適当
なものを選択するセレクト回路とで構成することができ
る。 このように、上記サーマルプリンタは、全発熱抵抗素
子R1〜R512に対して通電インターバルTEを一斉に実行す
ることで、発熱抵抗素子を数ブロックに分割して時分割
駆動する方式に比べ、全ブロック同時駆動に匹敵する印
画時間の短縮が可能である。また、1ライン印画サイク
ルにおいて通電インターバルTEの後には必ず冷却インタ
ーバルTCが控えているため、最大階調の印画を行った発
熱抵抗素子についても、次の印画ラインの印画に着手す
る前に十分な冷却時間を与えることができる。また、高
速印画時ほど前記単位通電サイクルΔTを短縮し、単位
通電サイクルΔTに占める通電時間tEのデューティ比を
大としたことにより、濃度階調に対応した回数の単位通
電サイクルΔTの累積時間が短くなって通電インターバ
ルTEに占める通電時間が短縮される半面、単位通電サイ
クルtE内の通電デューティ比が大きくなることで、1ラ
イン印画サイクルで見た発熱抵抗素子R1〜R512が発生す
る発熱エネルギをほぼ一定に保つことができ、これによ
り各画素に対し印画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調
を与えることができる。また、仮に高速印画時に単位通
電サイクルに占める通電時間が100%となって冷却期間
が0%になったとしても、通電インターバルTEに続く冷
却インターバルTCにて必要な冷却が行われることで、1
ライン印画サイクルにおいて発生する発熱エネルギを低
速印画時と略々同一量に維持することができ、印画速度
によらずほぼ一定の濃度階調制御を実現しながら高速印
画が可能である。 また、通電モード切り替え手段を、印画速度の高低を
示す印画速度モードを選択するモード選択スイッチ42
と、該モード選択スイッチ42による印画素子モードの指
定を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮
するとともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデ
ューティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なく
ほぼ一定の濃度階調を与えるCPU40とで構成したから、
モード選択スイッチ42を操作して高速印画モードや低速
印画モードといったモード指定をすることができ、また
モード選択スイッチ42により選択された印画速度モード
に応じてCPU40が単位通電サイクルΔTと単位通電サイ
クルを占める通電時間tEのデューティ比を可変制御する
ため、印画速度モードごとに濃度階調管理がきわめて精
度よくかつ厳密に可能であり、これにより多少印画品質
は劣るが印画所要時間が短くて済む高速印画を選ぶか、
或いは印画所要時間は多少長くかかるが印画品質の優れ
た低速印画が選ぶといった選択が、随意的確に可能であ
る。 なお、上記実施例において、通電モード切り替え手段
の一構成要素であるCPU40は、印画制御手段の一構成要
素でもある。すなわち、CPU40は、通電インターバルTE
にあっては印画速度によって通電時間と共通電時間の占
有比が異なる単位通電サイクルを、各発熱抵抗素子R1〜
R512ごとに濃度階調に応じた数だけ全発熱抵抗素子R1〜
R512に対し一斉に実行し、冷却インターバルTCにあって
は通電を停止する印画制御中枢としても機能する。ま
た、こうした通電モード切り替え手段と印画制御手段の
両機能は、CPU40の動作を支配するソフトウェア上でし
か分類規定できず、ハードウェア上では同じ回路素子が
共通に担ったりしているため、どんなに微視的に見ても
分類規定できないものである。 [発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、1印画ライン
を印画するライン印画サイクルを通電インターバルと冷
却インターバルとに分け、該通電インターバルにあって
は印画速度によって通電時間と非通電時間の占有比が異
なる単位通電サイクルを、各発熱抵抗素子ごとに濃度階
調に応じた数だけ全発熱抵抗素子に対し一斉に実行し、
前記冷却インターバルにあっては通電を停止するととも
に、印画速度の高低を示す印画速度モードの指定を受け
て作動する通電モード制御手段が、高速印画時ほど前記
単位通電サイクルを短縮するとともに、単位通電サイク
ルに占める通電時間のデューティ比を大とし、各画素に
対し印画速度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与える構
成としたから、全発熱抵抗素子に対して通電インターバ
ルを一斉に実行することで、発熱抵抗素子を数ブロック
に分割して時分割駆動する方式に比べ、全ブロック同時
駆動に匹敵する印画時間の短縮が可能であり、また1ラ
イン印画サイクルにおいて通電インターバルの後には必
ず冷却インターバルが控えているため、最大階調の印画
を行った発熱抵抗素子についても、次の印画ラインの印
画に着手する前に十分な冷却時間を与えることができ、
また高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮し、単
位通電サイクルに占める通電時間のデューティ比を大と
したことにより、濃度階調に対応した回数の単位通電サ
イクルの累積時間が短くなって通電インターバルに占め
る通電時間が短縮される半面、単位通電サイクル内の通
電デューティ比が大きくなることで、1ライン印画サイ
クルで見た発熱抵抗素子が発生する発熱エネルギをほぼ
一定に保つことができ、これにより各画素に対し印画速
度に関係なくほぼ一定の濃度階調を与えることができ、
また仮に高速印画時に単位通電サイクルに占める通電時
間が100%となって冷却期間が0%になったとしても、
通電インターバルに続く冷却インターバルにて必要な冷
却が行われることで、1ライン印画サイクルにおいて発
生する発熱エネルギを低速印画時と略々同一量に維持す
ることができ、印画速度によらずほぼ一定の濃度階調制
御を実現しながら高速印画が可能である等の優れた効果
を奏する。 また、前記通電モード切り替え手段が、印画速度の高
低を示す印画速度モードを選択するモード選択スイッチ
と、該モード選択スイッチによる印画素子モードの指定
を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮す
るとともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデュ
ーティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なくほ
ぼ一定の濃度階調を与えるCPUとを含むため、モード選
択スイッチを操作して高速印画モードや低速印画モード
といったモード指定をすることができ、またモード選択
スイッチにより選択された印画速度モードに応じてCPU
が単位通電サイクルと単位通電サイクルに占める通電時
間のデューティ比を可変制御するため、印画速度モード
ごとの濃度階調管理がきわめて精度よくかつ厳密に可能
であり、これにより多少印画品質は劣るが印画所要時間
が短くて済む高速印画を選ぶか、或いは印画所要時間は
多少長くかかるが印画品質の優れた低速印画が選ぶとい
った選択が、随意的確に可能である等の効果を奏する。
第1図は、本発明のサーマルプリンタの一実施例の主要
部の構成を示すブロック図、第2図は、第1図に示した
サーマルプリンタによる低速モードのライン印画サイク
ルのタイミング図、第3図は、第1図に示したサーマル
プリンタによる低速モードの単位通電サイクルのタイミ
ング図、第4図は、第1図に示したサーマルプリンタに
よる中速モードの単位通電サイクルのタイミング図、第
5図は、第1図に示したサーマルプリンタによる高速モ
ードのライン印画サイクルのタイミング図、第6図は、
第1図に示したサーマルプリンタよる高速モードの単位
通電サイクルのタイミング図である。 10……サーマルラインヘッド 12……発熱抵抗体 14……シフトレジスタ 16……ラッチ回路 28……データ比較回路 30……DMAコントローラ 32……階調カウンタ 34……クロック回路 36……ラッチ信号発生回路 38……ストローブ信号発生回路 40……CPU 42……モード選択スイッチ R1,R2,〜R512……発熱抵抗素子
部の構成を示すブロック図、第2図は、第1図に示した
サーマルプリンタによる低速モードのライン印画サイク
ルのタイミング図、第3図は、第1図に示したサーマル
プリンタによる低速モードの単位通電サイクルのタイミ
ング図、第4図は、第1図に示したサーマルプリンタに
よる中速モードの単位通電サイクルのタイミング図、第
5図は、第1図に示したサーマルプリンタによる高速モ
ードのライン印画サイクルのタイミング図、第6図は、
第1図に示したサーマルプリンタよる高速モードの単位
通電サイクルのタイミング図である。 10……サーマルラインヘッド 12……発熱抵抗体 14……シフトレジスタ 16……ラッチ回路 28……データ比較回路 30……DMAコントローラ 32……階調カウンタ 34……クロック回路 36……ラッチ信号発生回路 38……ストローブ信号発生回路 40……CPU 42……モード選択スイッチ R1,R2,〜R512……発熱抵抗素子
Claims (2)
- 【請求項1】印画ライン上の複数の画素に1対1で対応
して設けた複数の発熱抵抗素子と、1印画ラインを印画
するライン印画サイクルを通電インターバルと冷却イン
ターバルとに分け、該通電インターバルにあっては印画
速度によって通電時間と非通電時間の占有比が異なる単
位通電サイクルを、各発熱抵抗素子ごとに濃度階調に応
じた数だけ全発熱抵抗素子に対し一斉に実行し、前記冷
却インターバルにあっては通電を停止する印画制御手段
と、印画速度の高低を示す印画速度モードの指定を受
け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短縮すると
ともに、単位通電サイクルに占める通電時間のデューテ
ィ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係なくほぼ一
定の濃度階調を与える通電モード切り替え手段とを具備
することを特徴とするサーマルプリンタ。 - 【請求項2】前記通電モード切り替え手段が、印画速度
の高低を示す印画速度モードを選択するモード選択スイ
ッチと、該モード選択スイッチによる印画速度モードの
指定を受け、高速印画時ほど前記単位通電サイクルを短
縮するとともに、単位通電サイクルに占める通電時間の
デューティ比を大とし、各画素に対し印画速度に関係な
くほぼ一定の濃度階調を与えるCPUとを含むことを特徴
とする請求項1記載のサーマルプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1069078A JP2761915B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | サーマルプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP1069078A JP2761915B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | サーマルプリンタ |
Publications (2)
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Family
ID=13392191
Family Applications (1)
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JP1069078A Expired - Lifetime JP2761915B2 (ja) | 1989-03-20 | 1989-03-20 | サーマルプリンタ |
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-
1989
- 1989-03-20 JP JP1069078A patent/JP2761915B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH02248263A (ja) | 1990-10-04 |
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