JP2759411B2 - 半導体装置およびその作製方法 - Google Patents
半導体装置およびその作製方法Info
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Description
あるいは各種基板上に形成された絶縁性被膜上に設けら
れた非単結晶珪素膜を用いた絶縁ゲイト構造を有する半
導体装置、例えば、薄膜トランジスタ(TFT)や薄膜
ダイオード(TFD)、またはそれらを応用した薄膜集
積回路、特にアクティブ型液晶表示装置(液晶ディスプ
レー)用薄膜集積回路、およびその作製方法に関するも
のである。
有する半導体装置、例えば、TFTを画素の駆動に用い
るアクティブ型液晶表示装置やイメージセンサー等が開
発されている。
膜状の珪素半導体を用いるのが一般的である。薄膜状の
珪素半導体としては、非晶質珪素半導体(a−Si)か
らなるものと結晶性を有する珪素半導体からなるものの
2つに大別される。非晶質珪素半導体は作製温度が低
く、気相法で比較的容易に作製することが可能で量産性
に富むため、最も一般的に用いられているが、導電率等
の物性が結晶性を有する珪素半導体に比べて劣るため、
今後より高速特性を得る為には、結晶性を有する珪素半
導体からなるTFTの作製方法の確立が強く求められて
いた。尚、結晶性を有する珪素半導体としては、多結晶
珪素、微結晶珪素、結晶成分を含む非晶質珪素、結晶性
と非晶質性の中間の状態を有するセミアモルファス珪素
等が知られている。
得るには、珪素膜表面に何らかの手段によって界面特性
の優れたゲイト絶縁膜を形成する必要があった。例え
ば、石英基板のように高温に耐える基板上であれば、熱
酸化法を用いてゲイト絶縁膜を得ることができた。(例
えば、特公平3−71793)しかし、石英基板は高価
であり、かつ、融点が高いために大面積化が困難である
ということで、融点が低くてより量産性に優れ、安価な
他のガラス材料(例えば、コーニング7059番)を基
板として使用することが望まれた。しかし、より安価な
ガラス基板材料は、歪み点(歪み温度ともいう)が、7
50℃以下、一般的には550〜650℃で、通常の方
法で熱酸化膜を得るだけの高温に基板が耐えないという
問題があった。そのため、より低温で形成できる物理的
気相成長法(PVD法、例えばスパッタ法)や化学的気
相成長法(CVD法、例えばプラズマCVD法、光CV
D法等)によってゲイト絶縁膜が形成された。
によって作製した絶縁膜はピンホールが多く、また、界
面特性も良くなかった。さらにホットキャリヤ等の注入
に対しても弱く、電荷捕獲中心等が形成されやすかっ
た。このため、TFTとした場合の電界移動度やサブス
レシュホールド特性値(S値)が、良くないという問題
点、あるいはゲイト電極のリーク電流が多く、劣化がひ
どく、歩留りが低いという問題点があった。特にもとも
と移動度の小さな非晶質珪素を用いたTFTの場合に
は、このようなゲイト絶縁膜の特性はあまり問題となら
なかったが、移動度の高い結晶性の珪素膜を用いたTF
Tでは、珪素膜自体よりもゲイト絶縁膜の特性の方が大
きな問題となった。
を解決する手段を提供するものである。すなわち、結晶
性珪素膜を用いて、特性、信頼性、歩留りに優れたTF
Tの作製方法を提供する場合において、特に基板材料に
影響を与えない条件のもとで、ゲイト絶縁膜の作製方法
やゲイト絶縁膜の構造を提供することを課題とする。
素と水素の反応(一般的には水素/酸素=1.0〜1.
9の割合で混合し、反応せしめる方法。特にパイロジェ
ニック反応方法)または、水(水蒸気)を含んだ雰囲気
において500〜750℃、好ましくは550〜650
℃で加熱することによって、珪素膜を酸化させることに
よって、珪素膜の厚さを初期の状態から50Å減少さ
せ、結果として珪素膜の表面の汚れを酸化によって除去
する。そして、このようにして活性層の表面に得られた
酸化珪素を主成分とする絶縁膜を形成し、これをゲイト
絶縁膜として用いる。酸化の温度は使用する基板の種類
によって決定すればよく、代表的なガラス基板であるコ
ーニング社7059番基板では、550〜600℃が適
当であった。本発明では、基板は、コーニング社705
9番ガラス(無アルカリ、ホウ珪酸ガラス)に代表され
るような歪み温度(歪み点)が750℃以下、代表的に
は550〜650℃の各種ガラス基板とする。
ように雰囲気に0.1〜100%の水を添加する。これ
によって乾燥雰囲気に比較して酸化速度を10倍程度増
加させることができる。図5には、本発明の酸化法(水
蒸気分圧100%)によって得られる酸化珪素の厚さと
時間の関係を示したものであり、500〜650℃、例
えば、550〜650℃という低温で珪素膜を全面的に
酸化することが示されている。また、雰囲気中に塩化水
素等が含有されていても、酸化速度向上の上で効果があ
った。
(大気圧)のみでなく、加圧して1気圧を越え、15気
圧以下の加圧雰囲気での酸化が好ましい。例えば、10
気圧の水蒸気雰囲気では、1気圧の水蒸気雰囲気での酸
化に比較して、10倍の酸化速度が得られる。また、酸
化温度を下げることもできる。図5には10気圧での酸
化速度の変化も記した。雰囲気に水を含有せしめるに
は、一定の温度に保たれた水をキャリヤガスでバブリン
グする手法が簡便であるが、水の温度を厳密に制御しな
いと、水蒸気の分圧が変動するという欠点を有する。雰
囲気中の水蒸気の分圧を安定化させるには、酸素と水素
を反応させるいわゆるパイロジェニック酸化法を用いれ
ばよい。これは、純粋な水素を燃焼させて水蒸気を生成
する方法で、水素の流入量を制御すれば雰囲気中の水蒸
気の濃度が決定される。
に、アンモニア(NH3 )、ヒドラジン(N2 H4 )等
の窒化水素、あるいは一酸化二窒素(N2 O)、一酸化
窒素(NO)、二酸化窒素(NO2 )等の酸化窒素、も
しくはこれらの混合物を含む雰囲気において、400〜
750℃、好ましくは550〜650℃でアニールする
ことによって、珪素活性層と酸化珪素絶縁膜の界面、ま
たは、酸化珪素膜中に窒素を添加すると同時に酸化珪素
中の水素を脱気することによるゲイト絶縁膜の特性を改
善する。
酸化二窒素)の雰囲気において、500〜750℃、例
えば550〜650℃の温度でアニールをおこなった後
に、窒化水素(例えばアンモニア)の雰囲気で再びアニ
ールをおこなうという方法(第1の方法)を採用する
と、より大きな効果が得られた。また、アニール時にR
F放電またはマイクロ波放電をおこなって、プラズマ化
した雰囲気中の酸化窒素、窒化水素を励起し、活性化し
た原子を酸化珪素膜中に0.1〜10原子%添加させて
も高い効果が得られた。
て、瞬間的に強力な可視光線もしくは近赤外線(好まし
くは波長が0.6〜4μm)を基板に照射する方法(ラ
ンプアニール法、ラピッド・サーマル・アニール(RT
A)もしくはラピッド・サーマル・プロセッシング(R
TP)法、以下、第2の方法という)によっても同様な
効果が得られた。第1の方法と第2の方法を組み合わせ
て、すなわち基板を該雰囲気において400〜750℃
に加熱した状態で、RTPをおこなうと、より多くのS
i−N、O−N結合を酸化珪素膜中に形成し、不対結合
手の発生を抑制することにより一層大きな効果が得られ
た。
うと、水の触媒的な作用によって酸化速度が向上するこ
とが知られていた。そのため、従来において、単結晶半
導体集積回路の素子間の分離のための厚い(〜1μm)
絶縁膜を形成する目的で用いられていた。しかし、この
ようにして形成された酸化膜はゲイト絶縁膜には用いら
れないとされていた。これは、酸化珪素中に多量の水素
がSi−H結合、Si−OH結合という形で残存するた
めである。このSi−H結合、Si−OH結合は、結合
力が弱く、ホットキャリヤ等のエネルギーの高いキャリ
ヤの注入で、簡単に分断され、Si−の不対結合手の発
生による電荷捕獲中心を形成した。このため、ゲイト絶
縁膜中にSi−H、Si−OH結合結合が多量に存在す
ると、特性が低下するだけでなく、長期の使用において
劣化が著しく信頼性が低かった。
供したものである。すなわち、水を含む雰囲気の熱酸化
によって形成された酸化珪素膜を酸化窒素、窒化水素の
雰囲気において熱的な処理あるいは光処理をおこなうこ
とによって、酸化珪素の特性を改善せしめることができ
た。ここで、酸化窒素と窒化水素では作用が異なること
に注意する必要がある。
のSi−H結合は窒化あるいは酸化され、Si≡N、あ
るいはSi2 =N−O結合に変化する。特にこの反応は
酸化珪素と珪素の界面で進行しやすく、結果として窒素
は酸化珪素−珪素界面に集中する。後者においてはO原
子の他方の結合手が自由であり、不対結合手となった
り、水素と結合したりするので注意が必要である。そこ
で、再度、アンモニア等の窒化水素中で熱処理すると、
Si−N=H2 が形成され、安定化する。そして、この
窒素は酸化珪素の内部に比較的均一に添加される。この
ような手段で添加される窒素の量はSIMS(二次イオ
ン質量分析)法により、0.1〜10原子%であること
が明らかになった。
−H結合は単純に窒化され、Si≡N、あるいはSi−
N=H2 となる。しかし、この反応の確率は小さく、ど
ちらかというとSi=O結合を窒化して上記の結合に変
化させる割合が多く、Si−H結合は反応から取り残さ
れる傾向がある。したがって、より反応を促進するには
酸化窒化を用いてSi−H結合を無くしてから、窒化水
素処理をおこなう方が望ましい。本発明では、酸化珪素
中に0.1〜10原子%、代表的には、1〜5原子%の
窒素が含有されていることが好ましい。なお、上記の反
応は400〜750℃の熱アニールによっても進行する
が、温度が低いと反応速度は緩やかである。そこで、雰
囲気でRF放電またはマイクロ波放電をおこなうと窒化
水素、酸化窒素のイオンや活性種が生成し、温度を10
00℃以上に上昇させたのと実質的に同じ効果が得られ
る。同様に、RTPでも実質的な温度を1000℃以上
に上昇させることができるので効果がある。
面図を示す。まず、基板(コーニング7059)101
上にスパッタリング法によって厚さ2000Åの酸化珪
素の下地膜102を形成した。基板は、下地膜の成膜の
前もしくは後に、歪み温度よりも高い温度でアニールを
おこなった後、0.1〜1.0℃/分で歪み温度以下ま
で徐冷すると、その後の温度上昇を伴う工程(本発明の
熱酸化工程およびその後の熱アニール工程を含む)での
基板の収縮が少なく、マスク合わせが用意となる。コー
ニング7059基板では、620〜660℃で1〜4時
間アニールした後、0.03〜1.0℃/分、好ましく
は、0.1〜0.3℃/分で徐冷し、400〜500℃
まで温度が低下した段階で取り出すとよい。
00〜1500Å、例えば1000Åの真性(I型)の
非晶質珪素膜を成膜した。そして、窒素雰囲気(大気
圧)、600℃、48時間アニールして結晶化させ、珪
素膜を10〜1000μm角の大きさにパターニングし
て、島状の珪素膜(TFTの活性層)103を形成し
た。(図1(A))
圧、500〜750℃、代表的には600℃の酸素雰囲
気を水素/酸素=1.5〜1.9の比率でパイロジェニ
ック反応法を用いて形成した。かかる雰囲気中におい
て、3〜5時間放置することによって、珪素膜表面を酸
化させ、厚さ500〜1500Å、例えば1000Åの
酸化珪素膜104を形成した。注目すべき歯、かかる酸
化により、初期の珪素膜は、その表面が50Å以上減少
し、結果として、珪素膜の最表面部分の汚染が、珪素−
酸化珪素界面には及ばないようになった、すなわち、清
浄な珪素−酸化珪素界面が得られたことである。酸化珪
素膜の厚さは酸化される珪素膜の2倍であるので、10
00Åの厚さの珪素膜を酸化して、厚さ1000Åの酸
化珪素膜を得た場合には、残った珪素膜の厚さは500
Åということになる。
層は薄ければ薄いほど移動度の向上、オフ電流の減少と
いう良好な特性が得られる。一方、初期の非晶質珪素膜
の結晶化はその膜厚が大きいほど結晶化させやすい。し
たがって、従来は、活性層の厚さに関して、特性とプロ
セスの面で矛盾が存在していた。本発明はこの矛盾を初
めて解決したものであり、すなわち、結晶化前には非晶
質珪素膜を厚く形成し、良好な結晶性珪素膜を得る。そ
して、次にはこの珪素膜を酸化することによって珪素膜
を薄くし、TFTとしての特性を向上させるものであ
る。さらに、この熱酸化においては、再結合中心の存在
しやすい非晶質成分、結晶粒界が酸化されやすく、結果
的に活性層中の再結合中心を減少させるという特徴も有
する。このため製品の歩留りが高まる。
たのち、基板を一酸化二窒素雰囲気(1気圧、100
%)、600℃で2時間アニールした。(図1(B)) 引き続いて、減圧CVD法によって、厚さ3000〜8
000Å、例えば6000Åの多結晶珪素(0.01〜
0.2%の燐を含む)を成膜した。そして、珪素膜をパ
ターニングして、ゲイト電極105を形成した。さら
に、この珪素膜をマスクとして自己整合的に、イオンド
ーピング法(プラズマドーピング法とも言う)によっ
て、活性層領域(ソース/ドレイン、チャネルを構成す
る)にN導電型を付与する不純物(ここでは燐)を添加
した。ドーピングガスとして、フォスフィン(PH3 )
を用い、加速電圧を60〜90kV、例えば80kVと
した。ドーズ量は1×1015〜8×1015cm-2、例え
ば、5×1015cm-2とした。この結果、N型の不純物
領域106と107が形成された。
ル行った。レーザー光としては、KrFエキシマレーザ
ー(波長248nm、パルス幅20nsec)を用いた
が、他のレーザーであってもよい。レーザー光の照射条
件は、エネルギー密度が200〜400mJ/cm2 、
例えば250mJ/cm2 とし、一か所につき2〜10
ショット、例えば2ショット照射した。このレーザー光
の照射時に基板を200〜450℃程度に加熱すること
によって、効果を増大せしめてもよい。(図1(C))
アニールによる方法でもよい。近赤外線は非晶質珪素よ
りも結晶化した珪素へは吸収されやすく、1000℃以
上の熱アニールにも匹敵する効果的なアニールを行うこ
とができる。その反面、ガラス基板(遠赤外光はガラス
基板に吸収されるが、可視・近赤外光(波長0.5〜4
μm)は吸収されにくい)へは吸収されにくいので、ガ
ラス基板を高温に加熱することがなく、また短時間の処
理ですむので、ガラス基板の縮みが問題となる工程にお
いては最適な方法であるといえる。
8を層間絶縁物としてプラズマCVD法によって形成し
た。この層間絶縁物としてはポリイミドを利用してもよ
い。さらにコンタクトホールを形成して、金属材料、例
えば、窒化チタンとアルミニウムの多層膜によってTF
Tの電極・配線109、110を形成した。最後に、1
気圧の水素雰囲気で350℃、30分のアニールを行
い、TFTを完成した。(図1(D))
は110〜150cm2 /Vs、S値は0.2〜0.5
V/桁であった。また、同様な方法によってソース/ド
レインにホウ素をドーピングしたPチャネル型TFTも
作製したところ、移動度は90〜120cm2 /Vs、
S値は0.4〜0.6V/桁であり、公知のPVD法や
CVD法によってゲイト絶縁膜を形成した場合に比較し
て、移動度は2割以上高く、S値は20%以上も減少し
た。また、信頼性の面からも、本実施例で作製されたT
FTは1000℃の高温熱酸化によって作製されたTF
Tにひけをとらない良好な結果を示した。
トリクスの画素の制御に用いられるTFTの作製工程に
関するものである。図2に本実施例の作製工程を示す。
まず、実施例1と同様に、ガラス基板(コーニング70
59)を歪み点(593℃)よりも高い620〜660
℃、例えば640℃で1〜4時間、例えば1時間アニー
ルし、その後、0.03〜1℃/分、例えば0.2℃/
分で徐冷し、400〜500℃、例えば450℃まで温
度が低下した段階で取り出した。
し、TEOS(テトラ・エトキシ・シラン)と酸素を原
料ガスとしてプラズマCVD法によって厚さ2000Å
の酸化珪素の下地膜202を形成した。そして、プラズ
マCVD法によって、厚さ500〜1500Å、例えば
1000Åの真性(I型)の非晶質珪素膜203を成膜
した。次に連続的に厚さ500〜2000Å、例えば1
000Åの酸化珪素膜205をプラズマCVD法によっ
て成膜した。そして、酸化珪素膜205を選択的にエッ
チングして、非晶質珪素の露出した領域206を形成し
た。そして、全面に平均厚さ20〜50Åのニッケル膜
207をスパッタ法で成膜した。ニッケル膜は連続した
膜状でなくともよい。
作用を有する。結晶化を助長させる元素としては、他に
Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、P
t、Sc、Ti、V、Cr、Mn、Cu、Zn、Au、
Agにおいて作用が確認されている。このような金属元
素を用いて、通常の固相成長温度よりも低温・短時間で
結晶化をおこなうことができる。
℃、例えば550℃、8時間の加熱アニールを行い、珪
素膜303の結晶化を行った。結晶化は、ニッケルと珪
素膜が接触した領域206を出発点として、矢印で示さ
れるように基板に対して平行な方向に結晶成長が進行し
た。図においては領域204は結晶化した部分、領域2
03は未結晶化(非晶質)の部分を示す。(図2
(A))
204をパターニング後、ドライエッチングして、島状
の活性層領域208を形成した。この際、図2(A)で
206で示された領域は、ニッケルが直接導入された領
域であり、ニッケルが高濃度に存在する領域である。ま
た、結晶成長の先端にも、やはりニッケルが高濃度に存
在することが確認されている。これらの領域では、その
中間の領域に比較してニッケルの濃度が1桁近く高いこ
とが判明している。したがって、本実施例においては、
活性層208において、これらのニッケル濃度の高い領
域がチャネル形成領域と重ならないようにした。本実施
例の活性層中でのニッケル濃度は、SIMS(2次イオ
ン質量分析)法による測定で1×1017〜1×1019原
子cm-3程度であった。
気圧、500〜600℃の、代表的には550℃の雰囲
気中において、1時間放置することによって、活性層
(珪素膜)208の表面を酸化させ、酸化珪素膜209
を形成した。酸化珪素膜の厚さは1000Åとした。熱
酸化によって酸化珪素膜209を形成したのち、基板
を、アンモニア雰囲気(1気圧、100%)、400℃
に保持した。そして、この状態で基板に対して、波長
0.6〜4μm、例えば、0.8〜1.4μmにピーク
をもつ赤外光を30〜180秒照射し、酸化珪素膜20
9に対して窒化処理をほどこした。雰囲気に0.1〜1
0%のHClを混入してもよかった。
いた。赤外光の強度は、モニターの単結晶シリコンウェ
ハー上の温度が900〜1200℃の間にあるように調
整した。具体的には、シリコンウェハーに埋め込んだ熱
電対の温度をモニターして、これを赤外線の光源にフィ
ードバックさせた。本実施例では、昇温は、一定で速度
は50〜200℃/秒、降温は自然冷却で20〜100
℃であった。この赤外光照射は、珪素膜を選択的に加熱
することになるので、ガラス基板への加熱を最小限に抑
えることができる。(図2(B))
厚さ3000〜8000Å、例えば6000Åのアルミ
ニウム(0.01〜0.2%のスカンジウムを含む)を
成膜した。そして、アルミニウム膜をパターニングし
て、ゲイト電極210を形成した。(図2(C))
陽極酸化して、表面に酸化物層211を形成した。この
陽極酸化は、酒石酸が1〜5%含まれたエチレングリコ
ール溶液中で行った。得られた酸化物層211の厚さは
2000Åであった。なお、この酸化物211は、後の
イオンドーピング工程において、オフセットゲイト領域
を形成する厚さとなるので、オフセットゲイト領域の長
さを上記陽極酸化工程で決めることができる。(図2
(D))
ピング法とも言う)によって、活性層領域(ソース/ド
レイン、チャネルを構成する)にゲイト電極部、すなわ
ちゲイト電極210とその周囲の酸化層211をマスク
として、自己整合的にN導電型を付与する不純物(ここ
では燐)を添加した。ドーピングガスとして、フォスフ
ィン(PH3 )を用い、加速電圧を60〜90kV、例
えば80kVとした。ドーズ量は1×1015〜8×10
15cm-2、例えば、4×1015cm-2とした。この結
果、N型の不純物領域212と213を形成することが
できた。図からも明らかなように不純物領域とゲイト電
極とは距離xだけ放れたオフセット状態となった。この
ようなオフセット状態は、特にゲイト電極に逆電圧(N
チャネルTFTの場合はマイナス)を印加した際のリー
ク電流(オフ電流ともいう)を低減する上で有効であっ
た。特に、本実施例のようにアクティブマトリクスの画
素を制御するTFTにおいては良好な画像を得るために
画素電極に蓄積された電荷が逃げないようにリーク電流
が低いことが望まれるので、オフセットを設けることは
有効であった。
ルを行った。レーザー光としては、KrFエキシマレー
ザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を用い
たが、他のレーザーであってもよい。レーザー光の照射
条件は、エネルギー密度が200〜400mJ/cm
2 、例えば250mJ/cm2 とし、一か所につき2〜
10ショット、例えば2ショット照射した。このレーザ
ー光の照射時に基板を200〜450℃程度に加熱する
ことによって、効果を増大せしめてもよい。(図2
(E))
4を層間絶縁物としてプラズマCVD法によって形成し
た。さらに、スピンコーティング法によって透明なポリ
イミド膜215を形成し、表面を平坦化した。このよう
にして形成された平面上にスパッタ法によって厚さ80
0Åの透明導電性膜(ITO膜)を成膜し、これをパタ
ーニングして画素電極216を形成した。
タクトホールを形成して、金属材料、例えば、窒化チタ
ンとアルミニウムの多層膜によってTFTの電極・配線
217、218を形成した。最後に、1気圧の水素雰囲
気で350℃、30分のアニールを行い、TFTを有す
るアクティブマトリクスの画素回路を完成した。(図2
(F))
断面図を示す。まず、実施例1と同様に基板(コーニン
グ7059)を歪み点(593℃)よりも高い620〜
660℃、例えば640℃で1〜4時間、例えば1時間
アニールし、その後、0.01〜1℃/分、例えば0.
2℃/分で徐冷し、400〜500℃、例えば450℃
まで温度が低下した段階で取り出した。このような処理
を施した基板301を洗浄し、TEOSを原料とするプ
ラズマCVD法によって厚さ2000Åの酸化珪素の下
地膜302を形成した。そして、プラズマCVD法によ
って、厚さ100〜1000Å、例えば800Åの真性
(I型)の非晶質珪素膜を成膜し、実施例1もしくは2
の手法のいずれかを用いて結晶化された。そして、結晶
化した珪素膜をパターニングして、島状の珪素膜(活性
層)303を形成した。
%の水蒸気を含む4気圧、500〜600℃、代表的に
は550℃の雰囲気中において、1時間放置することに
よって、珪素膜303の表面に酸化珪素膜304を形成
した。かくして、珪素膜の厚さを50Å以上減少させ、
珪素−酸化珪素界面に自然酸化物が存在しないようにし
た。熱酸化によって厚さ500Åの酸化珪素膜304を
形成したのち、アニール炉の雰囲気を一酸化二窒素雰囲
気(1気圧、100%)に変更し、600℃で2時間ア
ニールした。さらに、雰囲気をアンモニア(1気圧、1
00%)に変更し、600℃で2時間アニールした。
厚さ3000〜8000Å、例えば6000Åのアルミ
ニウム(0.01〜0.2%のスカンジウムを含む)を
成膜した。そして、アルミニウム膜をパターニングし
て、ゲイト電極305を形成した。(図3(A))
陽極酸化して、表面に酸化物層306を形成した。この
陽極酸化は、酒石酸が1〜5%含まれたエチレングリコ
ール溶液中で行った。得られた酸化物層の厚さは200
0Åであった。なお、この酸化物は、後のイオンドーピ
ング工程において、オフセットゲイト領域を形成する厚
さとなるので、オフセットゲイト領域の長さを上記陽極
酸化工程で決めることができる。
ピング法とも言う)によって、結晶シリコン領域303
にゲイト電極部(すなわち、ゲイト電極305とその周
囲の陽極酸化物306)をマスクとして、自己整合的に
N導電型を付与する不純物(ここでは燐)を添加した。
ドーピングガスとして、フォスフィン(PH3 )を用
い、加速電圧を60〜90kV、例えば80kVとし
た。ドーズ量は1×1013〜1×1015cm-2、例え
ば、2×1014cm-2とした。この結果、N型の不純物
領域(低濃度不純物領域、LDD)307と308を形
成することができた。実施例2と同様に不純物領域はゲ
イト電極とxだけ離れている。
ルを行った。レーザー光としては、KrFエキシマレー
ザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を用い
たが、他のレーザーであってもよい。レーザー光の照射
条件は、エネルギー密度が200〜400mJ/cm
2 、例えば250mJ/cm2 とし、一か所につき2〜
10ショット、例えば2ショット照射した。このレーザ
ー光の照射時に基板を200〜450℃程度に加熱する
ことによって、効果を増大せしめてもよい。(図3
(B))
9をプラズマCVD法によって形成した。(図3
(C)) そして、反応性イオンエッチング(RIE)法によっ
て、異方性エッチングをおこない、酸化珪素膜309を
エッチングして、ゲイト電極部の側面にサイドウォール
(側壁)310を残存せしめた。この際、ゲイト絶縁膜
である酸化珪素膜304も同時にエッチングした。
ニッケルの金属被膜311を厚さ100〜500Å、例
えば300Å全面に形成した。(図3(D)) そして、これにレーザー光、もしくは可視光線・近赤外
線の強光を照射して、金属膜311とソース/ドレイン
領域307、308を反応させ、シリサイド領域31
2、313を形成した。
4を層間絶縁物としてプラズマCVD法によって形成し
た。さらにコンタクトホールを形成して、金属材料、例
えば、窒化チタンとアルミニウムの多層膜によってTF
Tの電極・配線315、316を形成した。最後に、1
気圧の水素雰囲気で350℃、30分のアニールを行
い、TFTを完成した。本実施例のTFTでは、ソース
/ドレイン領域のシート抵抗がシリサイド312、31
3の存在によって著しく低下し、よって、TFTの諸特
性(例えば、電界効果移動度)を向上させることができ
た。(図3(E))
トリクスの画素の制御に用いられるTFTの作製工程に
関するものである。図4に本実施例の作製工程を示す。
まず、実施例2と同様に、ガラス基板(コーニング70
59)401を熱処理した後、TEOS(テトラ・エト
キシ・シラン)と酸素を原料ガスとしてプラズマCVD
法によって厚さ2000Åの酸化珪素の下地膜402を
形成した。そして、プラズマCVD法によって、厚さ5
00〜1500Å、例えば1000Åの真性(I型)の
非晶質珪素膜を成膜し、実施例2と同様な手段によっ
て、ニッケルを選択的に添加し、珪素膜を結晶化せしめ
た。マスクとしては、プラズマCVD法によって成膜し
た厚さ500〜2000Å、例えば1000Åの窒化珪
素膜405を用いた。そして、全面に平均厚さ20〜5
0Åのニッケル膜をスパッタ法で成膜した後、窒素雰囲
気下で500〜620℃、例えば550℃、8時間の加
熱アニールを行い、珪素膜の結晶化を行った。次に、窒
化珪素膜205をマスクとして、珪素膜を300Åドラ
イエッチング法によってエッチングし、珪素膜の厚い領
域403と薄い領域404を形成した。(図4(A))
気圧、500〜600℃の、代表的には550℃の雰囲
気中において、2時間放置することによって、薄い領域
404を酸化させ、酸化珪素膜407を形成した(図5
参照)。この結果、厚い珪素膜領域403は酸化珪素4
07に囲まれて、互いに絶縁された。この語、窒化珪素
膜405のみを除去して、厚い珪素膜領域403の表面
を露呈させた。そして、この表面に実施例1と同様にパ
イロジェニック熱酸化または前記した酸化珪素407の
熱酸化と同様な方法で酸化珪素膜408を形成した。酸
化珪素膜408の厚さは1000Åとした。熱酸化によ
って酸化珪素膜408を形成したのち、基板を、アンモ
ニア雰囲気(1気圧、100%)、400℃に保持し
た。そして、この状態で実施例2と同様に波長0.6〜
4μm、例えば、0.8〜1.4μmにピークをもつ赤
外光を30〜180秒照射し、酸化珪素膜408に対し
て窒化処理をほどこした。(図4(B))
厚さ3000〜8000Å、例えば6000Åのアルミ
ニウム(0.01〜0.2%のスカンジウムを含む)を
成膜した。そして、アルミニウム膜をパターニングし
て、ゲイト電極409を形成した。(図4(C)) さらに、このアルミニウムの電極の表面を陽極酸化し
て、表面に酸化物層410を形成した。この陽極酸化
は、酒石酸が1〜5%含まれたエチレングリコール溶液
中で行った。得られた酸化物層410の厚さは2000
Åであった。なお、この酸化物410は、後のイオンド
ーピング工程において、オフセットゲイト領域を形成す
る厚さとなるので、オフセットゲイト領域の長さを上記
陽極酸化工程で決めることができる。(図4(D))
ピング法とも言う)によって、活性層領域(ソース/ド
レイン、チャネルを構成する)にゲイト電極部、すなわ
ちゲイト電極409とその周囲の酸化層410をマスク
として、自己整合的にN導電型を付与する不純物(ここ
では燐)を添加した。ドーピングガスとして、フォスフ
ィン(PH3 )を用い、加速電圧を60〜90kV、例
えば80kVとした。ドーズ量は1×1015〜8×10
15cm-2、例えば、4×1015cm-2とした。この結
果、N型の不純物領域411と412を形成することが
できた。
ルを行った。レーザー光としては、KrFエキシマレー
ザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を用い
たが、他のレーザーであってもよい。レーザー光の照射
条件は、エネルギー密度が200〜400mJ/cm
2 、例えば250mJ/cm2 とし、一か所につき2〜
10ショット、例えば2ショット照射した。このレーザ
ー光の照射時に基板を200〜450℃程度に加熱する
ことによって、効果を増大せしめてもよい。(図4
(E)) 続いて、層感絶縁物としてスピンコーティング法によっ
て透明なポリイミド膜413を形成し、表面を平坦化し
た。このようにして形成された平面上にスパッタ法によ
って厚さ800Åの透明導電性膜(ITO膜)を成膜
し、これをパターニングして画素電極414を形成し
た。
ールを形成して、金属材料、例えば、窒化チタンとアル
ミニウムの多層膜によってTFTの電極・配線415、
416を形成した。そして、1気圧の水素雰囲気で35
0℃、30分のアニールを行い、さらに全面にパッシベ
ーション膜として、プラズマCVD法による厚さ100
0Åの窒化珪素膜417を形成した。こうしてTFTを
有するアクティブマトリクスの画素回路を完成した。
(図4(F))
改善された。また、本発明による熱酸化膜は薄くてもピ
ンホールが皆無であるので、歩留りも向上させることが
できた。特に、従来は各種PVD法、CVD法を用いて
ゲイト絶縁膜の成膜をおこなっていたが、このような成
膜方法ではフレークやパーティクルが発生し、そのた
め、装置のメンテナンスに多くの時間がかかり、量産性
が低下したが、本発明では、このようなフレークやパー
ティクルはほとんど発生しない。そのため、装置のメン
テナンスの時間が短縮され、量産性が向上した。また、
本発明を実施する際の初期投資も、従来のPVD法、C
VD法の場合に比べると、十分に小さいものであり、特
に実施例3に示したように、熱酸化と窒化水素、酸化窒
素アニールを同一チャンバーでおこなうとより設備投資
を削減できる。このように本発明は工業上有益な発明で
ある。
施例1参照)
施例2参照)
施例3参照)
施例4参照)
子を示す。
Claims (12)
- 【請求項1】 歪み点が750℃以下の絶縁表面を有す
るガラス基板上に形成された薄膜トランジスタを有する
半導体装置において、 前記薄膜トランジスタが、 前記絶縁表面上に形成された珪素を主成分とする薄膜活
性層と、 前記薄膜活性層を熱酸化することにより形成されたゲイ
ト絶縁膜と、 前記ゲイト絶縁膜上に形成されたゲイト電極とを有し、 前記ゲイト絶縁膜と前記薄膜活性層との界面または前記
ゲイト絶縁膜中に窒素を含有することを特徴とする半導
体装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記薄膜活性層の膜厚は500Åないし1450Åであ
り、前記ゲイト絶縁膜の膜厚は100Åないし1500
Åであることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体装置に
おいて、 前記ゲイト絶縁膜には0.1〜10原子%の窒素が含有
されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項4】 歪み点が750℃以下の絶縁表面を有す
るガラス基板上に薄膜トランジスタを形成する半導体装
置の作製方法において、 前記絶縁表面上に珪素を主成分とする薄膜活性層を形成
する第1の工程と、 前記薄膜活性層を選択的にエッチングすることによっ
て、島状の領域を形成する第2の工程と、 酸素と水素との反応または水を含む第1の雰囲気におい
て750℃以下の温度に加熱することによって、前記島
状の領域を酸化し熱酸化膜を形成する第3の工程と、 窒化水素化合物もしくは酸化窒素化合物あるいはそれら
の混合物を含む第2の雰囲気において、前記ガラス基板
を750℃以下でアニールする第4の工程と、 前記熱酸化膜上にゲイト電極を形成する第5の工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置の作製方法
において、 前記第3の工程の前記第1の雰囲気中にさらに塩化水素
を含有させることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の半導体装置の
作製方法において、前記第3の工程の前記酸化は1気圧
以上15気圧以下で行なわれることを特徴とする半導体
装置の作製方法。 - 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれか1項に記載
の半導体装置の作製方法において、 前記第4の工程の前記第2の雰囲気中での前記アニール
は、酸化窒素化合物を含む雰囲気中での第1のアニール
と、 窒化水素化合物を含む雰囲気中での第2のアニールとか
らなることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項8】 請求項4ないし7のいずれか1項に記載
の半導体装置の作製方法において、 前記第4の工程の前記アニールは、前記第2の雰囲気を
高周波放電またはマイクロ波放電によりプラズマ化し、
前記窒化水素化合物もしくは酸化窒素化合物あるいはそ
れらの混合物を励起し活性化して行うことを特徴とする
半導体装置の作製方法。 - 【請求項9】 請求項4ないし8のいずれか1項に記載
の半導体装置の作製方法において、 前記第4の工程の前記アニールが、熱アニールであるこ
とを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項10】 請求項4ないし8のいずれか1項に記
載の半導体装置の作製方法において、 前記第4の工程の前記アニールが、可視光線もしくは近
赤外線を照射するRTP(ラピッド・サーマル・プロセ
ッシング)であることを特徴とする半導体装置の作製方
法。 - 【請求項11】 請求項4ないし10のいずれか1項に
記載の半導体装置の作製方法において、 前記第4の工程の前記第2の雰囲気中の前記窒化水素化
合物がアンモニアであり、前記酸化窒素化合物が一酸化
二窒素であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項12】 請求項4ないし11のいずれか1項に
記載の半導体装置の作製方法において、 前記第4の工程の前記第2の雰囲気中に塩化水素を含有
させることを特徴とする半導体装置の作製方法。
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JPH0794751A JPH0794751A (ja) | 1995-04-07 |
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Family
ID=17256663
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JPH02224340A (ja) * | 1989-02-27 | 1990-09-06 | Seiko Epson Corp | 薄膜トランジスタの製造方法 |
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-
1993
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