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JP2758917B2 - ガラスセラミックフィルター - Google Patents

ガラスセラミックフィルター

Info

Publication number
JP2758917B2
JP2758917B2 JP1483689A JP1483689A JP2758917B2 JP 2758917 B2 JP2758917 B2 JP 2758917B2 JP 1483689 A JP1483689 A JP 1483689A JP 1483689 A JP1483689 A JP 1483689A JP 2758917 B2 JP2758917 B2 JP 2758917B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
powder
filter
glass powder
ceramic filter
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1483689A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02194806A (ja
Inventor
眞純 小石
精二 市橋
義明 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOA GARASU KK
Original Assignee
KOA GARASU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KOA GARASU KK filed Critical KOA GARASU KK
Priority to JP1483689A priority Critical patent/JP2758917B2/ja
Publication of JPH02194806A publication Critical patent/JPH02194806A/ja
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Publication of JP2758917B2 publication Critical patent/JP2758917B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、固体ー液体系、固体ー気体系等から特定サ
イズの固体及び特定の成分等を選択的に分離するための
ガラスセラミックフィルターに関するものであり、特に
多数の均一な貫通細孔を有するものである。そしてこの
ガラスフィルターは、複合ガラス粉体を成形後に焼成す
るか、又は複合ガラス粉体とアルミナ等の無機物質粉体
若しくはガラス粉体とを均質に混合することによって得
られた混合物を成形後に焼成することによって得られ
る。
又、本発明のガラスセラミックフィルターは、汚水の
処理、飲用水の精製、廃ガスの処理、又は赤血球と血し
ょうとの分離等の血液の分離処理などの種々の被処理物
を対象とした分離処理にも使用される。
(従来の技術) 従来、かかる分野においては、種々の材質からなるフ
ィルターが知られていたが、かかる材質の内、ガラスま
たはセラミック等の無機物質を原料として構成されたフ
ィルターとしては、ガラス粉体のみから構成されたガラ
スフィルター又はアルミナ等の無機物質粉体のみから構
成されるセラミックフィルターが知られていただけであ
った。
しかし、本発明における複合ガラス粉体を成形後に焼
成した、又は複合ガラス粉体とアルミナ等の無機物質若
しくはこの複合ガラス粉体とは組成の相違するガラス粉
体とを均質に混合したものを成形後に焼成して得られた
ガラスセラミックフィルターは知られていなかった。
(発明が解決しようとする課題) 従来のガラス粉体のみ又はアルミナ等の無機物質粉体
のみから構成されたガラス又はセラミックフィルターは
種々の欠点を有していた。例えば、リン酸塩ガラス粉体
のみから構成されるガラスフィルターはリン酸塩ガラス
粉体自体が吸湿性であるので、これから得られたフィル
ターを長期間空気中に放置しておくと空気中の水分を吸
収してフィルター表面がべとつくようになる欠点があっ
た。
(課題を解決するための手段) 本発明は、かかる欠点を克服するために研究開発を重
ねた結果、少なくとも1種類の複合ガラス粉体を成形後
に焼成することにより、又は少なくとも1種類の複合ガ
ラス粉体とアルミナ(A12O3)、チタニア(TiO2)、ゼ
オライト等の少なくとも1種類の無機物質粉体若しくは
少なくとも1種類のガラス粉体とを均質に混合したもの
を成形後に焼成することによりフィルターとすることに
よって、かかる欠点を克服することができた。
本発明により、従来のガラス粉体又は無機物質粉体の
みから得られたガラス又はセラミックフィルターには存
在しない顕著な機能を有するガラスセラミックフィルタ
ーを得ることができた。例えば、リン酸塩ガラス粉体表
面にアルミナ粉体を融着することにより得られた複合ガ
ラス粉体を用いて得られたガラスセラミックフィルター
は、長期間空気中で使用又は放置しても、フィルター表
面がべとつかなくという特徴を有する。そして、この際
に、アルミナ等の無機物質の混合量を調整することによ
って、それによる疎水性の程度を適宜に変更調節するこ
とが可能になる。
このように、本発明における複合ガラス粉体、又は複
合ガラス粉体と無機物質粉体又はガラス粉体とからなる
混合物を使用して得られたガラスセラミックフィルター
は、ガラス又は無機物質のみから得られたガラス又はセ
ラミックフィルターには存在しない特性を有するものと
なる。
本発明のフィルターを製造するための複合ガラス粉体
は、ガラス粉体の表面にアルミナ、チタニア、ゼオライ
ト等の無機物質粉体を融着させたものである。そしてこ
れらの粉体の粒径としては10nm−10mmのものが使用され
る。
又本発明においては、この複合ガラス粉体に、必要に
応じてフィルター微孔形成用の炭素質物質若しくは液溶
解性物質、又はこの微孔形成を促進させるためのチリ硝
石等の酸化剤を添加することもできる。
これらの複合ガラス粉体を用いてガラスセラミックフ
ィルターを成形するには、この粉体をプレス成形、型成
形、又はスラリー成形等の周知の成形手段によって行わ
れる。
(実施例) 本発明を実施例を用いて説明する。
実施例1、2及び3 上記各実施例においては、下記の表1に記載された組
成から成るフィルター原料を、プレス圧1.0ton/cm2で加
圧成形して所望のフィルター形状とし、これを焼成温度
700−900℃において2時間焼成することによって、直径
15mm、厚さ2mmサイズのフィルターが得られた。
コンポジットガラス:リン酸塩ガラスと無機物質(ア
ルミナ、チタニア等)との複合ガラス 実施例4、5及び6 上記各実施例においては、下記表2に記載された組成
からなるフィルター原料を、プレス圧1.0ton/cm2で加圧
成形して所望の形状のフィルター形状とし、これを焼成
温度700−900℃で2時間焼成することによって直径15m
m、厚さ2mmサイズのガラスフィルターが得られた。
(発明の効果) 本発明においては、フィルター原料として複合ガラス
粉体を使用することにより、従来のガラスのみ又は無機
物質のみのものから得られたガラス又はセラミックフィ
ルターと比較して種々の顕著な効果が生起する。
例えば、リン酸塩ガラス粉体をベースとし、この表面
にアルミナ粉体を融着した複合ガラス粉体から得られた
ガラスセラミックフィルターは、リン酸塩ガラス自体の
吸湿性が防止されるので、これを長期間空中に放置して
もフィルター表面がべとかないという顕著な効果を生ず
る。
又、本発明の複合ガラス粉体と共に用いる無機物質粉
体の1つとして,例えばゼオライト粉体を使用した場合
には、得られたフィルターは固体等の除去だけではなく
イオン交換、臭いの吸着等の機能をも有することにな
る。
更に又、リン酸塩ガラスをベースとした複合ガラス粉
体とこれと組成の相違するほう珪酸塩ガラス等からなる
多孔質ガラスを用いてフィルターを製造した場合には、
このフィルターは、高温における化学反応の生成ガスの
分離・精製、海水の脱塩又は排水の浄化等においてその
効果を発揮することができる。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス粉体の表面に無機物質粉体を融着さ
    せることによって得られた少なくとも1種類の複合ガラ
    ス粉体を成形後、焼成することからなるガラスセラミッ
    クフィルター。
  2. 【請求項2】少なくとも1種類の複合ガラス粉体と少な
    くとも1種類の無機物質粉体とを均質に混合することに
    よって得られた混合物を成形後、焼成することからなる
    ガラスセラミックフィルター。
  3. 【請求項3】少なくとも1種類の複合ガラス粉体と少な
    くとも1種類のガラス粉体とを均質に混合することによ
    って得られた混合物を成形後、焼成することからなるガ
    ラスセラミックフィルター。
JP1483689A 1989-01-24 1989-01-24 ガラスセラミックフィルター Expired - Lifetime JP2758917B2 (ja)

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JPH02194806A JPH02194806A (ja) 1990-08-01
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CN114613529B (zh) * 2022-05-07 2022-08-16 西安宏星电子浆料科技股份有限公司 一种无铅厚膜电阻浆料

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JPH02194806A (ja) 1990-08-01

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