JP2758666B2 - 洗浄給水装置 - Google Patents
洗浄給水装置Info
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- JP2758666B2 JP2758666B2 JP22803889A JP22803889A JP2758666B2 JP 2758666 B2 JP2758666 B2 JP 2758666B2 JP 22803889 A JP22803889 A JP 22803889A JP 22803889 A JP22803889 A JP 22803889A JP 2758666 B2 JP2758666 B2 JP 2758666B2
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- valve mechanism
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は水洗式便器へ洗浄水を供給する洗浄給水装置
に関する。
に関する。
(従来の技術) 給水圧にかかわらず、便器へ所定量の洗浄水を供給す
る装置として、量水計により測定された洗浄水の流下量
が所定値に達したときに弁機構を閉にするものが特開昭
63−114734号公報に開示されている。
る装置として、量水計により測定された洗浄水の流下量
が所定値に達したときに弁機構を閉にするものが特開昭
63−114734号公報に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) 量水器は、翼車以外に流量積算のためのギヤ機構を備
えているので、量水器そのものが大型であり、広い設置
スペースが必要である。また、ギヤ機構を駆動するため
圧力損失が大きく、特に給水圧力が低い場合には圧力損
失の影響により便器の洗浄が確実に行なわれないことが
ある。
えているので、量水器そのものが大型であり、広い設置
スペースが必要である。また、ギヤ機構を駆動するため
圧力損失が大きく、特に給水圧力が低い場合には圧力損
失の影響により便器の洗浄が確実に行なわれないことが
ある。
さらに、サイホン式やサイホンジェット式の便器で
は、便器のボウル部へ供給される洗浄水の勢いあるいは
ジェット噴射孔からトラップ排水路へ向けて噴射される
洗浄水の勢いが弱いと通常(給水圧が所定値以上)の場
合より多量の洗浄水を供給しないとサイホン作用を発生
させることができず、汚物・汚水が搬送(排出)できな
いことがある。
は、便器のボウル部へ供給される洗浄水の勢いあるいは
ジェット噴射孔からトラップ排水路へ向けて噴射される
洗浄水の勢いが弱いと通常(給水圧が所定値以上)の場
合より多量の洗浄水を供給しないとサイホン作用を発生
させることができず、汚物・汚水が搬送(排出)できな
いことがある。
本発明はこれらの課題を解決するためになされたもの
で、その目的は、圧力損失が少なく、かつ、小形で便器
に内蔵することもできる所定量の洗浄給水装置を提供す
ることにある。また、給水圧力が低下した場合でも便器
の洗浄を確実に行なうことのできる洗浄給水装置を提供
するものである。
で、その目的は、圧力損失が少なく、かつ、小形で便器
に内蔵することもできる所定量の洗浄給水装置を提供す
ることにある。また、給水圧力が低下した場合でも便器
の洗浄を確実に行なうことのできる洗浄給水装置を提供
するものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、便器へ洗浄水を供給
する給水管に流量調節弁機構を介設するとともに、この
流量調節弁機構の下流側の給水管に圧力センサを備え、
制御装置は、便器へ洗浄水を供給している状態での前記
圧力センサの検出圧力に基づいて、所定の流量が得られ
るよう流量調節弁機構の開度を調節するとともに、この
開度に係るデータを記憶し、次回の洗浄時には前記開度
に係るデータに基づいて流量調節弁機構を開弁した後、
前記圧力センサの検出圧力による弁開度制御を行なうよ
うに構成したものである。
する給水管に流量調節弁機構を介設するとともに、この
流量調節弁機構の下流側の給水管に圧力センサを備え、
制御装置は、便器へ洗浄水を供給している状態での前記
圧力センサの検出圧力に基づいて、所定の流量が得られ
るよう流量調節弁機構の開度を調節するとともに、この
開度に係るデータを記憶し、次回の洗浄時には前記開度
に係るデータに基づいて流量調節弁機構を開弁した後、
前記圧力センサの検出圧力による弁開度制御を行なうよ
うに構成したものである。
(作用) 上記のように構成された本発明は、所定の瞬間流量を
迅速に便器へ供給して汚物・汚水を搬送することができ
る。
迅速に便器へ供給して汚物・汚水を搬送することができ
る。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明に係る洗浄給水装置を備えたサイホン
式の便器の縦断面図である。
式の便器の縦断面図である。
便器1は隔壁2で区画されたボウル部3とトラップ排
水路4を有する。トラップ排水路4は、ボウル部3の後
壁下部に開設した流入口5と便器1と後部底面に開設し
た流出口6とを略逆U字状に屈曲して絡するよう形成し
ている。トラップ排水路4の流出口6部分には拡径部4a
を形成するとともに、絞り部4bを形成している。
水路4を有する。トラップ排水路4は、ボウル部3の後
壁下部に開設した流入口5と便器1と後部底面に開設し
た流出口6とを略逆U字状に屈曲して絡するよう形成し
ている。トラップ排水路4の流出口6部分には拡径部4a
を形成するとともに、絞り部4bを形成している。
ボウル部の上縁リム部7に、リム通水路8をボウル部
3の内方に突出するよう環状に形成し、このリム通水路
8の底面にリム射水口9…を適当間隔毎にボウル部3に
対して斜めに開成している。またリム通水路8は後部に
おいてリム給水室10を連絡している。
3の内方に突出するよう環状に形成し、このリム通水路
8の底面にリム射水口9…を適当間隔毎にボウル部3に
対して斜めに開成している。またリム通水路8は後部に
おいてリム給水室10を連絡している。
便器1の後部上方にボックス11を設け、このボックス
11内に洗浄供給装置12を収納する。洗浄給水装置12は、
給水管13に接続された流量調節弁機構(以下弁機構と記
す)14と、この弁機構14の下流側に接続された圧力セン
サ15と、弁機構14の開閉駆動を行なう制御装置16と、制
御装置16に洗浄起動入力を与える操作部17からなる。圧
力センサ15の下流側は大気開放弁18を介して、リム給水
室10の給水口10aへ接続している。
11内に洗浄供給装置12を収納する。洗浄給水装置12は、
給水管13に接続された流量調節弁機構(以下弁機構と記
す)14と、この弁機構14の下流側に接続された圧力セン
サ15と、弁機構14の開閉駆動を行なう制御装置16と、制
御装置16に洗浄起動入力を与える操作部17からなる。圧
力センサ15の下流側は大気開放弁18を介して、リム給水
室10の給水口10aへ接続している。
また、本実施例では、圧力センサ15として、例えば半
導体又は電圧セラミックス、あるいは静電容量式のもの
を用い、圧力信号を圧力信号線15aを介して制御装置16
へ入力している。
導体又は電圧セラミックス、あるいは静電容量式のもの
を用い、圧力信号を圧力信号線15aを介して制御装置16
へ入力している。
第2図は制御装置のブロック構成図である。
制御装置16は、入力インタフェース回路16a、マイク
ロプロセッサ(以下にMPUと記す)16b、メモリ16c、タ
イマ16dおよび出力インタフェース回路16eから構成され
る。入力インタフェース回路16aには操作部17および圧
力センサ15が接続され、出力インタフェース回路16eに
は弁駆動線14aを介して弁機構14が接続される。
ロプロセッサ(以下にMPUと記す)16b、メモリ16c、タ
イマ16dおよび出力インタフェース回路16eから構成され
る。入力インタフェース回路16aには操作部17および圧
力センサ15が接続され、出力インタフェース回路16eに
は弁駆動線14aを介して弁機構14が接続される。
操作部17は、便器1の洗浄を開始させるためのスイッ
チを備えており、このスイッチの開閉は起動信号線17a
により制御装置16に入力される。
チを備えており、このスイッチの開閉は起動信号線17a
により制御装置16に入力される。
なお、操作部17には例えば大便用と小便用とで洗浄水
の供給量を選択できるよう複数のスイッチを設けてもよ
い。また、着座を検出するスイッチあるいはセンサ等を
設け、これらの信号を制御装置16に入力して、着座状態
にのみ操作部17の操作を有効としたり、あるいは、着座
状態から未着座状態となったのち、所定時間後に自動的
に洗浄を開始させる構成であってもよい。
の供給量を選択できるよう複数のスイッチを設けてもよ
い。また、着座を検出するスイッチあるいはセンサ等を
設け、これらの信号を制御装置16に入力して、着座状態
にのみ操作部17の操作を有効としたり、あるいは、着座
状態から未着座状態となったのち、所定時間後に自動的
に洗浄を開始させる構成であってもよい。
圧力信号線15aにより入力インタフェース回路16aに入
力された圧力信号は、入力インタフェース回路16a内で
波形変換され、圧力信号の周波数(周期)を保持したま
ま、所定の振巾および所定のパルス幅のパルス信号に変
換されてMPU16bへ入力される。
力された圧力信号は、入力インタフェース回路16a内で
波形変換され、圧力信号の周波数(周期)を保持したま
ま、所定の振巾および所定のパルス幅のパルス信号に変
換されてMPU16bへ入力される。
また、便器1はボウル部3の底部にトラップ排水路4
の流入口5からトラップ排水路4内へ向けて洗浄水を噴
射するジェット噴射口を備えたサイホンジェット式の便
器でもより、あるいはサイホンボルテックス式の便器で
あってもよい。
の流入口5からトラップ排水路4内へ向けて洗浄水を噴
射するジェット噴射口を備えたサイホンジェット式の便
器でもより、あるいはサイホンボルテックス式の便器で
あってもよい。
さらに、洗浄給水装置12を便器1に内蔵せずに、便所
の壁等に配設する構造でもよい。
の壁等に配設する構造でもよい。
次に本実施例の動作を第3図のフローチャートを参照
して説明する。なお、S1,S2…等の符号はフローチャー
トのステップを示すものである。
して説明する。なお、S1,S2…等の符号はフローチャー
トのステップを示すものである。
ステップS1では、所定瞬間流量が供給されている時の
弁機構14の開度に係るデータがメモリ16cに記憶されて
いるか否かについて判断し、記憶されていれば、ステッ
プS2に進んで記憶されているデータに基づき弁機構14を
弁開し、記憶されていなければステップS9へ進んで弁機
構14を所定量だけ開状態にしてステップS3へ進む。
弁機構14の開度に係るデータがメモリ16cに記憶されて
いるか否かについて判断し、記憶されていれば、ステッ
プS2に進んで記憶されているデータに基づき弁機構14を
弁開し、記憶されていなければステップS9へ進んで弁機
構14を所定量だけ開状態にしてステップS3へ進む。
ステップS3では、圧力センサ15で給水圧を検出し、ス
テップS4で検出圧力に基づいて所定の瞬間流量になるよ
う弁機構14の弁開度制御を行う。
テップS4で検出圧力に基づいて所定の瞬間流量になるよ
う弁機構14の弁開度制御を行う。
そして、ステップS5では圧力センサ15の出力に基づい
て流量を積算する。
て流量を積算する。
ステップS6では、所定給水量に達したか否かを判断
し、達していればステップS7へ進み、達していなければ
ステップS3へ戻る。
し、達していればステップS7へ進み、達していなければ
ステップS3へ戻る。
ステップS7では、所定瞬間流量が供給されている時の
弁機構14の開度に係るデータをメモリ16cに記憶する。
弁機構14の開度に係るデータをメモリ16cに記憶する。
ステップS8で弁機構14を閉状態にして一連の給水制御
が終了する。
が終了する。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、圧力センサの出
力を制御回路で処理する構成であるから、量水計と比較
して圧力損失を軽減でき、給水圧にかかわらず所定量の
給水ができる。
力を制御回路で処理する構成であるから、量水計と比較
して圧力損失を軽減でき、給水圧にかかわらず所定量の
給水ができる。
また、瞬間流量を迅速に便器へ供給して汚物・汚水を
搬送することができる。
搬送することができる。
第1図は本発明に係る洗浄給水装置を備えたサイホン式
の便器の縦断面図、第2図は制御装置のブロック構成
図、第3図は給水装置の動作を示すフローチャートであ
る。 尚図面中、1は便器、12は洗浄給水装置、13は給水管、
14は流量調節弁機構、15は圧力センサ、16は制御装置で
ある。
の便器の縦断面図、第2図は制御装置のブロック構成
図、第3図は給水装置の動作を示すフローチャートであ
る。 尚図面中、1は便器、12は洗浄給水装置、13は給水管、
14は流量調節弁機構、15は圧力センサ、16は制御装置で
ある。
フロントページの続き (72)発明者 柴田 信次 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (72)発明者 新原 登 神奈川県茅ケ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社茅ケ崎工場内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 5/10 E03D 3/00 G05D 7/00
Claims (1)
- 【請求項1】便器へ洗浄水を供給する給水管に流量調節
弁機構を介設するとともに、この流量調節弁機構の下流
側の給水管に圧力センサを備え、制御装置は、便器へ洗
浄水を供給している状態での前記圧力センサの検出圧力
に基づいて、所定の流量が得られるよう流量調節弁機構
の開度を調節するとともに、この開度に係るデータを記
憶し、次回の洗浄時には前記開度に係るデータに基づい
て流量調節弁機構を開弁した後、前記圧力センサの検出
圧力による弁開度制御を行なうように構成したことを特
徴とする洗浄給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22803889A JP2758666B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 洗浄給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22803889A JP2758666B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 洗浄給水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0390735A JPH0390735A (ja) | 1991-04-16 |
JP2758666B2 true JP2758666B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=16870225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22803889A Expired - Fee Related JP2758666B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | 洗浄給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2758666B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052228A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Toto Ltd | 水洗大便器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10378676B2 (en) | 2015-12-15 | 2019-08-13 | Sdb Ip Holdings, Llc | System, method, and apparatus for optimizing a timing of a flush valve |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP22803889A patent/JP2758666B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009052228A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Toto Ltd | 水洗大便器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0390735A (ja) | 1991-04-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080313 |
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FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090313 |
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