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JP2751014B2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JP2751014B2
JP2751014B2 JP6285076A JP28507694A JP2751014B2 JP 2751014 B2 JP2751014 B2 JP 2751014B2 JP 6285076 A JP6285076 A JP 6285076A JP 28507694 A JP28507694 A JP 28507694A JP 2751014 B2 JP2751014 B2 JP 2751014B2
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Japan
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JP6285076A
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JPH08148238A (ja
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徹 橋口
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP6285076A priority Critical patent/JP2751014B2/ja
Publication of JPH08148238A publication Critical patent/JPH08148238A/ja
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Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,相手側コネクタに嵌合
する方向と垂直な方向にコンタクトを垂直移動させるこ
とによって接続を行うコネクタに関し,特に高周波特性
の良好なコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来,この種のコネクタは,図9に示さ
れている構造を有している(特開昭57−182628
号公報参照)。図9に示すように,コネクタ100は,
ばね性を有する断面角形又は円形の細長い導電材からな
るピンコンタクト101とこれを支持するインシュレー
タ102とを有するピンコネクタ103と,ピンコンタ
クト101の先端部104を収容する導電性を有する材
料からなる受容部105を有するソケットコネクタ10
6とからなっている。図示のコネクタは,すでに接続さ
れており,接続前において,ピンコンタクト101は屈
曲していない状態で互いに離間されて配置されていた。
ピンコンタクト101を,受容部105に挿入し,この
挿入方向と垂直な方向にピンコネクタ103とソケット
コネクタ106とを相対移動させ,ピンコンタクトの先
端部104と受容部105の口元部で電機的な接続を得
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したピンコネクタ
103のピンコンタクト101の隣接するものの離間距
離は,コンタクトピッチとコンタクトのピッチ方向の大
きさの差となっている。前述したように,電気的接続を
行おうとする場合,ピンコンタクトは,ピッチ方向に弾
性変形する。この際に,ピンコンタクトのピッチ方向の
変形量を大きくするためには,ピッチ方向に小さく即ち
細くしなければならない。したがって,ピンコンタクト
同志の離間距離は必然的に大きくなる。
【0004】ところで,ピンコネクタを高周波を用いる
場合に,隣接する一対のピンコンタクトの一方を信号用
に,他方をグランド用とすると,一対のピンコンタクト
間の特性インピーダンスは,ピンコンタクトの離間距離
に応じて大きくなる。したがって,ピッチ方向に細く形
成されたコンタクトの弾性変形した部位での特性インピ
ーダンスは高くなり,高周波特性にすぐれたものとは言
えなかった。また,コンタクト幅を大きくして,特性イ
ンピーダンスを低くしようとすると,コンタクトの幅が
大きくなり,コネクタが大型のものとなってしまう。
【0005】従って,本発明の技術的課題は,弾性変形
性に優れながらも,高周波特性の優れた小型のコネクタ
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,第1の
方向に延在するとともに互いに接触する一対の第1のコ
ンタクトと,一対の第2のコンタクトとを備え,前記第
1の方向に交差する第2の方向に,前記第1のコンタク
トと前記第2のコンタクトとを相対移動させて接触力を
得るコネクタにおいて,前記一対の第1のコンタクト
,前記第2の方向と前記第1及び第2の方向に交差す
る第3の方向とに互いに位置ずれして設けられていると
ともに,前記一対の第2のコンタクトは前記第1の方向
に互いに離間して設けられていることを特徴とするコネ
クタが得られる。
【0007】また,本発明によれば,前記コネクタにお
いて,前記一対の第のコンタクトは,前記第3の方向
に幅を夫々有するとともに,長さ方向中央部では先端部
よりも,前記第2の方向における離間間隔が狭く形成さ
れていることを特徴とするコネクタが得られる。
【0008】また,本発明によれば,前記コネクタにお
いて,前記一対の第2のコンタクトを長さ方向中央部に
おいて収容する収容孔を有するロケータを備え,前記収
容孔は,前記一対の第2のコンタクトを所定間隔を置い
て離間させる仕切部を備えていることを特徴とするコネ
クタが得られる。
【0009】また,本発明によれば,前記コネクタにお
いて,前記第2のコンタクトは前記第1のコンタクトに
接触する接触部と,ケーブルに接続される基部とが互い
に接触可能な別体からなることを特徴とするコネクタが
得られる。
【0010】また,本発明によれば,前記したいずれか
のコネクタにおいて,前記第1のコンタクトを収容した
ソケットコネクタと,前記第2のコンタクトを収容した
ピンコネクタからなり,前記ピンコネクタは,前記第2
のコンタクトを保持するベースと,前記第2のコンタク
トの先端部を収容するハウジングと,前記ベースと前記
ハウジングに介在するロケータとを備え,前記ロケータ
及び前記ベースは,前記ハウジングに対して,相対移動
可能に形成されていることを特徴とするコネクタが得ら
れる。
【0011】さらに,本発明によれば,前記コネクタに
おいて,前記ソケットコネクタと前記ピンコネクタとの
嵌合時に,前記ソケットコネクタは,前記ハウジングと
一体となり,前記ロケータ及び前記ベースに対して相対
移動可能に形成されていることを特徴とするコネクタが
得られる。
【0012】
【作用】本発明においては,特性インピーダンスの高く
なる第2のコンタクトの弾性変形部においてグランド及
び信号の各コンタクトの離間距離を小さくすることがで
きるので,特性インピーダンスを低くすることができ,
コネクタの他の部分に合わせたり,必要に応じて,それ
以上に低くすることができる。
【0013】また,本発明においては,離間距離を特に
小さくした場合,部品寸法のばらつきにより,離間距離
が狭まりすぎて,絶縁不良を起こしたり,場合によって
は,短絡することがあるが,これらを防止することがで
きる。また,各部の離間距離を一定にする効果もあるた
め,特性インピーダンスの値が各部で安定する。
【0014】
【実施例】以下,本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】図1(a)は本発明の第1実施例に係るソ
ケットコネクタの嵌合面側を示す斜視図,図1(b)は
図1(a)のソケットコネクタタの嵌合面と反対側を示
す斜視図である。図2(a)は,図1(a)で示したソ
ケットコネクタの嵌合面側における分解斜視図,図2
(b)は図1(a)で示したソケットコネクタの嵌合面
と反対側における分解斜視図である。
【0016】図1(a)及び(b),図2(a)及び
(b)を夫々参照して,ソケットコネクタ10は,一端
が開口した箱型のインシュレータ11と,このインシュ
レータ11に植設された導電性を有する第1のコンタク
ト12と,プレート13とを備えている。
【0017】図2(a)に最も良く示されているよう
に,インシュレータ11は,箱型の絶縁材からなり,中
央の窪み部15の底部15aには,角形のインシュレー
タ11の長さ方向に長い孔部16が,この長さ方向に複
数(4列)に設けられている。この孔部16に第1のコ
ンタクト12が圧入される。インシュレータ11の長辺
側の内側壁部17の一方には,複数の段部17a,17
b,17cが設けられており,後に説明するピンコネク
タとの係合の際に,案内部をなす。第1のコンタクト1
2は,中央が幅広く,その部分に窪み12aを有し,一
端側は2本,他端側は一本の導電体となっている。ま
た,プレート13は両側に,長さ方向に直角に突出した
取り付け用の突出部13aを有するとともに,長さ方向
に,四角の切欠き13bが連設されている。
【0018】図2(b)に最も良く示されているよう
に,インシュレータ11の他面側(嵌合面の反対側)
は,長さ方向両端部が若干高く段をなしている。また,
一端には図示しない基板等に取り付けるための半円状の
突出部18が設けられている。
【0019】図2(a)及び図2(b)に示すように,
インシュレータ11に,第1のコンタクト12とプレー
ト13とを圧入して,図1(a)及び図1(b)に示す
ようなソケットコネクタ10が形成される。
【0020】図3は本発明の第1実施例に係るピンコネ
クタの構成を示す斜視図で,(a)は第2のコンタクト
の接続状態,(b)は第2のコンタクトの離脱状態を示
している。図4は,図3のピンコネクタの分解組立斜視
図である。図3乃至図4を参照すると,ピンコネクタ2
0は,下端が開口したハウジング21と,板状のロケー
タ22と,ベース(インシュレータ)23と,第2のコ
ンタクト40をなすシグナルコンタクト24及びグラン
ドコンタクト25と,フラットケーブル30を固定する
ための一対のカバー26及び中央部材27と,プレート
28とを備えている。また,第2のコンタクト40を変
形させて接続させるための駆動機構として,ローラ3
1,スライダー33とを備えている。ハウジング21
は,一端に蓋部34を有している。この蓋部34は,両
側壁に斜め溝34a,上部に四角溝34b及び端部に一
端が下端を貫通した縦溝34cがそれぞれ形成されてい
る。ロケータ22は,第2のコンタクトを収容するため
の断面四角の収容孔22aが複数長さ方向に並んで設け
られている。また,長さ方向両側に2か所づつ突出部2
2cが設けられ,組み立ての際に,ハウジング21の四
角の孔部21bに挿入される。ベース23は,一端に,
スライダー33を収容する溝部35を有している。ま
た,ロケータ22の収容孔22aと重なる位置に四角の
収容孔23aが複数設けられている。またベース23の
両側には,組み立ての際,ハウジング21の溝21aと
係合する長さ方向に突部を備えた係合片36が設けられ
ている。
【0021】カバー26の内側の上方には,フラットケ
ーブル30(図3参照)固定用の凹凸部26aが形成さ
れている。また,内側下方には,中央部材27と係合す
るための係合段部26bが夫々形成されている。中央部
材27は,中央にプレート28を収容する収容部が形成
され,また,両側面には,カバー26と係合する係合部
27aが形成されている。また,両端には,ベース23
に圧接収容されるように,圧接触部27bが形成されて
いる。スライダー33は,四角板状で,上部に突起部3
3aが設けられているとともに,S字溝33bが側面間
を貫通して設けられている。ローラ31は,このS字溝
33b内に収容されて,その両端部31aをベース23
の収容のための溝部35内に位置するように溝部35の
軸溝35aに収容され,組み立ての際には,ハウジング
21の蓋部34の溝34a内に位置する。ベース23の
両内側には,係合突起37が設けられ,組み立ての際,
カバーの係合溝38と係合するように構成されている。
【0022】このような構成のピンコネクタ20を組み
立てるには,ベース23の溝部35内に,スライダー3
3,ローラ31を収容して,上面にロケータ22を介し
て,ハウジング21により,溝部35をハウジング21
の蓋部34によって封じる。次に,第2のコンタクト4
0であるシグナルコンタクト24及びグランドコンタク
ト25の一対を先端が広がるような形状に互いに対向さ
せて,収容孔22a,23a内に一対づつ収容するとと
もに,プレート28及び中央部材27を装着した後,フ
ラットケーブル30(図3参照)を収容して,両側から
一対のカバー26でこのフラットケーブル30を挟み込
むように覆い,図3に示すように完成する。
【0023】図3(a)及び(b)に示すように,スラ
イダー33の突起部33aの移動によって,ハウジング
21をベース23,及びロケータ(図示せず)に対し
て,長さ方向すなわちコンタクトのピッチ方向に対して
相対移動可能である。
【0024】図5(a)及び図6は図1及び図2のソケ
ットコネクタと,図3及び図4のピンコネクタとを組み
合わせた本発明の第1実施例に係るコネクタを示す断面
図である。図5(a)は電気的接続のない状態,図6は
電気的接続をした状態を示している。また,図5(b)
は図5(a)のロケータ22の収容孔22aの上面図で
ある。図7は,図5(a),図5(b),及び図6のコ
ネクタのコンタクト部分の電気的接続を示す図である。
図5乃至図7を参照して,ソケットコネクタ10の窪み
部に,ピンコネクタ20のハウジング21の一端が嵌合
された状態にある。第1のコンタクト12は,ソケット
コネクタ10の孔部に第1のコンタクト12の中央部1
2cを保持するように圧入されている。第1のコンタク
ト12の,窪み部15内の部分は二又に分岐しており,
その間に,コンタクト収容部12bが形成されている。
コンタクト収容部12bは,一端側が広く,内部に移動
するにつれてその間隔が狭くなる形状で,内側に突出し
た接点部12dを有している。
【0025】ピンコネクタ20は,ソケットコネクタ1
0に挿入されるハウジング21と,ベース23と,その
間のロケータ22と,ベース23のロケータ22と反対
側に装着された中央部材27とを有している。
【0026】ハウジング21に設けられた収容孔21c
は,一端側が下方に移動するに従って広くなるように形
成されており,また,2つのコンタクト間には,接触し
ないように仕切部21が設けられている。ベース23
の収容孔23aには,下方から夫々の第2のコンタクト
40が圧入されており,ベース23上部からロケータ2
2の収容孔22aを経て,ハウジング21の収容孔21
aに達している。ロケータ22は,ハウジング21とベ
ース23との間で,このコンタクト40のピッチ方向に
摺動可能に設けられている。
【0027】図5(b)に最も良く示されるように,ロ
ケータ22は,収容孔22aを有している。収容孔22
aには,ロケータ22の幅方向に互いに対向して,仕切
り突起22bが設けられ,これによって,第2のコンタ
クトであるシグナルコンタクト24およびグランドコン
タクト25の接触が防止されている。
【0028】図7に最も良く示されるように,第2のコ
ンタクト40であるシグナルコンタクト24及びグラン
ドコンタクト25の夫々の基部24a,25aは,ベー
スに圧入できるような形状を有し,さらに,一端部か
ら,第2のコンタクト40の幅方向に二又のケーブル圧
接部24b,25bが夫々形成されている。
【0029】一方,第2のコンタクトであるシグナルコ
ンタクト24及びグランドコンタクトの先端部24c,
25cは互いにその間隔が広くなるように形成され,第
1のコンタクト12のうちの信号ライン及びグランドラ
インに接続されるコンタクト121及び122の収容部
12b,12bに各コンタクトの長さ方向,即ち,第1
の方向に夫々挿入されている。
【0030】この状態,すなわち,ピンコネクタに関し
て図3(a)の状態から図3(b)に示すように,ハウ
ジング21に対してロケータ22及びベース23を左右
方向即ち第2の方向に相対移動したときの状態は,図6
に示されている。
【0031】図6を参照して,ハウジング21,ソケッ
トコネクタ10の一体物に対して,ロケータ22及びベ
ース23が図では右方に相対移動して,コンタクトの中
央部が斜めに屈曲して弾性変形した状態となっている。
この時,ソケットコネクタ10の第1のコンタクト12
と,第2のコンタクト40の先端部が接触して,電気的
接続を得ることができる。
【0032】次に,この種のコンタクトの原理について
説明する。図7に示すように,コンタクトの互いに対向
する特性インピーダンスは次の数1式で計算される。
【0033】
【数1】 ここで,インダクタンスL及びキャパシタンスC等は次
の数2式で計算される。
【0034】
【数2】 上記2式より,比透磁率μr =1とすると,次の数3式
が成り立つ。
【0035】
【数3】 上記数3式に,一例として数値を入れてみる。t=0.
3mm,b=2mm,εr =1(空中)とすると,次の
数4式が成り立つ。
【0036】
【数4】 ここで,比較のために,従来例におけるコンタクトピッ
チを1.27mmとすると,tはおおよそ1mmとな
り,他の値を同じとすると次の数5式が成り立つ。
【0037】
【数5】 上記数5式から明らかなように,従来例においては,上
記数4式で示される実施例よりも極端に大きな数値とな
っている。
【0038】従来例において,t=1のままで,Zを約
50[Ω]とするには,b=7mm程度にする必要があ
り,コネクタが大きくなることは明らかである。
【0039】したがって,本発明の第1実施例のコンタ
クトによれば,小さなコンタクトピッチでインピーダン
スを減小させることができる。
【0040】例えば,数値例であるt=0.3の値が少
し変化すると,比較的小さい寸法に対する比によって,
インピーダンスZが大きく変化する。前述したようにロ
ケータ22は,このt=0.3の値を安定させ,Zの値
を安定させるという利点も有する。
【0041】図8は本発明の第2実施例に係るコネクタ
を示す断面図で,図8(a)は正面断面図,図8(b)
は側面断面図である。
【0042】図8(a)及び図8(b)に示すように,
第2実施例に係るコネクタとは,図7に示す実施例との
相違点は,ピンコネクタ50にある。第2実施例に係る
ピンコネクタ50は,ハウジング21と,ロケータ51
と,ベース52とを備え,その他の部分は,図7に示す
第1実施例と同様である。
【0043】ハウジング21,ロケータ51との間の第
2のコンタクト53は,接触部54と基部55とが別々
に形成されている。他の第2のコンタクト56も,接触
部57と,基部58とが別々に形成されている。これら
の基部55及び58は,互いに長さ方向及び幅方向に位
置ずれされて設けられている。
【0044】第2のコンタクトの基部55,58の一端
は夫々第2のコンタクトの接触部54,57の他端を収
容できるように二又に分かれて,間に収容部55a,5
8aを形成している。夫々の基部55,58の中央部
は,収容孔59に圧入するための圧入部55b,58b
を夫々形成している。基部55,58の他端は,ケーブ
ルを圧接するための圧接部55b,58bが形成されて
いる。ロケータ51の収容孔61の片側のハウジング寄
りには,上方で大きく,下方で小さくなるような突起部
61aが設けられている。また,ベース52の収容孔5
9のロケータ51寄りの開口59aは,次第に広くなっ
ている。
【0045】このように第2のコンタクト53,56を
中継する構成であると第2のコンタクト53,56のハ
ウジング21,ベース52,ロケータ51等への挿入も
容易となりコネクタの組立てをより容易にすることがで
きる。
【0046】尚,第1のコンタクト12と第2のコンタ
クト50(53,56)との接続操作法は,上記第1実
施例と同様である。そして第1実施例と同様に,第2の
コンタクトの間隔を狭くしたので,特性インピーダンス
の値を低くするとともに,コネクタを小型化することが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上,説明したように,本発明によれ
ば,第2のコンタクトの弾性変形部であってもコネクタ
の大きさを大きくすることなく,特性インピーダンス値
Zを低くできるコネクタを提供することができる。
【0048】また,本発明によれば,ロケータにより,
絶縁不良や短絡を防止して,Zの値を各コンタクトで安
定させることができるコネクタを提供することができ
る。
【0049】したがって,本発明によれば,小型の高周
波特性の良好なコネクタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例に係るソケットコ
ネクタの嵌合面側を示す斜視図である。(b)は(a)
のソケットコネクタの嵌合面反対側を示す斜視図であ
る。
【図2】(a)は図1(a)のソケットコネクタの嵌合
面側における組立分解斜視図である。(b)は図1
(a)のソケットコネクタの嵌合面反対側における組立
分解斜視図である。
【図3】(a)は第1実施例のピンコネクタのハウジン
グを他の部分に対して相対移動させる前の状態を示す斜
視図である。(b)は(a)の状態から,ハウジングを
他の部分に対して相対移動させた後の状態を示す斜視図
である。
【図4】図3(a)及び図3(b)に示したピンコネク
タの分解組立斜視図である。
【図5】(a)は本発明の第1実施例に係るコネクタの
電気的接続していない状態を示す断面図である。(b)
は(a)のロケータの収容孔を示す上面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係るコネクタの電気的接
続した状態を示す断面図である。
【図7】図5及び図6に示すコネクタの各コンタクトの
接続状態を示す図である。
【図8】(a)は本発明の第2実施例に係るコネクタを
示す正面断面図である。(b)は(a)のコネクタの側
面断面図である。
【図9】従来例に係るコネクタを示す断面図である。
【符号の説明】
10 ソケットコネクタ 11 インシュレータ 12 第1のコンタクト 13 プレート 15 窪み部 16 孔部 17 内側壁部 18 突出部 20 ピンコネクタ 21 ハウジング 21b 孔部 22 ロケータ 22a 収容孔 23 ベース 23a 収容孔 24 シグナルコンタクト 24a,25a 基部 24b,25b ケーブル圧接部 24c,25c 先端部 25 グランドコンタクト 26 カバー 27 中央部材 28 プレート 30 フラットケーブル 31 ローラ 33 スライダー 34 蓋部 35 溝部 36 係合片 37 係合突起 38 係合溝 40,53,56 第2のコンタクト 50 ピンコネクタ 51 ロケータ 52 ベース 54 接触部 55,58 基部 55a,58a 収容部 55b,58b 圧入部 57 接触部 59,61 収容孔 100 コネクタ 101 ピンコンタクト 102 インシュレータ 103 ピンコネクタ 104 先端部 105 受容部 106 ソケットコネクタ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の方向に延在するとともに互いに接
    触する一対の第1のコンタクトと,一対の第2のコンタ
    クトとを備え,前記第1の方向に交差する第2の方向
    に,前記第1のコンタクトと前記第2のコンタクトとを
    相対移動させて接触力を得るコネクタにおいて, 前記一対の第1のコンタクトは,前記第2の方向と前記
    第1及び第2の方向に交差する第3の方向とに互いに位
    置ずれして設けられているとともに,前記一対の第2の
    コンタクトは前記第の方向に互いに離間して設けられ
    ていることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコネクタにおいて,前記
    一対の第のコンタクトは,前記第3の方向に幅を夫々
    有するとともに,長さ方向中央部では先端部よりも,前
    記第2の方向における離間間隔が狭く形成されている
    とを特徴とするコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のコネクタにおいて,前記
    一対の第2のコンタクトを長さ方向中央部において収容
    する収容孔を有するロケータを備え,前記収容孔は,前
    記一対の第2のコンタクトを所定間隔を置いて離間させ
    る仕切部を備えていることを特徴とするコネクタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のコネクタにおいて,前記
    第2のコンタクトは前記第1のコンタクトに接触する接
    触部と,ケーブルに接続される基部とが互いに接触可能
    な別体からなることを特徴とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうちのいずれかに記載
    のコネクタにおいて,前記第1のコンタクトを収容した
    ソケットコネクタと,前記第2のコンタクトを収容した
    ピンコネクタからなり,前記ピンコネクタは,前記第2
    のコンタクトを保持するベースと,前記第2のコンタク
    トの先端部を収容するハウジングと,前記ベースと前記
    ハウジングに介在するロケータとを備え,前記ロケータ
    及び前記ベースは,前記ハウジングに対して,相対移動
    可能に形成されていることを特徴とするコネクタ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のコネクタにおいて,前記
    ソケットコネクタと前記ピンコネクタとの嵌合時に,前
    記ソケットコネクタは,前記ハウジングと一体となり,
    前記ロケータ及び前記ベースに対して相対移動可能に形
    成されていることを特徴とするコネクタ。
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