JP2744662B2 - 栄養組成物 - Google Patents
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- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
- A23L2/00—Non-alcoholic beverages; Dry compositions or concentrates therefor; Preparation or treatment thereof
- A23L2/38—Other non-alcoholic beverages
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- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; PREPARATION OR TREATMENT THEREOF
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- A23L33/10—Modifying nutritive qualities of foods; Dietetic products; Preparation or treatment thereof using additives
- A23L33/17—Amino acids, peptides or proteins
- A23L33/18—Peptides; Protein hydrolysates
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、輸液、スポーツドリンクなど、哺乳動物の
ための栄養組成物、さらに詳しくは、L−グルタミル−
L−シスチン(以下Glu-Cys-Cysと記す)および/また
はL−グルタミル−L−システインジスルフィド〔以下
(Glu-Cys)2と記す〕を含有してなる栄養組成物に関す
る。
ための栄養組成物、さらに詳しくは、L−グルタミル−
L−シスチン(以下Glu-Cys-Cysと記す)および/また
はL−グルタミル−L−システインジスルフィド〔以下
(Glu-Cys)2と記す〕を含有してなる栄養組成物に関す
る。
従来の技術 L−システイン(以下、システインと称す)は、生体
内でL−メチオニン(以下、メチオニンと称す)より合
成されるので、システインは必須アミノ酸とはみなされ
ていない。従って、システインなどの含硫アミノ酸の栄
養補給は、メチオニンで行われていた。しかし近年、新
生児や肝硬変、ホモシスチン血症などの患者は、生体内
でメチオニンからシステインの変換が十分に行われない
ことが明らかになり、含硫アミノ酸の栄養補給には、メ
チオニンだけではなくシステインの補給も必要であるこ
とが指摘されている〔メタボリズム(Metabolism),37
No.8,796(1988)〕。
内でL−メチオニン(以下、メチオニンと称す)より合
成されるので、システインは必須アミノ酸とはみなされ
ていない。従って、システインなどの含硫アミノ酸の栄
養補給は、メチオニンで行われていた。しかし近年、新
生児や肝硬変、ホモシスチン血症などの患者は、生体内
でメチオニンからシステインの変換が十分に行われない
ことが明らかになり、含硫アミノ酸の栄養補給には、メ
チオニンだけではなくシステインの補給も必要であるこ
とが指摘されている〔メタボリズム(Metabolism),37
No.8,796(1988)〕。
また、激しい運動の後や飲酒時などに、含硫アミノ酸
の要求量が高まることが明らかとなり、システインやシ
ステイン残基を有するL−グルタチオン〔γ−L−グル
タミル−L−システィニル−グリシン、以下グルタチオ
ンと称す)の投与の有効性が認められている。
の要求量が高まることが明らかとなり、システインやシ
ステイン残基を有するL−グルタチオン〔γ−L−グル
タミル−L−システィニル−グリシン、以下グルタチオ
ンと称す)の投与の有効性が認められている。
システインは、溶液状態では不安定なので、輸液など
の液体上の栄養組成物へのシステインの直接添加は困難
である。システインに代わってN−アセチル−L−シス
テインの使用が検討され一部実用化されているが、その
安定性に問題の残ることが指摘されている。また、シス
テイン残基を有するグルタチオンは、システインに比べ
高安定性ではあるが、加熱殺菌下では問題が残る。一
方、L−シスチン(以下、シスチンと称す)とシステイ
ンは栄養学的には等価とされており、また、シスチンは
システインの酸化型として極めて安定ではあるが、水に
対する溶解性が低い(25℃で0.11g/l以下)ので、これ
を輸液などに用いることはできない。最近では、シスチ
ン残基を有するグルタチオンジスルフィド(酸化型グル
タチオン)がこの目的のため試験されているものの、こ
れも今だ実用化には至っていない。
の液体上の栄養組成物へのシステインの直接添加は困難
である。システインに代わってN−アセチル−L−シス
テインの使用が検討され一部実用化されているが、その
安定性に問題の残ることが指摘されている。また、シス
テイン残基を有するグルタチオンは、システインに比べ
高安定性ではあるが、加熱殺菌下では問題が残る。一
方、L−シスチン(以下、シスチンと称す)とシステイ
ンは栄養学的には等価とされており、また、シスチンは
システインの酸化型として極めて安定ではあるが、水に
対する溶解性が低い(25℃で0.11g/l以下)ので、これ
を輸液などに用いることはできない。最近では、シスチ
ン残基を有するグルタチオンジスルフィド(酸化型グル
タチオン)がこの目的のため試験されているものの、こ
れも今だ実用化には至っていない。
システインの安定性を改良する方法としては、上記の
ようにシステインをアセチル化する方法が知られてお
り、輸液処方において一部実用されている。また、シス
テインと栄養学的に等価とされるシスチンについては、
その溶解性改善が課題であるが、これに関しては、シス
チン残基を有するグルタチオンジスルフィドを用いる方
法およびシスチンをペプチド化する方法が検討されてい
る。シスチン含有ペプチドを含む栄養組成物として、
N、N′−ビス−α−L−アスパルチル−L−シスチン
〔以下(Asp-Cys)2)と記す〕を含有するもの(特開昭
62-151156)、N2−システィニル−N6−L−システィ
ニル−L−リジン〔以下Cys-Lys(Cys)と記す〕を含有
するもの(DE3206810)、(X−Cys)2(式中XはGly、
Ala、Leu、IleまたはPheである)で表される化合物を含
有するもの(EP264953、ビス−(アセチルグリシル)−
L,L−シスチンを含有するもの(特開昭63-233999)など
が知られている。この他、クリニカル・ニュートリッシ
ョン(Clin.Nutr.)Spec.Suppl.4,116〜123(1985)に
は、L−システィニル−ビス−L−アラニン〔以下(Cy
s-Ala)2)と記す〕についての溶解性に関する報告が、
ジャーナル・オブ・ニュートリッション(J.Nutritio
n)118、1470(1988)には、ビス−α−L−アラニル−
L−シスチン〔以下(Ala-Cys)2)と記す〕およびビス
−グリシル−L−シスチン〔以下(Gly-Cys)2と記す〕
について血中での挙動に関する報告がある。
ようにシステインをアセチル化する方法が知られてお
り、輸液処方において一部実用されている。また、シス
テインと栄養学的に等価とされるシスチンについては、
その溶解性改善が課題であるが、これに関しては、シス
チン残基を有するグルタチオンジスルフィドを用いる方
法およびシスチンをペプチド化する方法が検討されてい
る。シスチン含有ペプチドを含む栄養組成物として、
N、N′−ビス−α−L−アスパルチル−L−シスチン
〔以下(Asp-Cys)2)と記す〕を含有するもの(特開昭
62-151156)、N2−システィニル−N6−L−システィ
ニル−L−リジン〔以下Cys-Lys(Cys)と記す〕を含有
するもの(DE3206810)、(X−Cys)2(式中XはGly、
Ala、Leu、IleまたはPheである)で表される化合物を含
有するもの(EP264953、ビス−(アセチルグリシル)−
L,L−シスチンを含有するもの(特開昭63-233999)など
が知られている。この他、クリニカル・ニュートリッシ
ョン(Clin.Nutr.)Spec.Suppl.4,116〜123(1985)に
は、L−システィニル−ビス−L−アラニン〔以下(Cy
s-Ala)2)と記す〕についての溶解性に関する報告が、
ジャーナル・オブ・ニュートリッション(J.Nutritio
n)118、1470(1988)には、ビス−α−L−アラニル−
L−シスチン〔以下(Ala-Cys)2)と記す〕およびビス
−グリシル−L−シスチン〔以下(Gly-Cys)2と記す〕
について血中での挙動に関する報告がある。
発明が解決しようとする課題 安定性の低いシステインや、システインと栄養学的に
等価なシスチンを、液体でしかも加熱滅菌して調製され
る栄養組成物として供給するための技術の開発が求めら
れている。
等価なシスチンを、液体でしかも加熱滅菌して調製され
る栄養組成物として供給するための技術の開発が求めら
れている。
課題を解決するための手段 本発明は、Glu-Cys-Cysおよび/または(Glu-Cys)2
を含有してなる栄養組成物を提供する。該栄養組成物に
より、液体でしかも加熱滅菌して調製される栄養組成物
には含有されることができなかったシステインやシスチ
ンを、栄養成分として供給することができる。
を含有してなる栄養組成物を提供する。該栄養組成物に
より、液体でしかも加熱滅菌して調製される栄養組成物
には含有されることができなかったシステインやシスチ
ンを、栄養成分として供給することができる。
以下に、本発明を詳細に説明する。
Glu-Cys-Cysおよび(Glu-Cys)2には、α型とγ型が
あるが、好ましくはγ型が用いられる。
あるが、好ましくはγ型が用いられる。
Glu-Cys-Cysおよび(Glu-Cys)2は、単独に添加して
も両化合物を混合して添加してもよく、単独または両化
合物を混合して栄養組成物中に0.0005〜30重量%含有さ
れていればよい。
も両化合物を混合して添加してもよく、単独または両化
合物を混合して栄養組成物中に0.0005〜30重量%含有さ
れていればよい。
Glu-Cys-Cysおよび(Glu-Cys)2は、下記比較例−1
に示したように、シスチンに比べ溶解性が著しく高く、
栄養組成物の形で加熱殺菌中あるいは長期間の保存中に
も極めて安定であることを確認した。例えば、これらの
物質は10mM濃度、pH6.5で110℃、20分間の加熱処理でほ
とんど分解を受けず、また同じく10mM濃度、pH6.5で40
℃、60日間放置しても分解しなかった。
に示したように、シスチンに比べ溶解性が著しく高く、
栄養組成物の形で加熱殺菌中あるいは長期間の保存中に
も極めて安定であることを確認した。例えば、これらの
物質は10mM濃度、pH6.5で110℃、20分間の加熱処理でほ
とんど分解を受けず、また同じく10mM濃度、pH6.5で40
℃、60日間放置しても分解しなかった。
比較例−1 γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2)の溶解性
を、従来公知のシスチンおよびシスチン含有ペプチドの
それと比較し、いずれのシスチン含有ペプチドもシスチ
ンに比べその溶解度が著しく改良されていることを確認
した。
を、従来公知のシスチンおよびシスチン含有ペプチドの
それと比較し、いずれのシスチン含有ペプチドもシスチ
ンに比べその溶解度が著しく改良されていることを確認
した。
また、γ‐Glu-Cys-Cysまたは(γ−Glu-Cys)2は生
体物質であることから、生体内で有効に利用される。事
実、該化合物をそれぞれ単独でマウスに皮下注射する
と、それらが腎臓グルタチオンの合成に利用され得るこ
とが報告されている〔M.E.Anderson and A.Meister,プ
ロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・
オブ・サイエンス(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA,vol.80,
pp.707(1983)〕。これに加え、γ‐Glu-Cys-Cysおよ
び(γ‐Glu-Cys)2は、生体内ではγ−グルタミルトラ
ンスフェラーゼの基質であると考えられ、生体内で有効
利用されることが推察される。
体物質であることから、生体内で有効に利用される。事
実、該化合物をそれぞれ単独でマウスに皮下注射する
と、それらが腎臓グルタチオンの合成に利用され得るこ
とが報告されている〔M.E.Anderson and A.Meister,プ
ロシーディング・オブ・ザ・ナショナル・アカデミイ・
オブ・サイエンス(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA,vol.80,
pp.707(1983)〕。これに加え、γ‐Glu-Cys-Cysおよ
び(γ‐Glu-Cys)2は、生体内ではγ−グルタミルトラ
ンスフェラーゼの基質であると考えられ、生体内で有効
利用されることが推察される。
以下に、γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2の
γ−グルタミルトランスフェラーゼによる被分解性、ヒ
トおよびマウスの血しょう中における消長、マウスにお
ける投与ペプチドの血中消長および腎臓への取り込みに
ついて、比較例−2〜6により説明する。
γ−グルタミルトランスフェラーゼによる被分解性、ヒ
トおよびマウスの血しょう中における消長、マウスにお
ける投与ペプチドの血中消長および腎臓への取り込みに
ついて、比較例−2〜6により説明する。
比較例−2 γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2のγ−グル
タミルトランスフェラーゼに対する被分解性を(Asp-Cy
s)2、(Gly-Cys)2および(Ala-Cys)2のそれと下記試
験方法を用いて比較したところ、本発明で用いる前二者
がほぼ完全に分解を受けるのに対し、従来から存在する
後三者は全く分解を受けず、生体内でこれらペプチドの
利用のされ方に差異のあることが認められた。
タミルトランスフェラーゼに対する被分解性を(Asp-Cy
s)2、(Gly-Cys)2および(Ala-Cys)2のそれと下記試
験方法を用いて比較したところ、本発明で用いる前二者
がほぼ完全に分解を受けるのに対し、従来から存在する
後三者は全く分解を受けず、生体内でこれらペプチドの
利用のされ方に差異のあることが認められた。
〈試験方法〉 トリス塩酸緩衝液(pH7)にペプチドを5mM濃度に溶解
し、豚腎臓から調製したγ−グルタミルトランスフェラ
ーゼを加え、37℃で120分間反応させ、残存するペプチ
ド量を測定した。
し、豚腎臓から調製したγ−グルタミルトランスフェラ
ーゼを加え、37℃で120分間反応させ、残存するペプチ
ド量を測定した。
比較例−3 γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2のヒト血し
ょう中における消長を、従来公知の第2表に示したシス
チン含有ペプチドのそれと下記試験方法を用いて比較し
た。第2表に示したように本発明で用いる前二者は、従
来から存在する後三者と異なり血しょう中で分解を受け
にくく、生体内での利用のされ方に明瞭な差異のあるこ
とが確認された。
ょう中における消長を、従来公知の第2表に示したシス
チン含有ペプチドのそれと下記試験方法を用いて比較し
た。第2表に示したように本発明で用いる前二者は、従
来から存在する後三者と異なり血しょう中で分解を受け
にくく、生体内での利用のされ方に明瞭な差異のあるこ
とが確認された。
〈試験方法〉 ヒトから採取し、調製した血しょう100μlに、生理
食塩水に溶解した24mMのペプチド溶液10μlを加え、37
℃で30分間反応させた後、残存するペプチド量を測定し
た。
食塩水に溶解した24mMのペプチド溶液10μlを加え、37
℃で30分間反応させた後、残存するペプチド量を測定し
た。
比較例−4 γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2のマウスの
血しょう中における消長を、(Ala-Cys)2のそれと下記
の試験方法を用いて比較した。
血しょう中における消長を、(Ala-Cys)2のそれと下記
の試験方法を用いて比較した。
第3表に示したように、本発明で用いる前二者は、
(Ala-Cys)2と異なり血しょう中で分解を受けにくかっ
た。
(Ala-Cys)2と異なり血しょう中で分解を受けにくかっ
た。
〈試験方法〉 C3H/Heマウス(6週令、雄、体重22g)から採取し調
製した血しょう50μlに、生理食塩水に溶解した27.1mM
のペプチド溶液5μlを加え、37℃で30分間反応させ
た。なお、一実験区マウス5匹を使用し、結果を各平均
値で表示した。
製した血しょう50μlに、生理食塩水に溶解した27.1mM
のペプチド溶液5μlを加え、37℃で30分間反応させ
た。なお、一実験区マウス5匹を使用し、結果を各平均
値で表示した。
比較例−5 γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2のマウスに
おける血中消長を、(Ala-Cys)2のそれと下記の試験方
法を用いて比較した。(Ala-Cys)2は投与後極めて速や
かに血中より消失し、これに伴い血中への急激なアラニ
ン放出が観察されたが、一方、γ‐Glu-Cys-Cysおよび
(γ‐Glu-Cys)2投与群では、該ペプチドとグルタミン
酸の出現は穏やかであり、ペプチドの血中消長には大き
な差異があることがわかった。
おける血中消長を、(Ala-Cys)2のそれと下記の試験方
法を用いて比較した。(Ala-Cys)2は投与後極めて速や
かに血中より消失し、これに伴い血中への急激なアラニ
ン放出が観察されたが、一方、γ‐Glu-Cys-Cysおよび
(γ‐Glu-Cys)2投与群では、該ペプチドとグルタミン
酸の出現は穏やかであり、ペプチドの血中消長には大き
な差異があることがわかった。
〈試験方法〉 C3H/Heマウス(6週令、雄、体重22g)の尾静脈よ
り、体重1kg当り250μmoleのγ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐G
lu-Cys)2あるいは(Ala-Cys)2を投与し、採血した。
血中のペプチドおよびその構成アミノ酸の濃度の経時的
変化を測定した。なお、1実験区にマウス5匹を使用
し、結果は平均値±標準誤差で表示した。結果を第4表
に示す。
り、体重1kg当り250μmoleのγ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐G
lu-Cys)2あるいは(Ala-Cys)2を投与し、採血した。
血中のペプチドおよびその構成アミノ酸の濃度の経時的
変化を測定した。なお、1実験区にマウス5匹を使用
し、結果は平均値±標準誤差で表示した。結果を第4表
に示す。
比較例−6 γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2のマウスに
おける腎臓への取り込みを、(Ala-Cys)2のそれと下記
の試験方法を用いて比較した。
おける腎臓への取り込みを、(Ala-Cys)2のそれと下記
の試験方法を用いて比較した。
γ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐Glu-Cys)2投与群では、有
意に高いグルタミン酸レベルを示し、該ペプチドの腎臓
への取り込みとそこでの有効利用が示唆される。一方、
シスチンは、供試ペプチドいずれにおいても該臓器中で
検出されなかった。
意に高いグルタミン酸レベルを示し、該ペプチドの腎臓
への取り込みとそこでの有効利用が示唆される。一方、
シスチンは、供試ペプチドいずれにおいても該臓器中で
検出されなかった。
〈試験方法〉 C3H/Heマウス(6週令、雄、体重22g)の尾静脈よ
り、体重1kg当り250μmoleのγ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐G
lu-Cys)2および(Ala-Cys)2を投与し、1、5、20分
後に腎臓を摘出し、グルタミン酸、アラニン、シスチン
を測定した。なお、1実験区にマウス5匹を使用し、結
果は平均値±標準誤差で表示した。結果を第5表に示
す。
り、体重1kg当り250μmoleのγ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐G
lu-Cys)2および(Ala-Cys)2を投与し、1、5、20分
後に腎臓を摘出し、グルタミン酸、アラニン、シスチン
を測定した。なお、1実験区にマウス5匹を使用し、結
果は平均値±標準誤差で表示した。結果を第5表に示
す。
このように、γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)
2は他のシスチン含有ペプチドと比較し、血しょう中で
は分解を受けにくく、γ−グルタミルトランスフェラー
ゼによって特異的に分解されるという特徴を持ってい
る。γ−グルタミルトランスフェラーゼは腎臓、小腸、
肝臓などの生体組織中に広く分布しており、γ‐Glu-Cy
s-Cysおよび/または(γ‐Glu-Cys)2を血中に投与し
た場合は、従来のシスチン含有ペプチドと異なり、それ
ほど血中で分解を受けることなく、腎臓や肝臓などで利
用され得る。一方、γ‐Glu-Cys-Cysおよび/または
(γ‐Glu-Cys)2を経口または経消化管的に投与した場
合は、小腸のγ−グルタミルトランスフェラーゼにより
分解を受け、経腸的に有効利用され得るものと考えられ
る。この他、γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2
はそのままの形で細胞内へ取り込まれることも考えられ
る。
2は他のシスチン含有ペプチドと比較し、血しょう中で
は分解を受けにくく、γ−グルタミルトランスフェラー
ゼによって特異的に分解されるという特徴を持ってい
る。γ−グルタミルトランスフェラーゼは腎臓、小腸、
肝臓などの生体組織中に広く分布しており、γ‐Glu-Cy
s-Cysおよび/または(γ‐Glu-Cys)2を血中に投与し
た場合は、従来のシスチン含有ペプチドと異なり、それ
ほど血中で分解を受けることなく、腎臓や肝臓などで利
用され得る。一方、γ‐Glu-Cys-Cysおよび/または
(γ‐Glu-Cys)2を経口または経消化管的に投与した場
合は、小腸のγ−グルタミルトランスフェラーゼにより
分解を受け、経腸的に有効利用され得るものと考えられ
る。この他、γ‐Glu-Cys-Cysおよび(γ‐Glu-Cys)2
はそのままの形で細胞内へ取り込まれることも考えられ
る。
栄養学的にシスチンまたはシステインを補給する上で
好ましい栄養組成物の一例をあげると、Glu-Cys-Cysお
よび/または(Glu-Cys)20.0005〜30重量%がアミノ酸
あるいは蛋白質の加水分解物(ペプチド)、および下記
の栄養性添加物などと共に含まれているもの、例えば、
アミノ酸輸液、栄養補給用経口栄養剤、ゼリー状などの
栄養製剤などである。
好ましい栄養組成物の一例をあげると、Glu-Cys-Cysお
よび/または(Glu-Cys)20.0005〜30重量%がアミノ酸
あるいは蛋白質の加水分解物(ペプチド)、および下記
の栄養性添加物などと共に含まれているもの、例えば、
アミノ酸輸液、栄養補給用経口栄養剤、ゼリー状などの
栄養製剤などである。
経口または経消化管投与する場合には、栄養的バラン
スを整えるため、易消化性の炭水化物、脂肪、ビタミン
類、ミネラル類などの栄養性添加物や、また、経口投与
時の風味を一層よくするため、戯味料、甘味料、香料、
色素などの呈味剤、矯臭剤および外観改良剤などを配合
することができる。具体的な栄養性添加物の例として
は、例えば澱粉、デキストリン、ブドウ糖、麦芽糖、乳
糖、脱脂乳、卵黄粉末、卵黄油、麦芽抽出物、中鎖脂肪
酸、ビタミンA、チアミン、リボフラビン、ピリドキシ
ン、ナイアシン、パントテン酸、シアノコバラミン、L
−アスコルビン酸、α−トコフェノール、食塩、塩化カ
リウム、塩化カルシウム、乳酸鉄などが例示される。
スを整えるため、易消化性の炭水化物、脂肪、ビタミン
類、ミネラル類などの栄養性添加物や、また、経口投与
時の風味を一層よくするため、戯味料、甘味料、香料、
色素などの呈味剤、矯臭剤および外観改良剤などを配合
することができる。具体的な栄養性添加物の例として
は、例えば澱粉、デキストリン、ブドウ糖、麦芽糖、乳
糖、脱脂乳、卵黄粉末、卵黄油、麦芽抽出物、中鎖脂肪
酸、ビタミンA、チアミン、リボフラビン、ピリドキシ
ン、ナイアシン、パントテン酸、シアノコバラミン、L
−アスコルビン酸、α−トコフェノール、食塩、塩化カ
リウム、塩化カルシウム、乳酸鉄などが例示される。
上記の各成分は、混合、加水、分散され、ドリンク
状、ペースト状で防湿性袋、瓶、缶などに密封して加熱
滅菌後、保存または流通され使用される。また、各成分
を粉末状態でよく混合した後、保存、流通、用時に加
水、分散することもできる。この際、Glu-Cys-Cysおよ
び(Glu-Cys)2は、熱安定性が高く、かつ溶液状態で長
期間安定であることから、加熱調理、滅菌処理などの操
作を自在に用いることができる。
状、ペースト状で防湿性袋、瓶、缶などに密封して加熱
滅菌後、保存または流通され使用される。また、各成分
を粉末状態でよく混合した後、保存、流通、用時に加
水、分散することもできる。この際、Glu-Cys-Cysおよ
び(Glu-Cys)2は、熱安定性が高く、かつ溶液状態で長
期間安定であることから、加熱調理、滅菌処理などの操
作を自在に用いることができる。
Glu-Cys-Cysおよび/または(Glu-Cys)2を含有して
なるアミノ酸輸液の組成としては、具体的には下記のよ
うな組成があげられる。単位は、mg/dlである。
なるアミノ酸輸液の組成としては、具体的には下記のよ
うな組成があげられる。単位は、mg/dlである。
L−イソロイシン 160-1070 L−ロイシン 180-1720 L−リジン・塩酸塩 180-2400 L−フェニルアラニン 130-1400 L−メチオニン 50-1200 L−スレオニン 80-720 L−トリプトファン 30-350 L−バリン 70-1130 L−アルギニン・塩酸塩 120-1500 L−ヒスチジン・塩酸塩 50-900 グリシン 200-2500 L−アラニン 70-1130 L−アスパラギン酸・Na 0-1300 L−グルタミン酸・Na 0-1300 Glu-Cys-Cysおよび/ または(Glu-Cys)2 1-7000 L−プロリン 90-1080 L−セリン 60-1200 L−チロシン 3-90 本発明のアミノ酸輸液は、上記のアミノ酸組成物を用
いて、通常用いられるアミノ酸輸液の調製法、例えば下
記の実施例1に示した方法に従って調製することにより
得ることができる。
いて、通常用いられるアミノ酸輸液の調製法、例えば下
記の実施例1に示した方法に従って調製することにより
得ることができる。
以下に実施例を示す。
実施例1 下記のアミノ酸組成物に、約70℃の注射用蒸留水1リ
ットルを加え溶解し、NaOH溶液でpHを6.5に調整した。
この溶液をミリポアフィルターで過し、200mlずつガ
ラス瓶に充填し、無菌窒素ガスを30秒吹き込んだ。密栓
後、110℃、60分間加熱滅菌してアミノ酸輸液を調製し
た。
ットルを加え溶解し、NaOH溶液でpHを6.5に調整した。
この溶液をミリポアフィルターで過し、200mlずつガ
ラス瓶に充填し、無菌窒素ガスを30秒吹き込んだ。密栓
後、110℃、60分間加熱滅菌してアミノ酸輸液を調製し
た。
L−イソロイシン 4.6g L−ロイシン 7.7g L−リジン・塩酸塩 5.0g L−フェニルアラニン 4.3g L−メチオニン 2.1g L−スレオニン 2.9g L−トリプトファン 1.0g L−バリン 4.9g L−アルギニン・塩酸塩 6.1g L−ヒスチジン・塩酸塩 2.6g グリシン 3.4g L−アラニン 4.6g L−アスパラギン酸・Na 0.3g L−グルタミン酸・Na 0.3g γ‐Glu-Cys-Cys 3.0g L−プロリン 3.9g L−セリン 2.3g L−チロシン 0.3g 実施例2 下記のアミノ酸組成物に、実施例1と同様に約70℃の
注射用蒸留水1リットルを加え溶解し、NaOH溶液でpHを
6.5に調整した。この溶液をミリポアフィルターで過
し、200mlずつガラス瓶に充填し、無菌窒素ガスを30秒
吹き込んだ。密栓後、110℃、60分間加熱滅菌してアミ
ノ酸輸液を調製した。
注射用蒸留水1リットルを加え溶解し、NaOH溶液でpHを
6.5に調整した。この溶液をミリポアフィルターで過
し、200mlずつガラス瓶に充填し、無菌窒素ガスを30秒
吹き込んだ。密栓後、110℃、60分間加熱滅菌してアミ
ノ酸輸液を調製した。
L−イソロイシン 5.6g L−ロイシン 12.5g L−リジン・塩酸塩 11.0g L−フェニルアラニン 9.5g L−メチオニン 3.7g L−スレオニン 6.5g L−トリプトファン 1.0g L−バリン 4.9g L−アルギニン・塩酸塩 9.5g L−ヒスチジン・塩酸塩 8.0g グリシン 10.4g L−アラニン 6.5g L−アスパラギン酸・Na 3.8g L−グルタミン酸・Na 2.5g (γ‐Glu-Cys)2 3.0g L−プロリン 3.9g L−セリン 2.3g L−チロシン 0.3g 実施例3 カゼイン加水分解物 10 g ゼラチン 8 g γ‐Glu-Cys-Cys 2.5g デキストリン 20 g 還元麦芽糖 20 g 水 300 ml 上記組成を100℃、30分間加熱、分散後、冷却するこ
とにより、ゼリー状の栄養製剤を得た。γ‐Glu-Cys-Cy
sは、該処理条件下で安定に保持された。
とにより、ゼリー状の栄養製剤を得た。γ‐Glu-Cys-Cy
sは、該処理条件下で安定に保持された。
発明の効果 本発明により、従来から栄養組成物として用いること
のできなかったシステイン、シスチンの代わりに、Glu-
Cys-Cysまたは(Glu-Cys)2を用いることで、生体内で
の利用性が極めて高い栄養組成物を提供することができ
る。
のできなかったシステイン、シスチンの代わりに、Glu-
Cys-Cysまたは(Glu-Cys)2を用いることで、生体内で
の利用性が極めて高い栄養組成物を提供することができ
る。
第1図は、γ‐Glu-Cys-Cysをマウスに投与したときの
血中のγ‐Glu-Cys-Cysおよびその構成アミノ酸濃度の
経時的変化を示す。 はγ‐Glu-Cys-Cys、 はグルタミン酸、 はシスチンを表す。 第2図は、(γ‐Glu-Cys)2をマウスに投与したときの
血中の(γ‐Glu-Cys)2、γ‐Glu-Cys-Cysおよびその
構成アミノ酸濃度の経時的変化を示す。 は(γ‐Glu-Cys)2、 はγ‐Glu-Cys-Cys、 はグルタミン酸、 はシスチンを表す。 第3図は、(Ala-Cys)2をマウスに投与したときの血中
の(Ala-Cys)2、アラニルシスチン〔Ala-(Cys)2〕お
よびその構成アミノ酸濃度の経時的変化を示す。 は(Ala-Cys)2、 はAla-(Cys)2、 はアラニン、 はシスチンを表す。 第4図は、γ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐Glu-Cys)2および
(Ala-Cys)2をマウスに投与したときの腎臓のグルタミ
ン酸およびアラニンの濃度の経時的変化を示す。 はγ‐Glu-Cys-Cys由来のグルタミン酸、 は(γ‐Glu-Cys)2由来のグルタミン酸、 は(Ala-Cys)2由来のアラニンを表す。
血中のγ‐Glu-Cys-Cysおよびその構成アミノ酸濃度の
経時的変化を示す。 はγ‐Glu-Cys-Cys、 はグルタミン酸、 はシスチンを表す。 第2図は、(γ‐Glu-Cys)2をマウスに投与したときの
血中の(γ‐Glu-Cys)2、γ‐Glu-Cys-Cysおよびその
構成アミノ酸濃度の経時的変化を示す。 は(γ‐Glu-Cys)2、 はγ‐Glu-Cys-Cys、 はグルタミン酸、 はシスチンを表す。 第3図は、(Ala-Cys)2をマウスに投与したときの血中
の(Ala-Cys)2、アラニルシスチン〔Ala-(Cys)2〕お
よびその構成アミノ酸濃度の経時的変化を示す。 は(Ala-Cys)2、 はAla-(Cys)2、 はアラニン、 はシスチンを表す。 第4図は、γ‐Glu-Cys-Cys、(γ‐Glu-Cys)2および
(Ala-Cys)2をマウスに投与したときの腎臓のグルタミ
ン酸およびアラニンの濃度の経時的変化を示す。 はγ‐Glu-Cys-Cys由来のグルタミン酸、 は(γ‐Glu-Cys)2由来のグルタミン酸、 は(Ala-Cys)2由来のアラニンを表す。
Claims (4)
- 【請求項1】L−グルタミル−L−シスチンおよび/ま
たはL−グルタミル−L−システインジスルフィドを含
有してなる栄養組成物。 - 【請求項2】L−グルタミル−L−シスチンおよび/ま
たはL−グルタミル−L−システインジスルフィドを0.
0005〜30重量%含有してなる請求項1記載の栄養組成
物。 - 【請求項3】該栄養組成物がアミノ酸輸液である請求項
1または2記載の栄養組成物。 - 【請求項4】下記の組成を有するアミノ酸輸液。 (mg/dl) L−イソロイシン 160-1070 L−ロイシン 180-1720 L−リジン・塩酸塩 180-2400 L−フェニルアラニン 130-1400 L−メチオニン 50-1200 L−スレオニン 80-720 L−トリプトファン 30-350 L−バリン 70-1130 L−アルギニン・塩酸塩 120-1500 L−ヒスチジン・塩酸塩 50-900 グリシン 200-2500 L−アラニン 70-1130 L−アスパラギン酸・Na 0-1300 L−グルタミン酸・Na 0-1300 L−グルタミル−L−シスチン および/またはL−グルタミル −L−システインジスルフィド 1-7000 L−プロリン 90-1080 L−セリン 60-1200 L−チロシン 3-90
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AU53821/90A AU624942B2 (en) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Nutrient composition |
EP90304331A EP0399656B1 (en) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Nutrient compositions for amino acid supplementation in mammals |
DE69006395T DE69006395T2 (de) | 1989-04-24 | 1990-04-23 | Nährstoff-Zusammensetzungen für die Ergänzung an Aminosäuren bei Säugetieren. |
KR1019900005769A KR0148573B1 (ko) | 1989-04-24 | 1990-04-24 | 생체 내계의 시스테인 농도를 증가시키는 방법 및 아미노산 수액 |
CN90103903A CN1030686C (zh) | 1989-04-24 | 1990-04-24 | 营养组合物的制备方法 |
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KR (1) | KR0148573B1 (ja) |
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- 1989-12-22 JP JP1334483A patent/JP2744662B2/ja not_active Expired - Fee Related
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- 1990-04-24 KR KR1019900005769A patent/KR0148573B1/ko not_active Expired - Fee Related
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