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JP2738353B2 - スペクトラム抑圧方法及び装置 - Google Patents

スペクトラム抑圧方法及び装置

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Publication number
JP2738353B2
JP2738353B2 JP7195053A JP19505395A JP2738353B2 JP 2738353 B2 JP2738353 B2 JP 2738353B2 JP 7195053 A JP7195053 A JP 7195053A JP 19505395 A JP19505395 A JP 19505395A JP 2738353 B2 JP2738353 B2 JP 2738353B2
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JP7195053A
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JPH0946308A (ja
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裕一 添田
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチキャリア伝
送を行なう非再生中継方式のマイクロ波通信に関し、特
に、非再生中継局における制御信号等を抑圧するスペク
トラム抑圧装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチキャリア伝送を行う非再生中継方
式のマイクロ波通信においては、伝送すべき情報は、中
間周波数(IF)領域の複数のキャリア(マルチキャリ
ア)で伝送され(以下、伝送すべき情報によって変調
(通常は位相変調または周波数変調)されたマルチキャ
リアを主信号と記す)、例えば監視制御信号等の各中継
局に必要な所定の信号は、隣接キャリア周波数の隙間の
周波数を搬送周波数とするキャリア(以下、制御信号用
キャリアと記す)を当該所定の信号で変調して伝送され
る。以下、この所定の信号によって変調された変調波を
制御信号と記す。従って、IF受信入力信号は、主信号
と、制御信号との複合信号である。 非再生中継方式
は、主信号によって伝送される情報を再生しないで中継
する方式であるが、この方式においても、監視制御信号
等の前記所定の信号は再生され、例えば所定の信号が監
視制御信号である場合には、中継局は、その監視制御結
果を監視制御信号の所定のフィールドに書き込み、その
監視制御結果が書き込まれている新たな監視制御信号に
よって元の制御信号用キャリアを変調し(キャリアを立
て直し)、その新たな制御信号を主信号と複合して次局
に送信する。したがって、非再生中継局は、前局から受
信したIF受信入力信号から制御信号を削除(スペクト
ラム抑圧)し、新たに立て直した制御信号を主信号と複
合して次局に送信する。
【0003】従来のスペクトラム抑圧装置においては、
図3に示す様に、マルチキャリア方式にて伝送されたI
F受信入力信号は、帯域消去フィルタ(以下、BEFと
記す)32により制御信号が抑圧された後、IF受信出
力端子に出力される。このとき使用されるBEF32
は、例えばノッチフィルタ等である。
【0004】特開昭60ー106241号にこの種のス
ペクトラム抑圧装置の一例が記載されている。図4は、
このスペクトラム抑圧装置の要部を示すブロック図であ
る。この装置は、伝送すべき情報のベースバンド信号を
IF領域の周波数に周波数変換して生成された主信号
と、主信号が使用していないIF帯域に中心周波数を有
する、打合せ信号で周波数変調された信号とを複合して
マイクロ波周波数に周波数変換しで送信する。
【0005】中間中継局は、アンテナ35によってマイ
クロ波信号を受信すると、受信信号をマイクロ波受信器
(R)36によってIF信号に変換する。マイクロ波受
信器36の出力信号は、ハイブリッド回路(H)37に
よって2分岐される。ハイブリッド回路37の一方の出
力は周波数復調器(FD)41に加えられて打合せ信号
が復調され、出力端子43より出力される。ハイブリッ
ド回路37の他方の出力は、BEF(F)40に加えら
れ、受信打ち合せ信号(周波数変調された打合せ信号)
は除去され、BEF40の出力信号はハイブリッド回路
(H)38の一方の入力に加えられる。入力端子44
は新たなデータが書き込まれた打ち合せ信号が印加さ
れ、周波数変調器(FM)42は、この新たな打ち合せ
信号によって受信打ち合せ信号と同じ周波数のキャリア
を変調してハイブリッド回路38の他方の入力に供給す
る。ハイブリッド回路38は、この2つの入力を合成す
る。ハイブリッド回路38から出力されるIF信号はマ
イクロ波送信器(T)39によってマイクロ波周波数に
変換され電力増幅された後、アンテナ35’から次局に
送信される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この従来のスペクトラ
ム抑圧装置は構成は簡単であるが、主信号以外の信号、
すなわち制御信号を抑圧するために、狭帯域のBEF
(32または40)が用いられている。そのため、BE
Fの帯域外特性により、次局にとって必要な隣接チャネ
ル(隣接するマルチキャリア信号)に対する周波数特性
及び遅延特性が劣化し、結果として伝送品質を劣化させ
るという問題点がある。
【0007】この問題を解決するために、等化器等を用
いて帯域外特性を平坦にし、隣接するマルチキャリア信
号に対する特性劣化を防ぐ方法が考えられるが、等化器
等の遅延特性のばらつきによる劣化を防ぐことはでき
ず、特に、非再生中継区間が多ホップに渡る場合には劣
化が相加される。
【0008】また、狭帯域のBEFは製造及び調整が難
しく、さらに等化器等を使用する場合には個別調整が必
要なため、構成が簡単な割りには製造コストがかかると
いう問題点がある。
【0009】本発明の目的は、隣接チャネルに対する伝
送特性の劣化を生ずることがなく、構成が簡単で製造コ
ストが安価なスペクトラム抑圧方法およびその装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトラム抑
圧方法は、マルチキャリア伝送を用いて伝送すべき情報
によって変調されたマルチキャリア主信号と、キャリア
間周波数間隙にある周波数を搬送周波数として所定の信
号を伝送する特定信号とから成る複合信号を非再生中継
方式で伝送するマイクロ波通信のための非再生中継局に
適用される。
【0011】本発明のスペクトラム抑圧方法は、非再生
中継局に受信された複合信号を2分岐して第1、第2の
複合信号を生成し、第1の複合信号から特定信号を抽出
し、該特定信号を第1の特定信号と定め、 第2の複合
信号内に含まれている特定信号を第2の特定信号と定
め、第1の特定信号と第2の特定信号との位相差を検出
し、第1の特定信号を第2の特定信号に対して逆位相、
かつ同一振幅にした後に第1の特定信号と第2の複合信
号とを合成する。
【0012】このように、第2の複合信号と、該複合信
号に含まれている特定信号と逆位相、同一振幅の第1の
特定信号を重畳することによって、第2の複合信号に含
まれている特定信号(第2の特定信号)をスペクトラム
抑圧することができる。この方法においては、第2の複
合信号の特定信号を抑圧するためにBEFを用いていな
いので、隣接チャネルに対する周波数特性および遅延特
性の劣化を防止することができる。
【0013】第1の特定信号と第2の特定信号との位相
差を検出する過程は、第2の複合信号から第2の特定信
号を抽出し、抽出された第2の特定信号と第1の特定信
号とから、第2の特定信号に対する第1の特定信号の位
相進みおよび位相遅れを示す位相差信号を抽出する過程
を含んでいる。この過程は、第2の特定信号に対して、
第1の特定信号の位相が進んでいるか、遅れているか、
または、逆位相であるかを識別するのみであるから、簡
単な回路で容易に実現することができる。
【0014】前記第1の特定信号を第2の特定信号に対
して逆位相にする過程は、第1の特定信号の位相が第2
の特定信号の位相より進んでいることを位相差信号が示
している時には、その位相差が180度になるまで、第
1の特定信号の位相を進め、第1の特定信号の位相が第
2の特定信号の位相より遅れていることを前記位相差信
号が示している時には、その位相差が180度になるま
で、第1の特定信号の位相を遅らせる過程を含んでい
る。このように、単純な手続きで、第1、第2の特定信
号を相互に逆位相にすることができる。
【0015】本発明のスペクトラム抑止装置は、上記の
スペクトラム抑止方法を実施する装置であって、分岐手
段、抽出手段、移相手段、合成手段を備えている。
【0016】分岐手段は、受信された複合信号を入力
し、入力信号を2分岐して第1、第2の複合信号として
出力する。抽出手段は、第1の複合信号から特定信号を
抽出し、抽出した特定信号を第1の特定信号として出力
する。移相手段は、第1の特定信号と第2の特定信号と
の位相差を検出し、第1の特定信号が第2の特定信号に
対して逆位相になるように、第1の特定信号の位相を回
転する。合成手段は、位相が回転された第1の特定信号
と、第2の複合信号とを合成し、その合成結果をスペク
トラム抑圧装置の出力として出力する。
【0017】移相手段は、第2の複合信号から第2の特
定信号を抽出する帯域通過フィルタ手段と、帯域通過フ
ィルタ手段によって抽出された第2の特定信号と第1の
特定信号とを線形的に合成し、その合成結果から高周波
成分を除去するミキサ手段と、ミキサ手段の出力を入力
し、第2の特定信号に対する第1の特定信号の位相進み
および位相遅れを示す位相差信号を生成する位相検出手
段を有する。
【0018】移相手段は、さらに、移相制御手段と移相
器とを備えている。移相制御手段は、第1の特定信号の
位相が第2の特定信号の位相より進んでいることを位相
差信号が示している時には、その位相差が180度にな
るまで、第1の特定信号の位相を進め、第1の特定信号
の位相が第2の特定信号の位相より遅れていることを前
記位相差信号が示している時には、その位相差が180
度になるまで、第1の特定信号の位相を遅らせる移相制
御信号を生成する。移相器は移相制御信号に応答して第
1の特定信号の位相を変化させる。
【0019】移相手段は、第1の特定信号を入力するベ
クトル合成型移相回路であり、該第1の特定信号から生
成された同相成分と直交成分のレベルをそれぞれ連続可
変に制御して合成する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明について図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。図1においてマルチキャリア方式にて伝送された
IF受信入力信号はハイブリッド(H)1に入力され
る。本実施例においては、特定信号は中継局の監視制御
を行うための制御信号である。したがって、IF受信入
力信号は主信号と制御信号でる複合信号である。IF
受信入力信号は、ハイブリット1で第1、第2の複合信
号に2分岐される。このうち、一方の複合信号S1は、
BPF6、移相回路12、ハイブリッド41を有する第
1の回路に入力され、他方の複合信号S2は遅延回路
(D)2、減衰器3およびハイブリッド42を有する第
2の回路に入力される。BPF6は信号S1から制御信
号(第1の特定信号)Scを抽出し、移相回路12はハ
イブリッド41、42の第1の出力S'R、S'Dを入力し、
ハイブリッド42の第2の出力S"Dに含まれている制御
信号成分に対してハイブリッド41の第2の出力S"R
逆位相になるように、制御信号Scの位相を回転させ
る。以下の記述において、移相回路12の出力をSR
記す。遅延回路2は、ハイブリッド1からBPF6、移
相回路12を通り、ハイブリッド41に到る第1の回路
の、制御信号に対する伝達遅延時間と、ハイブリッド1
から遅延回路2、減衰器3を通りハイブリッド42に到
る第2の回路の、制御信号に対する伝達遅延時間とが等
しくなるように、第2の回路の遅延時間を調節する。減
衰器3は、制御信号に対する前記第1の回路の減衰量
と、制御信号に対する第2の回路の減衰量とが等しくな
るように、第2の回路の減衰特性を調節する。ハイブリ
ッド5は、ハイブリッド41の第2の出力S"Rと、ハイ
ブリッド42の第2の出力S"Dとを合成してIF受信出
力として出力する。
【0021】次に、本発明の動作を説明する。IF受信
入力信号は、ハイブリッド1で信号S1、S2に分岐され
る。本実施例では、簡単のために、ハイブリッド1は同
一位相、同一振幅の分岐信号S1、S2を生成するものと
する。第1の回路を伝送される信号S1は制御信号Sc
みが抽出され、移相回路12によって移相され、移相さ
れた信号SRはハイブリッド41に入力される。一方、第
2の回路を伝送される、主信号と制御信号で成る信号S
2は遅延回路2、減衰器3を経てハイブリッド42に入力
される。第1の回路と第2の回路とは、制御信号に関し
て遅延特性および減衰特性が同一であるから、信号S1
から抽出された制御信号Scと、信号S2に含まれている
制御信号は、それぞれ第1、第2の回路によって同一の
遅延と同一の減衰を受けてそれぞれハイブリッド41
2に入力する。更に、制御信号Scは、その、ハイブリ
ッド41によって分岐された信号成分S"Rがハイブリッ
ド42によって分岐された信号成分S" Dと逆位相になる
ように、移相回路12によって移相処理を受ける。した
がって、信号S"Rと信号S"Dとをハイブリッド5によっ
て合成するとき、信号S"D中の制御信号は、移相された
制御信号S"Rによって消去(スペクトラム抑圧)され、
主信号のみがハイブリッド5から出力される。
【0022】本実施例においては、簡単のために、ハイ
ブリッド1は同一位相、同一振幅の分岐信号S1、S2
生成するものとしたけれど、2つの信号S1、S2は必ず
しも同一位相、同一振幅である必要はない。その理由
は、信号S"D中の制御信号と信号S"Rとが逆位相で同一
振幅であることが本発明の必須要件であるからである。
このうち、逆位相の要件は、ハイブリッド1で分岐され
た信号S1、S2が同一位相でなくても、移相回路12に
よって達成される。また、信号S"D中の制御信号と信号
S"Rとが同一振幅であるという要件は、ハイブリッド1
で分岐された信号S1、S2が同一振幅でなくても、減衰
器3を調節することによって達成される。図1の回路に
おいては、第1の回路の入力段、BPF6の後段、遅延
回路2の後段、及びハイブリッド41、42の後段に増幅
器が配置されている。これらの増幅器は、第1、第2の
回路が適正な信号レベルを維持しながら所望の遅延特
性、減衰特性で動作し、また、位相回路12の入力回路
が、適正な信号レベルを維持しながら、ミキサ9に関し
て対称な特性をもつように適宜に配置される。
【0023】
【実施例】図2は本発明スペクトラム抑圧装置の実施例
を示すブロック図である。図中、図1と同一のブロック
には同一の参照番号を付し、このブロックについては、
説明を省略する。
【0024】本実施例の移相回路12はBPF81
2、ミキサ9、位相検出器101、102、無限移相器
(EPS)制御部11、無限移相器7を備えている。B
PF81、82はいずれもBPF6と同一の中心周波数を
有するバンドパスフィルタでBPF82はハイブリッド
2の出力S'Dから制御信号を抽出する。以下、BPF
1、82の出力信号をそれぞれF1、F2と記す。BPF
1はミキサ9に関して回路を対称化して、回路の非対
称構造によって位相差が生じるのを防止するために接続
されたものである。ミキサ9はBPF81、82の出力を
入力し、入力信号を合成して高周波成分を除去しksi
nθを生成する。ここで、kは定数、θは2つの入力信
号の位相差である。ミキサ9の出力は位相検出器1
1、102に入力される。位相検出器101、102は、
信号F1の位相が信号F2の位相より進んでいるか否かの
応じて、すなわち、sinθの正負に応じていずれか一
方が動作状態にされる。本実施例では、信号F1の位相
が信号F2の位相より進んでいるときには、すなわちθ
が正のときには、位相検出器101が動作状態にされ、
信号F1の位相が信号F2の位相より遅れているときに
は、すなわちθが負のときには、位相検出器102が動
作状態にされる。また、信号F1と信号F2が逆位相のと
きには、位相検出器101、102はいずれも非動作状態
にされる。
【0025】無限移相器制御部11は位相検出器1
1、102 の出力を入力し、θが正のときには、si
nθが0になるまで(θ=180度になるまで)信号F
1の位相が進むように制御信号x、yを生成する。無限
移相器制御部11は、また、θが負のときには、sin
θが0になるまで(θ=ー180度になるまで)信号F
1の位相が遅れるように、制御信号x、yを生成する。
無限移相器制御部11は、位相検出器101、102がい
ずれも非動作状態のときには、制御信号Sc、したがっ
て、信号F1の現在の位相を変化させないで維持する。
【0026】無限移相器7は、周知のベクトル合成型移
相器で、直交する2つのベクトルのレベルを、前記制御
信号x、yによって連続可変にして合成することによっ
て、位相回転を行う。本実施例では、前記の直交する2
つのベクトルは、制御信号S cをハイブリッドによって
同相成分と直交成分に分割することによって生成され
る。このようにして、制御信号Scの位相は、信号F1
2が逆位相になるように移相される。
【0027】本実施例は、ハイブリッド41が信号SR
同相の信号S'R、S"Rに分岐し、ハイブリッド42が信
号SDを同相の信号S'D、S"Dに分岐することを前提に
した例であるが、信号S'R、S"Rは相互に直交してもよ
く、また、信号S'D、S"Dも相互に直交してもよい。こ
の場合には、それに対応して無限移相器7が制御信号S
cの位相を進め、または遅らせる角度が変更される。こ
の場合においても、前記したように、信号S"D中の制御
信号と信号S"Rとが逆位相で同一振幅であるという本発
明の必須要件が満たされるならば、信号S'R、S"R間の
位相関係、信号S'D、S"D間の位相関係は任意に設定す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、主信号と
特定信号との複合信号に、該特定信号に対して逆位相、
同一振幅の信号を重畳することにより、BEFを用いる
ことなく特定信号を抑圧することができ、その結果、B
EFを用いた従来のスペクトラム抑圧装置のように、B
EFによって、隣接キャリアに対する伝送特性や遅延特
性の劣化が生じることを防止することができ、次局に必
要な信号の伝送品質を向上させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図
【図2】図1の実施例の更に詳細なブロック図である。
【図3】スペクトラム抑圧装置の従来例の原理を表すブ
ロック図である。
【図4】スペクトラム抑圧装置の従来例のブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,41,42,5 ハイブリット(H) 2 遅延回路(D) 3 減衰器 6,81,82 BPF 7 無限移相器 9 ミキサ 101,102 位相検出器 11 無限移相器(EPS)制御部 12 移相回路 32 BEF 35 アンテナ(受信用) 35’アンテナ(送信用) 36 マイクロ波受信器(R) 37、38 ハイブリッド(H) 39 マイクロ波送信器(T) 40 BEF(F) 41 周波数復調器(FD) 42 周波数変調器(FM) 43 出力端子 44 入力端子

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチキャリア伝送を用いて伝送すべき
    情報によって変調されたマルチキャリア主信号と、キャ
    リア間周波数間隙にある周波数を搬送周波数として所定
    の信号を伝送する特定信号とから成る複合信号を非再生
    中継方式で伝送するマイクロ波通信の、前記特定信号の
    スペクトラムを抑圧するスペクトラム抑圧方法におい
    て、 受信された複合信号を2分岐して第1、第2の複合信号
    を生成し、 第1の複合信号から前記特定信号を抽出し、該特定信号
    を第1の特定信号と定め、 第2の複合信号内に含まれている前記特定信号を第2の
    特定信号と定め、第1の特定信号と第2の特定信号との
    位相差を検出し、 前記第1の特定信号を第2の特定信号に対して逆位相、
    かつ同一振幅にした後に、第1の特定信号と第2の複合
    信号とを合成することを特徴とするスペクトラム抑圧方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の特定信号と第2の特定信号と
    の位相差を検出する過程は、第2の複合信号から第2の
    特定信号を抽出し、抽出された第2の特定信号と第1の
    特定信号とから、第2の特定信号に対する第1の特定信
    号の位相進みおよび位相遅れを示す位相差信号を抽出す
    る過程を含んでいる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の特定信号を第2の特定信号に
    対して逆位相にする過程は、第1の特定信号の位相が第
    2の特定信号の位相より進んでいることを前記位相差信
    号が示している時には、その位相差が180度になるま
    で、第1の特定信号の位相を進め、第1の特定信号の位
    相が第2の特定信号の位相より遅れていることを前記位
    相差信号が示している時には、その位相差が180度に
    なるまで、第1の特定信号の位相を遅らせる過程を含ん
    でいる、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 マルチキャリア伝送を用いて伝送すべき
    情報によって変調されたマルチキャリア主信号と、キャ
    リア間周波数間隙にある周波数を搬送周波数として所定
    の信号を伝送する特定信号とから成る複合信号を非再生
    中継方式で伝送するマイクロ波通信の前記特定信号のス
    ペクトラムを抑圧するスペクトラム抑圧装置において、 受信された複合信号を入力し、入力信号を2分岐して第
    1、第2の複合信号として出力する分岐手段と、 第1の複合信号から前記特定信号を抽出し、抽出した特
    定信号を第1の特定信号として出力する抽出手段と、 第2の複合信号内に含まれている前記特定信号を第2の
    特定信号として、第1の特定信号と第2の特定信号との
    位相差を検出し、第1の特定信号が第2の特定信号に対
    して逆位相になるように、第1の特定信号の位相を回転
    する移相手段と、 位相が回転された第1の特定信号
    と、第2の複合信号とを同一振幅で合成し、その合成結
    果をスペクトラム抑圧装置の出力として出力する合成手
    段とを有することを特徴とするスペクトラム抑圧装置。
  5. 【請求項5】 前記移相手段は、第2の複合信号から第
    2の特定信号を抽出する帯域通過フィルタ手段と、帯域
    通過フィルタ手段によって抽出された第2の特定信号と
    第1の特定信号とを線形的に合成し、その合成結果から
    高周波成分を除去するミキサ手段と、ミキサ手段の出力
    を入力し、第2の特定信号に対する第1の特定信号の1
    80度以下の位相進みおよび180度以下の位相遅れを
    示す位相差信号を生成する位相検出手段を有する、請求
    項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記移相手段は、第1の特定信号の位相
    が第2の特定信号の位相より進んでいることを前記位相
    差信号が示している時には、その位相差が180度にな
    るまで、第1の特定信号の位相を進め、第1の特定信号
    の位相が第2の特定信号の位相より遅れていることを前
    記位相差信号が示している時には、その位相差が180
    度になるまで、第1の特定信号の位相を遅らせる移相制
    御信号を生成する移相制御手段と、移相制御信号に応答
    して第1の特定信号の位相を変化させる移相器を含んで
    いる、請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記移相手段は、第1の特定信号を入力
    するベクトル合成型移相回路であり、該第1の特定信号
    から生成された同相成分と直交成分のレベルをそれぞれ
    連続可変に制御して合成する請求項6に記載の装置。
JP7195053A 1995-07-31 1995-07-31 スペクトラム抑圧方法及び装置 Expired - Lifetime JP2738353B2 (ja)

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