JP2737865B2 - 合成樹脂製壜体 - Google Patents
合成樹脂製壜体Info
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- JP2737865B2 JP2737865B2 JP11513793A JP11513793A JP2737865B2 JP 2737865 B2 JP2737865 B2 JP 2737865B2 JP 11513793 A JP11513793 A JP 11513793A JP 11513793 A JP11513793 A JP 11513793A JP 2737865 B2 JP2737865 B2 JP 2737865B2
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- shoulder
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D1/00—Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
- B65D1/02—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
- B65D1/0223—Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂製大型壜体、
特に2軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテレフタレ
ート樹脂(以下、単にPETと記す)製大型角形壜体の
胴部上端から肩部にかけての構造に関するものである。
特に2軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテレフタレ
ート樹脂(以下、単にPETと記す)製大型角形壜体の
胴部上端から肩部にかけての構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PET製大型角形2軸延伸ブロー成形壜
体は、数多くの優れた特性を有するので、各種液体の収
納用壜体として多量に使用されている。
体は、数多くの優れた特性を有するので、各種液体の収
納用壜体として多量に使用されている。
【0003】このPET製大型角形2軸延伸ブロー成形
壜体は、角筒形状をした胴部の上端に、同じ角形の錐台
筒形状をした肩部を介して口筒を連設した構造となって
いるが、その主体部分である胴部の肉厚が薄いので、胴
部の自己形状保持能力とか座屈強度とかの機械的強度が
決して充分に大きいものではなく、液体を密封収納後に
壜体内に発生する負圧により胴部に大きな不正陥没変形
が生じると云う不都合があった。
壜体は、角筒形状をした胴部の上端に、同じ角形の錐台
筒形状をした肩部を介して口筒を連設した構造となって
いるが、その主体部分である胴部の肉厚が薄いので、胴
部の自己形状保持能力とか座屈強度とかの機械的強度が
決して充分に大きいものではなく、液体を密封収納後に
壜体内に発生する負圧により胴部に大きな不正陥没変形
が生じると云う不都合があった。
【0004】このPET製大型角形壜体における不都合
を解消するため、胴部のほぼ中央に中央周溝を周設し
て、壜体に外部から作用する押下げ力に対する胴部の座
屈強度を高めると共に、径方向に作用する外力に対する
胴部の形状保持能力を高め、また中央周溝により上下に
分割された平坦壁の中央部分に、陥没変形し易い変形パ
ネル壁を底壁として有する凹部を陥没設して、壜体内に
発生した負圧をこの変形パネル壁における一定した陥没
変形により吸収し、もって胴部に不正な陥没変形が発生
しないようにすると共に、平坦壁部分の自己形状保持能
力を高めている。
を解消するため、胴部のほぼ中央に中央周溝を周設し
て、壜体に外部から作用する押下げ力に対する胴部の座
屈強度を高めると共に、径方向に作用する外力に対する
胴部の形状保持能力を高め、また中央周溝により上下に
分割された平坦壁の中央部分に、陥没変形し易い変形パ
ネル壁を底壁として有する凹部を陥没設して、壜体内に
発生した負圧をこの変形パネル壁における一定した陥没
変形により吸収し、もって胴部に不正な陥没変形が発生
しないようにすると共に、平坦壁部分の自己形状保持能
力を高めている。
【0005】このように、PET製大型角形壜体の胴部
の平坦壁部分には、凹凸の激しい変形パネル壁が成形さ
れているので、この胴部表面に商品名とか会社名とかを
印刷またはラベル貼着表示するのが極めて困難であり、
このため商品名とか会社名の表示は、熱収縮性シート製
のシュリンクラベルを利用している。
の平坦壁部分には、凹凸の激しい変形パネル壁が成形さ
れているので、この胴部表面に商品名とか会社名とかを
印刷またはラベル貼着表示するのが極めて困難であり、
このため商品名とか会社名の表示は、熱収縮性シート製
のシュリンクラベルを利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このシュリンクラベル
は、元々が単純なシートであるので、模様および表示の
印刷および筒形状への成形が簡単であり、また壜体への
強固な組付けも、単純な加熱処理で確実に達成できると
云う利点を有するのであるが、熱収縮性シートの一定し
た収縮変形形態のため、角筒の平坦壁に対向する部分が
稜線に対向する部分に比べて収縮量が大きくなり、この
ため壜体に巻付いたシュリンクラベルの端縁に波打ちが
生じて、商品としての外観体裁が悪くなると云う問題が
あった。
は、元々が単純なシートであるので、模様および表示の
印刷および筒形状への成形が簡単であり、また壜体への
強固な組付けも、単純な加熱処理で確実に達成できると
云う利点を有するのであるが、熱収縮性シートの一定し
た収縮変形形態のため、角筒の平坦壁に対向する部分が
稜線に対向する部分に比べて収縮量が大きくなり、この
ため壜体に巻付いたシュリンクラベルの端縁に波打ちが
生じて、商品としての外観体裁が悪くなると云う問題が
あった。
【0007】また、胴部に比べて延伸量が充分ではない
肩部が角形筒形状であると、肩部の稜線部分と平坦壁部
分との間の延伸量の大きな差が生じることになり、この
延伸量の不均一により肩部に不正な熱変形が発生し易い
と云う問題があった。
肩部が角形筒形状であると、肩部の稜線部分と平坦壁部
分との間の延伸量の大きな差が生じることになり、この
延伸量の不均一により肩部に不正な熱変形が発生し易い
と云う問題があった。
【0008】本発明は、上記した従来技術における問題
点を解消すべく創案されたもので、壜体の肩部付近に位
置して商品としての壜体の外観として目立つシュリンク
ラベルの上端部における波打ちを無くすかもしくは極め
て小さく、また肩部における周方向に沿った延伸量の不
均一をできるだけ小さくすることを目的としたものであ
る。
点を解消すべく創案されたもので、壜体の肩部付近に位
置して商品としての壜体の外観として目立つシュリンク
ラベルの上端部における波打ちを無くすかもしくは極め
て小さく、また肩部における周方向に沿った延伸量の不
均一をできるだけ小さくすることを目的としたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の手段は、2軸延伸ブロー成形されたPET製
大型壜体の構造に関するものであること、角筒形状をし
た胴部の上端を、この胴部の本体部分の2倍の角数の正
多角形状とすること、この胴部上端に連設される肩部の
下端部を、胴部の2倍の角数の正多角錐台筒形状とする
こと、にある。
の本発明の手段は、2軸延伸ブロー成形されたPET製
大型壜体の構造に関するものであること、角筒形状をし
た胴部の上端を、この胴部の本体部分の2倍の角数の正
多角形状とすること、この胴部上端に連設される肩部の
下端部を、胴部の2倍の角数の正多角錐台筒形状とする
こと、にある。
【0010】胴部の上端を、胴部本体部分の2倍の角数
の正多角形状にする手段としては、胴部を、角部をほぼ
平坦な稜線壁で角取りして、この稜線壁と平坦壁とによ
り多角筒形状に成形し、この胴部の上端部を、徐々に縮
径しながら平坦壁の幅を減少させると共に稜線壁の幅を
増大させるのが良い。
の正多角形状にする手段としては、胴部を、角部をほぼ
平坦な稜線壁で角取りして、この稜線壁と平坦壁とによ
り多角筒形状に成形し、この胴部の上端部を、徐々に縮
径しながら平坦壁の幅を減少させると共に稜線壁の幅を
増大させるのが良い。
【0011】上記した手段に加えて、肩部を、胴部の2
倍の角数の正多角錐台筒形状となった下端部と、残部で
あるほぼ球弧殻状となった主体部とを、幅狭な段部を介
して連設し、下端部の各平面壁に対向する主体部の下部
に、この主体部の表面部分を傾斜した平坦面で切取った
形態の平板壁部を形成した構成とするのが良い。
倍の角数の正多角錐台筒形状となった下端部と、残部で
あるほぼ球弧殻状となった主体部とを、幅狭な段部を介
して連設し、下端部の各平面壁に対向する主体部の下部
に、この主体部の表面部分を傾斜した平坦面で切取った
形態の平板壁部を形成した構成とするのが良い。
【0012】胴部の座屈強度および自己形状保持能力を
高めるために、胴部のほぼ中央に、陥没した中央周溝を
周設するのが良い。
高めるために、胴部のほぼ中央に、陥没した中央周溝を
周設するのが良い。
【0013】また、外観上および成形上、胴部は正四角
筒形状とするのが良い。
筒形状とするのが良い。
【0014】
【作用】シュリンクラベルは、壜体のほぼ上半分から肩
部下端部にかけて被覆組付けされるのが一般であるの
で、壜体に組付けられたシュリンクラベルの上端縁は肩
部下端部に位置し、反対の下端縁は胴部のほぼ中央部、
すなわちこの種のPET製角形大型壜体の場合は、ほぼ
例外なしに胴部中央部に中央周溝を設けているので、こ
の中央周溝に位置する。
部下端部にかけて被覆組付けされるのが一般であるの
で、壜体に組付けられたシュリンクラベルの上端縁は肩
部下端部に位置し、反対の下端縁は胴部のほぼ中央部、
すなわちこの種のPET製角形大型壜体の場合は、ほぼ
例外なしに胴部中央部に中央周溝を設けているので、こ
の中央周溝に位置する。
【0015】このように、壜体に巻付き状に組付けられ
たシュリンクラベルは、その上端部を縮径された肩部下
端部に巻付け、下端部を陥没して縮径した中央周溝内に
位置させるので、その上下両端が縮径状態となり、これ
により壜体から抜け出すことなしに強固で安定した組付
きが達成維持される。
たシュリンクラベルは、その上端部を縮径された肩部下
端部に巻付け、下端部を陥没して縮径した中央周溝内に
位置させるので、その上下両端が縮径状態となり、これ
により壜体から抜け出すことなしに強固で安定した組付
きが達成維持される。
【0016】このシュリンクラベルの上端部が巻付いた
肩部下端部は、正多角錐台筒形状となっておりかつ胴部
の2倍の角数を有しさらに胴部に比べて縮径された状態
となっているので、この肩部の下端部に巻付いたシュリ
ンクラベルの上端部は、肩部の下端部の稜線に対向する
部分と平板壁部に対向する部分との間の収縮量の差が小
さくなり、また各肩部の下端部の平板壁部に対向する部
分の収縮量が均一となり、さらに高さ方向の収縮変位
を、径の大きい胴部上端部により阻止された状態とな
る。
肩部下端部は、正多角錐台筒形状となっておりかつ胴部
の2倍の角数を有しさらに胴部に比べて縮径された状態
となっているので、この肩部の下端部に巻付いたシュリ
ンクラベルの上端部は、肩部の下端部の稜線に対向する
部分と平板壁部に対向する部分との間の収縮量の差が小
さくなり、また各肩部の下端部の平板壁部に対向する部
分の収縮量が均一となり、さらに高さ方向の収縮変位
を、径の大きい胴部上端部により阻止された状態とな
る。
【0017】このため、肩部の下端部に巻付いたシュリ
ンクラベルの上端縁には、ほとんど波打ちの生じること
がない。
ンクラベルの上端縁には、ほとんど波打ちの生じること
がない。
【0018】反対に、シュリンクラベルの下端部が巻付
く胴部中央部は角筒形状をしているので、シュリンクラ
ベルの下端部は、胴部中央部の稜線に対向する部分と平
坦壁に対向する部分との間の収縮量に或る程度の差が生
じ、このためシュリンクラベルの下端縁に波打ちが生じ
る。
く胴部中央部は角筒形状をしているので、シュリンクラ
ベルの下端部は、胴部中央部の稜線に対向する部分と平
坦壁に対向する部分との間の収縮量に或る程度の差が生
じ、このためシュリンクラベルの下端縁に波打ちが生じ
る。
【0019】しかしながら、胴部中央部に中央周溝が設
けられ、シュリンクラベルの下端縁がこの中央周溝内に
位置する場合には、この中央周溝内に位置するシュリン
クラベルの下端縁の直上に位置し、早期に胴部表面に密
着するシュリンクラベル部分が、この下端縁部分の高さ
方向への収縮変形の発生を阻止するので、シュリンクラ
ベルの下端縁に大きな波打ちの生じることがない。
けられ、シュリンクラベルの下端縁がこの中央周溝内に
位置する場合には、この中央周溝内に位置するシュリン
クラベルの下端縁の直上に位置し、早期に胴部表面に密
着するシュリンクラベル部分が、この下端縁部分の高さ
方向への収縮変形の発生を阻止するので、シュリンクラ
ベルの下端縁に大きな波打ちの生じることがない。
【0020】また、肩部の下端部は正多角錐台筒形状に
成形されているので、この肩部における平板壁部と稜線
との各組合せ部分の平均した延伸量は等しく、かつ胴部
の2倍の角数を有しているので、平板壁部分と稜線部分
との間の延伸量の差が充分に小さくなり、このため肩部
の下端部をほぼ均一に延伸成形することができることに
なる。
成形されているので、この肩部における平板壁部と稜線
との各組合せ部分の平均した延伸量は等しく、かつ胴部
の2倍の角数を有しているので、平板壁部分と稜線部分
との間の延伸量の差が充分に小さくなり、このため肩部
の下端部をほぼ均一に延伸成形することができることに
なる。
【0021】このように、肩部の下端部は、周方向にほ
ぼ均一に延伸成形されるので、この肩部に延伸量不足に
よる熱変形が発生したとしても、この変形は周方向に沿
って均一に発生することになり、このため発生した熱変
形が肩部の外観に歪変形として現れることがない。
ぼ均一に延伸成形されるので、この肩部に延伸量不足に
よる熱変形が発生したとしても、この変形は周方向に沿
って均一に発生することになり、このため発生した熱変
形が肩部の外観に歪変形として現れることがない。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照しな
がら説明する。壜体1の胴部2は、各角部を曲率半径の
大きい円弧壁となった稜線壁7が角取りして、この稜線
壁7と平坦壁6で構成された正四角筒形状に成形されて
おり、そのやや上位に位置する中央部には中央周溝15
が陥没周設されており、下端には、中央を壜体1内に湾
曲陥没させた底部5が連設されている。
がら説明する。壜体1の胴部2は、各角部を曲率半径の
大きい円弧壁となった稜線壁7が角取りして、この稜線
壁7と平坦壁6で構成された正四角筒形状に成形されて
おり、そのやや上位に位置する中央部には中央周溝15
が陥没周設されており、下端には、中央を壜体1内に湾
曲陥没させた底部5が連設されている。
【0023】胴部2の上端部は、徐々に縮径すると共
に、平坦壁6の横幅を減少させると共に稜線壁7の横幅
を増大させることにより、八角筒形状となっている。
に、平坦壁6の横幅を減少させると共に稜線壁7の横幅
を増大させることにより、八角筒形状となっている。
【0024】中央周溝15により上下に分割された各平
坦壁6の中央部分には、壜体1内に発生した負圧を陥没
変形により吸収する変形パネル壁14を底壁として設け
た凹部13が陥没した状態で設けられている。
坦壁6の中央部分には、壜体1内に発生した負圧を陥没
変形により吸収する変形パネル壁14を底壁として設け
た凹部13が陥没した状態で設けられている。
【0025】八角筒形状となった胴部2の上端に連設さ
れた肩部3の下端部8は、胴部2の上端を傾斜角度を急
にした状態で延長した高さの低い正八角錐台筒形状をし
ており、この下端部8の上端には幅狭な段部9を介して
肩部3の残部である球弧殻状の主体部10が連設されて
おり、この主体部10の上端に口部4が一体設されてい
る。
れた肩部3の下端部8は、胴部2の上端を傾斜角度を急
にした状態で延長した高さの低い正八角錐台筒形状をし
ており、この下端部8の上端には幅狭な段部9を介して
肩部3の残部である球弧殻状の主体部10が連設されて
おり、この主体部10の上端に口部4が一体設されてい
る。
【0026】主体部10の下端部には、下端部8の各平
面壁に対向して、球弧面を傾斜した平坦面で切取った形
態で平板壁部11が形成されており、この平板壁部11
と球弧面との境界に稜線12を形成している。
面壁に対向して、球弧面を傾斜した平坦面で切取った形
態で平板壁部11が形成されており、この平板壁部11
と球弧面との境界に稜線12を形成している。
【0027】商品名とか内容表示を印刷したシュリンク
ラベルは、中央周溝15で区画された胴部2の上半分部
分に施され、このシュリンクラベルの下端縁は中央周溝
15内に位置し、上端縁は肩部3の段部9上に位置す
る。
ラベルは、中央周溝15で区画された胴部2の上半分部
分に施され、このシュリンクラベルの下端縁は中央周溝
15内に位置し、上端縁は肩部3の段部9上に位置す
る。
【0028】シュリンクラベルの下端縁が中央周溝15
内、詳しくは中央周溝15の上側の溝面に位置するの
で、壜容器の外観として視覚され難い状態となり、この
ため例えこのシュリンクラベルの下端縁にわずかな波打
ちが生じたとしても、この波打ちが壜容器の外観を害す
る恐れがない。
内、詳しくは中央周溝15の上側の溝面に位置するの
で、壜容器の外観として視覚され難い状態となり、この
ため例えこのシュリンクラベルの下端縁にわずかな波打
ちが生じたとしても、この波打ちが壜容器の外観を害す
る恐れがない。
【0029】同様に、シュリンクラベルの上端は、径方
向に沿った平坦面を形成する段部9上に位置するので、
波打ちがほとんど生じることがない。
向に沿った平坦面を形成する段部9上に位置するので、
波打ちがほとんど生じることがない。
【0030】また、シュリンクラベルの上下両端縁は、
急激に縮径した部分に対向位置するので、シュリンクラ
ベルの壜体1に対するい組付きは、極めて強固にかつ安
定して達成されることになる。
急激に縮径した部分に対向位置するので、シュリンクラ
ベルの壜体1に対するい組付きは、極めて強固にかつ安
定して達成されることになる。
【0031】また、肩部3の主体部10は、平坦壁構造
である平板壁部11と球弧壁構造との組合せにより構成
され、かつこの平坦壁部分と球弧壁部分との境界には屈
曲線である稜線12が位置するので、この主体部10は
光学的なクリスタル効果を発揮することになり、これに
より壜体1の外観装飾に光学的な装飾効果を付加するこ
とになる。
である平板壁部11と球弧壁構造との組合せにより構成
され、かつこの平坦壁部分と球弧壁部分との境界には屈
曲線である稜線12が位置するので、この主体部10は
光学的なクリスタル効果を発揮することになり、これに
より壜体1の外観装飾に光学的な装飾効果を付加するこ
とになる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。胴部に巻付いて組付けら
れるシュリンクラベルの上端縁が、胴部の2倍の角数の
正多角錐台筒形状をした肩部下端部に位置刷るので、こ
の上端縁に波打ちがほとんど生じることがなく、このた
めシュリンクラベルの端縁の波打ちにより壜容器の外観
が劣化すると云う不都合の発生を防止することができ
る。
で、以下に示す効果を奏する。胴部に巻付いて組付けら
れるシュリンクラベルの上端縁が、胴部の2倍の角数の
正多角錐台筒形状をした肩部下端部に位置刷るので、こ
の上端縁に波打ちがほとんど生じることがなく、このた
めシュリンクラベルの端縁の波打ちにより壜容器の外観
が劣化すると云う不都合の発生を防止することができ
る。
【0033】シュリンクラベルの上端縁が縮径した肩部
の下端部に位置し、また下端縁が縮径した中央周溝内に
位置するので、単純な収縮により壜体に組付くシュリン
クラベルの壜体に対する組付きが強固にかつ安定して達
成維持される。
の下端部に位置し、また下端縁が縮径した中央周溝内に
位置するので、単純な収縮により壜体に組付くシュリン
クラベルの壜体に対する組付きが強固にかつ安定して達
成維持される。
【0034】肩部の下端部が胴部の角数の2倍の正多角
錐台筒形状に成形されているので、この肩部下端部の周
方向に沿った延伸がほぼ均一に達成されることになり、
これにより例え肩部に熱変形が発生したとしても、この
熱変形は肩部全体に均一に発生するので、肩部の外観形
状を劣化させる歪として現出することがない。
錐台筒形状に成形されているので、この肩部下端部の周
方向に沿った延伸がほぼ均一に達成されることになり、
これにより例え肩部に熱変形が発生したとしても、この
熱変形は肩部全体に均一に発生するので、肩部の外観形
状を劣化させる歪として現出することがない。
【0035】肩部における球弧殻壁部分と平坦壁部との
境界を屈曲線で構成したので、肩部に光学的なクリスタ
ル効果を現出させることができ、これによりシュリンク
ラベルから露出する肩部に光学的な装飾効果を現出させ
ることができる。
境界を屈曲線で構成したので、肩部に光学的なクリスタ
ル効果を現出させることができ、これによりシュリンク
ラベルから露出する肩部に光学的な装飾効果を現出させ
ることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1に示した実施例の平面図。
【図3】図1中、III−III線に沿って切断矢視した平断
面図。
面図。
1 ; 壜体 2 ; 胴部 3 ; 肩部 4 ; 口部 5 ; 底部 6 ; 平坦壁 7 ; 稜線壁 8 ; 下端部 9 ; 段部 10; 主体部 11; 平板壁部 12; 稜線 13; 凹部 14; 変形パネル壁 15; 中央周溝
Claims (5)
- 【請求項1】2軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテ
レフタレート樹脂製大型壜体であって、角筒形状をした
胴部(2) の上端を、前記胴部(2) の2倍の角数の正多角
形状とし、該胴部(2) の上端に連設される肩部(3) の下
端部(8)を、前記胴部(2) の2倍の角数の正多角錐台筒
形状とした合成樹脂製壜体。 - 【請求項2】角部をほぼ平坦な稜線壁(7) で角取りし
て、該稜線壁(7)と平坦壁(6) とにより多角筒形状に成
形された胴部(29 の上端部を、徐々に縮径させながら前
記平坦壁(6) の幅を減少させると共に前記稜線壁(7) の
幅を増大させることにより、前記胴部(2) の上端を、該
胴部(2) の2倍の角数の正多角形状にした請求項1記載
の合成樹脂製壜体。 - 【請求項3】肩部(3) の下端部(8) と残部であるほぼ球
弧殻状となった主体部(10)とを幅狭な段部(9) を介して
連設し、前記下端部(8) の各平面壁に対向する前記主体
部(10)の下部に、該主体部(10)の表面部分を傾斜した平
坦面で切取った形態で平板壁部(11)を形成した請求項1
または2記載の合成樹脂製壜体。 - 【請求項4】胴部(2) のほぼ中央に、陥没した中央周溝
(15)を周設した請求項1または2または3記載の合成樹
脂製壜体。 - 【請求項5】胴部(2) を正四角筒形状に成形した請求項
1または2または3または4記載の合成樹脂製壜体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513793A JP2737865B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 合成樹脂製壜体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11513793A JP2737865B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 合成樹脂製壜体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06191527A JPH06191527A (ja) | 1994-07-12 |
JP2737865B2 true JP2737865B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=14655205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11513793A Expired - Fee Related JP2737865B2 (ja) | 1993-04-06 | 1993-04-06 | 合成樹脂製壜体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2737865B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITRM20040294A1 (it) * | 2004-06-16 | 2004-09-16 | Sipa Societa Industrializzazio | Bottiglia di plastica e processo di apposizione di una etichetta restringente su di essa. |
JP2021030716A (ja) * | 2019-08-29 | 2021-03-01 | 孝廣 阿部 | 凹凸状の模様を設けた金型と凹凸状の模様を設けた食器・容器。 |
Family Cites Families (2)
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JP2693153B2 (ja) * | 1987-02-17 | 1997-12-24 | 株式会社吉野工業所 | 壜体底壁構造 |
-
1993
- 1993-04-06 JP JP11513793A patent/JP2737865B2/ja not_active Expired - Fee Related
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