JP2732620B2 - 感光体の駆動装置 - Google Patents
感光体の駆動装置Info
- Publication number
- JP2732620B2 JP2732620B2 JP63293621A JP29362188A JP2732620B2 JP 2732620 B2 JP2732620 B2 JP 2732620B2 JP 63293621 A JP63293621 A JP 63293621A JP 29362188 A JP29362188 A JP 29362188A JP 2732620 B2 JP2732620 B2 JP 2732620B2
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- Japan
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- belt
- photoconductor
- tension
- tighter
- idler
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/75—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
- G03G15/754—Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to band, e.g. tensioning
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静電記録装置の感光体駆動装置に関する。
従来技術 電子写真複写機、ファクシミリ、レーザプリンタ等の
静電記録装置の感光体の駆動は、従来は駆動モータから
直接ギアを介して駆動する例が多く、まれにチェーンに
よる駆動が採用されていた。しかし、近年、オフィスオ
ートメーシヨン機器の静粛性に対する要求が高まり、感
光体の駆動伝達手段としてウレタン製の有歯ベルト(タ
イミングベルト(賞品名))を使用して駆動モータから
感光体ドラムを駆動する方法が採用されるようになって
きている。
静電記録装置の感光体の駆動は、従来は駆動モータから
直接ギアを介して駆動する例が多く、まれにチェーンに
よる駆動が採用されていた。しかし、近年、オフィスオ
ートメーシヨン機器の静粛性に対する要求が高まり、感
光体の駆動伝達手段としてウレタン製の有歯ベルト(タ
イミングベルト(賞品名))を使用して駆動モータから
感光体ドラムを駆動する方法が採用されるようになって
きている。
第4図及び第5図は、伝動手段として有歯ベルトを採
用した感光体駆動装置の1例を示す図であって、感光体
ドラム1に直結された有歯プーリ2と駆動モータ軸3に
直結された有歯プーリ4との間に有歯ベルト5が掛渡さ
れ、第4図に矢印で示す方向に周動して感光体ドラム1
を回転駆動する。
用した感光体駆動装置の1例を示す図であって、感光体
ドラム1に直結された有歯プーリ2と駆動モータ軸3に
直結された有歯プーリ4との間に有歯ベルト5が掛渡さ
れ、第4図に矢印で示す方向に周動して感光体ドラム1
を回転駆動する。
感光体ドラム1の周面に沿って、感光体上に形成され
た静電潜像を顕像化するための現像装置6が設けられて
いるが、現像装置として、例えばS−NSP方式と称する
感光体に現像ローラを圧接してトナーを感光体に転移し
て現像を行なう方式が採用される場合は、現像ユニット
6は感光体と接離する方向に摺動自在となっており、長
手方向(感光体の軸方向)の両端部に設けられたスプリ
ング11により感光体ドラムの方向に付勢され、現像ロー
ラ7は例えば1kgfと云う力で感光体ドラム1に圧接さ
れ、現像ローラ7は感光体ドラム1と順方向に感光体ド
ラムの周速よりも速い周速(例えば2.25倍)で回転させ
て、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像するよ
うにされている。
た静電潜像を顕像化するための現像装置6が設けられて
いるが、現像装置として、例えばS−NSP方式と称する
感光体に現像ローラを圧接してトナーを感光体に転移し
て現像を行なう方式が採用される場合は、現像ユニット
6は感光体と接離する方向に摺動自在となっており、長
手方向(感光体の軸方向)の両端部に設けられたスプリ
ング11により感光体ドラムの方向に付勢され、現像ロー
ラ7は例えば1kgfと云う力で感光体ドラム1に圧接さ
れ、現像ローラ7は感光体ドラム1と順方向に感光体ド
ラムの周速よりも速い周速(例えば2.25倍)で回転させ
て、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像するよ
うにされている。
有歯ベルト5の張力を所定の値に決めるため、タイト
ナ8が設けられている。タイトナ8は、第6図及び第7
図に詳細に示す如く、有歯ベルト5のゆるみ側の外周面
に接するアイドラ10を自由端近傍に有し、その反対端に
設けた穴にタイトナ8の厚さより高く、穴に遊嵌する段
部を有する段付ねじ12として形成された軸で回動自在に
軸支され、アイドラ10を設けた点の近傍に1端を掛止さ
れ、他端を機枠の1点に掛止されたスプンリング9によ
り、アイドラ10が有歯ベルト5の外周面に圧接する方向
に付勢されている。又、タイトナ8のアイドラ10と軸12
との中間の位置に軸12を中心とする円弧状の長孔8aが穿
設され、これに平座付ねじ13を貫通させて機枠に設けら
れたねじ孔に螺合させて締め付けタイトナ8を機枠に固
定することができるようになっている。
ナ8が設けられている。タイトナ8は、第6図及び第7
図に詳細に示す如く、有歯ベルト5のゆるみ側の外周面
に接するアイドラ10を自由端近傍に有し、その反対端に
設けた穴にタイトナ8の厚さより高く、穴に遊嵌する段
部を有する段付ねじ12として形成された軸で回動自在に
軸支され、アイドラ10を設けた点の近傍に1端を掛止さ
れ、他端を機枠の1点に掛止されたスプンリング9によ
り、アイドラ10が有歯ベルト5の外周面に圧接する方向
に付勢されている。又、タイトナ8のアイドラ10と軸12
との中間の位置に軸12を中心とする円弧状の長孔8aが穿
設され、これに平座付ねじ13を貫通させて機枠に設けら
れたねじ孔に螺合させて締め付けタイトナ8を機枠に固
定することができるようになっている。
この装置でベルト5に張力を付与する従来の方法は、
感光体ドラム1を駆動していない、ベルト5が停止した
状態でねじ13を緩め、タイトナ8をスプリング9で軸12
の回りに反時計方向に回動付勢し、アイドラ10をベルト
5に自由に押圧させ、第7図に示す如く、ベルト5がア
イドラ10の位置で押し込まれて曲った状態でねじ13を締
め付けてタイトナ8を機枠に固定することにより行なわ
れている。
感光体ドラム1を駆動していない、ベルト5が停止した
状態でねじ13を緩め、タイトナ8をスプリング9で軸12
の回りに反時計方向に回動付勢し、アイドラ10をベルト
5に自由に押圧させ、第7図に示す如く、ベルト5がア
イドラ10の位置で押し込まれて曲った状態でねじ13を締
め付けてタイトナ8を機枠に固定することにより行なわ
れている。
感光体ドラム1の静止時には、ベルト5の張り側とゆ
るみ側の張力は等しく、タイトナ8により一定の張力が
付与される。
るみ側の張力は等しく、タイトナ8により一定の張力が
付与される。
しかしながら、感光体ドラム1が回転し、かつ現像ロ
ーラ7がそれより速い周速で回転する場合は、ベルト5
の張り側の張力とゆるみ側の張力とは違ってくる。さら
に感光体に現像ローラが圧接し、感光体より速い周速で
回転する場合は張り側の張力とゆるみ側の張力のバラン
スがくずれる。
ーラ7がそれより速い周速で回転する場合は、ベルト5
の張り側の張力とゆるみ側の張力とは違ってくる。さら
に感光体に現像ローラが圧接し、感光体より速い周速で
回転する場合は張り側の張力とゆるみ側の張力のバラン
スがくずれる。
第8図を用いてこれを説明する。
一般に、回転体を駆動している時、被駆動物に負荷変
動がなければ張り側の張力Ttの方がゆるみの張力Tsより
大きく、その差は一定となるため、回転ムラは発生しな
い。
動がなければ張り側の張力Ttの方がゆるみの張力Tsより
大きく、その差は一定となるため、回転ムラは発生しな
い。
さて、前述の如く、感光体ドラム1に現像ローラ7が
圧接し、感光体が周速v1で転し、現像ローラ7がこれと
順方向にv1よりも大きい周速v2で回転する場合、感光体
ドラム1と現像ローラ7との間に摩擦力fが発生し、こ
の力は感光体プーリ2には摩擦による回転駆動力Fとな
ってその回転方向に作用される。
圧接し、感光体が周速v1で転し、現像ローラ7がこれと
順方向にv1よりも大きい周速v2で回転する場合、感光体
ドラム1と現像ローラ7との間に摩擦力fが発生し、こ
の力は感光体プーリ2には摩擦による回転駆動力Fとな
ってその回転方向に作用される。
感光体1の半径をr、感光体プーリ2のピッチ円半径
をRとすれば F=rf/R となる。
をRとすれば F=rf/R となる。
この回転駆動力Fの発生により、感光体を駆動する有
歯ベルト5の張り側とゆるみ側の張力のバランスがくず
れ、モータが等速で回転していても感光体は等速回転が
できなくなり、その結果、画像上には回転ムラによるジ
ターが発生する。
歯ベルト5の張り側とゆるみ側の張力のバランスがくず
れ、モータが等速で回転していても感光体は等速回転が
できなくなり、その結果、画像上には回転ムラによるジ
ターが発生する。
張力のバランスの変動とは、上記の回転駆動力Fが感
光体の回転方向に作用するため、 Δ(Tt−Ts)=ΔT とすると、△Tは時間とともに変化し、ベルトのゆるみ
側では、摩擦力fで決まる力Fをエネルギー源とした△
Tの自励振動が発生する。この△Tの自励振動は感光体
の線速v1にも作用し、感光体1の回転ムラは△Tの自励
振動と一致した固有の周期で回転ムラを起していた。一
般に、自励振動の場合、系の固有振動と等しく△Tの変
動周期はベルトの振動として現われ、ベルトの振動周波
数と、エンコーダで検出した感光体の回転ムラの周波数
とが一致していることは確認されているところである。
光体の回転方向に作用するため、 Δ(Tt−Ts)=ΔT とすると、△Tは時間とともに変化し、ベルトのゆるみ
側では、摩擦力fで決まる力Fをエネルギー源とした△
Tの自励振動が発生する。この△Tの自励振動は感光体
の線速v1にも作用し、感光体1の回転ムラは△Tの自励
振動と一致した固有の周期で回転ムラを起していた。一
般に、自励振動の場合、系の固有振動と等しく△Tの変
動周期はベルトの振動として現われ、ベルトの振動周波
数と、エンコーダで検出した感光体の回転ムラの周波数
とが一致していることは確認されているところである。
そこで、従来の如く、感光体が静止した状態でタイト
ナ8を初張力で決まる釣合い位置で固定した場合はTs=
Ttとなるが、感光体を駆動するとトルク損失の発生に伴
ってTt>Tsとなり、特に起動時はTt》Tsとなる。
ナ8を初張力で決まる釣合い位置で固定した場合はTs=
Ttとなるが、感光体を駆動するとトルク損失の発生に伴
ってTt>Tsとなり、特に起動時はTt》Tsとなる。
さらに、前述のように、感光体に摩擦による強制力が
働く場合は、張力変動を生ずるため、感光体の安定した
回転は不可能になる。
働く場合は、張力変動を生ずるため、感光体の安定した
回転は不可能になる。
しかし、感光体駆動時、Tt−Tsの値が一定値であれ
ば、ベルト張力の変動に伴う感光体の回転ムラは発生し
ない。
ば、ベルト張力の変動に伴う感光体の回転ムラは発生し
ない。
発明が解決しようとする課題 本発明は、従来の有歯ベルトを用いて感光体ドラムを
駆動するようにした感光体駆動装置の上記の問題点にか
んがみ、感光体ドラムに現像ローラが感光体の周速より
大きい周速で順方向に圧接する場合にも、感光体を駆動
するベルトの張力変動による感光体の回転ムラが抑止さ
れ、安定した回転が得られ、画像上のジターを低減する
ことのできる感光体駆動装置を提供することを課題とす
る。
駆動するようにした感光体駆動装置の上記の問題点にか
んがみ、感光体ドラムに現像ローラが感光体の周速より
大きい周速で順方向に圧接する場合にも、感光体を駆動
するベルトの張力変動による感光体の回転ムラが抑止さ
れ、安定した回転が得られ、画像上のジターを低減する
ことのできる感光体駆動装置を提供することを課題とす
る。
課題解決のための手段 本発明は、上記の課題を解決させるため、感光体を有
歯ベルトで駆動し、該ベルトの外周面に圧接するアイド
ラを有し位置調整可能なタイトナにより上記ベルトの張
力を決める静電記録装置の感光体駆動装置において、上
記タイトナはアイドラがベルトに接離する方向に変位自
在に支持されているとともに、該タイトナを上記アイド
ラが上記ベルトに圧接する方向に付勢するスプリングを
有し、該タイトナが上記有歯ベルトの張り側とゆるみ側
とに設けられていることを特徴とする。
歯ベルトで駆動し、該ベルトの外周面に圧接するアイド
ラを有し位置調整可能なタイトナにより上記ベルトの張
力を決める静電記録装置の感光体駆動装置において、上
記タイトナはアイドラがベルトに接離する方向に変位自
在に支持されているとともに、該タイトナを上記アイド
ラが上記ベルトに圧接する方向に付勢するスプリングを
有し、該タイトナが上記有歯ベルトの張り側とゆるみ側
とに設けられていることを特徴とする。
作 用 上記の如く、タイトナをベルトの張り側とゆるみ側の
両方に設け、同じくタイトナを変位自在にかつスプリン
グでアイドラをベルトに圧接する方向に付勢することに
より、ベルトの張り側でベルトにかわみが生じた場合に
もこの量に応じて張り側のタイトナが追従し、ベルトの
振動を吸収し、安定した感光体の回転を得ることができ
る。
両方に設け、同じくタイトナを変位自在にかつスプリン
グでアイドラをベルトに圧接する方向に付勢することに
より、ベルトの張り側でベルトにかわみが生じた場合に
もこの量に応じて張り側のタイトナが追従し、ベルトの
振動を吸収し、安定した感光体の回転を得ることができ
る。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
第1図は本発明を第5図で説明した感光体駆動装置に
適用した実施例を示す図である。したがって同一の機能
を有する部材には同一の符合を付して説明する。
適用した実施例を示す図である。したがって同一の機能
を有する部材には同一の符合を付して説明する。
第2図及び第3図はそのタイトナの正面図及び断面図
である。本実施例と、第4図乃至第7図に示す従来の感
光体駆動装置との違いは、タイトナ8の円弧状長穴8aを
貫通して機枠に螺着するねじが、従来の装置では平座付
ねじ13が使用され、これによりタイトナ8を感光体1の
静止状態で、スプリング9によりタイトナが引かれアイ
ドラ10がベルト5に圧接した均衡位置でこのねじ締め付
けてタイトナを機枠に固定したが、本実施例では、長穴
8aを貫通して機枠に螺着するねじは、第3図に示す如
く、段付ねじ14が使用されている。この段付ねじ14の段
部の高さはタイトナ8の板厚よりも高く、段部の直径は
長穴8aに遊嵌可能な直径となっている。タイトナの回転
軸となるねじ12は同じくタイトナ8の板厚よりも高くタ
イトナの回転中心に設けた穴に遊嵌する段付ねじ12が使
用されているので、タイトナ8はねじ12を中心として自
由に揺動することができる。タイトナ8はスプリング9
により常時一定の力で反時計方向に回動付勢されている
ので、アイドラ10は常に一定の圧接力でベルト5に圧接
することができる。
である。本実施例と、第4図乃至第7図に示す従来の感
光体駆動装置との違いは、タイトナ8の円弧状長穴8aを
貫通して機枠に螺着するねじが、従来の装置では平座付
ねじ13が使用され、これによりタイトナ8を感光体1の
静止状態で、スプリング9によりタイトナが引かれアイ
ドラ10がベルト5に圧接した均衡位置でこのねじ締め付
けてタイトナを機枠に固定したが、本実施例では、長穴
8aを貫通して機枠に螺着するねじは、第3図に示す如
く、段付ねじ14が使用されている。この段付ねじ14の段
部の高さはタイトナ8の板厚よりも高く、段部の直径は
長穴8aに遊嵌可能な直径となっている。タイトナの回転
軸となるねじ12は同じくタイトナ8の板厚よりも高くタ
イトナの回転中心に設けた穴に遊嵌する段付ねじ12が使
用されているので、タイトナ8はねじ12を中心として自
由に揺動することができる。タイトナ8はスプリング9
により常時一定の力で反時計方向に回動付勢されている
ので、アイドラ10は常に一定の圧接力でベルト5に圧接
することができる。
この実施例の装置は、以上のような構成となっている
ため、ベルトの張力が変動した場合、タイトナ8はその
量に応じて追従して変位する。つまり、摩擦力が大きく
なると、ベルト5は引張られるので、タイトナ8は第1
図に破線aで示す如く外方に押し出された位置に変位す
る。この位置は摩擦力+ベルトの初期張力とタイトナの
スプリング9による荷重とが釣合った位置である。
ため、ベルトの張力が変動した場合、タイトナ8はその
量に応じて追従して変位する。つまり、摩擦力が大きく
なると、ベルト5は引張られるので、タイトナ8は第1
図に破線aで示す如く外方に押し出された位置に変位す
る。この位置は摩擦力+ベルトの初期張力とタイトナの
スプリング9による荷重とが釣合った位置である。
逆に摩擦力が弱まると、タイトナ8はベルトループの
内方に移動し、ベルトに対して食い込んだ位置にくる。
内方に移動し、ベルトに対して食い込んだ位置にくる。
このように、タイトナ8は摩擦力に応じて変位し、ゆ
るみ側のベルト張力は常に一定の値Tに保たれる。その
結果、本発明の構成によらなければベルトの張力の変動
によって生じたであろう感光体の回転ムラを抑止するこ
とができ、安定した感光体の回転運動を得ることができ
る。
るみ側のベルト張力は常に一定の値Tに保たれる。その
結果、本発明の構成によらなければベルトの張力の変動
によって生じたであろう感光体の回転ムラを抑止するこ
とができ、安定した感光体の回転運動を得ることができ
る。
さらに、本実施例では、有歯ベルト5の張り側にもそ
の外周面にアイドラ10′が圧接し、スプリング9′によ
りアイドラをベルト5に圧接させる方向に付勢され、支
軸12′の回りに回動可能にタイトナ8′が設けられてい
る。
の外周面にアイドラ10′が圧接し、スプリング9′によ
りアイドラをベルト5に圧接させる方向に付勢され、支
軸12′の回りに回動可能にタイトナ8′が設けられてい
る。
したがって、有歯ベルト5の張り側の張力に変動が起
きた時には、タイトナ8′は常にベルトの張力とスプリ
ング9′の力との釣合った位置に移動し、張り側の張力
も感光体1の回転駆動力に変動が起きた場合にも常に一
定に保つことができる。
きた時には、タイトナ8′は常にベルトの張力とスプリ
ング9′の力との釣合った位置に移動し、張り側の張力
も感光体1の回転駆動力に変動が起きた場合にも常に一
定に保つことができる。
特に、タイトナがベルトのゆるみ側にしか設けられて
いない場合には、感光体が現像ローラに圧接し順方向に
感光体より大きい周速で回転することにより、非常に大
きい摩擦力が作用した場合、張り側のベルトにたわみを
生じ感光体は安定した回転が得られないが、上述の如
く、タイトナをベルトのゆるみ側のみならず張り側にも
変位自在にかつスプリングでアイドラがベルトに圧接す
る方向に付勢して設けたことにより、上記たわみ量が吸
収され、張り側での張力変動を防止するのに非常に有効
である。
いない場合には、感光体が現像ローラに圧接し順方向に
感光体より大きい周速で回転することにより、非常に大
きい摩擦力が作用した場合、張り側のベルトにたわみを
生じ感光体は安定した回転が得られないが、上述の如
く、タイトナをベルトのゆるみ側のみならず張り側にも
変位自在にかつスプリングでアイドラがベルトに圧接す
る方向に付勢して設けたことにより、上記たわみ量が吸
収され、張り側での張力変動を防止するのに非常に有効
である。
なお、タイトナ8′に対するスプリング9′の荷重は
ゆるみ側のそれよりも弱くなければ効果がない。具体的
にはタイトナ8のスプリング荷重の1/6〜1/4程度とする
のが適当である。
ゆるみ側のそれよりも弱くなければ効果がない。具体的
にはタイトナ8のスプリング荷重の1/6〜1/4程度とする
のが適当である。
効 果 以上の如く、本発明によれば、タイトナを感光体駆動
ベルトのゆるみ側のみならず、張り側にも設けたことに
より、上記の効果に加えて、ベルトの張り側でベルトに
たわみが生じても吸収されるので、張り側での張力変動
に伴うベルトの振動を吸収し、感光体の安定な回転に寄
与する。
ベルトのゆるみ側のみならず、張り側にも設けたことに
より、上記の効果に加えて、ベルトの張り側でベルトに
たわみが生じても吸収されるので、張り側での張力変動
に伴うベルトの振動を吸収し、感光体の安定な回転に寄
与する。
第1図は本発明の実施例を示す正面図、第2図はそのタ
イトナの正面図、第3図はその断面図、第4図は従来の
感光体駆動装置の一例の正面図、第5図はその駆動ベル
ト近傍の構成を示す側面図、第6図及び第7図はそのタ
イトナの詳細構造と作用を説明する正面図、第8図はそ
のベルトに作用する力を説明する説明図である。 1……感光体ドラム、 2……感光体プーリ、 3……駆動モータ軸、 4……モータプーリ、 5……有歯ベルト、 7……現像ローラ、 8,8′……タイトナ、 8a……円弧状長穴、 9,9′……スプリング、 10,10′……アイドラ、 12,12′……段付ねじ(回転軸)、 14……段付ねじ
イトナの正面図、第3図はその断面図、第4図は従来の
感光体駆動装置の一例の正面図、第5図はその駆動ベル
ト近傍の構成を示す側面図、第6図及び第7図はそのタ
イトナの詳細構造と作用を説明する正面図、第8図はそ
のベルトに作用する力を説明する説明図である。 1……感光体ドラム、 2……感光体プーリ、 3……駆動モータ軸、 4……モータプーリ、 5……有歯ベルト、 7……現像ローラ、 8,8′……タイトナ、 8a……円弧状長穴、 9,9′……スプリング、 10,10′……アイドラ、 12,12′……段付ねじ(回転軸)、 14……段付ねじ
Claims (2)
- 【請求項1】感光体を有歯ベルトで駆動し、該ベルトの
外周面に圧接するアイドラを有し位置調整可能なタイト
ナにより上記ベルの張力を決める静電記録装置の感光体
の駆動装置において、 上記タイトナはアイドラがベルトに接離する方向に変位
自在に支持されているとともに、該タイトナを上記アイ
ドラが上記ベルトに圧接する方向に付勢するスプリング
を有し、該タイトナが上記有歯ベルトの張り側とゆるみ
側とに設けられていることを特徴とする感光体の駆動装
置。 - 【請求項2】請求項1に記載の感光体の駆動装置におい
て、上記張り側のタイトナのスプリングがゆるみ側のタ
イトナのスプリングよりその荷重が弱く設定されている
ことを特徴とする感光体の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293621A JP2732620B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 感光体の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63293621A JP2732620B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 感光体の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02140785A JPH02140785A (ja) | 1990-05-30 |
JP2732620B2 true JP2732620B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=17797083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63293621A Expired - Lifetime JP2732620B2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 感光体の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732620B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4928658B2 (ja) * | 2005-09-15 | 2012-05-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置用の駆動装置、画像形成装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54124738A (en) * | 1978-03-20 | 1979-09-27 | Ricoh Co Ltd | Multimode recorder |
JPS60196423A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-04 | Oki Electric Ind Co Ltd | 媒体駆動機構 |
JPH01239567A (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-25 | Fujitsu Ltd | 画像形成装置 |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP63293621A patent/JP2732620B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02140785A (ja) | 1990-05-30 |
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