JP2729914B2 - 押釦スイッチ - Google Patents
押釦スイッチInfo
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- JP2729914B2 JP2729914B2 JP6064522A JP6452294A JP2729914B2 JP 2729914 B2 JP2729914 B2 JP 2729914B2 JP 6064522 A JP6064522 A JP 6064522A JP 6452294 A JP6452294 A JP 6452294A JP 2729914 B2 JP2729914 B2 JP 2729914B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源スイッチ等に用いて
好適な押釦スイッチに関するものである。
好適な押釦スイッチに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、例えば自動車の各種電気部品をオン
オフするために押釦スイッチが用いられている。
オフするために押釦スイッチが用いられている。
【0003】図9はこの種の押釦スイッチの一例を示す
概略側断面図である。同図に示すようにこの押釦スイッ
チ200は、ケース201内の両側面にスイッチ基板2
03,203を収納すると共に、その中央に操作部材2
05を上下動自在に挿入し、その上をカバー207で覆
って構成されている。
概略側断面図である。同図に示すようにこの押釦スイッ
チ200は、ケース201内の両側面にスイッチ基板2
03,203を収納すると共に、その中央に操作部材2
05を上下動自在に挿入し、その上をカバー207で覆
って構成されている。
【0004】ここで操作部材205は、その外周側面に
金属製の摺動子208,208が取り付けられると共
に、コイルバネ209によって上方向に弾発されてい
る。またスイッチ基板203,203は、その表面にス
イッチ接点204を設けると共に、その下端から端子2
11,211を突出している。
金属製の摺動子208,208が取り付けられると共
に、コイルバネ209によって上方向に弾発されてい
る。またスイッチ基板203,203は、その表面にス
イッチ接点204を設けると共に、その下端から端子2
11,211を突出している。
【0005】そして操作部材205を押圧してこれを下
降させれば、摺動子208,208の接点210,21
0がスイッチ基板203,203の面上を摺動し、該接
点210,210に当接するスイッチ接点204が変化
し、各端子211,211間のオンオフ状態が変化す
る。
降させれば、摺動子208,208の接点210,21
0がスイッチ基板203,203の面上を摺動し、該接
点210,210に当接するスイッチ接点204が変化
し、各端子211,211間のオンオフ状態が変化す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の押
釦スイッチを電源スイッチとして用いた場合、これが例
えば12V,0.3A程度の電源であれば十分オンオフ
スイッチとして機能する。
釦スイッチを電源スイッチとして用いた場合、これが例
えば12V,0.3A程度の電源であれば十分オンオフ
スイッチとして機能する。
【0007】しかしながら上記押釦スイッチ200は、
摺動子208,208の接点210,210がスイッチ
基板203,203のスイッチ接点204上を摺動して
そのオンオフを行う構造なので、これを例えば14V,
7A程度の比較的大負荷の電源の電源スイッチとして用
いた場合はそのオンオフがうまく行えなかった。
摺動子208,208の接点210,210がスイッチ
基板203,203のスイッチ接点204上を摺動して
そのオンオフを行う構造なので、これを例えば14V,
7A程度の比較的大負荷の電源の電源スイッチとして用
いた場合はそのオンオフがうまく行えなかった。
【0008】このような大負荷用の電源スイッチとして
は、上記従来例のように摺動子208がスイッチ基板2
03のスイッチ接点204に対して摺接する構造ではな
く、スイッチ接点に対して摺接しないで当接・離間する
構造のものが好ましいが、従来この種の押釦スイッチに
おいて、小型で簡単な構造のものはなかった。
は、上記従来例のように摺動子208がスイッチ基板2
03のスイッチ接点204に対して摺接する構造ではな
く、スイッチ接点に対して摺接しないで当接・離間する
構造のものが好ましいが、従来この種の押釦スイッチに
おいて、小型で簡単な構造のものはなかった。
【0009】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、比較的大負荷用の電源スイッチとし
て用いることができ、また構造が簡単で小型化が図れる
押釦スイッチを提供することにある。
あり、その目的は、比較的大負荷用の電源スイッチとし
て用いることができ、また構造が簡単で小型化が図れる
押釦スイッチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、上下動自在に保持された操作部材と、その
面が該操作部材の上下移動方向と略平行になるように配
置され上下方向に複数個のスイッチ接点を設けたスイッ
チ基板とを具備し、前記スイッチ基板上には、支点を中
心にシーソー状に揺動してその端部が前記スイッチ基板
のスイッチ接点に当接する接点板を配設し、一方前記操
作部材には、その外周側面から下方向に向かうアームを
設け、且つ該アームをその後側に配設した弾発手段によ
って前記接点板に向けて弾発し、前記操作部材のアーム
によって前記接点板を押圧せしめて、該操作部材の上下
動に伴ってアームの接点板への押圧点を接点板の支点の
上下に移動せしめ、該接点板を揺動反転してスイッチ基
板のスイッチ接点をオンオフせしめることとした。
め本発明は、上下動自在に保持された操作部材と、その
面が該操作部材の上下移動方向と略平行になるように配
置され上下方向に複数個のスイッチ接点を設けたスイッ
チ基板とを具備し、前記スイッチ基板上には、支点を中
心にシーソー状に揺動してその端部が前記スイッチ基板
のスイッチ接点に当接する接点板を配設し、一方前記操
作部材には、その外周側面から下方向に向かうアームを
設け、且つ該アームをその後側に配設した弾発手段によ
って前記接点板に向けて弾発し、前記操作部材のアーム
によって前記接点板を押圧せしめて、該操作部材の上下
動に伴ってアームの接点板への押圧点を接点板の支点の
上下に移動せしめ、該接点板を揺動反転してスイッチ基
板のスイッチ接点をオンオフせしめることとした。
【0011】
【作用】押圧突部が、接点板の中央部よりも上の部分を
弾発しているか、下の部分を弾発しているかによって、
接点板はその支点を中心に揺動反転する。これによって
接点板が当接するスイッチ基板のスイッチ接点が変化
し、そのオンオフ状態が変化する。
弾発しているか、下の部分を弾発しているかによって、
接点板はその支点を中心に揺動反転する。これによって
接点板が当接するスイッチ基板のスイッチ接点が変化
し、そのオンオフ状態が変化する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる押釦ス
イッチを示す図であり、同図(a)は概略平面図(但し
カバー90は省略している)、同図(b)は概略側断面
図である。
細に説明する。図1は本発明の1実施例にかかる押釦ス
イッチを示す図であり、同図(a)は概略平面図(但し
カバー90は省略している)、同図(b)は概略側断面
図である。
【0013】同図に示すようにこの押釦スイッチ1は、
ケース80の内側両側面にスイッチ基板10,10を取
り付けると共に、ケース80内に操作部材30を上下動
自在に挿入し、その上にカバー90を取り付けて構成さ
れている。ここでスイッチ基板10,10上には、接点
板50,50がシーソー状に揺動するように配設されて
いる。一方操作部材30の外周側面には、板バネ60に
よって外側に向けて弾発される押圧突部31,31が設
けられ、該押圧突部31,31は前記接点板50,50
を押圧している。以下各構成部品について説明する。
ケース80の内側両側面にスイッチ基板10,10を取
り付けると共に、ケース80内に操作部材30を上下動
自在に挿入し、その上にカバー90を取り付けて構成さ
れている。ここでスイッチ基板10,10上には、接点
板50,50がシーソー状に揺動するように配設されて
いる。一方操作部材30の外周側面には、板バネ60に
よって外側に向けて弾発される押圧突部31,31が設
けられ、該押圧突部31,31は前記接点板50,50
を押圧している。以下各構成部品について説明する。
【0014】ここで図2はスイッチ基板10を示す図で
あり、同図(a)は正面図、同図(b)は左側面図、同
図(c)は底面図である。また図3はこのスイッチ基板
10内にインサートされる金属板20を示す図であり、
同図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図
(c)は平面図である。
あり、同図(a)は正面図、同図(b)は左側面図、同
図(c)は底面図である。また図3はこのスイッチ基板
10内にインサートされる金属板20を示す図であり、
同図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図
(c)は平面図である。
【0015】金属板20は、図3に示すように、3本の
端子部21−1,2,3を具備し、その内の最も左側の
端子部21−1の上部中央に、該金属板20の面から垂
直上方に向けて折り曲げられた一対の支持片23,23
を設けて構成されている。この支持片23,23の中央
には、下記する接点板50の支持突起53,53を挿入
・支持するための凹部25,25が設けられている。該
凹部25の下辺25aは接点板50の支持突起53,5
3が回動し易いように円弧状に形成されている。
端子部21−1,2,3を具備し、その内の最も左側の
端子部21−1の上部中央に、該金属板20の面から垂
直上方に向けて折り曲げられた一対の支持片23,23
を設けて構成されている。この支持片23,23の中央
には、下記する接点板50の支持突起53,53を挿入
・支持するための凹部25,25が設けられている。該
凹部25の下辺25aは接点板50の支持突起53,5
3が回動し易いように円弧状に形成されている。
【0016】また該金属板20の所定位置には、2つの
円形孔27,27が設けられている。
円形孔27,27が設けられている。
【0017】そして図2に示すように、この金属板20
を合成樹脂材11で覆うようにモールドし、次に同図に
示す29,29部分に貫通孔を設ければ、スイッチ基板
10が完成する。
を合成樹脂材11で覆うようにモールドし、次に同図に
示す29,29部分に貫通孔を設ければ、スイッチ基板
10が完成する。
【0018】このスイッチ基板10は、図2に示すよう
に、合成樹脂材11でモールドする際、金属板20の最
も左側の端子部21−1の上部の部分の金属面を露出さ
せており、また前記2つの貫通孔29,29を設けるこ
とで、3つの端子部21−1,2,3間を切断してい
る。従って金属板20の露出した部分A,B,Cはいず
れも3つの端子部21−1,2,3のそれぞれのみに接
続しており、各々スイッチ接点を構成している。
に、合成樹脂材11でモールドする際、金属板20の最
も左側の端子部21−1の上部の部分の金属面を露出さ
せており、また前記2つの貫通孔29,29を設けるこ
とで、3つの端子部21−1,2,3間を切断してい
る。従って金属板20の露出した部分A,B,Cはいず
れも3つの端子部21−1,2,3のそれぞれのみに接
続しており、各々スイッチ接点を構成している。
【0019】なお図2に示すスイッチ基板10は図1の
左側のスイッチ基板10を示しており、右側のスイッチ
基板10は図2に示すスイッチ基板10とは面対象な形
状に形成されている。
左側のスイッチ基板10を示しており、右側のスイッチ
基板10は図2に示すスイッチ基板10とは面対象な形
状に形成されている。
【0020】次に図4は接点板50を示す図であり、同
図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図(c)
は裏面図である。同図に示すようにこの接点板50は、
金属板製であり、その両端に接点部51,51を設ける
と共に、その両側部中央に支持突起53,53を設けて
構成されている。
図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図(c)
は裏面図である。同図に示すようにこの接点板50は、
金属板製であり、その両端に接点部51,51を設ける
と共に、その両側部中央に支持突起53,53を設けて
構成されている。
【0021】次に図5は操作部材30を示す図であり、
同図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図
(c)は同図(a)のD−D側断面図、同図(d)は平
面図、同図(e)は底面図である。
同図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図
(c)は同図(a)のD−D側断面図、同図(d)は平
面図、同図(e)は底面図である。
【0022】同図に示すように操作部材30は、合成樹
脂を略四角柱状に成型して構成されており、その側面に
は略八の字状に広がりながら下方に向かう2本の細板状
のアーム部33,33が設けられ、それらの先端にはそ
れぞれ押圧突部31,31が設けられている。
脂を略四角柱状に成型して構成されており、その側面に
は略八の字状に広がりながら下方に向かう2本の細板状
のアーム部33,33が設けられ、それらの先端にはそ
れぞれ押圧突部31,31が設けられている。
【0023】またこの2本のアーム部33,33に挟ま
れる位置には、長尺の突部35が設けられ、この突部3
5の上端部とアーム部33,33の根本の部分によっ
て、下記する板バネ60を挿入・保持する溝37が形成
されている。また突部35の両側には、該突部35から
さらに突出する一対のガイド突起39,39が設けられ
ることによって、その間にガイド溝38を形成してい
る。
れる位置には、長尺の突部35が設けられ、この突部3
5の上端部とアーム部33,33の根本の部分によっ
て、下記する板バネ60を挿入・保持する溝37が形成
されている。また突部35の両側には、該突部35から
さらに突出する一対のガイド突起39,39が設けられ
ることによって、その間にガイド溝38を形成してい
る。
【0024】またこの操作部材30の底面には、下記す
るコイルバネ70を収納するための穴40が設けられて
いる。
るコイルバネ70を収納するための穴40が設けられて
いる。
【0025】一方該操作部材30の突起35などを設け
た面と反対側の面には、下記するハートカム機構Xを構
成するためのハートカム部41が設けられているが、本
願発明の要旨ではないのでその構造の説明は省略する。
た面と反対側の面には、下記するハートカム機構Xを構
成するためのハートカム部41が設けられているが、本
願発明の要旨ではないのでその構造の説明は省略する。
【0026】次に図6は板バネ60を示す図であり、同
図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図(c)
は平面図、同図(d)は同図(c)のE−E断面図であ
る。
図(a)は正面図、同図(b)は右側面図、同図(c)
は平面図、同図(d)は同図(c)のE−E断面図であ
る。
【0027】同図に示すようにこの板バネ60は、弾性
金属板をその中央部61から下方に向けて略八の字状に
折り曲げてアーム63,63を設け、該アーム63,6
3の両先端外側に突起65,65を設け、またその中央
部61の上面に爪67を設けて構成されている。
金属板をその中央部61から下方に向けて略八の字状に
折り曲げてアーム63,63を設け、該アーム63,6
3の両先端外側に突起65,65を設け、またその中央
部61の上面に爪67を設けて構成されている。
【0028】次にこの押釦スイッチ1の組立て工程を説
明する。まず図1に示すように、操作部材30の溝37
内に板バネ60の中央部61を挿入しておく。このと
き、板バネ60に設けた爪67(図6参照)が溝37の
内側面に係合し、両者は強固に固定される。
明する。まず図1に示すように、操作部材30の溝37
内に板バネ60の中央部61を挿入しておく。このと
き、板バネ60に設けた爪67(図6参照)が溝37の
内側面に係合し、両者は強固に固定される。
【0029】一方スイッチ基板10の支持片23,23
に設けた凹部25,25(図2参照)内に、接点板50
の両支持突起53,53(図4参照)を、回動自在に挿
入し、図1(b)に示すように該凹部25,25両側の
突出部23a,23aを内側に多少折り曲げて接点板5
0を抜けなくしておく。これによって接点板50は、ス
イッチ基板10上でシーソー状に揺動自在に支持され
る。このとき接点板50は支持片23を介して常にスイ
ッチ接点Bに接続されている。
に設けた凹部25,25(図2参照)内に、接点板50
の両支持突起53,53(図4参照)を、回動自在に挿
入し、図1(b)に示すように該凹部25,25両側の
突出部23a,23aを内側に多少折り曲げて接点板5
0を抜けなくしておく。これによって接点板50は、ス
イッチ基板10上でシーソー状に揺動自在に支持され
る。このとき接点板50は支持片23を介して常にスイ
ッチ接点Bに接続されている。
【0030】次にこのスイッチ基板10を、図1に示す
ように、ケース80内の対向する両側面に接するように
挿入する。
ように、ケース80内の対向する両側面に接するように
挿入する。
【0031】次に図1(b)に示すように、操作部材3
0下面の穴40(図5(e)参照)内にコイルバネ70
を挿入したものを、スイッチ基板10,10を取り付け
たケース80内に挿入する。このとき図1(a)に示す
ように、操作部材30に設けたガイド溝38はケース8
0内側面に設けた突条81に上下動自在に係合する。ま
たこのときハートカム機構Xも同時にケース80内に組
み込むが、該ハートカム機構Xは従来周知の構造のもの
であり、本発明の要旨ではないのでその詳細な説明は省
略する。なおこのハートカム機構Xは、操作部材30を
ケース80内に押し込むと該操作部材30が押し込まれ
た位置に係止され、もう一度操作部材30を押し込むと
該係止が解除されてコイルバネ70の弾発力によって元
の位置に復帰する機能を有するものである。
0下面の穴40(図5(e)参照)内にコイルバネ70
を挿入したものを、スイッチ基板10,10を取り付け
たケース80内に挿入する。このとき図1(a)に示す
ように、操作部材30に設けたガイド溝38はケース8
0内側面に設けた突条81に上下動自在に係合する。ま
たこのときハートカム機構Xも同時にケース80内に組
み込むが、該ハートカム機構Xは従来周知の構造のもの
であり、本発明の要旨ではないのでその詳細な説明は省
略する。なおこのハートカム機構Xは、操作部材30を
ケース80内に押し込むと該操作部材30が押し込まれ
た位置に係止され、もう一度操作部材30を押し込むと
該係止が解除されてコイルバネ70の弾発力によって元
の位置に復帰する機能を有するものである。
【0032】そしてケース80の上にカバー90を被せ
て固定するが、このときカバー90に設けた穴91から
操作部材30の上部を突出させる。
て固定するが、このときカバー90に設けた穴91から
操作部材30の上部を突出させる。
【0033】次にこのように組み立てた押釦スイッチ1
の動作を説明する。なおこの押釦スイッチ1は左右対称
で2組のスイッチの切り換えを行う構造のものである
が、いずれの組も動作は同じなので、以下一方のスイッ
チ基板10と接点板50の関係を説明する。
の動作を説明する。なおこの押釦スイッチ1は左右対称
で2組のスイッチの切り換えを行う構造のものである
が、いずれの組も動作は同じなので、以下一方のスイッ
チ基板10と接点板50の関係を説明する。
【0034】図1(b)は操作部材30が上方に復帰し
ているときの状態を示している。このとき板バネ60に
よって外方向に向かって弾発されている押圧突部31
は、接点板50の中央部よりも上の位置に当接してこれ
を弾発しているので、接点板50の上側の接点部51が
スイッチ接点Aに当接し、端子部21−2,3間(図3
参照)をオンしている。
ているときの状態を示している。このとき板バネ60に
よって外方向に向かって弾発されている押圧突部31
は、接点板50の中央部よりも上の位置に当接してこれ
を弾発しているので、接点板50の上側の接点部51が
スイッチ接点Aに当接し、端子部21−2,3間(図3
参照)をオンしている。
【0035】次にこの操作部材30を矢印P方向に押し
込んで手を離すと、該操作部材30はハートカム機構X
の作用によって、図7に示すように、下方に移動した状
態でロックされる。
込んで手を離すと、該操作部材30はハートカム機構X
の作用によって、図7に示すように、下方に移動した状
態でロックされる。
【0036】このとき、操作部材30の押圧突部31
は、接点板50上を下方に摺動して行って、接点板50
の支点(支持突起53,53を設けた接点板50の中央
部)よりも下の位置を弾発することとなるので、接点板
50は揺動してその上側の接点部51がスイッチ接点A
からオフすると共に、下側の接点部51がスイッチ接点
Cに当接して端子部21−1,2間(図3参照)をオン
する。
は、接点板50上を下方に摺動して行って、接点板50
の支点(支持突起53,53を設けた接点板50の中央
部)よりも下の位置を弾発することとなるので、接点板
50は揺動してその上側の接点部51がスイッチ接点A
からオフすると共に、下側の接点部51がスイッチ接点
Cに当接して端子部21−1,2間(図3参照)をオン
する。
【0037】そしてもう一度操作部材30を矢印P方向
に押圧して手を離せば、ハートカム機構Xの作用によっ
て、操作部材30は図1に示す元の状態に復帰し、再び
接点板50が揺動して上側の接点部51がスイッチ接点
Aに当接して端子部21−2,3間をオンする。
に押圧して手を離せば、ハートカム機構Xの作用によっ
て、操作部材30は図1に示す元の状態に復帰し、再び
接点板50が揺動して上側の接点部51がスイッチ接点
Aに当接して端子部21−2,3間をオンする。
【0038】次に図8は本発明の他の実施例にかかる押
釦スイッチを示す概略側断面図である。なお前記実施例
と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。同図に示す実施例において前記図1に示す実施例
と相違する点は、操作部材30にアーム部33,33や
板バネ60を設けず、その代りに操作部材30の側面に
穴43,43を設け、該穴43,43内にコイルバネ4
5,45に弾発されるスライド部材47,47を収納し
た点である。
釦スイッチを示す概略側断面図である。なお前記実施例
と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略
する。同図に示す実施例において前記図1に示す実施例
と相違する点は、操作部材30にアーム部33,33や
板バネ60を設けず、その代りに操作部材30の側面に
穴43,43を設け、該穴43,43内にコイルバネ4
5,45に弾発されるスライド部材47,47を収納し
た点である。
【0039】即ちこのスライド部材47,47の先端で
接点板50,50を弾発するように構成することによっ
て、操作部材30の上下動に伴って端子板50,50を
揺動させスイッチ接点A,C間をオンオフさせることが
できる。
接点板50,50を弾発するように構成することによっ
て、操作部材30の上下動に伴って端子板50,50を
揺動させスイッチ接点A,C間をオンオフさせることが
できる。
【0040】なお上記各実施例においては、1つの押釦
スイッチ内に、別々の独立したスイッチ機構を2組設け
て構成した例を示したが、本発明はこれに限定されず、
例えば該スイッチ機構は1組でもよく、また3組以上設
けてもよい。
スイッチ内に、別々の独立したスイッチ機構を2組設け
て構成した例を示したが、本発明はこれに限定されず、
例えば該スイッチ機構は1組でもよく、また3組以上設
けてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる押釦スイッチによれば、以下のような優れた効果を
有する。 スイッチ基板上のスイッチ接点に対して接点板の接点
が摺接しないで、当接・離間する構造なので、比較的大
負荷用の電源スイッチとして用いても、そのオンオフが
確実に行え、しかも該接点部分の劣化・摩耗が生じにく
く耐久性に富む。
かる押釦スイッチによれば、以下のような優れた効果を
有する。 スイッチ基板上のスイッチ接点に対して接点板の接点
が摺接しないで、当接・離間する構造なので、比較的大
負荷用の電源スイッチとして用いても、そのオンオフが
確実に行え、しかも該接点部分の劣化・摩耗が生じにく
く耐久性に富む。
【0042】多数組のスイッチ機構を1つの押釦スイ
ッチ内に容易に構成できる。
ッチ内に容易に構成できる。
【0043】構造が簡単で小型化が図れ、製造が容易
である。
である。
【図1】本発明の1実施例にかかる押釦スイッチを示す
図であり、図1(a)は概略平面図(但しカバー90は
省略している)、図1(b)は概略側断面図である。
図であり、図1(a)は概略平面図(但しカバー90は
省略している)、図1(b)は概略側断面図である。
【図2】スイッチ基板10を示す図であり、図2(a)
は正面図、図2(b)は左側面図、図2(c)は底面図
である。
は正面図、図2(b)は左側面図、図2(c)は底面図
である。
【図3】金属板20を示す図であり、図3(a)は正面
図、図3(b)は右側面図、図3(c)は平面図であ
る。
図、図3(b)は右側面図、図3(c)は平面図であ
る。
【図4】接点板50を示す図であり、図4(a)は平面
図、図4(b)は右側面図、図4(c)は裏面図であ
る。
図、図4(b)は右側面図、図4(c)は裏面図であ
る。
【図5】操作部材30を示す図であり、図5(a)は正
面図、図5(b)は右側面図、図5(c)は図5(a)
のD−D側断面図、図5(d)は平面図、図5(e)は
底面図である。
面図、図5(b)は右側面図、図5(c)は図5(a)
のD−D側断面図、図5(d)は平面図、図5(e)は
底面図である。
【図6】板バネ60を示す図であり、図6(a)は正面
図、図6(b)は右側面図、図6(c)は平面図、図6
(d)は図6(c)のE−E断面図である。
図、図6(b)は右側面図、図6(c)は平面図、図6
(d)は図6(c)のE−E断面図である。
【図7】押釦スイッチ1の操作部材30を押し込んだと
きの状態を示す概略側断面図である。
きの状態を示す概略側断面図である。
【図8】本発明の他の実施例にかかる押釦スイッチを示
す概略側断面図である。
す概略側断面図である。
【図9】従来の押釦スイッチの一例を示す概略側断面図
である。
である。
1 押釦スイッチ 10,10 スイッチ基板 A,B,C スイッチ接点 30 操作部材 31,31 押圧突部 50,50 接点板
Claims (1)
- 【請求項1】 上下動自在に保持された操作部材と、そ
の面が該操作部材の上下移動方向と略平行になるように
配置され上下方向に複数個のスイッチ接点を設けたスイ
ッチ基板とを具備し、 前記スイッチ基板上には、支点を中心にシーソー状に揺
動してその端部が前記スイッチ基板のスイッチ接点に当
接する接点板を配設し、一方前記操作部材には、その外周側面から下方向に向か
うアームを設け、且つ該アームをその後側に配設した弾
発手段によって前記接点板に向けて弾発し、 前記操作部材のアームによって前記接点板を押圧せしめ
て、該操作部材の上下動に伴ってアームの接点板への押
圧点を接点板の支点の上下に移動せしめ、該接点板を揺
動反転してスイッチ基板のスイッチ接点をオンオフする
ことを特徴とする押釦スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6064522A JP2729914B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 押釦スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6064522A JP2729914B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 押釦スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07245037A JPH07245037A (ja) | 1995-09-19 |
JP2729914B2 true JP2729914B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=13260640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6064522A Expired - Fee Related JP2729914B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 押釦スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729914B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1534704A (en) * | 1974-11-25 | 1978-12-06 | Swann D | Electric switches |
JPS5767232A (en) * | 1980-10-14 | 1982-04-23 | Idec Izumi Corp | Switching mechanism |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP6064522A patent/JP2729914B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07245037A (ja) | 1995-09-19 |
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Legal Events
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