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JP2727472B2 - 自動車車体の静電塗装法 - Google Patents

自動車車体の静電塗装法

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Publication number
JP2727472B2
JP2727472B2 JP27170389A JP27170389A JP2727472B2 JP 2727472 B2 JP2727472 B2 JP 2727472B2 JP 27170389 A JP27170389 A JP 27170389A JP 27170389 A JP27170389 A JP 27170389A JP 2727472 B2 JP2727472 B2 JP 2727472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
vehicle body
coating
steel plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27170389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03135470A (ja
Inventor
英俊 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP27170389A priority Critical patent/JP2727472B2/ja
Publication of JPH03135470A publication Critical patent/JPH03135470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2727472B2 publication Critical patent/JP2727472B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車車体の静電塗装法に関する。
(従来の技術) 自動車の製造においては、車体鋼板の防錆や全体の美
観を高めてその商品性を確保するため、車体の外面は塗
装される。通常、車体鋼板に電着塗装を施し、その塗装
面の上に、プライマ塗装,中塗り塗装および上塗り塗装
が順次施される。
上記電着塗装のうち、静電塗装は、車体に静電気を帯
電させた状態でその反対極の静電気が帯電せしめられて
いる塗料粉末のゾーンの中に通して塗料粉末を車体に静
電付着せしめたのち、全体を加熱して塗料を車体に焼き
つけるという方法である。
この静電塗装法は、塗装時に無駄になる塗料の量が少
ないという点で経済的である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した静電塗装法には次のような問
題が起きている。
例えば、第4図の斜視図で示した自動車のドア部分
は、V−V線に沿う断面図である第5図に示したよう
に、車体鋼板1には、ドアインドル取付け用の穴2とキ
ーシリンダ取付け用の穴3が形成された構造になってい
る。
このような穴が形成されている車体鋼板1に静電塗装
を施すと、穴2の周縁端部2a,穴3の周縁端部3aの部分
は、車体鋼板1における他の平面部位よりも静電効果が
集中的に強く発現する。その結果、これらの端部には、
他の平面部位に比べて多量の塗料が塗着する。
そのため、塗料の乾燥または焼付け時に、その多量に
塗着している塗料が垂直方向に垂れ下がって、穴2,穴3
には塗料垂れ下がりの部分4a,4b,4cが発生して、穴2や
穴3にそれぞれの部材を取付けるときの妨害物となる。
このような塗料の過度の垂れ下がりを防ぐためには、
その部位に形成する塗膜の厚みを薄くすればよい。しか
しながら、このような処置は、穴2や穴3の周縁端部に
おける塗料の垂れ下がり量を少なくするという点では有
効であるが、穴2や穴3以外の車体鋼板1の平面部位の
塗膜厚が薄くなって、全体としての仕上がりは適切な状
態にはならない。
本発明は、各種の穴が形成されている車体鋼板に静電
塗装を施したときの上記問題を解決し、塗料の垂れ下が
りを起すことなく、穴の周縁端部や他の平面部位にも比
較的厚く塗膜を形成することができる自動車車体の静電
塗装法の提供を目的とする。
(発明が解決しようとする課題) 上記目的を達成するために、本発明においては、自動
車の車体に静電塗装を施す際に、車体鋼板に所定の穴が
形成されている個所では、該個所に車体の内側から金属
膜を取付けた板状部材を前記金属膜が車体の外側に露出
するように圧接して所望の静電塗装を行なったのち、前
記板状部材を前記個所から取り外すことを特徴とする自
動車車体の静電塗装法が提供される。
(作用) 本発明においては、車体鋼板の穴は内側から板状部材
で閉じられた状態で静電塗装が行なわれるので、前記し
た穴の周縁端部に集中する静電効果は、板状部材を用い
ない場合に比べて、減殺される。
そのため、車体鋼板の平面部位に比較的厚い塗膜を形
成しても、穴の周縁端部に多量の塗料が集中して塗着す
ることはなくなり、前記した塗料の垂れ下がり量も少な
くなる。
(実施例) 以下に、本発明の実施例の方法を添付図面に基づいて
説明する。まず、第1図に示したように、キーシリンダ
取付け用穴,ドアインドル取付け用穴のような穴12が形
成されている車体鋼板11の内側から、穴12を閉塞するよ
うにして板状部材13が圧接される。
板状部材13は、基材13aとこの基材13aの表面に貼りつ
けられたアルミ箔のような静電効果の高い金属箔13bと
から構成されている。基材13aとしては、ゴム磁石のよ
うに適当に柔軟でしかも車体鋼板11に自ら吸着できるよ
うな材料であることが好ましい。板状部材13の車体鋼板
11への脱着が行ないやすいからである。
この板状部材13が、穴12の内側から金属箔13bを塗装
面側にして圧接されることにより、穴12の周縁端部11a
の尖鋭度が少なくなるので、この部分における静電効果
の集中は少なくなる。
ついで、この状態を保持して静電塗装を行なう。穴12
の周縁端部11aには静電効果は集中しないので、車体鋼
板11の他の平面部位11b,穴の周縁端部11a,また塗装面側
に露出している金属箔13aの表面にも、略均一の厚みで
塗料が塗着する。
ついで、全体を乾燥する。このとき、穴の周縁端部11
aには過剰の塗料は付着していないので、その部分が垂
れ下がるということはなく、略均一の厚みの塗膜14が形
成される(第2図)。
その後、板状部材13を車体鋼板11から取り外す。金属
箔13bの表面に形成されている塗膜部分14aは、金属箔13
bに付着した状態でそのまま取り除かれ、車体鋼板11の
穴が再出する。
このとき、穴の周縁端部11aが形成されていた塗膜部
分は垂れ下がることなく、そのままの状態で周縁端部11
aに残留する(第3図)。
取り除かれた板状部材13に関しては、その表面の金属
箔13bを新しい金属箔に取り換えて、再び同じように静
電塗装に用いることができる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明の自動車車体の
静電塗装法は、自動車の車体に静電塗装を施す際に、車
体鋼板に所定の穴が形成されている個所では、該個所に
車体の内側から金属膜を取付けた板状部材を前記金属膜
が車体の外側に露出するように圧接して所望の静電塗装
を行なったのち、前記板状部材を前記個所から取り外す
ことを特徴とするので、従来のように、穴の周縁端部に
おける静電効果の集中に基づく多量の塗料の塗着が抑制
されて、その部分の塗料の垂れ下がりという不都合は解
消される。
そのため、全体として厚い塗膜を形成することがで
き、全体の塗装仕上がりを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の実施例方法の工程を示すた
めの概略図、第4図は自動車の斜視図、第5図は第4図
のV−V線に沿う部分断面図である。 11……車体鋼板、11a……穴の周縁端部、12……穴、13
……板状部材、13a……基材、13b……金属箔、14……塗
膜、14a……塗膜部分。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車の車体に静電塗装を施す際に、車体
    鋼板に所定の穴が形成されている個所では、該個所に車
    体の内側から金属膜を取付けた板状部材を前記金属膜が
    車体の外側に露出するように圧接して所望の静電塗装を
    行なったのち、前記板状部材を前記個所から取り外すこ
    とを特徴とする自動車車体の静電塗装法。
JP27170389A 1989-10-20 1989-10-20 自動車車体の静電塗装法 Expired - Lifetime JP2727472B2 (ja)

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JP27170389A JP2727472B2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 自動車車体の静電塗装法

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JP27170389A JP2727472B2 (ja) 1989-10-20 1989-10-20 自動車車体の静電塗装法

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JPH03135470A JPH03135470A (ja) 1991-06-10
JP2727472B2 true JP2727472B2 (ja) 1998-03-11

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017221418A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 三菱電機株式会社 エレベータのかご室壁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017221418A1 (ja) * 2016-06-24 2017-12-28 三菱電機株式会社 エレベータのかご室壁

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Publication number Publication date
JPH03135470A (ja) 1991-06-10

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