JP2713094B2 - 半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents
半導体発光素子およびその製造方法Info
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Description
よびその製造方法に係り、特には窒化ガリウム系化合物
半導体積層構造を有する半導体発光素子およびその製造
方法に関する。
の半導体発光デバイスに使用される実用的な半導体材料
として窒化ガリウム(GaN)、窒化インジウムガリウ
ム(InGaN)、窒化ガリウムアルミニウム(GaA
lN)等の窒化ガリウム系化合物半導体が注目されてい
る。
半導体を用いた発光素子として、図2に示す構造のもの
がよく知られている。この発光素子は、基板1上に、A
lNよりなるバッファ層2と、n型GaN層3と、p型
GaN層5とが順に積層された構造を有している。通
常、基板1には、サファイアが用いられている。基板1
上に設けられたAlNからなるバッファ層2は、特開昭
63−188983号公報に記載されているように、そ
の上に積層される窒化ガリウム系化合物半導体の結晶性
を向上させる。n型GaN層3は、n型不純物としてS
iまたはGeがドープされてn型となっている。p型G
aN層5は、p型不純物としてMgまたはZnがドープ
されることが多いが、結晶性が悪いためp型とはなら
ず、ほぼ絶縁体に近い高抵抗のi型となっている。i型
半導体層を低抵抗のp型層に変換する手段として、特開
平2−42770号公報には、表面に電子線照射を行う
技術が開示されている。
うなホモ接合構造の発光素子は発光出力が低く、実用的
ではない。発光出力を増大させ、実用的な発光素子を得
るためには、窒化ガリウム系化合物半導体積層構造を、
好ましくはシングルヘテロ構造、さらに好ましくはダブ
ルヘテロ構造とする必要がある。例えばダブルへテロ構
造の窒化ガリウム系化合物半導体素子は特開平4−20
9577号公報に示されているが、この公報に開示され
た発光素子は実用性に乏しく、発光効率が悪いという欠
点がある。
たものであり、実用的で高発光出力の窒化ガリウム系化
合物半導体発光素子を実現できる新規な半導体構造を提
供するものである。
テロ構造の窒化ガリウム系半導体発光素子について数々
の実験を重ねた結果、所定量のSiをドープしたInG
aN層を発光層として用い、かつ所定量のMgをドープ
したp型窒化ガリウム系化合物半導体層をクラッド層と
して用いることによって、得られる半導体発光素子の発
光出力が格段に向上することを新たに見い出し、本発明
を完成するに至った。
ウム系化合物半導体からなる第1のクラッド層と、該第
1のクラッド層上に設けられ、不純物としてシリコンが
1×1017ないし1×1021/cm3 の範囲内の濃度で
ドープされた、インジウム、ガリウムおよび窒素を含む
窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層と、該発光
層上に設けられ、p型不純物としてマグネシウムが1×
1018ないし1×1021/cm3 の範囲内の濃度でドー
プされたp型窒化ガリウム系化合物半導体からなる第2
のクラッド層とからなる窒化ガリウム系化合物半導体積
層構造を有することを特徴とする半導体発光素子が提供
される。
la N(0≦a<1)で形成することができ、上記第2
のクラッド層は、p型Ga1-b Alb N(0≦b<1)
で形成することができる。
ウム(Inx Ga1-x N:0<x<1)で形成される。
上記発光層をInx Ga1-x N(0<x<0.5)で形
成すると、高発光出力の青色発光素子が得られる。
し0.5μmの厚さを有することが好ましい。上記第2
のクラッド層は、0.05μmないし1.5μmの厚さ
を有することが好ましい。
するには、これをバッファ層を介して基板上に設けるこ
とが好ましい。本発明の半導体発光素子は、有機ガリウ
ム化合物と窒素化合物とを包含する第1の原料ガスを用
いてn型窒化ガリウム系化合物半導体からなる第1のク
ラッド層を気相成長させる工程、有機インジウム化合
物、有機ガリウム化合物および窒素化合物を包含し、か
つ得られる窒化ガリウム系化合物半導体発光層中にシリ
コンが1×1017ないし1×1021/cm3 の範囲内の
濃度でドープされるような割合でシリコン化合物を不純
物源として含む第2の原料ガスを用いて、該第1のクラ
ッド層上に、該不純物としてシリコンがドープされた、
インジウム、ガリウムおよび窒素を含む窒化ガリウム系
化合物半導体からなる発光層を気相成長させる工程、お
よび有機ガリウム化合物と窒素化合物とを包含し、かつ
得られるp型窒化ガリウム系化合物半導体層中にマグネ
シウムが1×1018ないし1×1021/cm3 の範囲内
の濃度でドープされるような割合で有機マグネシウム化
合物をp型不純物源として含む第3の原料ガスを用い
て、該発光層上に、p型不純物としてマグネシウムがド
ープされた窒化ガリウム系化合物半導体からなる第2の
クラッド層を気相成長させる工程を包含する製造方法に
より製造することができる。
らに含むことが好ましい。上記第1の原料ガスは、有機
アルミニウム化合物をさらに含むことができる。上記第
3の原料ガスは、有機アルミニウム化合物をさらに含む
ことができる。
く説明する。図1は、本発明の窒化ガリウム系化合物半
導体発光素子の一構造を示すものである。この発光素子
は、基板11上に、バッファ層12を介して、n型窒化
ガリウム系化合物半導体からなる第1のクラッド層13
と、シリコンが所定の濃度でドープされたインジウムと
ガリウムと窒素とを含む窒化ガリウム系化合物半導体I
nx Ga1-x N(0<x<1)からなる発光層14と、
p型窒化ガリウム系化合物半導体からなる第2のクラッ
ド層15とが順に積層されてなるダブルヘテロ構造の半
導体積層構造を有する。
等の材料で形成できるが、通常はサファイアで形成され
る。バッファ層12は、AlN、GaAlN、GaN等
で形成することができ、通常0.002μm〜0.5μ
mの厚さに形成される。GaNはAlNよりもその上に
結晶性のよい窒化ガリウム系化合物半導体を積層させる
ことができるので、バッファ層12は、GaNで形成す
ることが好ましい。このGaNバッファ層の効果につい
ては、本出願人が先に出願した特願平3−89840号
に記載されており、サファイア基板を用いた場合、従来
のAlNバッファ層よりもGaNよりなるバッファ層の
方が結晶性に優れた窒化ガリウム系化合物半導体が得ら
れ、さらに好ましくは成長させようとする窒化ガリウム
系化合物半導体と同一組成を有するバッファ層を、まず
サファイア基板上に低温で成長させることにより、当該
バッファ層の上に積層される窒化ガリウム系化合物半導
体の結晶性を向上させることができる。
り、あるいはそのGaの一部をAlで置換したGaAl
Nにより形成することができる。すなわち、第1のクラ
ッド層は、Ga1-a Ala N(0≦a<1)で形成する
ことができる。窒化ガリウム系化合物半導体は、ノンド
ープでもn型となる性質があるが、例えばSi、Ge等
のn型不純物をドープして好ましいn型にすることがで
きる。
ドープされたインジウム、ガリウムおよび窒素を含む窒
化ガリウム系化合物半導体(Inx Ga1-x N:0<x
<1)からなる。このSiドープInx Ga1-x Nから
なる発光層14は、有機金属気相成長法により、原料ガ
スのキャリアガスを窒素として用い、600℃以上、9
00℃以下の成長温度で成長させることができる。成長
させたInx Ga1-xNのInの比率、すなわちx値を
0<x<0.5の範囲にすると良好な青色発光が得られ
る。この場合、x値は、好ましくは0.01<x<0.
5の範囲である。x値を0より大きくすることにより、
Inx Ga1-x N層14が発光層として作用する。x値
が0.5以上になると、その発光色は黄色となる。
ドープする不純物(ドーパント)はSiとし、しかもそ
のSiは1×1017〜1×1021/cm3 の濃度範囲、
好ましくは1×1018〜1×1020/cm3 の濃度範囲
内でInx Ga1-x N層14にドープされることが重要
である。これにより半導体発光素子の発光効率を増大さ
せることができるのである。
ましくは10オングストローム〜0.5μm、さらに好
ましくは0.01μm〜0.1μmの厚さに形成するこ
とが望ましい。その厚さが10オングストロームよりも
薄いか、または0.5μmよりも厚いと、十分な発光出
力を有する発光素子が得られない傾向にある。
り、あるいはそのGaの一部をAlで置換したp型Ga
AlNにより形成することができる。すなわち、第2の
クラッド層15は、Ga1-b Alb N(0≦b<1)で
形成することができる。
それにドープされるp型不純物(ドーパント)をマグネ
シウムMgとし、しかもそのMgが、1×1018〜1×
1021/cm3 の濃度範囲内で第2のクラッド層15に
ドープされることが重要である。この濃度範囲でMgが
ドープされたp型窒化ガリウム系化合物半導体層を第2
のクラッド層として用いることにより、SiドープIn
x Ga1-x N層14の発光効率をさらに向上させること
ができる。
1-b Alb N層は、なお高抵抗であるので、その成長後
に、例えば本出願人が先に出願した特願平3−3570
46号に記載したように、400℃以上、好ましくは6
00℃より高い温度でアニーリングを行って低抵抗のp
型層15とすることができる。
1.5μmの厚さに形成することが好ましい。その厚さ
が0.05μmよりも薄いとクラッド層として作用しに
くく、またその厚さが1.5μmよりも厚いと前記方法
で低抵抗p型層に転化されにくい傾向にある。
素子において、第2のクラッド層であるMgドープp型
GaN層中のMg濃度を1×1019/cm3 と一定に
し、発光層であるSiドープIn0.1 Ga0.9 N層のS
i濃度を変えた場合において、そのSi濃度と青色発光
素子の相対発光強度との関係を表す図である。図3に示
すように、Si濃度が増加するに従い、発光素子の発光
強度は大きくなり、1×1018〜1×1020/cm3 付
近で発光強度が最も大きくなり、その範囲を超えると発
光強度は徐々に減少する傾向にある。本発明では、実用
域として90%以上の相対強度を有する発光素子を提供
するために、発光層14中にドープされるSi濃度を1
×1017〜1×1021/cm3 の範囲内とするものであ
る。
青色発光素子において、発光層であるSiドープIn
0.1 Ga0.9 N層中のSi濃度を1×1019/cm3 と
一定にし、第2のクラッド層であるMgドープp型Ga
N層中のMg濃度を変えた場合において、そのMg濃度
と青色発光素子の相対発光強度との関係を表す図であ
る。図4に示すように、Mgドープp型窒化ガリウム系
化合物半導体層を第2のクラッド層とした場合、Mg濃
度が1×1017/cm3 付近を超えると急激に発光強度
が増大し、1×1021/cm3 付近を超えるとまた急激
に減少する傾向にある。従って、本発明では、Mgドー
プp型窒化ガリウム系化合物半導体層のMg濃度を1×
1018〜1×1021/cm3 としている。なお、上記S
i濃度およびMg濃度は、SIMS(二次イオン質量分
析装置)により測定したものである。
子において、発光層であるSiドープIn0.1 Ga0.9
N層の膜厚と、その発光素子の相対発光強度との関係を
示す図である。図5に示すように、本発明の発光素子に
おいて発光層の膜厚を変化させることにより、発光素子
の発光強度が変化する。特に発光層の膜厚が0.5μm
を超えると発光強度が急激に減少する傾向にある。従っ
て、発光層の膜厚は、発光素子が90%以上の相対発光
強度を示すためには、10オングストローム〜0.5μ
mの範囲が好ましい。
る。これら例において、各半導体層は以下記載するよう
に有機金属気相成長法により成長させた。本発明の半導
体発光素子を製造する方法を述べる。
トし、反応容器内を水素で十分置換した後、水素を流し
ながら、基板の温度を1050℃まで上昇させ、サファ
イア基板のクリーニングを行う。
アガスとして水素を用い、原料ガスとしてアンモニア
(NH3 )とTMG(トリメチルガリウム)とを用い
て、サファイア基板上にGaNバッファー層を約200
オングストロームの厚さに成長させる。
止し、温度を1030℃まで上昇させる。1030℃に
達した後、同じく水素をキャリアガスとして用い、TM
Gとシランガス(SiH4 )とアンモニアガスとを用い
て、第1のクラッド層としてSiドープn型GaN層を
4μmの厚さに成長させる。
停止し、温度を800℃にして、キャリアガスを窒素に
切り替え、原料ガスとしてTMG、TMI(トリメチル
インジウム)、シランガスおよびアンモニアガスを用い
て、発光層としてSiを1×1020/cm3 の濃度でド
ープしたIn0.15Ga0.85N層を100オングストロー
ムの厚さに成長させる。
原料ガスの供給を停止し、再び温度を1020℃まで上
昇させ、TMG、Cp2 Mg(シクロペンタジエニルマ
グネシウム)およびアンモニアガスを用いて、第2のク
ラッド層としてMgを2×1020/cm3 の濃度でドー
プしたp型GaN層を0.8μmの厚さに成長させる。
取り出し、アニーリング装置にて窒素雰囲気中、700
℃で20分間アニーリングを行い、最上層のp型GaN
層をさらに低抵抗化する。
GaN層、およびSiドープIn0.15Ga0.85Nの一部
をエッチングにより取り除き、n型GaN層を露出さ
せ、p型GaN層、およびn型GaN層にオーミック電
極を設け、500μm角のチップにカットした後、常法
に従い、本発明の青色発光ダイオードを作製した。この
発光ダイオードの発光出力は20mAにおいて200μ
Wであり、ピーク波長は405nmであった。
いて、原料ガスとしてTMG、シランガス、アンモニア
およびTMA(トリメチルアルミニウム)を用いて、S
iドープn型Ga0.9 Al0.1 N層を2μmの厚さに成
長させる。
例1と同様にしてSiを1×1020/cm3 の濃度でド
ープしたIn0.15Ga0.85N発光層を100オングスト
ロームの厚さに成長させる。
の上に、原料ガスとしてTMG、Cp2 Mg、アンモニ
アガスおよびTMAガスを用い、第2のクラッド層とし
てMgを2×1020/cm3 の濃度でドープしたp型G
a0.9 Al0.1 N層を0.8μm成長させる。
を行い、最上層をさらに低抵抗化した後、同様にして本
発明の発光ダイオードを作製した。この発光ダイオード
は、発光出力、ピーク波長のいずれも例1の発光ダイオ
ードと同じであった。
あるSiドープIn0.15Ga0.85N層のSi濃度を1×
1022/cm3 とした以外は実施例1と同様にして青色
発光ダイオードを得たが、この発光ダイオードの発光出
力は例1の発光ダイオードの約20%であった。
2のクラッド層であるp型GaN層のMg濃度を1×1
017/cm3 とした以外は例1と同様にして青色発光ダ
イオードを得たが、この発光ダイオードの出力は例1の
発光ダイオードの約10%であった。
光素子は、n型窒化ガリウム系化合物半導体層を第1の
クラッド層とし、特定量のSiをドープしたInx Ga
1-x N層を発光層とし、かつ特定量のMgをドープした
p型窒化ガリウム化合物半導体層を第2のクラッド層と
したダブルヘテロ構造を有するため、非常に発光効率が
高い。
子は、p型GaN層にドープされたZn、Mg等の不純
物によって作られる深い発光センターを介して発光する
ため、発光ピークの半値幅はおよそ60nmであり、非
常に広い。しかし、本発明のダブルへテロ構造の発光素
子は、InGaN層のバンド間発光を利用するので半値
幅が非常に狭く、およそ25nmであり、ホモ接合構造
の発光素子の半分以下である。また本発明の発光素子の
発光出力はホモ接合構造の発光素子の4倍以上ある。し
かも、本発明において、発光層であるInx Ga1-x N
のInの比率、すなわちx値の範囲を例えば0.05<
x<0.5とすることによって、発光色をおよそ380
nmから500nmまで変えることができるという利点
を有する。
れた効果を奏するため、信頼性に優れている。本発明
は、レーザーダイオードにも適用でき、その産業上の利
用価値は非常に大きい。
面図。
図。
と、その発光素子の相対発光強度との関係を示す図。
Mg濃度と、その発光素子の相対発光強度との関係を示
す図。
の発光素子の相対発光強度との関係を示す図。
Claims (11)
- 【請求項1】 n型窒化ガリウム系化合物半導体からな
る第1のクラッド層と、該第1のクラッド層上に設けら
れ、不純物としてシリコンが1×1017ないし1×10
21/cm3 の範囲内の濃度でドープされた、インジウ
ム、ガリウムおよび窒素を含む窒化ガリウム系化合物半
導体からなる発光層と、該発光層上に設けられ、p型不
純物としてマグネシウムが1×1018ないし1×1021
/cm3の範囲内の濃度でドープされたp型窒化ガリウ
ム系化合物半導体からなる第2のクラッド層とからなる
窒化ガリウム系化合物半導体積層構造を有することを特
徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】 第1のクラッド層が、n型Ga1-a Al
a N(0≦a<1)からなり、第2のクラッド層が、p
型Ga1-b Alb N(0≦b<1)からなることを特徴
とする請求項1記載の半導体発光素子。 - 【請求項3】 発光層が、窒化インジウムガリウムで形
成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
半導体発光素子。 - 【請求項4】 発光層が、Inx Ga1-x N(0<x<
0.5)で形成されていることを特徴とする請求項3記
載の半導体発光素子。 - 【請求項5】 発光層が、10オングストロームないし
0.5μmの厚さを有することを特徴とする請求項1な
いし4のいずれか1項記載の半導体発光素子。 - 【請求項6】 第2のクラッド層が、0.05μmない
し1.5μmの厚さを有することを特徴とする請求項1
ないし5のいずれか1項記載の半導体発光素子。 - 【請求項7】 半導体積層構造が、バッファ層を介して
基板上に設けられていることを特徴とする請求項1ない
し6のいずれか1項記載の半導体発光素子。 - 【請求項8】 有機ガリウム化合物と窒素化合物とを包
含する第1の原料ガスを用いてn型窒化ガリウム系化合
物半導体からなる第1のクラッド層を気相成長させる工
程、有機インジウム化合物、有機ガリウム化合物および
窒素化合物を包含し、かつ得られる窒化ガリウム系化合
物半導体発光層中にシリコンが1×1017ないし1×1
021/cm3 の範囲内の濃度でドープされるような割合
でシリコン化合物を不純物源として含む第2の原料ガス
を用いて、該第1のクラッド層上に、該不純物としてシ
リコンがドープされた、インジウム、ガリウムおよび窒
素を含む窒化ガリウム系化合物半導体からなる発光層を
気相成長させる工程、および有機ガリウム化合物と窒素
化合物とを包含し、かつ得られるp型窒化ガリウム系化
合物半導体層中にマグネシウムが1×1018ないし1×
1021/cm3 の範囲内の濃度でドープされるような割
合で有機マグネシウム化合物をp型不純物源として含む
第3の原料ガスを用いて、該発光層上に、p型不純物と
してマグネシウムがドープされた窒化ガリウム系化合物
半導体からなる第2のクラッド層を気相成長させる工程
を包含する半導体発光素子の製造方法。 - 【請求項9】 第1の原料ガスが、n型不純物源をさら
に含むことを特徴とする請求項8記載の製造方法。 - 【請求項10】 第1の原料ガスが、有機アルミニウム
化合物をさらに含むことを特徴とする請求項8または9
記載の製造方法。 - 【請求項11】 第3の原料ガスが、有機アルミニウム
化合物をさらに含むことを特徴とする請求項8ないし1
0のいずれか1項記載の製造方法。
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