JP2708781B2 - バケット搬送システムにおけるバケット供給装置 - Google Patents
バケット搬送システムにおけるバケット供給装置Info
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- JP2708781B2 JP2708781B2 JP63132121A JP13212188A JP2708781B2 JP 2708781 B2 JP2708781 B2 JP 2708781B2 JP 63132121 A JP63132121 A JP 63132121A JP 13212188 A JP13212188 A JP 13212188A JP 2708781 B2 JP2708781 B2 JP 2708781B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、塵芥を収容するバケットが縦管内を移送可
能に構成されたバケット搬送システムにおけるバケット
供給装置に関する。
能に構成されたバケット搬送システムにおけるバケット
供給装置に関する。
(従来の技術) 従来、高層住宅等における一般家庭での塵芥の収集方
式としては、塵芥を収納したゴミ袋を所定の日時に所定
の集積位置まで持ち運ぶゴミ袋方式や、また、建物の最
下階から各階に亘って配設されたダストシュートに塵芥
を各階から投下して最下階で貯留するダストシュート方
式、さらに、建物の最下階から各階に亘って配設された
シュートに塵芥を収容したカプセルを建物の各階から投
下して最下階まで搬送するカプセル搬送方式(特公昭60
−286号公報参照)が提供されている。
式としては、塵芥を収納したゴミ袋を所定の日時に所定
の集積位置まで持ち運ぶゴミ袋方式や、また、建物の最
下階から各階に亘って配設されたダストシュートに塵芥
を各階から投下して最下階で貯留するダストシュート方
式、さらに、建物の最下階から各階に亘って配設された
シュートに塵芥を収容したカプセルを建物の各階から投
下して最下階まで搬送するカプセル搬送方式(特公昭60
−286号公報参照)が提供されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の各収集方式にはそれぞれ次
のような問題があった。
のような問題があった。
ゴミ袋方式においては、 ゴミ袋を収集する日時が予め決められているため、
この決められた日時に集積位置まで忘れずに出さなけれ
ばならず不便であるとともに、その収集日までゴミ袋を
各家庭で溜めておかなければならず、室内の整頓や衛生
上の問題がある他、腐敗に伴う臭気によって嫌悪感をも
たらす。
この決められた日時に集積位置まで忘れずに出さなけれ
ばならず不便であるとともに、その収集日までゴミ袋を
各家庭で溜めておかなければならず、室内の整頓や衛生
上の問題がある他、腐敗に伴う臭気によって嫌悪感をも
たらす。
塵芥収集日には、塵芥集積位置に塵芥が集積散乱さ
れ、不衛生であるとともに美観上も好ましくない。
れ、不衛生であるとともに美観上も好ましくない。
高層建築物の場合では、各家庭から塵芥集積位置ま
での持ち運びが大変で大きな労力を要する。
での持ち運びが大変で大きな労力を要する。
ダストシュート方式においては、 ダストシュート内もしくは最下階の貯留部で落下時
の衝撃等により塵芥が散乱し易く、汚染、悪臭の原因と
なるとともに、塵芥の落下によって騒音が生じる。
の衝撃等により塵芥が散乱し易く、汚染、悪臭の原因と
なるとともに、塵芥の落下によって騒音が生じる。
最下階の貯留部で火災が発生した場合、ダストシュ
ートが煙道の役目をはたし、火災を助長する恐れがあ
る。
ートが煙道の役目をはたし、火災を助長する恐れがあ
る。
カプセル搬送方式においては、 シュートを落下するカプセルの落下速度を該カプセ
ルの重量により制御する機能がないため、カプセル内に
収容された塵芥の重量によりシュート内を落下するカプ
セルの落下速度が異なり、このため、高層建物において
は、カプセルが軽いと落下に時間がかかり過ぎて実用上
問題があるとともに、逆に重いと落下速度が速くなり着
地時にカプセルに作用する衝撃力が増大してカプセルが
損傷する恐れがある。
ルの重量により制御する機能がないため、カプセル内に
収容された塵芥の重量によりシュート内を落下するカプ
セルの落下速度が異なり、このため、高層建物において
は、カプセルが軽いと落下に時間がかかり過ぎて実用上
問題があるとともに、逆に重いと落下速度が速くなり着
地時にカプセルに作用する衝撃力が増大してカプセルが
損傷する恐れがある。
一度落下させたカプセルを再利用するためにはいち
いちエレベータ等の他の手段により元の場所に回収しな
ければならず回収作業に手間がかかる。
いちエレベータ等の他の手段により元の場所に回収しな
ければならず回収作業に手間がかかる。
(課題を解決するための手段) 本発明のバケット搬送システムにおけるバケット供給
装置は、建物の所要階に亘って配設されるとともに、搬
出入口が適宜階に形成された縦管と、前記バケットに収
容された塵芥の収集階となる搬出入口に臨むよう前記縦
管内でバケットを支持する第1バケット支持装置と、前
記収集階以外の適宜階に配置されたバケット供給装置と
を備え、バケットが縦管内を通じて各搬出入口間で上下
に搬送可能に構成されたバケット搬送システムにおい
て、前記バケット供給装置は、搬出入口を開閉する搬出
入口開閉装置と、第2バケット支持装置と、適宜階に配
置されたバケットの配置位置と縦管との間で前記搬出入
口を介してバケットを移送するバケット移送装置とを備
え、上記第2バケット支持装置は、当該搬出入口に向か
って縦管内の両側に平行に配置された複数のローラを有
し、これらローラが前記縦管内に突出配置されバケット
を搬出入口に臨むように当該縦管内で支持する支持位置
と、縦管内から没してバケットの落下を許容するバケッ
ト落下許容位置との間で回動可能に構成されたものであ
る。
装置は、建物の所要階に亘って配設されるとともに、搬
出入口が適宜階に形成された縦管と、前記バケットに収
容された塵芥の収集階となる搬出入口に臨むよう前記縦
管内でバケットを支持する第1バケット支持装置と、前
記収集階以外の適宜階に配置されたバケット供給装置と
を備え、バケットが縦管内を通じて各搬出入口間で上下
に搬送可能に構成されたバケット搬送システムにおい
て、前記バケット供給装置は、搬出入口を開閉する搬出
入口開閉装置と、第2バケット支持装置と、適宜階に配
置されたバケットの配置位置と縦管との間で前記搬出入
口を介してバケットを移送するバケット移送装置とを備
え、上記第2バケット支持装置は、当該搬出入口に向か
って縦管内の両側に平行に配置された複数のローラを有
し、これらローラが前記縦管内に突出配置されバケット
を搬出入口に臨むように当該縦管内で支持する支持位置
と、縦管内から没してバケットの落下を許容するバケッ
ト落下許容位置との間で回動可能に構成されたものであ
る。
(作用) 各階の設置室に配置されたバケットは、搬出入口開閉
装置により搬出入口を開いてこの搬出入口からバケット
移送装置により縦管内に搬入される。そして、縦管内に
おいてこのバケットをバケット支持位置になされた第2
バケット支持装置により支持することによってこの位置
で保持される。この後、この第2バケット支持装置が落
下許容位置に作動することで、バケットが縦管内を自由
落下する。また、例えば、縦管内を上昇して所望階に停
止したバケットは、この所望階の第2バケット支持装置
が支持位置に作動して該バケットをこの位置で保持し、
搬出入口開閉装置により搬出入口が開かれた後、バケッ
ト移送装置により縦管から搬出入口を介してこの所望階
の設置室に搬出される。
装置により搬出入口を開いてこの搬出入口からバケット
移送装置により縦管内に搬入される。そして、縦管内に
おいてこのバケットをバケット支持位置になされた第2
バケット支持装置により支持することによってこの位置
で保持される。この後、この第2バケット支持装置が落
下許容位置に作動することで、バケットが縦管内を自由
落下する。また、例えば、縦管内を上昇して所望階に停
止したバケットは、この所望階の第2バケット支持装置
が支持位置に作動して該バケットをこの位置で保持し、
搬出入口開閉装置により搬出入口が開かれた後、バケッ
ト移送装置により縦管から搬出入口を介してこの所望階
の設置室に搬出される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
なお、本例では本発明に係るバケット搬送システムにお
けるバケット供給装置を、バケットが縦管内で往復搬送
可能になされたバケット往復搬送システムに適用したも
のを例に採って説明する。
なお、本例では本発明に係るバケット搬送システムにお
けるバケット供給装置を、バケットが縦管内で往復搬送
可能になされたバケット往復搬送システムに適用したも
のを例に採って説明する。
第1図はバケット往復搬送システムの概略構成を示し
ている。
ている。
図において、10は建物の所要階に亘って配設された縦
管であり、本例では塵芥収集階になされた地上階から各
階に亘って配設されたものを例示している。この縦管10
は、横断面形状が例えば矩形に形成されるとともに、全
長にわたって一定の大きさで延設されており、この縦管
10内を通ってバケットCが搬送される。バケットCは、
塵芥を収容する容器であり、その横断面形状は前記縦管
10の横断面形状と略同様矩形に形成されている。このバ
ケットCは、縦管10内を極めて容易に落下できるととも
に、後述する空気供給手段60により縦管10内を容易に上
昇できるように、該縦管10に対する横断面形状及び大き
さが設定されている。すなわち、後述する空気供給手段
60により縦管10内に供給する空気でバケットCを上昇さ
せるには、縦管10とバケットCとの間隙を空気が通過す
る時に発生する圧力とバケットCの受圧面積及び重量を
適切に設定する必要がある。
管であり、本例では塵芥収集階になされた地上階から各
階に亘って配設されたものを例示している。この縦管10
は、横断面形状が例えば矩形に形成されるとともに、全
長にわたって一定の大きさで延設されており、この縦管
10内を通ってバケットCが搬送される。バケットCは、
塵芥を収容する容器であり、その横断面形状は前記縦管
10の横断面形状と略同様矩形に形成されている。このバ
ケットCは、縦管10内を極めて容易に落下できるととも
に、後述する空気供給手段60により縦管10内を容易に上
昇できるように、該縦管10に対する横断面形状及び大き
さが設定されている。すなわち、後述する空気供給手段
60により縦管10内に供給する空気でバケットCを上昇さ
せるには、縦管10とバケットCとの間隙を空気が通過す
る時に発生する圧力とバケットCの受圧面積及び重量を
適切に設定する必要がある。
縦管10の各階部にはバケットCを搬出入するための搬
出入口11が形成されている。搬出入口11は必ずしも各階
に設ける必要はなく、塵芥収集が必要な適宜階に設けれ
ばよい。これら搬出入口11が設けられた各階にはバケッ
ト供給装置20が設けられている。
出入口11が形成されている。搬出入口11は必ずしも各階
に設ける必要はなく、塵芥収集が必要な適宜階に設けれ
ばよい。これら搬出入口11が設けられた各階にはバケッ
ト供給装置20が設けられている。
バケット供給装置20は、第2図乃至第4図に示すよう
に搬出入口11を開閉する搬出入口開閉装置21と、該搬出
入口11に臨むように縦管10内でバケットを支持する位置
とバケットの落下を許容する位置との間を作動しうる第
2バケット支持装置30と、適宜階に配置されたバケット
の配置位置と縦管との間で前記搬出入口11を介してバケ
ットを移送するバケット移送装置40とから構成されてい
る。
に搬出入口11を開閉する搬出入口開閉装置21と、該搬出
入口11に臨むように縦管10内でバケットを支持する位置
とバケットの落下を許容する位置との間を作動しうる第
2バケット支持装置30と、適宜階に配置されたバケット
の配置位置と縦管との間で前記搬出入口11を介してバケ
ットを移送するバケット移送装置40とから構成されてい
る。
この搬出入口開閉装置21は、密閉装置29を備えたゲー
ト22…がゲートシリンダ23の伸縮動により上下に移動可
能に構成されており、ゲート22の左右両側の上下部に突
設されたガイドローラ25,25が搬出入口11の左右両側に
設けられたガイド部材26のガイド溝27に案内されて上下
に移動するように構成されたものである。ガイド溝27
は、途中部から搬出入口11側に傾斜した後、下方に垂下
されており、ガイドローラ25がこのガイド溝27に案内さ
れることでゲート22は搬出入口11を閉鎖し、さらに密閉
装置29を作動させることで縦管10内を密閉状態にする。
ト22…がゲートシリンダ23の伸縮動により上下に移動可
能に構成されており、ゲート22の左右両側の上下部に突
設されたガイドローラ25,25が搬出入口11の左右両側に
設けられたガイド部材26のガイド溝27に案内されて上下
に移動するように構成されたものである。ガイド溝27
は、途中部から搬出入口11側に傾斜した後、下方に垂下
されており、ガイドローラ25がこのガイド溝27に案内さ
れることでゲート22は搬出入口11を閉鎖し、さらに密閉
装置29を作動させることで縦管10内を密閉状態にする。
第2バケット支持装置30は、第2図及び第4図に示す
ように、縦管の両側に上下に回動自在に枢支されたフレ
ーム31に複数のローラ32…が設けられたものである。こ
れらローラ32…は、搬出入方向に転動自在に設けられて
いる。このように構成された第2バケット支持装置30
は、シリンダ等の駆動装置により回動することで、開口
部12から縦管10内に張り出したバケット支持位置(第4
図参照)及び縦管10内から没した落下許容位置(第4図
二点鎖線)を取り、バケット支持位置において、バケッ
トCの底部を支持し、バケットCを縦管10内の各階部で
安定的に保持するとともに、搬出入口11を介してバケッ
トCの搬出入がスムーズに行うことができる。
ように、縦管の両側に上下に回動自在に枢支されたフレ
ーム31に複数のローラ32…が設けられたものである。こ
れらローラ32…は、搬出入方向に転動自在に設けられて
いる。このように構成された第2バケット支持装置30
は、シリンダ等の駆動装置により回動することで、開口
部12から縦管10内に張り出したバケット支持位置(第4
図参照)及び縦管10内から没した落下許容位置(第4図
二点鎖線)を取り、バケット支持位置において、バケッ
トCの底部を支持し、バケットCを縦管10内の各階部で
安定的に保持するとともに、搬出入口11を介してバケッ
トCの搬出入がスムーズに行うことができる。
また、バケット移送装置40は、搬出入口11に臨んで設
けられた設置室13に設けられており、この設置室13に
は、ゴミ投入口13aが形成されており、このゴミ投入口1
3aより投棄されたゴミを収容するようにバケットCが設
置されている。このバケット移送装置40は、伸縮シリン
ダ41と、該伸縮シリンダ41のロッドに連結部材42を介し
て連結され、このロッドの伸縮動により搬出入方向に移
動自在になされた作動部材43とから構成されている。作
動部材43の先端部には、第3図に示すように、バケット
Cの側部に設けられたピン状の被係合部C1と係脱自在な
鉤状の係合部材45がシリンダ等の駆動装置により揺動自
在に設けられている。よって、作動部材43は、伸縮シリ
ンダ41の伸縮により作動部材43が搬出入方向に移動する
ことで、設置階に設けられたコンベアを介してバケット
がその側面を作動部材43の先端部に押圧されて縦管10内
に搬入されるとともに、係合部材45と被係合部C1とが係
合して縦管10内から設置室13に搬出される。
けられた設置室13に設けられており、この設置室13に
は、ゴミ投入口13aが形成されており、このゴミ投入口1
3aより投棄されたゴミを収容するようにバケットCが設
置されている。このバケット移送装置40は、伸縮シリン
ダ41と、該伸縮シリンダ41のロッドに連結部材42を介し
て連結され、このロッドの伸縮動により搬出入方向に移
動自在になされた作動部材43とから構成されている。作
動部材43の先端部には、第3図に示すように、バケット
Cの側部に設けられたピン状の被係合部C1と係脱自在な
鉤状の係合部材45がシリンダ等の駆動装置により揺動自
在に設けられている。よって、作動部材43は、伸縮シリ
ンダ41の伸縮により作動部材43が搬出入方向に移動する
ことで、設置階に設けられたコンベアを介してバケット
がその側面を作動部材43の先端部に押圧されて縦管10内
に搬入されるとともに、係合部材45と被係合部C1とが係
合して縦管10内から設置室13に搬出される。
一方、縦管10の下端部には収集階となる地上階に形成
された搬出入口14に臨む位置でバケットCを支持する第
1バケット支持装置15が設けられている。この第1バケ
ット支持装置15は、例えば複数のローラ15aから構成さ
れており、縦管10内を降下するバケットCが着地する着
地部になされている。また、この地上階には、搬出入口
14の近傍に設けられた塵芥貯留排出手段と第1バケット
支持装置15との間でバケットCを移送するバケット移送
装置が設けられている。このバケット移送装置は、図示
はしないが前記バケット移送装置40と略同じように構成
されている。
された搬出入口14に臨む位置でバケットCを支持する第
1バケット支持装置15が設けられている。この第1バケ
ット支持装置15は、例えば複数のローラ15aから構成さ
れており、縦管10内を降下するバケットCが着地する着
地部になされている。また、この地上階には、搬出入口
14の近傍に設けられた塵芥貯留排出手段と第1バケット
支持装置15との間でバケットCを移送するバケット移送
装置が設けられている。このバケット移送装置は、図示
はしないが前記バケット移送装置40と略同じように構成
されている。
さらに、縦管10の各階部には、排気口16が設けられて
おり、排気口16には排気バルブ18を有する配管17が連通
されており、これにより後述する空気供給手段60により
縦管10内に供給される空気を排気する排気制御手段19が
構成されている。この排気制御手段19は、バケットCと
排気口16で形成される実排気口における排気抵抗に対応
してバケットが受ける上昇力とバケットCの重量が平衡
状態になり、バケットCは縦管10内で停止状態(浮遊)
になるという原理を利用して、バケットCを所望の目標
階で停止させるように構成されている。
おり、排気口16には排気バルブ18を有する配管17が連通
されており、これにより後述する空気供給手段60により
縦管10内に供給される空気を排気する排気制御手段19が
構成されている。この排気制御手段19は、バケットCと
排気口16で形成される実排気口における排気抵抗に対応
してバケットが受ける上昇力とバケットCの重量が平衡
状態になり、バケットCは縦管10内で停止状態(浮遊)
になるという原理を利用して、バケットCを所望の目標
階で停止させるように構成されている。
縦管10の各階部には例えば光電センサ50等の位置検出
器が設けられており、この位置検出器により、バケット
Cが縦管10内における搬出入口11に臨む位置にあること
を感知する。
器が設けられており、この位置検出器により、バケット
Cが縦管10内における搬出入口11に臨む位置にあること
を感知する。
縦管10の前記第1バケット支持装置15よりも下方に空
気吹出口61が設けられている。空気吹出口61はバルブ65
を有する配管63によってブロワー62の空気吐出口62aに
連通されており、一方、その空気取入口62bにはバルブ6
7を有する配管66の一端が接続されている。この配管66
の他端66aは空気を縦管10外から吸入する吸入口になさ
れている。さらに、縦管10の下部における前記第1バケ
ット支持装置15よりも上方には空気取入口72が設けられ
ており、空気取入口72は、前記配管66におけるバルブ67
よりもブロワー62側から分岐された配管76にバルブ77を
介して接続されている。また、配管63におけるバルブ65
とブロワー62との間にはバルブ69を有する排気管68の一
端が接続されており、この排気管68の他端68aがブロワ
ー62から供給される空気を縦管10外に排出する排出口に
なされている。このように、これら空気吹出口61、空気
取入口72、ブロワー62、各配管63,66,68,76及び各バル
ブ65,67,69,77によって、空気供給手段60が構成されて
おり、各バルブを開閉することで、空気を配管66の他端
66aもしくは空気取入口72から選択的に吸引して、配管6
8の他端68aもしくは空気吹出口61に選択的に供給できる
ようになされている。
気吹出口61が設けられている。空気吹出口61はバルブ65
を有する配管63によってブロワー62の空気吐出口62aに
連通されており、一方、その空気取入口62bにはバルブ6
7を有する配管66の一端が接続されている。この配管66
の他端66aは空気を縦管10外から吸入する吸入口になさ
れている。さらに、縦管10の下部における前記第1バケ
ット支持装置15よりも上方には空気取入口72が設けられ
ており、空気取入口72は、前記配管66におけるバルブ67
よりもブロワー62側から分岐された配管76にバルブ77を
介して接続されている。また、配管63におけるバルブ65
とブロワー62との間にはバルブ69を有する排気管68の一
端が接続されており、この排気管68の他端68aがブロワ
ー62から供給される空気を縦管10外に排出する排出口に
なされている。このように、これら空気吹出口61、空気
取入口72、ブロワー62、各配管63,66,68,76及び各バル
ブ65,67,69,77によって、空気供給手段60が構成されて
おり、各バルブを開閉することで、空気を配管66の他端
66aもしくは空気取入口72から選択的に吸引して、配管6
8の他端68aもしくは空気吹出口61に選択的に供給できる
ようになされている。
この空気供給手段60は、バルブ69,77を開にして縦
管10内の空気を空気取入口72から吸い込み、配管76、配
管66、ブロワー62、配管63、配管68を経て外部に排出す
ることで縦管10内を換気する換気状態、バルブ77,65
を開にすることで、縦管10内の空気を空気取入口72から
吸い込み、配管76、配管66、ブロワー62、配管63を経て
空気吹出口61から縦管10内に供給して再び空気取入口72
から吸い込むことで循環させ、縦管10内の空気吹出口61
と空気取入口72との間に上昇気流を発生させる着地速度
制御状態、バルブ67,69を開にして空気を配管66の他
端66aから吸い込みブロワー62、配管63の上流部、配管6
8を経て配管68の他端68aから排出するいわゆるニュート
ラル状態、バルブ65、67を開にして空気を配管66の他
端66aから配管66、ブロワー62、配管63、空気吹出口61
に送り、該空気吹出口61から縦管10内に供給し、縦管10
内でバケットCを上昇させるバケット上昇搬送状態の4
つの状態を選択的に取ることができる。
管10内の空気を空気取入口72から吸い込み、配管76、配
管66、ブロワー62、配管63、配管68を経て外部に排出す
ることで縦管10内を換気する換気状態、バルブ77,65
を開にすることで、縦管10内の空気を空気取入口72から
吸い込み、配管76、配管66、ブロワー62、配管63を経て
空気吹出口61から縦管10内に供給して再び空気取入口72
から吸い込むことで循環させ、縦管10内の空気吹出口61
と空気取入口72との間に上昇気流を発生させる着地速度
制御状態、バルブ67,69を開にして空気を配管66の他
端66aから吸い込みブロワー62、配管63の上流部、配管6
8を経て配管68の他端68aから排出するいわゆるニュート
ラル状態、バルブ65、67を開にして空気を配管66の他
端66aから配管66、ブロワー62、配管63、空気吹出口61
に送り、該空気吹出口61から縦管10内に供給し、縦管10
内でバケットCを上昇させるバケット上昇搬送状態の4
つの状態を選択的に取ることができる。
また、前記配管76におけるバルブ77よりも空気取入口
72寄りには、バルブ79を有する配管78の一端が接続され
ており、空気取入口72、配管76、配管78、バルブ79によ
り排気量制御手段70が構成されている。この排気量制御
手段70は、バケット降下時にこのバケットCにより縦管
10内で圧縮される空気の排気量を制御し、バケットCの
降下速度を制御するものである。また、排気量制御手段
70は、本例では上述のように空気取入口72と配管76の一
部を併用しているが、これに限らず別個に設けてもよ
い。
72寄りには、バルブ79を有する配管78の一端が接続され
ており、空気取入口72、配管76、配管78、バルブ79によ
り排気量制御手段70が構成されている。この排気量制御
手段70は、バケット降下時にこのバケットCにより縦管
10内で圧縮される空気の排気量を制御し、バケットCの
降下速度を制御するものである。また、排気量制御手段
70は、本例では上述のように空気取入口72と配管76の一
部を併用しているが、これに限らず別個に設けてもよ
い。
上記各バルブ65,67,69,77,79はコンピュータ等の制御
装置によって開閉制御されることで前述の空気供給手段
60による空気の供給経路及び排気量制御手段70を使い分
けることができる。各バルブのうちバルブ65及びバルブ
79は、制御装置により流量が調整可能な可変流量制御弁
が用いられており、これらバルブ65,79のシール性を高
め、縦管10内の気密性を確保するためには、可変流量制
御弁とシール性の高い開閉弁とを併用するのが好まし
い。
装置によって開閉制御されることで前述の空気供給手段
60による空気の供給経路及び排気量制御手段70を使い分
けることができる。各バルブのうちバルブ65及びバルブ
79は、制御装置により流量が調整可能な可変流量制御弁
が用いられており、これらバルブ65,79のシール性を高
め、縦管10内の気密性を確保するためには、可変流量制
御弁とシール性の高い開閉弁とを併用するのが好まし
い。
さらに、縦管10の下端部には圧力測定器Pが設けられ
ている。この圧力測定器Pは、縦管10内でバケット水が
投下された所定時間後に、このバケットCにより圧縮さ
れる縦管10内の圧力を検出するもので、この圧力測定器
Pによって測定された圧力は前記制御装置に出力され
る。
ている。この圧力測定器Pは、縦管10内でバケット水が
投下された所定時間後に、このバケットCにより圧縮さ
れる縦管10内の圧力を検出するもので、この圧力測定器
Pによって測定された圧力は前記制御装置に出力され
る。
建物の収集階の搬出入口14近傍に設けられた塵芥貯留
排出手段は、反転投入装置80と塵芥貯留排出装置90とを
備えている。反転投入装置80は各階から移送されてきた
バケットCを反転させて、このバケットC内に収容され
ている塵芥を塵芥貯留排出装置90に投入するように構成
されたものである。塵芥貯留排出装置90は、反転投入装
置80によって投入された塵芥を貯留した後、この塵芥を
排出口から排出して塵芥収集車91などに積み替えるよう
に構成されたものである。
排出手段は、反転投入装置80と塵芥貯留排出装置90とを
備えている。反転投入装置80は各階から移送されてきた
バケットCを反転させて、このバケットC内に収容され
ている塵芥を塵芥貯留排出装置90に投入するように構成
されたものである。塵芥貯留排出装置90は、反転投入装
置80によって投入された塵芥を貯留した後、この塵芥を
排出口から排出して塵芥収集車91などに積み替えるよう
に構成されたものである。
次に、以上のように構成されたバケットの往復搬送シ
ステムの動作について説明する。
ステムの動作について説明する。
ここで、ブロワー62は駆動を開始してから平常運転に
達するまでの立ち上がりに時間がかかるため、通常は常
時駆動させており、このブロワー62を有する空気供給手
段60では、縦管10内でバケットCを搬送しない時は、バ
ルブ69,77のみを開にして縦管10内の空気を空気取入口7
2から吸い込み、配管76、配管66、ブロワー62、配管6
3、配管68を経て外部に排出することで、縦管10内を換
気しており、また、バケットCが縦管10内を降下してい
る時は、バルブ77,65を開にすることで、縦管10内の空
気を空気取入口72から吸い込み、配管76、配管66、ブロ
ワー62、配管63を経て空気吹出口61から縦管10内に供給
して再び空気取入口72から吸い込むことで循環させ、縦
管10内の空気吹出口61と空気取入口72との間に上流気流
を発生させるようになされている。
達するまでの立ち上がりに時間がかかるため、通常は常
時駆動させており、このブロワー62を有する空気供給手
段60では、縦管10内でバケットCを搬送しない時は、バ
ルブ69,77のみを開にして縦管10内の空気を空気取入口7
2から吸い込み、配管76、配管66、ブロワー62、配管6
3、配管68を経て外部に排出することで、縦管10内を換
気しており、また、バケットCが縦管10内を降下してい
る時は、バルブ77,65を開にすることで、縦管10内の空
気を空気取入口72から吸い込み、配管76、配管66、ブロ
ワー62、配管63を経て空気吹出口61から縦管10内に供給
して再び空気取入口72から吸い込むことで循環させ、縦
管10内の空気吹出口61と空気取入口72との間に上流気流
を発生させるようになされている。
まず、バケットCを各階から地上階に降下させる場合
について説明する。
について説明する。
まず、所望階の第2バケット支持装置30を作動させバ
ケット支持位置に配置する。この後、ゲートシリンダ23
を作動させてゲート22を上方に引っ張ると、ゲート22
は、そのガイドローラ25がガイド溝27に案内されて上方
に移動し、搬出入口11を開放する。そして、バケット移
送装置40の伸縮シリンダ41を縮退させると、作動部材43
の先端部がバケットCの側面を押圧し、これによって、
バケットCが搬出入口11から縦管10内に搬入される。よ
って、バケットCは第2バケット支持装置30で底部を支
持され、縦管10内における所望階で保持された状態とな
る。この後、ゲート22を閉じ、第2バケット支持装置30
を落下許容位置に作動させて縦管10内から没するとバケ
ットCは気密状態になされた縦管10内を降下し始める。
ケット支持位置に配置する。この後、ゲートシリンダ23
を作動させてゲート22を上方に引っ張ると、ゲート22
は、そのガイドローラ25がガイド溝27に案内されて上方
に移動し、搬出入口11を開放する。そして、バケット移
送装置40の伸縮シリンダ41を縮退させると、作動部材43
の先端部がバケットCの側面を押圧し、これによって、
バケットCが搬出入口11から縦管10内に搬入される。よ
って、バケットCは第2バケット支持装置30で底部を支
持され、縦管10内における所望階で保持された状態とな
る。この後、ゲート22を閉じ、第2バケット支持装置30
を落下許容位置に作動させて縦管10内から没するとバケ
ットCは気密状態になされた縦管10内を降下し始める。
この時、空気供給手段60は、上述の換気状態から、制
御装置によりバルブ67,69のみを開にして空気を配管66
の他端66aから吸い込みブロワー62、配管63、配管68を
経て配管68の他端68aから排出するいわゆるニュートラ
ル状態になされている。そして、縦管10内を降下するバ
ケットCは、該バケットCにより圧縮される縦管10内の
空気をバケットCと縦管10との間隙から徐々に上方に逃
がすことで、徐々に降下する。
御装置によりバルブ67,69のみを開にして空気を配管66
の他端66aから吸い込みブロワー62、配管63、配管68を
経て配管68の他端68aから排出するいわゆるニュートラ
ル状態になされている。そして、縦管10内を降下するバ
ケットCは、該バケットCにより圧縮される縦管10内の
空気をバケットCと縦管10との間隙から徐々に上方に逃
がすことで、徐々に降下する。
ここで、バケットCの定常落下速度Vcは、 m :バケット質量 ρ:空気比重量 Cd:空気抵抗係数 Sp:縦管断面積 Sc:バケット受圧面積 で表すことができ、この時、バケットCにより圧縮され
る縦管10内の空気の圧力Ps1は、 で求めることができる。よって、圧力検出器Pで縦管10
内の圧力Ps1を検出することで、(2)式からmgを求め
ることができ、このmgを(1)式に代入することによっ
て、定常落下速度Vcを求めることができる。
る縦管10内の空気の圧力Ps1は、 で求めることができる。よって、圧力検出器Pで縦管10
内の圧力Ps1を検出することで、(2)式からmgを求め
ることができ、このmgを(1)式に代入することによっ
て、定常落下速度Vcを求めることができる。
従って、バケットCの降下時において、圧力計測器P
ではバケットCが降下し始めてから所定時間後にこの縦
管10内の圧力を測定し、制御装置では圧縮計測器Pで測
定された圧力Ps1に基いてバケットCの定常落下速度Vc
を上式(1),(2)から演算する。この結果、制御装
置ではバルブ79を開放制御して排気量制御手段70を作動
させ、測定速度が設定速度に近似するようバルブ79を開
閉制御して排気量を制御するとともに、バルブ77,65を
開にして空気供給手段60をニュートラル状態から着地速
度制御状態にする。つまり、バケットCの降下時におい
て、制御装置では、バルブ79の開閉制御を行って排気量
制御手段70を作動させて、縦管10内の空気を第1図にお
いて矢符Aで示すように空気取入口72から配管76、配管
78を介して外部に排出しこの空気の排出量を制御するこ
とで、バケットCの降下速度を設定速度に近似するよう
に制御する。詳しくは、測定された圧力より導かれた落
下速度が設定速度との間に差が生じている場合には、バ
ケット落下速度を設定速度に接近するようバルブ79の開
度を調整し、排気量を制御する。このようなバケットC
の降下速度の制御は、投入階から空気取入口72を通過す
る(着地手前)まで行われることになる。
ではバケットCが降下し始めてから所定時間後にこの縦
管10内の圧力を測定し、制御装置では圧縮計測器Pで測
定された圧力Ps1に基いてバケットCの定常落下速度Vc
を上式(1),(2)から演算する。この結果、制御装
置ではバルブ79を開放制御して排気量制御手段70を作動
させ、測定速度が設定速度に近似するようバルブ79を開
閉制御して排気量を制御するとともに、バルブ77,65を
開にして空気供給手段60をニュートラル状態から着地速
度制御状態にする。つまり、バケットCの降下時におい
て、制御装置では、バルブ79の開閉制御を行って排気量
制御手段70を作動させて、縦管10内の空気を第1図にお
いて矢符Aで示すように空気取入口72から配管76、配管
78を介して外部に排出しこの空気の排出量を制御するこ
とで、バケットCの降下速度を設定速度に近似するよう
に制御する。詳しくは、測定された圧力より導かれた落
下速度が設定速度との間に差が生じている場合には、バ
ケット落下速度を設定速度に接近するようバルブ79の開
度を調整し、排気量を制御する。このようなバケットC
の降下速度の制御は、投入階から空気取入口72を通過す
る(着地手前)まで行われることになる。
また、この時、空気供給手段60は着地速度制御状態に
なされているので、これによって、空気取入口72から吸
い込まれた空気は、前記排気量制御手段70により配管78
の他端78aから排出されるとともに、配管76、配管66、
ブロワー62、配管63を経て空気吹出口61から供給されて
再び空気取入口72から吸い込まれて循環することで、縦
管10内の空気吹出口61と空気取入口72との間で上昇気流
を発生させている。そして、バケットCが空気取入口72
を通過した後、つまり、この通過後から着地するまでの
着地区域において、バケットCは、空気吹出口61と空気
取入口72との間に発生した上昇気流により降下速度がさ
らに遅くなるよう制御されて、第1バケット支持装置15
にゆっくりと着地する。この場合における空気吹出口61
からの吐出量はバルブ65により調整され、この吐出量は
降下速度を遅くするための上昇気流を発生する分だけで
よく、バケットCを上昇させる時の吐出量に比べれば僅
かである。なお、バルブ65による空気の吐出量の応答性
を高めるために、このバルブ65に微調整可能な補助バル
ブを併設してもよい。
なされているので、これによって、空気取入口72から吸
い込まれた空気は、前記排気量制御手段70により配管78
の他端78aから排出されるとともに、配管76、配管66、
ブロワー62、配管63を経て空気吹出口61から供給されて
再び空気取入口72から吸い込まれて循環することで、縦
管10内の空気吹出口61と空気取入口72との間で上昇気流
を発生させている。そして、バケットCが空気取入口72
を通過した後、つまり、この通過後から着地するまでの
着地区域において、バケットCは、空気吹出口61と空気
取入口72との間に発生した上昇気流により降下速度がさ
らに遅くなるよう制御されて、第1バケット支持装置15
にゆっくりと着地する。この場合における空気吹出口61
からの吐出量はバルブ65により調整され、この吐出量は
降下速度を遅くするための上昇気流を発生する分だけで
よく、バケットCを上昇させる時の吐出量に比べれば僅
かである。なお、バルブ65による空気の吐出量の応答性
を高めるために、このバルブ65に微調整可能な補助バル
ブを併設してもよい。
この後、空気供給手段60では、バルブ69,77のみを開
にして縦管10内の空気を配管76、配管66、ブロワー62、
配管63、配管68を経て外部に排出することで、換気状態
になる。そして、収集階のゲート22を上方に移動されて
収集階の搬出入口14を開き、バケットCをバケット移送
装置により縦管10内から搬出し、反転投入装置80でバケ
ットC内に収容された塵芥を塵芥貯留排出装置90に投入
する。
にして縦管10内の空気を配管76、配管66、ブロワー62、
配管63、配管68を経て外部に排出することで、換気状態
になる。そして、収集階のゲート22を上方に移動されて
収集階の搬出入口14を開き、バケットCをバケット移送
装置により縦管10内から搬出し、反転投入装置80でバケ
ットC内に収容された塵芥を塵芥貯留排出装置90に投入
する。
次に、バケットCを地上階から所望階まで上昇させる
場合について説明する。
場合について説明する。
反転投入装置80によって塵芥を塵芥貯留排出装置90に
投入した空のバケットCは、バケット移送装置で再び縦
管10内に搬入され、縦管10内において第1バケット支持
装置15に支持される。この後、ゲート22を閉じて縦管10
内を気密状態にし、制御装置によりバケットCを搬送し
ようとする所望階の排気制御手段19の排気バルブ18を開
にするとともに、この制御装置によりバルブ65、67のみ
を開くことで空気供給手段60をバケット上昇搬送状態に
する。これより、空気は第1図において矢符Bに示すよ
うに配管66の他端66aから配管66、ブロワー62、配管6
3、空気吹出口61に送られ、この空気吹出口61から縦管1
0内に供給される。このように空気を空気取入口61から
供給することで、空バケットCは縦管10内を上昇する。
ここで、ブロワー62はバケットCを上昇させるだけの十
分な出力を有するものが用いられている。
投入した空のバケットCは、バケット移送装置で再び縦
管10内に搬入され、縦管10内において第1バケット支持
装置15に支持される。この後、ゲート22を閉じて縦管10
内を気密状態にし、制御装置によりバケットCを搬送し
ようとする所望階の排気制御手段19の排気バルブ18を開
にするとともに、この制御装置によりバルブ65、67のみ
を開くことで空気供給手段60をバケット上昇搬送状態に
する。これより、空気は第1図において矢符Bに示すよ
うに配管66の他端66aから配管66、ブロワー62、配管6
3、空気吹出口61に送られ、この空気吹出口61から縦管1
0内に供給される。このように空気を空気取入口61から
供給することで、空バケットCは縦管10内を上昇する。
ここで、ブロワー62はバケットCを上昇させるだけの十
分な出力を有するものが用いられている。
そして、排気バルブ18が開になされている所望階にバ
ケットCが達すると、(3)式に示すように、バケット
Cを上昇させるために供給された空気が排気口16より排
気される際に発生する圧力Ps2とバケットCの受圧面積S
cとの積と、バケットCの重量Wとが釣り合い、この位
置でバケットCは停止することになる。
ケットCが達すると、(3)式に示すように、バケット
Cを上昇させるために供給された空気が排気口16より排
気される際に発生する圧力Ps2とバケットCの受圧面積S
cとの積と、バケットCの重量Wとが釣り合い、この位
置でバケットCは停止することになる。
W=Sc・Ps2 …(3) 従って、排気バルブ18が開状態になされている排気口
16に達すると、バケットCはその受圧部でその位置を維
持するだけの風量を受け、上昇に寄与していた風量の一
部が排気口16より排出される形となり、バケットCはそ
の重量と上昇力が均衡して停止(浮遊)状態になる。
16に達すると、バケットCはその受圧部でその位置を維
持するだけの風量を受け、上昇に寄与していた風量の一
部が排気口16より排出される形となり、バケットCはそ
の重量と上昇力が均衡して停止(浮遊)状態になる。
また、ブロワー62の回転数もしくはバルブ65の開閉を
制御することにより、バケット上昇搬送状態になされた
空気供給手段60により縦管10内に供給する空気の風量を
調整することによってバケットCの上昇に寄与する風量
を制御してバケットCを所望の目標階に適宜減速させな
がら停止させることも可能である。
制御することにより、バケット上昇搬送状態になされた
空気供給手段60により縦管10内に供給する空気の風量を
調整することによってバケットCの上昇に寄与する風量
を制御してバケットCを所望の目標階に適宜減速させな
がら停止させることも可能である。
このように所望階に停止したバケットCは、光電セン
サ50によってその存在が確認され、これによってその所
望階の第2バケット支持装置30がバケット支持位置に作
動し、バケットCを支持する。そして、この階のゲート
22がゲートシリンダ23の作動により開かれた後、バケッ
ト移送装置40により、作動部材43の係合部材45とバケッ
トCの被係合部C1とを係合させて、伸縮シリンダ41が作
動することで、作動部材43とともにバケットCを縦管10
内から設置室13に搬出する。
サ50によってその存在が確認され、これによってその所
望階の第2バケット支持装置30がバケット支持位置に作
動し、バケットCを支持する。そして、この階のゲート
22がゲートシリンダ23の作動により開かれた後、バケッ
ト移送装置40により、作動部材43の係合部材45とバケッ
トCの被係合部C1とを係合させて、伸縮シリンダ41が作
動することで、作動部材43とともにバケットCを縦管10
内から設置室13に搬出する。
そして、縦管10内でバケットCの搬送を行わない場合
は、バルブ69,77を開にして空気供給手段60を換気状態
にする。
は、バルブ69,77を開にして空気供給手段60を換気状態
にする。
このように、各階と収集階との間でバケットCを往復
搬送することができる。
搬送することができる。
なお、縦管10の横断面形状は本例に限らず、例えば円
形、楕円等でもよい。この場合、バケットCの横断面形
状も縦管10の形状に対応するように形成することはいう
までもない。
形、楕円等でもよい。この場合、バケットCの横断面形
状も縦管10の形状に対応するように形成することはいう
までもない。
また、第2バケット支持装置は回動するものを示した
が、出没自在であってもよい。さらに、バケット移送装
置は、単一のシリンダで搬出入させたが、搬出用、搬入
用それぞれにシリンダを設けることもできる。その際、
搬出入口を縦管の対辺をなすそれぞれの側壁に形成し、
その搬出入口を通してシリンダを伸縮させるようにすれ
ばよい。
が、出没自在であってもよい。さらに、バケット移送装
置は、単一のシリンダで搬出入させたが、搬出用、搬入
用それぞれにシリンダを設けることもできる。その際、
搬出入口を縦管の対辺をなすそれぞれの側壁に形成し、
その搬出入口を通してシリンダを伸縮させるようにすれ
ばよい。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明によれば、バケット供給装
置を、搬出入口を開閉する搬出入口開閉装置と、第2バ
ケット支持装置と、適宜階に配置されたバケットの配置
位置と縦管との間で前記搬出入口を介してバケットを移
送するバケット移送装置とで構成し、特に、第2バケッ
ト支持装置を構成する複数のローラをバケットを搬出入
口に臨むように縦管内で支持する支持位置と、バケット
の落下を許容するバケット落下許容位置との間で回動可
能に構成したことで、縦管内で上下に搬送されるバケッ
トを所望階においてバケット移送装置により搬出入口を
介して円滑に移送することができ、移送システムの自動
化を図ることができるとともに、安全で信頼性の高い搬
送システムを提供することができる。
置を、搬出入口を開閉する搬出入口開閉装置と、第2バ
ケット支持装置と、適宜階に配置されたバケットの配置
位置と縦管との間で前記搬出入口を介してバケットを移
送するバケット移送装置とで構成し、特に、第2バケッ
ト支持装置を構成する複数のローラをバケットを搬出入
口に臨むように縦管内で支持する支持位置と、バケット
の落下を許容するバケット落下許容位置との間で回動可
能に構成したことで、縦管内で上下に搬送されるバケッ
トを所望階においてバケット移送装置により搬出入口を
介して円滑に移送することができ、移送システムの自動
化を図ることができるとともに、安全で信頼性の高い搬
送システムを提供することができる。
第1図はバケット往復搬送システムの概略構成を示す側
面図、第2図はバケット供給装置の構成を示す斜視図、
第3図はバケット移送装置の作動部材とバケットとの係
合状態を示す断面図、第4図は第2バケット支持装置を
示す断面図である。 10……縦管 11……搬出入口 14……搬出入口 15……第1バケット支持装置 20……バケット供給装置 21……搬出入口開閉装置 30……第2バケット支持装置 40……バケット移送装置 C……バケット
面図、第2図はバケット供給装置の構成を示す斜視図、
第3図はバケット移送装置の作動部材とバケットとの係
合状態を示す断面図、第4図は第2バケット支持装置を
示す断面図である。 10……縦管 11……搬出入口 14……搬出入口 15……第1バケット支持装置 20……バケット供給装置 21……搬出入口開閉装置 30……第2バケット支持装置 40……バケット移送装置 C……バケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一平 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社内 (72)発明者 谷口 利治 神奈川県横浜市鶴見区尻手3丁目2番43 号 新明和工業株式会社内 (72)発明者 小林 有成 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (72)発明者 菊地 孝眞 東京都中央区京橋2丁目16番1号 清水 建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−70604(JP,A) 実開 昭53−45691(JP,U) 実公 昭60−37369(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】建物の所要階に亘って配設されるととも
に、搬出入口が適宜階に形成された縦管と、 前記バケットに収容された塵芥の収集階となる搬出入口
に臨むよう前記縦管内でバケットを支持する第1バケッ
ト支持装置と、 前記収集階以外の適宜階に配置されたバケット供給装置
とを備え、バケットが縦管内を通じて各搬出入口間で上
下に搬送可能に構成されたバケット搬送システムにおい
て、 前記バケット供給装置は、搬出入口を開閉する搬出入口
開閉装置と、第2バケット支持装置と、適宜階に配置さ
れたバケットの配置位置と縦管との間で前記搬出入口を
介してバケットを移送するバケット移送装置とを備え、
上記第2バケット支持装置は、当該搬出入口に向かって
縦管内の両側に平行に配置された複数のローラを有し、
これらローラが前記縦管内に突出配置されバケットを搬
出入口に臨むように当該縦管内で支持する支持位置と、
縦管内から没してバケットの落下を許容するバケット落
下許容位置との間で回動可能に構成されたことを特徴と
するバケット搬送システムにおけるバケット供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63132121A JP2708781B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | バケット搬送システムにおけるバケット供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63132121A JP2708781B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | バケット搬送システムにおけるバケット供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01303206A JPH01303206A (ja) | 1989-12-07 |
JP2708781B2 true JP2708781B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=15073901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63132121A Expired - Fee Related JP2708781B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | バケット搬送システムにおけるバケット供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2708781B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5713490B2 (ja) * | 2010-12-27 | 2015-05-07 | 新明和工業株式会社 | ごみ容器投下装置 |
JP6289813B2 (ja) * | 2013-03-27 | 2018-03-07 | 新明和工業株式会社 | ゴミ収容体の投入装置 |
CN106542348B (zh) * | 2017-01-19 | 2019-06-25 | 天津宜诺医药工业设计有限公司 | 一种洁净度高的物料输送系统 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5530902Y2 (ja) * | 1976-09-24 | 1980-07-23 | ||
JPS5856681B2 (ja) * | 1978-11-20 | 1983-12-16 | 日本プラント協力株式会社 | ゴミ収集装置 |
JPS6037369U (ja) * | 1983-08-20 | 1985-03-14 | 中島 健吉 | パチンコ機のフア−ル球排出装置 |
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1988
- 1988-05-30 JP JP63132121A patent/JP2708781B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH01303206A (ja) | 1989-12-07 |
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