JP2704021B2 - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
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- JP2704021B2 JP2704021B2 JP2028831A JP2883190A JP2704021B2 JP 2704021 B2 JP2704021 B2 JP 2704021B2 JP 2028831 A JP2028831 A JP 2028831A JP 2883190 A JP2883190 A JP 2883190A JP 2704021 B2 JP2704021 B2 JP 2704021B2
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- JP
- Japan
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- ink
- recording
- backlight
- denotes
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばバツクライトを有する表示部と記録
部を有する電子機器に関する。
部を有する電子機器に関する。
一般に、文書処理装置等の電子機器は、キーボード等
から入力した情報を表示する表示部や、入力した情報を
記録する記録部を有している。電子機器の小型、軽量化
を図るため、表示部に液晶表示パネルが用いられること
が多い。近年、液晶表示パネルのコントラストを改善す
るために、バツクライトを備えるものも開発されてい
る。
から入力した情報を表示する表示部や、入力した情報を
記録する記録部を有している。電子機器の小型、軽量化
を図るため、表示部に液晶表示パネルが用いられること
が多い。近年、液晶表示パネルのコントラストを改善す
るために、バツクライトを備えるものも開発されてい
る。
上記バツクライトを有する構成の電子機器において
は、記録中に表示部、特にバツクライトで消費される電
流に加えて、記録部でも電流が消費されることになる。
バツクライトの点灯や記録部の駆動には大電流が必要で
あるため、電流を多く消費する記録時を考慮して大容量
電源等の回路設計を行う必要があった。
は、記録中に表示部、特にバツクライトで消費される電
流に加えて、記録部でも電流が消費されることになる。
バツクライトの点灯や記録部の駆動には大電流が必要で
あるため、電流を多く消費する記録時を考慮して大容量
電源等の回路設計を行う必要があった。
また、電子機器に内蔵された電池を駆動電源とした場
合には、記録時に大電流を消費することとなるので、著
しく電池寿命が短くなっていた。
合には、記録時に大電流を消費することとなるので、著
しく電池寿命が短くなっていた。
上述したとおり、表示部と記録部を有する従来の電子
機器においては、記録時に大電流が消費されるので大電
流を考慮した回路設計を行う必要があった。また、電池
を駆動電源とした場合には、電池寿命が著しく短くなっ
てしまうという問題を有していた。
機器においては、記録時に大電流が消費されるので大電
流を考慮した回路設計を行う必要があった。また、電池
を駆動電源とした場合には、電池寿命が著しく短くなっ
てしまうという問題を有していた。
上記問題点を解決するため、記録動作中は表示手段の
輝度を低下させるよう制御することにより、電子機器全
体の消費電流を低減したものが実開昭64−49897号公報
等に提案されている。
輝度を低下させるよう制御することにより、電子機器全
体の消費電流を低減したものが実開昭64−49897号公報
等に提案されている。
しかしながら、同公報等においては、かかる制御状態
において生じた異常事態への対処について、何ら考慮さ
れていない。即ち、電子機器に異常事態が発生した場
合、操作者にその事態を告知しなければ電子機器はその
異常事態から回復することはできない。
において生じた異常事態への対処について、何ら考慮さ
れていない。即ち、電子機器に異常事態が発生した場
合、操作者にその事態を告知しなければ電子機器はその
異常事態から回復することはできない。
そこで、本発明は、記録時に消費電流を低減するとと
もに、異常事態が発生した場合には速やかにかつ確実に
その旨を操作者に告知することが可能な電子機器を提供
することを目的とする。
もに、異常事態が発生した場合には速やかにかつ確実に
その旨を操作者に告知することが可能な電子機器を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は、入力情報を表
示する表示手段と、入力情報を記録する記録手段と、こ
の記録手段の記録動作に応答して、前記表示手段の輝度
を低下させる輝度制御手段とを有する電子機器におい
て、 前記記録手段の記録動作中に異常が発生したことを検
出する異常検出手段と、 この異常検出手段による異常検出に応答して、検出さ
れた異常を前記表示手段に表示するとともに、前記輝度
制御手段による前記表示手段の輝度低下を解除させる制
御手段と を具備したことを特徴とする。
示する表示手段と、入力情報を記録する記録手段と、こ
の記録手段の記録動作に応答して、前記表示手段の輝度
を低下させる輝度制御手段とを有する電子機器におい
て、 前記記録手段の記録動作中に異常が発生したことを検
出する異常検出手段と、 この異常検出手段による異常検出に応答して、検出さ
れた異常を前記表示手段に表示するとともに、前記輝度
制御手段による前記表示手段の輝度低下を解除させる制
御手段と を具備したことを特徴とする。
[作用] 上記構成によれば、記録動作中においては輝度制御手
段によって表示手段の輝度を低下させているので消費電
流を低減することができ、異常事態が発生した場合に
は、検出された異常を表示手段に表示するとともに、表
示手段の輝度低下を解除しているので、操作者は異常事
態の発生を速やかにかつ確実に知ることができる。
段によって表示手段の輝度を低下させているので消費電
流を低減することができ、異常事態が発生した場合に
は、検出された異常を表示手段に表示するとともに、表
示手段の輝度低下を解除しているので、操作者は異常事
態の発生を速やかにかつ確実に知ることができる。
以下、図面を参照して本発明の電子機器に係る実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第1図(A)および(B)は本発明を文書処理装置に
適用した場合の一実施例の外観構成例を示す。
適用した場合の一実施例の外観構成例を示す。
ここで1はキーボード部であり、文字、数字等のキヤ
ラクタ入力用キーや印刷等のコントロールキー等のキー
群2が配列され、非使用時にはヒンジ3を中心に回動さ
せることにより第1図(B)に示すように折りたためる
ようになっている。4は装置内部のプリンタ部にシート
状記録媒体を送給するための給紙トレーであり、同じく
非使用時には同図(B)に示すようにプリンタ部8を覆
って収納される。5は手動にて記録媒体のセツトや排出
を行うための送りノブ、6は入力した文章等を表示する
ための表示部である。この表示部6は、その背面に図示
しないバツクライト12を有しており、表示部6のコント
ラスト不足を補っている。7は本実施例に係る装置を運
搬する際に用いられる把手である。
ラクタ入力用キーや印刷等のコントロールキー等のキー
群2が配列され、非使用時にはヒンジ3を中心に回動さ
せることにより第1図(B)に示すように折りたためる
ようになっている。4は装置内部のプリンタ部にシート
状記録媒体を送給するための給紙トレーであり、同じく
非使用時には同図(B)に示すようにプリンタ部8を覆
って収納される。5は手動にて記録媒体のセツトや排出
を行うための送りノブ、6は入力した文章等を表示する
ための表示部である。この表示部6は、その背面に図示
しないバツクライト12を有しており、表示部6のコント
ラスト不足を補っている。7は本実施例に係る装置を運
搬する際に用いられる把手である。
第2図は本実施例に係るプリンタ部8の構成例を示
す。
す。
ここで、9は第3図および第4図を用いて詳述するイ
ンクジエツト記録ヘツドを有したヘツドカートリツジ、
11はこれを搭載して図中S方向に走査するためのキヤリ
ツジである。13はヘツドカートリツジ9をキヤリツジ11
に取付けるためのフツク、15はフツク13を操作するため
のレバーである。このレバー15には、後述するカバーに
設けられた目盛を指示してヘツドカートリツジの記録ヘ
ツドによる印字位置や設定位置等を読取り可能とするた
めのマーカ17が設けられている。19はヘツドカートリツ
ジ9に対する電気接続部を支持する支持板である。21は
その電気接続部と本体制御部とを接続するためのフレキ
シブルケーブルである。
ンクジエツト記録ヘツドを有したヘツドカートリツジ、
11はこれを搭載して図中S方向に走査するためのキヤリ
ツジである。13はヘツドカートリツジ9をキヤリツジ11
に取付けるためのフツク、15はフツク13を操作するため
のレバーである。このレバー15には、後述するカバーに
設けられた目盛を指示してヘツドカートリツジの記録ヘ
ツドによる印字位置や設定位置等を読取り可能とするた
めのマーカ17が設けられている。19はヘツドカートリツ
ジ9に対する電気接続部を支持する支持板である。21は
その電気接続部と本体制御部とを接続するためのフレキ
シブルケーブルである。
23は、キヤリツジ11をS方向に案内するためのガイド
軸であり、キヤリツジ11の軸受25に挿通されている。27
はキヤリツジ11が固着され、これをS方向に移動させる
ための動力を伝達するタイミングベルトであり、装置両
側部に配置されたプーリ29A,29Bに張架されている。一
方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝導機構を介してキヤリ
ツジモータ31より駆動力が伝達される。
軸であり、キヤリツジ11の軸受25に挿通されている。27
はキヤリツジ11が固着され、これをS方向に移動させる
ための動力を伝達するタイミングベルトであり、装置両
側部に配置されたプーリ29A,29Bに張架されている。一
方のプーリ29Bには、ギヤ等の伝導機構を介してキヤリ
ツジモータ31より駆動力が伝達される。
33は紙等の記録媒体(以下記録紙ともいう)の被記録
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めのプラテンローラであり、搬送モータ35によって駆動
される。37は記録媒体を給紙トレー4側より記録位置に
導くためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経路途中
に配設されて記録媒体をプラテンローラ33に向けて押圧
し、これを搬送するためのフイードローラである。41は
記録媒体搬送方向上、記録位置より下流側に配置され、
記録媒体を不図示の排紙口へ向けて排紙するための排紙
ローラである。42は排紙ローラ41に対応して設けられる
拍車であり、記録媒体を介してローラ41を押圧し、排紙
ローラ41による記録媒体の搬送力を生じさせる。43は記
録媒体のセツト等に際してフイードローラ39、押え板4
5、拍車42それぞれの付勢を解除するための解除レバー
である。
面を規制するとともに記録等に際してこれを搬送するた
めのプラテンローラであり、搬送モータ35によって駆動
される。37は記録媒体を給紙トレー4側より記録位置に
導くためのペーパーパン、39は記録媒体の送給経路途中
に配設されて記録媒体をプラテンローラ33に向けて押圧
し、これを搬送するためのフイードローラである。41は
記録媒体搬送方向上、記録位置より下流側に配置され、
記録媒体を不図示の排紙口へ向けて排紙するための排紙
ローラである。42は排紙ローラ41に対応して設けられる
拍車であり、記録媒体を介してローラ41を押圧し、排紙
ローラ41による記録媒体の搬送力を生じさせる。43は記
録媒体のセツト等に際してフイードローラ39、押え板4
5、拍車42それぞれの付勢を解除するための解除レバー
である。
45は記録位置近傍において記録媒体の浮上り等を抑制
し、プラテンローラ33に対する密着状態を確保するため
の押え板である。
し、プラテンローラ33に対する密着状態を確保するため
の押え板である。
本実施例においては、記録ヘツドとしてインク吐出を
行うことにより記録を行うインクジエツト記録ヘツドを
採用している。従って記録ヘツドのインク吐出口形成面
と記録媒体の被記録面との距離は比較的微少であり、か
つ記録媒体と吐出口形成面との接触を避けるべくその間
隙が厳しく管理されなければならないので、押え板45の
配設が有効である。47は押え板45に設けた目盛、49はこ
の目盛に対応してキヤリツジ11に設けられたマーカであ
り、これらによっても記録ヘツドの印字位置や設定位置
が読取り可能である。
行うことにより記録を行うインクジエツト記録ヘツドを
採用している。従って記録ヘツドのインク吐出口形成面
と記録媒体の被記録面との距離は比較的微少であり、か
つ記録媒体と吐出口形成面との接触を避けるべくその間
隙が厳しく管理されなければならないので、押え板45の
配設が有効である。47は押え板45に設けた目盛、49はこ
の目盛に対応してキヤリツジ11に設けられたマーカであ
り、これらによっても記録ヘツドの印字位置や設定位置
が読取り可能である。
51はホームポジシヨンにおいて記録ヘツドのインク吐
出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で形成したキヤ
ツプであり、記録ヘツドに対し当接/離説が可能に支持
されている。このキヤツプ51は、非記録時等の記録ヘツ
ドの保護や、記録ヘツドの吐出回復処理に際して用いら
れる。吐出回復処理とは、インク吐出口内方に設けられ
てインク吐出のために利用されるエネルギー発生素子を
駆動し、これにより全吐出口からインクを吐出させ、こ
れによって気泡や塵埃、増粘して記録に適さなくなった
インク等の吐出不良要因を除去する処理(予備吐出)
や、これとは別に吐出口よりインクを強制的に排出させ
ることにより吐出不良要因を除去する処理である。
出口形成面と対向するゴム等の弾性材料で形成したキヤ
ツプであり、記録ヘツドに対し当接/離説が可能に支持
されている。このキヤツプ51は、非記録時等の記録ヘツ
ドの保護や、記録ヘツドの吐出回復処理に際して用いら
れる。吐出回復処理とは、インク吐出口内方に設けられ
てインク吐出のために利用されるエネルギー発生素子を
駆動し、これにより全吐出口からインクを吐出させ、こ
れによって気泡や塵埃、増粘して記録に適さなくなった
インク等の吐出不良要因を除去する処理(予備吐出)
や、これとは別に吐出口よりインクを強制的に排出させ
ることにより吐出不良要因を除去する処理である。
53はインクの強制排出のために吸引力を作用するとと
もに、かかる強制排出による吐出回復処理や予備吐出に
よる吐出回復処理に際してキヤツプ51に受容されたイン
クを吸引するために用いられるポンプである。55はこの
ポンプ53によって吸引された廃インクを貯留するための
廃インクタンク、57はポンプ53と廃インクタンク55とを
連通するチユーブである。
もに、かかる強制排出による吐出回復処理や予備吐出に
よる吐出回復処理に際してキヤツプ51に受容されたイン
クを吸引するために用いられるポンプである。55はこの
ポンプ53によって吸引された廃インクを貯留するための
廃インクタンク、57はポンプ53と廃インクタンク55とを
連通するチユーブである。
59は記録ヘツドの吐出口形成面のワイピングを行うた
めのブレードであり、記録ヘツド側に突出してヘツド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されてい
る。61は回復系モータ、63は回復系モータ61から動力の
伝達を受けてポンプ53の駆動およびキヤツプ51やブレー
ド59の移動をそれぞれ行わせるためのカム装置である。
めのブレードであり、記録ヘツド側に突出してヘツド移
動の過程でワイピングを行うための位置と、吐出口形成
面に係合しない後退位置とに移動可能に支持されてい
る。61は回復系モータ、63は回復系モータ61から動力の
伝達を受けてポンプ53の駆動およびキヤツプ51やブレー
ド59の移動をそれぞれ行わせるためのカム装置である。
次に上述したヘツドカートリツジ9の詳細について説
明する。
明する。
第3図は、インクジエツト記録ヘツド本体をなす吐出
ユニツト9aとインクタンク9bとを一体としたヘツドカー
トリツジ9の外観斜視図を示す。同図において、906e
は、ヘツドカートリツジ9を装着する際にキヤリツジ11
に設けられたフツク13によって掛止されるつめである。
図から明らかなようにつめ906eは記録ヘツド全延長の内
側に配設される。また、ヘツドカートリツジ9の前方吐
出ユニツト9aの近傍には、この図には示されないが位置
決め用突き当て部が設けられている。906fは、キヤリツ
ジ11に立設されフレキシブル基板(電気接続部)および
ゴムパツドを支持するための支持板が挿入されるヘツド
開口部である。
ユニツト9aとインクタンク9bとを一体としたヘツドカー
トリツジ9の外観斜視図を示す。同図において、906e
は、ヘツドカートリツジ9を装着する際にキヤリツジ11
に設けられたフツク13によって掛止されるつめである。
図から明らかなようにつめ906eは記録ヘツド全延長の内
側に配設される。また、ヘツドカートリツジ9の前方吐
出ユニツト9aの近傍には、この図には示されないが位置
決め用突き当て部が設けられている。906fは、キヤリツ
ジ11に立設されフレキシブル基板(電気接続部)および
ゴムパツドを支持するための支持板が挿入されるヘツド
開口部である。
第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘツド
カートリツジの分解斜視図を示し、上述のようにインク
供給源たるインク収容部を一体としたデイスポーザブル
タイプのものとしてある。
カートリツジの分解斜視図を示し、上述のようにインク
供給源たるインク収容部を一体としたデイスポーザブル
タイプのものとしてある。
同図(A)において、911はSi基板上に電気熱変換素
子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給するAl等の配線
とが成膜技術により形成されて成るヒータボードであ
る。921はヒータボード911に対する配線基板であり、対
応する配線は例えばワイヤボンデイングにより接続され
る。
子(吐出ヒータ)と、これに電力を供給するAl等の配線
とが成膜技術により形成されて成るヒータボードであ
る。921はヒータボード911に対する配線基板であり、対
応する配線は例えばワイヤボンデイングにより接続され
る。
940はインク流路を規定するための隔壁や共通液室等
を設けた天板であり、本実施例においてはオリフイスプ
レート部を一体に有した樹脂材料で成る。
を設けた天板であり、本実施例においてはオリフイスプ
レート部を一体に有した樹脂材料で成る。
930は例えば金属製の支持体、950は押えばねであり、
両者間にヒータボード911および天板940を挟み込んだ状
態で両者を係合させることにより、押えばね950の付勢
力によってヒータボード910と天板940とを圧着固定す
る。なお、支持体930は、配線基板921も貼着等により設
けられるとともに、ヘツドの走査を行うキヤリツジ11の
位置決め基準を有するものとすることができる。また、
支持体930は駆動に伴って生じるヒータボード911の熱を
放熱冷却する部材としても機能する。
両者間にヒータボード911および天板940を挟み込んだ状
態で両者を係合させることにより、押えばね950の付勢
力によってヒータボード910と天板940とを圧着固定す
る。なお、支持体930は、配線基板921も貼着等により設
けられるとともに、ヘツドの走査を行うキヤリツジ11の
位置決め基準を有するものとすることができる。また、
支持体930は駆動に伴って生じるヒータボード911の熱を
放熱冷却する部材としても機能する。
960は供給タンクであり、インク供給源をなすインク
貯留部9bからインク供給を受け、ヒータボード911と天
板940との接合により形成される共通液室にインクを導
くサブタンクとして機能する。970は共通液室へのイン
ク供給口付近の供給タンク960内の部位に配置されるフ
イルタ、980は供給タンク960の蓋部材である。
貯留部9bからインク供給を受け、ヒータボード911と天
板940との接合により形成される共通液室にインクを導
くサブタンクとして機能する。970は共通液室へのイン
ク供給口付近の供給タンク960内の部位に配置されるフ
イルタ、980は供給タンク960の蓋部材である。
900はインクを含浸させるための吸収体であり、イン
クタンク本体9b内に配置される。1200は上記各部911〜9
80からなる記録エレメント9aに対してインクを供給する
ための供給口であり、当該ユニツトをインクタンク本体
9bの部分1010に配置する前の工程で供給口1200よりイン
クを注入することにより吸収体900のインク含浸を行わ
せることができる。
クタンク本体9b内に配置される。1200は上記各部911〜9
80からなる記録エレメント9aに対してインクを供給する
ための供給口であり、当該ユニツトをインクタンク本体
9bの部分1010に配置する前の工程で供給口1200よりイン
クを注入することにより吸収体900のインク含浸を行わ
せることができる。
1100はカートリツジ本体の蓋部材、1400はカートリツ
ジ内部を大気に連通するために蓋部材に設けた大気連通
口である。1300は大気連通口1400の内方に配置される撥
液材であり、これにより大気連通口1400からのインク漏
洩が防止される。
ジ内部を大気に連通するために蓋部材に設けた大気連通
口である。1300は大気連通口1400の内方に配置される撥
液材であり、これにより大気連通口1400からのインク漏
洩が防止される。
供給口1200を介してのインクタンク9bへのインク充填
が終了すると、各部911〜980よりなる吐出ユニツト9aを
部分1010に位置付けて配設する。このときの位置決めな
いし固定は、例えばインクタンク本体9bに設けた突起10
12と、これに対応して支持体930に設けた穴931とを嵌合
させることにより行うことができ。これによって第4図
(B)に示すヘツドカートリツジ9が完成する。
が終了すると、各部911〜980よりなる吐出ユニツト9aを
部分1010に位置付けて配設する。このときの位置決めな
いし固定は、例えばインクタンク本体9bに設けた突起10
12と、これに対応して支持体930に設けた穴931とを嵌合
させることにより行うことができ。これによって第4図
(B)に示すヘツドカートリツジ9が完成する。
そして、インクはカートリツジ内部より供給口1200、
支持体930に設けた穴932および供給タンク960の第4図
(A)中裏面側に設けた導入口を介して供給タンク960
内に供給され、その内部を通った後、導出口より適宜の
供給管および天板940のインク導入口942を介して共通液
室内へと流入する。以上におけるインク連通用の接続部
には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等のパツキンが
配設され、これによって封止が行われてインク供給路が
確保される。
支持体930に設けた穴932および供給タンク960の第4図
(A)中裏面側に設けた導入口を介して供給タンク960
内に供給され、その内部を通った後、導出口より適宜の
供給管および天板940のインク導入口942を介して共通液
室内へと流入する。以上におけるインク連通用の接続部
には、例えばシリコンゴムやブチルゴム等のパツキンが
配設され、これによって封止が行われてインク供給路が
確保される。
第5図(A)および(B)は、それぞれキヤリツジ11
にヘツドカートリツジ9が装着されたときの状態を示す
上面図および左側面図である。これらの図において、90
6aは記録ヘツド装着時にキヤリツジ11の突き当て部に当
接可能なようにヘツドカートリツジ9に設けられる当接
部であり、906bおよび906cは、それぞれ同様に突き当て
部601bおよび601cに対応した当接部である。
にヘツドカートリツジ9が装着されたときの状態を示す
上面図および左側面図である。これらの図において、90
6aは記録ヘツド装着時にキヤリツジ11の突き当て部に当
接可能なようにヘツドカートリツジ9に設けられる当接
部であり、906bおよび906cは、それぞれ同様に突き当て
部601bおよび601cに対応した当接部である。
ここで、第5図(A)を参照して記録ヘツドが装着さ
れた際の各部の係合関係を概説する。
れた際の各部の係合関係を概説する。
ヘツドカートリツジ9の当接部906aは、キヤリア6の
突き当て部601aと当接しており、同時にヘツドカートリ
ツジ9のつめ906とは、これに掛止されたフツク13を介
したコイルばね610の付勢力によって、図中左方へ力を
受ける。これにより、ヘツドカートリツジ9は上記当接
部を中心とするモーメント力を受ける。このとき、ヘツ
ドに設けられた基板906dは突き当て部601fに当接し、そ
の結果、ヘツドカートリツジ9の左右方向の位置決めが
なされ、その位置が保持される。
突き当て部601aと当接しており、同時にヘツドカートリ
ツジ9のつめ906とは、これに掛止されたフツク13を介
したコイルばね610の付勢力によって、図中左方へ力を
受ける。これにより、ヘツドカートリツジ9は上記当接
部を中心とするモーメント力を受ける。このとき、ヘツ
ドに設けられた基板906dは突き当て部601fに当接し、そ
の結果、ヘツドカートリツジ9の左右方向の位置決めが
なされ、その位置が保持される。
このとき、ゴムパツド605の突起部605Aは、基板906d
との当接によって、圧縮変形される。この変形により、
フレキシブル基板604の端子パツドと基板906dの端子と
を圧接する力が生じる。この場合、突き当て部601fに基
板906dが当接しているため、突起部605Aの変形量は一定
となり安定した上記圧接力を得られる。
との当接によって、圧縮変形される。この変形により、
フレキシブル基板604の端子パツドと基板906dの端子と
を圧接する力が生じる。この場合、突き当て部601fに基
板906dが当接しているため、突起部605Aの変形量は一定
となり安定した上記圧接力を得られる。
なお、同図においては、突起部605Aの圧縮変形した状
態は示されていない。
態は示されていない。
また、ヘツドカートリツジ9の前後および上下方向の
位置決めは、装着の過程においてなされるものである。
位置決めは、装着の過程においてなされるものである。
第6図および第7図は、第2図等に示したヘツドカー
トリツジ周辺の機構を示すそれぞれ側面図および上面図
である。
トリツジ周辺の機構を示すそれぞれ側面図および上面図
である。
これら図において、91は、キヤリツジ11の前端部にお
いて、回動自在に軸支されるコロである。コロ91は、そ
の一部がヘツドカートリツジの吐出口面より前方に突出
するように設けられるものであり、紙押え板45と当接し
この上を回動する。また、613はキヤリツジ11の後端部
に設けられたコロばねである。コロばね613は、コロ613
A、コロ613Aを軸支する連結部材613B、および連結部材6
13Bを所定の回転方向に付勢するばね613Cからなる。コ
ロ613Aは、装置の底板100の前端部において前述のガイ
ド軸と平行に延在するよう立設された前端板105と当接
し、この上を回動する。連結部材613Bはキヤリツジ11の
所定の軸113により回動自在に軸支され、また、ばね613
Cは、キヤリツジ11の所定の軸に支持され連結部材613B
を軸113の廻りに反時計方向に回転させるような付勢を
行う。以上のようなコロばね613の構成により、キヤリ
ツジ11は、常に紙押え板45の方向へ付勢される。
いて、回動自在に軸支されるコロである。コロ91は、そ
の一部がヘツドカートリツジの吐出口面より前方に突出
するように設けられるものであり、紙押え板45と当接し
この上を回動する。また、613はキヤリツジ11の後端部
に設けられたコロばねである。コロばね613は、コロ613
A、コロ613Aを軸支する連結部材613B、および連結部材6
13Bを所定の回転方向に付勢するばね613Cからなる。コ
ロ613Aは、装置の底板100の前端部において前述のガイ
ド軸と平行に延在するよう立設された前端板105と当接
し、この上を回動する。連結部材613Bはキヤリツジ11の
所定の軸113により回動自在に軸支され、また、ばね613
Cは、キヤリツジ11の所定の軸に支持され連結部材613B
を軸113の廻りに反時計方向に回転させるような付勢を
行う。以上のようなコロばね613の構成により、キヤリ
ツジ11は、常に紙押え板45の方向へ付勢される。
25は、ガイド軸23と係合する軸受けであり、キヤリツ
ジ11の両側端部に装着される。軸受25は後に詳述される
ように、その装着にかかるケースに対して軸受部が偏心
したものであり、2つの軸受25は、その偏心方向が反対
になるよう装着される。また第6図に示される側の軸受
25は、キヤリツジ11に設けられたボス112を軸として揺
動可能に設けられている。すなわち、キヤリツジ11にお
いてこの軸受25が装着される部分は長穴となっており、
また、軸受25の2つの突起25Aがボス112により前後方向
(第6図中、左右方向)の動きを規制される。この結果
後述されるようなキヤリツジ11の動きに応じて、この軸
受25はキヤリツジ11に相対的に揺動する。なお、このと
き、この軸受25のガイド軸23方向の動きは、軸受25に設
けられた突起25Bがキヤリツジ11の一部に規制される。
ジ11の両側端部に装着される。軸受25は後に詳述される
ように、その装着にかかるケースに対して軸受部が偏心
したものであり、2つの軸受25は、その偏心方向が反対
になるよう装着される。また第6図に示される側の軸受
25は、キヤリツジ11に設けられたボス112を軸として揺
動可能に設けられている。すなわち、キヤリツジ11にお
いてこの軸受25が装着される部分は長穴となっており、
また、軸受25の2つの突起25Aがボス112により前後方向
(第6図中、左右方向)の動きを規制される。この結果
後述されるようなキヤリツジ11の動きに応じて、この軸
受25はキヤリツジ11に相対的に揺動する。なお、このと
き、この軸受25のガイド軸23方向の動きは、軸受25に設
けられた突起25Bがキヤリツジ11の一部に規制される。
第8図は第2図におけるキヤツプ51、ポンプ53、ブレ
ード59、モータ61およびカム装置63等から成る回復装置
の主要部の分解斜視図である。
ード59、モータ61およびカム装置63等から成る回復装置
の主要部の分解斜視図である。
ここで、501はキヤツプ51内部に配置されるインク吸
収体、503はキヤツプ51を保持する保持部材、505はピン
507を中心に回動可能に取付けられ、ピン507に加えられ
る力によってキヤツプ51を吐出ユニツト9aの吐出口形成
面に当接/離脱させるためのキヤツプレバーである。51
1はキヤツプレバー505の端部509に係合してキヤツプレ
バー505の回動範囲を規制するためのピンである。
収体、503はキヤツプ51を保持する保持部材、505はピン
507を中心に回動可能に取付けられ、ピン507に加えられ
る力によってキヤツプ51を吐出ユニツト9aの吐出口形成
面に当接/離脱させるためのキヤツプレバーである。51
1はキヤツプレバー505の端部509に係合してキヤツプレ
バー505の回動範囲を規制するためのピンである。
513はキヤツプレバー505のピン507が嵌入される穴部
を有する治具であり、キヤツプレバー505をポンプ53に
設けた支持部515に取付けるのに用いられる。516はその
取付け状態を確保するための留め部材である。517は吐
出口形成面に当接させるための力をキヤツプ51に作用す
る作用部であり、キヤツプ51の後側部のほぼ中央に係合
する。この作用部は吸引されたインクの導入口517Aを有
し、キヤツプレバー505内部、ピン507内部、治具513内
部および支持部515内部にはそれぞれインク流路が形成
されている。そしてポンプ53が吸引力を作用すると、イ
ンクはこれら流路を経て図中矢印で示すようにポンプ53
内に導入される。
を有する治具であり、キヤツプレバー505をポンプ53に
設けた支持部515に取付けるのに用いられる。516はその
取付け状態を確保するための留め部材である。517は吐
出口形成面に当接させるための力をキヤツプ51に作用す
る作用部であり、キヤツプ51の後側部のほぼ中央に係合
する。この作用部は吸引されたインクの導入口517Aを有
し、キヤツプレバー505内部、ピン507内部、治具513内
部および支持部515内部にはそれぞれインク流路が形成
されている。そしてポンプ53が吸引力を作用すると、イ
ンクはこれら流路を経て図中矢印で示すようにポンプ53
内に導入される。
519はポンプ53の端面中央に突設した軸であり、この
軸519を中心としてポンプ53自体は回動可能となる。こ
の回動力は支持部515を介してキヤツプレバー505に加え
られ、これに伴ってキヤツプ51が進退する。ジヨイント
521はチユーブ57が取付けられる部材523と結合される。
これら軸519、ジヨイント521および部材523の内部には
インク流路が形成され、ポンプ53に吸引されたインク
が、図中矢印で示すようにこれら流路を経てチユーブ57
を介し廃インクタンク55に導入される。
軸519を中心としてポンプ53自体は回動可能となる。こ
の回動力は支持部515を介してキヤツプレバー505に加え
られ、これに伴ってキヤツプ51が進退する。ジヨイント
521はチユーブ57が取付けられる部材523と結合される。
これら軸519、ジヨイント521および部材523の内部には
インク流路が形成され、ポンプ53に吸引されたインク
が、図中矢印で示すようにこれら流路を経てチユーブ57
を介し廃インクタンク55に導入される。
525はポンプ53のピストン、527はその軸、529はパツ
キン、531はポンプ53のキヤツプである。533はピストン
軸527に取付けられ、ピストン525は作動させるための力
の伝達を受けるピンである。
キン、531はポンプ53のキヤツプである。533はピストン
軸527に取付けられ、ピストン525は作動させるための力
の伝達を受けるピンである。
535はブレード59が取付けられるブレードレバーであ
り、ポンプ53の端面に突設した軸のまわりに回動可能に
支持され、当該回動に伴ってブレード59を記録ヘツド側
に突出または後退させる。537はブレードレバー535に対
しブレード59を突出させる方向への回動力を付与するば
ねである。また、539はポンプ53自体に対しキヤツプ53
が記録ヘツド側に向かう方向への回動習性を与えるばね
である。
り、ポンプ53の端面に突設した軸のまわりに回動可能に
支持され、当該回動に伴ってブレード59を記録ヘツド側
に突出または後退させる。537はブレードレバー535に対
しブレード59を突出させる方向への回動力を付与するば
ねである。また、539はポンプ53自体に対しキヤツプ53
が記録ヘツド側に向かう方向への回動習性を与えるばね
である。
541はモータ61の回転をカム装置63に伝達するギア列
である。カム装置63は、ポンプ53に設けた係合部545に
係合してこれを回動させるためのカム547と、ポンプ53
のピストン軸527に設けたピン533に係合してポンプを作
動させるためのカム549と、ブレードレバー535に設けた
係合部551に係合してこれを回動させるためのカム553
と、カム装置63のホームポジシヨンを検出するためのス
イツチ555に係合するカム557とを有している。これらカ
ムの動作については後述する。
である。カム装置63は、ポンプ53に設けた係合部545に
係合してこれを回動させるためのカム547と、ポンプ53
のピストン軸527に設けたピン533に係合してポンプを作
動させるためのカム549と、ブレードレバー535に設けた
係合部551に係合してこれを回動させるためのカム553
と、カム装置63のホームポジシヨンを検出するためのス
イツチ555に係合するカム557とを有している。これらカ
ムの動作については後述する。
第9図はキヤツプ51等の構成を示す断面図である。
ここで、本実施例では、キヤツプ内のインク吸引口56
1を鉛直方向下部に開口させ、キヤツプレバー505の作用
部517に設けたインク導入口517Aに向かってインク流路5
63を形成している。また、吸引口561を吸収体501によっ
て完全には覆わない構成としている。
1を鉛直方向下部に開口させ、キヤツプレバー505の作用
部517に設けたインク導入口517Aに向かってインク流路5
63を形成している。また、吸引口561を吸収体501によっ
て完全には覆わない構成としている。
この構成によると、重力によってインクが下方に流れ
てきた場合、インクは下方に設けた吸引口561より吸引
されるために、インク吸収体501に残留するインク量が
著しく小となる。従って、固化による劣化等を大幅に遅
らせてインク吸収体ないしこれが取付けられたキヤツプ
51の寿命を伸ばすことができる。
てきた場合、インクは下方に設けた吸引口561より吸引
されるために、インク吸収体501に残留するインク量が
著しく小となる。従って、固化による劣化等を大幅に遅
らせてインク吸収体ないしこれが取付けられたキヤツプ
51の寿命を伸ばすことができる。
第10図および第11図は、それぞれ、カム装置63の各カ
ムの輪郭曲線および各カム位置に対応した各部動作位置
を示す説明図である。なお、第10図中の数値はカムの回
転角度である。
ムの輪郭曲線および各カム位置に対応した各部動作位置
を示す説明図である。なお、第10図中の数値はカムの回
転角度である。
これら図において、(A)は記録動作を行うときのカ
ム位置および各部の状態を示し、キヤツプ51およびブレ
ード59は記録ヘツドの吐出口形成面から離隔し、ポンプ
53は上死点にある。(B)はホームポジシヨンスイツチ
55がオフとなった位置であり、この位置をカム装置63の
ホームポジシヨンとする。
ム位置および各部の状態を示し、キヤツプ51およびブレ
ード59は記録ヘツドの吐出口形成面から離隔し、ポンプ
53は上死点にある。(B)はホームポジシヨンスイツチ
55がオフとなった位置であり、この位置をカム装置63の
ホームポジシヨンとする。
これは記録の待機時等に設定される位置であり、この
ときキヤツプ51は吐出口形成面を覆い、かつブレード59
が後退しているとともにポンプ53も上死点である。
ときキヤツプ51は吐出口形成面を覆い、かつブレード59
が後退しているとともにポンプ53も上死点である。
位置(B)からカムを回転させて行くと、キヤツプ51
は吐出口形成面に接合(キヤツプオン)したままピスト
ン525が下死点に向けて移動し、キヤツプに至る吸引系
の負圧が大となって行く。やがてピストン525がポンプ
のインク導入口に至りこれを閉塞している期間(弁が閉
となる期間)を経て、弁が開き始め(109.5゜の点)、
完全に開き(130.5゜の点)、その後ピストン525は下死
点付近の位置(C)に至る。インク吸引系の流体抵抗を
考慮してこの位置で所定時間カムの回転を停止すること
により十分な吸引を行ってから、再びカムを回動させて
行くと、ピストン525は下死点に至り、キヤツプ51は吐
出口形成面から離脱し始める。この位置(D)を所定時
間保持する。
は吐出口形成面に接合(キヤツプオン)したままピスト
ン525が下死点に向けて移動し、キヤツプに至る吸引系
の負圧が大となって行く。やがてピストン525がポンプ
のインク導入口に至りこれを閉塞している期間(弁が閉
となる期間)を経て、弁が開き始め(109.5゜の点)、
完全に開き(130.5゜の点)、その後ピストン525は下死
点付近の位置(C)に至る。インク吸引系の流体抵抗を
考慮してこの位置で所定時間カムの回転を停止すること
により十分な吸引を行ってから、再びカムを回動させて
行くと、ピストン525は下死点に至り、キヤツプ51は吐
出口形成面から離脱し始める。この位置(D)を所定時
間保持する。
その後カムを更に回転させると、ピストン525は再び
上死点に向かい始める。この過程で弁は閉じ始め(209.
5゜の点)、その後完全に閉塞される点(230.5゜の点)
に至り、一方キヤツプ51は位置(E)では完全に吐出口
形成面から離隔した状態となっている。この近傍でピス
トン525を数回駆動することにより、インク吸引系に残
留したインクがポンプ側に吸引(空吸引)されることに
なる。なお、ポンプ内のピストン525の左右の空間は、
不図示の流路で連通され、当該流路はピストンが上死点
から下死点に向かう場合に閉塞され、下死点から上死点
に向かう場合に開とされる。また、ピストン右側の空間
はポンプ軸519に設けた流路に連通している。従って、
空吸引の過程でピストン525が下死点から上死点に向か
う場合にピストン左側の空間に導入されたインクが右側
の空間に移送され、上死点から下死点に向かう場合にイ
ンク吸引系から左側空間へのインク導入および右側空間
から廃インクタンクへのインク排出がなされる。
上死点に向かい始める。この過程で弁は閉じ始め(209.
5゜の点)、その後完全に閉塞される点(230.5゜の点)
に至り、一方キヤツプ51は位置(E)では完全に吐出口
形成面から離隔した状態となっている。この近傍でピス
トン525を数回駆動することにより、インク吸引系に残
留したインクがポンプ側に吸引(空吸引)されることに
なる。なお、ポンプ内のピストン525の左右の空間は、
不図示の流路で連通され、当該流路はピストンが上死点
から下死点に向かう場合に閉塞され、下死点から上死点
に向かう場合に開とされる。また、ピストン右側の空間
はポンプ軸519に設けた流路に連通している。従って、
空吸引の過程でピストン525が下死点から上死点に向か
う場合にピストン左側の空間に導入されたインクが右側
の空間に移送され、上死点から下死点に向かう場合にイ
ンク吸引系から左側空間へのインク導入および右側空間
から廃インクタンクへのインク排出がなされる。
その後、カムをさらに正方向に回転させると、ブレー
ド59が突出してワイピング可能な状態となる(位置
(F))。この状態でキヤリツジ11を記録領域側に移動
させると、ヘツドの吐出口形成面にブレード59が係合し
てその表面がワイピングされ、吐出口形成面に付着した
インク等が拭われる。そして、カムをさらに回転させて
ブレード55を後退させ位置(A)にカムを設定する。こ
の状態でキヤリツジ11をキヤツプ側に移動させ、ヘツド
の吐出口形成面をキヤツプ51に対向させた後、カムを位
置(B)に移動させてキヤツプオンとし、停止させる。
ド59が突出してワイピング可能な状態となる(位置
(F))。この状態でキヤリツジ11を記録領域側に移動
させると、ヘツドの吐出口形成面にブレード59が係合し
てその表面がワイピングされ、吐出口形成面に付着した
インク等が拭われる。そして、カムをさらに回転させて
ブレード55を後退させ位置(A)にカムを設定する。こ
の状態でキヤリツジ11をキヤツプ側に移動させ、ヘツド
の吐出口形成面をキヤツプ51に対向させた後、カムを位
置(B)に移動させてキヤツプオンとし、停止させる。
なお、待機状態から記録に移行する場合に、位置
(B)から正方向もしくは負方向にカムを回転させてブ
レード59を突出させ、ワイピングを行ってから記録を行
うようにしてもよい。
(B)から正方向もしくは負方向にカムを回転させてブ
レード59を突出させ、ワイピングを行ってから記録を行
うようにしてもよい。
次に、上述のように構成された文書処理装置の各部を
制御する制御構成を、第12図を参照して説明する。
制御する制御構成を、第12図を参照して説明する。
同図において、10はキーボード1から入力された文字
等を処理して液晶パネルからなる表示部6に表示した
り、キーボード1からの記録指示に基づいてプリンタ部
8を動作させる制御部である。この制御部10は、各種の
制御手順を実行するMPU1000、上記制御手順やデータ等
を格納するROM1001、キヤラクタデータに応じたキヤラ
クタパターンを発生するCG1002、上記制御実行における
ワークエリア等に用いられるRAM1003、およびキーボー
ド1等の外部機器との接続を行うインターフエース部10
04で構成される。制御部10とプリンタ部8とは、信号ラ
イン1005で電気的に接続されている。
等を処理して液晶パネルからなる表示部6に表示した
り、キーボード1からの記録指示に基づいてプリンタ部
8を動作させる制御部である。この制御部10は、各種の
制御手順を実行するMPU1000、上記制御手順やデータ等
を格納するROM1001、キヤラクタデータに応じたキヤラ
クタパターンを発生するCG1002、上記制御実行における
ワークエリア等に用いられるRAM1003、およびキーボー
ド1等の外部機器との接続を行うインターフエース部10
04で構成される。制御部10とプリンタ部8とは、信号ラ
イン1005で電気的に接続されている。
プリンタ部8のうち制御部10によって制御されるの
は、ヘツドのキヤリツジモータ31、搬送モータ35および
回復系モータ61であり、それぞれヘツドドライバ9A、モ
ータドライバ31A,35A,61Aによって駆動される。これら
のモータ31,35,61はDCモータ構成をとっており、駆動パ
ルスの極性によって回転方向が制御される。また、回復
系ホームセンサ65やキヤリツジホームセンサ67の検出に
基づいて、制御部10はキヤリツジ11のキヤツプ位置や移
動位置を認識することができる。なお、キヤリツジ11に
はヘツドカートリツジ9の重さによってインク切れを検
出するインクセンサ69が設けられている。
は、ヘツドのキヤリツジモータ31、搬送モータ35および
回復系モータ61であり、それぞれヘツドドライバ9A、モ
ータドライバ31A,35A,61Aによって駆動される。これら
のモータ31,35,61はDCモータ構成をとっており、駆動パ
ルスの極性によって回転方向が制御される。また、回復
系ホームセンサ65やキヤリツジホームセンサ67の検出に
基づいて、制御部10はキヤリツジ11のキヤツプ位置や移
動位置を認識することができる。なお、キヤリツジ11に
はヘツドカートリツジ9の重さによってインク切れを検
出するインクセンサ69が設けられている。
上記表示部6のコントラスト不足を補うため表示部6
はその背面にバツクライト12を有している。ここでは、
バツクライト12に交流信号で灯点駆動される冷陰極管が
用いられている。14はバツクライト12の輝度を制御部10
からの制御信号CNTに基づいて制御するバツクライト制
御部である。
はその背面にバツクライト12を有している。ここでは、
バツクライト12に交流信号で灯点駆動される冷陰極管が
用いられている。14はバツクライト12の輝度を制御部10
からの制御信号CNTに基づいて制御するバツクライト制
御部である。
第13図は、第12図に示したバツクライト制御部14の詳
細を示す回路図である。
細を示す回路図である。
同図において、140は供給される直流電流Vinを交流信
号に変換・昇圧してバツクライト12を点灯駆動させるDC
・AC変換器である。このDC・AC変換器140はトランジス
タT1のオン・オフ動作によって電圧Vinの供給が制御さ
れ、電圧Vinが印加されないときはバツクライト12の交
流信号を供給しない。トランジスタT1は比較器141の出
力に応じてオン・オフ動作を行う。この比較器141は、
電圧Vinを抵抗R1とコンデンサC1とで分圧した電圧V
1と、電圧Vinを抵抗R2と抵抗R3,R4とで分圧した電圧V2
とを比較する。
号に変換・昇圧してバツクライト12を点灯駆動させるDC
・AC変換器である。このDC・AC変換器140はトランジス
タT1のオン・オフ動作によって電圧Vinの供給が制御さ
れ、電圧Vinが印加されないときはバツクライト12の交
流信号を供給しない。トランジスタT1は比較器141の出
力に応じてオン・オフ動作を行う。この比較器141は、
電圧Vinを抵抗R1とコンデンサC1とで分圧した電圧V
1と、電圧Vinを抵抗R2と抵抗R3,R4とで分圧した電圧V2
とを比較する。
上記コンデンサC1は、発振器142の発振出力によって
オン・オフ動作を行うトランジスタT2により、充放電が
制御される。つまり、トランジスタT2がオフのときコン
デンサC1は抵抗R1を介して時定数C1・R1で充電され、ト
ランジスタT2がオンのときトランジスタT2を介して接地
電位に急速に放電する。上記抵抗R3は、操作者がバツク
ライト12の輝度を調整するための可変抵抗器となってい
る。ここで、抵抗R3が最大値のときの分圧電圧V2をVa、
最小値のときをVb(Va>Vb)とする。
オン・オフ動作を行うトランジスタT2により、充放電が
制御される。つまり、トランジスタT2がオフのときコン
デンサC1は抵抗R1を介して時定数C1・R1で充電され、ト
ランジスタT2がオンのときトランジスタT2を介して接地
電位に急速に放電する。上記抵抗R3は、操作者がバツク
ライト12の輝度を調整するための可変抵抗器となってい
る。ここで、抵抗R3が最大値のときの分圧電圧V2をVa、
最小値のときをVb(Va>Vb)とする。
トランジスタT3は上記制御部10からの制御信号CNTに
応じてオン・オフ動作し、オンのとき、電圧Vinを抵抗R
2と抵抗R5とで分圧した電圧Vcに電圧V2を設定する。た
だし、抵抗R5は抵抗R4に比べて充分低い値(R5≪R4)と
する。従って、トランジスタT3がオンの時の電圧V2、即
ち電圧Vcは電圧Va,Vbよりも小となる。
応じてオン・オフ動作し、オンのとき、電圧Vinを抵抗R
2と抵抗R5とで分圧した電圧Vcに電圧V2を設定する。た
だし、抵抗R5は抵抗R4に比べて充分低い値(R5≪R4)と
する。従って、トランジスタT3がオンの時の電圧V2、即
ち電圧Vcは電圧Va,Vbよりも小となる。
上記比較器141の出力は、電圧V1が電圧V2よりも高い
ときはハイインピーダンスとなる。従ってトランジスタ
T1のベース電圧は抵抗R6により電圧Vinとなるため、ト
ランジスタT1はオンしない。このとき、DC・AC変換器14
0には電圧Vinが供給されないので、バツクライト12は点
灯しない。一方、電圧V1が電圧V2よりも低いときは、比
較器141の出力は接地レベルとなるので、トランジスタT
1はオンして電圧VinをDC・AC変換器140に供給する。従
って、バツクライト12には交流信号が供給され、点灯す
ることになる。
ときはハイインピーダンスとなる。従ってトランジスタ
T1のベース電圧は抵抗R6により電圧Vinとなるため、ト
ランジスタT1はオンしない。このとき、DC・AC変換器14
0には電圧Vinが供給されないので、バツクライト12は点
灯しない。一方、電圧V1が電圧V2よりも低いときは、比
較器141の出力は接地レベルとなるので、トランジスタT
1はオンして電圧VinをDC・AC変換器140に供給する。従
って、バツクライト12には交流信号が供給され、点灯す
ることになる。
なお、抵抗R6は、比較器141の出力がハイインピーダ
ンス状態のときトランジスタT1のベースを電圧Vinとし
て、トランジスタT1をオンさせないための抵抗である。
ンス状態のときトランジスタT1のベースを電圧Vinとし
て、トランジスタT1をオンさせないための抵抗である。
第14図は、バツクライト制御部14の動作を説明するタ
イミングチヤートである。
イミングチヤートである。
同図(a)は制御信号CNTを示し、時刻t8にトランジ
スタT3をオンするに充分な“H"レベルの電圧となる。
(b)は発振器142の出力波形を示し“H"レベル(例え
ば、時刻t0〜t1)の期間トランジスタT2をオンする。ト
ランジスタT2がオンする期間、コンデンサC1に蓄えられ
た電荷が放電する。一方、発振器142の出力が“L"レベ
ル(例えば、時刻t1〜t2)の期間はトランジスタT2がオ
フするので、コンデンサC1は時定数C1・R1で充電され、
その結果電圧V1は鋸歯状波となる(同図(c))。
スタT3をオンするに充分な“H"レベルの電圧となる。
(b)は発振器142の出力波形を示し“H"レベル(例え
ば、時刻t0〜t1)の期間トランジスタT2をオンする。ト
ランジスタT2がオンする期間、コンデンサC1に蓄えられ
た電荷が放電する。一方、発振器142の出力が“L"レベ
ル(例えば、時刻t1〜t2)の期間はトランジスタT2がオ
フするので、コンデンサC1は時定数C1・R1で充電され、
その結果電圧V1は鋸歯状波となる(同図(c))。
時刻t8までは制御信号CNTが“L"レベルなので、上述
のように電圧V2は抵抗R2,R3,R4で分圧された値で決ま
る。ここでは、時刻t4までは操作者が可変抵抗器R3を最
大値に設定し、電圧V2はVaとする。このとき、時刻t1〜
t2では電圧V2が電圧V1よりも高いので比較器141の出力
(同図(d))は接地レベルとなり、トランジスタT1は
オンして電圧Vinを出力する(同図(e))。この期間D
C・AC変換器140からバツクライト12に交流信号が出力さ
れる(同図(f))ので、バツクライト12が点灯する。
のように電圧V2は抵抗R2,R3,R4で分圧された値で決ま
る。ここでは、時刻t4までは操作者が可変抵抗器R3を最
大値に設定し、電圧V2はVaとする。このとき、時刻t1〜
t2では電圧V2が電圧V1よりも高いので比較器141の出力
(同図(d))は接地レベルとなり、トランジスタT1は
オンして電圧Vinを出力する(同図(e))。この期間D
C・AC変換器140からバツクライト12に交流信号が出力さ
れる(同図(f))ので、バツクライト12が点灯する。
時刻t2〜t3では、電圧V2が電圧V1よりも低いので比較
器141の出力はハイインピーダンスとなり、トランジス
タT1はオフしてその出力は接地レベルとなる(同図
(c),(d),(e))。その結果、DC・AC変換器14
0からは交流波形がバツクライト12に供給されず(同図
(f))、バツクライト12は消灯する。
器141の出力はハイインピーダンスとなり、トランジス
タT1はオフしてその出力は接地レベルとなる(同図
(c),(d),(e))。その結果、DC・AC変換器14
0からは交流波形がバツクライト12に供給されず(同図
(f))、バツクライト12は消灯する。
時刻t4で、操作者が可変抵抗器R3を最小値に設定する
と、電圧V2はVbとなる。このとき、時刻t3〜t5は電圧V2
が電圧V1よりも高くなるので、時刻t0〜t2と同様バツク
ライト12が点灯する。一方、時刻t5〜t6ではバツクライ
ト12は消灯する。
と、電圧V2はVbとなる。このとき、時刻t3〜t5は電圧V2
が電圧V1よりも高くなるので、時刻t0〜t2と同様バツク
ライト12が点灯する。一方、時刻t5〜t6ではバツクライ
ト12は消灯する。
同図(f)において、電圧V2がVaのときバツクライト
12が点灯している期間をTa,VbのときのそれをTbとする
と、 Ta>Tb となっている。発振器142の発振周期TTのうち、点灯し
ている期間の長いほどバツクライト12は明るくなる。従
って、電圧V2がVaのときのほうがVbのときよりも明る
い、つまり、時刻t4までは明るく、時刻t4からt8までは
時刻t4までよりも暗くなる。
12が点灯している期間をTa,VbのときのそれをTbとする
と、 Ta>Tb となっている。発振器142の発振周期TTのうち、点灯し
ている期間の長いほどバツクライト12は明るくなる。従
って、電圧V2がVaのときのほうがVbのときよりも明る
い、つまり、時刻t4までは明るく、時刻t4からt8までは
時刻t4までよりも暗くなる。
時刻t8で、制御信号CNTが“H"レベルになるとトラン
ジスタT3がオンし、上述のとおり、電圧V2は抵抗R2,R5
で決まる電圧Vcとなる。この場合も、電圧V2が電圧V1よ
りも高くなる時刻t7〜t9ではバツクライト12が点灯し、
一方時刻t9〜t10では消灯する。このときバツクライト1
2が点灯している期間Tcは、上記期間Ta,Tbよりも短いの
で、バツクライト12は暗くなる。
ジスタT3がオンし、上述のとおり、電圧V2は抵抗R2,R5
で決まる電圧Vcとなる。この場合も、電圧V2が電圧V1よ
りも高くなる時刻t7〜t9ではバツクライト12が点灯し、
一方時刻t9〜t10では消灯する。このときバツクライト1
2が点灯している期間Tcは、上記期間Ta,Tbよりも短いの
で、バツクライト12は暗くなる。
次に上記構成の実施例の動作について、第15図及び第
16図にそれぞれ示すタイミングチヤートおよびフローチ
ヤートを参照して説明する。
16図にそれぞれ示すタイミングチヤートおよびフローチ
ヤートを参照して説明する。
第1図(A)に示すキーボード部1のキー群2には、
印刷を開示するトリガとなる印刷キー(図示せず)が配
置されており、この印刷キーが入力されると、作成され
た文書をプリンタ部8で印刷する。このため、制御部10
は第16図に示すように、ステツプS1でキー入力を待ち、
ステツプS2でそのキーが印刷キーか否かを判断する。印
刷キーでなければ、ステツプS3にてそのキー入力に応じ
た処理を行う。
印刷を開示するトリガとなる印刷キー(図示せず)が配
置されており、この印刷キーが入力されると、作成され
た文書をプリンタ部8で印刷する。このため、制御部10
は第16図に示すように、ステツプS1でキー入力を待ち、
ステツプS2でそのキーが印刷キーか否かを判断する。印
刷キーでなければ、ステツプS3にてそのキー入力に応じ
た処理を行う。
印刷キーの場合は、印刷の前にステツプS4で制御信号
CNTを“H"レベルとして(第17図(a),時刻t11)、バ
ツクライト12の明るさを落とす。そして、ステツプS5で
プリンタ部8の初期化処理、例えば印字を始めるため上
述のキヤツプ51をオープンにする。この動作は、第10図
および第11図においてカム装置63の位置がホームポジシ
ヨン位置(B)から記録動作位置(A)になるよう、MP
U1000がモータドライバ61Aを介して回復系モータ61を駆
動することによって行われる(第14図(b))。なお、
キヤリツジ11のホームポジシヨンの取直しを行ってもよ
い。
CNTを“H"レベルとして(第17図(a),時刻t11)、バ
ツクライト12の明るさを落とす。そして、ステツプS5で
プリンタ部8の初期化処理、例えば印字を始めるため上
述のキヤツプ51をオープンにする。この動作は、第10図
および第11図においてカム装置63の位置がホームポジシ
ヨン位置(B)から記録動作位置(A)になるよう、MP
U1000がモータドライバ61Aを介して回復系モータ61を駆
動することによって行われる(第14図(b))。なお、
キヤリツジ11のホームポジシヨンの取直しを行ってもよ
い。
ステップS6では、入力された文字をMPU1000がCG1002
を用いて印字データに変換する。ステツプS7では、この
印字データに従いヘツドドライバ9Aを介してヘツド9を
駆動し印字を実行するとともに、モータドライバ31Aを
介してキヤリツジモータ31を駆動し、キヤリツジを移動
させる。1行分の印字が終了すると、MPU1000はキヤリ
ツジモータ31を印刷時とは逆方向に駆動して、キヤリツ
ジ11をホームポジシヨンに復帰させる(第14図
(c))。また、モータドライバ35Aを介して搬送モー
タ35を駆動し、1行分記録紙を搬送する。
を用いて印字データに変換する。ステツプS7では、この
印字データに従いヘツドドライバ9Aを介してヘツド9を
駆動し印字を実行するとともに、モータドライバ31Aを
介してキヤリツジモータ31を駆動し、キヤリツジを移動
させる。1行分の印字が終了すると、MPU1000はキヤリ
ツジモータ31を印刷時とは逆方向に駆動して、キヤリツ
ジ11をホームポジシヨンに復帰させる(第14図
(c))。また、モータドライバ35Aを介して搬送モー
タ35を駆動し、1行分記録紙を搬送する。
上記動作を繰り返して印字処理が終了すると、ステツ
プS8でプリンタ部8の終了処理、例えばキヤツプ51をク
ローズする。この動作は、第10図および第11図におい
て、カム装置63の位置が記録動作位置(A)からホーム
ポジシヨン位置(B)になるよう、MPU1000が回復系モ
ータ61を駆動することによって行われる。
プS8でプリンタ部8の終了処理、例えばキヤツプ51をク
ローズする。この動作は、第10図および第11図におい
て、カム装置63の位置が記録動作位置(A)からホーム
ポジシヨン位置(B)になるよう、MPU1000が回復系モ
ータ61を駆動することによって行われる。
その後、ステツプS9にて制御信号CNTを“L"レベルに
して、バツクライト12を明るくする。そして、再びステ
ツプS1に戻りキー入力を待つ。
して、バツクライト12を明るくする。そして、再びステ
ツプS1に戻りキー入力を待つ。
以上のとおり、この実施例によれば、電流を多く消費
する印字中はバツクライト12の輝度を低下させ暗くして
いるので、電流の消費を低減することが可能となる。従
って、大電流を流す回路にする必要がないので、安価な
回路設計が可能となる。
する印字中はバツクライト12の輝度を低下させ暗くして
いるので、電流の消費を低減することが可能となる。従
って、大電流を流す回路にする必要がないので、安価な
回路設計が可能となる。
また、印字中のバツクライト12の輝度を、操作者が設
定できる輝度よりも低いレベルにしたので、特に消費電
流の低減を図ることができる。
定できる輝度よりも低いレベルにしたので、特に消費電
流の低減を図ることができる。
さらに、電池を電源として用いる場合には、電池の寿
命が伸びるので容量を小さくすることが可能となり、ひ
いては機器の小型化を図ることができる。
命が伸びるので容量を小さくすることが可能となり、ひ
いては機器の小型化を図ることができる。
なお、この実施例では上記モータ31,35,61としてDCモ
ータを採用したが、ステツピングモータを用いてもよ
い。その場合、励磁相により駆動すればよい。
ータを採用したが、ステツピングモータを用いてもよ
い。その場合、励磁相により駆動すればよい。
第17図は、第12図で示した制御構成の他の実施例を示
すブロツク図である。同図に示す制御構成は、プリンタ
部8にヘツド9等の制御を行うプリンタ制御部80を設け
て、制御部10の負荷を軽減したものである。なお、同図
において、第12図と同一部分については同一符号を付し
て、説明を省略する。
すブロツク図である。同図に示す制御構成は、プリンタ
部8にヘツド9等の制御を行うプリンタ制御部80を設け
て、制御部10の負荷を軽減したものである。なお、同図
において、第12図と同一部分については同一符号を付し
て、説明を省略する。
プリンタ制御部80は制御部10とほぼ同様の構成をして
おり、MPU800、ROM801、RAM802およびインターフエース
部803から成っている。このプリンタ制御部80と制御部1
0は信号ライン1005で電気的に接続されている。
おり、MPU800、ROM801、RAM802およびインターフエース
部803から成っている。このプリンタ制御部80と制御部1
0は信号ライン1005で電気的に接続されている。
上記制御構成における制御部10の動作について、第18
図のフローチヤートを参照して説明する。
図のフローチヤートを参照して説明する。
ステツプS11でキー入力を待ち、ステツプS12でそのキ
ーが印刷キーか否かを判断する。印刷キーでなければ、
ステツプS13にてそのキー入力に応じた処理を行う。
ーが印刷キーか否かを判断する。印刷キーでなければ、
ステツプS13にてそのキー入力に応じた処理を行う。
印刷キーの場合は、ステツプS14で第16図のステツプS
6と同様に入力文字を印字データに変換し、この印字デ
ータを所定のコマンドとともに制御部10のインターフエ
ース部1004及び信号ライン1005を介してプリンタ制御部
80のMPU800に転送する。そして、ステツプS11で再び、
キー入力待ちを行う。
6と同様に入力文字を印字データに変換し、この印字デ
ータを所定のコマンドとともに制御部10のインターフエ
ース部1004及び信号ライン1005を介してプリンタ制御部
80のMPU800に転送する。そして、ステツプS11で再び、
キー入力待ちを行う。
第19図は制御部10からプリンタ制御部80へ転送される
コマンドの内容を示すコマンドテーブルであり、プリン
タ制御部80のROM801内に格納されている。同図におい
て、Aは印字開始を示すコマンド、Bは印字終了を示す
コマンドである。Cは印字データの転送を示すイメージ
転送コマンドで、この後に転送データ数及びこの数分の
印字データが続く。また、Dは印字がインク切れ等の異
常状態によって中断されてその状態から回復した時、印
字の再開を知らせる印字再開コマンドである。プリンタ
制御部80は、制御部10から転送されるデータがコマンド
テーブルの内容に合致するか否かを判断し、合致したコ
マンドを実行する。
コマンドの内容を示すコマンドテーブルであり、プリン
タ制御部80のROM801内に格納されている。同図におい
て、Aは印字開始を示すコマンド、Bは印字終了を示す
コマンドである。Cは印字データの転送を示すイメージ
転送コマンドで、この後に転送データ数及びこの数分の
印字データが続く。また、Dは印字がインク切れ等の異
常状態によって中断されてその状態から回復した時、印
字の再開を知らせる印字再開コマンドである。プリンタ
制御部80は、制御部10から転送されるデータがコマンド
テーブルの内容に合致するか否かを判断し、合致したコ
マンドを実行する。
第20図は、プリンタ制御部80に転送されたデータの様
子を示している。D1の印字開始コマンドで始まり、イメ
ージ転送コマンドD2、転送データ数(N)を示すD3、N
個の印字データD4が続き、そして、印字終了コマンドD5
で終了する。
子を示している。D1の印字開始コマンドで始まり、イメ
ージ転送コマンドD2、転送データ数(N)を示すD3、N
個の印字データD4が続き、そして、印字終了コマンドD5
で終了する。
次に、上記転送データを受けたプリンタ制御部80の動
作を、第21図のフローチヤートを参照して説明する。
作を、第21図のフローチヤートを参照して説明する。
ステツプS21で転送データをコマンドテーブルを参照
して解釈する。転送データが印字開始コマンドであれ
ば、ステツプS22で制御信号CNTを“H"レベルとして、バ
ツクライト12を暗くする。そして、ステツプS23で上述
と同様のプリンタ部8の初期化処理を実行し、イメージ
転送コマンドを待つべくステツプS21に戻る。
して解釈する。転送データが印字開始コマンドであれ
ば、ステツプS22で制御信号CNTを“H"レベルとして、バ
ツクライト12を暗くする。そして、ステツプS23で上述
と同様のプリンタ部8の初期化処理を実行し、イメージ
転送コマンドを待つべくステツプS21に戻る。
転送データがイメージ転送コマンドであれば、ステツ
プS24で後続するデータ数を読み取る。そして、ステツ
プS25で後続する印字データを読み取った後、ステツプS
26で印字処理を行う。この印字処理は、ステツプS27で
全印字データが読み取られたと判断されるまで繰り返さ
れ、印字終了コマンドを待つべくステツプS21へ戻る。
プS24で後続するデータ数を読み取る。そして、ステツ
プS25で後続する印字データを読み取った後、ステツプS
26で印字処理を行う。この印字処理は、ステツプS27で
全印字データが読み取られたと判断されるまで繰り返さ
れ、印字終了コマンドを待つべくステツプS21へ戻る。
転送コマンドが印字終了コマンドのとき、ステツプS2
8でプリンタ部8の終了処理を行った後、ステツプS29で
制御信号CNTを“L"レベルにしてバツクライト12を元の
明るさに戻す。そして、ステツプS21に戻って転送デー
タを待つ。なお、上記のいずれのコマンドでもない場合
には、ステップS30でその他のコマンドの処理を行う。
8でプリンタ部8の終了処理を行った後、ステツプS29で
制御信号CNTを“L"レベルにしてバツクライト12を元の
明るさに戻す。そして、ステツプS21に戻って転送デー
タを待つ。なお、上記のいずれのコマンドでもない場合
には、ステップS30でその他のコマンドの処理を行う。
このように、プリンタ制御部80では、印字開始コマン
ドを受け取るとバツクライトを暗くし、印字終了コマン
ドを受け取るとバツクライトを元に戻すという処理を行
う。
ドを受け取るとバツクライトを暗くし、印字終了コマン
ドを受け取るとバツクライトを元に戻すという処理を行
う。
以上のとおり、この実施例では、先の実施例と同様、
電流を多く消費する印字中はバツクライト12の輝度を低
下させ暗くしているので、電流の消費を低減することが
可能となる。
電流を多く消費する印字中はバツクライト12の輝度を低
下させ暗くしているので、電流の消費を低減することが
可能となる。
さらに、この実施例ではプリンタ部8側のプリンタ制
御部80によって、バツクライト12の輝度制御を行ってい
るので、印字データを作成する制御部10の負荷を軽減す
ることができ、ひいては印字速度の向上を図ることが可
能となる。また、プリンタ部8が本体に内蔵されていな
い等、別電源にて駆動される形態において、印字中にバ
ツクライト12を暗くしない場合、この実施例では上述の
形態に応じてプリンタ制御部80の制御内容を変更すれば
よいので、制御部10の制御内容を変更する必要がない。
御部80によって、バツクライト12の輝度制御を行ってい
るので、印字データを作成する制御部10の負荷を軽減す
ることができ、ひいては印字速度の向上を図ることが可
能となる。また、プリンタ部8が本体に内蔵されていな
い等、別電源にて駆動される形態において、印字中にバ
ツクライト12を暗くしない場合、この実施例では上述の
形態に応じてプリンタ制御部80の制御内容を変更すれば
よいので、制御部10の制御内容を変更する必要がない。
なお、バツクライト12の輝度を制御するコマンドとし
て印字開始コマンドと印字終了コマンドを用いたが、イ
メージ転送コマンド等を用いてもよい。また、バツクラ
イトオン,オフといったコマンドを新たに追加し、これ
らのコマンドによってバツクライト12の輝度制御を行っ
てもよい。
て印字開始コマンドと印字終了コマンドを用いたが、イ
メージ転送コマンド等を用いてもよい。また、バツクラ
イトオン,オフといったコマンドを新たに追加し、これ
らのコマンドによってバツクライト12の輝度制御を行っ
てもよい。
第22図(A)および(B)は、第16図および第21図で
示した制御部10およびプリンタ制御部80の他の動作を示
すフローチヤートである。これらは、いずれも印字中に
インク切れ等の異常事態が発生した時、印字開始時に一
旦暗くしたバツクライト12を元の明るさに戻すものであ
る。
示した制御部10およびプリンタ制御部80の他の動作を示
すフローチヤートである。これらは、いずれも印字中に
インク切れ等の異常事態が発生した時、印字開始時に一
旦暗くしたバツクライト12を元の明るさに戻すものであ
る。
同図(A)は、第16図のステツプS6とS7の間に、イン
ク切れ発生時の処理ステツプS31〜S36を追加したもので
ある。制御部10は、ステツプS6で印字データの変換処理
を行い、ステツプS7で印字処理を行う前に、ステツプS3
1でヘツドカートリツジ9のインクが切れているか否か
を判断する。この判断は、第12図において、上述したイ
ンクセンサ69の検出出力を制御部10のMPU1000がインタ
ーフエース部1005を介して読み取ることによって行われ
る。インク切れでなければステツプS7に進んで印字処理
を行い、インク切れの場合はステツプS32に進む。
ク切れ発生時の処理ステツプS31〜S36を追加したもので
ある。制御部10は、ステツプS6で印字データの変換処理
を行い、ステツプS7で印字処理を行う前に、ステツプS3
1でヘツドカートリツジ9のインクが切れているか否か
を判断する。この判断は、第12図において、上述したイ
ンクセンサ69の検出出力を制御部10のMPU1000がインタ
ーフエース部1005を介して読み取ることによって行われ
る。インク切れでなければステツプS7に進んで印字処理
を行い、インク切れの場合はステツプS32に進む。
ステツプS32では、制御信号CNTを“L"レベルにしてバ
ツクライト12を元の明るさに戻すとともに、インク切れ
という異常事態なのでその中断処理を行う。そして、ス
テツプS33でインク切れである旨のメツセージを表示部
6に表示する。その後、操作者がヘツドカートリツジ9
を交換して、キー群2の印刷再開キー(図示せず)を押
下したことをステツプS34で検出すると、再度ステツプS
35でインク切れか否かのチエツクを行う。インク切れが
回復していなければ、ステツプS33に戻ってメツセージ
表示を行うが、インク切れが回復していればステツプS3
6で制御信号CNTを“H"レベルにして、バツクライト12を
再び暗くする。そして印刷再開処理を行った後、ステツ
プS7に進んで印字処理を実行する。
ツクライト12を元の明るさに戻すとともに、インク切れ
という異常事態なのでその中断処理を行う。そして、ス
テツプS33でインク切れである旨のメツセージを表示部
6に表示する。その後、操作者がヘツドカートリツジ9
を交換して、キー群2の印刷再開キー(図示せず)を押
下したことをステツプS34で検出すると、再度ステツプS
35でインク切れか否かのチエツクを行う。インク切れが
回復していなければ、ステツプS33に戻ってメツセージ
表示を行うが、インク切れが回復していればステツプS3
6で制御信号CNTを“H"レベルにして、バツクライト12を
再び暗くする。そして印刷再開処理を行った後、ステツ
プS7に進んで印字処理を実行する。
同図(B)は、第21図のステツプS25とS26の間にイン
ク切れ発生時の処理ステツプS41〜S46を追加したもので
ある。プリンタ制御部80はステツプS25で制御部10から
転送された印字データを読み取った後、ステツプS26で
印字処理を行う前に、ステツプS41でインク切れか否か
を判断する。この判断は、第17図において、インクセン
サ69の検出出力をプリンタ制御部80のMPU800がインター
フエース部803を介して読み取ることによって行われ
る。インク切れでなければステツプS26に進み、インク
切れの場合はステツプS42に進む。
ク切れ発生時の処理ステツプS41〜S46を追加したもので
ある。プリンタ制御部80はステツプS25で制御部10から
転送された印字データを読み取った後、ステツプS26で
印字処理を行う前に、ステツプS41でインク切れか否か
を判断する。この判断は、第17図において、インクセン
サ69の検出出力をプリンタ制御部80のMPU800がインター
フエース部803を介して読み取ることによって行われ
る。インク切れでなければステツプS26に進み、インク
切れの場合はステツプS42に進む。
ステツプS42では制御信号CNTを“L"レベルにしてバツ
クライト12を元の明るさに戻すとともに、印刷の中断処
理を行う。そして、ステツプS43で制御部10にインク切
れを通知する。制御部10ではインク切れのメツセージ表
示を行い、操作者が印刷再開キーを押したことを検出す
るとプリンタ制御部80に上述した印字再開コマンドを送
出する。ステツプS44で印字再開コマンドを受けたこと
を検出すると、再度ステツプS45でインク切れか否かの
チエツクを行う。インク切れが回復していなければステ
ツプS43に戻って制御部10に通知するが、回復していれ
ばステツプS46で制御信号CNTを“H"レベルにして、バツ
クライト12を再び暗くする。そして、印刷再開処理を行
った後、ステツプS26に進んで印字処理を実行する。
クライト12を元の明るさに戻すとともに、印刷の中断処
理を行う。そして、ステツプS43で制御部10にインク切
れを通知する。制御部10ではインク切れのメツセージ表
示を行い、操作者が印刷再開キーを押したことを検出す
るとプリンタ制御部80に上述した印字再開コマンドを送
出する。ステツプS44で印字再開コマンドを受けたこと
を検出すると、再度ステツプS45でインク切れか否かの
チエツクを行う。インク切れが回復していなければステ
ツプS43に戻って制御部10に通知するが、回復していれ
ばステツプS46で制御信号CNTを“H"レベルにして、バツ
クライト12を再び暗くする。そして、印刷再開処理を行
った後、ステツプS26に進んで印字処理を実行する。
以上のとおり、これらの実施例では、インク切れ等の
異常状態において、印字開始時に暗くしたバツクライト
12を元の明るさに戻しているので、エラーメツセージの
表示が見やすくなる。また、異常状態には暗かったバツ
クライト12が明るくなるので、操作者への注意を喚起し
得るという利点も有する。
異常状態において、印字開始時に暗くしたバツクライト
12を元の明るさに戻しているので、エラーメツセージの
表示が見やすくなる。また、異常状態には暗かったバツ
クライト12が明るくなるので、操作者への注意を喚起し
得るという利点も有する。
なお、この実施例はインク切れの異常状態のみなら
ず、紙無しや一定時間以上制御部10から印字データが転
送されないといった異常状態にも適用できる。
ず、紙無しや一定時間以上制御部10から印字データが転
送されないといった異常状態にも適用できる。
また、以上の実施例においては印字中にバツクライト
12を暗くしていたが、バツクライト12を消灯してもよ
い。また、電圧を低下させることでバツクライト12を暗
くしてもよい。さらに、バツクライト12は冷陰極管の
他、エレクトロルミネセンス管でもよい。また、表示部
6は液晶表示パネルとバツクライトの他、CRT等でもよ
い。
12を暗くしていたが、バツクライト12を消灯してもよ
い。また、電圧を低下させることでバツクライト12を暗
くしてもよい。さらに、バツクライト12は冷陰極管の
他、エレクトロルミネセンス管でもよい。また、表示部
6は液晶表示パネルとバツクライトの他、CRT等でもよ
い。
さらにまた、以上の実施例では印字中のバツクライト
12の輝度レベルを、操作者の設定できる輝度レベル以下
としたが、これに限定されるものではない。
12の輝度レベルを、操作者の設定できる輝度レベル以下
としたが、これに限定されるものではない。
なお、本発明は、特にインクジエツト記録装置の中で
もバブルジエツト方式の記録装置を用いた場合に優れた
効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の
高密度化、高精細化が可能であるため、記録時における
消費電流が大きくなる場合が生ずるが、本発明によれば
消費電流を低減できるからである。
もバブルジエツト方式の記録装置を用いた場合に優れた
効果をもたらすものである。かかる方式によれば記録の
高密度化、高精細化が可能であるため、記録時における
消費電流が大きくなる場合が生ずるが、本発明によれば
消費電流を低減できるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行なうものが好ましい。こ
の方式は所謂オンデマンド型、コンテイニユアス型のい
ずれにも適用可能である。特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや流路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘツドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせる。結果的に、この駆動信号に一
対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるの
で有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口
を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つ
の滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、
即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答
性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ま
しい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第
4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されてい
るようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度
上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行
なうことができる。
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行なうものが好ましい。こ
の方式は所謂オンデマンド型、コンテイニユアス型のい
ずれにも適用可能である。特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや流路に
対応して配置されている電気熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも1つの駆動信号を印加することによって、電気熱
変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘツドの熱作用
面に膜沸騰を生じさせる。結果的に、この駆動信号に一
対一で対応した液体(インク)内の気泡を形成できるの
で有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口
を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つ
の滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、
即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答
性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ま
しい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第
4463359号明細書、同第4345262号明細書に記載されてい
るようなものが適している。なお、上記熱作用面の温度
上昇率に関する発明の米国特許第4313124号明細書に記
載されている条件を採用すると、さらに優れた記録を行
なうことができる。
記録ヘツドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合わせ
構成(直線状液路または直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の
電気熱変換体に対して共通するスリツトを電気熱変換体
の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報
や、熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応
させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた
記録ヘツド構成としても本発明の効果は有効である。す
なわち、記録ヘツドの形態がどのようなものであって
も、記録を確実に効率よく行ないうるからである。
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合わせ
構成(直線状液路または直角液流路)の他に熱作用部が
屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許
第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用い
た構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の
電気熱変換体に対して共通するスリツトを電気熱変換体
の吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報
や、熱エネルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応
させる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基いた
記録ヘツド構成としても本発明の効果は有効である。す
なわち、記録ヘツドの形態がどのようなものであって
も、記録を確実に効率よく行ないうるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘツドに対
しても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘ
ツドとしては、複数記録ヘツドの組合わせによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘ
ツドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上記実施
例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体に装着
されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチツプタイプ
の記録ヘツド、あるいは記録ヘツド自体に一体的に設け
られたカートリツジタイプの記録ヘツドを用いた場合に
も本発明は有効である。
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘツドに対
しても、本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘ
ツドとしては、複数記録ヘツドの組合わせによってその
長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘ
ツドとしての構成のいずれでもよい。加えて、上記実施
例のようなシリアルタイプのものでも、装置本体に装着
されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチツプタイプ
の記録ヘツド、あるいは記録ヘツド自体に一体的に設け
られたカートリツジタイプの記録ヘツドを用いた場合に
も本発明は有効である。
また、搭載される記録ヘツドの種類なしい個数につい
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。
ても、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けら
れたものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに
対応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明の電子機器の形態としては、表
示部と記録部を有していれば、コンピユータ等の情報処
理機器の形態を採るものであってもよい。
示部と記録部を有していれば、コンピユータ等の情報処
理機器の形態を採るものであってもよい。
以上説明したように、本発明によれば記録動作中にお
いては消費電流を低減することができる。さらに、異常
事態が発生した場合には、検出された異常を表示手段に
表示するとともに表示手段の輝度低下を解除しているの
で、操作者へ注意を喚起することができ、また、操作者
は異常事態の発生を速やかにかつ確実に知ることができ
るので、電子機器を異常事態から回復させることが可能
となる。
いては消費電流を低減することができる。さらに、異常
事態が発生した場合には、検出された異常を表示手段に
表示するとともに表示手段の輝度低下を解除しているの
で、操作者へ注意を喚起することができ、また、操作者
は異常事態の発生を速やかにかつ確実に知ることができ
るので、電子機器を異常事態から回復させることが可能
となる。
第1図(A)および(B)は、本発明を文書処理装置に
適用した実施例の使用時および収納時の外観斜視図、 第2図は、本発明に適用可能なプリンタの一構成例を示
す斜視図、 第3図は、第2図に示したヘツドカートリツジの外観斜
視図、 第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘツドカ
ートリツジの分解斜視図および外観斜視図、 第5図(A)および(B)は、上記ヘツドカートリツジ
を上記キヤリツジに搭載した状態を示す上面図および側
面図、 第6図および第7図は、第2図等に示したキヤリツジの
他の要素との係合関係を説明するための側面図および上
面図、 第8図は、第2図に示した吐出回復機構の分解斜視図、 第9図は、上記機構におけるキヤツプ部の側断面図、 第10図は、上記機構における一連の回復動作を示すタイ
ミングチヤート、 第11図は、上記機構の吐出回復動作における各部の動作
を時間を追って示す図、 第12図は、第2図等で示した記録装置における制御構成
を示すブロツク図、 第13図は、上記構成におけるバツクライト部の詳細を示
す回路図、 第14図および第15図は、上記構成における各部の動作を
示すタイミングチヤート、 第16図は、上記構成における制御手順を示すフローチヤ
ート、 第17図は、第2図等で示した記録装置における制御構成
の他の実施例を示すブロツク図、 第18図および第21図は、上記構成における制御手順を示
すフローチヤート、 第19図は、上記構成におけるコマンドの内容を示すコマ
ンドテーブル、 第20図は、上記構成における転送データを示す図、 第22図(A)および(B)は、それぞれ第16図および第
21図に示す制御構成の他の制御手順を示すフローチヤー
トである。 1……キーボード部 2……キー群 4……給紙トレイ 6……表示部 8……プリンタ部 9……ヘツドカートリツジ 10……制御部 11……キヤリツジ 12……バツクライト 14……バツクライト制御部 31……キヤリツジモータ 33……プラテンローラ 35……搬送モータ 37……ペーパーパン 39……フイードローラ 51……キヤツプ 61……回復系モータ 63……カム装置 65……回復系ホームセンサ 67……キヤリツジホームセンサ 69……インクセンサ 80……プリンタ制御部 140……DC−AC変換器 141……比較器 142……発振器 501……吸収体 561……吸引口
適用した実施例の使用時および収納時の外観斜視図、 第2図は、本発明に適用可能なプリンタの一構成例を示
す斜視図、 第3図は、第2図に示したヘツドカートリツジの外観斜
視図、 第4図(A)および(B)は、第3図に示したヘツドカ
ートリツジの分解斜視図および外観斜視図、 第5図(A)および(B)は、上記ヘツドカートリツジ
を上記キヤリツジに搭載した状態を示す上面図および側
面図、 第6図および第7図は、第2図等に示したキヤリツジの
他の要素との係合関係を説明するための側面図および上
面図、 第8図は、第2図に示した吐出回復機構の分解斜視図、 第9図は、上記機構におけるキヤツプ部の側断面図、 第10図は、上記機構における一連の回復動作を示すタイ
ミングチヤート、 第11図は、上記機構の吐出回復動作における各部の動作
を時間を追って示す図、 第12図は、第2図等で示した記録装置における制御構成
を示すブロツク図、 第13図は、上記構成におけるバツクライト部の詳細を示
す回路図、 第14図および第15図は、上記構成における各部の動作を
示すタイミングチヤート、 第16図は、上記構成における制御手順を示すフローチヤ
ート、 第17図は、第2図等で示した記録装置における制御構成
の他の実施例を示すブロツク図、 第18図および第21図は、上記構成における制御手順を示
すフローチヤート、 第19図は、上記構成におけるコマンドの内容を示すコマ
ンドテーブル、 第20図は、上記構成における転送データを示す図、 第22図(A)および(B)は、それぞれ第16図および第
21図に示す制御構成の他の制御手順を示すフローチヤー
トである。 1……キーボード部 2……キー群 4……給紙トレイ 6……表示部 8……プリンタ部 9……ヘツドカートリツジ 10……制御部 11……キヤリツジ 12……バツクライト 14……バツクライト制御部 31……キヤリツジモータ 33……プラテンローラ 35……搬送モータ 37……ペーパーパン 39……フイードローラ 51……キヤツプ 61……回復系モータ 63……カム装置 65……回復系ホームセンサ 67……キヤリツジホームセンサ 69……インクセンサ 80……プリンタ制御部 140……DC−AC変換器 141……比較器 142……発振器 501……吸収体 561……吸引口
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−290515(JP,A) 特開 平3−4243(JP,A) 特開 平3−105561(JP,A) 特開 昭60−3779(JP,A) 特開 平1−157876(JP,A) 特開 昭62−149473(JP,A) 特開 昭63−56685(JP,A) 実開 昭64−49897(JP,U) 実開 昭60−180064(JP,U) 実開 昭60−180065(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】入力情報を表示する表示手段と、入力情報
を記録する記録手段と、この記録手段の記録動作に応答
して、前記表示手段の輝度を低下させる輝度制御手段と
を有する電子機器において、 前記記録手段の記録動作中に異常が発生したことを検出
する異常検出手段と、 この異常検出手段による異常検出に応答して、検出され
た異常を前記表示手段に表示するとともに、前記輝度制
御手段による前記表示手段の輝度低下を解除させる制御
手段と を具備したこと特徴とする電子機器。 - 【請求項2】前記輝度制御手段は、前記表示手段を消灯
させることにより輝度を低下させることを特徴とする請
求項(1)に記載の電子機器。 - 【請求項3】前記記録手段は、インクを吐出する複数の
吐出口と、対応する吐出口毎に設けられ、インクに熱に
よる状態変化を生起させて該状態変化に基づいてインク
を前記吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成するため
の熱エネルギー発生手段とを有することを特徴とする請
求項(1)または(2)に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028831A JP2704021B2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2028831A JP2704021B2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03231874A JPH03231874A (ja) | 1991-10-15 |
JP2704021B2 true JP2704021B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=12259332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2028831A Expired - Fee Related JP2704021B2 (ja) | 1990-02-08 | 1990-02-08 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2704021B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6442358B1 (en) * | 2000-05-17 | 2002-08-27 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Electrophotographic marking machine including a controller for the selective interruption and restart of a print mode operation and method |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61290515A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-20 | Canon Inc | 電子機器 |
JPS6449897U (ja) * | 1987-09-18 | 1989-03-28 |
-
1990
- 1990-02-08 JP JP2028831A patent/JP2704021B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03231874A (ja) | 1991-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |