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JP2001334682A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2001334682A
JP2001334682A JP2000153645A JP2000153645A JP2001334682A JP 2001334682 A JP2001334682 A JP 2001334682A JP 2000153645 A JP2000153645 A JP 2000153645A JP 2000153645 A JP2000153645 A JP 2000153645A JP 2001334682 A JP2001334682 A JP 2001334682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording apparatus
negative pressure
jet recording
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000153645A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Ara
洋治 荒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000153645A priority Critical patent/JP2001334682A/ja
Publication of JP2001334682A publication Critical patent/JP2001334682A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モバイルプリンタはピットイン方式が望まし
く、駆動源の電池が、ピットインする時の動力により電
力が消費され、その分、記録枚数が減少するという問題
がある。従って、ピットイン時に消費される電力を極力
減らし、その分、記録可能な枚数を増やして、省エネに
優れた記録装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 主走査方向に移動するキャリッジの記憶
ヘッドに接続された貯留インクタンクに、装置本体に固
定された補充インクタンクから必要に応じて補充するイ
ンク補充手段を有するインクジェット記録装置におい
て、手動による部材の移動を利用してインク補充が行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置、特に、必要に応じて補充インクタンクから貯留
インクタンクにインクを補充することができるインクジ
ェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、シリアルスキャン方式のイン
クジェット記録装置としては、主走査方向に移動可能な
キャリッジ上に、記録手段としての記録ヘッドと、イン
ク容器としてのインクタンクを交換可能に搭載した構成
のものがある。この記録方式のものにおいては、記録ヘ
ッドとインクタンクは、インク路によって接続されてい
る。このような記録装置の場合には、記録ヘッドとイン
クタンクが搭載されたキャリッジの主走査と、被記録媒
体の副走査との繰り返しによって、被記録媒体上に順次
画像を記録する。
【0003】一方、インクジェット記録装置のインクタ
ンクに対するインクの供給方式としては、例えば、イン
クを加圧してインクタンク内に負圧を導入してインクを
吸引供給する方法などが考えられる。
【0004】記録ヘッドが接続されているインクタンク
に対するインクの供給方法として、後者の吸引供給をし
た場合の構成の1つとして以下のようなものがある。
【0005】図11は、従来のインクジェット記録装置
の要部を示す図で、同図において、20はサブインクタ
ンクなどの貯留インクタンクで、20aは、インクを吐
出可能なインクジェット記録ヘッドであり、これら貯留
インクタンク20と記録ヘッド20aはシリアルスキャ
ン方式のインクジェット記録装置におけるキャリッジ
(図示しない)に着脱可能に塔載されている。記録ヘッ
ド20aは、画像情報に基づいて、貯留インクタンク2
0内のノズル44のインク吐出口からインクを吐出して
記録を行うものである。20fは、貯留インクタンク2
0内のインクを記録ヘッド20aに供給するためのイン
ク供給口である。ノズル44には、インクを吐出するた
めのエネルギを発生する吐出エネルギ発生手段が備えら
れている。吐出エネルギ発生手段としては、熱エネルギ
を発生する電気熱変換体を用いることができる。キャリ
ッジは、適宜な移動機構によって矢印28、35の主走
査方向に移動される。また、被記録媒体は、搬送手段に
よって、主走査方向と交差する副走査方向に搬送され
る。このようなインクジェット記録装置においては、記
録ヘッド20aと貯留インクタンク20を塔載したキャ
リッジの主走査と、被記録媒体の副走査との繰り返しに
よって、被記録媒体上に順次画像が記録される。
【0006】貯留インクタンク20の側面には、吸引口
53と、インク取入れ口20bが形成されている。吸引
口53は、吸引路53aを通して貯留インクタンク20
内に連通しており、貯留インクタンク20内における吸
引路53aの開口部位には、気体透過部材48が備えら
れている。この気体透過部材48は、インクを通さず
に、気体は透過させる気液分離手段としての機能を有す
るもので、例えば、四弗化エチレン樹脂またはそれに類
する樹脂多孔質材料によって形成された薄いシート状の
ものである。また、貯留インクタンク20内には、イン
クを吸収保持するためのインク吸収体41aが収容され
ている。
【0007】貯留インクタンク20のインク供給口20
fには、フィルタ103と弁104が備えられている。
弁104は、シート状であり、その基端部がフィルタ1
03に溶着されている。また、この弁104は、貯留イ
ンクタンク20の内圧に応じてインク供給口20fを開
閉する。
【0008】また、101は、貯留インクタンク20の
インク取入れ口20bに接続可能な供給ジョイントであ
り、チューブ21aを介して記録装置本体側のメインの
補充用インクタンク22に接続されている。102は、
吸引口53に接続可能な吸引ジョイントであり、導管5
5を介して吸引ポンプ31に接続されている。ジョイン
ト101、102は、キャリッジの走査方向35におい
てインク取入れ口20bおよび吸引口53と対向するよ
うに、記録装置本体側に配備されている。
【0009】記録動作中は、図11に示されるように弁
104が開いており、貯留インクタンク20から記録ヘ
ッド20aにインクが供給される。
【0010】図12から図16は、インクの補給動作の
説明図である。
【0011】インクの補給に際しては、先ず、キャリッ
ジが矢印28方向に移動することによって、図12のよ
うに、インク取入れ口20bと吸引口53が、対応する
ジョイント101、102に接続される。その後、吸引
ポンプ31の吸引動作によって、貯留インクタンク20
内の空気が気体透過部材48を通して吸引され、この貯
留インクタンク20内は負圧となる。貯留インクタンク
20内の負圧によって、図13、図14のように、補充
インクタンク22内のインクが貯留インクタンク20の
内部41に吸引される。
【0012】そして、その際には、図13および図14
のように、貯留インクタンク20内の負圧によって、弁
104がインク供給口20fを閉じる。従って、記録ヘ
ッド29a内のインクは貯留インクタンク20内に吸引
されず、そのインク吐出口に形成されたインクのメニス
カスは破壊されない。また、インク吐出口から記録ヘッ
ド20aおよび貯留インクタンク20内に空気が侵入す
ることもない。これらの結果、貯留インクタンク20内
にインクが確実に吸引供給される。
【0013】そして、図15のように、貯留インクタン
ク20内のインクの液面41bが気体透過部材48に達
した時には、この気体透過部材48がインク等の液体を
通さないために、インクの補給は自動的に停止する。そ
の後、図16のように、キャリッジ19の矢印35方向
の移動によって、インク取入れ口20bと吸引口53
が、対応するジョイント101、102から離脱して、
一連の補給動作を完了する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成においては、以下のような問題が見られる。
【0015】すなわち、可搬性に優れたモバイルプリン
タにおいて、駆動源は電池でも可能なようになってい
る。そのために、極力省エネの構成にせざるを得ないの
で、主走査方向に移動するキャリッジ部分の重量を極力
軽くしなければならず、上述のようなインク供給方式
の、つまりピットイン方式が望ましいが、ピットインす
る時の動力により、電池の電力が消費され、その分、記
録枚数が減少するという問題がある。
【0016】従って、本発明の目的は、上記のような従
来技術における問題を解決するために、ピットイン時に
消費される電力を極力減らして、その分、記録可能な枚
数を増やして、省エネに優れたインクジェット記録装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のインクジェット記録装置は、主走査方向
に移動するキャリッジの記憶ヘッドに接続された貯留イ
ンクタンクに、装置本体に固定された補充インクタンク
から必要に応じて補充するインク補充手段を有するイン
クジェット記録装置において、手動による部材の移動を
利用してインク補充が行われることを特徴とする。
【0018】また、本発明のインクジェット記録装置
は、手動による排紙トレーの開閉動作を利用してインク
補充が行なわれることを特徴とする。
【0019】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、手動によるプリンタカバーの開閉動作を利用してイ
ンク補充が行われることを特徴とする。
【0020】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、インク供給口を通して記録ヘッドにインクを供
給し、かつ内部に負圧が導入されることによりインクの
供給が可能なインクタンクであって、インクを吸引補給
のための負圧を導入する吸引口に、インクは通さずに気
体を通す気液分離手段を有し、該気液分離手段とインク
を吸引補給のための負圧源との間に前記気液分離手段に
一定以上の負圧が作用しないような一定負圧発生手段を
設けた前記インクタンクを有するインクジェット記録装
置において、手動による排紙トレーの開閉動作を利用し
てインク補充が行われることを特徴とする。
【0021】本発明のインクジェット記録装置は、手動
によるプリンタカバーの開閉動作を利用してインク補充
が行われることを特徴とする。
【0022】また、本発明のインクジェット記録装置
は、一定負圧発生手段としてチューブポンプを設けた、
手動による排紙トレーの開閉動作を利用してインク補充
が行われることを特徴とする。
【0023】さらに、本発明のインクジェット記録装置
は、一定負圧発生手段としてチューブポンプを設けた、
手動によるプリンタカバーの開閉の動作を利用してイン
ク補充が行われることを特徴とする。
【0024】さらにまた、本発明のインクジェット記録
装置は、一定負圧発生手段としてダイヤフラムポンプを
設けた、手動による排紙トレーの開閉動作を利用してイ
ンク補充が行われることを特徴とする。
【0025】本発明のインクジェット記録装置は、一定
負圧発生手段としてダイヤフラムポンプを設けた、手動
によるプリンタカバーの開閉の動作を利用してインク補
充が行われることを特徴とする。
【0026】また、本発明のインクジェット記録装置
は、前記記録ヘッドが、インクを吐出するために利用さ
れるエネルギを発生する素子としてインクに膜沸騰を生
じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体を有するこ
とを特徴とする。
【0027】このように構成される本発明によれば、過
度な負圧により気液分離手段である気体透過部材を破壊
することなく、ピットイン時の電池の消耗が少なくな
り、その分、記録可能な枚数の多い省エネ性に優れた、
コンパクトなインクジェット記録装置を実現することが
できる。
【0028】以下に、本発明のインクジェット記録装置
における実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
【発明の実施の形態】(実施例1)図1は、本発明に係
るインクジェット記録装置における第1の実施例の要部
の概略構成図である。図示されるように、本発明のこの
実施例1におけるインクジェット記録装置のケースは、
下ケース1と上ケース2とから成り、これら下ケース1
と上ケース2とによって装置本体をカバーするように構
成されている。
【0030】図示されるように、上ケース2には、記録
後の用紙を支える排紙トレー3が、両側2箇所のヒンジ
4によってA方向に回動可能に設けられており、上ケー
ス2に平行になった後に、B方向に排紙トレー3を移動
させて、排紙トレー3の先端部3aが下ケース1および
上ケース2の背面と同一になるまで移動される。ここ
で、排紙トレー3のヒンジ4の近傍に、ラック3bが片
側に設置されている。このラック3bが後述するポンプ
のコロホルダギア109aと係合されている。
【0031】ここで、ピットイン手段に就いて詳細を述
べる。
【0032】図2において、20はサブタンクのような
貯留インクタンクで、20aは、インクを吐出可能なイ
ンクジェット記録ヘッドであり、これら貯留インクタン
ク20と記録ヘッド20aとはシリアルスキャン方式の
インクジェット記録装置におけるキャリッジ(図示しな
い)に着脱可能に塔載されている。記録ヘッド20a
は、インクを画像情報に基づいて、貯留インクタンク2
0内のノズル44のインク吐出口から吐出して記録を行
うものである。20fは、貯留インクタンク20内のイ
ンクを記録ヘッド20aに供給するためのインク供給口
である。ノズル44には、インクを吐出するためのエネ
ルギを発生する吐出エネルギ発生手段が備えられてい
る。この吐出エネルギ発生手段としては、熱エネルギを
発生する電気熱変換体を用いることが出来る。キャリッ
ジは、適宜な移動機構によって矢印28、35の主走査
方向に移動される。また、被記録媒体は、搬送手段によ
って、主走査方向と交差する副走査方向に搬送される。
このようなインクジェット記録装置においては、記録ヘ
ッド20aと貯留インクタンク20を塔載したキャリッ
ジの主走査と、被記録媒体の副走査との繰り返しによっ
て被記録媒体上に順次画像が記録される。
【0033】貯留インクタンク20の側面には、吸引口
53と、インク取入れ口20bとが形成されている。吸
引口53は、吸引路53aを介して貯留インクタンク2
0内に連通しており、そして貯留インクタンク20内に
おける吸引路53aの開口部位には、気体透過部材48
が備えられている。この気体透過部材48は、インクは
通さずに、気体は透過させる気液分離手段としての機能
を有するもので、例えば、四弗化エチレン樹脂またはそ
れに類する樹脂多孔質材料によって形成されている、薄
いシート状のものである。また、貯留インクタンク20
内には、インクを吸収保持するためのインク吸収体41
aが収容されている。
【0034】インク供給口20fには、フィルタ103
と弁104が備えられている。弁104は、シート状で
あり、その基端部がフィルタ103に溶着されている。
この弁104は、貯留インクタンク20の内圧に応じて
インク供給口20fを開閉する。
【0035】また、101は、貯留インクタンク20の
インク取入れ口20bに接続可能な供給ジョイントであ
り、チューブ21aを介して記録装置本体側のメインの
補充インクタンク22に接続されている。102は、吸
引口53に接続可能な吸引ジョイントであり、導管55
を介して吸引ポンプ31に接続されている。ジョイント
101、102は、キャリッジの走査方向35において
インク取入れ口20bおよび吸引口53と対向するよう
に、記録装置本体側に配備されている。
【0036】記録動作中は、図2に示されるように弁1
04が開いており、貯留インクタンク20から記録ヘッ
ド20aにインクが供給される。
【0037】図3から図7は、インクの補給動作の説明
図である。
【0038】インクの補給に際しては、先ず、キャリッ
ジが矢印28方向に移動することによって、図3のよう
に、インク取入れ口20bと吸引口53が、対応するジ
ョイント101、102に接続される。その後、吸引ポ
ンプ31の吸引動作により、貯留インクタンク20内の
空気が気体透過部材48を通して吸引されて、貯留イン
クタンク20内が負圧となる。この貯留インクタンク2
0内の負圧によって、図4、図5のように、補充インク
タンク22内のインクが貯留インクタンク20の内部4
1に吸引される。
【0039】そして、その際には、図4および図5に示
されるように、貯留インクタンク20内の負圧によっ
て、弁104がインク供給口20fを閉じる。従って、
記録ヘッド20a内のインクは、貯留インクタンク20
内に吸引されず、そのインク吐出口に形成されたインク
のメニスカスは破壊されない。また、インク吐出口から
記録ヘッド20aおよび貯留インクタンク20内に空気
が浸入することもない。これらの結果、貯留インクタン
ク20内のインクが確実に吸引供給される。
【0040】そして、図6のように、貯留インクタンク
20内のインクの液面41bが気体透過部材48に達し
た時には、その気体透過部材48がインク等の液体を通
さないために、インクの補給は自動的に停止する。
【0041】しかし、この時に、貯留インクタンク20
内の負圧は急激に上昇して、吸引ポンプ31を停止させ
ない限りは、ポンプの吸引能力の最大まで負圧を発生し
続けるために、気体透過部材48に過度な負圧が作用し
てしまう。そこで、図8に示されるように、吸引ポンプ
31とジョイント102の間に存在する導管55にチュ
ーブ108を用いて、コロホルダ109が回転すること
によって一体的に回動する2個のコロ110によりチュ
ーブ108が扱かれ、かつコロ110が通過した後に、
チューブ108が元の状態に復元しようとする。この時
に、チューブ108に負圧が発生する。このような負圧
の値は、気体透過部材48を破壊しない程度の値とされ
るが、上述のようにチューブ108自体の復元力によっ
て負圧の値が決定されるために、或る負圧の値に成る
と、チューブ108は潰れたままになり、それ以上に負
圧の値は上昇しなくなり、いくらコロホルダ109が図
示しない駆動源により駆動されても気体透過部材48を
破壊することはなくなる。
【0042】ここで、2個のコロ110は互いに対向す
る位置に配置されているために、チューブ108内の負
圧が大気圧になることがなく、効率の良いポンプ形態を
成している。さらに、チューブ108の材質には、塩化
ビニール製のタイゴン(商標)やシリコン製のものを用
いることができる。
【0043】ここで、チューブポンプ107のコロホル
ダ109の回転軸と一体となったコロホルダギア109
aと、上述の排紙トレー3と一体になったラック3bと
が係合して、排紙トレー3をB方向に移動させた時に、
コロ110がチューブ108を扱くようになる。この扱
く量は、貯留インクタンク20が空の状態から満タンに
なる迄の回転数が貯留インクタンク20の容量とチュー
ブポンプ107の容量とから決定され、その回転数に対
応可能なラック3bの長さに設定されている。
【0044】ここで、排紙トレー3を立設させる場合に
は、上述と逆の動作をさせるのであるが、この時にコロ
ホルダ109を逆回転させるために、貯留インクタンク
20に空気が送られて加圧され、記録ヘッド20aのノ
ズル44やインク供給孔20bからインクが漏れたりし
て記録装置を汚染したりしてしまう。これを防止するた
めに、コロホルダ109のコロホルダギア109aにワ
ンウエイクラッチが設置されている。
【0045】なお、本例では、気体透過部材48とし
て、ゴアテックス(商標、ゴア社の製品)が用いられ、
膜厚が30μで、負圧を0.2atmとした。
【0046】本発明におけるこのような構成によって、
排紙トレー3を収納する時に、ピットイン動作が入り、
貯留インクタンク20にインクが満たされる。
【0047】(実施例2)上記の実施例1では、排紙ト
レー3を収納する時の動作を活用してチューブポンプ1
07を駆動させているが、本実施例ではプリンタカバー
の収納する時の動作を活用している。
【0048】すなわち、図9に示されるように、装置本
体を下ケース1と上ケース2とで覆い、記録時に排紙口
からゴミ等が入らないようにプリンタカバー5で上ケー
ス2を覆う。記録装置の使用時には、このプリンタカバ
ー5を開けるが、このプリンタカバー5は排紙トレーの
機能も有している。ここで、プリンタカバー5のヒンジ
6は記録装置の後部に設置され、プリンタカバー5はこ
れらヒンジ6回りに回動される。これらヒンジ6の一方
の同軸上に、ヒンジギア6aが一体的に設けられ、さら
にアイドルギア7と係合しており、最終的にチューブポ
ンプ107のコロホルダギア109aまでのギアトレイ
ンが設けられ、図9に示されるようにC方向にプリンタ
カバー5が閉じられる時に、コロホルダ109のコロ1
10がチューブ108を扱いて貯留インクタンク20に
負圧が作用して貯留インクタンク20にインクを充填さ
せる。この時のヒンジギア6aの回転量は、実施例1と
同様な考え方で設定されている。この時も、プリンタカ
バー5を開ける動作時にチューブポンプ107のコロホ
ルダ109aが逆転すると、チューブ108を介して貯
留インクタンク20に空気が送られて加圧され、記録ヘ
ッド20aのノズル44やインク供給孔20bからイン
クが漏れたりして記録装置を汚染したりしてしまう。こ
れを防止するために、コロホルダ109のコロホルダギ
ア109aにはワンウエイクラッチが設置されている。
このような構成によって、プリンタカバー5を閉じる時
にピットイン動作に入り、貯留インクタンク20にイン
クが満たされる。
【0049】(実施例3)実施例3は、実施例1の構成
でチューブポンプ107の代わりに図10のように、導
管55にダイヤフラムポンプ111を吸引ポンプとして
設置したものである。
【0050】つまり、図10に示されるように、ハウジ
ング112に導管55が取付けられて、この導管55の
端部に弁113がハウジング112に一体的に取付けら
れ、これと対向するハウジング112の孔の外部に弁1
14が設けられている。さらに、ダイヤフラム115
は、サブハウジング116によりハウジング112と挟
持されており、ダイヤフラム115には導電性のダイヤ
フラムホルダ117が一体的に取付けられ、ダイヤフラ
ムホルダ117の突起117aの先端にはネジが切られ
ており、圧縮コイルバネ118が突起117aの外周に
設置され、ストッパ119で圧縮コイルバネ118が圧
縮されている。ここで、サブハウジング116の中央の
孔には、電気接点116a、116bが2個対向的に密
着されており、これにリード線120a、120bが接
続されていて基板の回路に繋がっている。
【0051】さらに、ストッパ119の上には、軸12
1を中心に回転するポンプカム122が設置され、ポン
プカム122によってストッパ119が押されると、ダ
イヤフラム115が下に変位して弁114が開放され、
一方、弁113は閉塞されて空気がA方向に排出され、
逆にポンプカム122からストッパ119が開放された
時には、ダイヤフラム115が上昇されて、ダイヤフラ
ムポンプ111内が負圧となって、弁113が開放さ
れ、弁114が閉塞されて、導管55側から空気がダイ
ヤフラムポンプ111内にB方向に吸引される。
【0052】以上の繰り返しにより、気体透過部材48
を介して空気が吸引されて貯留インクタンク20内にイ
ンクが吸引される。ここで、気体透過部材48にインク
が到達してインクが満タンになると、ダイヤフラムポン
プ111内の負圧は急激に上昇するために、圧縮コイル
バネ118の抗力にダイヤフラム115が打ち勝つこと
によって、ダイヤフラム115が下に変位した状態が続
き、ポンプカム122が空振りになって、その後の空気
の吸引が不可能となり、それ以上の負圧は、気体透過部
材48には作用しなくなり、気体透過部材48を破壊す
ることは無くなる。この負圧の値を決定するのは、圧縮
コイルバネ118の設定値である。この値は、ストッパ
119がネジ式なので、これによって調節可能となる。
この時の制御としては、リード線120a、120bの
導通が切れた時に、ポンプカム122の回転を停止させ
れるようにすれば良い。
【0053】以上のような構成により、気体透過部材4
8にインクが到達した時の急激な負圧上昇によって、ダ
イヤフラム115の変位が不可能となって吸引が停止
し、気体透過部材48を破壊することが無く、かつ負圧
センサも兼用しているので、タイムラグなくダイヤフラ
ムポンプ111も停止できる。
【0054】なお、ダイヤフラム115の材質は、HN
BR(窒化水素ブタジエンゴム)、塩素化ブチルゴム、
EPDN(エチレン−プロピレン−ジエンターポリマ
ー)等が適している。
【0055】以上は、1タンクのみの構成に就いて述べ
たが、カラーインクジェット記録装置の場合には、上記
の構成を並列に配置すれば良いことは当然である。
【0056】なお、本構成においては、ポンプカム12
2が逆転しても、貯留インクタンク20には加圧が作用
しないので、ポンプカム122の軸121と同軸に配置
されているポンプカムギア123にはワンウエイクラッ
チは設置されていない。
【0057】このような構成においては、排紙トレー3
をカバー内に収納したり、立設したりした場合に、ピッ
トイン動作が入る。
【0058】(実施例4)実施例4は、実施例2の構成
においてチューブポンプ107の代わりに図10のよう
に、導管55にダイヤフラムポンプ111を吸引ポンプ
として設置したものである。
【0059】このような構成においては、プリンタカバ
ー5を開閉した場合に、ピットイン動作に入る。
【0060】以上の全ての実施例において、通常使用時
は、自動でモータ駆動によってピットイン動作が行なわ
れる。
【0061】以上に説明したように、本発明によれば、
インク供給口を通して記録ヘッドにインクを供給し、か
つ内部に負圧が導入されることによりインクの供給が可
能なインクタンクであって、インクを吸引補給するため
の負圧を導入する吸引口に、インクは通さずに気体を通
す気体分離手段を備えたインクジェット記録装置におい
て、気液分離手段とインクを吸引補給のための負圧源と
の間に気液分離手段に一定以上の負圧が作用しないよう
な一定負圧発生手段、例えば、負圧センサを設けた吸引
ポンプ、チューブポンプまたはダイヤフラムポンプ等を
設けることによって、過度な負圧により気液分離手段で
ある気体透過部材を破壊することなく、排紙トレーやプ
リンタカバー等の手動による開閉時の動作を動力として
利用し、インク補充としてのピットインを行うために、
電池の消耗が少なくなり、その分だけ、記録枚数が多
く、省エネに優れて、コンパクトなインクジェット記録
装置を実現することができる。
【0062】なお、このようなピットインの構成に拘ら
ず、記録装置の部材の動きを動力としてピットインを行
う全てのインクジェット記録装置においても同様な効果
が得られることは自明である。
【0063】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば、電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱
エネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記
録ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもの
である。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化
が達成できるからである。
【0064】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4,723,129号明細書、同第4,
740,796号明細書に開示されている基本的な原理
を用いて行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマ
ンド型,コンティニュアス型のいずれにも適用可能であ
るが、特に、オンデマンド型の場合には、液体(イン
ク)が保持されているシートや液路に対応して配置され
ている電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰
を越える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動
信号を印加することによって、電気熱変換体に熱エネル
ギを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じ
させて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形状
の駆動信号としては、米国特許第4,463,359号
明細書、同第4,345,262号明細書に記載されて
いるようなものが適している。なお、上記熱作用面の温
度上昇率に関する発明の米国特許第4,313,124
号明細書に記載されている条件を採用すると、さらに優
れた記録を行うことができる。
【0065】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4,558,333号明細書、米国特許第
4,459,600号明細書を用いた構成も本発明に含
まれるものである。加えて、複数の電気熱変換体に対し
て、共通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構
成を開示する特開昭59−123670号公報や熱エネ
ルギの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成
を開示する特開昭59−138461号公報に基いた構
成としても本発明の効果は有効である。すなわち、記録
ヘッドの形態がどのようなものであっても、本発明によ
れば記録を確実に効率よく行うことができるようになる
からである。
【0066】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0067】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0068】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0069】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0070】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状または固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0071】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のインクジェッ
ト記録装置は、主走査方向に移動するキャリッジの記憶
ヘッドに接続された貯留インクタンクに、装置本体に固
定された補充インクタンクから必要に応じて補充するイ
ンク補充手段を有するインクジェット記録装置におい
て、手動による部材の移動を利用してインク補充が行わ
れるので、電池の消耗の少ない、かつ省エネに優れたコ
ンパクトな記録装置が得られる。
【0073】本発明の請求項2に記載のインクジェット
記録装置は、手動による排紙トレーの開閉動作を利用し
てインク補充が行なわれるので、電池の消耗を少なくで
き、省エネに優れている。
【0074】本発明の請求項3に記載のインクジェット
記録装置は、手動によるプリンタカバーの開閉動作を利
用してインク補充が行われるので、電池の消耗が少な
く、省エネに優れている。
【0075】本発明の請求項4に記載のインクジェット
記録装置は、インク供給口を通して記録ヘッドにインク
を供給し、かつ内部に負圧が導入されることによりイン
クの供給が可能なインクタンクであって、インクを吸引
補給のための負圧を導入する吸引口に、インクは通さず
に気体を通す気液分離手段を有し、該気液分離手段とイ
ンクを吸引補給のための負圧源との間に前記気液分離手
段に一定以上の負圧が作用しないような一定負圧発生手
段を設けた前記インクタンクを有するインクジェット記
録装置において、手動による排紙トレーの開閉動作を利
用してインク補充が行われるので、過度な負圧による気
液分離手段である気体透過部材を破壊すること無く、ピ
ットイン時の電池の消耗が少なくなり、記録枚数を多く
でき、省エネに優れたコンパクトな記録装置を得ること
ができる。
【0076】本発明の請求項5に記載のインクジェット
記録装置は、手動によるプリンタカバーの開閉動作を利
用してインク補充が行われるので、電池の消耗が少な
く、省エネに優れている。
【0077】本発明の請求項6に記載のインクジェット
記録装置は、一定負圧発生手段としてチューブポンプを
設けた、手動による排紙トレーの開閉動作を利用してイ
ンク補充が行われるので、過度な負圧により気液分離手
段である気体透過部材を破壊すること無く、電池の消耗
が少なく、省エネに優れている。
【0078】本発明の請求項7に記載のインクジェット
記録装置は、一定負圧発生手段としてチューブポンプを
設けた、手動によるプリンタカバーの開閉動作を利用し
てインク補充が行われるので、電池の消耗が少なく、か
つ省エネに優れている。
【0079】本発明の請求項8に記載のインクジェット
記録装置は、一定負圧発生手段としてダイヤフラムポン
プを設けた、手動による排紙トレーの開閉動作を利用し
てインク補充が行われるので、過度な負圧によって気体
透過部材を破壊することが無く、電池の消耗が少なく、
省エネに優れている。
【0080】本発明の請求項9に記載のインクジェット
記録装置は、一定負圧発生手段としてダイヤフラムポン
プを設けた、手動によるプリンタカバーの開閉動作を利
用してインク補充が行われるので、電池の消耗が少な
く、省エネに優れている。
【0081】本発明の請求項10に記載のインクジェッ
ト記録装置は、前記記録ヘッドが、インクを吐出するた
めに利用されるエネルギを発生する素子としてインクに
膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換体
を有するので、インクを好適に吐出してきれいに記録す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の実施例1に
おける要部の概略構成図である。
【図2】図1の貯留インクタンクとインク補給系の離間
状態の説明図である。
【図3】図2の貯留インクタンクとインク補給系の接続
状態の説明図である。
【図4】図2のインク補給系によるインク補給の途中状
態の説明図である。
【図5】図2のインク補給系によるインク補給の途中状
態の説明図である。
【図6】図2のインク供給系によるインク補給の停止状
態の説明図である。
【図7】図2のインク供給系によるインク補給終了後の
動作説明図である。
【図8】本発明の補充吸引ポンプのチューブ扱き構成の
概略図である。
【図9】本発明の実施例2を示す要部構成の概略図であ
る。
【図10】本発明の実施例3を示すダイヤフラムポンプ
の構成の概略図である。
【図11】従来形態のインクジェット記録装置における
要部の概略構成図である。
【図12】図11の貯留インクタンクとインク補給系の
接続状態の説明図である。
【図13】図11のインク補給系によるインク補給の途
中状態の説明図である。
【図14】図11のインク補給系によるインク補給の途
中状態の説明図である。
【図15】図11のインク補給系によるインク補給の停
止状態の説明図である。
【図16】図11のインク供給系によるインク補給終了
後の動作説明図である。
【符号の説明】
1 下ケース 2 上ケース 3 排紙トレー 3b ラック 4 ヒンジ 5 プリンタカバー 6 ヒンジ 6a ヒンジギア 7 アイドルギア 19 キャリッジ 20 貯留インクタンク 20a 記録ヘッド 20b インク取入れ口 20f 供給口 22 補充インクタンク 31 吸引ポンプ 44 ノズル 48 気体透過部材 53 吸引口 101 供給ジョイント 102 吸引ジョイント 103 フィルター 104 弁 106 負圧センサ 107 チューブポンプ 108 チューブ 109 コロホルダ 109a コロホルダギア 110 コロ 111 ダイヤフラムポンプ 112 ハウジング 113、114 弁 115 ダイヤフラム 116 サブハウジング 116a、116b 電気接点 117 ダイヤフラムホルダ 117a 突起 118 圧縮バネ 119 ストッパ 120a、120b リード線 121 軸 122 ポンプカム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に移動するキャリッジの記憶
    ヘッドに接続された貯留インクタンクに、装置本体に固
    定された補充インクタンクから必要に応じて補充するイ
    ンク補充手段を有するインクジェット記録装置におい
    て、 手動による部材の移動を利用してインク補充が行われる
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 手動による排紙トレーの開閉動作を利用
    してインク補充が行なわれることを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 手動によるプリンタカバーの開閉動作を
    利用してインク補充が行われることを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 インク供給口を通して記録ヘッドにイン
    クを供給し、かつ内部に負圧が導入されることによりイ
    ンクの供給が可能なインクタンクであって、インクを吸
    引補給のための負圧を導入する吸引口に、インクは通さ
    ずに気体を通す気液分離手段を有し、該気液分離手段と
    インクを吸引補給のための負圧源との間に前記気液分離
    手段に一定以上の負圧が作用しないような一定負圧発生
    手段を設けた前記インクタンクを有するインクジェット
    記録装置において、 手動による排紙トレーの開閉動作を利用してインク補充
    が行われることを特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 手動によるプリンタカバーの開閉動作を
    利用してインク補充が行われることを特徴とする請求項
    4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 一定負圧発生手段としてチューブポンプ
    を設けた、手動による排紙トレーの開閉動作を利用して
    インク補充が行われることを特徴とする請求項4記載の
    インクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 一定負圧発生手段としてチューブポンプ
    を設けた、手動によるプリンタカバーの開閉動作を利用
    してインク補充が行われることを特徴とする請求項4記
    載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 一定負圧発生手段としてダイヤフラムポ
    ンプを設けた、手動による排紙トレーの開閉動作を利用
    してインク補充が行われることを特徴とする請求項4記
    載のインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 一定負圧発生手段としてダイヤフラムポ
    ンプを設けた、手動によるプリンタカバーの開閉動作を
    利用してインク補充が行われることを特徴とする請求項
    4に記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    ために利用されるエネルギを発生する素子としてインク
    に膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する電気熱変換
    体を有することを特徴とする請求項4に記載のインクジ
    ェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008238530A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Brother Ind Ltd 液滴吐出装置
JP2009056692A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Brother Ind Ltd 液体吐出装置
US20230391101A1 (en) * 2022-06-06 2023-12-07 Funai Electric Co., Ltd. Fluid Reservoir with Self-Priming Capabililty

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