JP2701387B2 - 記録液 - Google Patents
記録液Info
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- JP2701387B2 JP2701387B2 JP30842888A JP30842888A JP2701387B2 JP 2701387 B2 JP2701387 B2 JP 2701387B2 JP 30842888 A JP30842888 A JP 30842888A JP 30842888 A JP30842888 A JP 30842888A JP 2701387 B2 JP2701387 B2 JP 2701387B2
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- Japan
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- recording liquid
- group
- recording
- dye
- ammonium
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェット記録に適した染料を用いた記
録液に関する。
録液に関する。
インクジェット記録方式は騒音が少いこと、ランニン
グコストが安いこと、カラー化が容易であること等の特
徴があり、近年急速に普及しつつある。インクジェット
記録に用いるカラーインクとしては通常イエロー、マゼ
ンダ、シアン、ブラックの4色が用いられ、各色とも品
質の改良が検討されている。
グコストが安いこと、カラー化が容易であること等の特
徴があり、近年急速に普及しつつある。インクジェット
記録に用いるカラーインクとしては通常イエロー、マゼ
ンダ、シアン、ブラックの4色が用いられ、各色とも品
質の改良が検討されている。
イエローのカラーインクについても色調が鮮明、着色
濃度が高い、耐光性及び溶解性の良好な染料が求められ
ているが、これらの多くの要求を同時に満足する染料は
まだ得られていない。このため、特開昭55−152766号、
特開昭57−5770号、特開昭59−174664号、特開昭59−17
2563号、特開昭60−199077号、特開昭60−243174号等の
多くの特許出願によってこれら市場の要求を完全に満足
する試みがなされているが充分でない。
濃度が高い、耐光性及び溶解性の良好な染料が求められ
ているが、これらの多くの要求を同時に満足する染料は
まだ得られていない。このため、特開昭55−152766号、
特開昭57−5770号、特開昭59−174664号、特開昭59−17
2563号、特開昭60−199077号、特開昭60−243174号等の
多くの特許出願によってこれら市場の要求を完全に満足
する試みがなされているが充分でない。
本発明は、染料の溶解性が高く、長期間保存した場合
でも安全であり、かつ印字された画像が鮮明でかつ濃度
が高く、しかも耐光性にも優れた記録液の提供を目的と
するものである。
でも安全であり、かつ印字された画像が鮮明でかつ濃度
が高く、しかも耐光性にも優れた記録液の提供を目的と
するものである。
本発明は水性媒体及び下記一般式〔I〕 (式中、DはSO3M基で置換されたフェニル基又はナフチ
ル基を表わし、Rは水素原子、低級アルキル基又はヒド
ロキシ低級アルキル基を表わし、Mはアルカリ金属、ア
ンモニウム又はアンモニウムの1ないし4個の水素原子
が炭素数2以下のアルキル基及び/又はヒドロキシアル
キル基で置換されているアンモニウムを表わす。) で示される染料の少くとも1種を含有することを特徴と
するインクジェット記録用記録液に関する。
ル基を表わし、Rは水素原子、低級アルキル基又はヒド
ロキシ低級アルキル基を表わし、Mはアルカリ金属、ア
ンモニウム又はアンモニウムの1ないし4個の水素原子
が炭素数2以下のアルキル基及び/又はヒドロキシアル
キル基で置換されているアンモニウムを表わす。) で示される染料の少くとも1種を含有することを特徴と
するインクジェット記録用記録液に関する。
以下、本発明を詳細に説明する。
上記一般式〔I〕中、Mで表わされるアミン塩として
はアンモニウム又はアンモニウムの1ないし4個の水素
原子が炭素数2以下のアルキル基及び/又はヒドロキシ
アルキル基で置換されているものを表わす。フェニル基
又はナフチル基は少くとも1個のSO3M基を有するが、通
常2個以上有するのが好ましい。
はアンモニウム又はアンモニウムの1ないし4個の水素
原子が炭素数2以下のアルキル基及び/又はヒドロキシ
アルキル基で置換されているものを表わす。フェニル基
又はナフチル基は少くとも1個のSO3M基を有するが、通
常2個以上有するのが好ましい。
本発明に使用する一般式〔I〕の染料の具体例として
は以下の様なものが挙げられる。
は以下の様なものが挙げられる。
これらの染料は「新染料化学」(技報堂出版、細田豊
著)のp396に記載の方法に準じて製造することができ
る。
著)のp396に記載の方法に準じて製造することができ
る。
本発明の記録液において、上記染料の含有量として
は、記録液全重量に対して0.5〜5wt%の範囲、好ましく
は1〜3wt%の範囲が挙げられる。
は、記録液全重量に対して0.5〜5wt%の範囲、好ましく
は1〜3wt%の範囲が挙げられる。
本発明の記録液に用いられる水性媒体としては、水の
他水溶性有機溶剤としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、シリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル(#200)、ポリエチレングリコール(#400)、グリ
セリン、N−メチル−ピロリドン、N−エチル−ピロリ
ドン、N−ビニル−ピロリドン、1,3−ジメチル−イミ
ダゾリジノン、エチレングリコールモノアリルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル等を含有しているのが
好ましく、水溶性有機溶剤の含有量としては、記録液全
重量に対し、10〜50重量%の範囲が挙げられる。
他水溶性有機溶剤としてエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、シリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル(#200)、ポリエチレングリコール(#400)、グリ
セリン、N−メチル−ピロリドン、N−エチル−ピロリ
ドン、N−ビニル−ピロリドン、1,3−ジメチル−イミ
ダゾリジノン、エチレングリコールモノアリルエーテ
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル等を含有しているのが
好ましく、水溶性有機溶剤の含有量としては、記録液全
重量に対し、10〜50重量%の範囲が挙げられる。
さらに本発明の記録液は記録液全重量に対し0.1〜10
重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、チオ尿素、
ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合物を添加
したり、又0.001〜0.5重量%の界面活性剤を添加するこ
とにより印字後の速乾性及び印字品位を改良することが
できる。
重量%、好ましくは0.5〜5重量%の尿素、チオ尿素、
ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合物を添加
したり、又0.001〜0.5重量%の界面活性剤を添加するこ
とにより印字後の速乾性及び印字品位を改良することが
できる。
本発明の記録液は、インクジェット記録用に用いら
れ、色調が鮮明でかつ画像濃度が高く、記録画像の耐光
性に優れている他、記録液としての保存安定性も良好で
ある。
れ、色調が鮮明でかつ画像濃度が高く、記録画像の耐光
性に優れている他、記録液としての保存安定性も良好で
ある。
また、本発明の記録液は著しく鮮明な黄色であるた
め、特開昭57−30773号公報等に記載されている、耐光
性には優れているものの色調が暗味である含金属系マゼ
ンタ色記録液と本発明の記録液とを併用した場合でも鮮
明な赤色の印字物を形成することが可能である。
め、特開昭57−30773号公報等に記載されている、耐光
性には優れているものの色調が暗味である含金属系マゼ
ンタ色記録液と本発明の記録液とを併用した場合でも鮮
明な赤色の印字物を形成することが可能である。
本発明を以下の実施例で更に詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例により何等限定されるものではない。
明はこれら実施例により何等限定されるものではない。
実施例1 記録液の組成 使用量(重量%) エチレングリコールモノアリルエーテル 25 エチレングリコール 22 前記No.1の染料 2 水 残量 合計 100 上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径1μ
のテフロンフィルターで加圧||過したのち、真空ポンプ
及び超音波洗浄機を用いて脱気処理し記録液を調製し
た。
のテフロンフィルターで加圧||過したのち、真空ポンプ
及び超音波洗浄機を用いて脱気処理し記録液を調製し
た。
得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター
(IO−735、シャープ株式会社製造)を用いて電子写真
用紙(富士ゼロックス(株)製造)にインクジェット記
録を行ない、下記(a),(b)及び(c)の方法に従
って、諸評価を行った。
(IO−735、シャープ株式会社製造)を用いて電子写真
用紙(富士ゼロックス(株)製造)にインクジェット記
録を行ない、下記(a),(b)及び(c)の方法に従
って、諸評価を行った。
(a)記録画像の耐光性 キセノンフェードメーター(スガ試験機(株)製造)
を用いて印字物を100時間照射した後の変退色は小さか
った。
を用いて印字物を100時間照射した後の変退色は小さか
った。
(b)記録液の保存安定性 記録液のテフロン容器に密閉し5℃と60℃で1カ月保
存したのちでも不溶分の析出は認められなかった。
存したのちでも不溶分の析出は認められなかった。
実施例2 記録液の組成 使用料(重量%) グリセリン 10 エチレングリコール 10 前記No.2の染料 1 水 残量 合計 100 実施例1と同様にして上記組成の記録液を調製し、
(a),(b)の検討を行った結果、いずれも良好な結
果を得た。
(a),(b)の検討を行った結果、いずれも良好な結
果を得た。
実施例3 記録液の組成 使用量(重量%) ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5 グリセリン 15 前記No.3の染料 3 水 残量 合計 100 実施例1の方法に従って、上記の組成から成る記録液
を調製し、実施例1に記載の(a),(b)の方法に従
って、評価を行なった結果、いずれも良好であった。
を調製し、実施例1に記載の(a),(b)の方法に従
って、評価を行なった結果、いずれも良好であった。
実施例4〜6 実施例1におけるNo.1の染料の代りに各々No.4,5,6を
用いて、実施例1と同様にして評価を行った結果、いず
れも良好であった。
用いて、実施例1と同様にして評価を行った結果、いず
れも良好であった。
実施例7 実施例1におけるNo.1の染料の代りに下記の構造 の染料を用いてマゼンタ色記録液を調整し実施例1の黄
色記録液と共に実施例1の方法に従って重ね印字した。
色記録液と共に実施例1の方法に従って重ね印字した。
本発明の黄色の記録液と上記の染料を用いたマゼンタ
色記録液の重ね印字部分は鮮明な赤色であり実施例1の
(a)の方法に従って耐光性の評価を行ったが著しく良
好であった。
色記録液の重ね印字部分は鮮明な赤色であり実施例1の
(a)の方法に従って耐光性の評価を行ったが著しく良
好であった。
Claims (1)
- 【請求項1】水性媒体及び下記一般式〔I〕 (式中、DはSO3M基で置換されたフェニル基又はナフチ
ル基を表わし、Rは水素原子、低級アルキル基又はヒド
ロキシ低級アルキル基を表わし、Mはアルカリ金属、ア
ンモニウム又はアンモニウムの1ないし4個の水素原子
が炭素数2以下のアルキル基及び/又はヒドロキシアル
キル基で置換されているアンモニウムを表わす。) で示される染料の少くとも1種を含有することを特徴と
するインクジェット記録用記録液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30842888A JP2701387B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 記録液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30842888A JP2701387B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 記録液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02153977A JPH02153977A (ja) | 1990-06-13 |
JP2701387B2 true JP2701387B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17980934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30842888A Expired - Fee Related JP2701387B2 (ja) | 1988-12-06 | 1988-12-06 | 記録液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701387B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015135633A1 (de) * | 2014-03-08 | 2015-09-17 | Clariant International Ltd | Neue pyridon-farbmittel |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4115938A1 (de) * | 1991-05-16 | 1992-11-19 | Metallgesellschaft Ag | Enzymatisches verfahren zur verminderung des gehaltes an phosphorhaltigen bestandteilen in pflanzlichen und tierischen oelen |
GB9922136D0 (en) * | 1999-09-20 | 1999-11-17 | Avecia Ltd | Compounds, compositions and use |
JP5572987B2 (ja) * | 2008-05-14 | 2014-08-20 | 住友化学株式会社 | アゾ化合物又はその塩 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3578431D1 (de) * | 1984-05-03 | 1990-08-02 | Basf Ag | Farbsalze anionischer farbstoffe. |
-
1988
- 1988-12-06 JP JP30842888A patent/JP2701387B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015135633A1 (de) * | 2014-03-08 | 2015-09-17 | Clariant International Ltd | Neue pyridon-farbmittel |
CN106458906A (zh) * | 2014-03-08 | 2017-02-22 | 科莱恩国际有限公司 | 新型吡啶酮着色剂 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02153977A (ja) | 1990-06-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003 Year of fee payment: 10 |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 Year of fee payment: 11 |
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