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JP2698628B2 - サンドイッチパネル - Google Patents

サンドイッチパネル

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Publication number
JP2698628B2
JP2698628B2 JP26222688A JP26222688A JP2698628B2 JP 2698628 B2 JP2698628 B2 JP 2698628B2 JP 26222688 A JP26222688 A JP 26222688A JP 26222688 A JP26222688 A JP 26222688A JP 2698628 B2 JP2698628 B2 JP 2698628B2
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JP
Japan
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panel
core material
projecting
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sandwich panel
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JP26222688A
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JPH02108756A (ja
Inventor
堯 石川
Original Assignee
株式会社アイジー技術研究所
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Filing date
Publication date
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  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築物、構築物、あるいは既存外壁を改修に
用いられるサンドイッチパネルであり、断熱性、防音
性、耐震性、耐風圧性を向上したサンドイッチパネルに
関するものである。
〔従来の技術〕
この種建築物、例えば倉庫の外壁をサンドイッチパネ
ル等で形成するパネルとしては、雄、雌型連結部を有す
る金属薄板とクラフト紙間にプラスチックフォームを一
体に介在した金属サイディング材、金属板間にプラスチ
ックフォームを介在し、その長手方向の側壁に凹凸部を
形成し、これを嵌挿するサンドイッチパネル、あるいは
ALC、セメント、ケイ酸カルシウム等を主体とした窯業
系サイディングが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従前における金属サイディング材は表
面材とクラフト紙等のシート状物間に合成樹脂発泡体を
一体に介在し、かつ、雄、雌型連結構造で、しかも一端
のみを固定する構造としたため、化粧幅を約400mm、厚
さ25mm位以上にするとサイディング材が離脱しやすくな
ったり、化粧面が山状になったり、雄、雌型連結部を嵌
挿しにくくなる欠点があった。またサンドイッチパネル
はボルトを介して脳天打ちした構造のため美観に欠け、
かつ、クレーン等で施工しなければならない不利があっ
た。勿論、ALC、窯業系サイディング材は重く、化粧
面、厚さも限定され、施工しにくく、凍結に弱い欠点が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、方形、また
は長方形状の化粧面と、化粧面の4側縁に下方に突出し
た側壁を形成し、かつ、各側壁の下端を外方に突出して
形成した突出片とから構成した表面材と、この表面材の
化粧面を側壁によって囲まれた箱状凹部に充填すると共
に、前記突出片のうち1突出片を除き、他の3突出片の
背面に等厚で膨出して充填した芯材と、少なくとも芯材
の背面を被覆した裏面材とから構成することにより、断
熱性、防音性、耐震性、耐風圧性等を向上したサンドイ
ッチパネルを提案するものである。
〔実施例〕
以下に図面を用いて本発明に係るサンドイッチパネル
(以下、単にパネルという)の一実施例について詳細に
説明する。すなわち、第1図(a)〜(c)は上記パネ
ルAの例を示す斜視図とその端面図であり、は表面材
で、例えば表面処理鋼板、亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼
板、アルミ・亜鉛合金メッキ鋼板(商品名ガルファン、
ガルバリウム鋼板、スーパージンク)、フッ素樹脂塗装
鋼板、フッ化ビニルラミネート鋼板、ステンレス板、ア
ルミニウム板、アルミニウム合金板、銅板、クラッド鋼
板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平板、エンボス
加工板を含む)、または合成樹脂板をプレス成形、射出
成形、押出成形、ロール成形など、あるいはこれらを組
み合わせて成形したものである。すなわち表面材は方
形、または長方形状の化粧面2と、化粧面2の4側縁を
下方へ、化粧面2を直角に、あるいは傾斜して突出させ
て形成した側壁3と、側壁3の下端を外方へ化粧面2と
ほぼ並行に突出した突出片4とから断面略ハット状に形
成したものである。なお、4つの側壁3は図示するよう
に互いに一体の連続したものであることが好ましいもの
である。これは、後述する芯材5として合成樹脂発泡体
等を原料で吐出し、反応、発泡させて形成する場合の芯
材5の漏洩を阻止するためと、パネルAの意匠性を向上
するためである。勿論、4つの側壁3を別々に形成する
ことも可能である。芯材5は断熱材、防音材、嵩上げ
材、接着材、補強材、もしくは防火材として機能するも
のであり、その素材としては合成樹脂発泡体、ロックウ
ール、グラスウール、シージングボード、石膏ボード、
木毛セメント板、セメント、モルタル等からなり、原料
で吐出し、成形、硬化、自己接着させるもの、あるいは
成形体からなるものである。なお、芯材5として成形体
を用いる場合には芯材5と表面材、裏面材6間に接着
剤(図示せず)が必要である。さらに説明すると、芯材
5としては主に合成樹脂発泡体を用い、例えばポリウレ
タンフォーム用樹脂、フェノールフォーム用樹脂、ポリ
イソシアヌレートフォーム用樹脂、ポリスチレンフォー
ム、パーライトの周囲にフェノールフォーム樹脂をコー
ティングし、これを加温、加圧して発泡させるフォー
ム、およびこれらに難燃剤、難燃助剤(硼砂、メタ硼酸
ソーダ、三酸化アンチモン、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム、ベントナイト、パーライト粒、シラスバル
ーン、アスベスト、各種繊維)の1種以上を添加、ある
いは積層したものなどからなる。特に、耐火性を得たい
場合には、パーライト粒を表面材、裏面材6間の空間
に密に充填し、パーライト粒間の空隙にアスベスト繊維
入りのフェノールフォームを充填して一体化したパネル
Aとすると、耐火構造試験に合格し得るものとなる。な
お、芯材5にフェノールフォーム系の合成樹脂を用いる
場合には、芯材5の酸性成分が直接表面材、裏面材6
に接触しないように防錆塗料を表面材、裏面材6の裏
面に塗布することにより、表面材、裏面材6が金属板
である場合の発錆を防止することも可能である。さらに
説明すると芯材5は(a)図のイ−イ線端面図である
(b)図、およびロ−ロ線端面図である(c)図に示す
ように表面材の化粧面2と側壁3によって囲まれた箱
状凹部に充填すると共に、4つの突出片4のうちの1つ
の突出片4aの背面を除き、他の3つの突出片4の背面を
含む全下面領域で下方へ等厚に突出せしめて充填したも
のである。このため、パネルAを施工した際、芯材5の
クッション性により、下地の振動を吸収することができ
るものとなる。裏面材6は少なくとも芯材5の裏面を覆
ってパネルAをサンドイッチ構造とし、パネルAの機械
強度の向上を図ると共に、裏打材、防火材、防水材、吸
音材、離型材などの機能を有するものであり、上記表面
と同質な素材(金属板、合成樹脂板)、あるいはシ
ート状物からなり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、
アスファルトフェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合
成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化
アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1種、または2種以上
をラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理さ
れたシートなどからなるものである。なお、裏面材6は
少なくとも芯材5の裏面を被覆するものであり、それ以
外の部分を被覆する場合は、表面材と接触しないよう
にすることが好ましいものである。これは、表面材
裏面材6との間の熱橋を防止するためである。また、表
面材、裏面材6にはエンボス加工を行うことも可能で
ある。
次に本発明に係るパネルAの一施工例について簡単に
説明する。いま、第1図(a)〜(c)に示すようなパ
ネルAを用いて外壁を形成すると仮定する。まず、左右
に隣接するパネルA1、A2においては第2図(a)に示す
ように鉄骨下地、あるいは図示しないが木造下地からな
る躯体α上に、突出片4aを下方に向け、芯材5が背面に
充填されている突出片4同士を互いに突き合わせ、釘、
スクリューネジ、ボルト等からなる固定具βを介して固
定する。次にパネルA1、A2の側壁3、突出片4によって
できた目地部に固定具βを被覆するようにコーキング材
γ(ハッチングで示す)を植設する。また上下方向のパ
ネルA3、A4同士は第2図(b)に示すように、下段のパ
ネルA3の突出片4上に上段のパネルA4の突出片4aを重ね
るようにし、両パネルA3、A4間の目地部にコーキング材
γ(ハッチング材で示す)を植設する。このような工程
を順次くり返すことにより、壁体を形成する。
以上説明したのは本発明に係るパネルAの一実施例に
すぎず、第3図(a)〜(d)〜第5図(a)〜(k)
に示すように形成することも可能である。すなわち第3
図(a)〜(d)は突出片4aを除く3つの突出片4、あ
るいは裏面材6の4側縁に垂直片4b、6aを形成し、芯材
5の側面を被覆したパネルAで、特に(c)、(d)図
は芯材5の膨出した部分の下方を突出片4aの突出方向と
反対方向にΔlだけずらしたパネルAである。また第4
図(a)、(b)は突出片4aの変形例であり、(a)図
は突出片4aの先端を背面側に折り返し、そのまま延長
し、芯材5にくい込ませるよにした突出片4a、(b)図
は突出片4aの先端を(a)図と同様に折り返し、その先
端を下方へ折り曲げ、芯材5の側面を被覆するようにし
た突出片4aである。さらに第5図(a)〜(k)は第1
図(c)に準じて示したパネルAの変形例であり、
(a)図は突出片4の先端を傾斜して屈曲した傾斜面7
を形成したパネルA、(b)図は芯材5にて相決り構造
としたパネルA、(c)〜(g)図は表面材側、また
は裏面材6側、あるいは表面材と裏面材6間に凹部8
を形成し、施行時のコーキング材γの植設用、無機材
(ケイカル板、石膏ボード、セメントパーライト板等の
切り板長尺物)装着用、コーキング材γのバックアップ
材の装着用として機能するようにしたパネルA、(h)
図は表面材1と裏面材6間の間隙から芯材5が漏れない
ように合成樹脂板、金属板、無機質板等からなる側板9
を形成したパネルA、(i)図は芯材5の中間、または
図示しないが表面、あるいは裏面側にロックウール、ア
スベスト等の鉱物繊維、ガラス繊維、アラミド繊維等の
繊維状物、繊維シート状物10を介在させたパネルA、
(j)図は芯材5を有機と無機の2層にしたパネルA、
(k)図は突出片4の裏面に補強兼隔離材、ストッパ材
として機能する補強材(無機材が好ましい)11を介在さ
せたパネルAである。また図示しないが、化粧面2は表
面材成形時に、プレス加工と同時に任意形状に成形
し、意匠性を向上させることも可能である。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るパネルによれば、雨水
が貯留しやすい横目地では、上段のパネルの突出片が下
段のパネルを覆う構造となるため、防水性が向上する。
パネルは雄、雌構造でないため、パネル端縁の形状が
単純であり、梱包、施工が容易、かつ高能率となる。
施工はパネルの両端を固定するため、化粧面の変形を阻
止し、かつ、大型としても耐風圧性にすぐれる。躯体
の振動を芯材が吸収するため、脱落のない壁体を形成す
ることができる。等の効果、特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明に係るサンドイッチパネ
ルの代表的一実施例を示す斜視図と端面図、第2図
(a)、(b)は施工例と説明図、第3図(a)〜
(d)、第4図(a)、(b)、第5図(a)〜(k)
はその他の実施例を示す説明図である。 A……サンドイッチパネル、……表面材、4、4a……
突出片、5……芯材、6……裏面材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形、または長方形状の化粧面と、該化粧
    面の4側縁に下方へ突出した側壁を有すると共に、該側
    壁の下端に外方へ突出して形成した突出片とからハット
    状に形成した表面材と、該表面材の化粧面と4側壁に囲
    まれた箱状凹部に充填すると共に4つの突出片のうち1
    突出片を除き、残り3突出片の背面にまで略等厚に膨出
    させて充填した芯材と、該芯材の少なくとも背面を被覆
    した裏面材とから構成したことを特徴とするサンドイッ
    チパネル。
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