JP2697007B2 - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents
対物レンズアクチュエータInfo
- Publication number
- JP2697007B2 JP2697007B2 JP26653488A JP26653488A JP2697007B2 JP 2697007 B2 JP2697007 B2 JP 2697007B2 JP 26653488 A JP26653488 A JP 26653488A JP 26653488 A JP26653488 A JP 26653488A JP 2697007 B2 JP2697007 B2 JP 2697007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objective lens
- coil
- lens actuator
- optical axis
- permanent magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 19
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 12
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔従来の技術〕 従来、この種の対物レンズアクチュエータは、光ディ
スク面に光スポットを正確にあてるため、フォーカスを
調整するフォーカシングと位置ずれを調整するトラッキ
ングを行なう。このため、対物レンズアクチュエータ
は、磁力線を発生する永久磁石と、光軸方向に駆動力を
発生するフォーカシングコイルおよび光軸に対し垂直方
向に駆動力を発生するトラッキングコイルの2つのコイ
ルと、そのコイルの駆動力に対し、反力を発生するバネ
材とを有している。
スク面に光スポットを正確にあてるため、フォーカスを
調整するフォーカシングと位置ずれを調整するトラッキ
ングを行なう。このため、対物レンズアクチュエータ
は、磁力線を発生する永久磁石と、光軸方向に駆動力を
発生するフォーカシングコイルおよび光軸に対し垂直方
向に駆動力を発生するトラッキングコイルの2つのコイ
ルと、そのコイルの駆動力に対し、反力を発生するバネ
材とを有している。
第6図に、従来例の外観図を示す。
レンズホルダ20は、棒状のバネ材10によって支持さ
れ、対物レンズ1を保持している。レンズホルダ20に設
けられた開口穴内には、ヨーク2A,2Bが、これらヨーク2
A,2Bと対向位置には永久磁石13A,13Bが配設されてお
り、レンズホルダの永久磁石13A,13Bの対向部および側
部に設けられたトラックコイル4a,4b,5a,5bおよびフォ
ーカスコイル6との磁気作用によりレンズのトラッキン
グ移動およびフォーカシング移動が行われる。第4図に
トラックコイル4a,4bと永久磁石による磁界の関係を示
す。
れ、対物レンズ1を保持している。レンズホルダ20に設
けられた開口穴内には、ヨーク2A,2Bが、これらヨーク2
A,2Bと対向位置には永久磁石13A,13Bが配設されてお
り、レンズホルダの永久磁石13A,13Bの対向部および側
部に設けられたトラックコイル4a,4b,5a,5bおよびフォ
ーカスコイル6との磁気作用によりレンズのトラッキン
グ移動およびフォーカシング移動が行われる。第4図に
トラックコイル4a,4bと永久磁石による磁界の関係を示
す。
上述した従来の対物レンズアクチュエータは、次のよ
うな問題点がある。
うな問題点がある。
トラックコイル4a,4b,5a,5bは、永久磁石13a,13bの発
生する磁界において、2つの方向の電流成分、即ち、ト
ラッキングのための駆動力となる光軸に平行な成分(Y
方向)と、光軸方向と垂直方向の成分(X方向)とをも
つ(第4図参照)。一般に、X方向(光軸と直角方向)
に流れる電流成分はコイルの対向辺で互いに逆方向であ
るため両電流により生ずる磁気力は互いに相殺されなけ
ればならない。このため第7図に示す永久磁石の磁束密
度の分布に対し、第8図Aのような関係でコイルを配置
している。しかし、フォーカシング等の動作により、ト
ラックコイル4a,4b,5a,5bの光軸方向の移動が起きる
と、第8図BまたはCのように磁石中心からコイル中心
位置がずれると、トラックコイル4a,4b,5a,5bの2つの
辺で、異なる大きさの磁気力が発生し、モーメントによ
り対物レンズアクチュエータにずれが生じる。
生する磁界において、2つの方向の電流成分、即ち、ト
ラッキングのための駆動力となる光軸に平行な成分(Y
方向)と、光軸方向と垂直方向の成分(X方向)とをも
つ(第4図参照)。一般に、X方向(光軸と直角方向)
に流れる電流成分はコイルの対向辺で互いに逆方向であ
るため両電流により生ずる磁気力は互いに相殺されなけ
ればならない。このため第7図に示す永久磁石の磁束密
度の分布に対し、第8図Aのような関係でコイルを配置
している。しかし、フォーカシング等の動作により、ト
ラックコイル4a,4b,5a,5bの光軸方向の移動が起きる
と、第8図BまたはCのように磁石中心からコイル中心
位置がずれると、トラックコイル4a,4b,5a,5bの2つの
辺で、異なる大きさの磁気力が発生し、モーメントによ
り対物レンズアクチュエータにずれが生じる。
本発明の対物レンズアクチュエータは、特に、フォー
カシングを行なう第1のコイルと、トラッキングを行な
う第2のコイルと、これら2つのコイルに対し磁界を与
える永久磁石とを有し、前記第2のコイルが前記磁界内
で矩形状である対物レンズアクチュエータにおいて、前
記第2のコイルの駆動力の中心付近に前記第1のコイル
に平行な線に沿って少なくとも1つの凹部を設けた高透
磁率の材料の板を前記永久磁石のコイルに対向する面に
接着したことを特徴としている。
カシングを行なう第1のコイルと、トラッキングを行な
う第2のコイルと、これら2つのコイルに対し磁界を与
える永久磁石とを有し、前記第2のコイルが前記磁界内
で矩形状である対物レンズアクチュエータにおいて、前
記第2のコイルの駆動力の中心付近に前記第1のコイル
に平行な線に沿って少なくとも1つの凹部を設けた高透
磁率の材料の板を前記永久磁石のコイルに対向する面に
接着したことを特徴としている。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例の斜視図を示す。
レンズホルダ20に取付けられた対物レンズ1は、その
光軸方向及び光軸と直交する方向(トラッキング方向)
に移動可能に4本のバネ10により、ベース100に保持さ
れている。
光軸方向及び光軸と直交する方向(トラッキング方向)
に移動可能に4本のバネ10により、ベース100に保持さ
れている。
対物レンズ光軸に直交する方向に磁極を有する永久磁
石3A,3Bを対物レンズ光軸を挟持する様に配置し永久磁
石3A,3Bとセンタヨーク2A,2Bの間に矩形状に差込んだト
ラックコイル4a,4b及び5a,5bを配した構成の対物レンズ
アクチュエータにおいて前記永久磁石3A,3B表面に対物
レンズ1の光軸と直交する方向でトラックコイル3A,3B
の光軸方向中心近傍に矩形ミゾを有した鉄板50,51を着
接した構成を有している。
石3A,3Bを対物レンズ光軸を挟持する様に配置し永久磁
石3A,3Bとセンタヨーク2A,2Bの間に矩形状に差込んだト
ラックコイル4a,4b及び5a,5bを配した構成の対物レンズ
アクチュエータにおいて前記永久磁石3A,3B表面に対物
レンズ1の光軸と直交する方向でトラックコイル3A,3B
の光軸方向中心近傍に矩形ミゾを有した鉄板50,51を着
接した構成を有している。
永久磁石3A,3Bとセンタヨーク2A,2B間の、磁束密度分
布は第2図に示す実測値より矩形ミゾを有する鉄板50,5
1を着接した事により中心部近傍の磁束密度分布が凹状
に減少する。これにより、第3図Aに示す様に前記磁束
密度分布の中のトラックコイルが磁束密度分布の中心に
位置する場合と第3図B、上方に位置する場合、及び第
3図C下方向に位置する場合、それぞれにおいて、図中
トラックコイル上方断面部と、下方断面部に受ける磁束
密度変化が少なくなる。したがって、第4図に示す様に
トラックコイルに電流が流れる事により、発生するモー
メントは第5図に示す様にモーメントM1及びモーメント
M2となるがその差が少なくなり互いに打ち消し合う事と
なる。
布は第2図に示す実測値より矩形ミゾを有する鉄板50,5
1を着接した事により中心部近傍の磁束密度分布が凹状
に減少する。これにより、第3図Aに示す様に前記磁束
密度分布の中のトラックコイルが磁束密度分布の中心に
位置する場合と第3図B、上方に位置する場合、及び第
3図C下方向に位置する場合、それぞれにおいて、図中
トラックコイル上方断面部と、下方断面部に受ける磁束
密度変化が少なくなる。したがって、第4図に示す様に
トラックコイルに電流が流れる事により、発生するモー
メントは第5図に示す様にモーメントM1及びモーメント
M2となるがその差が少なくなり互いに打ち消し合う事と
なる。
この様に、上記構成によれば、レンズホルダ20に発生
する不要な回動モーメントは極めて少なくなり、トラッ
クコイルの光軸と平行に電流が流れる事により発生する
光軸と直交する力の成分のみが、有効となり良好なトラ
ッキング動作特性が得られる。
する不要な回動モーメントは極めて少なくなり、トラッ
クコイルの光軸と平行に電流が流れる事により発生する
光軸と直交する力の成分のみが、有効となり良好なトラ
ッキング動作特性が得られる。
以上説明した様に、本発明はトラックコイルを挟持す
る永久磁石にミゾを形成した鉄板を着接するという簡単
な構成で磁束密度を、大きく減少させる事なく良好なト
ラッキング動作特性を有する対物レンズアクチュエータ
を提供できる効果がある。
る永久磁石にミゾを形成した鉄板を着接するという簡単
な構成で磁束密度を、大きく減少させる事なく良好なト
ラッキング動作特性を有する対物レンズアクチュエータ
を提供できる効果がある。
なお、本発明の効果は実施例によるアクチュエータ構
成のみならず、本例同様に光軸方向に直交する磁極を有
する対物レンズアクチュエータで光軸と平行に配置した
矩形状及びリング状のトラックコイルを該永久磁石の発
生する磁束中に配置してトラッキング動作を行う構成の
アクチュエータには、すべて同様の効果が得られる。
成のみならず、本例同様に光軸方向に直交する磁極を有
する対物レンズアクチュエータで光軸と平行に配置した
矩形状及びリング状のトラックコイルを該永久磁石の発
生する磁束中に配置してトラッキング動作を行う構成の
アクチュエータには、すべて同様の効果が得られる。
さらに、永久磁石に着接した鉄板に形成したミゾの形
状は本例に限定されるものではない。
状は本例に限定されるものではない。
第1図は本発明の上方斜視図、第2図は本発明の永久磁
石の磁束密度分布図、第3図は本発明の磁束密度分布中
のトラックコイル配置を示す説明図、第4図はトラック
コイルの光軸方向に対する電流の流れを示す説明図、第
5図はトラックコイルに発生する回転モーメントを示す
説明図、第6図は従来例の上方斜視図、第7図は従来例
の永久磁石の磁束密度分布図、第8図は磁束密度分布中
のトラックコイル配置を示す説明図。 1……対物レンズ、2A,2B……センタヨーク、3A,3B……
永久磁石、4a,4b,5a,5b……トラックコイル、6……フ
ォーカスコイル、10……バネ、20……レンズホルダ、5
1,52……鉄板、100……ベース。
石の磁束密度分布図、第3図は本発明の磁束密度分布中
のトラックコイル配置を示す説明図、第4図はトラック
コイルの光軸方向に対する電流の流れを示す説明図、第
5図はトラックコイルに発生する回転モーメントを示す
説明図、第6図は従来例の上方斜視図、第7図は従来例
の永久磁石の磁束密度分布図、第8図は磁束密度分布中
のトラックコイル配置を示す説明図。 1……対物レンズ、2A,2B……センタヨーク、3A,3B……
永久磁石、4a,4b,5a,5b……トラックコイル、6……フ
ォーカスコイル、10……バネ、20……レンズホルダ、5
1,52……鉄板、100……ベース。
Claims (1)
- 【請求項1】永久磁石および対物レンズ側に固定された
第1と第2のコイルにより駆動される対物レンズを介し
て、光学ヘッドから発射される光ビームのディスク面に
垂直方向の微調整(フォーカシング)とディスクの半径
方向の微調整(トラッキング)とを行なう対物レンズア
クチュエータにおいて、前記第2のコイルが前記磁界内
で矩形状であるとともに前記第2のコイルの駆動力の中
心付近に前記第1のコイルに平行な線に沿って少なくと
も1つの凹部を設けた高透磁率の材料の板を前記永久磁
石のコイルに対向する面に接着したことを特徴とする対
物レンズアクチュエータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26653488A JP2697007B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 対物レンズアクチュエータ |
US07/412,717 US5073882A (en) | 1988-09-26 | 1989-09-26 | Servo-controlled actuator with two-peak flux density distribution |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26653488A JP2697007B2 (ja) | 1988-10-21 | 1988-10-21 | 対物レンズアクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02113445A JPH02113445A (ja) | 1990-04-25 |
JP2697007B2 true JP2697007B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=17432206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26653488A Expired - Lifetime JP2697007B2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-10-21 | 対物レンズアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697007B2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-21 JP JP26653488A patent/JP2697007B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02113445A (ja) | 1990-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3822434B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP3401965B2 (ja) | 二軸アクチュエータ | |
US6795258B2 (en) | Actuator for optical pickup | |
EP2136365B1 (en) | High-sensitivity pickup actuator for disc drive | |
JPH08167158A (ja) | 二軸アクチュエータ | |
US5073882A (en) | Servo-controlled actuator with two-peak flux density distribution | |
JP2697007B2 (ja) | 対物レンズアクチュエータ | |
EP1394784B1 (en) | Objective lens driving apparatus used with an optical pickup | |
JP3550547B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP3712563B2 (ja) | 光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置 | |
JPH0287961A (ja) | リニアアクチュエータ | |
KR100252121B1 (ko) | 광픽업용 대물렌즈 구동장치 | |
KR100300379B1 (ko) | 광학식픽업의엑츄에이터장치 | |
JPH02132646A (ja) | 対物レンズアクチュエータ | |
US7924665B2 (en) | Pickup device and recording medium drive unit | |
JPH10116428A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2653360B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP3821998B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置及び光ピックアップ及び光ディスクドライブ | |
JP3371384B2 (ja) | 二軸アクチュエータ | |
JP2690771B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2842553B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP2003257056A (ja) | レンズアクチュエータ | |
JP2000242945A (ja) | 光ディスクドライブの対物レンズ駆動装置 | |
JPH053056B2 (ja) | ||
JP2539567B2 (ja) | 光ヘッド |