JP2696678B2 - ウインチ装置 - Google Patents
ウインチ装置Info
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- JP2696678B2 JP2696678B2 JP7019704A JP1970495A JP2696678B2 JP 2696678 B2 JP2696678 B2 JP 2696678B2 JP 7019704 A JP7019704 A JP 7019704A JP 1970495 A JP1970495 A JP 1970495A JP 2696678 B2 JP2696678 B2 JP 2696678B2
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- linear body
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 21
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロープやワイヤ等の線
状体を一つのドラムで巻取り・繰出しするウインチ装置
に関する。
状体を一つのドラムで巻取り・繰出しするウインチ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、重量物のけん引用として、図4に
示すように線状体の端部を一つのドラムに巻き方向を変
えて巻き、ドラムを回転させることで線状体の巻取り、
繰出しを同時に行うウインチ装置が知られているが、こ
うした装置では、巻取り・繰出しの際、それぞれの線状
体の巻き方向が異なる為、互いに干渉し合って線状体が
捩れたり、巻取りが乱巻になったりして線状体が損傷し
易かった。また、従来は図4に示すように、線状体にテ
ンションを与える機構がウインチ装置外部で別個に設け
られていたため、構成が複雑化して保守がしにくい面も
あった。又、この種のウインチ装置としては、実公昭4
7−39833号公報,特開平2−233500号公報
に開示のものがある。
示すように線状体の端部を一つのドラムに巻き方向を変
えて巻き、ドラムを回転させることで線状体の巻取り、
繰出しを同時に行うウインチ装置が知られているが、こ
うした装置では、巻取り・繰出しの際、それぞれの線状
体の巻き方向が異なる為、互いに干渉し合って線状体が
捩れたり、巻取りが乱巻になったりして線状体が損傷し
易かった。また、従来は図4に示すように、線状体にテ
ンションを与える機構がウインチ装置外部で別個に設け
られていたため、構成が複雑化して保守がしにくい面も
あった。又、この種のウインチ装置としては、実公昭4
7−39833号公報,特開平2−233500号公報
に開示のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記した問題を解決し、巻取り・繰出しそ
れぞれの線状体の干渉をなくして線状体の損傷を防ぐと
共に線状体の動作とウインチの作動を円滑に行うことが
でき、更に線状体のテンショナプーリを装置に内蔵して
作動系のシンプル化を実現したウインチ装置を提供する
ことにある。
する課題は、上記した問題を解決し、巻取り・繰出しそ
れぞれの線状体の干渉をなくして線状体の損傷を防ぐと
共に線状体の動作とウインチの作動を円滑に行うことが
でき、更に線状体のテンショナプーリを装置に内蔵して
作動系のシンプル化を実現したウインチ装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) ワイヤ・ロープ等の線状体を一つのドラム巻胴面
で同時に巻取り繰出すようにドラム外周部を面で構成す
るとともに、ドラム巻胴面の中間に巻取り部と繰出し部
を分ける区画壁とを設け、線状体のテンションプーリを
ドラムと平行に回動自在且つ線状体の張り方向に付勢し
て設け、同ドラムの巻取り部と繰出し部とから線状体を
引き出してテンションプーリに巻回し、更に、ドラムか
ら繰出し巻取られる線状体を外部で無端状連結したこと
を特徴とするウインチ装置 2) テンションプーリを線状体の張り方向に付勢する
手段として捩りバネでもってテンションプーリを軸支し
た前記1)記載のウインチ装置にある。
発明の構成は、 1) ワイヤ・ロープ等の線状体を一つのドラム巻胴面
で同時に巻取り繰出すようにドラム外周部を面で構成す
るとともに、ドラム巻胴面の中間に巻取り部と繰出し部
を分ける区画壁とを設け、線状体のテンションプーリを
ドラムと平行に回動自在且つ線状体の張り方向に付勢し
て設け、同ドラムの巻取り部と繰出し部とから線状体を
引き出してテンションプーリに巻回し、更に、ドラムか
ら繰出し巻取られる線状体を外部で無端状連結したこと
を特徴とするウインチ装置 2) テンションプーリを線状体の張り方向に付勢する
手段として捩りバネでもってテンションプーリを軸支し
た前記1)記載のウインチ装置にある。
【0005】
【作用】本発明のウインチ装置では、ドラムの中間の区
画壁を挟んだ巻胴面部分に負荷物を取付けた線状体の両
端を、互いに巻き方向を変えて一定巻数それぞれ巻きつ
ける。ウインチ装置のモータを作動させるとドラムが回
転し、2つの巻胴面部分で同時に線状体の巻取り及び繰
出しが行われ、負荷物がけん引されて移動する。巻取り
と繰出しが区画壁で分割された別々の部分で行われるた
め、線状体の干渉は全く発生しない。
画壁を挟んだ巻胴面部分に負荷物を取付けた線状体の両
端を、互いに巻き方向を変えて一定巻数それぞれ巻きつ
ける。ウインチ装置のモータを作動させるとドラムが回
転し、2つの巻胴面部分で同時に線状体の巻取り及び繰
出しが行われ、負荷物がけん引されて移動する。巻取り
と繰出しが区画壁で分割された別々の部分で行われるた
め、線状体の干渉は全く発生しない。
【0006】ウインチ装置内に線状体のテンショナプー
リを設けた構成では線状体をエンドレスとし、巻取側と
繰出側の間に位置するテンショナプーリに線状体を掛け
て両側を連絡しており、ウインチ装置内部で線状体の張
力を保つので、外部に線状体の張り機構を別に設ける必
要がない。
リを設けた構成では線状体をエンドレスとし、巻取側と
繰出側の間に位置するテンショナプーリに線状体を掛け
て両側を連絡しており、ウインチ装置内部で線状体の張
力を保つので、外部に線状体の張り機構を別に設ける必
要がない。
【0007】テンショナプーリの付勢手段として捩りば
ねを用いた構成では、固定した捩りばね両端部に対し、
ドラム側に引き寄せられている回転軸を通した捩りばね
コイル部が戻ろうとする力を付勢力としており、コンパ
クトな構成で確実な線状体の張力が得られる。
ねを用いた構成では、固定した捩りばね両端部に対し、
ドラム側に引き寄せられている回転軸を通した捩りばね
コイル部が戻ろうとする力を付勢力としており、コンパ
クトな構成で確実な線状体の張力が得られる。
【0008】
【実施例】実施例について以下の図面に基づいて説明す
る。本実施例は、装置内に捩りばねで付勢されるテンシ
ョナプーリを設けたウインチ装置の実施例である。図1
は実施例のウインチ装置を用いた作動系を示す説明図、
図2は実施例の要部を示す側面図、図3は図2のA−A
断面図、図4は従来のウインチ装置を用いた作動系を示
す説明図である。本実施例のウインチ装置1はロープ1
1を巻き付けるドラム2の巻胴面3が区画壁4によって
2つに分けられている。ドラム2下方にはベッド9によ
り上下摺動自在に支えられる回転軸6に取付けられたテ
ンショナプーリ5があり、ちょうど区画壁4の下側に位
置してロープ11に張りを与えている。テンショナプー
リ5の回転軸6両側には巻き方向の異なる捩りばね7,
8のコイル部がそれぞれ外挿されており、ロープ11に
よってテンショナプーリ5及び回転軸6と共に上方に引
張られる捩りばね7,8の両端をベッド9のばね支え部
9aで保持して、捩りばね7,8が元に戻ろうとする力
を生じさせてテンシショナプーリ5の付勢力としてい
る。ドラム2側部にはドラム2を回転させる減速機付モ
ータ10が設けられている。ロープ11は、テンショナ
プーリ5で張力を調整されてからドラム2の二つの巻胴
面3にそれぞれ巻き付けられ、そこから装置外に伸びて
負荷物12を支えており、形状的にはエンドレスとなっ
ている。本実施例の使用方法は、負荷物12をけん引し
たい方向に合わせて減速機付モータ10を正逆転させて
ロープ11を巻取り・繰出しして動かす。ロープ11の
張力はウインチ装置1内の付勢されたテンショナプーリ
5によって自動的に調整されるため、外部に調整手段を
設ける必要がない。
る。本実施例は、装置内に捩りばねで付勢されるテンシ
ョナプーリを設けたウインチ装置の実施例である。図1
は実施例のウインチ装置を用いた作動系を示す説明図、
図2は実施例の要部を示す側面図、図3は図2のA−A
断面図、図4は従来のウインチ装置を用いた作動系を示
す説明図である。本実施例のウインチ装置1はロープ1
1を巻き付けるドラム2の巻胴面3が区画壁4によって
2つに分けられている。ドラム2下方にはベッド9によ
り上下摺動自在に支えられる回転軸6に取付けられたテ
ンショナプーリ5があり、ちょうど区画壁4の下側に位
置してロープ11に張りを与えている。テンショナプー
リ5の回転軸6両側には巻き方向の異なる捩りばね7,
8のコイル部がそれぞれ外挿されており、ロープ11に
よってテンショナプーリ5及び回転軸6と共に上方に引
張られる捩りばね7,8の両端をベッド9のばね支え部
9aで保持して、捩りばね7,8が元に戻ろうとする力
を生じさせてテンシショナプーリ5の付勢力としてい
る。ドラム2側部にはドラム2を回転させる減速機付モ
ータ10が設けられている。ロープ11は、テンショナ
プーリ5で張力を調整されてからドラム2の二つの巻胴
面3にそれぞれ巻き付けられ、そこから装置外に伸びて
負荷物12を支えており、形状的にはエンドレスとなっ
ている。本実施例の使用方法は、負荷物12をけん引し
たい方向に合わせて減速機付モータ10を正逆転させて
ロープ11を巻取り・繰出しして動かす。ロープ11の
張力はウインチ装置1内の付勢されたテンショナプーリ
5によって自動的に調整されるため、外部に調整手段を
設ける必要がない。
【0009】
【発明の効果】本発明は上記した構成を採用することに
より、ドラム上で線状体の巻取り部分と繰出し部分を分
離して干渉を防いだため線状体が捩れたり、乱巻になっ
たりせず、損傷を起こさずに巻取り・繰出し作業が行
え、線状体の耐用期間を長くできると共にウインチ作業
が円滑に実施可能で、作業性がよい。
より、ドラム上で線状体の巻取り部分と繰出し部分を分
離して干渉を防いだため線状体が捩れたり、乱巻になっ
たりせず、損傷を起こさずに巻取り・繰出し作業が行
え、線状体の耐用期間を長くできると共にウインチ作業
が円滑に実施可能で、作業性がよい。
【0010】装置内にテンショナプーリを設けた構成を
採用すると、外部に線状体張り調整機構を設ける必要が
ないため、作動系全体をシンプルな構成にでき、コスト
の面と保守の面で有利となる。
採用すると、外部に線状体張り調整機構を設ける必要が
ないため、作動系全体をシンプルな構成にでき、コスト
の面と保守の面で有利となる。
【0011】テンショナプーリの付勢手段として捩りば
ねを用いた構成では、シンプルかつコンパクトな構成で
自動的に線状体張り調整が行われるため、ウインチ装置
全体をコンパクトにでき、導入・設置がし易い。
ねを用いた構成では、シンプルかつコンパクトな構成で
自動的に線状体張り調整が行われるため、ウインチ装置
全体をコンパクトにでき、導入・設置がし易い。
【図1】実施例のウインチ装置を用いた作動系を示す説
明図である。
明図である。
【図2】実施例の要部を示す側面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】従来のウインチ装置を用いた作動系を示す説明
図である。
図である。
1 ウインチ装置 2 ドラム 3 巻胴面 4 区画壁 5 テンショナプーリ 6 回転軸 7 捩りばね 8 捩りばね 9 ベッド 9a ばね支え部 10 減速機付モータ 11 ロープ 12 負荷物 13 ロープ張り調整機構
Claims (2)
- 【請求項1】 ワイヤ・ロープ等の線状体を一つのドラ
ム巻胴面で同時に巻取り繰出すようにドラム外周部を面
で構成するとともに、ドラム巻胴面の中間に巻取り部と
繰出し部を分ける区画壁とを設け、線状体のテンション
プーリをドラムと平行に回動自在且つ線状体の張り方向
に付勢して設け、同ドラムの巻取り部と繰出し部とから
線状体を引き出してテンションプーリに巻回し、更に、
ドラムから繰出し巻取られる線状体を外部で無端状連結
したことを特徴とするウインチ装置。 - 【請求項2】 テンションプーリを線状体の張り方向に
付勢する手段として捩りバネでもってテンションプーリ
を軸支した請求項1記載のウインチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019704A JP2696678B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | ウインチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7019704A JP2696678B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | ウインチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08188388A JPH08188388A (ja) | 1996-07-23 |
JP2696678B2 true JP2696678B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12006672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7019704A Expired - Fee Related JP2696678B2 (ja) | 1995-01-11 | 1995-01-11 | ウインチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2696678B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2340101B (en) * | 1998-07-29 | 2002-02-13 | Allan Brocklebank | Helicopter rescue system |
JP2007314275A (ja) * | 2006-05-24 | 2007-12-06 | Daito Denki Kk | ウインチ |
CN103539028A (zh) * | 2013-10-28 | 2014-01-29 | 淮北惠临工贸有限责任公司 | 双滚筒液压自动张紧无极绳绞车 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2832567C2 (de) * | 1978-07-25 | 1985-03-21 | Walter 6670 St Ingbert Port | Vorrichtung zum Gespannthalten eines Seiles oder desgleichen fadenförmigen Materials |
JPH0768038B2 (ja) * | 1989-03-08 | 1995-07-26 | 株式会社富士製作所 | ウィンチ装置 |
JPH0544809A (ja) * | 1991-02-22 | 1993-02-23 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | ロープ張力制御装置 |
-
1995
- 1995-01-11 JP JP7019704A patent/JP2696678B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08188388A (ja) | 1996-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |