JP2695545B2 - ブラインド - Google Patents
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- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 30
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 17
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 12
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 8
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 claims description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 6
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 5
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
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- Blinds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラインドに関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のブラインドとして、実開平1−1
50896号公報に示されるものがある。これに示され
るブラインドは、自己形状保持性の大きな材質の短冊型
のスラット本体部分の側縁に、自己形状保持性の小さい
材質のレース編地のようなフリル部分を一体に形成した
スラットを用いる。スラットは所定間隔で上下方向に複
数枚配置され、一枚ずつラダーコードに載置される。各
スラットのスラット本体部に挿通孔が設けられて昇降コ
ードが通される。
50896号公報に示されるものがある。これに示され
るブラインドは、自己形状保持性の大きな材質の短冊型
のスラット本体部分の側縁に、自己形状保持性の小さい
材質のレース編地のようなフリル部分を一体に形成した
スラットを用いる。スラットは所定間隔で上下方向に複
数枚配置され、一枚ずつラダーコードに載置される。各
スラットのスラット本体部に挿通孔が設けられて昇降コ
ードが通される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のブラインドは、スラットをラダーコードに
載置する際に、ラダーコードの水平コードがレース編地
部分を貫通しなければならず、レース編地に切込を入れ
たりするために、ブラインドの組立作業は非常に面倒で
あった。また、レース編地に切込を入れると、その部分
でレース編地が分断されるため、めくれたり、折れ曲が
ったりしてレース編地の連続性が失われて外観上問題が
ある。本発明はこのような課題を解決することを目的と
している。
ような従来のブラインドは、スラットをラダーコードに
載置する際に、ラダーコードの水平コードがレース編地
部分を貫通しなければならず、レース編地に切込を入れ
たりするために、ブラインドの組立作業は非常に面倒で
あった。また、レース編地に切込を入れると、その部分
でレース編地が分断されるため、めくれたり、折れ曲が
ったりしてレース編地の連続性が失われて外観上問題が
ある。本発明はこのような課題を解決することを目的と
している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1平板部と
第2平板部とからなる断面山形の自己形状保持性を有す
る布製スラットの第1平板部を目の粗い布で、第2平板
部を目の細かい布で、それぞれ形成することにり上記課
題を解決する。すなわち本発明によるブラインドは、ヘ
ッドボックスと、ラダーコードによって整列状態に支持
される多数のスラットと、スラット列の一端に配置され
るボトムレールと、ボトムレールに一端が連結されると
ともにスラットに形成される昇降コード挿通孔を通って
他端がヘッドボックス内に出入自在に導入される昇降コ
ードと、を有し、昇降コードによってスラットの昇降を
行うとともに、ラダーコードによってスラットの回転を
行うブラインドであって、スラットは互いに所定角度を
なす第1平板部と第2平板部とからなる断面山形の形状
であり、両平板部の山形の頂点から側縁までの寸法は各
スラット間の寸法よりもわずかに大きく設定されている
ものにおいて、第1平板部は自己形状保持性を有する目
の粗い透光性の布で形成され、第2平板部は自己形状保
持性を有する目の細かい遮光性の布で形成されており、
第1平板部を室内側に第2平板部を窓側に位置づけると
共に、前記昇降コード挿通孔は山形の頂点から第2平板
部の側縁に向かって伸びる長孔となっており、且つ昇降
コードがヘッドボックス内に導入される位置をヘッドボ
ックスの底面の中心線から窓側へ偏らせて配置したこと
を特徴とする。スラットは、第1平板部と第2平板部と
を一体の織成材料または編成材料によって形成し、これ
らを熱可塑性樹脂によって硬化させることによって構成
してもよい。第1平板部をレース編地としてもよい。
第2平板部とからなる断面山形の自己形状保持性を有す
る布製スラットの第1平板部を目の粗い布で、第2平板
部を目の細かい布で、それぞれ形成することにり上記課
題を解決する。すなわち本発明によるブラインドは、ヘ
ッドボックスと、ラダーコードによって整列状態に支持
される多数のスラットと、スラット列の一端に配置され
るボトムレールと、ボトムレールに一端が連結されると
ともにスラットに形成される昇降コード挿通孔を通って
他端がヘッドボックス内に出入自在に導入される昇降コ
ードと、を有し、昇降コードによってスラットの昇降を
行うとともに、ラダーコードによってスラットの回転を
行うブラインドであって、スラットは互いに所定角度を
なす第1平板部と第2平板部とからなる断面山形の形状
であり、両平板部の山形の頂点から側縁までの寸法は各
スラット間の寸法よりもわずかに大きく設定されている
ものにおいて、第1平板部は自己形状保持性を有する目
の粗い透光性の布で形成され、第2平板部は自己形状保
持性を有する目の細かい遮光性の布で形成されており、
第1平板部を室内側に第2平板部を窓側に位置づけると
共に、前記昇降コード挿通孔は山形の頂点から第2平板
部の側縁に向かって伸びる長孔となっており、且つ昇降
コードがヘッドボックス内に導入される位置をヘッドボ
ックスの底面の中心線から窓側へ偏らせて配置したこと
を特徴とする。スラットは、第1平板部と第2平板部と
を一体の織成材料または編成材料によって形成し、これ
らを熱可塑性樹脂によって硬化させることによって構成
してもよい。第1平板部をレース編地としてもよい。
【0005】本考案によるブラインドにおいては、スラ
ットの形状を断面山形にすることによって、全閉時にス
ラットを回転させると、一方の平板部が垂直状態にな
り、他方の平板部が室内又は室外に突出するので、第1
平板部又は第2平板部のどちらか一方によって窓が覆わ
れることになる。このため、第1平板部を目の粗いレー
ス編地などの採光可能な材質で形成して室内側に位置づ
けることにより、第1平板部が垂直になったスラットの
回転状態のときに、第2平板部は第1平板部の裏に隠れ
上下のスラットの第1平板部同士が重なり合って、全面
的に第1平板部によって窓が覆われることになり、ブラ
インドはあたかもレース生地のカーテンで窓を覆ったの
と同等の機能を果たす。 一方、第2平板部を自己形状保
持性を有する目の細かい遮光性の布で形成することによ
り、第2平板部が垂直になったスラットの回転状態のと
きに、遮光状態となる。 このように、スラットの回転方
向によって、遮光状態及び光半透過状態を選択でき、不
透明生地及びレース生地の2種類のカーテンを取付けた
と同等の機能を果たす。昇降コード挿通孔は、山形の頂
点から第2平板部の側縁に向かって伸びる長孔となって
いるため、第1平板部が垂直になったレース生地のカー
テン風のときに、昇降コード挿通孔は室内側から見え
ず、その外観を損なうことがなく、本物のレース生地の
カーテンに近いものにすることができる。 さらに、昇降
コード挿通孔は窓側にある第2平板部の側縁に向かって
伸びる長孔となっており、昇降コードがヘッドボックス
内に導入される位置をヘッドボックスの底面の中心線か
ら窓側へ偏らせて配置しているため、第1平板部または
第2平板部が垂直になったスラットのいずれの回転状態
の場合であっても、昇降コードが長孔内のどこかを挿通
することにより、ヘッドボックスに対して昇降コードは
常に同じ位置を保持することができ、よって、スラット
が安定した状態を保持することができる。
ットの形状を断面山形にすることによって、全閉時にス
ラットを回転させると、一方の平板部が垂直状態にな
り、他方の平板部が室内又は室外に突出するので、第1
平板部又は第2平板部のどちらか一方によって窓が覆わ
れることになる。このため、第1平板部を目の粗いレー
ス編地などの採光可能な材質で形成して室内側に位置づ
けることにより、第1平板部が垂直になったスラットの
回転状態のときに、第2平板部は第1平板部の裏に隠れ
上下のスラットの第1平板部同士が重なり合って、全面
的に第1平板部によって窓が覆われることになり、ブラ
インドはあたかもレース生地のカーテンで窓を覆ったの
と同等の機能を果たす。 一方、第2平板部を自己形状保
持性を有する目の細かい遮光性の布で形成することによ
り、第2平板部が垂直になったスラットの回転状態のと
きに、遮光状態となる。 このように、スラットの回転方
向によって、遮光状態及び光半透過状態を選択でき、不
透明生地及びレース生地の2種類のカーテンを取付けた
と同等の機能を果たす。昇降コード挿通孔は、山形の頂
点から第2平板部の側縁に向かって伸びる長孔となって
いるため、第1平板部が垂直になったレース生地のカー
テン風のときに、昇降コード挿通孔は室内側から見え
ず、その外観を損なうことがなく、本物のレース生地の
カーテンに近いものにすることができる。 さらに、昇降
コード挿通孔は窓側にある第2平板部の側縁に向かって
伸びる長孔となっており、昇降コードがヘッドボックス
内に導入される位置をヘッドボックスの底面の中心線か
ら窓側へ偏らせて配置しているため、第1平板部または
第2平板部が垂直になったスラットのいずれの回転状態
の場合であっても、昇降コードが長孔内のどこかを挿通
することにより、ヘッドボックスに対して昇降コードは
常に同じ位置を保持することができ、よって、スラット
が安定した状態を保持することができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明のブラインドの全体図を、図2
に図1の側面図を示す。所定間隔で上下方向に複数のス
ラット10が配列されており、このスラット10列の上
端側にヘッドボックス12が配置され、下端側にボトム
レール14が配置されている。ヘッドボックス12とボ
トムレール14との間にはラダーコード16が設けられ
ており、これによって各スラット10を支持している。
ボトムレール14に一端が取付けらている昇降コード1
8は、スラット10に設けられている昇降コード挿通孔
20を通ってヘッドボックス12内の巻取パイプ22に
他端が固定されている。昇降コード18は巻取パイプ2
2によって巻取り及び巻解き可能であり、昇降コード1
8が巻取り及び巻解かれることによってスラット10が
開閉する。巻取パイプ22の回転はヘッドボックス12
端部に設けられている操作コード24によって行われ
る。巻取パイプ22にはラダーコード16の一端も連結
されている。ただし、ラダーコード16は所定以上巻取
られないようにしてある。
に図1の側面図を示す。所定間隔で上下方向に複数のス
ラット10が配列されており、このスラット10列の上
端側にヘッドボックス12が配置され、下端側にボトム
レール14が配置されている。ヘッドボックス12とボ
トムレール14との間にはラダーコード16が設けられ
ており、これによって各スラット10を支持している。
ボトムレール14に一端が取付けらている昇降コード1
8は、スラット10に設けられている昇降コード挿通孔
20を通ってヘッドボックス12内の巻取パイプ22に
他端が固定されている。昇降コード18は巻取パイプ2
2によって巻取り及び巻解き可能であり、昇降コード1
8が巻取り及び巻解かれることによってスラット10が
開閉する。巻取パイプ22の回転はヘッドボックス12
端部に設けられている操作コード24によって行われ
る。巻取パイプ22にはラダーコード16の一端も連結
されている。ただし、ラダーコード16は所定以上巻取
られないようにしてある。
【0007】図3にスラット10の斜視図を示す。スラ
ット10は互いに所定角度をなす第1平板部26及び第
2平板部28からなる断面山形の形状であり、第1平板
部26及び第2平板部28は一体の織成材料又は編成材
料によって形成され、熱可塑性樹脂によって硬化させて
ある。第1平板部26はレース編地などの採光可能な材
質である目の粗い布で形成され、第2平板部28は遮光
性の高い目の細かい布で形成される。山形の頂点から第
2平板部28の側縁に向かって伸びる長孔の昇降コード
挿通孔20が形成されている。昇降コード挿通孔20は
山形の頂点部分を除いて第1平板部26には形成されて
いない。第1平板部26は室内側に位置され、第2平板
部28は窓側に位置される。これに対応して、図2に示
したように、昇降コード18がヘッドボックス12内に
導入される位置をヘッドボックス12の底面の中心線か
ら室内側へ偏らせて配置している。
ット10は互いに所定角度をなす第1平板部26及び第
2平板部28からなる断面山形の形状であり、第1平板
部26及び第2平板部28は一体の織成材料又は編成材
料によって形成され、熱可塑性樹脂によって硬化させて
ある。第1平板部26はレース編地などの採光可能な材
質である目の粗い布で形成され、第2平板部28は遮光
性の高い目の細かい布で形成される。山形の頂点から第
2平板部28の側縁に向かって伸びる長孔の昇降コード
挿通孔20が形成されている。昇降コード挿通孔20は
山形の頂点部分を除いて第1平板部26には形成されて
いない。第1平板部26は室内側に位置され、第2平板
部28は窓側に位置される。これに対応して、図2に示
したように、昇降コード18がヘッドボックス12内に
導入される位置をヘッドボックス12の底面の中心線か
ら室内側へ偏らせて配置している。
【0008】図4にスラットを室内側に回転した全閉時
のブラインドの側面図を示す。窓側のラダーコード16
が巻上げられてスラット10は傾斜し、第1平板部26
はほぼ垂直になり、第2平板部28は窓側に向かって突
出する。これにより、窓は第1平板部26のレース編地
で覆われることとなり、光半透過状態になる。昇降コー
ド挿通孔20は山形の頂点にも形成されているが、上下
に隣接するスラット10は上のスラット10の第1平板
部26の下部と下のスラット10の第1平板部26の山
形の頂点部分とが若干重なり合うため、山形の頂点にあ
る昇降コード挿通孔20は隣接する上のスラット10の
第1平板部26によって覆われる。これにより、昇降コ
ード挿通孔20のすべての部分において室外の光が直接
入射することはない。一方、上記光半透過状態とは反対
方向つまり巻取パイプ22を時計方向に回転させた全閉
状態のときは、第2平板部28はほぼ垂直になり、第1
平板部26は室内側に突出する。これにより、窓は全面
第2平板部28で覆われることとなり、遮光状態にな
る。
のブラインドの側面図を示す。窓側のラダーコード16
が巻上げられてスラット10は傾斜し、第1平板部26
はほぼ垂直になり、第2平板部28は窓側に向かって突
出する。これにより、窓は第1平板部26のレース編地
で覆われることとなり、光半透過状態になる。昇降コー
ド挿通孔20は山形の頂点にも形成されているが、上下
に隣接するスラット10は上のスラット10の第1平板
部26の下部と下のスラット10の第1平板部26の山
形の頂点部分とが若干重なり合うため、山形の頂点にあ
る昇降コード挿通孔20は隣接する上のスラット10の
第1平板部26によって覆われる。これにより、昇降コ
ード挿通孔20のすべての部分において室外の光が直接
入射することはない。一方、上記光半透過状態とは反対
方向つまり巻取パイプ22を時計方向に回転させた全閉
状態のときは、第2平板部28はほぼ垂直になり、第1
平板部26は室内側に突出する。これにより、窓は全面
第2平板部28で覆われることとなり、遮光状態にな
る。
【0009】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、スラットの形状を断面山形にすることによって、全
閉時にスラットを回転させると、一方の平板部が垂直状
態になると他方の平板部が室内又は室外に突出するの
で、第1平板部又は第2平板部のどちらか一方によって
窓が覆われることになる。このため、第1平板部を目の
粗いレース編地などの採光可能な材質で形成して室内側
に位置づけることにより、第1平板部が垂直になったス
ラットの回転状態のときに、第2平板部は第1平板部の
裏に隠れ上下のスラットの第1平板部同士が重なり合っ
て、全面的に第1平板部によって窓が覆われることにな
り、ブラインドはあたかもレース生地のカーテンで窓を
覆ったのと同等の機能を果たすことができる。 一方、第
2平板部を自己形状保持性を有する目の細かい遮光性の
布で形成することにより、第2平板部が垂直になったス
ラットの回転状態のときに、遮光状態とすることができ
る。 このように、スラットの回転方向によって、遮光状
態及び光半透過状態を選択でき、不透明生地及びレース
生地の2種類のカーテンを取付けたと同等の機能を果た
すことができる。 昇降コード挿通孔は、山形の頂点から
第2平板部の側縁に向かって伸びる長孔となっているた
め、第1平板部が垂直になったレース生地のカーテン風
のときに、昇降コード挿通孔は室内側から見えず、その
外観を損なうことがなく、本物のレース生地のカーテン
に近いものにすることができる。 さらに、昇降コード挿
通孔は窓側にある第2平板部の側縁に向かって伸びる長
孔となっており、昇降コードがヘッドボックス内に導入
される位置をヘッドボックスの底面の中心線から窓側へ
偏らせて配置しているため、第1平板部または第2平板
部が垂直になったスラットのいずれの回転状態の場合で
あっても、昇降コードが長孔内のどこかを挿通すること
により、ヘッドボックスに対して昇降コードは常に同じ
位置を保持することができ、よって、スラットが安定し
た状態を保持することができる。
と、スラットの形状を断面山形にすることによって、全
閉時にスラットを回転させると、一方の平板部が垂直状
態になると他方の平板部が室内又は室外に突出するの
で、第1平板部又は第2平板部のどちらか一方によって
窓が覆われることになる。このため、第1平板部を目の
粗いレース編地などの採光可能な材質で形成して室内側
に位置づけることにより、第1平板部が垂直になったス
ラットの回転状態のときに、第2平板部は第1平板部の
裏に隠れ上下のスラットの第1平板部同士が重なり合っ
て、全面的に第1平板部によって窓が覆われることにな
り、ブラインドはあたかもレース生地のカーテンで窓を
覆ったのと同等の機能を果たすことができる。 一方、第
2平板部を自己形状保持性を有する目の細かい遮光性の
布で形成することにより、第2平板部が垂直になったス
ラットの回転状態のときに、遮光状態とすることができ
る。 このように、スラットの回転方向によって、遮光状
態及び光半透過状態を選択でき、不透明生地及びレース
生地の2種類のカーテンを取付けたと同等の機能を果た
すことができる。 昇降コード挿通孔は、山形の頂点から
第2平板部の側縁に向かって伸びる長孔となっているた
め、第1平板部が垂直になったレース生地のカーテン風
のときに、昇降コード挿通孔は室内側から見えず、その
外観を損なうことがなく、本物のレース生地のカーテン
に近いものにすることができる。 さらに、昇降コード挿
通孔は窓側にある第2平板部の側縁に向かって伸びる長
孔となっており、昇降コードがヘッドボックス内に導入
される位置をヘッドボックスの底面の中心線から窓側へ
偏らせて配置しているため、第1平板部または第2平板
部が垂直になったスラットのいずれの回転状態の場合で
あっても、昇降コードが長孔内のどこかを挿通すること
により、ヘッドボックスに対して昇降コードは常に同じ
位置を保持することができ、よって、スラットが安定し
た状態を保持することができる。
【図1】本発明のブラインドの全体図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】スラットの斜視図である。
【図4】光半透過状態のブラインドの側面図である。
10 スラット 12 ヘッドボックス 14 ボトムレール 16 ラダーコード 18 昇降コード 20 昇降コード挿通孔 22 巻取パイプ 24 操作コード 26 第1平板部 28 第2平板部
Claims (3)
- 【請求項1】 ヘッドボックスと、ラダーコードによっ
て整列状態に支持される多数のスラットと、スラット列
の一端に配置されるボトムレールと、ボトムレールに一
端が連結されるとともにスラットに形成される昇降コー
ド挿通孔を通って他端がヘッドボックス内に出入自在に
導入される昇降コードと、を有し、昇降コードによって
スラットの昇降を行うとともに、ラダーコードによって
スラットの回転を行うブラインドであって、スラットは
互いに所定角度をなす第1平板部と第2平板部とからな
る断面山形の形状であり、両平板部の山形の頂点から側
縁までの寸法は各スラット間の寸法よりもわずかに大き
く設定されているものにおいて、 第1平板部は自己形状保持性を有する目の粗い透光性の
布で形成され、第2平板部は自己形状保持性を有する目
の細かい遮光性の布で形成されており、第1平板部を室
内側に第2平板部を窓側に位置づけると共に、前記昇降
コード挿通孔は山形の頂点から第2平板部の側縁に向か
って伸びる長孔となっており、且つ昇降コードがヘッド
ボックス内に導入される位置をヘッドボックスの底面の
中心線から窓側へ偏らせて配置したことを特徴とするブ
ラインド。 - 【請求項2】 第1平板部及び第2平板部を一体の織成
材料又は編成材料によって形成し、これらを熱可塑性樹
脂によって硬化させることによってスラットを構成した
請求項1記載のブラインド。 - 【請求項3】 第1平板部をレース編地とする請求項1
又は2記載のブラインド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196961A JP2695545B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | ブラインド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3196961A JP2695545B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | ブラインド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0518170A JPH0518170A (ja) | 1993-01-26 |
JP2695545B2 true JP2695545B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=16366529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3196961A Expired - Fee Related JP2695545B2 (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | ブラインド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2695545B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10344531B2 (en) | 2015-04-30 | 2019-07-09 | Sharp Kabushiki Kaisha | Daylighting slat and daylighting device |
US10480736B2 (en) | 2015-04-30 | 2019-11-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Daylighting system |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1188716A (ja) | 1997-09-03 | 1999-03-30 | Hitachi Ltd | ディスプレイ装置 |
JP4618576B2 (ja) * | 2000-09-25 | 2011-01-26 | 株式会社竹中工務店 | 日射遮蔽装置 |
JP5975835B2 (ja) * | 2012-08-29 | 2016-08-23 | 立川ブラインド工業株式会社 | 横型ブラインド |
JP6616165B2 (ja) * | 2015-11-16 | 2019-12-04 | 立川ブラインド工業株式会社 | 日射遮蔽装置 |
Citations (1)
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US4799526A (en) | 1986-06-27 | 1989-01-24 | Wausau Metals Corporation | Blind with light-transmitting slats |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53117238A (en) * | 1977-03-22 | 1978-10-13 | Tadashi Tanigawa | Louvre matnly made of cellulose for horizontal blind |
JPS55162696U (ja) * | 1979-05-14 | 1980-11-21 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3196961A patent/JP2695545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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US10480736B2 (en) | 2015-04-30 | 2019-11-19 | Sharp Kabushiki Kaisha | Daylighting system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0518170A (ja) | 1993-01-26 |
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