JP2695208B2 - 光走査装置におけるfθレンズ系 - Google Patents
光走査装置におけるfθレンズ系Info
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- 238000010408 sweeping Methods 0.000 description 1
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- Lenses (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光走査装置におけるfθレンズ系に関す
る。
る。
[従来の技術] 光走査装置は、光束の走査により情報の書き込みや読
み取りを行う装置として知られ、レーザープリンターや
ファクシミリ等に使用されている。このような光走査装
置のうちに、光源からの光束を線状に結像させ、その線
状の結像位置の近傍に反射面を有する回転多面鏡により
上記光束を等角速度的に偏向し、この偏向光束を結像レ
ンズ系により走査面上にスポット状に結像させて走査面
を光走査する方式の装置がある。
み取りを行う装置として知られ、レーザープリンターや
ファクシミリ等に使用されている。このような光走査装
置のうちに、光源からの光束を線状に結像させ、その線
状の結像位置の近傍に反射面を有する回転多面鏡により
上記光束を等角速度的に偏向し、この偏向光束を結像レ
ンズ系により走査面上にスポット状に結像させて走査面
を光走査する方式の装置がある。
回転多面鏡を用いる光走査装置には、面倒れの問題が
あり、また、偏向される光束は角速度が一定となるの
で、走査面の走査が定速的に行われる様に工夫する必要
がある。fθレンズ系は、この、走査面の定速的な走査
を光学的に実現する様にしたレンズ系であり、入射角θ
をもって入射する光束の像高が焦点距離をfとしてfθ
となるようにするfθ機能を有する。
あり、また、偏向される光束は角速度が一定となるの
で、走査面の走査が定速的に行われる様に工夫する必要
がある。fθレンズ系は、この、走査面の定速的な走査
を光学的に実現する様にしたレンズ系であり、入射角θ
をもって入射する光束の像高が焦点距離をfとしてfθ
となるようにするfθ機能を有する。
また、面倒れの問題を解決する方法としては、回転多
面鏡と走査面との間に設けられるレンズ系をアナモフィ
ック系とし、副走査方向に関して、回転多面鏡の反射位
置と走査面とを共役関係に結び付ける方法が知られてい
る。
面鏡と走査面との間に設けられるレンズ系をアナモフィ
ック系とし、副走査方向に関して、回転多面鏡の反射位
置と走査面とを共役関係に結び付ける方法が知られてい
る。
[発明が解決しようとする課題] fθレンズ系自体をアナモフィックとし、定速的な走
査と面倒れの問題の解決とを図ったものとしては、特開
昭59−147316号公報に開示されたものが知られている。
このレンズ系は偏向角が大きいが像面湾曲に関して、回
転多面鏡による入射瞳位置の変動による影響が検討され
ていない。
査と面倒れの問題の解決とを図ったものとしては、特開
昭59−147316号公報に開示されたものが知られている。
このレンズ系は偏向角が大きいが像面湾曲に関して、回
転多面鏡による入射瞳位置の変動による影響が検討され
ていない。
また、特開昭61−245129号公報開示のものは像面湾曲
に対する上記入射瞳位置の変動の問題についても面倒れ
に起因する走査線のピッチむらの除去に関しても十分な
検討がなされていない。
に対する上記入射瞳位置の変動の問題についても面倒れ
に起因する走査線のピッチむらの除去に関しても十分な
検討がなされていない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであっ
て、回転多面鏡の回転にともなう入射瞳位置の変動によ
る主・副走査方向の像面湾曲の十分な補正と、回転多面
鏡における面倒れの問題の解決を可能ならしめた新規な
fθレンズ系の提供を目的とする。
て、回転多面鏡の回転にともなう入射瞳位置の変動によ
る主・副走査方向の像面湾曲の十分な補正と、回転多面
鏡における面倒れの問題の解決を可能ならしめた新規な
fθレンズ系の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 以下、本発明を説明する。
本発明のfθレンズ系は、「光源からの光束を線状に
結像させ、その線状の結像位置の近傍に反射面を有する
回転多面鏡により上記光束を等角速度的に偏向し、この
偏向光束を結像レンズ系により走査面上にスポット状に
結像させて走査面を光走査する光走査装置において、回
転多面鏡により偏向された光束を走査面上に結像させる
レンズ系」であって、副走査方向に関して、回転多面鏡
の反射位置と走査面とを共役関係に結び付ける機能と、
fθ機能とを有する。
結像させ、その線状の結像位置の近傍に反射面を有する
回転多面鏡により上記光束を等角速度的に偏向し、この
偏向光束を結像レンズ系により走査面上にスポット状に
結像させて走査面を光走査する光走査装置において、回
転多面鏡により偏向された光束を走査面上に結像させる
レンズ系」であって、副走査方向に関して、回転多面鏡
の反射位置と走査面とを共役関係に結び付ける機能と、
fθ機能とを有する。
このfθレンズ系は、回転多面鏡の側から走査面側へ
向かって第1、第2の順に配備される第1および第2の
レンズにより構成される2群・2枚構成であって、上記
第1のレンズは「主・副走査方向ともに負の屈折力を持
つアナモフィックの単レンズ」であり、第2のレンズは
「主・副走査方向とも正の屈折力を持つアナモフィック
な単レンズ」である。
向かって第1、第2の順に配備される第1および第2の
レンズにより構成される2群・2枚構成であって、上記
第1のレンズは「主・副走査方向ともに負の屈折力を持
つアナモフィックの単レンズ」であり、第2のレンズは
「主・副走査方向とも正の屈折力を持つアナモフィック
な単レンズ」である。
上記第1のレンズは「上記回転多面鏡の側のレンズ面
が球面で、走査面側のレンズ面がシリンダー面もしくは
変形シリンダー面」であり、上記第2のレンズは「上記
回転多面鏡の側のレンズ面が平面もしくはシリンダー面
または変形シリンダー面であり、走査面側のレンズ面が
トーリック面」である。
が球面で、走査面側のレンズ面がシリンダー面もしくは
変形シリンダー面」であり、上記第2のレンズは「上記
回転多面鏡の側のレンズ面が平面もしくはシリンダー面
または変形シリンダー面であり、走査面側のレンズ面が
トーリック面」である。
回転多面鏡の側から走査面に向かってレンズ面を順
次、第1ないし第4レンズ面とし第iレンズ面(i=1
〜4)の曲率半径を偏向面内でRiX,副走査方向でRiYと
するとき、これらは、 (I) 1.5<R1X/R4X<2.5 (II) −2.5<[(1/R4Y)/{(1/R2Y)−(1/
R3Y}]<−1 なる条件を満足する。
次、第1ないし第4レンズ面とし第iレンズ面(i=1
〜4)の曲率半径を偏向面内でRiX,副走査方向でRiYと
するとき、これらは、 (I) 1.5<R1X/R4X<2.5 (II) −2.5<[(1/R4Y)/{(1/R2Y)−(1/
R3Y}]<−1 なる条件を満足する。
レンズ面の曲率に関して、RiXは偏向面による断面上
の曲率半径の成分であり、RiYは光軸に平行で且つ偏向
面に直交する断面の、曲率半径成分である。
の曲率半径の成分であり、RiYは光軸に平行で且つ偏向
面に直交する断面の、曲率半径成分である。
また、「偏向面」とは回転多面鏡による理想的な偏向
光束の主光線の掃引により形成される平面である。レン
ズ光軸を含む上記偏向面に直交する平面を以下、「偏向
直交面」と称する。
光束の主光線の掃引により形成される平面である。レン
ズ光軸を含む上記偏向面に直交する平面を以下、「偏向
直交面」と称する。
上記変形シリンダー面は、上記偏向面との交差部が主
走査方向に平行な直線状であり、偏向直交面に平行な
「平面」内に於けるレンズ面曲率半径(副走査方向の曲
率半径)が、主走査方向における上記「平面」と光軸と
の距離Hの多項式 C0+C1H+C2H2+C3H3+……+CnHn で与えられる変形シリンダー面であり、上記係数C0,C1,
…,Cnを特定することにより特定される。
走査方向に平行な直線状であり、偏向直交面に平行な
「平面」内に於けるレンズ面曲率半径(副走査方向の曲
率半径)が、主走査方向における上記「平面」と光軸と
の距離Hの多項式 C0+C1H+C2H2+C3H3+……+CnHn で与えられる変形シリンダー面であり、上記係数C0,C1,
…,Cnを特定することにより特定される。
上記条件(II)には、副走査方向のレンズ面曲率半径
R2Y,R3Yが入っているが、上述の通り、これらの曲率半
径を持つレンズ面は何れも変形シリンダー面となり得る
ものである。その場合、これら曲率半径R2Y,R3Yの値
は、条件(II)に関しては、上記多項式の第1項C0の値
であるとする。
R2Y,R3Yが入っているが、上述の通り、これらの曲率半
径を持つレンズ面は何れも変形シリンダー面となり得る
ものである。その場合、これら曲率半径R2Y,R3Yの値
は、条件(II)に関しては、上記多項式の第1項C0の値
であるとする。
[作用] 上記条件(I),(II)は以下の如き意味を有する。
即ち、条件(I)は、主走査方向の像面湾曲とリニアリ
ティ即ちfθ特性とを良好に保つための条件であり、上
限を越えると主走査方向の像面湾曲がアンダーとなり、
fθ特性がオーバーとなる。また、下限を越えると像面
湾曲がオーバーとなり、fθ特性はアンダーとなる。
即ち、条件(I)は、主走査方向の像面湾曲とリニアリ
ティ即ちfθ特性とを良好に保つための条件であり、上
限を越えると主走査方向の像面湾曲がアンダーとなり、
fθ特性がオーバーとなる。また、下限を越えると像面
湾曲がオーバーとなり、fθ特性はアンダーとなる。
条件(II)はアナモフィックレンズで発生する軸外の
コマ収差を良好に補正する為の条件である。
コマ収差を良好に補正する為の条件である。
条件(II)の上限を越えると外向きのコマ収差が発生
し、下限を越えると内向きのコマ収差が発生する。
し、下限を越えると内向きのコマ収差が発生する。
変形シリンダー面は、副走査方向の像面湾曲を良好に
補正するために採用されている。
補正するために採用されている。
以下、図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明のfθレンズ系を用いた光走査装置
の1例を説明図的に略示している。また、第2図は、第
1図の光学配置を副走査方向から見た状態、即ち偏向面
内での様子を示している。
の1例を説明図的に略示している。また、第2図は、第
1図の光学配置を副走査方向から見た状態、即ち偏向面
内での様子を示している。
光源もしくは光源と集光装置とからなる光源装置1か
らの平行光束は線像結像光学系たるシリンダーレンズ2
により、回転多面鏡3の反射面4の近傍に、偏向面と略
平行な線像として結像する。
らの平行光束は線像結像光学系たるシリンダーレンズ2
により、回転多面鏡3の反射面4の近傍に、偏向面と略
平行な線像として結像する。
回転多面鏡3により反射された光束は、本発明のfθ
レンズ系により、走査面7上にスポット状に結像され、
回転多面鏡3の矢印方向への等速回転に従い、走査面7
を等速的に走査する。
レンズ系により、走査面7上にスポット状に結像され、
回転多面鏡3の矢印方向への等速回転に従い、走査面7
を等速的に走査する。
fθレンズ系は第1のレンズ5と第2のレンズ6とに
より構成され、レンズ5は回転多面鏡3の側、レンズ6
は走査面7の側にそれぞれ配設される。偏向面内で見る
と第2図に示すように、レンズ5,6によるfθレンズ系
は光源側の無限遠と走査面7の位置とを共役関係に結び
付けている。
より構成され、レンズ5は回転多面鏡3の側、レンズ6
は走査面7の側にそれぞれ配設される。偏向面内で見る
と第2図に示すように、レンズ5,6によるfθレンズ系
は光源側の無限遠と走査面7の位置とを共役関係に結び
付けている。
これに対し、偏向直交面内で見ると、即ち副走査方向
に関してはfθレンズ系は回転多面鏡3の反射位置と走
査面7とを略共役関係に結び付けている。従って、第3
図に示すように反射面4が符号4′で示すように面倒れ
を生じてもfθレンズ系による、走査面7上の結像位置
は、副走査方向(第3図上下方向)には殆ど移動しな
い。従って面倒れは補正される。
に関してはfθレンズ系は回転多面鏡3の反射位置と走
査面7とを略共役関係に結び付けている。従って、第3
図に示すように反射面4が符号4′で示すように面倒れ
を生じてもfθレンズ系による、走査面7上の結像位置
は、副走査方向(第3図上下方向)には殆ど移動しな
い。従って面倒れは補正される。
さて、回転多面鏡3が回転すると、反射面4は軸3Aを
中心として回転するため、第4図に示すように、反射面
の回転に伴い、線像の結像位置Pと反射面4との間に位
置ずれΔXが生じ、fθレンズ系による線像の共役像の
位置P′は走査面7からΔX′だけずれる。
中心として回転するため、第4図に示すように、反射面
の回転に伴い、線像の結像位置Pと反射面4との間に位
置ずれΔXが生じ、fθレンズ系による線像の共役像の
位置P′は走査面7からΔX′だけずれる。
このずれ量ΔX′はfθレンズ系の副走査方向の横倍
率をβとして、周知の如くΔX′=β2ΔXで与えられ
る。
率をβとして、周知の如くΔX′=β2ΔXで与えられ
る。
偏向面内で、fθレンズ系のレンズ光軸と偏向光束の
主光線とのなす角をθとする時、θと上記ΔXとの関係
を示したのが第5図及び第6図である。第5図は入射角
α(回転多面鏡への入射光束の主光線とfθレンズ系の
光軸のなす角:第7図参照)を90度とし、回転多面鏡3
の内接円半径Rをパラメーターとして描いている。ま
た、第6図では、上記内接円半径Rを40mmとし、入射角
αをパラメーターとして描いている。
主光線とのなす角をθとする時、θと上記ΔXとの関係
を示したのが第5図及び第6図である。第5図は入射角
α(回転多面鏡への入射光束の主光線とfθレンズ系の
光軸のなす角:第7図参照)を90度とし、回転多面鏡3
の内接円半径Rをパラメーターとして描いている。ま
た、第6図では、上記内接円半径Rを40mmとし、入射角
αをパラメーターとして描いている。
第5,6図から分かるように、ΔXは、内接円半径Rが
大きいほど、また、入射角αが小さいほど大きくなる。
大きいほど、また、入射角αが小さいほど大きくなる。
また、反射面の回転に伴う線像の位置と反射面との相
対的な位置ずれは、偏向面内で2次元的に生じ、且つレ
ンズ光軸に対しても非対象に移動する。
対的な位置ずれは、偏向面内で2次元的に生じ、且つレ
ンズ光軸に対しても非対象に移動する。
従って、第1図の如き光走査装置ではfθレンズ系の
主、副走査方向の像面湾曲を良好に補正する必要があ
る。また、主走査方向に関してはfθ特性が良好に補正
されねばならないことは言うまでもない。
主、副走査方向の像面湾曲を良好に補正する必要があ
る。また、主走査方向に関してはfθ特性が良好に補正
されねばならないことは言うまでもない。
ここで、前述の入射角αにつき説明すると、第7図に
おいて、符号aは回転多面鏡に入射する光束の主光線を
示し、符号bは回転多面鏡3による反射光束がfθレン
ズ系の光軸と平行に成ったときの主光線を示している。
主光線a,bの交点を原点として図のごとくX,Y軸を定め、
回転多面鏡3の回転軸位置座標をXp,Ypとする。
おいて、符号aは回転多面鏡に入射する光束の主光線を
示し、符号bは回転多面鏡3による反射光束がfθレン
ズ系の光軸と平行に成ったときの主光線を示している。
主光線a,bの交点を原点として図のごとくX,Y軸を定め、
回転多面鏡3の回転軸位置座標をXp,Ypとする。
入射角αは、図の如く主光線a,bの交角として定義さ
れる。
れる。
前述した、線像位置と反射面との位置ずれ量のΔXの
変動をなるべく少なくする為には周知のごとく、 0<Xp<Rcos(α/2) 0<Yp<Rsin(α/2) なる条件をXp,Ypに課せばよい。
変動をなるべく少なくする為には周知のごとく、 0<Xp<Rcos(α/2) 0<Yp<Rsin(α/2) なる条件をXp,Ypに課せばよい。
また、第8図には、本発明の特徴の一端をなす変形シ
リンダー面を説明図的に示す。
リンダー面を説明図的に示す。
この変形シリンダー面は、第i番目のレンズ面に採用
されたとき、同図に示すように偏向面内の曲率半径RiX
は∞であるが、副走査方向の曲率半径RiYは光軸上ではC
0であり主走査方向で光軸からHだけはなれた部分での
副走査方向の曲率半径の解析的な表現は、前述したよう
な多項式 RiY(H)=C0+C1H+C2H2+C3H3+……+CnHn で与えられる。
されたとき、同図に示すように偏向面内の曲率半径RiX
は∞であるが、副走査方向の曲率半径RiYは光軸上ではC
0であり主走査方向で光軸からHだけはなれた部分での
副走査方向の曲率半径の解析的な表現は、前述したよう
な多項式 RiY(H)=C0+C1H+C2H2+C3H3+……+CnHn で与えられる。
[実施例] 以下、具体的な実施例を4例挙げる。
各実施例において、fMはfθレンズ系の主走査方向に
関する合成焦点距離、即ち偏向面に平行な面内における
合成焦点距離を表し、この値は100に規格化される。ま
た、fSは偏向直交面内での合成焦点距離即ち副走査方向
に関する合成焦点距離を示す。2θは偏向角、αは入射
角を示す。
関する合成焦点距離、即ち偏向面に平行な面内における
合成焦点距離を表し、この値は100に規格化される。ま
た、fSは偏向直交面内での合成焦点距離即ち副走査方向
に関する合成焦点距離を示す。2θは偏向角、αは入射
角を示す。
RiXは回転多面鏡の側から数えてi番目のレンズ面の
偏向面内の曲率半径、RiYはi番目のレンズ面の偏向直
交面内の曲率半径、diはi番目のレンズ面間距離、d0は
回転多面鏡の反射面から第1レンズ面までの距離、njは
j番目のレンズの屈折率、Rは回転多面鏡の内接円半径
を示す。
偏向面内の曲率半径、RiYはi番目のレンズ面の偏向直
交面内の曲率半径、diはi番目のレンズ面間距離、d0は
回転多面鏡の反射面から第1レンズ面までの距離、njは
j番目のレンズの屈折率、Rは回転多面鏡の内接円半径
を示す。
さらに、K1=R1X/R4X,K2=[(1/R4Y)/{(1/R2Y)
−(1/R3Y}]を表している。
−(1/R3Y}]を表している。
実施例 1 fM=100,fS=21.3685,2θ=65.8゜,α=60゜, R=14.0845,K1=2.0199,K2=−1.3194,d0=7.4343 この実施例に於いては、*印を付けた第2面が変形シ
リンダー面であり、この面を特徴付ける前記多項式の各
係数は、以下の通りである。
リンダー面であり、この面を特徴付ける前記多項式の各
係数は、以下の通りである。
C0=17.9982,C1=−4.2013・10-1 C2=−2.3145・10-1,C3=1.4346・10-2 C4=1.8275・10-3,C5=−2.0887・10-4 C6=−1.0331・10-5 実施例 2 fM=100,fS=21.1663,2θ=65.6゜,α=60゜, R=14.0845,K1=2.0199,K2=−2.2916,d0=7.4343 この実施例に於いては、*印を付けた第2面が変形シ
リンダー面であり、多項式の各係数は以下の通りであ
る。
リンダー面であり、多項式の各係数は以下の通りであ
る。
C0=44.9167,C1=−1.1896 C2=−6.265・10-1,C3=5.3039・10-2 C4=7.7804・10-3,C5=−9.7627・10-5 C6=−5.1653・10-5,C7=1.1369・10-5 実施例 3 fM=100,fS=21.3153,2θ=65.6゜,α=60゜, R=14.0845,K1=2.0199,K2=−2.0581,d0=7.4343 この実施例に於いては、*印を付けた第3面が変形シ
リンダー面であり、多項式の各係数は以下の通りであ
る。
リンダー面であり、多項式の各係数は以下の通りであ
る。
C0=−49.3808,C1=4.9362・10-2 C2=1.2311・10-2,C3=−7.9496・10-4 C4=−8.7432・10-5,C5=2.3468・10-6 実施例 4 fM=100,fS=21.3340,2θ=65.6゜,α=60゜, R=14.0845,K1=2.0199,K2=−2.0243,d0=7.4343 この実施例に於いては、*印を付けた第2面が変形シ
リンダー面であり、多項式の各係数は以下の通りであ
る。
リンダー面であり、多項式の各係数は以下の通りであ
る。
C0=49.5804,C1=−5.9315・10-1 C2=−1.8883・10-1,C3=3.3999・10-2 C4=3.8801・10-3,C5=−4.3651・10-4 C6=1.0331・10-5 なお、fMの具体的な数値は、上記実施例1〜4を通じ
てfM=220.1である。
てfM=220.1である。
第9図に、実施例1に関する収差図を示す。第10図な
いし第12図には、実施例2ないし4に関する収差図を示
す。像面湾曲の図における実線は副走査方向の結像位置
を示し、破線は主走査方向の結像位置を示す。像面湾曲
は回転多面鏡の回転に伴う入射瞳位置の変動により非対
称的であるので全偏向領域にわたって示してある。
いし第12図には、実施例2ないし4に関する収差図を示
す。像面湾曲の図における実線は副走査方向の結像位置
を示し、破線は主走査方向の結像位置を示す。像面湾曲
は回転多面鏡の回転に伴う入射瞳位置の変動により非対
称的であるので全偏向領域にわたって示してある。
また、第13図ないし第16図に、各実施例における結像
性能を表すスポットダイヤグラムを示す。光軸を中心に
有効走査角±32.8゜、±23.43゜、および0゜の像高の
ものを示す。
性能を表すスポットダイヤグラムを示す。光軸を中心に
有効走査角±32.8゜、±23.43゜、および0゜の像高の
ものを示す。
[発明の効果] 以上、本発明によれば光走査装置に於ける新規なfθ
レンズ系を提供できる。このレンズ系は上記の如く、像
面湾曲が小さいので高密度の書き込みが可能であり、面
倒れ補正に長尺のシリンダーレンズを必要としないの
で、光走査装置をコンパクトに構成することが可能とな
る。
レンズ系を提供できる。このレンズ系は上記の如く、像
面湾曲が小さいので高密度の書き込みが可能であり、面
倒れ補正に長尺のシリンダーレンズを必要としないの
で、光走査装置をコンパクトに構成することが可能とな
る。
第1図は、本発明のfθレンズ系を使用した光走査装置
の概要を示す概略斜視図、第2図乃至第3図は、本発明
のfθレンズ系を説明するための図、第4図乃至第7図
は、回転多面鏡の回転にもとづく入射瞳位置の変動とそ
の対応策を説明するための図、第8図は変形シリンダー
面を説明するための図、第9図乃至第12図は収差図、第
13図乃至第16図は、スポットダイヤグラムを示す図であ
る。 5……第1のレンズ、6……第2のレンズ
の概要を示す概略斜視図、第2図乃至第3図は、本発明
のfθレンズ系を説明するための図、第4図乃至第7図
は、回転多面鏡の回転にもとづく入射瞳位置の変動とそ
の対応策を説明するための図、第8図は変形シリンダー
面を説明するための図、第9図乃至第12図は収差図、第
13図乃至第16図は、スポットダイヤグラムを示す図であ
る。 5……第1のレンズ、6……第2のレンズ
Claims (1)
- 【請求項1】光源からの光束を線状に結像させ、その線
状の結像位置の近傍に反射面を有する回転多面鏡により
上記光束を等角速度的に偏向し、この偏向光束を結像レ
ンズ系により走査面上にスポット状に結像させて走査面
を光走査する光走査装置において、回転多面鏡により偏
向された光束を走査面上に結像させるレンズ系であっ
て、 副走査方向に関して、回転多面鏡の反射位置と走査面と
を略共役関係に結び付ける機能と、fθ機能とを有し、 回転多面鏡の側から走査面側へ向かって第1、第2の順
に配備される、第1および第2のレンズにより構成され
る2群・2枚構成であって、 上記第1のレンズは主・副走査方向ともに負の屈折力を
持つアナモフィックな単レンズであり、上記第2のレン
ズは主・副走査方向とも正の屈折力を持つアナモフィッ
クな単レンズであり、 上記第1のレンズは上記回転多面鏡の側のレンズ面が球
面で、走査面側のレンズ面がシリンダー面もしくは変形
シリンダー面であり、上記第2のレンズは上記回転多面
鏡の側のレンズ面が平面もしくはシリンダー面または変
形シリンダー面であり、走査面側のレンズ面がトーリッ
ク面であり 回転多面鏡の側から走査面に向かってレンズ面を順次、
第1ないし第4レンズ面とし第iレンズ面(i=1〜
4)の曲率半径を偏向面内でRiX,副走査方向でRiYとす
るとき、これらが、 (I) 1.5<R1X/R4X<2.5 (II) −2.5<[(1/R4Y)/{(1/R2Y)−(1/
R3Y}]<−1 なる条件を満足することを特徴とする、fθレンズ系。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30029288A JP2695208B2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 光走査装置におけるfθレンズ系 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30029288A JP2695208B2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 光走査装置におけるfθレンズ系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02146017A JPH02146017A (ja) | 1990-06-05 |
JP2695208B2 true JP2695208B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17883031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30029288A Expired - Lifetime JP2695208B2 (ja) | 1988-11-28 | 1988-11-28 | 光走査装置におけるfθレンズ系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2695208B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0679824B2 (ja) * | 1992-01-17 | 1994-10-12 | 日精樹脂工業株式会社 | 射出成形機 |
JP5031303B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2012-09-19 | キヤノン株式会社 | 画像読取装置 |
-
1988
- 1988-11-28 JP JP30029288A patent/JP2695208B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02146017A (ja) | 1990-06-05 |
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