JP2694871B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JP2694871B2 JP2694871B2 JP63298729A JP29872988A JP2694871B2 JP 2694871 B2 JP2694871 B2 JP 2694871B2 JP 63298729 A JP63298729 A JP 63298729A JP 29872988 A JP29872988 A JP 29872988A JP 2694871 B2 JP2694871 B2 JP 2694871B2
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- inner lead
- sealing resin
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、樹脂封止型半導体装置に係り、特に装置
外形の薄形化に関するものである。
外形の薄形化に関するものである。
第3図は、例えば特開昭59−92556号公報に示された
従来の樹脂封止型半導体装置を示す断面図であり、1は
半導体素子、2はリードフレームのアウターリード部、
3はリードフレームのインナーリード部、4はインナー
リード部3と半導体素子1とを接着固定するための接合
層、5は半導体素子1上の電極であり、6はこの電極5
とインナーリード部3をつなぐワイヤ、7は前記半導体
素子1、リードフレームのインナーリード部3、接合層
4、ワイヤ6等を封止する封止樹脂である。
従来の樹脂封止型半導体装置を示す断面図であり、1は
半導体素子、2はリードフレームのアウターリード部、
3はリードフレームのインナーリード部、4はインナー
リード部3と半導体素子1とを接着固定するための接合
層、5は半導体素子1上の電極であり、6はこの電極5
とインナーリード部3をつなぐワイヤ、7は前記半導体
素子1、リードフレームのインナーリード部3、接合層
4、ワイヤ6等を封止する封止樹脂である。
従来の樹脂封止型半導体装置は以上のように構成され
ており、最近の表面実装型パッケージ(ガルウィング、
Jリード等)の装置外形が薄形化する傾向の中では、第
4図に示すように、半導体素子1の上下両側の封止樹脂
7の厚さが薄くなってしまう。
ており、最近の表面実装型パッケージ(ガルウィング、
Jリード等)の装置外形が薄形化する傾向の中では、第
4図に示すように、半導体素子1の上下両側の封止樹脂
7の厚さが薄くなってしまう。
そのため、半導体装置を基板(図示せず)に実装する
際の昇温時に、半導体素子1と封止樹脂7の熱膨張係数
が大きく異なる(半導体素子;約3.5×10-6/℃,封止樹
脂;約2×10-5/℃)ことから、半導体素子1の裏面と
封止樹脂7との界面が剥離して、半導体素子1の端部に
接する封止樹脂7に応力が集中し、第5図に示すような
クラック8が生じるという問題点があった。
際の昇温時に、半導体素子1と封止樹脂7の熱膨張係数
が大きく異なる(半導体素子;約3.5×10-6/℃,封止樹
脂;約2×10-5/℃)ことから、半導体素子1の裏面と
封止樹脂7との界面が剥離して、半導体素子1の端部に
接する封止樹脂7に応力が集中し、第5図に示すような
クラック8が生じるという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためにな
されたもので、実装時の樹脂クラックを防止できる樹脂
封止型半導体装置を得ることを目的とする。
されたもので、実装時の樹脂クラックを防止できる樹脂
封止型半導体装置を得ることを目的とする。
この発明に係る半導体装置は、リードフレームのイン
ナーリード部が半導体素子の第1の主面に接合され、全
体的に樹脂封止成形されたものであって、前記半導体素
子のインナーリード部が接合されていない第2の主面に
円弧状の窪みを設けたことを特徴とするものである。
ナーリード部が半導体素子の第1の主面に接合され、全
体的に樹脂封止成形されたものであって、前記半導体素
子のインナーリード部が接合されていない第2の主面に
円弧状の窪みを設けたことを特徴とするものである。
[作用] この発明における半導体装置は、半導体素子のインナ
ーリード部が取付けられていない第2の主面に窪みが設
けられているので、封止樹脂と半導体素子間の密着力が
機械的に増し、昇温時に生じる半導体素子の第2の主面
と封止樹脂の界面の剥離が抑えられ、樹脂クラックが防
止される。特に、上記窪みを円弧状に形成したので、当
該窪み内で応力集中が起こりにくく半導体素子のクラッ
クを生じる危険性がない。
ーリード部が取付けられていない第2の主面に窪みが設
けられているので、封止樹脂と半導体素子間の密着力が
機械的に増し、昇温時に生じる半導体素子の第2の主面
と封止樹脂の界面の剥離が抑えられ、樹脂クラックが防
止される。特に、上記窪みを円弧状に形成したので、当
該窪み内で応力集中が起こりにくく半導体素子のクラッ
クを生じる危険性がない。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、1は半導体素子、2はリードフレームの
アウターリード部、3はリードフレームのインナーリー
ド部、4はインナーリード部3と半導体素子1とを接着
固定するための接合層、5は半導体素子1上の電極であ
り、6はこの電極5とインナーリード部3をつなぐワイ
ヤ、7は封止樹脂、9は半導体素子1の裏面に設けられ
た窪みである。
1図において、1は半導体素子、2はリードフレームの
アウターリード部、3はリードフレームのインナーリー
ド部、4はインナーリード部3と半導体素子1とを接着
固定するための接合層、5は半導体素子1上の電極であ
り、6はこの電極5とインナーリード部3をつなぐワイ
ヤ、7は封止樹脂、9は半導体素子1の裏面に設けられ
た窪みである。
次に動作について説明する。半導体素子1の裏面に設
けられた窪み9に封止樹脂7が充てんされているので、
半導体素子1と封止樹脂7の界面の密着力が機械的に増
える。そのため、実装時に昇温されても、半導体素子1
の裏面と封止樹脂7の界面の剥離が抑えられ、樹脂7の
クラックを防止する。
けられた窪み9に封止樹脂7が充てんされているので、
半導体素子1と封止樹脂7の界面の密着力が機械的に増
える。そのため、実装時に昇温されても、半導体素子1
の裏面と封止樹脂7の界面の剥離が抑えられ、樹脂7の
クラックを防止する。
特に、窪み9を円弧状に形成することにより、昇温時
における封止樹脂7の膨張時に、当該窪み9内で応力集
中が起こりにくくなり、半導体素子1のクラックが防止
される。なお、第2図に示すように、インナーリード部
3と電極5を直接接続した半導体装置において、その半
導体素子1の裏面に窪み9を設けても同様の効果を得
る。
における封止樹脂7の膨張時に、当該窪み9内で応力集
中が起こりにくくなり、半導体素子1のクラックが防止
される。なお、第2図に示すように、インナーリード部
3と電極5を直接接続した半導体装置において、その半
導体素子1の裏面に窪み9を設けても同様の効果を得
る。
以上のように、この発明によれば、半導体素子のイン
ナーリード部の接合面とは反対側の第2の主面に窪みを
設けたので、半導体素子と封止樹脂間の密着力が増し、
実装作業の際、温度を上げても剥離が生じにくくなり、
樹脂クラックが防止される。特に、半導体素子がインナ
ーリード部に直接接合された装置では、インナーリード
部が取付けられた第1の主面側の封止樹脂厚さよりも、
インナーリード部が取付けられない第2の主面側の封止
樹脂厚さが薄くなるので効果的である。更に、上記窪み
を円弧状に形成したので、当該窪み内で応力集中が起こ
りにくく半導体素子のクラックを生じる危険性がない。
ナーリード部の接合面とは反対側の第2の主面に窪みを
設けたので、半導体素子と封止樹脂間の密着力が増し、
実装作業の際、温度を上げても剥離が生じにくくなり、
樹脂クラックが防止される。特に、半導体素子がインナ
ーリード部に直接接合された装置では、インナーリード
部が取付けられた第1の主面側の封止樹脂厚さよりも、
インナーリード部が取付けられない第2の主面側の封止
樹脂厚さが薄くなるので効果的である。更に、上記窪み
を円弧状に形成したので、当該窪み内で応力集中が起こ
りにくく半導体素子のクラックを生じる危険性がない。
第1図はこの発明の一実施例による半導体装置を示す側
面断面図、第2図はこの発明の他の実施例による半導体
装置を示す側面断面図、第3図、第4図は従来の半導体
装置を示す側面断面図、第5図は従来の半導体装置に封
止樹脂クラックが発生した状態を示す側面断面図であ
る。 図において、1は半導体素子、2はアウターリード部、
3はインナーリード部、4は接合層、5は電極、6はワ
イヤ、7は封止樹脂、9は窪みである。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
面断面図、第2図はこの発明の他の実施例による半導体
装置を示す側面断面図、第3図、第4図は従来の半導体
装置を示す側面断面図、第5図は従来の半導体装置に封
止樹脂クラックが発生した状態を示す側面断面図であ
る。 図において、1は半導体素子、2はアウターリード部、
3はインナーリード部、4は接合層、5は電極、6はワ
イヤ、7は封止樹脂、9は窪みである。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】リードフレームのインナーリード部が半導
体素子の第1の主面に接合され、全体的に樹脂封止成形
された半導体装置であって、 前記半導体素子のインナーリード部が接合されていない
第2の主面に円弧状の窪みを設けたことを特徴とする半
導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298729A JP2694871B2 (ja) | 1988-11-26 | 1988-11-26 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63298729A JP2694871B2 (ja) | 1988-11-26 | 1988-11-26 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02144946A JPH02144946A (ja) | 1990-06-04 |
JP2694871B2 true JP2694871B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=17863517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63298729A Expired - Fee Related JP2694871B2 (ja) | 1988-11-26 | 1988-11-26 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694871B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5256903A (en) * | 1990-02-28 | 1993-10-26 | Hitachi Ltd. | Plastic encapsulated semiconductor device |
DE10206661A1 (de) | 2001-02-20 | 2002-09-26 | Infineon Technologies Ag | Elektronisches Bauteil mit einem Halbleiterchip |
DE10310842B4 (de) | 2003-03-11 | 2007-04-05 | Infineon Technologies Ag | Elektronisches Bauteil mit Halbleiterchip und Kunststoffgehäuse |
JP2014192347A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-10-06 | Murata Mfg Co Ltd | 樹脂封止型電子機器およびそれを備えた電子装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5815225A (ja) * | 1981-07-21 | 1983-01-28 | Seiko Epson Corp | 半導体装置基板 |
JPS62252156A (ja) * | 1986-04-25 | 1987-11-02 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
-
1988
- 1988-11-26 JP JP63298729A patent/JP2694871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02144946A (ja) | 1990-06-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |