JP2694397B2 - 差動機構駆動部 - Google Patents
差動機構駆動部Info
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- JP2694397B2 JP2694397B2 JP3121872A JP12187291A JP2694397B2 JP 2694397 B2 JP2694397 B2 JP 2694397B2 JP 3121872 A JP3121872 A JP 3121872A JP 12187291 A JP12187291 A JP 12187291A JP 2694397 B2 JP2694397 B2 JP 2694397B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- differential mechanism
- gears
- gear
- pinion
- side gears
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H48/00—Differential gearings
- F16H48/20—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices
- F16H48/28—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears
- F16H48/285—Arrangements for suppressing or influencing the differential action, e.g. locking devices using self-locking gears or self-braking gears with self-braking intermeshing gears having parallel axes and having worms or helical teeth
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Retarders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車駆動系で使用さ
れる差動機構駆動部、所謂ディファレンシャルに関する
ものである。当該差動機構駆動部は、差動ハウジング内
で回転可能に収容され且つ駆動歯車を介して駆動される
差動機構支持部と、前記差動機構支持部内で回転可能に
収容され且つ互に同芯的に配設された第1サイドギヤ及
び第2サイドギヤと、該差動機構支持部の中心軸線から
偏心して該差動機構支持部内で支持され且つ該差動機構
支持部と一緒に回転する複数のピニオンギヤとを具備し
ており、該複数のピニオンギヤが第1群と第2群の2つ
のグループに分けられており、該第1群に属する各ピニ
オンギヤが該第1サイドギヤと噛み合っており、該第2
群に属する各ピニオンギヤが該第2サイドギヤと噛み合
っており、該第1群に属する各ピニオンギヤと該第2群
に属する各ピニオンギヤとが少なくとも間接的に相互に
係合しており、さらに、該第1サイドギヤと該第2サイ
ドギヤとが、トルク下において、軸方向推進力を発生す
るはすば歯車よりなることを特徴とするものである。
れる差動機構駆動部、所謂ディファレンシャルに関する
ものである。当該差動機構駆動部は、差動ハウジング内
で回転可能に収容され且つ駆動歯車を介して駆動される
差動機構支持部と、前記差動機構支持部内で回転可能に
収容され且つ互に同芯的に配設された第1サイドギヤ及
び第2サイドギヤと、該差動機構支持部の中心軸線から
偏心して該差動機構支持部内で支持され且つ該差動機構
支持部と一緒に回転する複数のピニオンギヤとを具備し
ており、該複数のピニオンギヤが第1群と第2群の2つ
のグループに分けられており、該第1群に属する各ピニ
オンギヤが該第1サイドギヤと噛み合っており、該第2
群に属する各ピニオンギヤが該第2サイドギヤと噛み合
っており、該第1群に属する各ピニオンギヤと該第2群
に属する各ピニオンギヤとが少なくとも間接的に相互に
係合しており、さらに、該第1サイドギヤと該第2サイ
ドギヤとが、トルク下において、軸方向推進力を発生す
るはすば歯車よりなることを特徴とするものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行するこの種のディファレン
シャルは、例えばGB1451358(Saari)ま
たはWO87/00900(Russel)より知られ
ている。このディファレンシャルにおいては、サイドギ
ヤとピニオンギヤの歯のかみ合いによる摩擦により生ず
る自動制動作用(所謂、自己ロッキング作用)に加え
て、軸方向においてサイドギヤの端部表面を差動機構支
持部の対向面に接触させることにより、場合によっては
板ばねパケットによる支援を受けて、付加的な摩擦力が
発生される。また、ピニオンギヤがそれ自信の旋回なし
にピニオンギヤの歯頂で円筒状溝内をスライドするよう
構成されたディファレンシャルの場合には、摩擦力がピ
ニオンギヤの歯頂とピニオンギヤの端面においても発生
される。更に、ピニオンギヤが周方向で非対称的に分布
され且つサイドギヤがピニオンギヤの歯頂で支持されて
いる構成のディファレンシャルにおいては、摩擦力が、
半径方向においても発生される。
シャルは、例えばGB1451358(Saari)ま
たはWO87/00900(Russel)より知られ
ている。このディファレンシャルにおいては、サイドギ
ヤとピニオンギヤの歯のかみ合いによる摩擦により生ず
る自動制動作用(所謂、自己ロッキング作用)に加え
て、軸方向においてサイドギヤの端部表面を差動機構支
持部の対向面に接触させることにより、場合によっては
板ばねパケットによる支援を受けて、付加的な摩擦力が
発生される。また、ピニオンギヤがそれ自信の旋回なし
にピニオンギヤの歯頂で円筒状溝内をスライドするよう
構成されたディファレンシャルの場合には、摩擦力がピ
ニオンギヤの歯頂とピニオンギヤの端面においても発生
される。更に、ピニオンギヤが周方向で非対称的に分布
され且つサイドギヤがピニオンギヤの歯頂で支持されて
いる構成のディファレンシャルにおいては、摩擦力が、
半径方向においても発生される。
【0003】上記の摩擦力は、自動車の通常運転時、所
謂推力付与運転時(ディファレンシャルにおける差動機
構支持部からサイドギヤへトルクが伝達される時)及び
自動車の制動時のような推力反転となる推力付与運転反
転時(ディファレンシャルにおけるサイドギヤから差動
機構支持部へトルクが伝達される時)においても、その
トルクの伝達方向とは、無関係に上記駆動部材間におい
て生じるものである。したがって、自動車のABSシス
テムに対するディファレンシャルの互換性を得るには、
推力付与運転反転時にディファレンシャルの差動動作の
自動制動作用をなくすことが要求される。この要求に応
じるために、フリーホイール機構、所謂ワンウェイクラ
ッチ機構乃至オーバーランニングクラッチ機構、または
自由切換え機構等といった様々なシステムが既に提案さ
れている。
謂推力付与運転時(ディファレンシャルにおける差動機
構支持部からサイドギヤへトルクが伝達される時)及び
自動車の制動時のような推力反転となる推力付与運転反
転時(ディファレンシャルにおけるサイドギヤから差動
機構支持部へトルクが伝達される時)においても、その
トルクの伝達方向とは、無関係に上記駆動部材間におい
て生じるものである。したがって、自動車のABSシス
テムに対するディファレンシャルの互換性を得るには、
推力付与運転反転時にディファレンシャルの差動動作の
自動制動作用をなくすことが要求される。この要求に応
じるために、フリーホイール機構、所謂ワンウェイクラ
ッチ機構乃至オーバーランニングクラッチ機構、または
自由切換え機構等といった様々なシステムが既に提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
車のホイール側から該駆動系へのトルク伝達、即ちサイ
ドギヤから差動機構支持部へのトルク伝達が行われる推
力付与運転反転時に、この種のフリーホイール特性(オ
ーバーランニング特性)を単純な構成で提供することの
できる差動機構駆動部を提供することにある。
車のホイール側から該駆動系へのトルク伝達、即ちサイ
ドギヤから差動機構支持部へのトルク伝達が行われる推
力付与運転反転時に、この種のフリーホイール特性(オ
ーバーランニング特性)を単純な構成で提供することの
できる差動機構駆動部を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、差動ハウジ
ング内で回転可能に収容され且つ駆動歯車を介して駆動
される差動機構支持部と、前記差動機構支持部内で回転
可能に収容され且つ互に同芯的に配設された第1サイド
ギヤ及び第2サイドギヤと、該差動機構支持部の中心軸
線から偏心して該差動機構支持部内で支持され且つ該差
動機構支持部と一緒に回転する複数のピニオンギヤとを
具備する自動車の駆動系で使用される差動機構駆動部に
おいて、該複数のピニオンギヤが第1群と第2群の2つ
のグループに分けられており、該第1群に属する各ピニ
オンギヤが該第1サイドギヤと噛み合っており、該第2
群に属する各ピニオンギヤが該第2サイドギヤと噛み合
っており、該第1群に属する各ピニオンギヤと該第2群
に属する各ピニオンギヤとが相互に係合しており、該第
1サイドギヤと該第2サイドギヤとの間には前記差動機
構支持部の軸方向において移動自在の中間部材が設けら
れており、前記サイドギヤ及び前記ピニオンギヤが、自
動車の推力付与運転反転時に該第1サイドギヤ及び該第
2サイドギヤが前記差動機構支持部の軸方向における中
心に向かって力を発生するような、且つ、自動車の推力
付与運転時に該第1サイドギヤ及び第2サイドギヤが前
記差動機構支持部の軸方向において前記中心から外側に
向かって力を発生するような、歯型を持ったはすば歯車
によって形成されており、前記第1サイドギヤ及び該第
2サイドギヤの中心側表面、及び、前記中心側表面と対
向して面接する前記中間部材の表面の中の少なくとも1
つには、該表面間の摩擦を低減する第1摩擦低減手段が
設けられていることを特徴とする差動機構駆動部によっ
て達成できる。
ング内で回転可能に収容され且つ駆動歯車を介して駆動
される差動機構支持部と、前記差動機構支持部内で回転
可能に収容され且つ互に同芯的に配設された第1サイド
ギヤ及び第2サイドギヤと、該差動機構支持部の中心軸
線から偏心して該差動機構支持部内で支持され且つ該差
動機構支持部と一緒に回転する複数のピニオンギヤとを
具備する自動車の駆動系で使用される差動機構駆動部に
おいて、該複数のピニオンギヤが第1群と第2群の2つ
のグループに分けられており、該第1群に属する各ピニ
オンギヤが該第1サイドギヤと噛み合っており、該第2
群に属する各ピニオンギヤが該第2サイドギヤと噛み合
っており、該第1群に属する各ピニオンギヤと該第2群
に属する各ピニオンギヤとが相互に係合しており、該第
1サイドギヤと該第2サイドギヤとの間には前記差動機
構支持部の軸方向において移動自在の中間部材が設けら
れており、前記サイドギヤ及び前記ピニオンギヤが、自
動車の推力付与運転反転時に該第1サイドギヤ及び該第
2サイドギヤが前記差動機構支持部の軸方向における中
心に向かって力を発生するような、且つ、自動車の推力
付与運転時に該第1サイドギヤ及び第2サイドギヤが前
記差動機構支持部の軸方向において前記中心から外側に
向かって力を発生するような、歯型を持ったはすば歯車
によって形成されており、前記第1サイドギヤ及び該第
2サイドギヤの中心側表面、及び、前記中心側表面と対
向して面接する前記中間部材の表面の中の少なくとも1
つには、該表面間の摩擦を低減する第1摩擦低減手段が
設けられていることを特徴とする差動機構駆動部によっ
て達成できる。
【0006】上記目的は、前記差動機構駆動部におい
て、前記第1摩擦低減手段を、摩擦低減層、滑走プレー
ト、中間プレート、または、スラスト軸受けにより構成
することによっても達成可能である。また、上記目的
は、前記差動機構駆動部において、自動車の推力付与運
転反転時に、前記ピニオンギヤの表面が前記差動機構支
持部の表面に押圧されるように、前記サイドギヤ及び前
記ピニオンギヤがそれぞれはすば歯車によって形成され
ており、前記ピニオンギヤの軸方向端部の表面及び前記
差動機構支持部の表面の少なくとも1つには、表面間の
摩擦を低減する第2摩擦低減手段が設けられている構成
によっても達成することができる。
て、前記第1摩擦低減手段を、摩擦低減層、滑走プレー
ト、中間プレート、または、スラスト軸受けにより構成
することによっても達成可能である。また、上記目的
は、前記差動機構駆動部において、自動車の推力付与運
転反転時に、前記ピニオンギヤの表面が前記差動機構支
持部の表面に押圧されるように、前記サイドギヤ及び前
記ピニオンギヤがそれぞれはすば歯車によって形成され
ており、前記ピニオンギヤの軸方向端部の表面及び前記
差動機構支持部の表面の少なくとも1つには、表面間の
摩擦を低減する第2摩擦低減手段が設けられている構成
によっても達成することができる。
【0007】
【作用】本発明の上記構成により、自動車のホイール側
から該駆動系へのトルク伝達が行われる推力付与運転反
転時、即ちサイドギヤ側から前記差動機構支持部側へト
ルクが伝達される時に、摩擦低減手段の介在によって駆
動系内で発生する摩擦力が通常運転時の発生摩擦力より
も小さくし、フリーホイール特性(オーバーランニング
特性)を提供すること可能となる。さらに、上記構成に
よれば、摩擦低減手段を追加するといった簡単な構造の
変更を行うのみで、通常運転時(所謂推力付与運転時)
と推力付与運転反転時とで駆動系内の摩擦力を異なら
せ、上記フリーホイール特性を得ることが可能となる。
から該駆動系へのトルク伝達が行われる推力付与運転反
転時、即ちサイドギヤ側から前記差動機構支持部側へト
ルクが伝達される時に、摩擦低減手段の介在によって駆
動系内で発生する摩擦力が通常運転時の発生摩擦力より
も小さくし、フリーホイール特性(オーバーランニング
特性)を提供すること可能となる。さらに、上記構成に
よれば、摩擦低減手段を追加するといった簡単な構造の
変更を行うのみで、通常運転時(所謂推力付与運転時)
と推力付与運転反転時とで駆動系内の摩擦力を異なら
せ、上記フリーホイール特性を得ることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1および図2においては、差動機構の支持部とな
る差動機構支持部(所謂、差動機構ケージ)が示されて
いる。この差動機構支持部はケージ中央部1および装着
カバー2,3を有する。カバー2,3における突起部
4、5が、図示せぬローラ軸受により回転自在に支持さ
れることによって、本支持部は、図示されていない差動
機構ハウジング内で回転自在にに支持されている。ボル
ト6,7は差動機構支持部中央部1および装着カバー
2,3を相互に固定するものである。フランジ18に
は、駆動歯を備えたホイールが取付けられる。ケージ中
央部1における貫通円筒孔部8には、第1及び第2サイ
ドギヤ10、11の歯頂が直接貫通円筒孔部8内をスラ
イドできるように、第1及び第2サイドギヤ10、11
が収容、支持されている。貫通円筒孔部8の内部で且つ
第1サイドギヤ10と第2サイドギヤ11の間には、中
間部材9が挿入されている。この中間部材9は、軸方向
において浮動状態に移動可能である。
る。図1および図2においては、差動機構の支持部とな
る差動機構支持部(所謂、差動機構ケージ)が示されて
いる。この差動機構支持部はケージ中央部1および装着
カバー2,3を有する。カバー2,3における突起部
4、5が、図示せぬローラ軸受により回転自在に支持さ
れることによって、本支持部は、図示されていない差動
機構ハウジング内で回転自在にに支持されている。ボル
ト6,7は差動機構支持部中央部1および装着カバー
2,3を相互に固定するものである。フランジ18に
は、駆動歯を備えたホイールが取付けられる。ケージ中
央部1における貫通円筒孔部8には、第1及び第2サイ
ドギヤ10、11の歯頂が直接貫通円筒孔部8内をスラ
イドできるように、第1及び第2サイドギヤ10、11
が収容、支持されている。貫通円筒孔部8の内部で且つ
第1サイドギヤ10と第2サイドギヤ11の間には、中
間部材9が挿入されている。この中間部材9は、軸方向
において浮動状態に移動可能である。
【0009】第1サイドギヤ10は、複数個の第1ピニ
オンギヤ12と歯を噛み合せた係合状態にされている。
この複数個の第1ピニオンギヤは周方向において分布し
て配備されている。第2サイドギヤ11は、第1ピニオ
ンギヤ12と同形状で且つ軸方向においてオフセットさ
れた複数個の第2ピニオンギア13と歯を噛み合わせた
係合状態におかれる。各第1ピニオンギヤ12は、それ
ぞれ、第2ピニオンギヤ13の一つと嵌合しており、こ
れ等第1ピニオンギヤ12及び第2ピニオンギヤ13は
全体としてそれぞれ2つにグループ分けされ、周辺上に
非対象的配置で交互に交替分布し配置されている。
オンギヤ12と歯を噛み合せた係合状態にされている。
この複数個の第1ピニオンギヤは周方向において分布し
て配備されている。第2サイドギヤ11は、第1ピニオ
ンギヤ12と同形状で且つ軸方向においてオフセットさ
れた複数個の第2ピニオンギア13と歯を噛み合わせた
係合状態におかれる。各第1ピニオンギヤ12は、それ
ぞれ、第2ピニオンギヤ13の一つと嵌合しており、こ
れ等第1ピニオンギヤ12及び第2ピニオンギヤ13は
全体としてそれぞれ2つにグループ分けされ、周辺上に
非対象的配置で交互に交替分布し配置されている。
【0010】第1サイドギヤ10,第2サイドギヤ1
1、第1ピニオンギヤ12、及び、第2ピニオンギヤ1
3は、はすば歯車である。このはすば歯車は、通常運転
時(所謂推力付与運転時)に軸方向の力が第1サイドギ
ヤ10及び第2サイドギヤ11に対してそれぞれ外側に
向うよう(図1における矢印A方向)作動し、その結
果、第1サイドギヤ10及び第2サイドギヤ11と装着
カバー2,3の各内側との間に高い摩擦力(高摩擦力)
が発生する。一方、推力付与運転反転時に上記軸方向の
力は、第1サイドギヤ10及び第2サイドギヤ11に対
しそれぞれ軸方向内側に向けて(図1における矢印B方
向)作動する。第1サイドギヤ10及び第2サイドギヤ
11と中間部材9との間の相対向する表面には、摩擦低
減層14,15が設けてあり、推力付与運転反転時に対
応面の相互間での摩擦を低減するようにしている。な
お、摩擦低減層14、15として、滑走プレートを使用
することが可能である。
1、第1ピニオンギヤ12、及び、第2ピニオンギヤ1
3は、はすば歯車である。このはすば歯車は、通常運転
時(所謂推力付与運転時)に軸方向の力が第1サイドギ
ヤ10及び第2サイドギヤ11に対してそれぞれ外側に
向うよう(図1における矢印A方向)作動し、その結
果、第1サイドギヤ10及び第2サイドギヤ11と装着
カバー2,3の各内側との間に高い摩擦力(高摩擦力)
が発生する。一方、推力付与運転反転時に上記軸方向の
力は、第1サイドギヤ10及び第2サイドギヤ11に対
しそれぞれ軸方向内側に向けて(図1における矢印B方
向)作動する。第1サイドギヤ10及び第2サイドギヤ
11と中間部材9との間の相対向する表面には、摩擦低
減層14,15が設けてあり、推力付与運転反転時に対
応面の相互間での摩擦を低減するようにしている。な
お、摩擦低減層14、15として、滑走プレートを使用
することが可能である。
【0011】一方、上記とは反対に、摩擦低減層14、
15に代えて、サイドギヤ10,11の外側に摩擦増強
層を設けることにより同様の効果を得ることも可能であ
る。また、摩擦低減層を、該ピニオンギヤに対向する装
着カバー2、3の表面に設けることも可能である。
15に代えて、サイドギヤ10,11の外側に摩擦増強
層を設けることにより同様の効果を得ることも可能であ
る。また、摩擦低減層を、該ピニオンギヤに対向する装
着カバー2、3の表面に設けることも可能である。
【0012】図3には、上記機構によって、推力付与運
転反転時に制動率が小さく、反対に、通常運転時(推力
付与運転時)には制動率(TB)が高くなることが示さ
れている。
転反転時に制動率が小さく、反対に、通常運転時(推力
付与運転時)には制動率(TB)が高くなることが示さ
れている。
【0013】図4には、ケージ中央部21とこれに連結
された2個の装着カバー22,23を有する差動機構支
持部(所謂、差動機構ケージ)が示されている。このケ
ージ中央部21は、図示せぬ差動機構ハウジングの中で
回転可能に支承されている。装着カバー22,23の突
起部24,25は、図示せぬ軸受と球軸受26を介し
て、差動機構ハウジング内に回転自在に支持されてい
る。球軸受26は、環状のプレート27に軸方向におい
て位置決めされて、装着カバー23上に支持されてい
る。
された2個の装着カバー22,23を有する差動機構支
持部(所謂、差動機構ケージ)が示されている。このケ
ージ中央部21は、図示せぬ差動機構ハウジングの中で
回転可能に支承されている。装着カバー22,23の突
起部24,25は、図示せぬ軸受と球軸受26を介し
て、差動機構ハウジング内に回転自在に支持されてい
る。球軸受26は、環状のプレート27に軸方向におい
て位置決めされて、装着カバー23上に支持されてい
る。
【0014】突起部24の内側面には、駆動歯38が設
けられている。ケージ中央部21内の第1円筒孔部28
には、回転自在に第1サイドギヤ30が収容されてお
り、ケージ中央部21内の第2円筒孔部29には、回転
自在に第2サイドギヤ31が収容されている。第1サイ
ドギヤ30の歯頂と第2サイドギヤ31の歯頂は、第1
円筒孔部28及び第2円筒孔部29で、それぞれ摺動可
能に支持されている。
けられている。ケージ中央部21内の第1円筒孔部28
には、回転自在に第1サイドギヤ30が収容されてお
り、ケージ中央部21内の第2円筒孔部29には、回転
自在に第2サイドギヤ31が収容されている。第1サイ
ドギヤ30の歯頂と第2サイドギヤ31の歯頂は、第1
円筒孔部28及び第2円筒孔部29で、それぞれ摺動可
能に支持されている。
【0015】第1サイドギヤ30には軸40が挿入され
ており、また、第2サイドギヤ31には軸41が挿入さ
れており、軸41は、球軸受39を介して突起部25の
内側で支持されている。図4の上半部に示した実施例に
よれば、第1サイドギヤ30と第2サイドギヤ31の間
の円筒孔部29に中間プレート36が挿入されている。
一方、図4の下半部に示した他の実施例によれば、第1
サイドギヤ30と第2サイドギヤ31の間の円筒孔部2
9にスラスト軸受37(図の下半部参照)が挿入されて
いる。なお、これら中間プレート36とスラスト軸受3
7とは、軸方向に浮動状態で収容されており、該軸方向
で移動自在である。
ており、また、第2サイドギヤ31には軸41が挿入さ
れており、軸41は、球軸受39を介して突起部25の
内側で支持されている。図4の上半部に示した実施例に
よれば、第1サイドギヤ30と第2サイドギヤ31の間
の円筒孔部29に中間プレート36が挿入されている。
一方、図4の下半部に示した他の実施例によれば、第1
サイドギヤ30と第2サイドギヤ31の間の円筒孔部2
9にスラスト軸受37(図の下半部参照)が挿入されて
いる。なお、これら中間プレート36とスラスト軸受3
7とは、軸方向に浮動状態で収容されており、該軸方向
で移動自在である。
【0016】第1サイドギヤ30は、複数の第1ピニオ
ンギヤ32と噛み合っている。複数の第1ピニオンギヤ
は周方向において分布配置されている。第2サイドギヤ
31には、第2サイドギヤ31よりも小さな径を持つ、
第2ピニオンギヤ33が噛み合っている。なお、各第2
ピニオンギヤ32は少なくとも1個のピニオンギヤ33
と噛み合っている。
ンギヤ32と噛み合っている。複数の第1ピニオンギヤ
は周方向において分布配置されている。第2サイドギヤ
31には、第2サイドギヤ31よりも小さな径を持つ、
第2ピニオンギヤ33が噛み合っている。なお、各第2
ピニオンギヤ32は少なくとも1個のピニオンギヤ33
と噛み合っている。
【0017】第1サイドギヤ30、第2サイドギヤ3
1、第1ピニオンギヤ32と第2ピニオンギヤ33は、
それぞれはすば歯車により形成されている。このはすば
歯車は、通常運転時(所謂、推力付与運転時)に、軸力
が第1サイドギヤ30及び第2サイドギヤ31に外側か
らそれぞれ作用するように配置されており、第1サイド
ギヤ30及び第2サイドギヤ31と装着カバー22,2
3のそれぞれの内側との間に大きな摩擦力が発生する。
1、第1ピニオンギヤ32と第2ピニオンギヤ33は、
それぞれはすば歯車により形成されている。このはすば
歯車は、通常運転時(所謂、推力付与運転時)に、軸力
が第1サイドギヤ30及び第2サイドギヤ31に外側か
らそれぞれ作用するように配置されており、第1サイド
ギヤ30及び第2サイドギヤ31と装着カバー22,2
3のそれぞれの内側との間に大きな摩擦力が発生する。
【0018】一方、推力付与運転反転時には、軸力が第
1サイドギヤ30及び第2サイドギヤ31にそれぞれ軸
方向に内側に向って作用する。そこで、第1サイドギヤ
30の中心側表面、第2サイドギヤ31中心側表面、該
中心側表面に対向して面接する中間プレート36及びス
ラスト軸受37の表面に、それぞれ摩擦低減層34,3
5を設け、推力付与運転反転時においてそれらの相対向
する面の間の摩擦を減少することを可能としている。一
方、第1サイドギヤ30、第2サイドギヤ31の外側
に、摩擦増強層を設けることによっても、同様の効果を
発揮することが可能となる。
1サイドギヤ30及び第2サイドギヤ31にそれぞれ軸
方向に内側に向って作用する。そこで、第1サイドギヤ
30の中心側表面、第2サイドギヤ31中心側表面、該
中心側表面に対向して面接する中間プレート36及びス
ラスト軸受37の表面に、それぞれ摩擦低減層34,3
5を設け、推力付与運転反転時においてそれらの相対向
する面の間の摩擦を減少することを可能としている。一
方、第1サイドギヤ30、第2サイドギヤ31の外側
に、摩擦増強層を設けることによっても、同様の効果を
発揮することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、自動車の推力付与運転
反転時、即ちサイドギヤ側から前記差動機構支持部側へ
トルクが伝達される時に、摩擦低減手段の介在によって
駆動系内で発生する摩擦力を通常運転時(所謂、推力付
与運転時)の発生摩擦力よりも小さくし、フリーホイー
ル特性(オーバーランニング特性)を提供すること可能
となる。さらに、上記構成によれば、摩擦低減手段を追
加するといった簡単な構造の変更を行うのみで、通常運
転時(所謂、推力付与運転時)と推力付与運転反転時と
で駆動系内の摩擦力を異ならせ、上記フリーホイール特
性を得ることが可能となる。
反転時、即ちサイドギヤ側から前記差動機構支持部側へ
トルクが伝達される時に、摩擦低減手段の介在によって
駆動系内で発生する摩擦力を通常運転時(所謂、推力付
与運転時)の発生摩擦力よりも小さくし、フリーホイー
ル特性(オーバーランニング特性)を提供すること可能
となる。さらに、上記構成によれば、摩擦低減手段を追
加するといった簡単な構造の変更を行うのみで、通常運
転時(所謂、推力付与運転時)と推力付与運転反転時と
で駆動系内の摩擦力を異ならせ、上記フリーホイール特
性を得ることが可能となる。
【図1】本発明の第1実施例に係わる駆動部の差動機構
支持部の長さ方向断面図である。
支持部の長さ方向断面図である。
【図2】図1に示す本発明による駆動部の差動機構の断
面図である。
面図である。
【図3】駆動部の運転状態を原理的に示す図である。
【図4】本発明による第2実施例の駆動部の差動機構支
持部の縦断面図である。
持部の縦断面図である。
1 差動機構支持部(ケージ中央部) 2 差動機構支持部(カバー) 3 差動機構支持部(カバー) 4 突起部 5 突起部 6 ボルト 7 ボルト 8 円筒孔部 9 中間部材 10 第1サイドギヤ 11 第2サイドギヤ 12 第1ピニオンギヤ 13 第2ピニオンギヤ 14 摩擦低減層 15 摩擦低減層 18 フランジ
Claims (5)
- 【請求項1】 差動ハウジング内で回転可能に収容され
且つ駆動歯車を介して駆動される差動機構支持部(1,
2,3)と、前記差動機構支持部内で回転可能に収容さ
れ且つ互に同芯的に配設された第1サイドギヤ(10,
30)及び第2サイドギヤ(11,31)と、該差動機
構支持部の中心軸線から偏心して該差動機構支持部内で
支持され且つ該差動機構支持部と一緒に回転する複数の
ピニオンギヤ(12、13、32、33)とを具備する
自動車の駆動系で使用される差動機構駆動部において、 該複数のピニオンギヤ(12、13、32、33)が第
1群と第2群の2つのグループに分けられており、 該第1群に属する各ピニオンギヤ(12、32)が該第
1サイドギヤ(10,30)と噛み合っており、 該第2群に属する各ピニオンギヤ(13、33)が該第
2サイドギヤ(11,31)と噛み合っており、 該第1群に属する各ピニオンギヤと該第2群に属する各
ピニオンギヤとが相互に係合しており、 該第1サイドギヤ(10,30)と該第2サイドギヤ
(11,31)との間には前記差動機構支持部の軸方向
において移動自在の中間部材(9、36、37)が設け
られており、 前記サイドギヤ及び前記ピニオンギヤが、自動車の推力
付与運転反転時に該第1サイドギヤ(10,30)及び
該第2サイドギヤ(11,31)が前記差動機構支持部
の軸方向における中心に向かって力を発生するような、
且つ、自動車の推力付与運転時に該第1サイドギヤ(1
0,30)及び第2サイドギヤ(11,31)が前記差
動機構支持部の軸方向において前記中心から外側に向か
って力を発生するような、歯型を持ったはすば歯車によ
って形成されており、 前記第1サイドギヤ(10,30)及び該第2サイドギ
ヤ(11,31)の中心側表面、及び、前記中心側表面
と対向して面接する前記中間部材(9、36、37)の
表面の中の少なくとも1つには、該表面間の摩擦を低減
する第1摩擦低減手段(14、15、34、35)が設
けられていることを特徴とする差動機構駆動部。 - 【請求項2】 自動車の推力付与運転反転時に前記ピニ
オンギヤ(12、13、32、33)の軸方向端部の表
面が前記差動機構支持部(2、3、22、23)の表面
に押圧されるように、前記サイドギヤ及び前記ピニオン
ギヤがそれぞれはすば歯車によって形成されており、 前記ピニオンギヤ(12、13、32、33)の軸方向
端部の表面及び前記差動機構支持部(2、3、22、2
3)の表面の少なくとも1つには、表面間の摩擦を低減
する第2摩擦低減手段が設けられていることを特徴とす
る請求項1に記載の差動機構駆動部。 - 【請求項3】 前記第1摩擦低減手段が、該サイドギヤ
の中心側表面に設けられていることを特徴とする請求項
1に記載の差動機構駆動部。 - 【請求項4】 前記第2摩擦低減手段が、該ピニオンギ
ヤの軸方向端部の表面に設けられていることを特徴とす
る請求項2に記載の差動機構駆動部。 - 【請求項5】 前記中間部材が、摩擦低減層(34、3
5)を有する中間プレートであることを特徴とする請求
項1に記載の差動機構駆動部。
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DE4013202.1 | 1990-04-25 |
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---|---|
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-
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- 1991-04-25 JP JP3121872A patent/JP2694397B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-12-16 US US07/991,109 patent/US5342256A/en not_active Expired - Lifetime
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ITMI910688A0 (it) | 1991-03-14 |
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