JP2688393B2 - カラー画像記録方法 - Google Patents
カラー画像記録方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、副走査方向におけるイ
ンクドットの長さを変えて中間調を表現するカラー画像
記録方法の改良に関するものである。
ンクドットの長さを変えて中間調を表現するカラー画像
記録方法の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー画像記録方法としては、カラー熱
記録方法,カラーインクジェット記録方法,カラー電子
写真記録方法等が知られている。装置の小型化及びメン
テナンスの簡便性から、最近はカラー熱記録方法が着目
されている。このカラー熱記録方法には、感熱記録シー
トにカラー画像を直接に記録するカラー感熱記録と、イ
ンクフイルムのインクを記録紙に転写するカラー熱転写
記録とがある。このカラー熱転写記録には、溶融したイ
ンクを記録紙に転写する溶融型と、記録紙に転写される
インク量が熱エネルギーに応じて変化する昇華型とがあ
る。
記録方法,カラーインクジェット記録方法,カラー電子
写真記録方法等が知られている。装置の小型化及びメン
テナンスの簡便性から、最近はカラー熱記録方法が着目
されている。このカラー熱記録方法には、感熱記録シー
トにカラー画像を直接に記録するカラー感熱記録と、イ
ンクフイルムのインクを記録紙に転写するカラー熱転写
記録とがある。このカラー熱転写記録には、溶融したイ
ンクを記録紙に転写する溶融型と、記録紙に転写される
インク量が熱エネルギーに応じて変化する昇華型とがあ
る。
【0003】主走査方向に複数の記録素子を配列した記
録ヘッドを用い、四角形をした画素に、副走査方向にお
けるインクドットの長さを変えて階調を表現するカラー
画像記録方法が提案されている(例えば特願平2ー15
886号)。しかし、このカラー画像記録方法では、次
のような問題点がある。すなわち、インクドットは、主
走査方向に伸びた線となるため、色モアレが発生しやす
い。また、画素のサイズが極めて小さく(例えば125
×125μm)、かつ記録紙を副走査方向に移動しなが
ら記録するために、副走査方向において各色の画素が一
致せずに、僅かではあるがずれることが多い。この画素
の位置ずれ(レジずれ)が発生すると、カラー画像の色
調が変化して原画と異なった色になったり、色ムラが発
生したりする。
録ヘッドを用い、四角形をした画素に、副走査方向にお
けるインクドットの長さを変えて階調を表現するカラー
画像記録方法が提案されている(例えば特願平2ー15
886号)。しかし、このカラー画像記録方法では、次
のような問題点がある。すなわち、インクドットは、主
走査方向に伸びた線となるため、色モアレが発生しやす
い。また、画素のサイズが極めて小さく(例えば125
×125μm)、かつ記録紙を副走査方向に移動しなが
ら記録するために、副走査方向において各色の画素が一
致せずに、僅かではあるがずれることが多い。この画素
の位置ずれ(レジずれ)が発生すると、カラー画像の色
調が変化して原画と異なった色になったり、色ムラが発
生したりする。
【0004】この色モアレやレジずれに起因する色調変
化等をなくすために、本出願人は、目立ちやすいシアン
とマゼンタの間では、画素の副走査方向での長さを変え
るとともに、これらの色の記録では、主走査方向で隣合
う画素の間で、画素の副走査方向の長さの1/2だけ画
素の位置をずらすようにした記録方法を提案した(例え
ば特願平2ー163726号)。
化等をなくすために、本出願人は、目立ちやすいシアン
とマゼンタの間では、画素の副走査方向での長さを変え
るとともに、これらの色の記録では、主走査方向で隣合
う画素の間で、画素の副走査方向の長さの1/2だけ画
素の位置をずらすようにした記録方法を提案した(例え
ば特願平2ー163726号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たカラー画像記録方法では、レジずれが生じた場合に、
副走査方向に伸びた隣接する2つの列の間で、同じ色パ
ターンが周期的に発生するため、原画の内容によって
は、レジずれに起因する色調変化や色ムラがあまり改善
されず、画質が劣化してしまう。
たカラー画像記録方法では、レジずれが生じた場合に、
副走査方向に伸びた隣接する2つの列の間で、同じ色パ
ターンが周期的に発生するため、原画の内容によって
は、レジずれに起因する色調変化や色ムラがあまり改善
されず、画質が劣化してしまう。
【0006】本発明は、レジずれに起因する画質の劣化
を防止したカラー画像記録方法を提供することを目的と
するものである。
を防止したカラー画像記録方法を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、イエロー,シアン,マゼンタのうち2色
の画素は、副走査方向の長さを残りの1色の画素の2倍
にするとともに、各色とも主走査方向において隣合う画
素の間では、画素の副走査方向の長さの1/2だけ画素
位置を副走査方向にずらしたものである。
に、本発明は、イエロー,シアン,マゼンタのうち2色
の画素は、副走査方向の長さを残りの1色の画素の2倍
にするとともに、各色とも主走査方向において隣合う画
素の間では、画素の副走査方向の長さの1/2だけ画素
位置を副走査方向にずらしたものである。
【0008】
【実施例】図1は、溶融型熱転写記録の記録状態を示す
ものである。(A)に示すように、サーマルヘッド10
は、複数の発熱素子10a,10b,10c・・が主走
査方向に一列に配置されている。各発熱素子は、主走査
方向の長さがLであり、副走査方向の長さがDの細長な
矩形をしている。主走査方向の長さLとしては例えば1
25μmであり、副走査方向の長さDとしては例えば3
0μmである。
ものである。(A)に示すように、サーマルヘッド10
は、複数の発熱素子10a,10b,10c・・が主走
査方向に一列に配置されている。各発熱素子は、主走査
方向の長さがLであり、副走査方向の長さがDの細長な
矩形をしている。主走査方向の長さLとしては例えば1
25μmであり、副走査方向の長さDとしては例えば3
0μmである。
【0009】図4に示すように、記録紙12とインクフ
イルム13とは密着した状態で、サーマルヘッド10に
対して副走査方向に相対移動する。サーマルヘッド10
は、インクフイルム13の背後を加熱し、溶融又は軟化
したインクを記録紙12に転写する。このインクは、仮
想的に表した画素内に付着し、インクドットを形成す
る。
イルム13とは密着した状態で、サーマルヘッド10に
対して副走査方向に相対移動する。サーマルヘッド10
は、インクフイルム13の背後を加熱し、溶融又は軟化
したインクを記録紙12に転写する。このインクは、仮
想的に表した画素内に付着し、インクドットを形成す
る。
【0010】図1の(B)に示すように、点線で囲んだ
マゼンタの画素15は、一辺がLの正方形をしている。
主走査方向の長さLは、発熱素子の主走査方向の長さに
対応しており、副走査方向の長さは発熱素子の通電状態
によって決まる。主走査方向で隣接する画素は、モアレ
や平行線が発生しないように、記録位置が副走査方向で
L/2だけずれている。各画素15には、ハッチングで
示すように、面積率が50%のインクドット16が記録
されている。
マゼンタの画素15は、一辺がLの正方形をしている。
主走査方向の長さLは、発熱素子の主走査方向の長さに
対応しており、副走査方向の長さは発熱素子の通電状態
によって決まる。主走査方向で隣接する画素は、モアレ
や平行線が発生しないように、記録位置が副走査方向で
L/2だけずれている。各画素15には、ハッチングで
示すように、面積率が50%のインクドット16が記録
されている。
【0011】図1の(C),(D)は、シアンとイエロ
ーの画素をそれぞれ示すものである。シアンの画素17
及びマゼンタの画素18は、主走査方向の長さがLであ
り、副走査方向の長さが2Lである。これらの色に対し
ても、主走査方向で隣合う画素の間では、画素の1/2
ビッチのずらしが行われている。なお、符号19,20
は、シアンインクドットとイエローインクドットとを表
す。
ーの画素をそれぞれ示すものである。シアンの画素17
及びマゼンタの画素18は、主走査方向の長さがLであ
り、副走査方向の長さが2Lである。これらの色に対し
ても、主走査方向で隣合う画素の間では、画素の1/2
ビッチのずらしが行われている。なお、符号19,20
は、シアンインクドットとイエローインクドットとを表
す。
【0012】Lが125μmの場合に、マゼンタ(M)
の画素密度は主走査方向及び副走査方向とも8ドット/
mmである。他方、シアン(C)とイエロー(Y)の画
素密度は、主走査方向が8ドット/mmであり、副走査
方向が4ドット/mmである。したがって、副走査方向
の画素密度は、シアンとイエローがマゼンタの1/2で
ある。
の画素密度は主走査方向及び副走査方向とも8ドット/
mmである。他方、シアン(C)とイエロー(Y)の画
素密度は、主走査方向が8ドット/mmであり、副走査
方向が4ドット/mmである。したがって、副走査方向
の画素密度は、シアンとイエローがマゼンタの1/2で
ある。
【0013】一方、階調数は副走査方向の画素の長さが
長いほど多くできるので、マゼンタの階調数はイエロー
とシアンの1/2以下となる。階調数を少なくしたとき
に、画質の影響が最も小さいのはイエローであり、32
階調程度あれば、写真画像のような中間調画像を表現す
ることができる。したがって、請求項2に記載した方法
が最もよい。
長いほど多くできるので、マゼンタの階調数はイエロー
とシアンの1/2以下となる。階調数を少なくしたとき
に、画質の影響が最も小さいのはイエローであり、32
階調程度あれば、写真画像のような中間調画像を表現す
ることができる。したがって、請求項2に記載した方法
が最もよい。
【0014】図2は、面積率が50%のグレイを記録し
た状態を示すものであり、これは図1に示す各色の画素
を重ねたものである。副走査方向に伸びた任意の第1列
では、黒(K),緑(G),マゼンタ(M),白(W)
の色パターンが周期的に発生する。これに隣合う第2列
では、白(W),マゼンタ(M),緑(G),黒(K)
の色パターンが発生する。この隣合う2列は、色パター
ンの配列順が逆であり、かつ隣合う色は補色の関係にな
っている。
た状態を示すものであり、これは図1に示す各色の画素
を重ねたものである。副走査方向に伸びた任意の第1列
では、黒(K),緑(G),マゼンタ(M),白(W)
の色パターンが周期的に発生する。これに隣合う第2列
では、白(W),マゼンタ(M),緑(G),黒(K)
の色パターンが発生する。この隣合う2列は、色パター
ンの配列順が逆であり、かつ隣合う色は補色の関係にな
っている。
【0015】図3の(A)は、イエローにレジずれが発
生し、画素が1/4ピッチだけ上にずれた状態を示すも
のである。この状態では、第1列にY,K,G,C,
M,Wの色パターンが現れ、そして第2列にB,W,
M,R,G,Kの色パターンが現れる。この2つの色パ
ターンも、補色の関係が保たれている。例えば、第1行
においては、第1列のKが減ってYが現れ、第2列のW
が減ってBが現れる。このYとBは補色関係にあるか
ら、マクロ的に見ればこれらはグレイになる。他の行の
色も同様である。
生し、画素が1/4ピッチだけ上にずれた状態を示すも
のである。この状態では、第1列にY,K,G,C,
M,Wの色パターンが現れ、そして第2列にB,W,
M,R,G,Kの色パターンが現れる。この2つの色パ
ターンも、補色の関係が保たれている。例えば、第1行
においては、第1列のKが減ってYが現れ、第2列のW
が減ってBが現れる。このYとBは補色関係にあるか
ら、マクロ的に見ればこれらはグレイになる。他の行の
色も同様である。
【0016】このように、イエローにレジずれが発生す
ると、ミクロ的には色が変化する。しかし、人間の目
は、微小な個々のインクドットを識別するのではなく、
複数のインクドットの集まりから色を識別している。し
たがって、ミクロ的には色が変化しているが、補色関係
を保って変化するから、全体としては色調が変化せず、
また色ムラも目だたない。
ると、ミクロ的には色が変化する。しかし、人間の目
は、微小な個々のインクドットを識別するのではなく、
複数のインクドットの集まりから色を識別している。し
たがって、ミクロ的には色が変化しているが、補色関係
を保って変化するから、全体としては色調が変化せず、
また色ムラも目だたない。
【0017】図3の(B)は、シアンが画素の1/2ビ
ッチだけ下にずれた状態を示すものである。このシアン
のレジずれが発生すると、色パターンが変化するが、や
はり補色関係を保っているから、全体として色調が変化
しない。(C)は、マゼンタが1/2ビッチ,イエロー
が1/4ピッチだけ上にずれた状態を示す。このレジず
れが発生しても、やはり色調が変化しない。
ッチだけ下にずれた状態を示すものである。このシアン
のレジずれが発生すると、色パターンが変化するが、や
はり補色関係を保っているから、全体として色調が変化
しない。(C)は、マゼンタが1/2ビッチ,イエロー
が1/4ピッチだけ上にずれた状態を示す。このレジず
れが発生しても、やはり色調が変化しない。
【0018】図4は、本発明を実施する溶融型熱転写記
録装置を示すものである。緑色の画像データは、ルック
アップテーブルメモリ25でマゼンタの印画データに変
換される。このルックアップテーブルメモリ25は、主
走査方向で隣合う画素の間では、1/2ピッチだけ遅延
した印画データを出力する。また、この印画データは、
インクドットの長さをD〜Lの範囲で変化させるような
信号形態となっている。この印画データは、セレクタS
W2の接点aを介してサーマルヘッド10に送られる。
録装置を示すものである。緑色の画像データは、ルック
アップテーブルメモリ25でマゼンタの印画データに変
換される。このルックアップテーブルメモリ25は、主
走査方向で隣合う画素の間では、1/2ピッチだけ遅延
した印画データを出力する。また、この印画データは、
インクドットの長さをD〜Lの範囲で変化させるような
信号形態となっている。この印画データは、セレクタS
W2の接点aを介してサーマルヘッド10に送られる。
【0019】赤色の画像データと青色の画像データは、
セレクタSW1によって選択的に取り出され、ルックア
ップテーブルメモリ26に送られる。このルックアップ
テーブルメモリ26は、主走査方向で隣合う画素の間で
は、1/2ピッチだけ遅延した印画データを出力する。
また、この印画データは、インクドットの長さをD〜2
Lの範囲で変化させるような信号形態となっている。セ
レクタSW2は、2個のルックアップテーブルメモリ2
5,26のいずれか一方に接続され、印画データをサー
マヘッド10に送る。
セレクタSW1によって選択的に取り出され、ルックア
ップテーブルメモリ26に送られる。このルックアップ
テーブルメモリ26は、主走査方向で隣合う画素の間で
は、1/2ピッチだけ遅延した印画データを出力する。
また、この印画データは、インクドットの長さをD〜2
Lの範囲で変化させるような信号形態となっている。セ
レクタSW2は、2個のルックアップテーブルメモリ2
5,26のいずれか一方に接続され、印画データをサー
マヘッド10に送る。
【0020】前記サーマルヘッド10は、発熱素子のア
レイがプラテンドラム27の軸方向に伸びた状態で配置
されている。このプラテンドラム27の外周には、記録
紙12が装着されており、一定ビッチずつ矢線で示す副
走査方向に回転する。また、記録紙12とサーマルヘッ
ド10の間には、インクフイルム13が配置されてお
り、ガイドローラ28,29にガイドされながら、記録
紙12と一緒に副走査方向に移動する。このインクフイ
ルム13には、周知のように、シアン,マゼンタ,イエ
ローのインクエリアが一定ピッチで形成されている。
レイがプラテンドラム27の軸方向に伸びた状態で配置
されている。このプラテンドラム27の外周には、記録
紙12が装着されており、一定ビッチずつ矢線で示す副
走査方向に回転する。また、記録紙12とサーマルヘッ
ド10の間には、インクフイルム13が配置されてお
り、ガイドローラ28,29にガイドされながら、記録
紙12と一緒に副走査方向に移動する。このインクフイ
ルム13には、周知のように、シアン,マゼンタ,イエ
ローのインクエリアが一定ピッチで形成されている。
【0021】図5は記録手順を示すものである。記録時
には、プラテンドラム27が記録紙12を保持したま
ま、矢線で示す副走査方向に回転する。これとともに、
インクフイルム13が矢線方向に給送され、マゼンタイ
ンクエリアの始端がサーマルヘッド10の下にセットさ
れる。緑色画像データは、ルックアップテーブルメモリ
26でマゼンタの印画データに変換され、セレクタSW
2の接点bを介してサーマルヘッド10に送られる。こ
のサーマルヘッド10は、印画データに応じて駆動さ
れ、インクフイルム13を背後から加熱・加圧して、溶
融したインクを記録紙12に転写する。これにより、図
1(C)に示すように、副走査方向の長さが記録濃度に
応じて変化するとともに、主走査方向でジクザク状とな
ったインクドットを画素17内に記録する。プラテンド
ラム27の回転に伴って、マゼンタ画像が1ラインずつ
記録紙12に記録される。
には、プラテンドラム27が記録紙12を保持したま
ま、矢線で示す副走査方向に回転する。これとともに、
インクフイルム13が矢線方向に給送され、マゼンタイ
ンクエリアの始端がサーマルヘッド10の下にセットさ
れる。緑色画像データは、ルックアップテーブルメモリ
26でマゼンタの印画データに変換され、セレクタSW
2の接点bを介してサーマルヘッド10に送られる。こ
のサーマルヘッド10は、印画データに応じて駆動さ
れ、インクフイルム13を背後から加熱・加圧して、溶
融したインクを記録紙12に転写する。これにより、図
1(C)に示すように、副走査方向の長さが記録濃度に
応じて変化するとともに、主走査方向でジクザク状とな
ったインクドットを画素17内に記録する。プラテンド
ラム27の回転に伴って、マゼンタ画像が1ラインずつ
記録紙12に記録される。
【0022】プラテンドラム27が一回転すると、記録
紙12の始端が記録開始位置へ戻り、またインクフイル
ム13はシアンインクエリアがセットされる。赤色画像
データは、セレクタSW1の接点aを介してルックアッ
プテーブルメモリ26でシアンの印画データに変換され
る。この印画データは、セレクタSW2の接点bを介し
てサーマルヘッド10に送られ、図1(B)に示すよう
に、シアン画像が1ラインずつ記録される。
紙12の始端が記録開始位置へ戻り、またインクフイル
ム13はシアンインクエリアがセットされる。赤色画像
データは、セレクタSW1の接点aを介してルックアッ
プテーブルメモリ26でシアンの印画データに変換され
る。この印画データは、セレクタSW2の接点bを介し
てサーマルヘッド10に送られ、図1(B)に示すよう
に、シアン画像が1ラインずつ記録される。
【0023】イエロー画像の記録では、セレクタSW1
が接点bに接続され、青色画像データがルックアップテ
ーブルメモリ26でイエローの印画データに変換され
る。このイエローの印画データは、セレクタSW2の接
点bを介してサーマルヘッド10に供給され、イエロー
画像が1ラインずつ記録紙12に記録される。なお、こ
のイエロー画像の記録では、イエローインクエリアがサ
ーマルヘッド10にセットされる。
が接点bに接続され、青色画像データがルックアップテ
ーブルメモリ26でイエローの印画データに変換され
る。このイエローの印画データは、セレクタSW2の接
点bを介してサーマルヘッド10に供給され、イエロー
画像が1ラインずつ記録紙12に記録される。なお、こ
のイエロー画像の記録では、イエローインクエリアがサ
ーマルヘッド10にセットされる。
【0024】以上の説明から明らかなように、主走査方
向は発熱素子の配列方向であり、副走査方向はこれに直
交する方向である。また、本発明は、二次元に相対移動
するシリアルプリンタに対しても適用することができる
ものであり、このシリアルプリンタではサーマルヘッド
が副走査方向に移動し、記録紙が主走査方向に移動す
る。また、インクフイルムにブラックインクエリアを設
けて4色でカラー画像を記録してもよい。
向は発熱素子の配列方向であり、副走査方向はこれに直
交する方向である。また、本発明は、二次元に相対移動
するシリアルプリンタに対しても適用することができる
ものであり、このシリアルプリンタではサーマルヘッド
が副走査方向に移動し、記録紙が主走査方向に移動す
る。また、インクフイルムにブラックインクエリアを設
けて4色でカラー画像を記録してもよい。
【0025】前記実施例は、溶融型熱転写記録である
が、本発明は、昇華型熱転写記録,感熱記録,インクジ
ェット記録,電子写真記録等に対しても利用することが
できるものである。
が、本発明は、昇華型熱転写記録,感熱記録,インクジ
ェット記録,電子写真記録等に対しても利用することが
できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、3原色とも主走査方向で画素が整列しないように
ほぼ1/2ビッチだけ副走査方向にずらすとともに、3
原色のうちの1色については副走査方向での画素密度を
1/2にしたから、レジずれが発生しても隣合う2列の
色パターンは補色関係を保たれている。したがって、本
発明では、全体的にみれば色調が変化せず、また色ムラ
も目立たないため、レジずれにより画質が劣化するのを
防止することができる。
れば、3原色とも主走査方向で画素が整列しないように
ほぼ1/2ビッチだけ副走査方向にずらすとともに、3
原色のうちの1色については副走査方向での画素密度を
1/2にしたから、レジずれが発生しても隣合う2列の
色パターンは補色関係を保たれている。したがって、本
発明では、全体的にみれば色調が変化せず、また色ムラ
も目立たないため、レジずれにより画質が劣化するのを
防止することができる。
【図1】イエロー,マゼンタ,シアンの各画素の記録状
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
【図2】面積率が50%のグレイを記録したときの色パ
ターンを示す説明図である。
ターンを示す説明図である。
【図3】レジずれが発生した時の色パターンをそれそれ
示す説明図である。
示す説明図である。
【図4】本発明を実施する溶融型熱転写記録装置を示す
概略図である。
概略図である。
【図5】熱記録の手順を示すフローチャートである。
10 サーマルヘッド 10a,10b・・ 発熱素子 12 記録紙 13 インクフイルム 15,17,18 画素 16,19,20 インクドット
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の記録素子を主走査方向に配列した
記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
カラー画像記録方法において、 前記イエロー及びシアンの画素は、副走査方向の長さを
マゼンタの画素の2倍にするとともに、全ての色の画素
に対して、主走査方向において隣合う画素の間では、画
素の副走査方向の長さの1/2だけ副走査方向の同じ向
きにずらしたことを特徴とするカラー画像記録方法。 - 【請求項2】 複数の記録素子を主走査方向に配列した
記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
カラー画像記録方法において、 前記シアン及びマゼンタの画素は、副走査方向の長さを
イエローの画素の2倍にするとともに、全ての色の画素
に対して、主走査方向において隣合う画素の間では、画
素の副走査方向の長さの1/2だけ副走査方向の同じ向
きにずらしたことを特徴とするカラー画像記録方法。 - 【請求項3】 複数の記録素子を主走査方向に配列した
記録ヘッドを用い、画素内に記録されるインクドットの
副走査方向における長さを濃度に応じて変化させるとと
もに、少なくともイエロー,マゼンタ,シアンの3種類
のインクドットによって記録紙にカラー画像を記録する
カラー画像記録方法において、 前記イエロー及びマゼンタの画素は、副走査方向の長さ
をシアンの画素の2倍にするとともに、全ての色の画素
に対して、主走査方向において隣合う画素の間では、画
素の副走査方向の長さの1/2だけ副走査方向の同じ向
きにずらしたことを特徴とするカラー画像記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32052191A JP2688393B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | カラー画像記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32052191A JP2688393B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | カラー画像記録方法 |
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